JP5327286B2 - 多機能性モニュメント構造体の設置構造 - Google Patents

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Description

本発明は庭園や遊園地等に立設される太陽電池パネルを装着したモニュメント構造体の設置構造に関し、該構造体の少なくとも一部にはデザインに供する太陽電池パネル叉は該太陽電池パネルと風力発電装置との組み合わせからなる一体構造を備え、昼間での受光発電を直接叉は蓄電により利用し、蓄電手段により夜間においても照明機能を維持でき、かつ 意匠デザイン性の向上、及び光反射防止等の機能を備えてなる多機能性モニュメント構造体並びにその設置構造に関する。
庭園や遊園地等には景観シンボル或いは記念碑的なモチーフの他、種々のデザインからなるモニュメント立像が設置されている。モニュメント立像としては、外観上も建築アートの訴求と共に、美術品或いは工芸品としても設置場所の環境にマッチした違和感のないものであることが要求される。
そして、近年では太陽光発電は地球環境保全の立場からも排気ガス、放射線等の公害を発生することのないクリ−ンなエネルギ−源として注目され、多種多様の太陽電池が開発され、かつ量産化による価格低減も進んで幅広い用途開発がなされ政府の住宅に関する環境政策も相俟ってビル等の建造物にも多用されるようになってきた。このように太陽光発電の普及や促進が図られるのに伴って、その自然エネルギーの多面的な利用が図られつつあり、遊園地等でのモニュメントにも啓蒙的な視点から太陽光発電パネルが社会的潮流に伍し注目されるが、そこでは太陽光利用の発電と併せ景観環境への配慮の他、そのデザインには、記念すべきモチーフにマッチした意匠性やデザイン性が求められる。
従来の技術では、太陽電池は平面的な利用に止まり、建築物のコーナー部に曲面で設置したり、太陽電池パネルを立体的に構成し、太陽電池パネルそのものをモニュメント構造体としてデザインすることが困難であつた。また、空間デザインに供する為の構造に対し、別途太陽電池パネルを取り付ける構造であった場合は、デザインの違和感を排除できない。また、構造体に埋め込む構造では、太陽電池パネルの埋め込みに適したデザインでなければならずデザインに制約が発生してしまう。さらに、建築物の装飾に関連する利用においては、単純に壁面設置を行うか、或いは他の機能の一部として太陽電池パネルを組み込むしかなかった。そのため、建築物の外部支柱や、壁面の角を丸く覆う装飾等については、従来大理石やアクリル樹脂による装飾に止まり、起電面としての利用は考えられていなかった。太陽電池を用いたモニュメント構造体では、太陽電池パネルは電源を補う発電装置として利用れていた。そのため、デザインにそぐわない形で太陽電池バネルを取り付けるなど、デザイン性に問題があった。
特開平6−173502には、公園等に設けられているモニュメントに関し、該モニュメントに取り付けられるコンクリート製の装飾板の構造について開示されている。該文献1では、設置した構造に取り付けられた美術品、工芸品を記念碑としてのデザインにマッチさせる為、デザイン部分を交換可能にすることに主眼をおき、全体的デザインの一部としての主電源或いは補助電源としての太陽電池の配置や構造は考慮されておらず、景観全体の空間デザインとしての違和感はなお解決されていない。 実開平6−16643には、電飾景観を有するモニュメント構造物であって、構造物の表面に星座の星の輝きと位置を、人間、動物はその動きを再現すると共に、音楽、音聲を発することができるように構成された維持、管理の容易な電飾景観を有するモニュメント構造物について開示されている。該文献2では、夜間の景観デザインに特化し、構造物の側面を観察する考え方となっている。箱状のモニュメントの天板に太陽電池パネルを設置する構造であり、太陽電池の設置に対する自由度が担保されていないので、太陽電池の設置に関するデザインの解決にはなっていない。 特開2001−49903には、気象条件に左右されず墓石や墓碑、記念碑等を照明や音声で飾ることができる屋外崇拝飾り装置について開示されている。該文献3記載の装置は、照射部と制御部の二つの構造によりなっており、制御部に太陽電池パネルを設置する構成となっている。この構造では、デザインが限定され、太陽電池の設置構造ヲデザインの一部とする課題を解決できない。 特開平8−138422には、風車発電機と太陽光発電機とを組み合わせて太陽電池を風車発電機の上部に配置すると共に、モニュメントを構成する支持塔の上部に配置し、発電機からの起電力をバッテリーに充電し、夜間等にランプを点灯させる街灯装置が提案されている。該文献4では、太陽電池パネルの形状に関するや設置に関する概念について言及されておらず、単に太陽光発電としているに過ぎない。図1に示された太陽電池パネルも湾曲構造を推察できるものの、やはり傘のように上部設置を想定しており、デザイン素材の一部として太陽電池パネルを用いているとはいえない。 特開2010−192143には、太陽電池パネルを備えた石灯籠本体と、その内部に前記太陽電池パネルから取り込んだ電力を蓄える蓄電池を設け、それを利用した光源として高度の高いLED照明灯を設けた照明用石灯籠が開示されている。該文献5は、石灯籠に太陽電池パネルとLED光源を備えた構成であるが、太陽電池パネルは天面に設置されることになっており、デザインの一部としては太陽電池パネルは考慮されておらず、やはり太陽電池のデザイン取り組みの課題は解決されておらず示唆もない。 特開2005−232709には、複数種のブロックを組み合わせて構成される建築構造壁等のブロック構造体が開示されている。該文献6には、ブロック構造体による空間デザインを主眼とし構造体を構成するブロックの形状とその性質によりデザインが限定される。ブロックに太陽電池を組み込むことも想定されているがブロックの組み合わせを超えたデザインや他の構造体や発電手段との組み合わせは不可能であり、デザインの自由度の高い太陽電池パネルによるモニュメント構造体を提供するに至っていない。 特開2004−151496には、太陽電池パネルを含む半透光性を有するガラス窓と、該ガラス窓に内部から映像を投影する投影機を有し、建物のデザインや設計の自由度を損ねることなく、ガラス窓を利用して映像を表示する映像表示装置及び映像表示方法が開示されている。該文献7は、デザイン部分を映像の投影に依存しており、何がしかの建造物の存在が前提となっており、太陽電池を用いたデザインは考慮されていない。従って太陽電池パネル自体を用いることによるモニュメント構造にはなりえない。上記の通り従来技術では、太陽電池は平面的な利用に止まり建築物のコーナー部に曲面で設置したり、太陽電池パネルを立体的に構成し太陽電池そのものをモニュメント像等としてデザインや設計することが困難であった。特許文献1や特許文献4にみられるように、空間デザインに供する為の構造に対し別途太陽電池を取り付ける構造であった場合は、デザインの違和感を排除できない。また特許文献2や特許文献5のように構造体に埋め込む構造では、太陽電池の埋め込みに適したデザインでなければならず、デザインに制約が発生してしまう。さらに建築物の装飾に関連する利用においては、単純に壁面設置を行うか、特許文献7のように他の機能の一部として太陽電池パネルを組み込むしかなかった。その為建築物の外部支柱や壁面の角を丸く覆う装飾などについては、従来、大理石やアクリル樹脂による装飾に止まり、起電用としての利用は考えられていなかった。
庭園や遊園地等に立設し、建築物としての景観に調和した美観、環境への関心を喚起し、かつ設置場所での記念として、またはイベントや長期的設置を想定するモニュメント構造体として設置し、外観視認上の意匠デザイン性の向上による美観、或いは光反射防止、塵埃汚れ流し易さ等の設置環境への関心を喚起するモニュメント立設構造体を目的とし、さらに発光或いは動きのモニュメントとして設置するとき、太陽電池の発電による電力を直接或いは蓄電により利用し、外部電流の利用を不要または限定的な利用にと止めることにより、環境への負荷を軽減し、エコロジーに供与することを目的とする。
本発明では、薄膜型叉は結晶型の太陽電池パネルを用いて、モニュメント構造体のデザインに供する円柱形叉は四角柱、四角錐、三角錐等の多角形の立体を構成し、発光体或いは動作部位の動力、噴水のポンプ等に太陽電池パネルより発電した電力を直接または蓄電池を経由して供給する。
本発明では、フィルム状の薄膜型太陽電池を曲面加工した光を透過する樹脂の内面に接着し、太陽電池保護の為、透明のバックシートを貼り付けた曲面の受光面を持つ太陽電池パネルを用いて、曲面或いは多面体を構成することで、立体的な構造を持つ太陽電池パネルの集合体を形成する。これによって、太陽電池パネルそのものがモニュメントを構成する素材となり得ることとなる。したがって、平面太陽電池・曲面太陽電池を組み合わせることにより、少なくとも該モニュメント構造体の一部構成素材としてはもとよりのこと、太陽電池パネルのみによるモニュメント構造体を構築することが可能となる。さらに、曲面太陽電池パネルを稼動する構造に利用することによって、風力の利用を併せ持つ構造も製作可能となる。
本発明でのモニュメント構造体において、薄膜型及び/叉は結晶型の太陽電池パネルを用いて、該モニュメント構造体のデザインに供する円柱形または四角柱、四角錐、三角錐等の多角形の立体を構成するとき、その表面処理においては前記のごとき形態による適否がみられるが、カバーガラスの表面処理は平滑面がより好ましく、出願人が提案の先行特許第3286577号公報、特許第3482370号公報及び特許第3049238号公報に記載のセラミック・インキを用いて、スクリーン印刷法により凸状膨隆部が形成された透光性基板の太陽電池モジュールを使用することが望ましい。
その中でも、特許第3049238号公報に記載の太陽電池モジュールは、凸部の片側周面に着色セラミックス・インキを用いて表面彩色層が層着され、他方の片側周面の露出部分に光透過性を残存せしめた構成からなるもので、例えば、光透過性を有する非印刷部と彩色層の印刷部を上下に配設しておくことにより、上方からの受光による発電及び下方から見上げた場合は、色彩豊かなファツション性を併せ持った太陽電池パネルを少なくとも一部の構成部分としたモニュメント構造体を提供しようとするものである。
また、該特許第3049238号公報記載の太陽電池モジュールでは、セラミックス・インキを用いてスクリーン印刷法により所望設定の略均整かつ規則的に形成せしめた凸状膨隆部での凸部の少なくとも片面に表面彩色層を設けた透光性基板の構成であって、太陽電池モジュールの表面カバーガラスの彩色効果と併せて、直接反射光を抑制するように働き、太陽光の入射に対する乱反射による太陽電池セルへの受光効率の低下防止の効果が期待でき、太陽電池パネルの直接反射の抑制が期待できる構成である。
上記のように、本発明に係るモニュメント構造体の設置構造において、表面カバーガラスの凸状膨隆部の半面に色彩印刷を施した構成では、本発明におけるモニュメント立像設置の場合、観察者が地上より見上げる形になった場合には、色彩面を強調して見せることができる効果を奏する。また、雨水、塵埃等を除去し易い為、長期間の屋外暴露でも發電効率が低下せずコスト低減が図れる。このように、本発明において特許第3049238号公報記載の太陽電池モジュールでのカバーガラスに着色セラミックス・インキを用いて、表面彩色層を層着の場合、光の反射防止、並びに所望により環境景観に調和する文字、絵模様等の色彩装飾表示を希求の場合には、該太陽電池パネルを少なくとも一部に一体構造として装着した構成部分をカラフルに見せ、この装飾表示により、太陽電池パネルの本来の発電と併せ、環境を明るくしディスプレイ効果を奏するように働く。
このように、本発明のモニュメント構造体では、好適には平滑面を備えたカバーガラスの表面に、セラミックス印刷の凸状膨隆部を形成した構成とし、長期間の屋外暴露の条件による汚れ堆積等も流れ易く防汚性に作用する。また、光の反射防止、並びに環境景観に調和する文字、絵模様等の色彩装飾表示で太陽電池をカラフルに見せ、この広告装飾デザイン表示により太陽電池パネルによる本来の発電と併せ、モニュメント立像の設置された環境や雰囲気を明るくしディスプレイ効果を付加でき、特長を備えたモニュメント立像として設置場所での個性豊かな景観をもたらすように働く。
本発明によれば、庭園等に立設されるモニュメント構造体のデザイン構成材料として、平面太陽電池パネル及び/叉は曲面太陽電池パネルの単体或いは複数、並びに風力発電装置部を組み合わせて構成素材の少なくとも一部叉は全部からなるモニュメント構造体を構築することができる。また、該太陽電池パネル叉は該太陽電池パネルと風力発電装置を組み合わせて装着し、モニュメント構造体の製作でのデザインの自由度を高めることができ、景観やモチーフに適した意匠性を向上せしめたモニュメント構造体をえることができる。さらに、該構造体の設置では、自然エネルギー啓蒙の潮流に伍すと共に、太陽電池パネルと接続された蓄電池部並びに照明部等の付属装置を取り付け、昼間での受光発電を直接叉は蓄電により利用し、夜間には照明とし発電した電気を有効に活用でき、夜間でもその機能維持すると共に、環境への負荷軽減を図ることができる。
さらに、太陽電池パネルを利用或いは組み合わせた該構造体はデザインの自由度が高い為、太陽電池以外の自然エネルギー利用機器との組み合わせが行い易くなり、多くの人々の視線か集まる広場や遊園地等に立設されるシンボル像として、設置環境での反射防止、塵埃汚れの流し易さ等の環境に対する啓蒙により大きく貢献することができるよう働く多機能性モニュメント構造体がえられる。
本発明の実施の形態について、図面に基づき以下に具体的に説明する。
図1は、本発明に係るモニュメント構造体の一例として曲面太陽電池パネルによる円柱構造の集合モニュメント2を示す斜視図である。図中、2は円柱形状のモニュメント構造体の集合モニュメントの一例で、上方に延びるいずれも円柱形状の該構造体を組み合わせ立設されている。1は噴水である。図2は、太陽電池パネルによる三角柱構造の集合モニュメント3を示す斜視図である。図3は、四角柱構造の該構造体を組み合わせ立設されている集合モニュメント4を示す斜視図である。
図4は、本発明による曲面構造を有する薄膜太陽電池による太陽電池パネルの模式図である。曲面構造に加工したガラス叉はアクリル樹脂による透明板5に薄膜型太陽電池6を接着し、さらに太陽電池保護膜7を接着してなる3層構造を形成することで、曲面構造を有する太陽電池パネルを製作することができる。曲面構造に加工したガラスまたはアクリル樹脂による透明板5は型成形による加工を行うことにより、薄膜型太陽電池6の接着が可能な範囲において波形、屈曲の形態を自由に製作することができる。薄膜型太陽電池6の接着が可能な範囲は、使用する薄膜型太陽電池6の基材となる薄膜の種類、厚み及び蒸着厚みの状況に変化する。
図5は、曲面太陽電池パネルを用い、風力発電を行うモニュメント構造体の概要図である。公園等にモニュメントとして設置される風力発電機や風車に用いられることの多い垂直軸型のジャイロミル方式を模した一例の斜視図である。また、図9は従来の風力発電と太陽光発電を組み合わせたハイブリッド型発電装置の模式図である。図5に示すように、上記の曲面構造を有する太陽電池パネルを用いて受風部であるブレードの構造体11により風車を製作し、支持体9にアーム8により接続する。支持体9は発電装置を内蔵する基底部10に取り付けられ、支持体9を回転軸とした発電装置を接続することによって風力発電装置ができる。このように太陽電池パネルの形状に自由度を持たせることにより太陽電池の設置方法に制限がない構造が可能となり、従来困難であった風車のブレード自体を太陽電池パネルで製作することができる。これにより、図9のような風力発電装置の構造に太陽電池を後付けした構造にする必要がない.したがって、太陽光発電と風力発電を、無理のないデザインで自然な形でモニュメント構造体を製作することができる為、環境保全への啓蒙、或いは太陽電池の設置困難な場所への無駄のない設置が可能となる。
図6は、直線と曲面を組み合わせた太陽電池パネルによる構造体の概略図である。モニュメント構造体のデザインによって、曲面ばかりでなく直線や平面で構成された構造も有り得る。この場合、発電の効率を考慮し平面部分に結晶型太陽電池を組み合わせてもよい。
図7は、発電機能を有するモニュメント構造体にライトを組み合わせた概要図である。本発明によって製作されたモニュメント構造体によって発電された電力は、直接或いは蓄電池を経由した電力線によって外部に提供される。図7は接続先としてライト15を組み合わせた場合の一実施例である。組み合わせるものとしては、公園等の場合は噴水のポンプがある。また、動作を見せるデザイン構造物の動力モーター等用途に応じた構成が可能である。また、外部電源との併用により節電機器としての利用も可能である。
図8は、円柱の支柱を有する構造物の概要図である。ビル等の建物では、建物の目的やデザインにより、円柱の支柱や曲面の外壁を有する場合がある。このような建造物の円柱等の曲面に、図4に示すような曲面の太陽電池バネルを使用することにより、従来困難であった曲面に対する太陽光発電の壁面利用が可能となる。また、薄膜型太陽電池は近年、色彩を有する製品が開発されているので、これらを利用することにより建物の景観を損なうことなく、太陽電池パネルを壁面に設置することができる。
図10は、建造物の角部に曲面太陽電池パネルを装着した建造物の概要図である。上述のとおりビル等の建物では、建物の目的やデザインにより、円形状の支柱や曲面の外壁を有する場合がある。図10に示すように建造物の外壁の角部に、22に示すような曲面の太陽電池パネルを使用することにより、従来困難であった角部に対する太陽光發電の壁面利用が可能となる。また、薄膜太陽電池は、近年色彩を有する製品が開発されているので、これらを利用することにより建物の景観を損なうことなく太陽電池パネルを壁面に設置することができる。
図11は、セラミックス印刷による凸状膨隆部を有する両面受光型太陽電池パネルの長手方向の一端面に光源を配設した太陽電池パネルの模式図である。図中、23はカバーガラス、24はセラミックス印刷凸状膨隆部、25は導電性電極層基体、26は絶縁保護層、27は裏面被覆材、28は透明性基板、29はフレーム、30は光源、31は光源への電力供給導線、32は発電電力取り出しリード線であり、2枚の片面受光型太陽電池パネルの受光面を外側にして透明性基板を介して合わせ、長手方向の一端面に光源を配設した構造であって、本発明のモニュメント構造体において、適宜所望の光源点灯の一体構造として配置することができる。また、図13は、前記図11の両面受光型太陽の一端面に光源を配設した太陽電池パネルにおいて、例えばモニュメント立像の設置場所での景観条令等による着色装飾、模様等の規制によっては、前記セラミックス印刷による凸状膨隆部を有する着色両面受光型太陽パネルに代えて、該セラミックス印刷による凸状膨隆部の表面加工を施さない構成とすることができる。
図12は、セラミックス印刷膨隆部を有する太陽電池パネルの立体接合の模式図である。図中、23はカバーガラス、24はセラミックス印刷膨隆部、25は導電性電極層基体、26は絶縁保護層、27は裏面被覆材、28は透明性基板、29はフレーム、30は太陽電池パネルの接合金具であって、本発明のモニュメント構造体で、必要により角部構造の別途形成手段としても適宜採択可能である。また、図14は、上記図11と図13との関連と径庭なく、モニュメント構造体の設置場所の景観条令等によっては、該セラミックス印刷凸状膨隆部を有する着色両面受光型太陽パネルに代えて、該セラミックス印刷による凸状膨隆部を形成せず、表面加工を施さない構成とすることができる。
図15は、本発明におけるモニュメント構造体で、太陽電池パネルと、蓄電池・照明等の制御附帯装置を組み合わせたブロック図である。太陽電池パネルの太陽電池部からの電気を蓄電池部34に充電するか、或いは組み合わせ発電時の風力発電部からの電気を蓄電池部34に充電する。また、前記蓄電池部34は外部電源と接続した電力制御部35に接続されており、さらに電力分配部36に送られ、照明等電力消費部、噴水ポンプ等電力消費部、その他電力消費部37と接続されている。
以下、本発明のモニュメント構造体の設置構造の最良の実施形態であるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。(1)図11に示すごとき光源を有する太陽電池パネル及び、セラミックス印刷凸状膨隆部を形成した太陽電池パネルを組み合わせ、太陽電池パネルによる壁面発光の光のデザイン、及びディスプレー効果を発揮する。さらに、(2)(a)前記セラミックス印刷凸状膨隆部を形成した太陽電池パネルの構成では、そのカバーガラスの表面処理は、平滑面基板が好ましいが、出願人が提案の先行特許第3286577号公報、特許第3482370号公報、及び特許第3049238号公報に記載のセラミックス・インキを用いて、スクリーン印刷法により凸状膨隆部が形成された透光性基板の太陽電池モジュールを使用することが望ましい。その中でも、特許第3049238号では、凸部の片側周面に着色セラミックス・インキを用いて表面彩色層が層着され、他方の片側周面の露出部分に光透過性を残存せしめた構成からなり、光透過性を有する非印刷部と彩色層の印刷部を上下に配設しておくことにより上方からの受光による発電及び下方から見上げた場合は、色彩豊かなファツション性を併せ持った太陽電池パネルを少なくとも一部の構成部分としたモニュメント構造体を製作することができる。
また(b)特許第3049238号公報記載の太陽電池モジュールでは、セラミックス・インキを用いてスクリーン印刷法により所望設定の略均整かつ規則的に形成せしめた凸状膨隆部での凸部の少なくとも片面に表面彩色層を設けた透光性基板の構成であって、表面カバーガラスの彩色効果と併せ、直接反射光を抑制するように働き、太陽光の入射に対する乱反射による太陽電池セルへの受光効率の低下防止の効果が期待でき、直接反射の抑制が期待できる。また、(c)表面カバーガラスの凸状膨隆部の半面に色彩印刷を施した構成では、雨水、塵埃等を除去し易い為、長期間の屋外暴露でも發電効率が低下せずコスト低減が図れる。(d)このように、本発明に係るモニュメント構造体の設置構造では、表面カバーガラスに所望により着色セラミックス・インキを用いて、表面彩色層を層着の場合、光の反射防止並びに環境景観に調和する文字、絵模様等の装飾表示により太陽電池パネルをカラフルに見せ、設置場所に環境条令等の制限がある場合は別として、モニュメント構造体の装飾デザイン表示により少なくとも一部構成を一体構造とし取り付けた太陽電池パネルの本来の発電と併せ、環境を明るくしディスプレイ効果と共に設置場所に個性豊かな景観をもたらし、モニュメント構造体として特有のモチーフを発揮するように働く。
(3)さらに、本発明では太陽電池パネルを利用或いは組み合わせた該構造体はデザインの自由度が高い為、太陽電池以外の自然エネルギー利用機器との組み合わせが行い易くなり、図5に示す風力発電構造や動きのある構造体を接続して、設置場所の景観を損なうことがなくモニュメント構造体に因んだ特有のものをモチーフとし、かつこれに融和した太陽電池パネルと風力発電構造とを組み合わせて環境汚染のないクリーンなモニュメント構造体の設置構造とする。(4)曲線と直線・平面と曲面が組み合わされ、自然エネルギー利用での太陽光発電と風力発電の両装置をデザイン的にも乖離しない形態で製作することができる。(5)図12及び図13に示す接合金具33による太陽電池パネルの組み合わせ手段によって様々な形状、或いは構造のモニュメント構造体を製作することができる。(6)外部電源と蓄電池を併用することによって、風力等の自然エネルギーだけでなく、外部電源よりの人工エネルギーが共存したモニュメント構造体を構成することができる。(7)図1、図2、図3は、噴水と円柱状、三角柱状、四角柱状の支柱を単独或いは組み合わせモニュメント構造体を制作した構成の実施例であるが、図6の円柱状、三角柱状、四角柱状に限らず、製作可能な形状の組み合わせよりデザインの要求に従ったモニュメント構造体の形状を製作することができ、発電した電気を利用して夜間には蓄電された電力を照明部で点灯の他、噴水等の動きのあるモニュメント構造体の設置が可能である。
曲面太陽電池パネルによる円柱構造の集合モニュメントの斜視図である。 太陽電池パネルによる三角柱構造の集合モニュメントの斜視図である。 太陽電池パネルによる四角柱構造の集合モニュメントの斜視図である。 曲面構造を有する薄膜太陽電池による太陽電池パネルである。 曲面太陽電池パネルを用い風力発電を行うモニュメントの概要図である。 直線と局面を組み合わせた太陽電池パネルによる構造体の概要図である 発電機能を有するモニュメントにライトを組み合わせた概要図である。 円柱状の支柱を有する建造物の概要図である。 従来の風力発電と太陽光発電を組み合わせた発電装置の概要図である。 側壁及び角部に太陽電池パネルを装着した建造物の概要図である。 セラミック印刷膨隆部を有する両面受光太陽電池パネルの模式図である。 膨隆部を有する太陽電池パネルの接合金具による立体接合の模式図である。 両面受光太陽電池パネルの模式図である。 太陽電池パネルの接合金具による立体接合の模式図である。 太陽電池パネルと制御装置の電池・照明を組み合わせたブロック図である。
1 噴水
2 円柱状モニュメント構造体
3 三角柱状モニュメント構造体
4 四角柱状モニュメント構造体
5 曲面構造に加工した透明板
6 薄膜型太陽電池
7 太陽電池保護膜
8 アーム
9 支持体
10 基底部
11 受風部でのブレードの太陽電池構造体
12 モニュメント天面
13 モニュメント側面
14 モニュメント曲面
15 ライト
16 建造物屋上
17 建造物本体
18 建造物側壁
19 建造物窓部
20 建造物外部円柱
21 モニュメントに別途装備する太陽電池パネル
22 構造物の角に曲面で装着する太陽電池パネル
23 カバーガラス
24 セラミック印刷凸状膨隆部
25 導電性電極層基体
26 絶縁保護層
27 裏面被覆材
28 透明性基板
29 フレーム
30 光源
31 光源への電力供給導線
32 発電電力取り出しリード線
33 太陽電池パネルの接合金具
34 発電電力蓄電部
35 発電電力・外部電力監視管理部
36 電力配分管理・分配部
37 照明・ポンプ等の電力消費部

Claims (3)

  1. モニュメント構造体であって太陽電池パネルからなる太陽電池部叉は該太陽電池部と風力発電装置を組み合わせた構成をデザイン構成材料として装着してなるモニュメント構造体からなり、前記構造体はそのデザイン構成材料の少なくとも一部叉は全部に、単体若しくは複数組み合わせたものの中から選ばれた薄膜型及び/叉は結晶型太陽電池パネルを装着した円柱状叉は多角形状の立体構造からなり、かつ該構造体に装着した太陽電池部並びに風力発電装置を接続し、充電可能な蓄電池部及び照明部等付属装置を備えてなるモニュメント構造体において
    前記構造体での曲面を有する立体構造において、薄膜型太陽電池に半円状或いは円形状の曲面加工を施してなり、かつその内側に光を透過するガラス叉はアクリル系樹脂を接着すると共に、太陽電池保護の為の透明バックシートを貼り付けた構成としてなることを特徴とする多機能性モニュメント構造体の設置構造。
  2. 前記太陽電池パネルのカバーガラスの基体表面に、セラミックス・インキを用いて、スクリーン印刷法により凸状膨隆部が形成され、該凸状膨隆部の少なくとも頂点中心垂直線のいずれか一方の片側周面に着色セラミックス・インキを用いて表面彩色層が層着された構成からなる請求項1記載の多機能性モニュメント構造体の設置構造。
  3. 前記凸状膨隆部での凸部の片側周面に着色セラミックス・インキを用いて表面彩色層が層着され、他方の片側周面の露出部分に光透過性を残存せしめた構成において、光透過性を有する非印刷部と表面彩色層の印刷部を上下に配設した構成からなる請求項1ないし2記載の多機能性モニュメント構造体の設置構造。
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