JP5324977B2 - 電動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動源とする電動工具、殊に、電動工具のモータのロック状態の検知及び制御に関するものである。
従来から、モータを駆動源とした電動工具で締め付け作業等を行っていた際に出力が足りずにモータが回転できなくなり、モータがロック状態となることがあった。
このとき、回転できないモータには過剰に大電流が流れることとなり、モータが過熱して発熱や発煙を生じ、時にはモータの焼損等の電動工具に破損を生じることがあった。
そのため、例えば、特許文献1等に示すように、モータへ電力供給する経路内に配置したFETのオン抵抗やダイオードのオン電圧等からモータに流れる電流を検出することで、上記ロック状態を検知するものがあった。
特開2006−281404号公報
しかし、特許文献1等のFETやダイオードでモータの回転を検出するものでは、反転増幅回路と非反転増幅回路を両方備えると共に、検出信号をA/D変換する必要があり、内部構造の複雑化や、電動工具のサイズの大型化という問題があった。
更に、上記FET等の回路部品はモータの回転時に発生する輻射ノイズや伝搬ノイズの影響を受けて動作や検出信号に不具合を生じるため、電動工具毎に回路部品の調整や検出信号の補正が必要であり、使い勝手が良くないという問題もあった。
そこで、本発明は上記問題に鑑みて発明したものであり、簡素な構造の回転検出部でモータのロック状態を検知し、内部構造の複雑化を防止すると共に、使い勝手を向上した電動工具を提供することを課題とした。
上記課題を解決するために、本発明の電動工具1は、回転駆動する駆動源であるモータ2と、モータ2の回転を検出する回転検出部3と、モータ2への電力供給の有無を検出する電力供給検出部と、上記両検出部の検出結果からモータ2がロック状態か否かを判断する制御部5と、を有している。そして、上記回転検出部3は上記モータ2の回転で発生する輻射ノイズあるいは伝搬ノイズからモータ2の回転を検出するループコイル31である。このループコイル31は、その内周側で生じる輻射ノイズあるいは伝搬ノイズによって誘起電圧を生じるものであることを特徴としている。
このような構成としたことで、モータ2の回転を回転検出部3で検出できると共に、電力供給検出部でモータ2への電力供給の有無を検出できるため、モータ2が電力供給を受けているが回転していない状態であるロック状態を制御部5が判断できる。そして、モータ2から発生する輻射ノイズあるいは伝搬ノイズに基づいて回転検出部3がモータ2の回転を検出するため、モータ2へ至る電力供給経路内に回転検出部3を配置する必要が無くなる。
また、請求項2に係る発明は、制御部5によりモータ2がロック状態であると判断された際に、制御部5がモータ2への電力供給を停止させる制御を行うものであることを特徴としている。
また、請求項3に係る発明は、ループコイル31がモータ2の回転軸21と一致する中心軸で巻かれモータ2がループコイル31の内周側に位置していることを特徴としている。
また、請求項4に係る発明は、ループコイル31がモータ2近傍に位置し、上記モータ2へ至る電力供給線を中心軸として巻かれたものであることを特徴としている。
また、請求項5に係る発明は、制御部5によりモータ2がロック状態であると判断された際に、上記ロック状態であることを外部へ報知する報知部8を備えたものであることを特徴としている。
上記のように、本発明の電動工具はモータの回転とモータへの電力供給の有無からモータのロック状態を容易に検知できるため、モータのロック状態が継続した際に生じる発煙やモータの焼損等の不具合を防止することができる。そして、モータから発生する輻射ノイズや伝搬ノイズからモータの回転を検出するため、モータへ至る電力供給経路の外に回転検出部を配置することができ、電力供給経路の複雑化を防止することができる。
また、モータがロック状態となった際にモータへの電力供給を停止することで、ロック状態のモータに焼損等の不具合が生じることを防止でき好ましい。
また、回転検出部をループコイルとしたことで、回転検出部の構成を簡素にでき好ましい。
また、モータのロック状態を外部に報知する報知部を備えたことで、使用者にモータのロック状態を容易に報知することができ好ましい。
本発明の電動工具のモータ制御のブロック図である。 同上の回転検出部の配置図である。 同上の回転検出部から制御部に出力される検出信号の説明図である。 回転検出部の他例の配置図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について説明する。
本発明の電動工具1は、駆動源であるモータ2と、電力供給源である着脱自在の電池パック9と、モータ2への電力供給のオンオフ操作を行うトリガスイッチ4と、を備えたものであり、例えば固定具の締め付けや穴開口等を行うものである。
そして、図1に示すように、トリガスイッチ4のオンオフ操作を検出する操作検出部41と、モータ2の回転を検出する回転検出部3と、両検出部の検出結果からモータ制御を行う制御部5と、制御部5にオンオフ制御されるFET6と、を有している。
そして、上記FET6はモータ2のロック等の異常時に制御部5がモータ2への電力供給を停止する制御を行う際にオフへ切り替えられるものであり、電動工具1が正常に駆動している間は常にオンの状態で保持されている。
つまり、上記操作検出部41が正常時にモータ2への電力供給の有無を検出する電力供給検出部となっており、FET6とトリガスイッチ4の少なくとも一方がオフの状態ではモータ2へ電力供給が行われないものとなっている。
なお、電池パック9内の符号91は二次電池であり、符号92は二次電池91の温度や放電電圧等から電池パック9の状態を監視し電池パック9の状態に異常が生じると制御部5に信号を出力する電池状態監視部である。
また、上記回転検出部3はモータ2の回転時にモータ2から発生する輻射ノイズ及び伝搬ノイズからモータ2の回転を検出するものであり、図2に示すように、モータ2の周囲に配置されたループコイル31である。
詳しくは、モータ2の回転軸21を中心軸としてモータ2に接触しないようにループ状に巻かれたコイルであり、上記ループの内周側の空間にモータ2が位置したものとなっている。
つまり、モータ2が回転して輻射ノイズや伝搬ノイズを発生するとループコイル31内に誘起電圧を生じるため、上記回転検出部3は生じた誘起電圧を検出信号101として出力することで、モータ2の回転を検出するものとなっている。
そして、上記誘起電圧は、図3に示すように、波形状の検出信号101として検出されるものであり、信号増幅部32により増幅された後、制御部5に出力されている。
上記検出信号101の出力された制御部5は検出信号101の電圧値が所定の閾値102以上であればモータ2が回転していると判断し、上記閾値102未満であるとモータ2が停止していると判断するものである。
また、制御部5はモータ2が停止していると判断すると、操作検出部41の検出結果を参照し、トリガスイッチ4の操作状態を確認することで、モータ2への電力供給の有無を判断するものとなっている。
このとき、トリガスイッチ4がオンに操作されていると、制御部5はモータ2に電力供給が行われているがモータ2が回転駆動を行えないロック状態であると判断して、FET6をオフに切り替えてロック状態のモータ2への電力供給を停止する。
そして、モータ2のロック状態を検知した制御部5は報知部8を用いて表示や音声によりモータ2がロック状態である旨を外部に報知して、使用者にトリガスイッチ4をオフに操作するあるいは上記ロック状態の原因を解消するように促がすものである。
また、上記回転検出部3であるループコイル31は、図4に示すように、モータ2へ電力供給を行う電力供給線であるリード線7のモータ2近傍に設置することもできる。
詳しくは、リード線7がモータ2へと至る直前の部位に上記リード線7を中心軸としてループコイル31が巻かれており、上記回転検出部3はリード線7からの輻射ノイズ及び伝搬ノイズで誘起電圧を生じるものとなっている。
つまり、モータ2の回転時にはモータ2からリード線7に伝播される伝搬ノイズが増加して誘起電圧が増すため、制御部5に出力される検出信号101の電圧値が閾値102を越えて、モータ2が回転していると判断されるものである。
このように、回転検出部3でモータ2の回転を検出し、操作検出部41でモータ2への電力供給の有無を検出したことで、制御部5がモータ2のロック状態を判断することができるものとなっている。
そして、制御部5がモータ2のロック状態を判断すると共に、ロック状態の際にモータ2への電力供給を遮断するため、モータ2がロック状態となった際に、モータ2へ大電流が流れることを防止したものとなっている。
つまり、ロック状態を検知した際に、大電流によりモータ2が過熱して発煙や焼損することを防止すると共に、電池パック9の二次電池91が過放電することを防止しており、安全性及び使い勝手の向上した電動工具1となっている。
また、回転検出部3としてモータ2やリード線7にループコイル31を配置したことで、輻射ノイズや伝搬ノイズにより生じる誘起電圧を回転検出部3の検出信号101として用いることができ、回転検出部3の構造を簡素なものにすることができる。
更に、回転検出部3がモータ2へ電力供給を行う電力供給経路の外に付加することでモータ2の回転を検出するため、上記電力供給経路が複雑化することなく既存のまま使用でき、電動工具1の内部構造が複雑化することを防止できる。
また、輻射ノイズや伝搬ノイズでモータ2の回転を検出するため、FET6のオン抵抗やダイオードのオン電圧等でモータ2の回転を検出するものと違い、輻射ノイズや伝搬ノイズによる影響を検出信号101から補正する必要の無いものとなっている。
つまり、作業毎に輻射ノイズや伝搬ノイズによる影響を調整する必要の無い、手間のかからない回転検出部3となっており、使い勝手を向上したものとなっている。
また、モータ2がロック状態となった際に、報知部8により外部にモータ2のロック状態を報知するため、使用者にモータ2のロック状態を容易に認識させることができ、ロック状態となることで生じる不具合を容易に解消できるものとなっている。
もちろん、上記回転検出部3のループコイル31はモータ2及びモータ2へ電力供給するリード線7に対して絶縁して巻かれており、ループコイル31に生じた誘起電圧が直接モータ2やリード線7に流れることが無いものとなっている。
1 電動工具
2 モータ
21 回転軸
3 回転検出部
31 ループコイル
32 信号増幅部
4 トリガスイッチ
41 操作検出部
5 制御部
6 FET
8 報知部
9 電池パック

Claims (5)

  1. 回転駆動する駆動源であるモータと、上記モータの回転を検出する回転検出部と、モータへの電力供給の有無を検出する電力供給検出部と、上記両検出部の検出結果から上記モータがロック状態か否かを判断する制御部と、を有しており、
    上記回転検出部は上記モータの回転で発生する輻射ノイズあるいは伝搬ノイズから上記モータの回転を検出するループコイルであり、このループコイルは、その内周側で生じる輻射ノイズあるいは伝搬ノイズによって誘起電圧を生じるものであることを特徴とする電動工具。
  2. 前記制御部は前記モータがロック状態であると判断すると、上記モータへの電力供給を停止させる制御を行うものであることを特徴とする請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記ループコイルは前記モータの回転軸と一致する中心軸で巻かれ上記モータが上記ループコイルの内周側に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記ループコイルは前記モータ近傍に位置し、上記モータへ至る電力供給線を中心軸として巻かれたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電動工具。
  5. 前記制御部によりモータがロック状態であると判断された際に、上記ロック状態であることを外部へ報知する報知部を備えたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電動工具。
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