JP5321816B2 - コンピュータネットワークシステム及びその管理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークブートに関し、特に、ネットワークブートにより起動する複数のコンピュータを備えるコンピュータシステムに関する。
一般に、ネットワークブートを行うコンピュータネットワークシステムは、ネットワークブートをして起動するコンピュータからの要求に応じて、ブートする際にロードするプログラムを転送するネットワークブートサーバを備える。
このようなネットワークブートサーバを備えるシステムの一例として図4を参照して説明する。図4のシステムは、サービス提供用ネットワーク110を介してサービスを提供する一群のサービス提供サーバAA1a〜AZ1z、BA2a〜BZ2z、CA3a〜CZ3z、DA4a〜DZ4zを備えるシステムである。これらサービス提供サーバは、保守運用サーバ100からプログラムをダウンロードして起動することにより、ネットワークブートする構成となっている。保守運用サーバ100は、ネットワークブートのサーバプログラムを実装したサーバであり、ネットワークブートサーバとして機能する。
このようなシステムにおいて、複数のサービス提供サーバが同時にネットワークブートを実施する状況を考える。ここでは、図4に示すように、サービス提供サーバBA2a、BB2b、BD2d、DB4b、DC4c、DD4dがネットワークブートを実施するものとする。このとき、これらのサービス提供サーバは、保守運用サーバ100に対して、一斉にプログラムのダウンロード要求を発し、これらのダウンロード要求に応じて、保守運用サーバ100は、これら6機のサービス提供サーバに対してプログラムを転送する。
つまり、プログラムのダウンロードの際、保守運用サーバ100は、サービス提供用ネットワーク110を介してサービス提供サーバ6機分のプログラムを同時転送することになる。特に、経路110aのようにトラフィックが集中する箇所では、仮に全帯域をこれらのプログラムの転送に割り当てられることができたとしても、それぞれのプログラムの転送に対して割り当てられる帯域は全帯域の1/6となる。
また、これら6機のサービス提供サーバ以外のサービス提供サーバは、サービス提供用ネットワーク110を介して現にサービスを提供中であり、このためにもサービス提供用ネットワーク110の帯域は用いられている。このことを考慮すると、ネットワークブート用のプログラム転送のための帯域は一層少なくなる。
少ない帯域で時間をかけてネットワークブートを行うため、斜線で示したプログラムをダウンロードしているサービス提供サーバBA2a、BB2b、BD2d、DB4b、DC4c、DD4dが提供するサービスの中断時間が長くなる。
また、システム内のネットワークの帯域はネットワークブートによるプログラムのダウンロードに費やされてしまうため、プログラムをダウンロードしていないサービス提供サーバBA2a、BB2b、BD2d、DB4b、DC4c、及びDD4d以外ではネットワーク負荷が高い状況でサービス提供を行うことになり、サービスの遅延が発生する。
他に関連する技術として、システム内の機器に障害が発生した場合に、ネットワークブートを行うネットワークブート計算システムが特許文献1に開示されている。
特開2007−293422
このように、ネットワークブートを行う従来のコンピュータシステムでは、複数のコンピュータが同時にネットワークブートを行うと、ブートしようとするコンピュータの台数分の転送処理がネットワークに発生するため、転送処理それぞれがネットワークにおいて使用可能な帯域が減少する。これにより、ダウンロード時間が長時間化し、結果として、ネットワークブートの所要時間が長時間化していた。
また、ネットワークブート用のプログラムの転送処理にネットワークの帯域が用いられるため、同時にネットワークブートを行っていない他のコンピュータがネットワークを介して行う通信の帯域を圧迫していた。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、ネットワークに接続されたコンピュータがネットワークブート用のプログラムの更新処理(例えばダウンロード処理)を実行している間であっても、ネットワークブートを完了するための所要時間が長時間化しにくいコンピュータネットワークシステムを提供することである。
上述の課題を解決するため、本発明は、その一態様として、第1のコンピュータ(保守運用サーバ)と、前記第1のコンピュータに接続された第1のネットワーク(保守運用ネットワーク)と、前記第1のコンピュータと前記第1のネットワークを介して接続されたコンピュータであって、前記第1のコンピュータから前記第1のネットワークを介して転送された通信プログラム(サービスプログラム)を格納する記憶装置を備える第2のコンピュータ(ファイルサーバ)と、前記第1のネットワークと独立したネットワークであって、前記第2のコンピュータに接続された第2のネットワーク(サブネットワーク)と、前記第2のコンピュータと前記第2のネットワークを介して接続されたコンピュータであって、前記第2のコンピュータから前記第2のネットワークを介して転送された前記通信プログラムを実行する第3のコンピュータ(サービス提供サーバ)と、前記第1及び第2のネットワークのどちらとも独立したネットワークである第3のネットワーク(サービス提供用ネットワーク)とを備え、前記通信プログラムは、前記第3のネットワークを介して通信を行うことを特徴とする、コンピュータネットワークシステムを提供する。なお、理解を助けるため、括弧()内に後述する実施形態での対応要素を記載したが、これらはあくまで例示であり、それぞれの構成要素がこれらの実施形態の対応要素に限定されるものではない。
また、本発明は、他の一態様として、第1のネットワークを介して、第1のコンピュータから第2のコンピュータに通信プログラムを転送する段階と、前記第1のネットワークと独立したネットワークである第2のネットワークを介して、前記第2のコンピュータから第3のコンピュータに前記通信プログラムを転送する段階と、転送された前記通信プログラムを前記第3のコンピュータが実行する段階と、前記第1及び第2のネットワークのどちらとも独立したネットワークである第3のネットワークを介して、前記第3のコンピュータが前記通信プログラムに従って通信を行う段階とを含むことを特徴とする、コンピュータネットワークシステムの管理方法を提供する。
更に、本発明は、他の一態様として、第1のネットワークを介して、第1のコンピュータから第2のコンピュータに転送され、前記第1のネットワークと独立したネットワークである第2のネットワークを介して、前記第2のコンピュータから第3のコンピュータに転送されて、前記第3のコンピュータにて実行される通信プログラムであって、前記第1及び第2のネットワークのどちらとも独立したネットワークである第3のネットワークを介した通信を前記第3のコンピュータに実行させるための通信プログラムを提供する。
本発明によれば、第1、第2及び第3のネットワークが互いに独立しているため、第2のコンピュータに配置した通信プログラムを更新する処理のための帯域と、第3のコンピュータが通信プログラムをダウンロードするための帯域とを独立したネットワークに確保することになり、通信プログラムの更新処理と通信プログラムのダウンロード処理が同時に発生しても遅延が発生しにくいという効果が得られる。
本発明の実施の形態によるサーバシステムの構成図である。 図1のサーバシステムの動作説明に供せられる図である。 図1のサーバシステムの動作説明の供せられる図である。 従来技術によるサーバシステムの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態によるサーバシステムの構成図である。図1に示すように、このサーバシステムにおいては、サービス提供用ネットワーク(第1のネットワーク)30の回線30aから分岐した分岐回線31に夫々並列に接続された第1のサーバであるサービス提供サーバAA1a、AB1b、…、DZ4zがネットワークブートを行い、サービスプログラムをダウンロードしてから起動する。これらのサービス提供サーバAA1a、AB1b、…、DZ4zは、サービス提供用ネットワーク(第1のネットワーク)30に所属している。また、サービス提供サーバAA1a,AB1b,AC1c,AD1d、…、AZ1z群単位に第2のネットワークであるサブネットワークA21を構成している。サブネットワークAにファイルサーバA11を設置している。
また、同じくサービス提供用ネットワーク(第1のネットワーク)30の回線30aから分岐した分岐回線31に夫々並列接続された第1のサーバであるサービス提供サーバBA2a,BB2b,BC2c,BD2d、…、BZ2zも同様にそれぞれサービス提供サーバ群単位毎に、同じく第2のネットワークであるサブネットワークB22を構成している。そして、サブネットワークB22も同様に、ファイルサーバB12を設置している。
また、同じくサービス提供用ネットワーク(第1のネットワーク)30の回線30aから分岐した分岐回線32に夫々並列接続されたに第1のサーバであるサービス提供サーバCA3a,CB3b,CC3c,CD3d、…、CZ3z、及びサービス提供サーバDA4a,DB4b,DC4c,DD4d、…、DZ4zも同様にそれぞれサービス提供サーバ群単位毎に、同じく第2のネットワークであるサブネットワークC23、及びサブネットワークD24を夫々構成している。そして、夫々のサブネットワークC23及びサブネットワークD24も同様に、ファイルサーバC13、及びファイルサーバD14を夫々設置している。
また、第2のサーバとしての保守運用サーバ10は、第3のサーバとしての各ファイルサーバA11,ファイルサーバB12,ファイルサーバC13,及びファイルサーバD14と第3のネットワークである保守運用ネットワーク20を構成している。
サービス提供サーバAA1a、AB1b、…、AZ1zは、ハードディスクなどの補助記憶装置を持たないサーバであり、ネットワークブートにより、サービスプログラムをメモリ上にダウンロードし、サービス提供を行うサーバである。サービス提供サーバAA1a、AB1b、…、AZ1zは、ファイルサーバA11と第2のネットワークであるサブネットワークA21を構成している。
同様に、サービス提供サーバBA2a、BB2b、…、BZ2zも、ハードディスクなどの補助記憶装置を持たないサーバであり、ネットワークブートにより、サービスプログラムをメモリ上にダウンロードし、サービス提供を行うサーバである。サービス提供サーバBA2a、BB2b、…、BZ2zは、ファイルサーバB12と第2のネットワークであるサブネットワークB22を構成している。
同様に、サービス提供サーバCA3a、CB3b、…、CZ3zも、ハードディスクなどの補助記憶装置を持たないサーバであり、ネットワークブートにより、サービスプログラムをメモリ上にダウンロードし、サービス提供を行うサーバである。サービス提供サーバCA3a、CB3b、…、CZ3cはファイルサーバC13と第2のネットワークであるサブネットワークC23を構成している。
同様に、サービス提供サーバDA4a、DB4b、…、DZ4zも、ハードディスクなどの補助記憶装置を持たないサーバであり、ネットワークブートにより、サービスプログラムをメモリ上にダウンロードし、サービス提供を行うサーバである。サービス提供サーバDA4a、DB4b、…、DZ4dは、ファイルサーバD14と第2のネットワークであるサブネットワークD24を構成している。
第3のサーバである夫々のファイルサーバA11、ファイルサーバB12、ファイルサーバC13、及びファイルサーバD14は、ネットワークブートのサーバプログラムを実装しており、ネットワークブートサーバとしての機能を有する。
また、夫々のファイルサーバA11、ファイルサーバB12、ファイルサーバC13、及びファイルサーバD14は、ハードディスクなどの補助記憶装置を持ち、同じサブネットワークに所属する各サービス提供サーバのサービスプログラムを格納、管理する機能を有する。
保守運用サーバ10は、各ファイルサーバA11,B12,C13,D14を経由してサービス提供サーバAA1a,AB1b、…、Dz4zを保守する機能を有し、ネットワークブートのサーバプログラムは実装していない。
サブネットワークA21、B22、C23及びD24のいずれかひとつに属する複数のサービス提供サーバが同時にネットワークブートを行うとする。このとき、これら複数のサービス提供サーバが、そのサブネットワークに属するファイルサーバからサービスプログラムをダウンロードする通信を同時に行う。例えば、サブネットワークA21において、サービス提供サーバAA1a、AB1b、AC1cが同時にネットワークブートする場合、これら3台のサービス提供サーバはファイルサーバA11からサービスプログラムを同時にダウンロードする。このため、サブネットワークA21、B22、C23及びD24に確保すべき帯域幅を定める際には、次の(1)〜(4)を考慮することが好ましい。(1)サブネットワークに属するサービス提供サーバの総数、(2)同時にネットワークブートを行うことが予めわかっているサービス提供サーバの数、(3)サービスプログラムのサイズ、(4)その他。
次に、図2及び図3を参照しながら、図1のサーバシステムの動作について説明する。
図2は保守運用サーバ10からサービス提供サーバのサービスプログラムをファイルサーバA11、B12、C13、D14へ配置している状況を表している。
保守運用サーバ10と各ファイルサーバA11,B12,C13,D14は、保守運用ネットワーク20にて接続されている。保守運用ネットワーク20を介して、サービス提供サーバAA1a、AB1b、…、DZ4zに必要なサービスプログラムを、保守運用サーバ10が各ファイルサーバA11、B12、C13、D14へファイル転送する。ファイル転送は例えばFTP(File Transfer Protocol)プログラムを用いて行われる。ファイルサーバA11、B12、C13及びD14に転送されたサービスプログラムは、そのファイルサーバの不図示の補助記憶装置に配置される。
サービス提供サーバAA1a、AB1b、…、AZ1zに必要なサービスプログラムは、サブネットワークA21上のファイルサーバA11に配置されている。
同様にサービス提供サーバBA2a、BB2b、…、BZ2zに必要なサービスプログラムはファイルサーバB12に配置され、サービス提供サーバCA3a、CB3b、…、CZ3zに必要なサービスプログラムはファイルサーバC13に配置され、サービス提供サーバDA4a、DB4b、…、DZ4zに必要なサービスプログラムはファイルサーバD14に配置されている。
このように、サービス提供サーバは、サブネットワークを介して接続されたファイルサーバからサービスプログラムをダウンロードする。サブネットワークはサービス提供用ネットワーク30とは独立したネットワークであるため、サービスプログラムのダウンロードと、サービス提供サーバによるサービスの提供は互いの帯域に影響を及ぼすことなく実行され、その結果、ダウンロードの遅延に伴うネットワークブートの遅延を防止することができる。この効果は、特に、複数のサービス提供サーバが同時にサービスプログラムをダウンロードするときに顕著である。
保守運用サーバ10からファイルサーバA11、ファイルサーバB12、ファイルサーバC13、及びファイルサーバD14へのサービス提供サーバのサービスプログラムのファイル転送には、保守運用ネットワーク20を使用して実施するため、サービス提供用ネットワーク30の帯域に影響は与えない。
図3は、サブネットワークC23に属するサービス提供サーバCA3a〜CZ3zにて実行されるサービスプログラムの転送過程を示す。これらのサービスプログラムは、サービス提供サーバCA3a〜CZ3zのネットワークブートに先立ち、保守運用サーバ10からファイルサーバC13にファイル転送され、ファイルサーバC13の補助記憶装置に配置及び管理される。同様に、サブネットワークA21、B22、D24では、そのサブネットワークに属するサービス提供サーバにて実行されるサービスプログラムが、ファイルサーバA11、B12、D14の補助記憶装置に配置及び管理される。
ファイルサーバA11、B12、C13、D14の各補助記憶装置は、サービスプログラムを格納するための領域として、ひとつのサービス提供サーバにつき2つの領域、すなわち現用面52と更新面51とを備える。現用面52はサービス提供サーバにて現に運用しているサービスプログラムを格納するための領域であり、更新面51は更新したサービスプログラムを格納するための領域である。換言すると、現用面52は現行バージョンのサービスプログラムを格納するための領域であり、更新面51は新バージョンのサービスプログラムを格納するための領域である。例えば、ファイルサーバC13は、図3に示すように、サービス提供サーバCA3a、CB3b、…、CZ3zのサービスプログラムの現行バージョンを現用面FA、FB、…、FZに配置する一方、これらサービス提供サーバのサービスプログラムの新バージョンを更新面EA、EB、…、EZに配置して、サービスプログラムを管理している。
一機のサービス提供サーバにつきサービスプログラムを配置するための領域をファイルサーバがひとつだけ備える従来の構成では、サービスプログラムを更新する際、現用バージョンのサービスプログラムを配置した領域を、新バージョンのサービスプログラムにて上書きすることになる。この上書き処理の間に、障害発生等の理由によりそのサービス提供サーバにてネットワークブートを実行しようとすると、上書き処理の完了までサービスプログラムのファイル転送ができないため、サービス提供サーバのネットワークブート完了に要する時間が長くなる。図3に示す構成はこのような問題に対処するものである。
例えば、サービス提供サーバCA3aのために、ファイルサーバC13は現用面FAと更新面EAを備え、現用面FAには現にサービス提供サーバCA3aがネットワークブートする際に用いているサービスプログラムが配置されている。システム運用開始の時点では更新面EAは空である。保守運用サーバ10が、保守運用ネットワーク20を介してファイルサーバC13に対し、サービス提供サーバCA3aの更新したサービスプログラムをファイル転送すると、ファイルサーバC13はそのサービスプログラムを更新面EAに配置する。
ここで、このファイル転送処理及び更新面EAへの更新サービスプログラムの書き込み処理を実行している間に、サービス提供サーバCA3aにて障害が発生し、リブートするためにサービス提供サーバCA3aがファイルサーバC13に対してサービスプログラムのファイル転送を要求したとする。このとき、ファイルサーバC13は、現用面FAに現に配置されているサービスプログラムを、サブネットワークCを介してサービス提供サーバCA3aに転送する。ファイルサーバC13は、保守運用サーバ10からのファイル転送、及び、サービス提供サーバCA3aへのファイル転送という2つのファイル転送を同時に行う可能性があるが、これらのファイル転送は、一方は保守運用ネットワーク20を経由し、他方はサブネットワークCを経由するというように別々のネットワークを介して行われるため、一方のファイル転送のための帯域が、他方のファイル転送のための帯域に対して影響を及ぼすことがない。
また、現用のサービスプログラムと更新したサービスプログラムとを別領域に配置するため、更新したサービスプログラムを書き込む処理を実行中であっても、現用のサービスプログラムを読み出すことが可能であり、従って、ファイルサーバに配置したサービスプログラムを更新する処理を実行中であっても、サービス提供サーバがサービスプログラムをダウンロードするための所要時間、ひいては、サービス提供サーバがネットワークブートを完了するまでの所要時間が延びてしまうのを防ぐことができる。
サービス提供サーバがファイルサーバからダウンロードするサービスプログラムを、現用のサービスプログラムから更新したサービスプログラムに切り替えるには、更新したサービスプログラムを更新面51に配置する処理が完了した後、そのサービス提供サーバ用の現用面52に配置されているサービスプログラムを、更新面51に配置されているサービスプログラムに置き換える。このとき、結果的に、そのサービス提供サーバ用の更新面51と現用面52に配置されているサービスプログラムは完全に同じものになり、バージョンも一致する。更に、この置換処理の完了に応じて、ファイルサーバは該当するサービス提供サーバに対してリブートを要求し、これに応じて、そのサービス提供サーバが置換されたサービスプログラムをロードして再起動することとしてもよい。
例えば、図3において、サービス提供サーバCZ3zのサービスプログラムP1が現用面FZに配置されているところに、上に述べた手順により、新たなサービスプログラムP2が更新面EZに配置されたものとする。サービスプログラムP2の配置が完了すると、ファイルサーバC13は、現用面FZにサービスプログラムP2を上書きコピーする。上書き処理が完了すると、ファイルサーバC13はサービス提供サーバCZ3zに対してリブートを要求し、これに応じて、サービス提供サーバCZ3zは現用面FZからサービスプログラムP2をダウンロードしてロードする。
図1に戻って、サービス提供サーバBA2a、BB2b、BD2d、DB4b、DC4c、DD4dが一斉にネットワークブートを実施している状況について説明する。サービス提供サーバBA2a、サービス提供サーバBB2b、サービス提供サーバBD2dは、同じサブネットワークB22に所属するファイルサーバB12へネットワークブートを行い、サービスプログラムのダウンロードを行う。同様に、サービス提供サーバDB4b、サービス提供サーバDC4c、サービス提供サーバDD4dは、同じサブネットワークD24に所属するファイルサーバD24へネットワークブートを行い、サービスプログラムのダウンロードを行う。
このように、各サービス提供サーバは、サービス提供用ネットワーク30の帯域を使用せずにサービスプログラムのダウンロードを行う。ここで、サービスプログラムのダウンロードに用いられているサブネットワークB12、D14は、サービス提供用ネットワーク30とは独立したネットワークであるため、サービスプログラムのダウンロードは、サービス提供用ネットワーク30の帯域に影響を与えない。このため、同時にネットワークブートを実施していない他のサービス提供サーバ、即ち、サービス提供サーバAA1a〜AZ1z、BC2c、BZ2z、CA3a〜CZ3z、DA4a、DZ4zが、サービス提供用ネットワーク30を介して不図示のクライアントに対して提供中のサービスにおいて、サービスプログラムのダウンロードに起因してサービスの遅延が発生することはない。
以上、本発明を実施の形態に即して説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の技術的範囲内において自由に変更可能であることは当業者には明らかであろう。実施の形態においては、第3のコンピュータがサービス提供サーバであるシステムを挙げて説明したが、例えば、ネットワークブート方式のシンクライアントにおいて通信プログラムとしてブラウザ等を用いる場合を考えれば、本発明の適用は第3のコンピュータがサーバであるシステムに限定されないことが理解されるだろう。
本発明に係るサーバシステムとそのプログラム管理方式は、サービス提供を行うコンピュータネットワーク等サーバシステムに適用される。
1a,1b,1c,1d、…,1z、 サービス提供サーバAA,AB,AC,AD、…AZ
2a,2b,2c,2d、…,2z、 サービス提供サーバBA,BB,BC,BD、…、BZ
3a,3b,3c,3d、…,3z、 サービス提供サーバCA,CB,CC、CD、…,CZ
4a,4b,4c,4d、…,4z、 サービス提供サーバDA,DB,DC,DD,…、DZ
10 保守運用サーバ
11 ファイルサーバA
12 ファイルサーバB
13 ファイルサーバC
14 ファイルサーバD
20 保守運用ネットワーク
21 サブネットワークA
22 サブネットワークB
23 サブネットワークC
24 サブネットワークD
30 サービス提供用ネットワーク
30a 回線
31 分岐回線
32 分岐回線

Claims (20)

  1. 第1のコンピュータと、
    前記第1のコンピュータに接続された第1のネットワークと、
    前記第1のコンピュータと前記第1のネットワークを介して接続されたコンピュータであって、前記第1のコンピュータから前記第1のネットワークを介して転送された通信プログラムを格納する記憶装置を備える第2のコンピュータと、
    前記第1のネットワークから帯域が独立したネットワークであって、前記第2のコンピュータに接続された第2のネットワークと、
    前記第2のコンピュータと前記第2のネットワークを介して接続されたコンピュータであって、前記第2のコンピュータから前記第2のネットワークを介して転送された前記通信プログラムを実行する第3のコンピュータと、
    前記第1及び第2のネットワークの両方から帯域が独立したネットワークである第3のネットワークとを備え、
    前記通信プログラムは、前記第3のネットワークを介して通信を行う
    ことを特徴とする、コンピュータネットワークシステム。
  2. 前記第2のコンピュータは、現用の前記通信プログラムを配置するための記憶領域である現用面と、更新した前記通信プログラムを配置するための記憶領域である更新面とを備えることを特徴とする、請求項1に記載のコンピュータネットワークシステム。
  3. 前記通信プログラムはブートプログラムを含み、前記第3のコンピュータは、前記第2のコンピュータから転送された前記ブートプログラムをロードしてネットワークブートを行うことを特徴とする、請求項1及び2のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  4. 前記通信プログラムはサーバプログラムを含み、前記第3のコンピュータは前記第3のネットワーク上のサーバとして動作することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  5. 前記第2のネットワークは前記第1のネットワークのサブネットワークであることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  6. 前記第3のコンピュータとして複数のコンピュータを備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  7. 複数の前記第3のコンピュータが並行して前記通信プログラムを起動することを特徴とする請求項6に記載のコンピュータネットワークシステム。
  8. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータを保守する保守運用サーバであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  9. 前記第2のコンピュータは、前記通信プログラムを格納及び管理するファイルサーバであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  10. 前記通信プログラムはネットワークを介してサービスを提供するためのサービスプログラムであり、前記第3のコンピュータは、サービスプログラムに従って前記第3のネットワークを介してサービスを提供するサーバコンピュータであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステム。
  11. 第1のネットワークを介して、第1のコンピュータから第2のコンピュータに通信プログラムを転送する段階と、
    前記第1のネットワークから帯域が独立したネットワークである第2のネットワークを介して、前記第2のコンピュータから第3のコンピュータに前記通信プログラムを転送する段階と、
    転送された前記通信プログラムを前記第3のコンピュータが実行する段階と、
    前記第1及び第2のネットワークの両方から帯域が独立したネットワークである第3のネットワークを介して、前記第3のコンピュータが前記通信プログラムに従って通信を行う段階と
    を含むことを特徴とする、コンピュータネットワークシステムの管理方法。
  12. 前記第2のコンピュータは、現用の前記通信プログラムを配置するための記憶領域である現用面と、更新した前記通信プログラムを配置するための記憶領域である更新面とを備え、
    前記第1のコンピュータから転送された前記通信プログラムを前記更新面に配置する段階と、
    前記更新面に配置された前記通信プログラムを前記現用面にコピーする段階と
    を含むことを特徴とする、請求項11に記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  13. 前記通信プログラムはブートプログラムを含み、前記第3のコンピュータは、前記第2のコンピュータから転送された前記ブートプログラムをロードしてネットワークブートを行うことを特徴とする、請求項11及び12のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  14. 前記通信プログラムはサーバプログラムを含み、前記第3のコンピュータは前記第3のネットワーク上のサーバとして動作することを特徴とする、請求項11乃至13のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  15. 前記第2のネットワークは前記第1のネットワークのサブネットワークであることを特徴とする、請求項11乃至14のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  16. 前記第3のコンピュータとして複数のコンピュータを備えることを特徴とする請求項11乃至15のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  17. 複数の前記第3のコンピュータが並行して前記通信プログラムを起動することを特徴とする請求項16に記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  18. 前記第1のコンピュータは、前記第3のコンピュータを保守する保守運用サーバであることを特徴とする請求項11乃至17のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  19. 前記第2のコンピュータは、前記通信プログラムを格納及び管理するファイルサーバであることを特徴とする請求項11乃至18のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
  20. 前記通信プログラムはネットワークを介してサービスを提供するためのサービスプログラムであり、前記第3のコンピュータは、サービスプログラムに従って前記第3のネットワークを介してサービスを提供するサーバコンピュータであることを特徴とする請求項11乃至19のいずれかに記載のコンピュータネットワークシステムの管理方法。
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