JP5317596B2 - 本人認証サーバ及び本人認証方法 - Google Patents

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本発明は、eラーニングなどのコンテンツを利用するためにネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行するための本人認証サーバ及び本人認証方法に関するものである。
ブロードバンドの普及やパーソナルコンピュータの処理能力向上に伴って、インターネットを利用したeラーニングシステムが様々な用途で用いられるようになっている。eラーニングシステムにおいても他のインターネットを利用したサービス同様に、サービスの利用を開始する前にユーザの本人認証を行うことが一般的である。
ユーザの本人認証を行う方法としてはパスワードを用いられることが多いが、例えば、コンテンツの視聴が単位取得の条件となっていたり、試験問題に解答したりするようなケースでは特に精度の高い本人認証が求められることになり、指紋や顔などの生体情報による本人認証を併用することが考えられる。
また、サービスの開始時に本人が認証を行った後に他人と入れ替わる不正行為が行われることを防止するためには、サービスを利用している間に生体情報等による認証が繰り返し行われることが好ましい。これに対して、コンピュータの使用中にユーザが入れ替わることにより行われる不正行為を防止するために、顔画像等による本人認証を定期的又はランダムに行う本人認証装置に関する発明が開示されている(特許文献1参照)。
特開2002−55956号公報
特許文献1記載の発明によると、コンテンツの再生中にユーザが入れ替わったことを検知することが可能になるが、ここに開示された実施例はスタンドアローンのコンピュータの利用を前提としており、eラーニングのようなネットワーク利用についての具体的な開示がない。そのため、該発明をeラーニング等のネットワーク上で利用するコンテンツに適用しようとした場合、次のような問題が生じる。
特許文献1記載の発明では、顔画像の撮影等により本人認証に必要な情報を取得するプログラムや、本人認証において照合に用いられる顔画像等のデータがユーザの利用するコンピュータに格納されているため、ユーザはこれらが格納された特定のコンピュータでないとコンテンツを利用することができない。よって、これらのプログラムやデータはコンテンツを提供するサーバに共有され、ユーザの操作する端末が制約されないものであることが好ましい。
また、ネットワーク利用においてサービスの継続中にも本人認証のための処理を実行することとした場合に、かかる処理のためにサーバから送出する命令によってコンテンツの再生が中断されることがあると、コンテンツ利用の妨げとなりユーザの利便性を損ねるとともに、本人認証を実行するタイミングに気付いてその間だけユーザ本人に入れ替わって不正を行うことを許してしまうおそれも生じる。そのため、サービスの利用中に行われる本人認証のための顔画像の撮影処理は、ユーザに意識されることなく、ユーザが気付かないような状態で行われるものであることが好ましい。
さらに、本人認証のための顔画像の撮影等の処理を自動的に行うプログラムを利用することとした場合、該プログラムがユーザの利用するコンピュータに常駐していると、誤作動によって不要な撮影処理を行ったり、コンピュータで行っている処理を中止させてしまったりするおそれが生じる。そのため、該プログラムはeラーニング等のコンテンツを利用している間のみユーザの利用するコンピュータで動作するものであることが好ましい。
本発明は、このような課題に対応するためになされたものであり、eラーニングなどのコンテンツを利用するためにネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行するための本人認証サーバ及び本人認証方法を提供することを目的とするものである。
このような課題を解決する本発明は、ネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行するための本人認証サーバであって、ユーザ毎に登録されたユーザの顔画像の特徴データを格納する特徴データ格納手段と、ログオンの要求を送信したユーザの操作するユーザ端末に対して、前記ユーザ端末に接続されたカメラにユーザの顔画像の撮影処理と撮影された顔画像データの本人認証サーバへの送信処理をWebブラウザ上で実行させる撮影用プログラムと、前記撮影用プログラムの起動命令が埋め込まれた撮影ボタンを含む顔画像の撮影画面を前記ユーザ端末のWebブラウザによって表示させるためのファイルを送信する撮影画面送信手段と、前記ユーザ端末で前記撮影ボタンの押下により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する顔画像データ受信手段と、前記顔画像データ受信手段が受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する本人認証手段と、前記本人認証手段において所定の条件に合致すると判定されると、ログオン中のユーザとして前記ユーザに関する情報を記憶するログオン情報記憶手段と、前記ログオン情報記憶手段にログオン中のユーザとして記憶されているユーザからコンテンツファイルを読み出すリクエストを受け付けると、ユーザ端末にWebブラウザによって表示させるためのコンテンツファイルを格納するコンテンツファイル格納手段から前記コンテンツファイルを読み出して、前記ユーザのユーザ端末に対して、前記コンテンツファイルを送信するコンテンツファイル送信手段と、前記コンテンツファイル送信手段がコンテンツファイルを送信し、コンテンツファイルを再生中のユーザ端末に対して、所定のタイミングでWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令とあわせて、Webブラウザにおいて受け付けられる前記撮影用プログラムの起動命令を送信する起動命令送信手段と、前記ユーザ端末で前記起動命令により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する第2の顔画像データ受信手段と、前記第2の顔画像データ受信手段が受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する第2の本人認証手段と、前記本人認証手段において所定の条件に合致しないと判定されると、前記ユーザに関する情報を注意リストとして記憶する注意リスト記憶手段と、を備えることを特徴とする本人認証サーバである。また、本発明は、前記起動命令送信手段が送信するWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令は、ユーザが視認しにくい程度に極めて小さなサイズのウィンドウを開かせる命令であることを特徴とすることもできる。
本発明においては、コンテンツを利用したいユーザが操作するユーザ端末と接続された本人認証サーバに本人認証に用いるための顔画像の特徴データを格納し、ログオンを要求したユーザ端末に対して顔画像を撮影するためのプログラムを送信するよう構成することによって、ユーザ端末側では本人認証のために固有のプログラムやデータが不要になり、ユーザは様々な端末を用いてコンテンツを利用することが可能になる。また、顔画像を自動撮影するプログラムはログオンの際にサーバから送信され、ユーザ端末に常駐するものとはならないため、誤作動による不要な撮影処理やユーザ端末における処理の中断等を防止することもできる。
本発明においては、ログオンの際にユーザが利用したいコンテンツ特定し、顔画像による本人認証が行われると直ちにコンテンツファイルが送信されることとしてもよいが、このように構成すると、顔画像による本人認証によってユーザのログオンが行われ、ログオン中のユーザからコンテンツを指定したリクエストを受け付けるとコンテンツファイルが送信されるので、各々のコンテンツファイルを利用するたびに本人認証を行うことが不要になる。
このように構成すると、本発明においても、定期的又はランダムに本人認証を繰り返すことによって、コンテンツ利用中のユーザの入れ替わり等の不正行為が行われるリスクを軽減することが可能になる。
Webブラウザによってコンテンツを再生することとすれば、Webブラウザを備えてインターネットに接続可能なパーソナルコンピュータであれば本発明におけるユーザ端末として利用できることになるが、このように構成すると、定期的又はランダムに繰り返される本人認証の際に、コンテンツを再生しているウィンドウに影響を与えずに顔画像撮影ための命令を送信できるため、ユーザに意識されることなくコンテンツ利用中のユーザの本人認証を行うことが可能になる。
さらに、本発明は、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムを削除する削除命令を送信する削除命令送信手段を備えることを特徴としてもよいし、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムの削除命令が埋め込まれた終了ボタンを含むログアウト画面を表示させるファイルを送信するログアウト画面送信手段を備えていて、前記ユーザ端末では、前記終了ボタンの押下が検出されると前記撮影用プログラムの削除が実行されることを特徴としてもよい。
このように構成すると、コンテンツの利用が終了すると顔画像を撮影するためのプログラムがユーザ端末から自動的に削除されるため、誤作動による不要な撮影処理やユーザ端末における処理の中断等を確実に防止することができる。
本発明は、本発明にかかる本人認証サーバのそれぞれの構成によって実行される本人認証方法として特定することもできる。
本発明にかかる本人認証方法は、ネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行する方法であって、ユーザ毎に登録されたユーザの顔画像の特徴データを格納する特徴データ格納手段を備えた本人認証サーバが、ログオンの要求を送信したユーザの操作するユーザ端末に対して、前記ユーザ端末に接続されたカメラにユーザの顔画像の撮影処理と撮影された顔画像データの本人認証サーバへの送信処理をWebブラウザ上で実行させる撮影用プログラムと、前記撮影用プログラムの起動命令が埋め込まれた撮影ボタンを含む顔画像の撮影画面を前記ユーザ端末のWebブラウザによって表示させるためのファイルを送信する撮影画面送信ステップと、前記本人認証サーバが、前記ユーザ端末で前記撮影ボタンの押下により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する顔画像データ受信ステップと、前記本人認証サーバが、前記顔画像データ受信ステップで受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する本人認証ステップと、前記本人認証サーバが、前記本人認証ステップにおいて所定の条件に合致すると判定されると、ログオン中のユーザとして前記ユーザに関する情報を記憶するログオン情報記憶手段に記憶させるログオン情報記憶ステップと、前記本人認証サーバが、前記ログオン情報記憶手段にログオン中のユーザとして記憶されているユーザからコンテンツファイルを読み出すリクエストを受け付けると、ユーザ端末にWebブラウザによって表示させるためのコンテンツファイルを格納するコンテンツファイル格納手段から前記コンテンツファイルを読み出して、前記ユーザのユーザ端末に対して、前記コンテンツファイルを送信するコンテンツファイル送信ステップと、前記本人認証サーバが、前記コンテンツファイル送信ステップでコンテンツファイルを送信し、コンテンツファイルを再生中のユーザ端末に対して、所定のタイミングでWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令とあわせて、Webブラウザにおいて受け付けられる前記撮影用プログラムの起動命令を送信する起動命令送信ステップと、前記本人認証サーバが、前記ユーザ端末で前記起動命令により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する第2の顔画像データ受信ステップと、前記本人認証サーバが、前記第2の顔画像データ受信ステップで受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する第2の本人認証ステップと、前記本人認証サーバが、前記本人認証ステップにおいて所定の条件に合致しないと判定されると、前記ユーザに関する情報を注意リストとして記憶する注意リスト記憶手段に記憶させる注意リスト記憶ステップと、を有することを特徴とする本人認証方法である。また、本発明にかかる本人認証方法は、前記起動命令送信ステップにおいて送信されるWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令は、ユーザが視認しにくい程度に極めて小さなサイズのウィンドウを開かせる命令であることを特徴とすることもできる。
さらに、本発明にかかる本人認証方法は、前記本人認証サーバが、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムを削除する削除命令を送信する削除命令送信ステップを有することを特徴としてもよいし、前記本人認証サーバが、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムの削除命令が埋め込まれた終了ボタンを含むログアウト画面を表示させるファイルを送信するログアウト画面送信ステップを有していて、前記ユーザ端末では、前記終了ボタンの押下が検出されると前記撮影用プログラムの削除が実行されることを特徴としてもよい。
本発明によって、eラーニングなどネットワークを介したコンテンツの利用において、ユーザが操作するユーザ端末の本人認証を行うために必要な制約条件が緩和され、一般に利用されているパーソナルコンピュータ等を用いることが可能になる。また、コンテンツ利用中の本人認証はユーザが意識することなく行われるため、コンテンツ利用の妨げにならず、不正利用の防止にも効果的であるとともに、ユーザ端末における誤作動のリスクも低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図面を用いて、以下に詳細に説明する。尚、以下ではeラーニング等のコンテンツをインターネット経由で送信する実施形態について説明するが、かかる実施形態は本発明の一例であり、本発明は以下に示す実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明にかかる本人認証サーバの実施形態の概要を示す図である。図2は、本発明にかかる本人認証サーバの構成を示すブロック図である。図3〜図10は、本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第1〜第8の図である。図11は、本発明においてユーザ端末で動作する撮影用プログラムによる撮影処理のフローチャートである。図12〜図15は、本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証処理の第1〜第4のフローチャートである。図16は、本発明にかかる本人認証サーバにおいて用いられるユーザデータベースに記憶される情報を示す図である。
図1において、本発明にかかる本人認証サーバは、ユーザ端末からアクセスしたユーザの本人認証を行うために、Webサーバにおける一部の機能として備えられている。Webサーバは、ユーザ端末からのリクエストに応じてeラーニング用の動画ファイルなどのコンテンツを送信するが、ユーザデータベースに登録されたデータを参照して、リクエストを送信したユーザの本人認証を行う。
ユーザデータベースには、登録されたユーザ毎に、一般に認証キーとして用いられるパスワード等に加えて、ユーザの顔画像によって本人認証を行うためのユーザの顔画像の特徴データに関する情報が格納されている。ユーザ端末ではWebカメラを用いてユーザの顔画像を撮影してWebサーバに送信し、撮影した顔画像から抽出した特徴データがユーザデータベースに格納された特徴データと一致するか否かによって、ユーザの本人認証が行われる。
ユーザの本人認証はコンテンツファイルを読み出すためにWebサーバにログオンする際に限られず、コンテンツの利用中においても所定のタイミングで自動的にWebカメラにより顔画像を撮影してWebサーバに送信し、Webサーバにおいて繰り返し本人認証を実行する。コンテンツの利用中にも本人認証を繰り返すことによって、利用開始後のユーザの入れ替わり等の不正行為に対処することが可能になる。
本発明において、Webカメラによりユーザの顔画像を撮影するためのプログラムはログオンの際にWebサーバから送信され、コンテンツの利用中にWebカメラに顔画像を撮影させる命令もWebサーバから送信される。このように、ユーザの本人認証のために必要なプログラムや撮影のための命令をWebサーバから送信するよう構成することによって、WebブラウザとWebカメラが備えられたパーソナルコンピュータであれば、ユーザ端末としてコンテンツを利用することが可能になっている。
図2は、本発明にかかる本人認証サーバの構成を示している。本発明にかかる本人認証サーバは、ユーザ端末30からアクセスして、Webサーバ10にあるコンテンツを利用するユーザの本人認証を行う処理を実行するためのサーバとして、Webサーバ10の機能の一部として構成されている。
Webサーバ10はインターネットに接続されたサーバコンピュータであって、その物理的な構成は特に限定されるものではなく、一のサーバが二以上のコンピュータにより構成されていてもよいし、一のコンピュータが二以上のサーバの機能を備えるものであってもよい。
Webサーバ10のユーザ情報登録部11、ログオン受付部12、コンテンツ送信部13、認証処理部14は、いずれも機能的に特定されるものであって、それぞれの機能を実現するためのアプリケーションプログラムがWebサーバ10を構成するサーバコンピュータのメインメモリ等のメモリ領域(仮想メモリを含む)に読み出され、CPUによって演算処理が実行されることによってそれぞれの機能が実現される。
Webサーバ10の撮影用プログラム格納部15、コンテンツファイル格納部16、注意リスト記憶部17には、Webサーバ10を構成するサーバコンピュータのHDD等の記憶装置の所定の領域が割り当てられるが、これらの各部はアプリケーションプログラムを実行するサーバコンピュータとは異なるファイルサーバやデータベースサーバ等の他のコンピュータに設けられるものであってもよい。コンテンツファイル格納部16には、eラーニング等で用いられる音声データを含む動画ファイル等が格納されている。
ユーザデータベース20は、Webサーバ10のコンテンツを利用するユーザのユーザ情報を格納するデータベースサーバであるが、その物理的な構成は特に限定されるものではない。ユーザデータベース20は、Webサーバ10を構成するサーバコンピュータと同一のコンピュータに設けられるものであってもよい。
ユーザデータベース20には、マスタ情報記憶部21、特徴データ記憶部22、顔画像データ記憶部23について、ユーザデータベース20を構成するデータベースサーバのHDD等の記憶装置の所定の領域が割り当てられる。それぞれに記憶されるデータは図16に示したように、ユーザのIDやPWを含むマスタ情報に、ユーザの顔画像のイメージファイルから抽出された特徴データ、ユーザの顔画像のイメージファイルが関連付けてユーザ毎に記憶されている。
尚、ユーザの顔画像のイメージファイルから特徴データを抽出する方法は特に限定されるものではなく、顔画像による本人認証を行うことができるように、一般に顔認証において用いられる顔の輪郭、目や口の位置や形状などの特徴データを抽出することとすればよい。また、顔画像データ記憶部23に記憶されるイメージファイルについては、個人情報保護の観点から暗号化を施しておくことが好ましい。
本発明で顔画像による本人認証を行うためには、ユーザデータベース20にマスタ情報と顔画像データの登録を行っておくことが必要である。これらの情報を登録する方法は特に限定されるものではなく、ユーザが送付した顔写真が添付された書類から必要な情報をコンテンツの提供者側で入力することとしてもよいし、ユーザ端末30からWebサーバ10にアクセスしたユーザが、オンラインで必要なユーザ情報を登録することとしてもよい。
後者の場合であれば、Webサーバ10がユーザ端末30からユーザ情報登録のリクエストを受け付けると、ユーザ情報登録部11が起動されてユーザデータベース20へのユーザ情報の登録が行われる。ユーザの基本情報はユーザ情報登録部11で発行されたユーザのIDとともに、マスタ情報記憶部21に記憶される。パスワードはユーザ情報登録部11で発行したものを記憶してユーザ端末30に通知することとしてもよいし、ユーザが指定するものを登録してもよい。ユーザ端末30から送信されたユーザの顔画像のイメージファイルは、顔画像データ記憶部23に記憶される。ユーザ情報登録部11ではユーザの顔画像のイメージファイルから所定のルールに基づいて特徴データを抽出し、特徴データ記憶部22に記憶させる。
以上の構成とユーザ情報の事前登録を前提にして、本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順について、図3〜図10に従って説明する。
顔画像データを含むユーザ情報の登録を行ったユーザがeラーニング等のコンテンツを利用したい場合には、ユーザ端末30においてWebブラウザ31を起動してWebサーバ10からサービスにログオンするためのWebページを読み出して、図3の例に示したように、サービスへのログオンのリクエストをWebサーバ10に送信する。リクエストを受信したWebサーバ10では、ログオン受付部12が起動されて、ユーザ端末30にID、PW(パスワード)の入力を要求する画面のHTML等で記述されたファイルを送信する。
ユーザ端末30ではWebブラウザ31によってID、PWの入力画面が表示され、図4の例に示したように、ユーザはID、PWを入力してWebサーバ10に送信する。ID、PWを受信したWebサーバ10では、認証処理部14が起動されて、受信したIDに対応するユーザのマスタ情報をユーザデータベース20のマスタ情報記憶部21から読み出して、ここに記憶されているPWが受信したPWと一致するかを確認する。
IDに対応するPWの一致が確認されると、図5の例に示したように、顔画像の撮影を促す画面のHTML等で記述されたファイルと、撮影用プログラム格納部15から読み出したユーザ端末30のWebカメラ33に顔画像を撮影させるための撮影用プログラムをユーザ端末30に送信する。IDに対応するPWの一致が確認されないと、エラーとなってログオンは受け付けられない。
撮影用プログラム格納部15から読み出される撮影用プログラムは、ユーザ端末30のカメラドライバ32に対してWebカメラ33による撮影処理を実行させ、撮影した画像をWebサーバ10に送信する機能を備えたプログラムであり、ユーザ端末30にダウンロードされてWebブラウザ31で実行される。Webブラウザ31上での実行を可能にするためには、例えばActiveXコントロールに対応したプログラムを用いることとすればよい。
一方、顔画像の撮影を促す撮影用画面には顔画像を撮影するための撮影ボタンが含まれており、撮影ボタンには撮影用プログラムの起動命令が埋め込まれている。ユーザ端末30に撮影用画面が表示され、ユーザがWebカメラ33に正対して撮影用画面上の撮影ボタンを押下すると、図6の例に示したように、撮影用プログラムが起動されてWebカメラ33によってユーザの顔画像の撮影が行われ、撮影された顔画像のイメージファイルがWebサーバ10に送信される。
図11のフローチャートは、撮影用プログラムのユーザ端末30で動作するフローを示している。Webブラウザ31によってユーザ端末30に表示されている撮影用画面において、撮影ボタンが押下されたことを検知すると(S01)、Webカメラ33によってユーザの顔画像を撮影し(S02)、撮影した顔画像データを取得して(S03)、Webサーバに送信する(S04)。
尚、撮影用プログラムは撮影ボタンの押下に限らず、Webサーバ10からの撮影処理のための起動命令をWebブラウザ31で受信したことによっても同様の処理が実行される。かかる処理の目的については後述するが、ユーザ端末30で受信された撮影用プログラムは顔画像の撮影が行われると直ちに削除されるのではなく、ユーザがログオンしている間はユーザ端末30のメインメモリ等に一時記憶されていて、Webサーバ10からの起動命令によって顔画像の撮影等の処理を実行する。
Webサーバ10において実行されるここまでの処理フローは、図12のフローチャートに示したとおりである。
Webサーバ10がログオンのリクエストを受信すると(S11)、ユーザ端末30にIDとPWの入力を要求し(S12)、ユーザ端末30に入力されたIDとPWを受信する(S13)。受信したIDとPWについて、ユーザデータベース20にあらかじめ登録されたIDに対応するPWと照合し(S14)、PWが一致する場合には(S15)、顔画像の撮影用プログラムを読み出して(S16)、撮影用プログラムを起動する撮影ボタンが埋め込まれた顔画像の撮影用画面とともに、ユーザ端末30に送信する(S17)。PWが一致しない場合には、ユーザ端末30にエラー表示を行うなど、ログオンのエラー処理を実行する(S18)。
続いて、Webサーバ10がWebカメラ33で撮影されたユーザの顔画像のイメージファイルを受信すると、図7の例に示したように、ユーザデータベース20にあらかじめ登録されたユーザの顔画像に関する情報との照合によって、顔認証による本人認証が行われる。
ここでの照合方法は特に限定されるものではないが、一般的な顔認証において用いられる方法として、受信した顔画像のイメージファイルから、顔の輪郭、目や口の位置や形状など、所定のルールに基づく特徴データを抽出し、ユーザのIDと関連付けてユーザデータベース20の特徴データ記憶部22に記憶された特徴データと対比して、両者の一致する度合いが所定の基準値を上回る場合には、ユーザ本人であると認証することとすればよい。
顔認証により本人であることの認証が行われると、ユーザが要求したコンテンツの利用が可能になる。ユーザがログオンをリクエストする際にコンテンツが特定されている場合(ユーザがコンテンツを指定した場合やコンテンツが1つに限られている場合)には、コンテンツ送信部13が起動されて対応するコンテンツファイルをコンテンツファイル格納部16から読み出して、直ちにユーザ端末30に送信することができる。
一方、ログオンの時点でコンテンツが特定されていない場合には、ログオンによってユーザ端末30とのセッションを確立して、ログオン中のユーザのIDやログオンを確立したセッションに割り当てられたセッションIDなど、ログオン中のユーザを特定できる情報をWebサーバ10のメインメモリ等に一時記憶させる。この状態においれログオン中のユーザからのコンテンツを特定したコンテンツファイル読み出しのリクエストを受け付けると、コンテンツ送信部13が起動されて対応するコンテンツファイルをコンテンツファイル格納部16から読み出してユーザ端末30に送信する。
尚、Webサーバ10のメインメモリ等に一時記憶させるログオン中のユーザを特定するための情報は、ログオン中のユーザのIDやユーザ端末30との間に張られたセッションのセッションIDに限定されるものではない。これらの他にも、例えば、Cookieを使ってログオン中のユーザ端末30を特定することとしてもよいし、ログオンしたユーザ端末30に認証用のトークンを割り当て、これをユーザ端末30に送信してコンテンツファイル読み出しのリクエストにトークンが生成した認証キーをあわせて送信させることとによっても、ログオン中のユーザであることを特定することができる。尚、後者の方法では、ユーザ端末30に送信したトークンとWebサーバ10側のトークンを同期させることが必要である。
ユーザ端末30にコンテンツファイルが送信されると、ユーザ端末30でeラーニング等のコンテンツが再生される。コンテンツの再生方法は特に限定されるものではないが、Webブラウザ31上での再生を可能とするために、例えば動画や音声のプラグインを用いることとすればよい。
Webサーバ10において実行されるここまでの処理フローは、図13のフローチャートに示したとおりである。
Webサーバ10がユーザ端末30のWebカメラ33で撮影された顔画像データ(イメージファイル)を受信すると(S19)、そこから顔画像の特徴データを抽出する(S20)。一方、ユーザデータベース20からあらかじめ登録されたユーザのIDに対応する顔画像の特徴データを読み出して(S21)、特徴点が一致する(一致の度合いが所定の基準値を上回る)場合には(S22)、ユーザが利用するコンテンツのコンテンツファイルを読み出して(S23)、ユーザ端末30に送信する(S24)。特徴点が一致しない(一致の度合いが所定の基準値に満たない)場合には、ユーザ端末30にエラー表示を行ったり、ユーザ端末30の撮影用プログラムを削除したりするなどのエラー処理を実行する(S25)。
続いて、ユーザ端末30でコンテンツファイルが再生されている間に、所定のタイミングに到達すると、Webサーバ10では認証処理部14が起動されて、ユーザ端末20にユーザの顔画像を撮影する命令が送信される。送信のタイミングは特に限定されるものではないが、コンテンツファイルの送信から時間の経過をカウントし、例えば10分毎といったタイミングで定期的に命令を送信することとしてもよいし、コンテンツファイルの送信後ランダムに命令を送信することとしてもよい。
Webサーバ30から送信されるユーザの顔画像を撮影する命令は、ログオンの際に送信してユーザ端末30のメインメモリ等に一時記憶されている撮影用プログラムへの起動命令となる。この起動命令が送信されると、ユーザ端末30のメインメモリ等に一時記憶されている撮影用プログラムが起動されて、Webカメラ33によるユーザの顔画像の撮影処理が自動的に行われる。
尚、撮影用プログラムを先に説明したようにWebブラウザ31上で実行されるActiveXコントロール等に対応したプログラムとすると、ここで送信される起動命令はWebブラウザ31で受け付けられるため、Webブラウザ31によって表示されているWebページに何らかの影響が生じることになる。起動命令の送信はコンテンツの再生中であるので、コンテンツの再生が中断されてしまうおそれが生じるほか、コンテンツの表示画面上に生じる変化によって顔画像の撮影が行われることにユーザが気付いてしまうおそれもある。コンテンツの再生中の顔画像の撮影はログオン後のユーザの入れ替わりによる不正行為の防止等を目的に行われるので、コンテンツの表示画面上には変化を生じさせずに撮影用プログラムの起動命令を送信することが好ましい。
そこで、撮影用プログラムの起動命令を送信する際には、図8の例に示したように、Webブラウザ31に新たなウィンドウ(サブウィンドウ)を開かせる命令をあわせて送信することとすれば、コンテンツの表示されるウィンドウに影響を与えることなく、Webブラウザ31上で撮影用プログラムを実行させることができる。この新たに開くウィンドウのサイズを極めて小さいものと設定しておくことによって、ユーザにはほとんど気付かれない状態で顔画像の撮影処理を自動的に起動することができる。
Webサーバ10において実行されるここまでの処理フローは、図14のフローチャートに示したとおりである。Webサーバ10ではコンテンツファイルの送信等から所定の時間の経過を計測し、所定の時間が経過すると(S26)、ユーザ端末30に一時記憶されている撮影用プログラムに対する顔画像の撮影命令を送信する(S27)。
撮影用プログラムによる顔画像の撮影処理のフローは、図11のフローチャートに示したように、Webサーバ10からの撮影命令(撮影用プログラムの起動命令)を受信することが起動のトリガとなる点を除き、基本的にはログオン時と同様になる。
また、撮影用プログラムの起動のために開かれたサブウィンドウは、顔画像の撮影処理が行われれば閉じられることになるが、サブウィンドウを閉じる方法は特に限定されるものではなく、Webサーバ10からのサブウィンドウを開く命令に撮影用プログラムの起動後にサブウィンドウを閉じるよう設定しておいてもよいし、撮影処理の終了後や撮影した顔画像データをWebサーバ10に送信する際に、撮影用プログラムによるってサブウィンドウを閉じる処理を実行させることとしてもよい。
図9の例に示したように、Webカメラ33で撮影されたユーザの顔画像のイメージファイルは、撮影用プログラムによってWebサーバ10に送信される。これを受信したWebサーバ10では、ログオン時と同様にユーザデータベース20にあらかじめ登録されたユーザの顔画像に関する情報と照合して、顔認証によるユーザの本人認証が行われる。
顔画像の特徴点が一致して本人認証が行われた場合には、ユーザ本人がコンテンツの利用を継続していることが確認できたので、そのままコンテンツの再生が継続される。顔画像の特徴点が一致しなかった場合については、直ちにコンテンツの再生を中止させる命令をユーザ端末30に送信することとしてもよいが、顔認証のような生体認証では誤認証が行われる可能性も否定できない。
そこで、ユーザが入れ替わっている可能性があることを記録するために、該ユーザに関する情報のログを注意リスト記憶部17に記憶させておくことが好ましい。注意リスト記憶部には、顔画像の特徴点が一致しなかったユーザのID、認証が行われた時刻等をログとして記憶させておく。不正行為が行われたか否かについては、事後的に検討して判定することとすればよいが、注意リスト記憶部17にログを記憶させることとあわせて、ユーザ端末30におけるコンテンツの再生を中断させることとしてもよい。
Webサーバ10において実行されるここまでの処理フローは、図15のフローチャートに示したとおりであり、基本的なフローは図13のフローチャートと共通する。
Webサーバ10がユーザ端末30のWebカメラ33で撮影された顔画像データを受信すると(S28)、そこから顔画像の特徴データを抽出する(S29)。ユーザデータベース20からあらかじめ登録されたユーザのIDに対応する顔画像の特徴データを読み出して(S30)、特徴点が一致する場合には(S31)、そのままコンテンツの利用が継続される。特徴点が一致しない場合には、注意リストの記録が行われ(S32)、あわせてコンテンツの再生を中止させる命令を送信することとしてもよい。
コンテンツの再生が終了し、ユーザがサービスの利用を終了する場合には、図10の例に示したように、ユーザ端末30からログアウトのリクエストがWebサーバ10に送信される。ここで、ユーザ端末30のメインメモリ等に一時記憶されている撮影用プログラムが常駐したままであると、何らかの命令により誤作動が発生して不要な撮影処理を行ったり、コンピュータで行っている処理を中止させてしまったりするおそれが生じることになる。
そこで、ログアウトが行われる際には、ユーザ端末30のメインメモリ等に一時記憶されている撮影用プログラムを削除するよう構成することが好ましい。具体的な削除方法は特に限定されるものではないが、例えばWebサーバ10でセッションの切断等のログアウトの処理を実行する際に、ユーザ端末30に対して撮影用プログラムの削除命令を送信することとしてもよいし、ユーザ端末30に表示されるログアウト画面にログアウトのボタン(サービスの終了ボタン)を表示させ、このボタンに撮影用プログラムの削除命令を埋め込んでおくこととしてもよい。
本発明にかかる本人認証サーバの実施形態の概要を示す図である。 本発明にかかる本人認証サーバの構成を示すブロック図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第1の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第2の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第3の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第4の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第5の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第6の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第7の図である。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証の処理手順を示す第8の図である。 本発明においてユーザ端末で動作する撮影用プログラムによる撮影処理のフローチャートである。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証処理の第1のフローチャートである。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証処理の第2のフローチャートである。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証処理の第3のフローチャートである。 本発明にかかる本人認証サーバによる本人認証処理の第4のフローチャートである。 本発明にかかる本人認証サーバにおいて用いられるユーザデータベースに記憶される情報を示す図である。
符号の説明
10 Webサーバ
11 ユーザ情報登録部
12 ログオン受付部
13 コンテンツ送信部
14 認証処理部
15 撮影用プログラム格納部
16 コンテンツファイル格納部
17 注意リスト記憶部
20 ユーザデータベース
21 マスタ情報記憶部
22 特徴データ記憶部
23 顔画像データ記憶部
30 ユーザ端末
31 Webブラウザ
32 カメラドライバ
33 Webカメラ

Claims (8)

  1. ネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行するための本人認証サーバであって、
    ユーザ毎に登録されたユーザの顔画像の特徴データを格納する特徴データ格納手段と、
    ログオンの要求を送信したユーザの操作するユーザ端末に対して、前記ユーザ端末に接続されたカメラにユーザの顔画像の撮影処理と撮影された顔画像データの本人認証サーバへの送信処理をWebブラウザ上で実行させる撮影用プログラムと、前記撮影用プログラムの起動命令が埋め込まれた撮影ボタンを含む顔画像の撮影画面を前記ユーザ端末のWebブラウザによって表示させるためのファイルを送信する撮影画面送信手段と、
    前記ユーザ端末で前記撮影ボタンの押下により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する顔画像データ受信手段と、
    前記顔画像データ受信手段が受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する本人認証手段と、
    前記本人認証手段において所定の条件に合致すると判定されると、ログオン中のユーザとして前記ユーザに関する情報を記憶するログオン情報記憶手段と、
    前記ログオン情報記憶手段にログオン中のユーザとして記憶されているユーザからコンテンツファイルを読み出すリクエストを受け付けると、ユーザ端末にWebブラウザによって表示させるためのコンテンツファイルを格納するコンテンツファイル格納手段から前記コンテンツファイルを読み出して、前記ユーザのユーザ端末に対して、前記コンテンツファイルを送信するコンテンツファイル送信手段と、
    前記コンテンツファイル送信手段がコンテンツファイルを送信し、コンテンツファイルを再生中のユーザ端末に対して、所定のタイミングでWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令とあわせて、Webブラウザにおいて受け付けられる前記撮影用プログラムの起動命令を送信する起動命令送信手段と、
    前記ユーザ端末で前記起動命令により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する第2の顔画像データ受信手段と、
    前記第2の顔画像データ受信手段が受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する第2の本人認証手段と、
    前記本人認証手段において所定の条件に合致しないと判定されると、前記ユーザに関する情報を注意リストとして記憶する注意リスト記憶手段と、
    を備えることを特徴とする本人認証サーバ。
  2. 前記起動命令送信手段が送信するWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令は、ユーザが視認しにくい程度に極めて小さなサイズのウィンドウを開かせる命令であること
    を特徴とする請求項記載の本人認証サーバ。
  3. ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムを削除する削除命令を送信する削除命令送信手段を備えること
    を特徴とする請求項1又は2記載の本人認証サーバ。
  4. ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムの削除命令が埋め込まれた終了ボタンを含むログアウト画面を表示させるファイルを送信するログアウト画面送信手段を備えていて、
    前記ユーザ端末では、前記終了ボタンの押下が検出されると前記撮影用プログラムの削除が実行されること
    を特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の本人認証サーバ。
  5. ネットワークを介してアクセスしたユーザの本人認証を実行する方法であって、
    ユーザ毎に登録されたユーザの顔画像の特徴データを格納する特徴データ格納手段を備えた本人認証サーバが、
    ログオンの要求を送信したユーザの操作するユーザ端末に対して、前記ユーザ端末に接続されたカメラにユーザの顔画像の撮影処理と撮影された顔画像データの本人認証サーバへの送信処理をWebブラウザ上で実行させる撮影用プログラムと、前記撮影用プログラムの起動命令が埋め込まれた撮影ボタンを含む顔画像の撮影画面を前記ユーザ端末のWebブラウザによって表示させるためのファイルを送信する撮影画面送信ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記ユーザ端末で前記撮影ボタンの押下により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する顔画像データ受信ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記顔画像データ受信ステップで受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する本人認証ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記本人認証ステップにおいて所定の条件に合致すると判定されると、ログオン中のユーザとして前記ユーザに関する情報を記憶するログオン情報記憶手段に記憶させるログオン情報記憶ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記ログオン情報記憶手段にログオン中のユーザとして記憶されているユーザからコンテンツファイルを読み出すリクエストを受け付けると、ユーザ端末にWebブラウザによって表示させるためのコンテンツファイルを格納するコンテンツファイル格納手段から前記コンテンツファイルを読み出して、前記ユーザのユーザ端末に対して、前記コンテンツファイルを送信するコンテンツファイル送信ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記コンテンツファイル送信ステップでコンテンツファイルを送信し、コンテンツファイルを再生中のユーザ端末に対して、所定のタイミングでWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令とあわせて、Webブラウザにおいて受け付けられる前記撮影用プログラムの起動命令を送信する起動命令送信ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記ユーザ端末で前記起動命令により起動された撮影用プログラムによって撮影されたユーザの顔画像データを受信する第2の顔画像データ受信ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記第2の顔画像データ受信ステップで受信した顔画像データから前記ユーザの顔画像の特徴データを抽出し、前記ユーザについて前記特徴データ格納手段に格納された顔画像の特徴データと対比して、ユーザ本人と認証するための所定の条件に合致するかを判定する第2の本人認証ステップと、
    前記本人認証サーバが、前記本人認証ステップにおいて所定の条件に合致しないと判定されると、前記ユーザに関する情報を注意リストとして記憶する注意リスト記憶手段に記憶させる注意リスト記憶ステップと、
    を有することを特徴とする本人認証方法。
  6. 前記起動命令送信ステップにおいて送信されるWebブラウザに新たなウィンドウを開かせる命令は、ユーザが視認しにくい程度に極めて小さなサイズのウィンドウを開かせる命令であること
    を特徴とする請求項5記載の本人認証方法。
  7. 前記本人認証サーバが、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムを削除する削除命令を送信する削除命令送信ステップを有すること
    を特徴とする請求項5又は6記載の本人認証方法。
  8. 前記本人認証サーバが、ログアウトの要求を送信したユーザ端末に対して、前記撮影用プログラムの削除命令が埋め込まれた終了ボタンを含むログアウト画面を表示させるファイルを送信するログアウト画面送信ステップを有していて、
    前記ユーザ端末では、前記終了ボタンの押下が検出されると前記撮影用プログラムの削除が実行されること
    を特徴とする請求項5乃至7いずれかに記載の本人認証方法。
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