JP5316966B2 - コンテンツダウンロードシステム、エージェント、及びコンテンツダウンロード方法 - Google Patents

コンテンツダウンロードシステム、エージェント、及びコンテンツダウンロード方法 Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツダウンロードシステムに関する。
コンテンツダウンロードサービスは、利用者が携帯端末による無線アクセスを使用して、インターネット上のコンテンツサーバからコンテンツをダウンロードするサービスである。携帯端末を用いた無線アクセスには、例えば、第3世代携帯電話に代表される携帯電話システムのように、無線エリアは広いが通信速度が低速なシステムと、無線LAN(Local Area Network)や、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)のように無線エリアは狭いが通信速度が高速なシステムとが存在する。携帯端末を用いて無線アクセスを行う場合、携帯端末は、利用者と共に移動する。そのため、コンテンツダウンロードシステムは、携帯端末の移動に応じて効率的にコンテンツのダウンロードを提供することが課題となる。無線システムの特徴を利用して、携帯端末の移動状況に応じたコンテンツダウンロードを提供する関連技術が、以下のように開示されている。
特開2004−038242号公報は、電車内の利用者がインターネットなどにアクセスする場合に、効率的なアクセスを安価に提供する事が可能な電車内ダウンロードサービスシステムを開示している。特開2004−038242号公報の電車内ダウンロードサービスシステムは、電車内に存在する任意の端末から要求されたコンテンツを所定のネットワークに接続されたコンテンツサーバからダウンロードして端末に提供するために用いる電車内ダウンロードサービスシステムである。駅構内無線通信手段は、複数の駅のそれぞれに設置され、電車が各駅の構内に存在する状態で電車内の端末もしくは社内サーバとの間で無線通信が可能である。代理ダウンロード手段は、駅構内無線通信手段と接続され、端末もしくは社内サーバからのダウンロード要求に従って、要求元の代理として該当するコンテンツサーバにアクセスし、要求されたコンテンツを取得し蓄積する。データ取得駅特定手段は、端末もしくは社内サーバが要求したデータを取得する駅を特定する。コンテンツ転送手段は、代理ダウンロード手段が取得したコンテンツを、データ取得駅特定手段の特定した駅に属する駅構内無線通信手段を介して端末もしくは社内サーバに転送する。
特開2005−026977号公報は、コンテンツのダウンロードを様々な場所にて短時間で行うことを可能とするコンテンツ予約配信システムを開示している。特開2005−026977号公報のコンテンツ予約配信システムは、第1のサービスエリアおよび第1のデータ転送速度を有する第1の無線通信システムと、第1のサービスエリアより狭い第2のサービスエリアおよび第1のデータ転送速度より高速の第2のデータ転送速度を有する第2の無線通信システムを介して、コンテンツを提供するコンテンツサーバと移動通信装置との間で予約配信を行うコンテンツ予約配信システムである。移動通信装置は、コンテンツサーバに対して第1の無線通信システムを介して所望コンテンツのダウンロード予約情報を送信する手段と、第2の通信システムを介してコンテンツサーバに所望コンテンツのダウンロード要求を送信する要求送信手段と、コンテンツサーバから第2の通信システムを介して送信される所望コンテンツを受信する手段とを備える。コンテンツサーバは、ダウンロード予約情報を受信する手段と、ダウンロード要求を受信する手段と、受信されたダウンロード予約情報およびダウンロード要求に従って、所望コンテンツを第2の通信システムを介して移動端末装置に送信する手段とを備える。
特開2005−033439号公報は、データ利用者が移動しながら所望のデータを取得できるデータ配信システムを開示している。特開2005−033439号公報のデータ配信システムは、ネットワークに接続された複数のアクセスポイントを介して移動端末に対して情報を配信するデータ配信システムである。アクセスポイントおよび移動端末機は、ブルートゥースを用いた送受信が可能である。情報準備手段は、情報を準備する。予測する手段は、移動端末機の位置を予測する。選択する手段は、予測された移動端末機位置近くのアクセスポイントを選択する。送信する手段は、選択されたアクセスポイントから移動端末機に準備手段で準備された情報を、ブルートゥースを用いてする。
特開2006−196008号公報は、移動体装置を用いてモバイルアクセスする特定の利用者を対象とした効果的なキャッシュを可能とするデータ配信システムを開示している。特開2006−196008号公報のデータ配信システムにおける管理装置は、無線ネットワークを介してインターネットに接続される移動計算機と、インターネット経由で移動計算機にWWW(World Wide Web)情報を提供する情報サーバと、情報サーバから移動計算機へ転送される情報をキャッシュする複数配置されたキャッシュサーバと接続可能な管理装置である。受信する手段は、移動計算機から所定のタイミングで通知される該移動計算機の無線ネットワークにおける接続位置に関する情報と、移動計算機が予め登録された特別の利用者に係わるものである場合に、少なくとも該移動計算機のネットワーク接続時に該移動計算機から通知される該移動計算内に記憶された1または複数のWWW情報を指定する識別情報と受信する。選択する手段は、移動計算機から通知された移動計算機の接続位置に関する情報を用いて、該移動計算機の近隣に配置された1または複数のキャッシュサーバを選択する。制御を行う手段は、選択されたキャッシュサーバに、通知された該特別の利用者に関連する識別情報に基づいて選択したWWW情報、および、情報サーバによりWWW情報を提供する情報提供者のうち予め登録された特別の情報提供者であって該特別の利用者を指定しているものに関連する情報に依存して選択されたWWW情報をキャッシュさせる制御を行う。
特開2004−038242号公報 特開2005−026977号公報 特開2005−033429号公報 特開2006−196008号公報
上述した関連技術による情報配信システムは、特定の場所における情報配信を、高速、かつ効率的に行うための技術である。そのため、利用者が自由に移動する状況における情報配信については考慮されていない。さらには、利用者の移動やネットワークの状況に合わせた最適な情報配備についても考慮されていない。
そこで、本発明は、携帯端末の移動状況に応じて、コンテンツを効率よく携帯端末へダウンロードすることが可能なコンテンツダウンロードシステムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、携帯端末がコンテンツを効率よくダウンロードできるアクセスポイントを選択することが可能なコンテンツダウンロードシステムを提供することを目的とする。
本発明のコンテンツダウンロードシステムは、第1無線エリアを構成して第1通信速度で通信を行う第1無線通信ネットワークと、第1無線エリアより無線エリアの狭い第2無線エリアを構成して第1通信速度より通信速度の速い第2通信速度で通信を行う第2無線通信ネットワークと、第2無線通信ネットワークは、第2無線エリアを構成するアクセスポイントと、アクセスポイントに対応して設置され、コンテンツを一時的に記憶するキャッシュサーバとを具備し、コンテンツを記憶するコンテンツサーバと、第1無線通信ネットワークを介して、現在の位置情報を含めたコンテンツのダウンロード要求を送信する携帯端末と、アクセスポイントの位置情報と、アクセスポイントと対応するキャッシュサーバとを、アクセスポイント毎に対応させて記録するエージェントと、を備え、エージェントは、ダウンロード要求を受信すると、コンテンツサーバからコンテンツを取得して、ダウンロード要求に含まれる携帯端末の位置情報とアクセスポイントの位置情報とに基づいてアクセスポイントのうちから指定アクセスポイントを決定して、キャシュサーバのうちから指定アクセスポイントに対応する指定キャッシュサーバを特定して、指定キャッシュサーバへコンテンツをキャッシュし、携帯端末は、指定アクセスポイントの無線エリア内に移動し、指定キャッシュサーバは、携帯端末が指定アクセスポイントの無線エリア内に移動すると、指定アクセスポイントを介して携帯端末へコンテンツを送信する。
本発明のエージェントは、上述のコンテンツダウンロードシステムにおいて使用される
本発明のコンテンツダウンロード方法は、第1無線エリアを構成して第1通信速度で通信を行う第1無線通信ネットワークと、第1無線エリアより無線エリアの狭い第2無線エリアを構成して第1通信速度より通信速度の速い第2通信速度で通信を行う第2無線通信ネットワークと、携帯端末と、エージェントと、コンテンツサーバとを備えるコンテンツダウンロードシステムにおいて、第2無線通信ネットワークは、第2無線エリアを構成するアクセスポイントと、アクセスポイントに対応して設置され、コンテンツを一時的に記憶するキャッシュサーバと、を具備し、コンテンツを記憶するステップと、第1無線通信ネットワークを介して、現在の位置情報を含めたコンテンツのダウンロード要求を送信するステップと、アクセスポイントの位置情報と、アクセスポイントと対応するキャッシュサーバとを、アクセスポイント毎に対応させて記録するステップと、ダウンロード要求を受信するとコンテンツサーバからコンテンツを取得するステップと、ダウンロード要求に含まれる携帯端末の位置情報とアクセスポイントの位置情報とに基づいてアクセスポイントのうちから指定アクセスポイントを決定するステップと、キャシュサーバのうちから指定アクセスポイントに対応する指定キャッシュサーバを特定するステップと、指定キャッシュサーバへコンテンツをキャッシュするステップと、指定アクセスポイントの無線エリア内に移動するステップと、携帯端末が指定アクセスポイントの無線エリア内に移動すると指定アクセスポイントを介して携帯端末へコンテンツを送信するステップとを備える。
本発明によれば、携帯端末の移動状況に応じて、コンテンツを効率よく携帯端末へダウンロードすることが可能なコンテンツダウンロードシステムを提供することができる。
さらに、本発明によれば、携帯端末へコンテンツを効率よくダウンロードできるアクセスポイントを選択することが可能なコンテンツダウンロードシステムを提供することができる。
上記発明の目的、効果、特徴は、添付される図面と連携して実施の形態の記述から、より明らかになる。
図1は、第1実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成を示す図である。 図2は、第1実施形態における移動体通信ネットワークと高速無線アクセスネットワークとの無線エリアの違いを示した図である。 図3は、第1実施形態におけるエージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの構成を示す図である。 図4は、第1実施形態におけるエージェント200の機能ブロック図である。 図5は、第1実施形態における優先度が高優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。 図6は、第1実施形態におけるコンテンツの優先度を選択する選択画面を示す図である。 図7は、第1実施形態における優先度が中優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。 図8は、第1実施形態における優先度が中優先である場合に位置情報管理部203が指定APを決定するときの概念図である。 図9は、第1実施形態における優先度が低優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。 図10は、第1実施形態における優先度が低優先の場合に位置情報管理部203が指定APを決定するときの概念図である。 図11は、第2実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成を示す図である。 図12は、第2実施形態における監視装置300の機能ブロック図である。 図13は、第2実施形態におけるエージェント200の機能ブロック図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態によるコンテンツダウンロードシステムを以下に説明する。
(第1実施形態)
まず、本発明の第1実施形態によるコンテンツダウンロードシステムの説明を行う。
[構成の説明]
はじめに、図1を使用して、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成の説明を行う。図1は、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成を示す図である。
本実施形態のコンテンツダウンロードシステムは、携帯端末100と、ネットワークA(以下、NW−A)101と、基地局102−1〜nと、ネットワークB(以下、NW−B)103と、アクセスポイント(以下、AP)104−1〜nと、キャッシュサーバ105−1〜nと、インターネット107と、コンテンツサーバ108と、エージェント200とを備える。
まず、NW−A101及び基地局102−1〜nの説明を行う。NW−A101と基地局102−1〜nは、例えば、第3世代携帯電話に代表される移動体通信ネットワークを構成する。NW−A101は、基地局102−1〜nを制御する基地局制御装置や、交換機、位置登録サーバのような装置を備える従来の移動体通信ネットワークである。基地局102−1〜nは、それぞれNW−A101と接続されている。基地局102−1〜nは、それぞれ携帯端末100と無線により通信が可能である。携帯端末100は、基地局102−1〜nを介してNW−A101へ接続して通信を行うことが可能である。また、NW−A101は、インターネット107と接続されている。そのため、携帯端末100は、基地局102−1〜n及びNW−A101を介してインターネット107へアクセスする事が可能である。NW−A101及び基地局102−1〜nによる移動体通信ネットワークは、従来の技術によるため詳細な説明は省略する。なお、基地局102−1〜nは3局の基地局しか図示しないが、実際にはより多数(n局:nは0以上の整数)存在する。
次に、NW−B103及びAP104−1〜nの説明を行う。NW−B103とAP104−1〜nは、無線LANやWiMAX等に代表される高速無線アクセスによるIP(Internet Protocol)ネットワークを構成する。NW−B103は、多数のネットワークスイッチや、ネットワークルータ、あるいは伝送装置を接続して構成される。AP104−1〜nは、それぞれNW−B103と接続されている。AP104−1〜nは、それぞれ携帯端末100と無線による通信が可能である。携帯端末100は、AP104−1〜nを介してNW−B103へ接続して通信を行うことが可能である。また、NW−B103は、エージェント200を介してインターネット107と接続されている。そのため、携帯端末100は、AP104−1〜nおよびNW−B103を介してインターネット107へアクセスすることが可能である。NW−B103及びAP104−1〜nによる高速無線アクセスは、従来の技術で構成されるため詳細な説明を省略する。なお、AP104−1〜nは3局のAPしか図示しないが、実際にはより多数(n局:nは0以上の整数)存在する。
なお、NW−A101及び基地局102−1〜nによる移動体通信ネットワーク(以下、移動体通信ネットワークと記載する場合には、NW−A101及び基地局102−1〜nを含む。)は、NW−B103及びAP104−1〜nによる高速無線アクセスネットワーク(以下、高速無線アクセスネットワークと記載する場合には、NW−B103及びAP104−1〜nを含む。)より、通信速度が低い。具体的には、移動体通信ネットワークの通信速度が数100kbps〜数Mbpsであるのに対して、高速無線アクセスネットワークの通信速度は、数Mbps〜数10Mbpsである。そのため、同じ容量のデータをダウンロードする場合に、移動体通信ネットワークを使用する場合と、高速無線アクセスネットワークを使用する場合とでは、当該データのダウンロード時間が異なる。この傾向は、ダウンロードするデータが大容量になるほど顕著になる。
また、移動体通信ネットワークの無線エリアは、高速無線アクセスネットワークの無線エリアより広い。図2は、本実施形態における移動体通信ネットワークと高速無線アクセスネットワークとの無線エリアの違いを示した図である。基地局の無線エリア(図面上は、基地局エリアと表記)120−1〜nは、それぞれ基地局102−1〜nによる無線エリアである。基地局の無線エリア120−1〜nの中心が、それぞれ基地局102−1〜nである。また、APの無線エリア(図面上は、APエリアと表記)121−1〜APの無線エリア121−nは、それぞれAP104−1〜nによる無線エリアである。APの無線エリア121−1〜nの中心が、それぞれAP105−1〜nである。図2に示すとおり、基地局102−1〜nの構成する無線エリアは、AP105−1〜nの構成する無線エリアより広い。通常、基地局102−1〜nがそれぞれ構成する無線エリアは、基地局102−1〜nを中心として半径数km〜10数kmに及ぶ。一方、AP104−1〜nの構成する無線エリアは、基地局102−1〜nの構成する無線エリアに比べて狭い。通常、AP104−1〜nの構成する無線エリアは、AP104−1〜nを中心として半径数10mから数100mである。また、ここでの無線エリアが広いとは、基地局102−1〜n、AP104−1〜nの個々の一局が構成する無線エリアに限らない。すなわち、基地局102−1〜nの全てと、AP104−1〜nの全てとによって構成される無線エリアを全体として考えた場合にも、基地局102−1〜nの構成する無線エリアは、AP105−1〜nの構成する無線エリアより広いという意味を含む。なお、図2において、基地局102−1〜nによる無線エリア120−1〜n、及びAP104−1〜nによる無線エリア121−1〜nは、無指向性アンテナを使用した場合のように円形のエリアを構成しているが、これは説明の簡易のためである。無線エリアは、基地局102−1〜n、AP104−1〜nの出力や、使用するアンテナの指向性により異なるため、これには限定しない。
次に、インターネット107の説明を行う。インターネット107は、NW−A101、及びNW−B103と接続されている。また、インターネット107は、コンテンツサーバ108と接続されている。インターネット107は、NW−A101、NW−B103及び、コンテンツサーバ108の間で行われる通信のデータを転送する。インターネット107とNW−B103とは、エージェント200を介して接続されている。これは、エージェント200のネットワーク内の接続位置によって異なり、これには限定しない。例えば、エージェント200は、インターネット107のみと接続され、インターネット107上のアクセスサーバとして設置されても良い。なお、インターネット107は、従来の技術により構成されるため詳細な説明を省略する。
次に、携帯端末100の説明を行う。携帯端末100は、コンテンツサーバ108からコンテンツをダウンロードする。携帯端末100は、基地局102−1〜n、及びAP104−1〜nと、それぞれ無線通信を行うための図示されないアンテナ及び無線送受信部を備えている。携帯端末100は、基地局102−1〜nを介して、NW−A101へ接続して通信を行うことが可能である。携帯端末100は、基地局102−1〜nを介してNW−A101へ接続し、さらに、インタ−ネット107を経由してエージェント200へ接続することが可能である。また、携帯端末100は、AP104−1〜nを介してNW−B103へ接続して通信を行うことが可能である。携帯端末100は、移動体通信ネットワーク経由でエージェント200へ、コンテンツダウンロード要求を送信する。本実施形態において、携帯端末100は、コンテンツダウンロード要求に携帯端末100の位置情報を含めて送信する。携帯端末100は、図示されないGPS(Global Positioning System)受信機を備えており、携帯端末100の現在位置を取得することが可能である。携帯端末100は、GPS受信機で取得した携帯端末100の位置情報をコンテンツダウンロード要求に含めて、エージェント200へ送信する。エージェント200は、携帯端末100の位置情報に基づいて、AP104−1〜nのうちからコンテンツダウンロード可能なAP(以下、指定AP)を決定する。携帯端末100は、エージェント200から指定APの情報通知(以下、AP情報通知)を受信する。携帯端末100は、AP情報通知で通知されたAP104−1〜nの無線エリアに入ると、当該APにアクセスしNW−B103を経由してエージェント200へアクセスポイント到達通知(以下、AP到達通知)を送信する。その後、携帯端末100は、指定APに対応する対応するキャッシュサーバ(以下、指定キャッシュサーバ)からコンテンツデータをダウンロードする。このように、本実施形態において携帯端末100は、移動体通信ネットワーク経由でコンテンツダウンロード要求を送信する。コンテンツダウンロード要求は、データ容量が少ないため、通信速度の低速な移動体通信ネットワーク経由で送信しても影響は少ない。また、基地局102−1〜nは広い無線エリアを構成するため、携帯端末100は、コンテンツダウンロード要求を容易に送信できる。また、携帯端末100は、高速無線アクセスネットワーク経由で、コンテンツをダウンロードする。コンテンツは、要求メッセージ等に比較して、データ容量が大容量である。携帯端末100は、AP104−1〜nの高速な通信速度を使用して、効率的にコンテンツをダウンロードできる。
次に、コンテンツサーバ108の説明を行う。コンテンツサーバ108は、携帯端末100へ送信するためのコンテンツデータを保存している。コンテンツサーバ108は、インターネット107と接続されており、インターネット107経由でアクセスすることが可能である。本実施形態において、コンテンツサーバ108は、エージェント200からのコンテンツダウンロード要求を受信すると、指定されたコンテンツをエージェント200へ送信する。また、コンテンツサーバ108は、説明の簡易のため1台のみ図示されているが、実際にはより多数のコンテンツサーバ108がインターネット上に存在する。
次に、キャッシュサーバ105−1〜nの説明を行う。キャッシュサーバ105−1〜nは、コンテンツデータを一時的に記憶して、携帯端末100へコンテンツデータをダウンロードする。キャッシュサーバ105−1〜nは、それぞれNW−B103と接続されている。キャッシュサーバ105−1〜nは、AP104−1〜nにそれぞれ対応して設置される。例えば、キャッシュサーバ105−1は、AP104−1に対応して設置される。これは、携帯端末100が、AP104−1の無線エリア内においてダウンロードするコンテンツを、キャッシュサーバ105−1が記憶すること意味する。同様に、キャッシュサーバ105−2〜nは、AP104−2〜nにそれぞれ対応して設置される。これは、携帯端末100が、AP104−2〜nの無線エリア内においてダウンロードするコンテンツを、キャッシュサーバ105−2〜nがそれぞれ記憶すること意味する。なお、本実施形態では、AP104−1〜nのそれぞれに対応してキャッシュサーバ105−1〜nが設置されている。これは、一つのAPに対応する複数のキャッシュサーバを設置しても良いし、逆に複数のAPに対応する一つのキャッシュサーバを設置してもよい。これらは、システムのトラヒック量に基づいて決定される事項であり限定はしない。本実施形態において、エージェント200は、携帯端末100の送信するコンテンツダウンロード要求に含まれる位置情報に基づいて、指定APを決定する。エージェント200は、指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。エージェント200は、指定キャッシュサーバへコンテンツを一時的にキャッシュする。携帯端末100が、指定APの無線エリアへ入る。指定キャッシュサーバは、エージェント200から同期命令を受信すると、キャッシュしていたコンテンツを携帯端末100へ送信する。
次に、エージェント200の説明を行う。エージェント200は、携帯端末100からコンテンツダウンロード要求を受け付けて、コンテンツサーバ107からコンテンツをダウンロードし、携帯端末100へコンテンツをダウンロードする。エージェント200は、携帯端末100へコンテンツをダウンロードするにあたり、コンテンツダウンロード要求に含まれる携帯端末100の位置情報に基づいて、AP104−1〜nのうちから指定APを決定し、キャッシュサーバ105−1〜nのうちから指定キャッシュサーバを特定する。エージェント200は、指定キャッシュサーバへコンテンツを送信し、指定キャッシュサーバに、コンテンツを一時的にキャッシュさせる。エージェント200は、指定キャッシュサーバにコンテンツをキャッシュさせると、携帯端末100へ指定APを通知する。携帯端末100は、指定APの無線エリアへ入ると、エージェント200へAP到達通知を送信する。エージェント200は、AP到達通知を受信すると、指定キャッシュサーバへコンテンツの同期要求(以下、コンテンツ同期要求)を送信する。指定キャッシュサーバは、コンテンツ同期要求を受信すると、キャッシュしているコンテンツを携帯端末100へダウンロードする。
ここで、エージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの構成を説明する。図3は、第1実施形態におけるエージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの構成を示す図である。エージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nは、処理部10と、記憶部11と、通信部12と、入出力部14と、内部バス14とを備える。また、処理部10と、記憶部11と、通信部12と、入出力部14とは、それぞれ内部バス14で電気的に接続されて信号の送受信が可能である。記憶部11は、ROM(Read Only Memory)や、RAM(Random Access Memory)や、HDD(Hard Disk Drive)等で構成され、エージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの各機能を実現するための処理用プログラムや、データ等を記録している。処理部10は、CPU(Central Processing Unit)等で構成され、記憶部11に記録された処理用プログラムを実行することで、エージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの機能を実現する。通信部12は、通信ポート等で構成され、他の装置との通信を行う。入出力部13は、キーボード、マウス、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される。なお、エージェント200、コンテンツサーバ108、及びキャッシュサーバ105−1〜nの各機能は、プログラムで実現することも可能であるし、ハードウェアで実現することも可能である。
次に、図4は、本実施形態におけるエージェント200の機能ブロック図である。エージェント200の各機能は、上述によるエージェント200の構成によって実現される。エージェント200は、同期処理管理部201と、コンテンツ管理部202と、位置情報管理部203と、位置情報管理テーブル204と、サーバ判定部205と、通信処理部206とを備える。
位置情報管理テーブル204は、AP104−1〜nの位置情報を、AP104−1〜nに対応させて記録している。また、位置情報管理テーブル204は、利用者の移動予定経路32を記録している。移動予定経路32は、利用者の行動予定である。例えば、移動予定経路32は、ある特定の日の移動予定や、或いは、毎日、毎週といった反復継続的な移動経路である。移動予定経路32は、利用者によって、携帯端末100から、あるいはその他の情報端末からエージェント200へアクセスして、予め登録されている。
位置情報管理部203は、コンテンツダウンロード要求に含まれる携帯端末100の位置情報と、位置情報管理テーブル204に記録されたAP104−1〜nの位置情報、あるいは位置情報管理テーブル204に記録された移動予定経路32に基づいて、指定APを決定する。位置情報管理部203は、携帯端末100からコンテンツダウンロード要求を受信すると、指定APを決定して、サーバ判定部205へ通知する。
サーバ判定部205は、位置情報管理部203が決定した指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。サーバ判定部205は、各AP104−1〜nとキャッシュサーバ105−1〜nとを対応させて記録している。サーバ判定部205は、位置情報管理部203から指定APを通知されると、指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定して、コンテンツ管理部202と、同期処理管理部201へ通知する。
コンテンツ管理部202は、指定キャッシュサーバへ、コンテンツ同期要求を送信する。コンテンツ管理部202は、携帯端末100からAP到達通知を受信すると、携帯端末100が無線エリア内へ到達した指定APに対応する指定キャッシュサーバへ、コンテンツ同期要求を送信する。
同期処理管理部201は、携帯端末100へのコンテンツのダウンロードが中断した場合に、ダウンロードが完了したコンテンツデータの部分(以下、データ部分)を記憶する。携帯端末100が、複数の指定APの間を移動する場合、一つの指定APのみでは所望コンテンツのダウンロードが完了しない場合がある。同期処理管理部201は、携帯端末100に対してタウンロードの完了したデータ部分を記憶することで、再度、別の指定キャッシュサーバからダウンロードを行う場合には、当該データ部分からダウンロードを再開するように要求する。そのため、重複してデータのダウンロードが行われることを防ぎ、所望コンテンツの効率よいダウンロードを実現できる。
以上が、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成の説明である。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの動作方法の説明を行う。本実施形態において、利用者は、コンテンツをダウンロードするにあたり優先度を選択することができる。優先度とは、利用者が、コンテンツをどれほど緊急に必要としているかを表す度合である。本実施形態にでは、3種類の優先度に分類する場合を説明する。3種類の優先度は、高優先、中優先、低優先である。3種類の優先度のうち、高優先が最も緊急性が高く、低優先が最も緊急性が低い。高優先の場合、携帯端末100は、移動体通信ネットワーク(NW−A101および基地局102−1〜n)を使用して、コンテンツをダウンロードする。中優先の場合、携帯端末100は、エージェント200から通知された、指定APの配下へ移動して、コンテンツをダウンロードする。低優先の場合、携帯端末100は、携帯端末100の移動に応じて適切なAP104−1〜nを選択して、コンテンツをダウンロードする。
(高優先の場合の動作方法)
まず、本実施形態において、利用者が高優先でのコンテンツ取得を選択した場合の動作方法の説明を行う。図5は、本実施形態における、優先度が高優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。高優先の場合、携帯端末100は、移動体通信ネットワーク(NW−A101および基地局102−1〜n)を使用して、コンテンツをダウンロードする。
(ステップS10)
利用者は、携帯端末100へコンテンツの取得要求を入力する。本実施形態において、利用者は、コンテンツの取得要求を入力する際に、優先度の入力を行う。図6は、本実施形態におけるコンテンツの優先度を選択する選択画面を示す図である。利用者は、図6に示すような選択画面によって、コンテンツの優先度を選択することができる。優先度の設定は、利用者がコンテンツの取得要求を入力する度に行っても良いし、コンテンツの種類によって予め設定されていても良い。本説明では、利用者は、優先度を高優先に選択する事とする。携帯端末100は、コンテンツの取得要求が入力されると、所望のコンテンツ(以下、所望コンテンツ)のコンテンツダウンロード要求(図面では、コンテンツ取得要求と示す。)に、携帯端末100の現在の位置情報と優先度とを含めて、移動体通信ネットワークを使用してエージェント200へ送信する。コンテンツダウンロード要求は、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108や、コンテンツサーバ108内の所望コンテンツの格納位置を示すURL(Uniform Resource Locator)等を含む。情報移動体通信ネットワーク及びインターネット107は、コンテンツダウンロード要求をエージェント200へ転送する。
(ステップS20)
エージェント200は、コンテンツダウンロード要求を受信する。エージェント200は、コンテンツダウンロード要求に基づいて、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108へ所望のコンテンツダウンロード要求を送信する。
(ステップS30)
コンテンツサーバ108は、エージェントからコンテンツダウンロード要求を受信する。コンテンツサーバ108は、所望コンテンツをエージェント200へ送信する。なお、エージェント200によるコンテンツサーバ108からのコンテンツ取得に関しては、従来技術によるため説明を省略する。
(ステップS40)
エージェント200は、コンテンツサーバ108から所望コンテンツを取得する。エージェント200は、携帯端末100からのコンテンツダウンロード要求に含まれた優先度に基づいて、携帯端末100へのコンテンツダウンロード方法を決定する。本説明において、優先度は、高優先に設定されている。エージェント200は、所望コンテンツを、移動体通信ネットワークを使用して携帯端末100へ送信する。
(ステップS50)
携帯端末100は、移動体通信ネットワーク経由で所望コンテンツを受信する。
以上が、本実施形態において、優先度を高優先に設定した場合のコンテンツダウンロードシステムの動作方法である。優先度を高優先に設定している場合には、移動体通信ネットワークの広い無線エリアを利用して所望コンテンツのダウンロードを行うことができる。
(中優先の場合の動作方法)
次に、本実施形態において、利用者が中優先でのコンテンツ取得を選択した場合の動作方法の説明を行う。図7は、本実施形態における優先度が中優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。中優先の場合、携帯端末100は、エージェント200から通知された、指定APの配下へ移動して、コンテンツをダウンロードする。
(ステップS100)
利用者は、携帯端末100へコンテンツの取得要求を入力する。本説明では、利用者は、優先度を中優先に選択する事とする。携帯端末100は、コンテンツの取得要求が入力されると、所望コンテンツのコンテンツダウンロード要求に、携帯端末100の現在の位置情報と優先度とを含めて、移動体通信ネットワークを使用してエージェント200へ送信する。コンテンツダウンロード要求は、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108や、コンテンツサーバ108内の所望コンテンツの格納位置を示すURL(Uniform Resource Locator)等を含む。情報移動体通信ネットワーク及びインターネット107は、コンテンツダウンロード要求をエージェント200へ転送する。
(ステップS110)
エージェント200は、コンテンツダウンロード要求を受信する。エージェント200は、コンテンツダウンロード要求に基づいて、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108へ所望コンテンツのコンテンツダウンロード要求を送信する。
(ステップS120)
コンテンツサーバ108は、エージェント200からコンテンツダウンロード要求を受信する。コンテンツサーバ108は、所望コンテンツをエージェント200へ送信する。なお、エージェント200によるコンテンツサーバ108からのコンテンツ取得に関しては、従来技術によるため説明を省略する。
(ステップS130)
エージェント200は、コンテンツサーバ108から所望コンテンツを取得する。エージェント200は、携帯端末100からのコンテンツダウンロード要求に含まれた優先度に基づいて、携帯端末100へのコンテンツダウンロード方法を決定する。本説明において、優先度は、中優先に設定されている。エージェント200は、優先度が中優先と判断すると、コンテンツダウンロード要求に含まれた携帯端末100の位置情報に基づいて指定APを決定する。位置情報管理部203は、携帯端末100の位置情報と、位置情報管理テーブル204に記録されているAP104−1〜nの位置情報とに基づいて、指定APを決定する。
図8は、本実施形態における優先度が中優先である場合に位置情報管理部203が指定APを決定するときの概念図である。図8を参照すると、基地局102の無線エリア120−2と、AP104−2、4、5の無線エリア121−2、4,5が存在する。距離20、21、22は、それぞれ携帯端末100からAP104−2、4、5への距離である。本実施形態において、位置情報管理部203は、AP104−2、4、5のうちから最も携帯端末100との距離の近いAPを指定APと決定する。例えば、図8を参照すると、距離21が最も距離が近い。そのため、この場合、位置情報管理部203は、AP104−4を指定APと決定する。位置情報管理部203は、指定APの情報を、サーバ判定部205へ出力する。サーバ判定部205は、位置情報管理部203から指定APを入力する。サーバ判定部205は、指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。サーバ判定部205は、指定キャッシュサーバをコンテンツ管理部202へ通知する。
(ステップS140)
コンテンツ管理部202は、サーバ判定部205から指定キャッシュサーバを通知される。コンテンツ管理部202は、所望コンテンツを指定キャッシュサーバへ送信する。指定キャッシュサーバは、所望コンテンツを受信して記憶する。
(ステップS150)
サーバ判定部205は、携帯端末100へ、指定APの通知(以下、AP情報通知)を行う。サーバ判定部205は、指定APの位置情報を含めてAP情報通知を送信する。AP情報通知は、移動体通信ネットワークを使用して転送される。携帯端末100は、エージェント200からAP情報通知を受信すると、利用者へ指定APの位置を通知する。携帯端末100が、指定APの情報を利用者へ通知する方法としては、地図データ上に携帯端末100の位置と指定APの位置とを表示して通知する方法としても良いし、サーバ判定部205に予め指定APの位置情報に対応するビル名やスポット名が記録されるのであれば、その名称で通知する方法でもよい。指定APの情報を利用者へ通知する方法は、通知を受けた利用者が、指定APの無線エリア内へ移動することが可能となるような通知方法であれば、これらに限定しない。このように、本実施形態において、エージェント200は、利用者へ指定APの位置を通知して、利用者に指定APの無線エリア配下へ移動するように促す。
(ステップS160)
利用者は、指定APの無線エリア内へ移動する。なお、利用者が、AP情報通知で通知された指定APへ移動したくない場合には、他の優先度へ変更することによってコンテンツのダウンロードを行う。例えば、利用者への指定APの通知画面に「他の優先度へ変更する。」といった項目を設けておく。携帯端末100は、利用者がこのような項目を選択した場合、エージェント200に対して優先度の変更要求を送信する。エージェント200は、変更要求受信すると、変更要求に含まれる優先度に対応したコンテンツダウンロード方法へ変更する方法でもよい。
(ステップS170)
携帯端末100は、指定APの無線エリア内に入ったことを検知すると、エージェント200へ対してAP到達通知を送信する。携帯端末100は、指定APの無線エリアに入ったことを、指定APの送信する報知情報によって検出する。AP104−1〜n(指定APを含む。)は、報知情報に、各APのESSID(Extend Service Set IDentifier)やMAC(Media Access Control)アドレス等、APの識別子を含めて送信している。携帯端末100は、指定APの識別子を、エージェント200から受信するAP情報通知により取得する方法が考えられる。携帯端末100は、AP情報通知に含まれた指定APの識別子と、AP104−1〜nの送信する報知情報に含まれるAP104−1〜nの識別情報とが一致する場合に、指定APの無線エリアへ到達したと検出する。また、指定AP側から携帯端末100の識別子に対する一斉呼び出しを行って、携帯端末100が一斉呼び出しに応答する方法としてもよい。この場合は、指定キャッシュサーバが、エージェント200から所望コンテンツデータを受信するときに、同時に携帯端末100の識別子を取得する方法が考えられる。指定キャッシュサーバは、携帯端末100の識別子を指定APへ通知する。これにより、指定APは、通知された携帯端末100の識別子を含めて、指定APの無線エリア内に対して一斉呼び出しを行うことができる。携帯端末100は、AP到達通知を、移動体通信システムあるいは高速無線アクセスシステムのいずれかを使用して、エージェント200へ通知する。
(ステップS180)
エージェント200は、携帯端末100からAP到達通知を受信する。エージェント200は、AP到達通知を受信することで携帯端末100が指定APの無線エリア配下に存在することを検知する。同期処理管理部201は、指定キャッシュサーバへ、所望コンテンツのコンテンツ同期要求を送信する。
(ステップS190)
指定キャッシュサーバは、エージェント200から、コンテンツ同期要求を受信する。指定キャッシュサーバは、記憶している所望コンテンツを、携帯端末100へダウンロード(同期処理)を行う。
(ステップS200)
携帯端末100は、指定APとの無線通信を行って、指定キャッシュサーバから所望コンテンツをダウンロードする。
(ステップS210)
指定キャッシュサーバは、携帯端末100への所望コンテンツのダウンロード(同期処理)が完了すると、エージェント200へ同期処理完了通知を送信する。
(ステップS220)
コンテンツ管理部202は、指定キャッシュサーバから同期処理完了通知を受信する。コンテンツ管理部202は、他の利用者が、当該指定キャッシュサーバの当該所望コンテンツを必要としていない場合には、コンテンツの削除要求(以下、キャッシュ削除要求)を、指定キャッシュサーバへ送信する。
(ステップS230)
指定キャッシュサーバは、エージェント200からキャッシュ削除要求を受信すると、所望コンテンツを削除する。
以上が、本実施形態において、優先度を中優先に設定した場合のコンテンツダウンロードシステムの動作方法である。エージェント200は、携帯端末100の位置情報と、AP104−1〜nの位置情報とに基づいて指定APを定め、指定APに対応する指定キャッシュサーバへ所望コンテンツを送信する。また、利用者は、エージェント200から通知される指定APの位置情報を、携帯端末100で確認する。このようにすることで、利用者は、利用者の位置から近く、高速なデータ通信が可能な指定APを知ることができ、指定AP配下へ移動し、高速なデータ通信によって効率的にコンテンツをダウンロードすることが可能となる。また、利用者が指定AP配下へ移動したくない場合には、優先度を変更することで、他のコンテンツ取得方法へ変更することも可能である。
なお、利用者が移動しているような場合には、携帯端末100が、現在の携帯端末100の位置情報を含めて、指定APの更新要求をエージェント200へ送信できるようにしても良い。エージェント200は、更新要求を受信すると、現在の携帯端末100の位置情報に基づいて、再度、指定APを選択する方法としても良い。また、利用者が、いくつかの指定AP候補から指定APを選択する方法としても良い。エージェント200は、複数の指定AP候補を抽出して、携帯端末100へ送信する。利用者は、複数の指定AP候補のうちから、一つのAPを指定APと選択して携帯端末100へ入力する。携帯端末100は、利用者により選択された当該指定APをエージェント200へ通知する。エージェント200は、携帯端末100から通知された当該指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定して、当該指定キャッシュサーバへ所望コンテンツを送信する。このような動作方法としても良い。
(低優先の場合の動作方法)
次に、本実施形態において、利用者が低優先でのコンテンツ取得を選択した場合の動作方法の説明を行う。図9は、本実施形態における優先度が低優先である場合のコンテンツダウンロードシステムの動作フローである。低優先の場合、携帯端末100は、携帯端末100の移動に応じて適切なAP104−1〜nを選択して、コンテンツをダウンロードする。なお、本説明において、利用者は、予め、位置情報管理テーブル204へ行動予定を記録しているものとする。
(ステップS300)
利用者は、携帯端末100へコンテンツの取得要求を入力する。本説明では、利用者は、優先度を低優先に選択する事とする。携帯端末100は、コンテンツの取得要求が入力されると、所望コンテンツのコンテンツダウンロード要求に、携帯端末100の現在の位置情報と優先度とを含めて、移動体通信ネットワークを使用してエージェント200へ送信する。コンテンツダウンロード要求は、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108や、コンテンツサーバ108内の所望コンテンツの格納位置を示すURL(Uniform Resource Locator)等を含む。移動体通信ネットワーク及びインターネット107は、コンテンツダウンロード要求をエージェント200へ転送する。
(ステップS310)
エージェント200は、コンテンツダウンロード要求を受信する。エージェント200は、コンテンツダウンロード要求に基づいて、所望コンテンツを格納するコンテンツサーバ108へ所望コンテンツのコンテンツダウンロード要求を送信する。
(ステップS320)
コンテンツサーバ108は、エージェントからコンテンツダウンロード要求を受信する。コンテンツサーバ108は、所望コンテンツをエージェント200へ送信する。なお、エージェント200によるコンテンツサーバ108からのコンテンツ取得に関しては、従来技術によるため説明を省略する。
(ステップS330)
エージェント200は、コンテンツサーバ108から所望コンテンツを取得する。エージェント200は、携帯端末100からのコンテンツダウンロード要求に含まれた優先度に基づいて、携帯端末100へのコンテンツダウンロード方法を決定する。本説明において、優先度は、低優先に設定されている。エージェント200は、優先度が低優先と判断すると、コンテンツダウンロード要求に含まれた携帯端末100の位置情報に基づいて指定APを決定する。位置情報管理部203は、携帯端末100の位置情報と、位置情報管理テーブル204に記録されている利用者の行動予定とに基づいて、指定APを決定する。
ここで、図10は、本実施形態における優先度が低優先の場合に位置情報管理部203が指定APを決定するときの概念図である。図10を参照すると、基地局102−1〜3の無線エリア120−1〜3と、AP104−1〜6の無線エリア121−1〜6が、存在している。位置情報管理テーブル204は、利用者の出発地点30から到着地点31までの移動予定経路32を記録している。利用者の移動予定経路32は、そのまま携帯端末100の移動予定経路32と考えることができる。移動予定経路32は、利用者によって予め位置情報管理テーブル204へ記録されている。本説明では一つの移動予定経路32のみを示しているが、複数の移動予定経路32が登録される。ここで、出発地点30は、例えば、自宅であり、到着地点31は、例えば、学校や会社等である。移動予定経路32は、通勤経路のような良く使用する経路を登録しても良いし、旅行や出張のような一度きりとなるような経路を登録してもよい。また、移動予定経路32は、地図を使用して経路を登録しても良いし、例えば、途中の駅やバス停のような通過点を登録することによって行っても良い。
携帯端末100が、移動予定経路32を移動する事によって、いくつかのAPの無線エリアを通過する。本説明では、AP104−1、2、6の無線エリア121−1、2、6を通過する。位置情報管理部203は、AP104−1、2、6を指定APとして決定する。位置情報管理部20は、AP104−1〜nの無線エリアの範囲を予め記録して、移動予定経路32が通過する無線エリアを提供するAP104−nを指定APとして決定しても良い。あるいは、予定移動経路32から位置情報が近いAPを指定APとして選択してもよい。このようにすることで、無線エリアを通過する事が確実ではないAPについても指定APとすることができ、仮に当該APの無線エリア配下を携帯端末100が通過した場合にもコンテンツのダウンロードを行うことができる。
位置情報管理部203は、指定APをサーバ判定部205へ通知する。サーバ判定部205は、指定APに対応する指定キャッシュサーバを特定する。本説明において、サーバ判定部205は、指定APであるAP104−1、2、6に対応するキャッシュサーバ105−1、2、6(図示せず)を指定キャッシュサーバとして決定する。サーバ判定部205は、指定キャッシュサーバをコンテンツ管理部202へ通知する。
(ステップS340)
コンテンツ管理部202は、サーバ判定部205から指定キャッシュサーバを通知される。コンテンツ管理部202は、所望コンテンツを指定キャッシュサーバへ送信する。指定キャッシュサーバは、所望コンテンツを受信して記憶する。なお、コンテンツ管理部202は、サーバ判定部205から指定キャッシュサーバを複数通知されたときは、各指定キャッシュサーバへ所望コンテンツを送信する。
(ステップS350)
利用者は、予定移動経路32に沿って、指定APの無線エリア内へ移動する。
(ステップS360)
携帯端末100は、指定APの無線エリア内に入ったことを検知すると、エージェント200へAP到達通知を送信する。携帯端末100は、優先度が低優先の場合、いずれのAPが指定APであるかを検知していない。そのため、携帯端末100は、APの無線エリアに入るたびにAP到達通知を送信する。携帯端末100は、現在、携帯端末100の存在する無線エリアの指定AP(以下、到達指定AP)の識別子をAP到達通知に含めて、エージェント200へ送信してもよい。エージェント200は、指定APの識別子によって、複数の指定APのうち、いずれの指定APの無線エリアに携帯端末100が到達したのかを判定することができる。
(ステップS370)
エージェント200は、携帯端末100からAP到達通知を受信する。エージェント200は、AP到達通知を受信することで携帯端末100が、到達指定APの無線エリア配下に存在することを検知する。同期処理管理部201は、到達指定APに対応する指定キャッシュサーバ(以下、到達指定キャッシュサーバ)へ、所望コンテンツのコンテンツ同期要求を送信する。
(ステップS380)
到達指定キャッシュサーバは、エージェント200から、コンテンツ同期要求を受信する。到達指定キャッシュサーバは、記憶している所望コンテンツを、携帯端末100へダウンロード(同期処理)を行う。
(ステップS390)
携帯端末100は、指定APとの無線通信を行って、指定キャッシュサーバから所望コンテンツをダウンロードする。
(ステップS400)
携帯端末100が、移動をしている場合、一つの到達指定APを通過する間に所望コンテンツのダウンロードが完了しない場合がある。到達指定キャッシュサーバは、コンテンツのダウンロードが完了しないうちに、携帯端末100が到達指定APの無線エリア外へ移動した場合には、携帯端末100に対して所望コンテンツのデータをどの部分までダウンロード(同期処理)できたかを示す情報(以下、同期情報)をエージェント200へ通知する。エージェント200の同期処理管理部201は、到達指定キャッシュサーバから同期情報を取得して記憶する。このようにすることで、携帯端末100が、次に別の指定APの無線エリアに入った場合に、前回ダウンロードを中断したデータ部分から、所望コンテンツのダウンロードを再開することができる。すなわち、携帯端末100は、次に別の指定APの無線エリア内に移動すると、AP到達通知をエージェント200へ送信する。エージェント200は、再び携帯端末100からAP到達通知を受信する。同期処理管理部201は、記憶している同期情報に基づいて、当該携帯端末100に対する所望コンテンツのデータにおけるダウンロード再開位置を特定する。同期処理管理部201は、ダウンロード再開位置を、現在の到達指定APに対応する到達指定キャッシュサーバへ通知する。現在の到達指定キャッシュサーバは、エージェント200から通知されたデータ部分から所望コンテンツのダウンロード(同期処理)を行う。このように、コンテンツダウンロードシステムは、携帯端末100が所望コンテンツのダウンロードが完了するまで、ステップS350からステップS400を繰り返す。
(ステップS410)
到達指定キャッシュサーバは、携帯端末100への所望コンテンツのダウンロード(同期処理)が全て完了すると、エージェント200へ同期処理完了通知を送信する。
(ステップS420)
コンテンツ管理部202は、到達指定キャッシュサーバから同期処理完了通知を受信する。コンテンツ管理部202は、他の利用者が、当該所望コンテンツを必要としていない場合には、コンテンツの削除要求(以下、キャッシュ削除要求)を、全ての指定キャッシュサーバへ送信する。
(ステップS430)
各指定キャッシュサーバは、エージェント200からキャッシュ削除要求を受信すると、所望コンテンツを削除する。
以上が、本実施形態において、優先度を低優先に設定した場合のコンテンツダウンロードシステムの動作方法である。
本実施形態において、エージェント200は、携帯端末100の位置情報と、位置情報管理テーブルに記憶された利用者の移動予定経路32に基づいて指定APを決定し、指定APに対応する指定キャッシュサーバへ所望コンテンツを送信する。携帯端末100は、指定APの無線エリアに移動するごとに指定APに対応する指定キャッシュサーバからコンテンツをダウンロードする。同期処理部201は、所望コンテンツのダウンロードが中断した場合、どのデータ部分まで所望コンテンツがダウンロードされたかを記憶する。同期処理部201は、再度、携帯端末100からAP到達通知を受信した時、ダウンロードを再開するべき所望コンテンツのデータ部分を到達指定キャッシュサーバへ通知する。このようにすることで、次の到達指定キャッシュサーバは、所望コンテンツのダウンロードが中断した場合にも、ダウンロード再開するべきデータ部分を検知することができるため、携帯端末100へ効率よくダウンロードを行うことができる。また、利用者は、予め登録した移動予定経路32を移動するにしたがって、高速無線アクセスシステムを使用して、効率よく所望コンテンツをダウンロードすることができる。
なお、本実施形態において、エージェント200は、利用者により予め登録された移動予定経路32に基づいて、指定APを決定している。これを、利用者の移動経路の履歴に基づいて、将来の利用者、すなわち携帯端末100の移動経路を予想して、指定APを決定する動作方法としても良い。この場合、エージェント200の位置情報管理テーブル204は、携帯端末100毎に移動経路の履歴を記録する。位置情報管理部203は、携帯端末100の位置情報や、現在の日時や曜日といった情報と、携帯端末100の移動経路の履歴に基づいて、現在から将来に向けての携帯端末100の移動経路を予想する。位置情報管理部203は、予想した移動経路に基づいて、例えば、予想した移動経路が通過する無線エリアを有するAPを指定APと決定しても良いし、予想した移動経路に近い無線エリアを有するAPを指定APと決定しても良い。
以上が、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの動作方法の説明である。
このように、第1実施形態のコンテンツダウンロードシステムによれば、優先度によってコンテンツのダウンロード方法を選択することができる。優先度が高優先の場合、携帯端末100は、移動体通信ネットワークシステムの広い無線エリアを使用してダウンロードすることができる。また、優先度が中優先の場合、エージェント200は、携帯端末100の位置情報に基づいて指定APを決定し携帯端末100へ通知する。携帯端末100は、指定APの無線エリアへ移動して、高速無線アクセスシステムを使用して所望コンテンツのダウンロードを行う事ができる。さらに、優先度が低優先の場合、エージェント200は、利用者が予め登録した予定移動経路32に基づいて複数の指定APを決定する。携帯端末100は、指定APの無線エリアへ移動する度にコンテンツのダウンロードを行う。そのため、利用者が予定移動経路32に沿って移動する間に、所望コンテンツをダウンロードすることが可能である。エージェント200は、携帯端末100が一つの指定APの無線エリアを通過する間に所望コンテンツのダウンロードが完了しない場合、所望コンテンツのダウンロードが完了したデータ部分までを記憶する。携帯端末100が、次の指定APの無線エリアに移動した時には、エージェント200は、所望コンテンツのダウンロードが完了したデータ部分以降からダウンロードを再開する。そのため、携帯端末100は、重複して所望コンテンツのダウンロードを行わないため効率的である。
以上が、第1実施形態のコンテンツダウンロードシステムの説明である。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のコンテンツダウンロードシステムの説明を行う。本実施形態では、エージェント200は、携帯端末100とエージェント200との通信状態に基づく各APの使用状況を取得して、APの使用状態を考慮して指定APの決定を行う。
[構成の説明]
はじめに、図11を使用して本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成の説明を行う。本実施形態のコンテンツダウンロードシステムの構成は、第1実施形態の構成とほぼ同様である。そのため、第1実施形態との違いを有する点を中心に説明を行う。図11は、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成を示す図である。
本実施形態のコンテンツダウンロードシステムは、第1実施形態と同様に、携帯端末100と、ネットワークA(以下、NW−A)101と、基地局102−1〜nと、ネットワークB(以下、NW−B)103と、アクセスポイント(以下、AP)104−1〜nと、キャッシュサーバ105−1〜nと、インターネット107と、コンテンツサーバ108と、エージェント200とを備え、さらに、監視装置300を備える。また、本実施形態におけるエージェント200は、第1実施形態における構成と異なっている。
まず、監視装置300の説明を行う。監視装置300は、携帯端末100と、エージェント200との間の通信状況を監視している。監視装置300は、NW−B103を構成する中継装置から、中継装置において複製した携帯端末100とエージェント200との間の通信データを取得する。監視装置300は、通信データに基づいて、AP104−1〜nのAP統計情報を集計する。AP統計情報は、各APの通信状態を表す。AP統計情報は、各APのアクセスしている携帯端末100の数、使用帯域、通信品質のデータを含む。なお、AP統計情報の含む項目は、これらの項目に限らない。AP104−1〜nの通信状態を判定することが可能なデータであれば、別の項目でも構わない。また、監視装置300は、中継装置におけるデータ複製によって通信データを取得することに限定せず、中継装置の間を接続する光ファイバーに光タップを接続することによって物理的に通信データを取得しても良いし、各APからAP統計情報を直接取得しても良い。
図12は、本実施形態における監視装置300の機能ブロック図である。本実施形態の監視装置300は、データ受信部301と、データ解析部302と、情報管理部303と、情報送信部304とを備える。
データ受信部301は、中継装置からの複製された通信データを受信する。データ受信部301は、受信した通信データをデータ解析部302へ出力する。
データ解析部302は、通信データを解析する。データ解析部302は、通信データから、送信元及び送信先のIPアドレスや、ポート番号、携帯端末100の識別子、APの識別子を抽出する。データ解析部302は、抽出したデータを情報管理部303へ出力する。
情報管理部303は、送信元及び送信先のIPアドレスや、ポート番号、携帯端末100の識別子、APの識別子を元に、各携帯端末100が、通信に利用しているAPの情報、使用帯域、通信品質を検出する。通信品質は、例えば、TCPを使用している場合には、パケットの再送回数によって決定する。なお、通信品質の決定方法は、この他にも、パケットの送信遅延時間や、APの障害情報のような情報を取得することで判断することも可能である。情報管理部303は、抽出した情報を情報送信部304へ出力する。
情報送信部304は、情報管理部303からデータを取得して、各APに、アクセスしている携帯端末100の数、使用帯域、通信品質(以下、AP統計情報)を集計する。情報送信部304は、各APのAP統計情報をエージェント200へ出力する。このように、監視装置300が、出力するAP統計情報によって、エージェント200は、AP104−1〜nの状態情報を取得することができる。なお、情報送信部304は、定期的にエージェント200へAP統計情報を出力する。情報送信部304は、予め定められた一定時間ごとにAP統計情報をエージェント200へ出力しても良いし、AP統計情報の変化量に一定の閾値を設けておいて、その閾値を超えた場合にAP統計情報をエージェント200へ出力しても良い。
次に、エージェント200の説明を行う。本実施形態のエージェント200は、監視装置300から取得したAP統計情報に基づいて、指定キャッシュサーバを決定する。
図13は、本実施形態におけるエージェント200の機能ブロック図である。本実施形態のエージェント200の各機能は、第1実施形態と同様の構成によって実現される。エージェント200は、第1実施形態と同様に、同期処理管理部201と、コンテンツ管理部202と、位置情報管理部203と、位置情報管理テーブル204と、サーバ判定部205と、通信処理部206とを備え、さらに、回線品質管理部207と、制御通信部208を備える。
制御通信部208は、監視装置300の情報送信部304が送信するAP統計情報を受信する。制御通信部208は、AP統計情報を回線品質管理部207へ出力する。
回線品質管理部207は、AP104−1〜n毎にAP統計情報を記憶している。
本実施形態のサーバ判定部205は、キャッシュサーバ105−1〜nのうちから指定キャッシュサーバを決定するに際して、回線品質管理部207の保存しているAP統計情報に基づいて、判定を行う。本実施形態のサーバ判定部205は、AP統計情報において、指定APにアクセスしている携帯端末100の数、使用帯域、通信品質に対して閾値を設定する。例えば、サーバ判定部205は、指定APへアクセスしている携帯端末100の数が一定の閾値以上で有る場合は、当該指定APを指定APの対象から外す。携帯端末100が、一定の閾値以上の数、アクセスしているAPは、通信転送効率が良くないと考えられるからである。あるいは、サーバ判定部205は、指定APの通信品質において、TCPの再送パケット数が一定の閾値以上である場合は、当該指定APを指定APの対象から外す。TCPパケットの再送数が一定の閾値を超えていることは、パケットロスが多く、当該指定APにおける通信品質が低いと考えられるからである。このように、サーバ判定部205は、AP統計情報に基づいて、指定APを対象から外すか否かの判定を行う。なお、サーバ判定部205が行う判定は、上述に限定せず、例えば、指定APの使用帯域に対して一定の閾値を設けて判定を行っても良いし、あるいは、AP統計情報がAPの障害情報を含む場合、障害となっているAPを指定APから外すように判定を行っても良い。サーバ判定部205は、指定APを対象とするか否かの判定を行い、対象となった指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。
以上が、本実施形態におけるコンテンツダウンロードシステムの構成の説明である。なお、上述した以外の構成については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
[動作方法の説明]
次に、本実施形態のコンテンツダウンロードシステムの動作方法について説明を行う。本実施形態のコンテンツダウンロードシステムの動作方法は、第1実施形態の動作方法とほぼ同様である。そのため、第1実施形態と違いの有る部分を中心に動作方法の説明を行う。
本実施形態のコンテンツダウンロードシステムの動作方法は、図7で説明を行ったステップS130、及び図9で説明を行ったステップS330において、サーバ判定部205が、回線品質管理部207の記憶しているAP統計情報に基づいて、指定APを対象とするか否かを判定する動作が追加となる。なお、本説明では、エージェント200の回線管理部207は、予め、監視装置300の情報送信部304からAP統計情報を受信して、記憶しているものとする。
本実施形態のステップS130、及びステップS330において、サーバ判定部205は、位置情報管理部203から指定APを入力する。サーバ判定部205は、回線品質管理部207へ指定APのAP統計情報を問い合せる。サーバ判定部205は、回線品質管理部203から取得した、指定APのAP統計情報に基づいて、指定APを対象とするか否かの判定を行う。サーバ判定部205は、指定APを対象から外すと判定した場合、当該指定APを対象から外す。サーバ判定部205は、対象となる指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。サーバ判定部205は、指定キャッシュサーバをコンテンツ管理部202へ出力する。
以上が、本実施形態のコンテンツダウンロードシステムの動作方法の説明である。なお、上述した以外の動作方法については、第1実施形態と同様であるので、説明を省略する。
このように、第2実施形態のコンテンツダウンロードシステムによれば、監視装置300は、AP統計情報を集計してエージェント200へ送信する。エージェント200は、AP統計情報に基づいて指定APを対象とするか否かを判定し、対象とする指定APに対応する指定キャッシュサーバを決定する。このように構成することで、エージェント200は、APの利用状態に応じて、指定APを決定することが可能となる。そのため、携帯端末100は、状態の良いAPを利用してコンテンツのダウンロードが可能となる。
以上が、第2実施形態のコンテンツダウンロードシステムの説明である。
ここまで、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本出願は、2008年9月2日に、日本出願番号2008−225173に基づく優先権を主張するものであり、日本出願番号2008−225173における開示内容は引用により本出願に組み込まれる。

Claims (21)

  1. 第1無線エリアを構成して第1通信速度で通信を行う第1無線通信ネットワークと、
    前記第1無線エリアより無線エリアの狭い第2無線エリアを構成して前記第1通信速度より通信速度の速い第2通信速度で通信を行う第2無線通信ネットワークと
    前記第2無線通信ネットワーク内で、前記第2無線エリアを構成するアクセスポイントと、
    前記第2無線通信ネットワーク内で、前記アクセスポイントに対応して設置され、コンテンツを一時的に記憶するキャッシュサーバと
    前記コンテンツを記憶するコンテンツサーバと、
    前記第1無線通信ネットワークを介して、現在の位置情報を含めた前記コンテンツのダウンロード要求を送信する携帯端末と、
    前記アクセスポイントの位置情報と、前記アクセスポイントと対応する前記キャッシュサーバとを、前記アクセスポイント毎に対応させて記録するエージェントと
    を備え、
    前記エージェントは、前記携帯端末の移動するべき移動予定経路を記憶して、前記ダウンロード要求を受信し、前記ダウンロード要求に含まれた優先度が低優先に設定されている場合、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを取得して、前記アクセスポイントの位置情報と前記移動予定経路とに基づいて前記アクセスポイントのうちから複数の指定アクセスポイントを決定して、前記キャシュサーバのうちから前記複数の指定アクセスポイントの各々に対応する複数の指定キャッシュサーバを特定して、前記複数の指定キャッシュサーバの各々へ前記コンテンツをキャッシュし、
    前記携帯電話は、前記複数の指定アクセスポイントのうちの到達指定アクセスポイントの無線エリア内に移動し、
    前記複数の指定キャッシュサーバのうち前記到達指定アクセスポイントに対応する到達指定キャッシュサーバは、前記携帯電話端末が前記到達指定アクセスポイントの無線エリア内へ移動すると、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記携帯端末へ前記コンテンツを送信する
    コンテンツダウンロードシステム。
  2. 請求項1に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記エージェントは、前記ダウンロード要求に含まれた優先度が中優先に設定されている場合、前記指定キャッシュサーバへ前記コンテンツをキャッシュすると、前記指定アクセスポイントの位置情報を前記携帯端末へ通知する
    コンテンツダウンロードシステム。
  3. 請求項2に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記携帯端末は、前記指定アクセスポイントの無線エリア内に移動したと検知すると、前記エージェントへ、前記指定アクセスポイントの無線エリア内への到達通知を送信し、
    前記エージェントは、前記到達通知を受信すると、前記指定キャッシュサーバへ前記コンテンツの同期命令を送信し、
    前記キャッシュサーバは、前記同期命令を受信すると、前記コンテンツを前記携帯端末へ送信する
    コンテンツダウンロードシステム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記エージェントは、前記携帯電話端末の位置情報と前記アクセスポイントの位置情報とに基づいて、前記携帯電話端末と最も距離の近い前記アクセスポイントを、前記指定アクセスポイントと決定する
    コンテンツダウンロードシステム。
  5. 請求項1に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記携帯端末は、異なる前記アクセスポイントの無線エリアへ移動する度に、前記エージェントへ到達通知を送信し、
    前記エージェントは、前記到達通知を受信すると前記携帯端末が移動した無線エリアを構成する前記アクセスポイントが前記複数の指定アクセスポイントのうちのいずれかである場合には、当該指定アクセスポイントを前記到達指定アクセスポイントとして当該到達指定アクセスポイントに対応する前記到達指定キャッシュサーバへ前記コンテンツの同期命令を通知し、
    前記到達指定キャッシュサーバは、前記同期命令を受信すると、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記コンテンツを前記携帯端末へ送信する
    コンテンツダウンロードシステム。
  6. 請求項5に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記エージェントは、前記アクセスポイントの位置情報と前記移動予定経路とに基づいて、前記移動予定経路に近い前記アクセスポイントを複数の指定アクセスポイントとして決定する
    コンテンツダウンロードシステム。
  7. 請求項6に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記各指定キャッシュサーバは、前記各指定キャッシュサーバに対応する前記各指定アクセスポイントの無線エリア内から当該無線エリア外へ前記携帯端末が移動するまで間に前記コンテンツのダウンロードが完了しない場合、前記コンテンツのうちダウンロードが完了したデータ部分を前記エージェントへ通知し、
    前記エージェントは、前記携帯端末が他の到達指定アクセスポイントの無線エリア内へ移動すると、前記他の到達指定アクセスポイントに対応する他の到達指定キャッシュサーバへ前記データ部分を通知し、
    前記他の到達指定キャッシュサーバは、前記データ部分に基づいて前記コンテンツのダウンロード再開位置を決定して、前記コンテンツを前記ダウンロード再開位置から、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記携帯端末へ送信する
    コンテンツダウンロードシステム。
  8. 請求項7に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記エージェントは、前記携帯端末の移動経路の履歴を記録して、前記履歴に基づいて予測した前記移動予定経路を記憶する
    コンテンツダウンロードシステム。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記アクセスポイントの通信状態を示すAP統計情報を、前記アクセスポイント毎に集計する監視装置
    更に備え、
    前記エージェントは、前記監視装置の集計した前記AP統計情報に基づいて、前記各指定アクセスポイントのうち前記通信状態の良好なアクセスポイントを、前記指定アクセスポイントと決定する
    コンテンツダウンロードシステム。
  10. 請求項9に記載のコンテンツダウンロードシステムであって、
    前記AP統計情報は、前記アクセスポイントにアクセスしている前記携帯端末の数、使用帯域、TCPパケットの再送数に基づく通信品質である
    コンテンツダウンロードシステム。
  11. 請求項1乃至10のいずれかに記載のコンテンツダウンロードシステムにおいて使用されるエージェント。
  12. 第1無線エリアを構成して第1通信速度で通信を行う第1無線通信ネットワークと、
    前記第1無線エリアより無線エリアの狭い第2無線エリアを構成して前記第1通信速度より通信速度の速い第2通信速度で通信を行う第2無線通信ネットワークと
    前記第2無線通信ネットワーク内で、前記第2無線エリアを構成するアクセスポイントと、
    前記第2無線通信ネットワーク内で、前記アクセスポイントに対応して設置され、コンテンツを一時的に記憶するキャッシュサーバと
    前記コンテンツを記憶するコンテンツサーバと、
    前記第1無線通信ネットワークを介して、現在の位置情報を含めた前記コンテンツのダウンロード要求を送信する携帯端末と、
    前記アクセスポイントの位置情報と、前記アクセスポイントと対応する前記キャッシュサーバとを、前記アクセスポイント毎に対応させて記録するエージェント
    を備えるコンテンツダウンロードシステムにおいて、
    前記エージェントが、
    前記携帯端末の移動するべき移動予定経路を記憶するステップと、
    前記ダウンロード要求を受信するステップと、
    前記ダウンロード要求に含まれた優先度が低優先に設定されている場合、前記コンテンツサーバから前記コンテンツを取得するステップと、
    前記アクセスポイントの位置情報と前記移動予定経路とに基づいて前記アクセスポイントのうちから複数の指定アクセスポイントを決定するステップと、
    前記キャシュサーバのうちから前記複数の指定アクセスポイントの各々に対応する複数の指定キャッシュサーバを特定するステップと、
    前記複数の指定キャッシュサーバの各々へ前記コンテンツをキャッシュするステップと、
    前記複数の指定アクセスポイントのうちの到達指定アクセスポイントの無線エリア内に移動するステップと、
    前記到達指定アクセスポイントの無線エリア内へ前記携帯端末が移動すると、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記コンテンツを前記携帯端末へ送信するステップと
    を備える
    コンテンツダウンロード方法。
  13. 請求項12に記載のコンテンツダウンロード方法であって、
    前記エージェントが、前記ダウンロード要求に含まれた優先度が中優先に設定されている場合、前記指定キャッシュサーバへ前記コンテンツをキャッシュすると、前記指定アクセスポイントの位置情報を前記携帯端末へ通知するステップ
    更に備える
    コンテンツダウンロード方法。
  14. 請求項13に記載のコンテンツダウンロード方法であって
    前記携帯端末が、前記指定アクセスポイントの無線エリア内に移動したと検知すると、前記エージェントへ、前記指定アクセスポイントの無線エリア内への到達通知を送信するステップと、
    前記エージェントが、前記到達通知を受信すると、前記指定キャッシュサーバへ前記コンテンツの同期命令を送信するステップと、
    前記キャッシュサーバが、前記同期命令を受信すると前記コンテンツを前記携帯端末へ送信するステップと
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  15. 請求項14に記載のコンテンツダウンロード方法であって
    前記エージェントが、前記携帯電話端末の位置情報と前記アクセスポイントの位置情報とに基づいて、前記携帯電話端末と最も距離の近い前記アクセスポイントを、前記指定アクセスポイントと決定するステップ
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  16. 請求項12に記載のコンテンツダウンロード方法であって
    前記携帯端末が、異なる前記アクセスポイントの無線エリアへ移動したと検知する度に、前記エージェントへ到達通知を送信するステップと、
    前記エージェントが、前記到達通知を受信すると前記識別子が移動した無線エリアを構成する前記アクセスポイントが前記複数の指定アクセスポイントのうちのいずれかである場合には、当該指定アクセスポイントを前記到達指定アクセスポイントとして当該到達指定アクセスポイントに対応する前記到達指定キャッシュサーバへ前記コンテンツの同期命令を通知するステップと、
    前記到達指定キャッシュサーバが、前記同期命令を受信すると、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記コンテンツを前記携帯端末へ送信するステップと
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  17. 請求項16に記載のコンテンツダウンロード方法であって
    前記エージェントが、前記アクセスポイントの位置情報と前記移動予定経路とに基づいて、前記移動予定経路に近い前記アクセスポイントを複数の指定アクセスポイントとして決定するステップ
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  18. 請求項17に記載のコンテンツダウンロード方法であって、
    前記各指定キャッシュサーバが、前記各指定キャッシュサーバに対応する前記各指定アクセスポイントの無線エリア内から当該無線エリア外へ前記携帯端末が移動するまで間に前記コンテンツのダウンロードが完了しない場合、前記コンテンツのうちダウンロードが完了したデータ部分を前記エージェントへ通知するステップと、
    前記エージェントが、前記携帯端末が他の到達指定アクセスポイントの無線エリア内へ移動すると、前記他の到達指定アクセスポイントに対応する他の到達指定キャッシュサーバへ前記データ部分を通知するステップと、
    前記他の到達指定キャッシュサーバが、
    前記データ部分に基づいて前記コンテンツのダウンロード再開位置を決定するステップと、
    前記コンテンツを前記ダウンロード再開位置から、前記到達指定アクセスポイントを介して、前記携帯端末へ送信するステップと
    更に備える
    コンテンツダウンロード方法。
  19. 請求項18に記載のコンテンツダウンロード方法であって
    前記エージェントが、
    前記携帯端末の移動経路の履歴を記録するステップと、
    前記履歴に基づいて予測した前記移動予定経路を記憶するステップ
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  20. 請求項12乃至19のいずれかに記載のコンテンツダウンロード方法であって、
    前記コンテンツダウンロードシステムが、前記アクセスポイントの通信状態を示すAP統計情報を、前記アクセスポイント毎に集計する監視装置
    更に備え
    前記エージェントが、前記監視装置の集計した前記AP統計情報に基づいて、前記各指定アクセスポイントのうち前記通信状態の良好なアクセスポイントを、前記指定アクセスポイントと決定するステップ
    を含む
    コンテンツダウンロード方法。
  21. 請求項20に記載のコンテンツダウンロード方法であって、
    前記AP統計情報は、前記アクセスポイントにアクセスしている前記携帯端末の数、使用帯域、TCPパケットの再送数に基づく通信品質である
    コンテンツダウンロード方法。
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