JP5316711B2 - ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム - Google Patents

ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5316711B2
JP5316711B2 JP2012519424A JP2012519424A JP5316711B2 JP 5316711 B2 JP5316711 B2 JP 5316711B2 JP 2012519424 A JP2012519424 A JP 2012519424A JP 2012519424 A JP2012519424 A JP 2012519424A JP 5316711 B2 JP5316711 B2 JP 5316711B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
storage
format
client device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012519424A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2011155551A1 (ja
Inventor
聡 山川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2012519424A priority Critical patent/JP5316711B2/ja
Publication of JPWO2011155551A1 publication Critical patent/JPWO2011155551A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5316711B2 publication Critical patent/JP5316711B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F16/00Information retrieval; Database structures therefor; File system structures therefor
    • G06F16/10File systems; File servers
    • G06F16/17Details of further file system functions
    • G06F16/178Techniques for file synchronisation in file systems
    • G06F16/1794Details of file format conversion
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0602Interfaces specially adapted for storage systems specifically adapted to achieve a particular effect
    • G06F3/0608Saving storage space on storage systems
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0638Organizing or formatting or addressing of data
    • G06F3/064Management of blocks
    • G06F3/0641De-duplication techniques
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0628Interfaces specially adapted for storage systems making use of a particular technique
    • G06F3/0655Vertical data movement, i.e. input-output transfer; data movement between one or more hosts and one or more storage devices
    • G06F3/0661Format or protocol conversion arrangements
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/06Digital input from, or digital output to, record carriers, e.g. RAID, emulated record carriers or networked record carriers
    • G06F3/0601Interfaces specially adapted for storage systems
    • G06F3/0668Interfaces specially adapted for storage systems adopting a particular infrastructure
    • G06F3/067Distributed or networked storage systems, e.g. storage area networks [SAN], network attached storage [NAS]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Data Mining & Analysis (AREA)
  • Databases & Information Systems (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

(関連出願についての記載)
本発明は、日本国特許出願:特願2010−132719号(2010年6月10日出願)の優先権主張に基づくものであり、同出願の全記載内容は引用をもって本書に組み込み記載されているものとする。
本発明は、ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムに関し、特に、ファイルを効率良く格納するファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムに関する。
<ファイル重複排除格納技術>
ファイルの重複を排除しつつファイルを記憶媒体に格納する技術として、Deduplication(ディデュプリケーション、重複排除、重複除外、非重複化)と呼ばれる手法が知られている。Deduplicationでは、複数のコンピューティング端末で生成されたファイルを集中的に格納するファイル記憶装置において、ハードディスクドライブなどの物理的な記憶媒体にファイルを格納する段階で、既に格納されているファイルとの重複を判定し、重複しているファイルについては記憶媒体にファイルを格納せず、格納済みの重複ファイルへのポインタ情報のみを記録する。これにより、物理的な記録容量を削減することができる。
Deduplicatuonは、通常、ファイル単位やファイルシステム上で記憶媒体にファイルを格納する際に、固定的に割り振られる物理データブロック単位で、格納済みのファイルとの重複の判定を行なう。このとき、ディジタル認証等で用いられているSHA1(Secure Hash Algorithm 1)、MD5(Message Digest 5)などのハッシュ関数により生成された数十〜数百ビットのサイズの小さいダイジェストデータ同士を比較することで、同一のバイト列から成るファイルまたはデータブロックであるか否かを判定する。
このような、ダイジェストデータを用いた重複判定手法を採用することにより、ファイル記憶装置上で実行される重複判定に要する処理コストを削減することができる。特に、高速なI/O処理の実行が必要とされるストレージ処理において、I/O処理と同時に重複判定を行うことで、I/O処理性能の低下を防ぐことができる。
このようなダイジェストデータを重複判定手段として有する重複排除型ストレージシステムは、特に、同一のバイト列から成るファイルまたはデータブロックが多数存在するコンピューティング環境において、バックアップファイルの格納を目的とするファイル記憶装置、または、複数の仮想OSのシステム部分のイメージファイルの格納を目的とするファイル記憶装置におけるファイル格納コストを削減する手段として用いられている。
<ファイルの特徴の類似性に基づくファイル探索技術>
画像ファイル集合に含まれる各画像ファイルが有する色情報、画像内に表現されている形状情報等をファイルの特徴情報として形式化して保存しておき、この特徴情報と入力画像ファイルの特徴情報とを比較することにより、画像ファイル集合に属する画像ファイルの中から、入力画像ファイルに類似する画像ファイルを抽出する画像検索手法が知られている。
かかる画像検索手法においては、どのような類似性を持った画像ファイルを抽出したいのかという目的に応じて、比較に用いる画像ファイルの特徴情報の種類や数を変更したり、比較に用いるアルゴリズムを変更したりすることで、所望の画像ファイルの抽出精度または抽出速度を向上させることができる。
このような画像検索技術は、基準画像について、インターネット上に存在するこれに類似する画像ファイルを検索するシステムとして実用化されており、一例として、インターネットコンテンツを扱うWEBサービスとして実用化されている。
このように、ファイルに埋め込まれている意味的情報を、特徴情報として抽出し、その特徴情報を元に類似するファイルを抽出するシステムは、テキストファイル、動画ファイルなどの画像ファイル以外の形式のファイルを対象とする場合においても、特徴情報として抽出する情報および比較方法が、対象とするファイル形式に応じて異なるものの、同様のアプローチによって構築することができる。
特許文献1に、ファイルの処理時に同一のファイルを無駄なく蓄積して取り扱うファイルのバックアップを実現するとともに、その処理ファイルを必要なときに容易に利用できるようにしたファイルシステムが記載されている。
また、特許文献2に、同一電子ファイルの保存時に1個の電子ファイルとして保存して記憶容量を削減し、各利用者が指示したディレクトリ構造に保存されているように見せる電子ファイル保存方法が記載されている。
さらに、特許文献3に、クエリ図形画像の検索時に利用すべき最適な形状特徴量の種類を自動設定することにより、図形検索処理の高精度化および効率化を図ることができる図形検索装置が記載されている。
特開2000−057159号公報 特開2005−157768号公報 特開2007−149018号公報
上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以下の分析は、本発明者によってなされたものである。
画像、映像ファイルなどのマルチメディアファイルは、ストレージに格納される際に、ファイル容量を削減するために、元となるファイルの品質を維持するために、または、ファイルの用途などに応じて、様々なファイルフォーマットにエンコードされる。
これらのファイルは、エンドユーザが利用する際に、デコードされる。これらのファイルには、デコード後のファイルが同一とみなしうるもの、視覚的にほぼ同一とみなしうるもの、または、解像度もしくはファイルの圧縮率を変更した派生関係にあるとみなしうるものが含まれる。
しかしながら、ファイルの同一性または類似性に基づいて、ファイルの重複性を検出し、重複を排除してファイルを格納する場合に、従来の手法を適用することは困難である。ファイルをストレージに格納する際には、ファイルは様々なフォーマットによりエンコードされているため、従来のハッシュ関数により求めたダイジェスト値の比較に基づく手法によると、重複したファイルとして検出することができないからである。
そこで、エンコードされたファイルを記憶装置に格納する場合において、デコードしたときに一致するファイルが重複して格納されることを防ぐことが課題となる。本発明の目的は、かかる課題を解決するファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点に係るファイル記憶装置は、
クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定し、一致しない場合には、クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納する重複判定部と、
重複判定部により一致すると判定された場合には、クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する格納管理部と、を備えている。
本発明の第2の視点に係るファイル記憶方法は、
クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する工程と、
一致しない場合には、クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納する工程と、
一致すると判定された場合には、クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと記憶部に格納されたファイルとを関連付ける工程と、
クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する工程と、を含む。
本発明の第3の視点に係るプログラムは、
クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する処理と、
一致しない場合には、クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納する処理と、
一致すると判定された場合には、クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと記憶部に格納されたファイルとを関連付ける処理と、
クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する処理と、をコンピュータに実行させる。
さらに、本発明の第4の視点において、上記のファイル記憶装置と、該ファイル記憶装置を共有する複数のクライアント装置とを備えたストレージシステムが提供される。
本発明に係るファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムによると、エンコードされたファイルを記憶装置に格納する場合において、デコードしたときに一致するファイルが重複して格納されることを防ぐことができる。
第1および第2の実施形態に係るファイル記憶装置を備えたストレージシステムの構成を示すブロック図である。 第1および第2の実施形態に係るファイル記憶装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるファイル登録処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファイル書き込み処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態におけるファイル読み出し処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるファイル登録処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるファイル書き込み処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態におけるファイル読み出し処理を示すフローチャートである。
第1の展開形態によると、上記第1の視点に係るファイル記憶装置が提供される。
第2の展開形態によると、重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなす、ファイル記憶装置が提供される。
第3の展開形態によると、重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルが画像ファイルである場合には、特徴情報として画像の色彩情報、および/または、形状情報を抽出する、ファイル記憶装置が提供される。
第4の展開形態によると、重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の解像度において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納し、
格納管理部は、重複判定部により一致すると判定された場合には、クライアント装置から受信したファイルの解像度と記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられた解像度が存在する場合には、読み出したファイルを該解像度に変換して提供する、ファイル記憶装置が提供される。
第5の展開形態によると、重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の圧縮率において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納し、
格納管理部は、重複判定部により一致すると判定された場合には、クライアント装置から受信したファイルのファイルサイズと記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたファイルサイズが存在する場合には、読み出したファイルを該ファイルサイズに変換して提供する、ファイル記憶装置が提供される。
第6の展開形態によると、上記記憶部を備えているファイル記憶装置が提供される。
第7の展開形態によると、複数のクライアント装置によって共有される、上記ファイル記憶装置が提供される。
第8の展開形態によると、上記第2の視点に係るファイル記憶方法が提供される。
第9の展開形態によると、上記第3の視点に係るプログラムが提供される。
本発明に係るファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムによると、デコード後のファイルが同一、視覚的にほぼ同一とみなせる、もしくは解像度やファイルの圧縮率を変更した派生関係を持つファイル同士を重複するファイルとして、1つのファイルに集約してファイル記憶装置に格納することにより、ファイルの格納容量および格納コストを低減することができる。
すなわち、本発明に係るファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムによると、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定し、一致しない場合には、クライアント装置から受信したファイルを記憶部に格納することから、エンコードされたファイルを記憶装置に格納する場合において、デコードしたときに一致または類似するファイルが重複して格納されることを防ぐことができ、ファイルの格納容量を削減することができる。
また、本発明に係るファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラムによると、クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと記憶部に格納されたファイルとが関連付けられていることから、記憶部に格納されたフォーマットとは異なるフォーマットに変換してクライアント装置に提供することができる。
(実施形態1)
実施形態に係るファイル記憶装置について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態に係るファイル記憶装置30を備えたストレージシステムの構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、ストレージシステムは、1または2以上のクライアント装置10と、ファイル記憶装置30とを備えている。これらの装置は、ネットワーク20を介して相互に接続されている。
クライアント装置10は、ファイル記憶装置30へのファイルの新規作成、および削除要求を出力するとともに、ファイル記憶装置30に格納されているファイルの読み出しおよび書き込み要求を出力する。
ファイル記憶装置30は、ネットワーク20を介してクライアント装置10から転送された上記の要求に応じて、ファイルの新規作成処理および削除処理、ならびに、ファイル記憶装置に格納されているファイルの読み出し処理および書き込み処理を実行する。また、ファイル記憶装置30は、ネットワーク20を介して処理要求元のクライアント装置10へ処理の実行結果を転送する。
図2は、ファイル記憶装置30の構成を示すブロック図である。図2を参照すると、ファイル記憶装置30は、リクエスト処理部31、ファイル管理部32、フォーマット判定部33、フォーマット変換部34、格納管理部35、重複判定部36、および、記憶部37を備えている。
リクエスト処理部31は、クライアント装置10からネットワーク20を介して転送されるファイルの新規作成、削除、読み出し、更新などの各種ファイル処理要求を受ける。リクエスト処理部31は、ファイル処理要求に応じて、処理要求ファイルおよびファイルをファイル管理部32へ転送する。また、リクエスト処理部31は、ファイル管理部32からの処理完了通知を受けて、ネットワーク20を介してクライアント装置10へ完了した処理結果を転送する。
ファイル管理部32は、ファイル記憶装置30内におけるファイルシステムとして機能する。また、ファイル管理部32は、ファイルを一意に示すファイルID情報の生成、ファイルに付与される各種メタデータの管理、及び、ディレクトリツリー構成の管理を行う。さらに、ファイル管理部32は、これらのメタデータに基づいて、クライアント装置10から送信された各種処理要求の実行の可否について判定するとともに、これらの処理要求が完了したか否かを管理する。
フォーマット判定部33は、ファイルに付与されている拡張子またはファイルに埋め込まれているファイルフォーマット情報と、フォーマット判定部33に予め登録されているファイルフォーマットリストに含まれるファイルフォーマット情報とが一致するか否かを判定する。
フォーマット変換部34は、他のユニットから入力されたファイル本体および変換後フォーマット情報の指定を受けて、入力されたファイル本体を指定されたフォーマット情報に基づいてフォーマットを変換し、変換後のファイルをファイル入力元のユニットに送信する。
格納管理部35は、ファイル管理部32で管理されているファイルを、記憶部37に格納する。また、格納管理部35は、記憶部37に記憶されているファイルの格納先アドレス情報を管理する。さらに、格納管理部35は、ファイル管理部32からの要求に応じて、記憶部37からのファイルの読み出し処理、及び、重複判定部36を介した記憶部37へのファイルの書き込み処理を行う。
重複判定部36は、記憶部37に格納済みのファイルと、新たに記憶部37へ格納するファイル間でファイルの重複が存在しているか否かを判定する。また、重複判定部36は、記憶部37へのファイルの格納処理および削除処理を行う。
記憶部37は、ハードディスクドライブ等の記憶媒体を内蔵している。記憶部37は、格納管理部35および重複判定部36からの要求に応じて、ファイルの記憶媒体への書き込み、削除、および記憶媒体からのファイルの読み出しを行う。
本実施形態では、エンコードフォーマットが異なるものの、デコード後のファイルが同一であるファイルを重複するファイルとして扱いつつ、ファイルを格納する場合について説明する。
ここで、デコード後のファイルが同一であるファイルとは、特定のフォーマットによりファイルをエンコードする際、ファイルのロスが発生しない方式によりエンコードされたファイルのことをいう。例えば、画像ファイルであれば、ビットマップ形式のファイル、JPEGおよびJPEG2000のロスレスエンコード形式のファイル、PNG形式のファイルなどが、デコード後のファイルが同一であるファイルに該当する。
<格納管理部35から重複判定部36へのファイルの登録手順>
図3は、本実施形態におけるファイル登録処理を示すフローチャートである。ファイル登録は、格納管理部35から重複判定部36へ、登録するファイルとともに、ファイルの登録処理命令が発行されることによって行われる。
なお、本実施形態において、重複判定部36は、格納管理部35から送信された登録対象のファイルからハッシュ関数を用いて、ダイジェスト値を算出する機能を備えている。また、重複判定部36は、算出したダイジェスト値と登録対象のファイルの記憶部37における格納先アドレスとから成るハッシュテーブルを備えている。
格納管理部35は、重複判定部36へ、登録するファイル本体とともに、ファイルの登録処理命令を送信する(ステップS100)。
重複判定部36は、予め決められたハッシュ関数を用いて、格納管理部35から送信されたファイルからダイジェスト値を算出し、算出したダイジェスト値と一致するダイジェスト値をもつエントリがハッシュテーブルに存在するか否かを確認する(ステップS101)。
算出したダイジェスト値と一致するエントリが存在する場合には(ステップS101のYes)、重複判定部36は、該当するハッシュテーブルのエントリに保存されている、ファイルの格納先アドレス情報を取得し、ファイルの重複回数に1を加える(ステップS102)。また、重複判定部36は、格納先アドレス情報を格納管理部35に通知する。
なお、異なるファイルが同じダイジェスト値を取ることによる重複の誤検出を回避するために、次のようにしてもよい。すなわち、一致するダイジェスト値が存在する場合に、かかるダイジェスト値に紐付けられているファイルの格納先アドレス情報を元に、記憶部37に記憶されているファイルを読み出し、新規登録対象となっているファイルのバイト列が整合していることを確認するようにしてもよい。
一方、算出したダイジェスト値と一致するエントリが存在しない場合には(ステップS101のNo)、重複判定部36は、記憶部37の空きファイル格納領域に、新規登録対象となっているファイルを保存する。また、重複判定部36は、算出したダイジェスト値と、記憶部37におけるファイルの格納先アドレス情報と、ファイルの重複回数を0に設定したファイルを、ハッシュテーブルに登録する(ステップS103)。さらに、重複判定部36は、格納先アドレス情報を格納管理部35に通知する。
以上により、ファイルの登録処理を終了する(ステップS104)。
<格納管理部35から重複判定部36へのファイルの削除手順>
ファイル削除は、格納管理部35から重複判定部36へ、削除対象となるファイルの格納先アドレス情報とともに転送されるファイルの削除処理命令が発行されることによって行なわれる。
重複判定部36は、格納管理部35から転送されたファイルのアドレス情報から、ハッシュテーブルに登録されている格納先アドレス情報を探索し、該当するエントリを抽出する。
さらに、重複判定部36は、抽出したエントリに紐付けられたファイルの重複回数を確認し、ファイルの重複回数が0である場合には、格納先アドレス情報をもとに、記憶部37で記録されている該当ファイルを削除する。
一方、ファイルの重複回数が1以上である場合には、重複判定部36は、ファイルの重複回数から1を減ずる。
また、重複判定部36は、ファイルの削除処理が完了したことを格納管理部35に通知する。
以上により、ファイルの削除処理を終了する。
次に、ファイル記憶装置30におけるファイルの新規作成、削除、読み出し、書き込み処理の手順を説明する。
クライアント装置10からファイル記憶装置30へのファイルの新規作成、削除、読み出し、書き込みといったファイルアクセス要求処理は、一例として、NFS(Network File System)、CIFS(Common Internet File System)などのネットワークファイルシステムプロトコルを用いて実行されるものとする。
リクエスト処理部31は、各種ネットワークファイルシステムプロトコルを解釈し、ファイル管理部32へ各種ファイルアクセス処理を転送する。リクエスト処理部31は、ファイル管理部32におけるファイルアクセス処理が完了した場合には、処理の完了通知を、各種ネットワークファイルシステムプロトコルに変換し、クライアント装置10へ転送する。
<ファイルの新規作成手順>
ファイル記憶装置30における、ファイルの新規作成の手順について、図面を参照して説明する。
ファイル管理部32は、リクエスト処理部31から転送されたファイル新規作成命令とともに送信される、ファイルの作成先となるディレクトリ名、ファイル名、その他ファイルのメタデータ情報を受けると、ファイルの書き込み権限などのファイル作成権限に問題がない場合には、ファイルを一意に特定するファイルID情報を生成し、指定された各種メタデータ情報に基づいて生成されたファイルシステム上で管理するメタデータを、生成したID情報に紐付けて保存する。
上記の保存処理の完了後、ファイル管理部32からファイルの新規作成完了通知とともに、ファイルID情報をリクエスト処理部31へ転送することで、処理が完了する。ファイルの削除処理、ファイルの読み出しおよび書き込み処理は、ファイルID情報を用いて処理対象が指定される。
<ファイルの書き込み手順>
図4は、ファイル書き込み処理を示すフローチャートである。図4を参照して、ファイル記憶装置30における、ファイル書き込み手順について説明する。
ファイル管理部32は、リクエスト処理部31から転送されたファイルの書き込み命令とともに送信されるファイルID情報およびファイル本体をもとに、ファイルIDとファイルの書き込み処理が完了していないことを示すフラグを保存する。また、ファイル管理部32は、ファイルID情報、ファイル書き込み命令、ファイル本体、およびファイルに付与されているファイル名に付与された拡張子(すなわちファイルフォーマット情報)をフォーマット判定部33へ送信する(ステップS200)。
フォーマット判定部33は、拡張子情報、およびファイル本体に埋め込まれているフォーマット情報を抽出し、フォーマット判定部33に登録されているファイルフォーマットであるか否かを判定する(ステップS201)。
例えば、画像ファイルを対象とする場合には、フォーマット判定部33は、ビットマップ形式、JPEG、JPEG2000のロスレス形式、PNG形式等のロスレス形式のフォーマットであるか否かを判定する。
登録されているファイルフォーマットと一致する場合には(ステップS201のYes)、フォーマット判定部33は、ファイル本体が、上述の予め決められた1つのファイルフォーマットと一致しているか否かを確認する(ステップS202)。
一致している場合には(ステップS202のYes)、予め決められた1つのファイルフォーマット情報を変換先フォーマットとして指定して、ファイル本体をフォーマット変換部34へ送信する(ステップS203)。
例えば、対応するファイルが画像ファイルである場合には、予め決められた1つのファイルフォーマット情報には、ロスレス形式のフォーマットを変換先のファイルフォーマットとして決定しておく。
一方、ファイル本体が、前述の予め決められた1つのファイルフォーマットと一致していない場合には(ステップS202のNo)、ファイルフォーマット変換部33は、フォーマット変換部34への送信処理を行わない。
フォーマット変換部34は、フォーマット判定部33から送信された指定された変換先フォーマット情報を元に、ファイル本体を変換先フォーマットに変換し、フォーマット判定部33へ変換後のファイル本体を送信する(ステップS203)。
フォーマット変換部34にてフォーマット変換を行った場合には(ステップS202のYes、S203)、フォーマット判定部33は、ファイル書き込み命令と共に、ファイルID情報、フォーマット変換後のファイル本体、フォーマット変換前のファイルフォーマット情報を格納管理部35へ送信する(ステップS204)。
一方、フォーマット判定部33にて登録されているファイルフォーマットと一致しない場合(ステップS201のNo)、または、フォーマット変換部34にてフォーマット変換を行っていない場合(ステップS202のNo)には、フォーマット判定部33は、ファイル書き込み命令と共に、ファイルID情報、ファイル本体を格納管理部35へ送信する(ステップS205)。
格納管理部35は、記憶部37に保存したファイルを管理するために、ファイルID情報と、記憶部37における格納先アドレス情報と、フォーマット変換部34にてフォーマット変換を実施した場合にはフォーマット変換前のフォーマット情報とから成るファイル管理テーブルを備えている。
格納管理部35は、上記のファイルIDと一致するファイルIDがファイル管理テーブルに存在しているか否かを確認する(ステップS206)。
一致するファイルIDが存在していない場合には(ステップS206のNo)、格納管理部35は、フォーマット判定部33から送信されたファイル本体とともに、重複判定部36へファイルの登録命令を送信する(ステップS207)。
ファイルの登録処理完了後、重複判定部36は、記憶部37のファイル格納先アドレス情報を格納管理部35に通知する(図3のステップS100〜S104)。
格納管理部35は、上記のファイルの格納先アドレス情報を受けて、ファイルフォーマット変換部33から送信されたファイルID情報と、格納先アドレス情報と、ファイルフォーマット変換部34にてフォーマット変換を実施した場合にはフォーマット変換前のフォーマット情報とから成るエントリをファイル管理テーブルに作成する。また、格納管理部は、ファイルID情報とともに、ファイルの書き込み処理が完了したことをフォーマット判定部33に通知する(ステップS208)。
一方、格納管理部35のファイル管理テーブルに、ファイルフォーマット判定部33から書き込み命令とともに送信されたファイルID情報と一致するエントリが存在する(ファイルの更新処理に相当する)場合には(ステップS206のYes)、すでに登録されているファイルID情報のエントリに登録されている格納先アドレス情報とともに、ファイル削除命令を重複判定部36へ送信する。
格納管理部35は、削除処理完了後に(ステップS209)、フォーマット判定部33から送信されたファイル本体とともに、ファイル登録命令を、重複判定部36へ送信する(ステップS210)。
また、ファイル登録完了後、格納管理部35は、ファイル管理テーブルにおけるファイルID情報のエントリを、重複判定部36から送信された格納先アドレス情報に変更して、ファイルフォーマット変換部34にてフォーマット変換を実施した場合にのみ、フォーマット変換前のフォーマット情報に更新があれば更新を行う(ステップS211)。また、格納管理部35は、ファイルID情報とともに、ファイルの書き込み処理が完了したことをフォーマット判定部33に通知する。
フォーマット判定部33は、書き込み処理の完了通知を受けて、ファイルID情報とともに、書き込み処理が完了したことをファイル管理部32に通知する。
ファイル管理部32は、前記書き込み処理の完了通知を受けて、ファイルID情報に関する書き込み処理が完了したことを表すフラグを書き込み完了状態にセットし、書き込み処理を終了する。
<ファイルの読み出し手順>
次に、ファイル記憶装置30におけるファイルの読み出し手順について説明する。図5は、本実施形態におけるファイル読み出し手順を示すフローチャートである。
図5を参照すると、ファイル管理部32は、リクエスト処理部31から転送されたファイルの読み出し命令とともに送信されるファイルID情報を、ファイルオブジェクト読み出し命令とともに格納管理部35へ送信する(ステップS300)。
格納管理部35は、ファイル読み出し命令を受けて、ファイル管理テーブルに登録されているエントリから、上記ファイルID情報と一致するファイルID情報を有するエントリを探索し、記憶部37の格納先アドレス情報を抽出し、記憶部37から、該当するファイル本体を読み出す(ステップS301)。
さらに、格納管理部35は、ファイル管理テーブルの上記ファイルID情報を有するエントリに、フォーマット変換前のフォーマット情報が登録されているか否かを確認する(ステップS302)。
フォーマット変換前のフォーマット情報が登録されている場合には(ステップS302のYes)、格納管理部35は、変換前のフォーマット情報を指定して、ファイル本体をフォーマット変換部34へ送信する。
フォーマット変換部34は、指定されたフォーマットにファイル本体を変換し、格納管理部35へ送信する(ステップS303)。
フォーマット変換を実施した場合には、格納管理部35は、フォーマット変換を行ったファイル本体をファイル管理部32へ送信する。一方、フォーマット変換を実施していない場合には、格納管理部35は、記憶部37から読み出したファイル本体をファイル管理部32へ送信する(ステップS304)。また、格納管理部35は、読み込み処理が完了したことをファイル管理部32に通知する。
<ファイルの削除手順>
次に、ファイル記憶装置30における、ファイル削除の手順について説明する。
ファイル管理部32は、リクエスト処理部31から転送されたファイルの削除命令とともに送信されるファイルID情報を、ファイル削除命令とともに格納管理部35へ送信する。
格納管理部35は、ファイル削除命令を受けて、ファイル管理テーブルに登録されているエントリから、上記ファイルID情報と一致するファイルID情報をもつエントリを探索し、記憶部37の格納先アドレス情報を抽出する。また、格納管理部35は、ファイルの削除命令と、抽出した格納先アドレス情報を重複判定部36へ送信する。
重複判定部36は、削除命令を受けると、格納先アドレス情報をもとに、削除処理を実行する。また、重複判定部36は、削除処理が完了したことを格納管理部35に通知する。
格納管理部35は、重複判定部36からの削除完了通知を受けると、ファイル管理テーブルにおける削除処理対象となったエントリを削除する。また、格納管理部35は、削除処理完了通知をファイル管理部32へ送信する。
(実施形態2)
第2の実施形態として、デコード後のファイルが、ファイル記憶装置30に格納済みのファイルと、解像度やファイルの圧縮率を変更した派生関係を有する場合について説明する。
本実施形態では、ファイル記憶装置30に書き込み処理が行われる画像ファイルとしてエンコードされており、デコード後のファイルが、ファイル記憶装置に格納済みのファイルと、解像度やファイルの圧縮率が異なる派生関係を有するファイルを、重複するファイルとして扱う。
重複判定部36は、画像ファイルに含まれている特徴情報として、画像ファイルで用いられている色彩情報と、画像ファイル上で表現されているオブジェクトの形状情報を抽出する。また、重複判定部36は、これらの2種類の特徴情報を指標化して、重複判定を行う入力画像ファイルの特徴情報と比較することにより、ファイルの重複判定を行う。
<特徴情報の抽出と指標化>
重複判定部36における画像ファイルの特徴情報の抽出と指標化は、次の手順により実施される。ファイル記憶装置30に格納される画像ファイルに対して特徴情報の抽出処理が実施されると、以後入力される画像ファイルとの重複判定のために、指標化された特徴情報が重複判定部36に保存される。
重複判定部36は、入力された画像ファイルから、画像ファイルを構成する各画素が有する色彩情報を抽出する。重複判定部36は、一例として、RGBなどのカラーモデルに基づいて、色彩情報を抽出するようにしてもよい。
色彩情報を抽出した後、重複判定部36は、予め決められた数の階調に色彩情報を縮退させ、縮退後の各階調ごとの画素数のカウントによるヒストグラム化を行う。また、重複判定部36は、解像度が異なる場合にも対応することができるように、画像ファイルの総画素数で正規化して指標化を行う。
なお、重複判定部36は、画素情報を指標化する際に、画像ファイルが有する縦方向および横方向の解像度に基づいて、画像ファイルを予め決められた数で等分割し、分割された画像ごとに指標化を行ってもよい。
重複判定部36は、記憶部37におけるファイルの格納先アドレス情報と、ファイルの重複回数とともに、指標化データを特徴情報管理テーブルにエントリ化して保存する。
<格納管理部35から重複判定部36へのファイルの登録手順>
図6は、本実施形態におけるファイル登録処理を示すフローチャートである。ファイル登録は、登録するファイルとともに、ファイルの登録処理命令と、ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルであるか否かを示すフラグ情報とが、格納管理部35から重複判定部36へ発行されることによって行われる。
図6を参照すると、格納管理部35は、登録するファイルとともに、ファイルの登録処理命令と、ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルであるか否かを示すフラグ情報とを、重複判定部36へ送信する(ステップS400)。
重複判定部36は、ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルであるか否かを、上記のフラグ情報から判断する(ステップS401)。
対応する画像ファイルではない場合には(ステップS401のNo)、重複判定部36は、実施形態1と同様に、記憶部37におけるファイルの格納先アドレスと、格納ファイルのダイジェスト値とから成るハッシュテーブルを用いて重複するファイルを検出しつつファイルを登録する(ステップS101〜S104)。
ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルである場合には(ステップS401のYes)、重複判定部36は、登録対象となるファイルから、ファイルの解像度情報とファイルフォーマット情報とを抽出した後、画像ファイルの色彩情報に基づく特徴情報を抽出し、特徴情報を指標化する(ステップS402)。
さらに、重複判定部36は、指標化データと、特徴情報管理テーブルに登録されているファイル記憶装置30に格納済みの画像ファイルの指標化データ群とを比較し、入力ファイルと類似する指標化データを持つエントリを抽出する。
重複判定部36は、類似判定において、指標化したヒストグラムファイルの比較照合を行う。重複判定部36は、一例として、ヒストグラムインタセクション(Histogram Intersection)などのヒストグラム照合アルゴリズムにより、ヒストグラム間の類似度を算出してもよい。
また、重複判定部36は、類似する指標化データを有するエントリを抽出する際、類似度が所定の閾値以上であることを条件に、エントリ抽出を行うようにしてもよい。このとき、重複判定部36は、得られた類似度が閾値以上であるか否かを確認し(ステップS403)、閾値以上でない場合には(ステップS403のNo)、重複するファイルが存在しないものとする。
一方、予め決められた閾値以上の値をもつエントリが複数存在する場合には(ステップS403のYes)、重複判定部36は、類似度の値が最も大きいエントリから順に、所定の複数の個数のエントリを抽出する。
得られた類似度が閾値以上でない場合には(ステップS403のNo)、重複判定部36は、重複するファイルが存在しないと判定し、記憶部37の空きファイル格納領域に、登録対象となっているファイルを保存する。また、重複判定部36は、解像度情報、ファイルフォーマット情報、記憶部37におけるファイルの格納先アドレス情報、および0に設定されたファイルの重複回数情報、および色彩情報の指標化データを持つエントリを特徴情報管理テーブルへ新たに作成する(ステップS404)。さらに、重複判定部37は、格納先アドレス情報、解像度情報、ファイルフォーマット情報、ファイルサイズを格納管理部35に通知する。以上により、ファイルの登録処理を完了する。
一方、得られた類似度が閾値以上であった場合には(ステップS403のYes)、重複判定部36は、該当するエントリ情報に登録されている記憶部37の格納先アドレス情報を元に、該当するエントリの画像ファイルを記憶部37から読み出す(ステップS405)。
さらに、重複判定部36は、登録対象となる画像ファイル、および記憶部37から抽出された画像ファイル上に表現されているオブジェクトの形状データを抽出する(ステップS406)。
なお、重複判定部36は、オブジェクトの形状データの抽出にあたっては、それぞれのファイルの画像の縦横比を算出し、縦横比が異なっている場合は、登録対象の画像ファイルと縦横比が同一となるように抽出データを成型する。
また、オブジェクトの形状データの抽出方法としては、画像の濃淡情報を元に2値画像を生成し、オブジェクトの輪郭を抽出し、輪郭のある点から予め決められた長さごとに接線を引き、縦方向または横方向いずれかの軸に対する角度を輪郭に沿って抽出し、輪郭線の角度情報の分布をカウントすることにより指標化される。
重複判定部36は、指標化後のファイルを比較し、類似度が所定の閾値以上であるか否かを確認する(ステップS407)。
類似度が所定の閾値以上である場合には(ステップS407のYes)、重複判定部36は、重複ファイルと判定する。
なお、重複判定部36は、色彩情報の比較により複数の画像ファイルが抽出された場合には、抽出された全ての画像ファイルに対して形状データの比較を行い、類似度が所定の閾値以上であって(ステップS407のYes)、最も類似度が高い画像ファイルを重複ファイルとして判定する(ステップS408)。
一方、形状データに基づく比較後、重複ファイルとして判定される画像ファイルが存在しない場合には(ステップS407のNo)、重複判定部36は、重複はないもと判定する。また、重複判定部36は、上述のように登録対象となる画像ファイルを記憶部37に保存し、格納管理部35への通知を行う。以上により、ファイルの登録処理が完了する(ステップS404)。
形状データに基づく比較において重複ファイルとして抽出された画像ファイルが存在する場合には、重複判定部36は、登録対象の画像ファイルと、抽出された画像ファイルの解像度を比較し(ステップS409)、登録対象の画像ファイルの解像度の方が大きくない場合には(ステップS409のNo)、特徴情報管理テーブルのファイル重複回数情報に1を加えた後、格納先アドレス情報と、登録対象となる画像ファイルの解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとを格納管理部35に通知する。以上により、ファイルの登録処理が完了する(ステップS410)。
一方、登録対象の画像ファイルの解像度の方が大きい場合には(ステップS409のYes)、重複判定部36は、記憶部37に記録されている抽出された画像ファイルを、登録対象の画像ファイルによって上書きし、特徴情報管理テーブルのファイル重複回数情報に1を加え、色彩情報に基づく指標化データを登録対象となる画像ファイルから抽出された指標化データに更新する。また、重複判定部36は、格納先アドレス情報と、解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとを格納管理部35に通知する。以上により、ファイルの登録処理が完了する(ステップS411)。
<格納管理部35から重複判定部36へのファイルの削除手順>
ファイル記憶装置30における、ファイルの削除の手順は、実施形態1と同様である。ただし、削除対象となるファイルに応じて、ハッシュテーブルもしくは特徴情報管理テーブルのいずれかを更新し、または、エントリの削除動作を行うものとする。
次に、ファイル記憶装置30におけるファイルの新規作成、削除、読み出し、書き込み処理の手順を説明する。
クライアント装置10からファイル記憶装置30へのファイルの新規作成、削除、読み出し、書き込みなどのファイルアクセス要求処理のうち、リクエスト処理部31およびファイル管理部32における処理は、実施形態1と同様である。
<ファイルの新規作成手順>
ファイル記憶装置30におけるファイルの新規作成の手順も、実施形態1と同様である。
<ファイルの書き込み手順>
図7は、本実施形態におけるファイル書き込み処理を示すフローチャートである。図7を参照して、ファイル記憶装置30におけるファイル書き込み手順について説明する。
ファイル管理部32は、リクエスト処理部31から転送されたファイルの書き込み命令とともに送信されるファイルID情報、およびファイル本体をもとに、前記ファイルIDとファイルの書き込み処理が完了していないことを示すフラグを保存する。また、ファイル管理部32は、ファイルID情報と、ファイル書き込み命令と、ファイル本体と、ファイルに付与されているファイル名に付与された拡張子(すなわちファイルフォーマット情報)とをフォーマット判定部33へ送信する(ステップS500)。
フォーマット判定部33は、拡張子情報と、ファイル本体に埋め込まれているフォーマット情報を抽出し、フォーマット判定部33に登録されている画像ファイルフォーマットであるか否かを判定し、ファイルID情報と、ファイル本体と、ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルであるか否かを示す情報とを格納管理部35へ送信する(ステップS501)。
格納管理部35は、記憶部37に保存したファイルを管理するために、ファイルID情報と、記憶部37の格納先アドレス情報と、解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとから成るファイル管理テーブルを備えている。
格納管理部35は、上記ファイルIDと一致するファイルIDがファイル管理テーブルに存在するか否かを確認する(ステップS502)。
一致するファイルIDが存在していない場合には(ステップS502のNo)、格納管理部35は、ファイル本体と、ファイル記憶装置30にて対応する画像ファイルであるか否かを示す情報とともに、ファイル登録命令を重複判定部36へ送信する(ステップS503、以降の処理はS400へ)。
重複判定部36は、ファイルの登録処理完了後、記憶部37のファイル格納先アドレス情報、解像度情報、ファイルフォーマット情報、ファイルサイズを格納管理部35に通知する。
重複判定部36におけるファイル登録処理の完了後、格納管理部35は、書き込み対象のファイルが対応する画像ファイルである場合には、ファイルID情報と、格納先アドレス情報と、解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとから成るエントリをファイル管理テーブルに作成する(ステップS504)。
一方、対応する画像ファイルでない場合には、格納管理部35は、ファイルID情報と格納先アドレス情報のみから成るエントリをファイル管理テーブルに作成する(ステップS504)。
また、格納管理部35は、ファイルの書き込み処理が完了したことをフォーマット判定部33へ通知する(ステップS504)。
一方、格納管理部35のファイル管理テーブルに、フォーマット判定部33から送信されたファイルID情報と一致するエントリが存在する(ファイルの更新処理に相当する)場合には(ステップS502のYes)、格納管理部35は、既に登録されているファイルID情報のエントリに登録されている格納先アドレス情報とともに、ファイル削除命令を重複判定部36へ送信する(ステップS505)。また、格納管理部35は、削除処理完了後に、前述のファイル登録命令を重複判定部36へ送信する(ステップS506、以降の処理はS400へ)。
ファイル登録処理完了後、格納管理部35は、重複判定部36から登録処理完了通知とともに送信された情報をもとに、登録対象となっているファイルID情報に関連付けられたファイル管理テーブルのエントリの情報を更新する(ステップS507)。また、格納管理部35は、ファイルの書き込み処理が完了したことをフォーマット判定部33に通知する。
フォーマット判定部33は、格納管理部35から書き込み処理の完了通知を受けると、ファイルID情報とともに、書き込み処理が完了したことをファイル管理部32に通知する。
ファイル管理部32は、書き込み処理の完了通知を受けると、ファイルID情報に関する書き込み処理が完了したことを表すフラグを書き込み完了状態にセットする。以上により、書き込み処理を完了する。
<ファイルの読み出し手順>
図8は、本実施形態におけるファイル読み出し処理を示すフローチャートである。図8を参照して、ファイル記憶装置30におけるファイルの読み出し手順について説明する。
ファイル管理部32は、リクエスト処理部31からファイルの読み出し命令とともに送信されたファイルID情報を、ファイルオブジェクト読み出し命令とともに格納管理部35へ送信する(ステップS600)。
格納管理部35は、ファイル読み出し命令を受けると、ファイル管理テーブルに登録されているエントリから、上記のファイルID情報と一致するファイルID情報を有するエントリを探索し、記憶部37の格納先アドレス情報を抽出し、記憶部37から該当するファイル本体を読み出す(ステップS601)。
格納管理部35は、上記のエントリに解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとが登録されているか否かを確認する(ステップS602)。
これらの情報が登録されていない場合には(ステップS602のNo)、格納管理部35は、記憶部37から読み出したファイル本体をファイル管理部32へ送信する(ステップS604)。また、格納管理部35は、読み込み処理が完了したことを通知する。
一方、これらの情報が登録されている場合には(ステップS602のYes)、格納管理部35は、記憶部37から読み出したファイル本体と、解像度情報と、ファイルフォーマット情報と、ファイルサイズとをフォーマット変換部34へ送信する(ステップS603)。
また、フォーマット変換部34は、格納管理部35から送信されたファイル本体と、解像度情報、ファイルフォーマット情報およびファイルサイズを照合し、形式およびサイズのいずれかが異なっている場合には、解像度情報、ファイルフォーマット情報およびファイルサイズのうちのファイル本体と異なっていた要素について、ファイル本体に対して、解像度の変換、ファイルフォーマットの変換、圧縮率の変換を施し、変換後のファイル本体を格納管理部35へ送信する(ステップS603)。
さらに、格納管理部35は、上記ファイル本体をファイル管理部32へ送信し(ステップS604)、読み込み処理が完了したことを通知する。
<ファイルの削除手順>
ファイル記憶装置30におけるファイル削除の手順は、実施形態1におけるファイル削除の手順と同様である。
以上、図面を参照して、実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
上述のファイル記憶装置30は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われるようにしてもよい。
ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。
また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしてもよい。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本発明の全開示(請求の範囲を含む)の枠内において、さらにその基本的技術思想に基づいて、実施形態の変更・調整が可能である。また、本発明の請求の範囲の枠内において種々の開示要素の多様な組み合わせないし選択が可能である。すなわち、本発明は、請求の範囲を含む全開示、技術的思想にしたがって当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。
なお、上記実施形態の一部または全部は、以下の付記として記載することができるものであるが、これらに限定されるものではない。
(付記1)クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを該記憶部に格納する重複判定部と、
前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する格納管理部と、を備えていることを特徴とするファイル記憶装置。
(付記2)前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、前記記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなすことを特徴とする、付記1に記載のファイル記憶装置。
(付記3)前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルが画像ファイルである場合には、前記特徴情報として画像の色彩情報、および/または、形状情報を抽出することを特徴とする、付記2に記載のファイル記憶装置。
(付記4)前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の解像度において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納し、
前記格納管理部は、前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルの解像度と前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられた解像度が存在する場合には、読み出したファイルを該解像度に変換して提供することを特徴とする、付記1ないし3のいずれか一に記載のファイル記憶装置。
(付記5)前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の圧縮率において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納し、
前記格納管理部は、前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのファイルサイズと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたファイルサイズが存在する場合には、読み出したファイルを該ファイルサイズに変換して提供することを特徴とする、付記1ないし4のいずれか一に記載のファイル記憶装置。
(付記6)前記記憶部を備えていることを特徴とする、付記1ないし5のいずれか一に記載のファイル記憶装置。
(付記7)複数のクライアント装置によって共有されることを特徴とする、付記1ないし6のいずれか一に記載のファイル記憶装置。
(付記8)クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する工程と、
一致しない場合には、前記クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納する工程と、
一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付ける工程と、
クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する工程と、を含むことを特徴とするファイル記憶方法。
(付記9)前記判定工程において、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、前記記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなすことを特徴とする、付記8に記載のファイル記憶方法。
(付記10)前記判定工程において、クライアント装置から受信したファイルが画像ファイルである場合には、前記特徴情報として画像の色彩情報、および/または、形状情報を抽出することを特徴とする、付記9に記載のファイル記憶方法。
(付記11)前記判定工程において、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の解像度において一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合には、前記関連付け工程において、前記クライアント装置から受信したファイルの解像度と前記記憶部に格納されたファイルとを関連付け、
前記提供工程において、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられた解像度が存在する場合には、読み出したファイルを該解像度に変換して提供することを特徴とする、付記8ないし10のいずれか一に記載のファイル記憶方法。
(付記12)前記判定工程において、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の圧縮率において一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合には、前記関連付け工程において、前記クライアント装置から受信したファイルのファイルサイズと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付け、
前記提供工程において、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたファイルサイズが存在する場合には、読み出したファイルを該ファイルサイズに変換して提供することを特徴とする、付記8ないし11のいずれか一に記載のファイル記憶方法。
(付記13)クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する処理と、
一致しない場合には、前記クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納する処理と、
一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付ける処理と、
クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
(付記14)前記判定処理において、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、前記記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなすことを特徴とする、付記13に記載のプログラム。
(付記15)前記判定処理において、クライアント装置から受信したファイルが画像ファイルである場合には、前記特徴情報として画像の色彩情報、および/または、形状情報を抽出することを特徴とする、付記14に記載のプログラム。
(付記16)前記判定処理において、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の解像度において一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合には、前記関連付け処理において、前記クライアント装置から受信したファイルの解像度と前記記憶部に格納されたファイルとを関連付け、
前記提供処理において、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられた解像度が存在する場合には、読み出したファイルを該解像度に変換して提供することを特徴とする、付記13ないし15のいずれか一に記載のプログラム。
(付記17)前記判定処理において、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の圧縮率において一致するか否かを判定し、
一致すると判定された場合には、前記関連付け処理において、前記クライアント装置から受信したファイルのファイルサイズと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付け、
前記提供処理において、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたファイルサイズが存在する場合には、読み出したファイルを該ファイルサイズに変換して提供することを特徴とする、付記13ないし16のいずれか一に記載のプログラム。
10 クライアント装置
20 ネットワーク
30 ファイル記憶装置
31 リクエスト処理部
32 ファイル管理部
33 フォーマット判定部
34 フォーマット変換部
35 格納管理部
36 重複判定部
37 記憶部

Claims (10)

  1. クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを該記憶部に格納する重複判定部と、
    前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する格納管理部と、を備えるファイル記憶装置。
  2. 前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、前記記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなす、請求項1に記載のファイル記憶装置。
  3. 前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルが画像ファイルである場合には、前記特徴情報として画像の色彩情報、および/または、形状情報を抽出する、請求項2に記載のファイル記憶装置。
  4. 前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の解像度において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納し、
    前記格納管理部は、前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルの解像度と前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられた解像度が存在する場合には、読み出したファイルを該解像度に変換して提供する、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のファイル記憶装置。
  5. 前記重複判定部は、クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一の圧縮率において一致するか否かを判定し、一致しない場合には、該クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納し、
    前記格納管理部は、前記重複判定部により一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのファイルサイズと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付けるとともに、クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたファイルサイズが存在する場合には、読み出したファイルを該ファイルサイズに変換して提供する、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のファイル記憶装置。
  6. 前記記憶部を備えている、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のファイル記憶装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項に記載のファイル記憶装置と、
    前記ファイル記憶装置を共有する複数のクライアント装置とを備えているストレージシステム。
  8. クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する工程と、
    一致しない場合には、前記クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納する工程と、
    一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付ける工程と、
    クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する工程と、を含むファイル記憶方法。
  9. 前記判定工程において、クライアント装置から受信したファイルから抽出した特徴情報と、前記記憶部に格納されたファイルから抽出した特徴情報との類似度が所定の閾値以上である場合には、両ファイルは一致するものとみなす、請求項8に記載のファイル記憶方法。
  10. クライアント装置から受信したファイルと、記憶部に格納されたファイルとが同一のフォーマットにおいて一致するか否かを判定する処理と、
    一致しない場合には、前記クライアント装置から受信したファイルを前記記憶部に格納する処理と、
    一致すると判定された場合には、前記クライアント装置から受信したファイルのフォーマットと前記記憶部に格納されたファイルとを関連付ける処理と、
    クライアント装置からファイルの読み出し要求を受けると、前記記憶部に格納されたファイルを読み出し、読み出したファイルに関連付けられたフォーマットが存在する場合には、読み出したファイルを該フォーマットに変換して提供する処理と、をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2012519424A 2010-06-10 2011-06-09 ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム Active JP5316711B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012519424A JP5316711B2 (ja) 2010-06-10 2011-06-09 ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010132719 2010-06-10
JP2010132719 2010-06-10
JP2012519424A JP5316711B2 (ja) 2010-06-10 2011-06-09 ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム
PCT/JP2011/063201 WO2011155551A1 (ja) 2010-06-10 2011-06-09 ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2011155551A1 JPWO2011155551A1 (ja) 2013-08-01
JP5316711B2 true JP5316711B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=45098155

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012519424A Active JP5316711B2 (ja) 2010-06-10 2011-06-09 ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8972358B2 (ja)
JP (1) JP5316711B2 (ja)
WO (1) WO2011155551A1 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013140037A1 (en) 2012-03-19 2013-09-26 P2S Media Group Oy Method and apparatus for reducing duplicates of multimedia data items in service system
US8914668B2 (en) * 2012-09-06 2014-12-16 International Business Machines Corporation Asynchronous raid stripe writes to enable response to media errors
US9361028B2 (en) * 2013-05-07 2016-06-07 Veritas Technologies, LLC Systems and methods for increasing restore speeds of backups stored in deduplicated storage systems
US9256612B1 (en) 2013-06-11 2016-02-09 Symantec Corporation Systems and methods for managing references in deduplicating data systems
US9298724B1 (en) 2013-06-14 2016-03-29 Symantec Corporation Systems and methods for preserving deduplication efforts after backup-job failures
US9454348B2 (en) 2013-06-21 2016-09-27 Here Global B.V. Methods, apparatuses, and computer program products for facilitating a data interchange protocol modeling language
US9485306B2 (en) 2013-06-21 2016-11-01 Here Global B.V. Methods, apparatuses, and computer program products for facilitating a data interchange protocol
WO2015049719A1 (ja) * 2013-10-01 2015-04-09 株式会社日立製作所 ストレージシステム及びストレージ方法
US20150142804A1 (en) * 2013-11-21 2015-05-21 Here Global B.V. Methods, apparatuses and computer program products for utilizing subtyping to support evolution of data types
US9619167B2 (en) * 2013-11-27 2017-04-11 Intel Corporation System and method for computing message digests
US10466763B2 (en) * 2013-12-02 2019-11-05 Nvidia Corporation Dynamic voltage-frequency scaling to limit power transients
US9454620B2 (en) 2014-02-28 2016-09-27 Here Global B.V. Methods, apparatuses and computer program products for automated learning of data models
GB2541916B (en) * 2015-09-03 2018-05-09 Gurulogic Microsystems Oy Method of operating data memory and device utilizing method
US10853057B1 (en) * 2017-03-29 2020-12-01 Amazon Technologies, Inc. Software library versioning with caching
JP7505252B2 (ja) 2020-05-12 2024-06-25 日本電気株式会社 ファイルサーバ、重複排除システム、処理方法、プログラム
US11593020B2 (en) * 2020-09-02 2023-02-28 EMC IP Holding Company LLC Consistent entity tags with multiple protocol data access
JP2022075261A (ja) * 2020-11-06 2022-05-18 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004502209A (ja) * 2000-02-25 2004-01-22 アクウェイン、テクナラジ、エクスチェインジ、インク コンピュータネットワークを介したワークフロー処理の方法
JP2006027265A (ja) * 2004-06-16 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用プログラム
JP2007201861A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Eastman Kodak Co ファイル管理方法
JP2009026075A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Canon Inc 画像処理装置

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5568639A (en) * 1993-11-24 1996-10-22 Menai Corporation Method and apparatus for providing an object-oriented file structuring system on a computer
JP3715690B2 (ja) * 1995-08-02 2005-11-09 キヤノン株式会社 マルチメディアデータファイリングシステム
US6785429B1 (en) * 1998-07-08 2004-08-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Multimedia data retrieval device and method
JP3836261B2 (ja) 1998-08-10 2006-10-25 株式会社リコー ファイルシステム
US7107285B2 (en) * 2002-03-16 2006-09-12 Questerra Corporation Method, system, and program for an improved enterprise spatial system
JP4144377B2 (ja) * 2003-02-28 2008-09-03 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP4411929B2 (ja) * 2003-02-28 2010-02-10 株式会社日立製作所 バックアップ方法、システム、及びプログラム
JP4517592B2 (ja) * 2003-06-16 2010-08-04 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラムおよび記録媒体
JP3862694B2 (ja) * 2003-11-20 2006-12-27 キヤノン株式会社 画像処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2005157768A (ja) 2003-11-26 2005-06-16 Hitachi Ltd 電子ファイル保存方法及び実施装置並びに処理プログラム
US7683942B2 (en) * 2004-05-18 2010-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Information recording apparatus and control method thereof
KR20070028371A (ko) * 2004-06-08 2007-03-12 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 기록 재생 장치
CN1728761A (zh) * 2004-06-16 2006-02-01 株式会社理光 图像处理装置,图像处理方法及图像处理用程序
JP4682030B2 (ja) 2005-11-30 2011-05-11 富士通株式会社 図形検索プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、図形検索装置、および図形検索方法
US20070204115A1 (en) * 2006-02-28 2007-08-30 Maven Networks, Inc. Systems and methods for storage shuffling techniques to download content to a file
JP4649635B2 (ja) * 2006-08-02 2011-03-16 独立行政法人科学技術振興機構 画像特徴抽出方法および画像圧縮方法
US7885988B2 (en) * 2006-08-24 2011-02-08 Dell Products L.P. Methods and apparatus for reducing storage size
FR2906093A1 (fr) * 2006-09-18 2008-03-21 Canon Kk Procedes et dispositifs de codage et de decodage, systeme de telecommunication et programme d'ordinateur les mettant en oeuvre
JP4951331B2 (ja) * 2006-12-26 2012-06-13 株式会社日立製作所 ストレージシステム
JP5020673B2 (ja) * 2007-03-27 2012-09-05 株式会社日立製作所 重複したファイルの記憶を防ぐコンピュータシステム
US20130326338A1 (en) * 2007-09-07 2013-12-05 Adobe Systems Incorporated Methods and systems for organizing content using tags and for laying out images
JP2009075923A (ja) * 2007-09-21 2009-04-09 Canon Inc ファイルシステム、データ処理装置、ファイル参照方法、プログラムおよび記憶媒体
US20130297353A1 (en) * 2008-01-18 2013-11-07 Mitek Systems Systems and methods for filing insurance claims using mobile imaging
US8484162B2 (en) * 2008-06-24 2013-07-09 Commvault Systems, Inc. De-duplication systems and methods for application-specific data
WO2010011991A2 (en) * 2008-07-25 2010-01-28 Anvato, Inc. Method and apparatus for detecting near-duplicate videos using perceptual video signatures
KR20100066920A (ko) * 2008-12-10 2010-06-18 한국전자통신연구원 전자 문서 처리 장치 및 그 방법
US8391609B2 (en) * 2009-02-24 2013-03-05 Stephen G. Huntington Method of massive parallel pattern matching against a progressively-exhaustive knowledge base of patterns
JP5346626B2 (ja) * 2009-03-09 2013-11-20 キヤノン株式会社 管理装置及び管理方法及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004502209A (ja) * 2000-02-25 2004-01-22 アクウェイン、テクナラジ、エクスチェインジ、インク コンピュータネットワークを介したワークフロー処理の方法
JP2006027265A (ja) * 2004-06-16 2006-02-02 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理用プログラム
JP2007201861A (ja) * 2006-01-27 2007-08-09 Eastman Kodak Co ファイル管理方法
JP2009026075A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Canon Inc 画像処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011155551A1 (ja) 2011-12-15
JPWO2011155551A1 (ja) 2013-08-01
US20130080403A1 (en) 2013-03-28
US8972358B2 (en) 2015-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5316711B2 (ja) ファイル記憶装置、ファイル記憶方法およびプログラム
KR102007070B1 (ko) 메모리 관리 시의 중복 제거를 위해서 기준 세트로 기준 블록을 취합하는 기법
US9792306B1 (en) Data transfer between dissimilar deduplication systems
CN102629247B (zh) 一种数据处理方法、装置和系统
US9465823B2 (en) System and method for data de-duplication
US8635194B2 (en) System and method for data compression
US11829624B2 (en) Method, device, and computer readable medium for data deduplication
US11221992B2 (en) Storing data files in a file system
JP5464269B2 (ja) ファイルストレージ装置、データ格納方法およびデータ格納プログラム
CN111949710A (zh) 数据存储方法、装置、服务器及存储介质
US20210042327A1 (en) Container reclamation using probabilistic data structures
WO2020215580A1 (zh) 一种分布式全局数据去重方法和装置
KR100946694B1 (ko) 영상 정보 기반의 동영상 파일 중복 검사와 관리를 위한시스템 및 방법
CN113486026A (zh) 数据处理方法、装置、设备及介质
CN113296709A (zh) 用于去重的方法和设备
US20200133558A1 (en) Method, device and computer program product for data backup
CN104965835A (zh) 一种分布式文件系统的文件读写方法及装置
CN105493080A (zh) 基于上下文感知的重复数据删除的方法和装置
CN104123309A (zh) 用于数据管理的方法和系统
CN112817962B (zh) 基于对象存储的数据存储方法、装置和计算机设备
CN110019039B (zh) 元数据分离的容器格式
CN117369731B (zh) 一种数据的缩减处理方法、装置、设备及介质
AU2018202646B2 (en) Storing psd compatible photoshop documents in a container for efficient identification and transmission of modified document subsets
CN112286457B (zh) 对象重删方法、装置、电子设备及机器可读存储介质
JP2021179717A (ja) ファイルサーバ、重複排除システム、処理方法、プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130624

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5316711

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150