JP5315863B2 - 気相処理装置、気相処理方法および基板 - Google Patents
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Description
図1は、本発明に従った気相処理装置の実施の形態1を示す断面模式図である。図2は、図1に示した気相処理装置の処理室の上壁をサセプタ側から見た模式図である。図3は、図2の線分III−IIIにおける部分断面模式図である。図3は、図1に示した気相処理装置の処理室の上壁に形成されたガス供給口を説明するための模式図である。図1〜図3を参照して、本発明による気相処理装置の実施の形態1を説明する。
図6は、本発明による気相処理装置の実施の形態2を示す模式図である。図7は、図6の線分VII−VIIにおける部分断面模式図である。図6および図7を参照して、本発明による気相処理装置の実施の形態2を説明する。なお、図6は図2に対応し、図7は図3に対応する。
図8は、本発明による気相処理装置の実施の形態3を示す断面模式図である。図8を参照して、本発明による気相処理装置の実施の形態3を説明する。なお、図8は図1に対応する。
図12は、本発明による気相処理装置の実施の形態4を示す断面模式図である。図12を参照して、本発明による気相処理装置の実施の形態4を説明する。なお、図12は図1に対応する。
L/PH≧20
という関係を満足するように、整流板20のサイズおよびガス供給口13の配置が決定されている。この場合、整流板20の後端からパージガスが上壁6表面に沿って放出されるまでに、幅方向においてパージガスの流速が十分に均一化する。
本発明の効果を確認するため、以下のような実験を行なった。
まず、図1〜図3に示す成膜装置を用いて成膜実験を行なった。用いた装置の条件を以下に説明する。成膜装置の流路の幅は約210mm、底壁5と上壁6との間の距離は約9mmである。サセプタの直径は約205mmである。通常のデバイス作製を目的とした成膜では、基板上に成長した膜の均一性を良くするために、サセプタを回転する。ガス流れ方向の成長速度、膜組成の分布を測定する場合は、サセプタの回転を停止して成膜する。基板の直径は約25mmで、サセプタに7枚載置する。基板は、サセプタ中央に1枚、その周囲にサセプタ中央を中心として点対称となるように6枚配置する。反応ガス供給部材からは3系統のガス供給を行い、仕切り板18、19によって3層の流れでガスを供給する。
形成されたInGaN層の膜厚およびIn組成はX線回折法により測定した。具体的には、得られた回折パターンに適合する膜厚とIn組成の組み合わせを、X線回折シミュレーションにより求めた。測定は、基板上において流路の中心線上の位置に当たる箇所について行なった。このようにして、ガス流れ方向でのInGaN層の膜厚およびIn組成の分布を求めた。
実験結果を図13に示す。図13の横軸はサセプタの中心をゼロとして、上流側をマイナス、下流側をプラスとした反応ガスの流れる方向における位置(単位:mm)を示している。また、図13の縦軸は、形成された膜(InGaN膜)におけるIn組成を示している。
Claims (12)
- 反応ガスを流通させる処理室と、
前記処理室の壁部において、前記反応ガスの流れる方向に沿って形成された複数のガス導入部と、
前記処理室の内部において、前記壁部の表面と平行に延びるとともに前記ガス導入部を覆うように形成され、前記ガス導入部から前記処理室の内部に供給されるガスを、前記反応ガスの流れる方向に沿った方向に流れるように案内する整流板とを備え、
前記整流板は、前記ガス導入部が形成された前記処理室の壁部において、前記反応ガスの流れる方向に対して交差する方向である幅方向に延びるように形成され、かつ、前記幅方向における長さが、前記処理室の前記幅方向における長さと同じになっている、気相処理装置。 - 前記ガス導入部は、前記幅方向に複数個形成され、
前記反応ガスの流れる方向における前記ガス導入部の後端から前記整流板の後端までの距離をL、前記整流板と対向する前記壁部と前記整流板との間の距離をH、前記幅方向において隣接する前記ガス導入部の間の距離をPとしたとき、
L/PH≧20
という関係を満足するように、前記整流板のサイズおよび前記ガス導入部の配置が決定されている、請求項1に記載の気相処理装置。 - 前記ガス導入部は、
前記壁部に形成されたガス導入用穴と、
前記ガス導入用穴に連なり、前記ガス導入用穴の幅より広い幅を有するバッファ室とを含む、請求項1または2に記載の気相処理装置。 - 前記整流板において前記反応ガスの流れる方向での後端部は、前記反応ガスの流れる方向に沿った断面形状が楔形であり、
前記後端部の断面形状における角部のなす角度は90°以下である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の気相処理装置。 - 前記複数のガス導入部において、一のガス導入部と、前記一のガス導入部と異なる他のガス導入部とのそれぞれから異なる流量でガスを前記処理室の内部に供給可能なガス供給部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の気相処理装置。
- 前記処理室の前記ガス導入部が形成された壁部と対向する他の壁部と、前記整流板との間の距離は、前記反応ガスの流れる方向における下流側に向かうほど小さくなっている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の気相処理装置。
- 前記処理室の内部において処理対象物を保持するサセプタをさらに備え、
前記処理室において前記ガス導入部が形成された壁部と対向する他の壁部と、前記整流板との間の距離について、前記反応ガスの流れる方向において前記サセプタの上流側端における前記距離が、前記反応ガスの流れる方向において前記サセプタの中央部における前記距離より小さくなっている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の気相処理装置。 - 請求項1に記載の気相処理装置を用いた気相処理方法であって、
前記処理室の内部に処理対象物を配置する工程と、
前記処理室の内部に反応ガスを供給して前記処理対象物に対する処理を行なう工程とを備え、
前記処理を行なう工程では、前記処理対象物と対向する壁部の表面に沿って、前記反応ガスとは別に前記処理室に供給されたガスが流通し、
前記反応ガスの流れる方向に対して交差する方向である幅方向における前記ガスの流速分布が均一である、気相処理方法。 - 前記ガスは、前記反応ガスの一部と同じガスである、請求項8に記載の気相処理方法。
- 前記処理を行なう工程では、前記処理として前記処理対象物の表面にV族の元素を含む膜を形成する処理を行ない、
前記ガスは、V族の元素を含むガスである、請求項8に記載の気相処理方法。 - 前記処理対象物を配置する工程では、前記処理対象物は前記処理理室の内部においてサセプタに保持され、
前記壁部と対向する他の壁部と、前記壁部との間の距離について、前記反応ガスの流れる方向において前記サセプタの上流側端における前記距離が前記反応ガスの流れる方向において前記サセプタの中央部における前記距離より小さくなっている、請求項8〜10のいずれか1項に記載の気相処理方法。 - 請求項8〜11のいずれか1項に記載の気相処理方法を用いて製造された基板。
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