JP5315497B2 - 耳鳴り軽減情報設定装置、耳鳴り軽減装置及び耳鳴り軽減情報設定方法 - Google Patents
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患者の耳鳴り音に最も近似する音であって当該耳鳴り音に同期する音を表す近似音のうち患者が自己の耳鳴り音に最も近いと認識する単一周波数の正弦波成分を純音データとして発生する純音データ発生手段(10、20)と、
上記純音データのうちの基準となる基準位相に対し進み位相方向或いは遅れ位相方向に位相調整するにあたり第1操作をし、耳鳴り音が消えたとの患者の判断に伴い第2操作をし、また、耳鳴り音が消えていないとの患者の判断に伴い第3操作をするようになっている操作手段(30a)と、
上記純音データの上記基準位相に対し調整すべき位相角が操作手段の上記第1操作の回数(P、Q)に応じて変化するように予め定めた調整位相角−回数データに基づき、上記第1操作の回数に応じた上記純音データの上記基準位相に対する調整位相差を決定して位相調整データとして作成する位相調整データ作成手段(111、120、121、122)と、
上記純音データの上記基準位相に対する上記調整位相差に対応した第1識別色から当該第1識別色とは異なる第2識別色であって上記純音データの上記基準位相に対する反転位相差に対応した第2識別色にかけて順次変化するように予め定めた識別色データ−位相調整データに基づき、上記位相調整データの調整位相差に対応する識別色を識別色データとして決定して当該識別色データを上記位相調整データとともに表示するカラー表示手段(123、125、30d)と、
上記位相調整データの調整位相差を有する位相調整音信号を生成して患者の聴覚部に出力する位相調整音信号出力手段(124、126、40、41)と、
患者が、その聴覚部への位相調整音信号出力手段からの上記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて、カラー表示手段による上記表示識別色の上記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づきカラー表示手段による上記表示調整位相差が上記純音データの上記基準位相に対し半周期になったことを認識して上記耳鳴り音が消えたと判断したとき、上記第2操作が操作手段によりなされることによって、上記耳鳴り音が消えたと感じたときの上記位相調整データの上記調整位相差を患者のための耳鳴り軽減情報として設定する耳鳴り軽減情報設定手段(130、131)とを備える。
また、識別色データが、上記識別色データ−位相調整データに基づき、上記位相調整データの調整位相差に対応する識別色として、上記位相調整データとともに表示される。
ここで、上述したごとく、純音データは、患者の耳鳴り音に最も近似する音であって当該耳鳴り音に同期する音を表す近似音のうち患者が自己の耳鳴り音に最も近いと認識する単一周波数の正弦波成分からなる。従って、この純音データから生成される位相調整音信号も、耳鳴り音に同期する近似音の単一周波数の正弦波成分からなる。
また、上記調整位相データは上記純音データの上記基準位相に対し調整することで作成されている。従って、カラー表示手段による上記表示識別色の上記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づきカラー表示手段による上記表示調整位相差が上記純音データの上記基準位相に対し半周期になったときには、位相調整音信号の位相は、純音データの位相に対し反転位相となっている。このことは、位相調整音信号が純音データと相殺し合うことを意味する。その結果、患者はその耳鳴り音が良好に消えたと感じ得る。
また、上述のごとく、患者は、カラー表示手段による上記表示識別色の上記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づきカラー表示手段による上記表示調整位相差が上記純音データの上記基準位相に対し半周期になったことを認識するので、患者は耳鳴り音の消滅との判断をし易い。
操作手段は、さらに、耳鳴り音が軽減している或いは増強されているとの患者の判断に伴い上記第2操作をし、また、耳鳴り音が消えてはいないが増強されてはいないとの患者の判断に伴い上記第3操作をするようになっており、
患者が、その聴覚部への位相調整音信号出力手段からの上記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて上記純音データの上記基準位相に対する位相調整が進み位相方向及び遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向になされるように上記第1操作が操作手段により繰り返されているとき、上記耳鳴り音の増強か否かの判断に伴いなされる操作手段の操作状態を判定する判定手段(130、130a、130b、130d)を備えて、
患者による上記耳鳴り音の増強状態ではないとの判断に伴い上記第2操作或いは上記第3操作が操作手段によりなされたと判定手段により判定されたとき、上記いずれか一方の位相方向への上記位相調整を継続するように上記第1操作が操作手段によりなされることで、位相調整データ作成手段は、上記純音データに対し操作手段の上記第1操作の回数に対応した位相差を有するように、上記位相調整データの作成を継続し、
また、患者による上記耳鳴り音の増強状態との判断に伴い上記第2操作が操作手段によりなされたと判定手段により判定されたとき、上記純音データの上記基準位相に対する位相調整が上記いずれか一方の位相方向とは逆位相方向になされるように操作手段により上記第1操作がなされることで、当該第1操作の回数に対応した位相差を上記純音データに対し有するように上記位相調整データを位相調整データ作成手段により作成するようにしたことを特徴とする。
これを前提に、患者が、上述のごとく、位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて操作手段の第1操作が純音データの基準位相に対する位相調整が進み位相方向及び遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向になされるように繰り返されているときに、上記耳鳴り音の増強か否かの判断に伴いなされる操作手段の操作状態が判定される。
ここで、患者による上記耳鳴り音の増強状態ではないとの判断に伴い上記第2操作或いは上記第3操作が操作手段になされたと判定されたときには、上記いずれか一方の位相方向への上記位相調整を継続するように上記第1操作が操作手段によりなされることで、上記位相調整データの作成が継続される。
また、患者による上記耳鳴り音の増強状態との判断に伴い上記第2操作が操作手段によりなされたと判定されたときには、操作手段の第1操作が、純音データの基準位相に対する位相調整が上記いずれか一方の位相方向とは逆位相方向になされるようになされることで、当該第1操作の回数に対応した位相差を上記純音データに対し有するように上記位相調整データが作成される。
請求項1または2に記載の耳鳴り軽減情報設定装置と、
当該耳鳴り軽減情報設定装置の耳鳴り軽減情報設定手段により設定された上記耳鳴り軽減情報を有する耳鳴り軽減音信号を出力する出力手段(132)とを備える。
患者の耳鳴り音に最も近似する音であって当該耳鳴り音に同期する音を表す近似音のうち患者が自己の耳鳴り音に最も近いと認識する単一周波数の正弦波成分を純音データとして発生する純音データ発生ステップと、
上記純音データの上記基準位相に対し調整すべき位相角が進み位相方向或いは遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向への操作手段(30a)による第1操作の回数(P、Q)に応じて変化するように予め定めた調整位相角−回数データに基づき、上記第1操作の回数に応じた上記純音データの上記基準位相に対する調整位相差を決定して位相調整データとして作成する位相調整データ作成ステップ(111、120、121、122)と、
上記純音データの上記基準位相に対する上記調整位相差に対応した第1識別色から当該第1識別色とは異なる第2識別色であって上記純音データの上記基準位相に対する反転位相差に対応した第2識別色にかけて順次変化するように予め定めた識別色データ−位相調整データに基づき、上記位相調整データの調整位相差に対応する識別色を識別色データとして決定して当該識別色データを上記位相調整データとともに表示する表示ステップ(113)と、
上記位相調整データの調整位相差を有する位相調整音信号を生成して骨導端子部材(40)により患者の聴覚部に出力する位相調整音信号出力ステップ(124、126)と、
患者が、その聴覚部への位相調整音信号出力ステップにおける上記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて、カラー表示手段による上記表示識別色の上記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づきカラー表示手段による上記表示調整位相差が上記純音データの上記基準位相に対し半周期になったことを認識して耳鳴り音が消えたと判断したとき、当該判断の際になされる第2操作を操作手段により行うことによって、耳鳴り音が消えたと感じたときの上記位相調整データの上記調整位相差を患者のための耳鳴り軽減情報として設定する耳鳴り軽減情報設定ステップ(130、131)とを備える。
患者が、その聴覚部への位相調整音信号出力ステップにおける上記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて上記純音データの上記基準位相に対する位相調整が進み位相方向及び遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向になされるように上記第1操作が操作手段により繰り返されているとき、耳鳴り音の増強か否かが判断されるに伴いなされる操作手段の操作状態を判定する判定ステップ(130、130a、130b、130d)を備えて、
患者による耳鳴り音の増強状態ではないとの判断に伴い当該判断の際になされる第2操作或いは第3操作が操作手段によりなされたと判定ステップにて判定されたとき、上記いずれか一方の位相方向への上記位相調整を継続するように上記第1操作が操作手段によりなされることで、位相調整データ作成ステップにて、上記純音データに対し操作手段の上記第1操作の回数に対応した位相差を有するように、上記位相調整データの作成を継続し、
また、患者による耳鳴り音の増強状態との判断に伴い、当該判断の際になされる第2操作が操作手段によりなされたと判定ステップにて判定されたとき、上記純音データの上記基準位相に対する位相調整が上記いずれか一方の位相方向とは逆位相方向になされるように操作手段により上記第1操作がなされることで、当該第1操作の回数に対応した位相差を上記純音データに対し有するように上記位相調整データを位相調整データ作成ステップにて作成するようにしたことを特徴とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明が適用される耳鳴り軽減装置の第1実施形態を示している。当該耳鳴り軽減装置は、耳鳴りを自覚する患者に適用されるもので、この耳鳴り軽減装置は、シグナルジェネレータ10と、アナログーディジタル変換器20(以下、A−D変換器20という)、ノート型パーソナルコンピュータ30(以下、パソコン30という)とを備えている。
(第2実施形態)
図7及び図8は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態は、上記第1実施形態にて述べた純音データに対する位相調整をさらに迅速に行うために提案されたものである。これに伴い、この第2実施形態では、上記第1実施形態にて述べたコンピュータ本体30bが、図2及び図3のフローチャートに代えて、図7及び図8にて示すフローチャートに従い、上記コンピュータプログラムを実行するように変更されている。その他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(1)識別色データ及び四角領域c(図6参照)による表示に代えて、識別色データ及び円領域による表示を採用してもよい。この場合、操作回数データP又はQ=0〜2mに対応させて、±Φ(0)=0°〜±Φ(2m)=±2mΦo=360°に亘り、所定位相角Φo毎に上記円領域の円周に沿い目盛りを設けて、調整位相角Φ(i)に対応して、上記円領域に識別色データを円弧状斜線領域として表示するようにしてもよい。
(2)本発明の実施にあたり、所定位相角Φoは、5°に限ることなく、例えば、1°、3°、7°或いは10°等であってもよく、所定位相角Φoが小さい程、調整位相角Φ(i)の精度が向上する。
(3)本発明の実施にあたり、位相調整音信号を、骨導端子部材40に代えて、例えば、イヤホーンやヘッドホンにより患者の耳に入力するようにしてもよい。イヤホーンやヘッドホンを使用すると、他の外音が聞き難くなるが、純音データに対する位相調整データの位相差を決定するにあたっては、特に支障はない。
(4)本発明の実施にあたり、A−D変換器20の機能は、コンピュータ本体30bに設けるようにしてもよい。
(5)本発明の実施にあたり、パソコン30は、ノート型に限ることなく、デスクトップ型のものであってもよい。
(6)シグナルジェネレータ10が検索する主要周波数成分は、上記単一主要周波数の正弦波成分であって上記耳鳴り音に同期した正弦波成分に代えて、例えば、上記単一主要周波数の余弦波成分であって上記耳鳴り音に同期した余弦波成分等の波形成分であってもよい。
(7)本発明の実施にあたり、位相調整データの純音データに対する位相差決定処理(ステップ131参照)において、位相調整データの純音データに対する位相差は、上記反転位相差に限ることなく、上記耳鳴り音が消えたと当該患者が感じる程に当該耳鳴り音を軽減させる位相差であってもよい。これによっても、上記各実施形態と同様の作用効果が実質的に達成され得る。
30a…キーボード、30b…コンピュータ本体、30c…表示駆動装置、
30d…ディスプレイ、40…骨導端子部材、41…ケーブル。
Claims (5)
- 患者の耳鳴り音に最も近似する音であって当該耳鳴り音に同期する音を表す近似音のうち患者が自己の耳鳴り音に最も近いと認識する単一周波数の正弦波成分を純音データとして発生する純音データ発生手段と、
前記純音データのうちの基準となる基準位相に対し進み位相方向或いは遅れ位相方向に位相調整するにあたり第1操作をし、耳鳴り音が消えたとの前記患者の判断に伴い第2操作をし、また、耳鳴り音が消えていないとの前記患者の判断に伴い第3操作をするようになっている操作手段と、
前記純音データの前記基準位相に対し調整すべき位相角が前記操作手段の前記第1操作の回数に応じて変化するように予め定めた調整位相角−回数データに基づき、前記第1操作の回数に応じた前記純音データの前記基準位相に対する調整位相差を決定して位相調整データとして作成する位相調整データ作成手段と、
前記純音データの前記基準位相に対する前記調整位相差に対応した第1識別色から当該第1識別色とは異なる第2識別色であって前記純音データの前記基準位相に対する反転位相差に対応した第2識別色にかけて順次変化するように予め定めた識別色データ−位相調整データに基づき、前記位相調整データの調整位相差に対応する識別色を識別色データとして決定して当該識別色データを前記位相調整データとともに表示するカラー表示手段と、
前記位相調整データの調整位相差を有する位相調整音信号を生成して前記患者の聴覚部に出力する位相調整音信号出力手段と、
前記患者が、その聴覚部への前記位相調整音信号出力手段からの前記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて、前記カラー表示手段による前記表示識別色の前記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づき前記カラー表示手段による前記表示調整位相差が前記純音データの前記基準位相に対し半周期になったことを認識して前記耳鳴り音が消えたと判断したとき、前記第2操作が前記操作手段によりなされることによって、前記耳鳴り音が消えたと感じたときの前記位相調整データの前記調整位相差を前記患者のための耳鳴り軽減情報として設定する耳鳴り軽減情報設定手段とを備える耳鳴り軽減情報設定装置。 - 前記操作手段は、さらに、耳鳴り音が軽減している或いは増強されているとの前記患者の判断に伴い前記第2操作をし、また、耳鳴り音が消えてはいないが増強されてはいないとの前記患者の判断に伴い前記第3操作をするようになっており、
前記患者が、その聴覚部への前記位相調整音信号出力手段からの前記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて前記純音データの前記基準位相に対する位相調整が進み位相方向及び遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向になされるように前記第1操作が前記操作手段により繰り返されているとき、前記耳鳴り音の増強か否かの判断に伴いなされる前記操作手段の操作状態を判定する判定手段を備えて、
前記患者による前記耳鳴り音の増強状態ではないとの判断に伴い前記第2操作或いは前記第3操作が前記操作手段によりなされたと前記判定手段により判定されたとき、前記いずれか一方の位相方向への前記位相調整を継続するように前記第1操作が前記操作手段によりなされることで、前記位相調整データ作成手段は、前記純音データに対し前記操作手段の前記第1操作の回数に対応した位相差を有するように、前記位相調整データの作成を継続し、
また、前記患者による前記耳鳴り音の増強状態との判断に伴い前記第2操作が前記操作手段によりなされたと前記判定手段により判定されたとき、前記純音データの前記基準位相に対する位相調整が前記いずれか一方の位相方向とは逆位相方向になされるように前記操作手段により前記第1操作がなされることで、当該第1操作の回数に対応した位相差を前記純音データに対し有するように前記位相調整データを前記位相調整データ作成手段により作成するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の耳鳴り軽減情報設定装置。 - 請求項1または2に記載の耳鳴り軽減情報設定装置と、
当該耳鳴り軽減情報設定装置の前記耳鳴り軽減情報設定手段により設定された前記耳鳴り軽減情報を有する耳鳴り軽減音信号を出力する出力手段とを備える耳鳴り軽減装置。 - 患者の耳鳴り音に最も近似する音であって当該耳鳴り音に同期する音を表す近似音のうち患者が自己の耳鳴り音に最も近いと認識する単一周波数の正弦波成分を純音データとして発生する純音データ発生ステップと、
前記純音データの前記基準位相に対し調整すべき位相角が進み位相方向或いは遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向への操作手段による第1操作の回数に応じて変化するように予め定めた調整位相角−回数データに基づき、前記第1操作の回数に応じた前記純音データの前記基準位相に対する調整位相差を決定して位相調整データとして作成する位相調整データ作成ステップと、
前記純音データの前記基準位相に対する前記調整位相差に対応した第1識別色から当該第1識別色とは異なる第2識別色であって前記純音データの前記基準位相に対する反転位相差に対応した第2識別色にかけて順次変化するように予め定めた識別色データ−位相調整データに基づき、前記位相調整データの調整位相差に対応する識別色を識別色データとして決定して当該識別色データを前記位相調整データとともに表示する表示ステップと、
前記位相調整データの調整位相差を有する位相調整音信号を生成して骨導端子部材により前記患者の聴覚部に出力する位相調整音信号出力ステップと、
前記患者が、その聴覚部への前記位相調整音信号出力ステップにおける前記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて、前記カラー表示手段による前記表示識別色の前記第1及び第2の識別色の一方から他方への変化に基づき前記カラー表示手段による前記表示調整位相差が前記純音データの前記基準位相に対し半周期になったことを認識して前記耳鳴り音が消えたと判断したとき、当該判断の際になされる第2操作を前記操作手段により行うことによって、前記耳鳴り音が消えたと感じたときの前記位相調整データの前記調整位相差を前記患者のための耳鳴り軽減情報として設定する耳鳴り軽減情報設定ステップとを備える耳鳴り軽減情報設定方法。 - 前記患者が、その聴覚部への前記位相調整音信号出力ステップにおける前記位相調整音信号の出力のもとに耳鳴り音を聴覚により認識している状態にて前記純音データの前記基準位相に対する位相調整が進み位相方向及び遅れ位相方向のいずれか一方の位相方向になされるように前記第1操作が前記操作手段により繰り返されているとき、前記耳鳴り音の増強か否かが判断されるに伴いなされる前記操作手段の操作状態を判定する判定ステップを備えて、
前記患者による前記耳鳴り音の増強状態ではないとの判断に伴い当該判断の際になされる第2操作或いは第3操作が前記操作手段によりなされたと前記判定ステップにて判定されたとき、前記いずれか一方の位相方向への前記位相調整を継続するように前記第1操作が前記操作手段によりなされることで、前記位相調整データ作成ステップにて、前記純音データに対し前記操作手段の前記第1操作の回数に対応した位相差を有するように、前記位相調整データの作成を継続し、
また、前記患者による前記耳鳴り音の増強状態との判断に伴い、当該判断の際になされる第2操作が前記操作手段によりなされたと前記判定ステップにて判定されたとき、前記純音データの前記基準位相に対する位相調整が前記いずれか一方の位相方向とは逆位相方向になされるように前記操作手段により前記第1操作がなされることで、当該第1操作の回数に対応した位相差を前記純音データに対し有するように前記位相調整データを前記位相調整データ作成ステップにて作成するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の耳鳴り軽減情報設定方法。
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