JP5315445B1 - 表示装置、および当該表示装置を備えた非接触給電システム、ならびに当該表示装置を備えたテレビジョン受像機 - Google Patents

表示装置、および当該表示装置を備えた非接触給電システム、ならびに当該表示装置を備えたテレビジョン受像機 Download PDF

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Abstract

【課題】内部に受電コイルを設置するための空間を十分に確保することができ、なおかつ、内部の金属製の部材が受電コイルの影響を受けて発熱しない持ち運び可能な表示装置を提供すること。
【解決手段】テレビジョン受像機3は、図示しないハンドルを備えた持ち運び可能なテレビジョン受像機であって、ハンドルの内部に、非接触給電用の受電コイル8が組み込められていることを特徴としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、持ち運び可能な表示装置、および当該表示装置を充電するための非接触給電システム、ならびに当該表示装置を備えたテレビジョン受像機に関する。
近年ではテレビジョン受像機の軽量化に伴い、より簡単に持ち運べることができ、壁への取り外しが簡単な携帯型テレビジョン受像機(以下、携帯テレビと称す)の需要が高まりつつある。このような携帯テレビとして、バッテリを内蔵することによって、持ち運び時に電源コードが邪魔にならず、持ち運びがより容易にできる機種も開発されている。
従来ではバッテリ内蔵の電子機器の充電には電源コードを用いていたが、現在では電源コードを用いずに電力を供給する非接触給電システムが注目されている。例えば、特許文献1には、床や壁等に取り付けられた給電部に、受電部を備えた携帯テレビを取り付け、給電部から携帯テレビに非接触で給電する非接触給電システムが開示されている。これによって、受電部を備えた携帯テレビを給電部に取り付けるだけで携帯テレビに対して給電を行うことができる。また、電源コードの配線が不要になるから、配線が乱雑になるのを抑制することもできる。
この非接触給電方法の1つに電磁誘導方式がある。この電磁誘導方式では、まず給電部が有する送電コイルに高周波交流電力を印加することによって、高周波磁界を発生させる。そして、受電部が有する受電コイルを送電コイルに磁気的に結合させると、電磁誘導により受電コイルに交流電力が誘起されるので、給電部から電力を非接触で受け取ることができる。
特開2011−147513号公報(2011年8月4日公開)
上述した電磁誘導方式では、携帯テレビの内部に受電コイルを設置するための空間を確保する必要がある。ここで、近年では携帯テレビは薄型化しているため、薄型の携帯テレビにおいて受電コイルを設置するための空間の確保は取り分け重要な課題になっている。
また、携帯テレビが薄型であると、携帯テレビの内部で受電コイルと金属製の部材とが隣接する可能性が高くなる。この場合、受電コイルの影響を受けて金属製の部材が共振し、発熱する虞がある。したがって、受電コイルの影響を受けて金属製の部材が発熱しないような位置に受電コイルを設置することが望まれる。
そこで、本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、内部に受電コイルを設置するための空間を十分に確保することができ、なおかつ、内部の金属製の部材が受電コイルの影響を受けて発熱しない持ち運び可能な表示装置、および当該表示装置を備えた非接触給電システム、ならびに当該表示装置を備えたテレビジョン受像機を提供することにある。
本発明に係る表示装置は、上記の課題を解決するために、ハンドルを備えた持ち運び可能な表示装置であって、上記ハンドルの内部に、非接触給電用の受電コイルが組み込められていることを特徴としている。
上記の構成によれば、受電コイルは表示装置のハンドルの内部に組み込められている。このように、受電コイルを表示装置のハンドルに組み込み、ハンドル内の空間を有効活用している。そのため、表示装置内の空間に受電コイルを設置する空間を別途設ける必要がなく、薄型の表示装置でも何ら問題なく受電コイルを組み込むことができる。
また、ハンドルの構造のみを任意に設計できるようにしておくことによって、表示装置本体のサイズおよび形状に左右されずに、ハンドルを所望の構造に設計することができる。すなわち、必要な伝送電力に応じた受電コイルを組み込む場合でも、組み込む受電コイルに応じて、ハンドルを設計することができる。
さらに、受電コイルは表示装置のハンドルに組み込められているため、表示装置の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材と、受電コイルとの間に距離を置くことができる。結果、受電コイルに起因した金属部材の発熱を最小限に抑えることが可能となる。
また、本発明に係る表示装置においては、上記受電コイルは、ループ状であることを特徴としている。
また、本発明に係る表示装置においては、上記受電コイルは、円形、楕円形、あるいは多角形のループ状であることを特徴としている。
上記の構成によれば、高い給電効率が得られる。
また、本発明に係る表示装置においては、上記受電コイルは、折り曲げ可能なコイルであることを特徴としている。
上記の構成によれば、受電コイルが折り曲げ可能なコイルであるため、何ら問題なく表示装置のハンドルに受電コイルを組み込めることができる。
また、本発明に係る表示装置においては、上記受電コイルは、シート状のコイルであることを特徴としている。
上記の構成によれば、受電コイルはシート状のコイルであるため、ハンドルを容易に折り曲げることができる。さらに、受電コイルがシート状のコイルであると、受電コイルの薄型化および軽量化が可能になる。したがって、ハンドルをより小型化することができ、表示装置のデザイン性を高めることもできる。
また、本発明に係る表示装置においては、上記ハンドルは、その一部が上記表示装置の上端部よりも上に出た位置に設けられていることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示装置のハンドルが表示装置の上端部よりも上に出ていると、ハンドルの一部が表示装置の本体と接している面積が小さい。そのため、ハンドルに組み込められている受電コイルの影響を受けて、表示装置の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材が共振して発熱する面積は小さい。結果、受電コイルに起因した金属部材の発熱を最小限に抑えることが可能となる。
さらに、受電コイルを折り曲げ可能なコイルにすることにより、ハンドルを折り曲げることが可能である。これによって、表示装置を視聴している視聴者側からはハンドルを見えなくすることができ、視聴の邪魔にならない。
本発明に係る非接触給電システムは、上記の課題を解決するために、上述したいずれかの表示装置と、外部から電力が供給される電源部と、上記電源部からの電力が供給される非接触給電用の送電コイルとを備えた給電装置とを備え、上記ハンドルが、上記給電装置に近接した所定の位置にある場合に、上記送電コイルと上記受電コイルとが磁気的に結合することによって、上記電力を上記表示装置に非接触給電することを特徴としている。
上記の構成によれば、送電コイルと受電コイルとの間の電磁誘導を利用して、表示装置に対して非接触で給電することができる。特に受電コイルは表示装置のハンドルの内部に埋め込められているため、非接触給電のための新たな部材を別途設ける必要がなく、薄型の表示装置でも何ら問題なく非接触給電を行うことができる。
また、本発明に係る非接触給電システムにおいては、上記給電装置は、上記ハンドルが上記所定の位置にあるか否かを検知する検知部をさらに備え、上記電源部は、上記検知部が、上記ハンドルが上記所定の位置にあることを検知すると、上記電力を上記送電コイルに供給し、上記検知部が、上記ハンドルが上記所定の位置にないことを検知すると、上記電力を上記送電コイルに供給しないことを特徴としている。
上記の構成によれば、給電装置は、ハンドルが所定の位置にあることを検知部が検知している間は非接触給電を行い、ハンドルが所定の位置にないことを検知部が検知すれば非接触給電を取り止める。したがって、ハンドルが所定の位置にある間だけ、表示装置に非接触給電を行うことができる。
また、本発明に係る非接触給電システムにおいては、上記給電装置は、壁に取り付けられているアングルであり、上記ハンドルは、上記アングルに掛けることができ、上記所定の位置は、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態のことであることを特徴としている。
上記の構成によれば、表示装置を壁に掛けることができる。また、アングルは、自身にハンドルが掛けられていることを検知部が検知している間は非接触給電を行い、自身にハンドルが掛けられていないと検知部が検知すれば非接触給電を取り止める。したがって、アングルに表示装置が掛けられている間だけ、表示装置に非接触給電を行うことができる。
また、本発明に係る非接触給電システムにおいては、上記給電装置は、壁に取り付けられているアングルであり、上記ハンドルは、上記アングルに掛けることができ、上記所定の位置は、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態のことであり、上記アングルにはスイッチが設けられており、上記検知部は、上記ハンドルが上記アングルに設けられた上記スイッチを押下していると、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態にあると検知し、上記ハンドルが上記アングルに設けられた上記スイッチを押下していないと、上記ハンドルが上記アングルに掛けられていない状態にあると検知することを特徴としている。
上記の構成によれば、給電装置は、ハンドルがアングルに掛けられている状態にあることを検知部が検知している間は非接触給電を行い、ハンドルがアングルに掛けられていない状態にあることを検知部が検知すれば非接触給電を取り止める。したがって、ハンドルがアングルに掛けられている状態にある間だけ、表示装置に非接触給電を行うことができる。
また、本発明に係る非接触給電システムにおいては、上記送電コイルには、微弱電流が流されており、上記検知部は、上記送電コイルに流れる電流の大きさが、上記微弱電流よりも大きい所定値以上の電流であるか否かを検出する電流検出回路を備えており、上記電流検出回路が、上記送電コイルに流れる電流が上記所定値以上の電流であると検出すると、上記ハンドルが上記所定の位置にあると検知し、上記電流検出回路が、上記送電コイルに流れる電流が上記所定値未満の電流であると検出すると、上記ハンドルが上記所定の位置にあると検知することを特徴としている。
上記の構成によれば、検知部はスイッチ等の手段を用いずに、ハンドルが所定の位置にあるか否かを検知することができる。
また、本発明に係るテレビジョン受像機は、上記の課題を解決するために、上述したいずれかの表示装置を備えていることを特徴としている。
上記の構成よれば、内部に受電コイルを設置するための空間を十分に確保することができ、なおかつ、内部の金属製の部材が受電コイルの影響を受けて発熱しない持ち運び可能なテレビジョン受像機が得られる。
本発明によれば、受電コイルを表示装置のハンドルに組み込み、ハンドル内の空間を有効活用している。そのため、表示装置内の空間に受電コイルを設置する空間を別途設ける必要がなく、薄型の表示装置でも何ら問題なく受電コイルを組み込むことができる。
また、受電コイルが組み込められているハンドル全体が表示装置の本体と接しているわけではないため、表示装置の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材と、受電コイルとの間に距離を置くことができる。結果、受電コイルに起因した金属部材の発熱を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の一実施形態に係る非接触給電システムの全体構成を示すブロック図である。 電磁誘導方式による非接触給電方法の一適用例を示す図である。 送電コイルと受電コイルとが磁気的に結合することによって、受電コイルに電力が誘起される状態を示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムが給電していない状態を示す図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムが給電している状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るアングルを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る携帯テレビの背面および側面を示す図である。 本発明の一実施形態に係る携帯テレビの一配置例を示す図である。 本発明に係る携帯テレビの本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材と、ハンドルとの位置関係を示す図であり、(a)は、ハンドルを携帯テレビの背面の中心に設けた場合を示しており、(b)は、ハンドルの一部が携帯テレビの上端部よりも上に出た位置にハンドルを設けた場合を示している。 四角形のループ状になった受電コイルを有する本発明の一実施形態に係る携帯テレビの背面図である。 本発明の一実施形態に係るアングルを示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るアングルの内部構成を示す図であり、(a)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられていない状態を示しており、(b)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられている状態を示している。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられていない状態を示す図である。 (a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられている状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る非接触給電システムによる給電方法を示すフロー図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられていない状態を示す図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられていないときの送電コイルおよび受電コイルの状態を示す図である。 (a)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられている状態を示す図であり、(b)は、本発明の一実施形態に係る携帯テレビがアングルに掛けられているときの送電コイルおよび受電コイルの状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る非接触給電システムによる給電方法を示すフロー図である。
本発明を以下の実施の形態により詳細に説明する。なお、以下の説明においては、同一の機能および作用を示す部材については、同一の符号を付し、説明を省略する。
(電磁誘導方式の非接触給電方法)
本発明の一実施形態に係る非接触給電システムについて説明する前に、本発明の一実施形態に係る非接触給電システムにおいて用いる給電方法について簡単に説明する。本発明の一実施形態に係る非接触給電システムでは、電磁誘導方式の非接触給電方法を用いる。図2に、電磁誘導方式による非接触給電方法の一適用例を示す。
図2に示すように、給電対象である携帯電話機13は、給電装置12の上に載せられた状態で給電装置12から給電されている。具体的には、給電装置12は図3に示すような送電コイル16を有しており、携帯電話機13は図3に示すような受電コイル18を有している。電磁誘導方式による非接触給電では、送電コイル16に高周波交流電力を印加することによって、高周波磁界を発生させる。そして、受電コイル18を送電コイル16に磁気的に結合させると、電磁誘導により受電コイル18に交流電力が誘起されるので(図3中の点線)、携帯電話機13は給電装置12から電力を非接触で受け取ることができる。本発明の一実施形態に係る非接触給電システムは、このような電磁誘導方式の非接触給電方法を利用している。
(非接触給電システム1)
本発明の一実施形態に係る非接触給電システムについて詳細に説明する。本発明の一実施形態に係る非接触給電システムでは、ハンドルを備えた持ち運び可能な表示装置に、給電装置から非接触給電を行う。以下では、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1について、表示装置がテレビジョン受像機であり、給電装置がテレビジョン受像機を壁に掛けるためのアングルである場合を例に挙げて説明する。なお、上記のテレビジョン受像機およびアングルはあくまでも一例であり、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1はこれに限定されるわけではない。例えば、表示装置としてはパーソナルコンピュータ等のディスプレイも適用可能であり、給電装置としては表示装置に給電するためのみに設計された装置や表示装置を載せるラック等も適用可能である。
図4に、非接触給電システム1の概略構成を示す。図4の(a)には、非接触給電システム1が給電していない状態を示しており、(b)には、非接触給電システム1が給電している状態を示している。図4(a)に示すように、非接触給電システム1は、持ち運び可能なテレビジョン受像機3(以下、携帯テレビと称す)と、壁に取り付けられたアングル2とを含む。携帯テレビ3にはハンドル15が取り付けられており、図4(b)に示すように、ハンドル15をアングル2に取り付けることによって、携帯テレビ3をアングル2(壁)に掛けることが可能になっている。非接触給電システム1では、アングル2によって携帯テレビ3への給電が行われるが、携帯テレビ3がアングル2に近接した所定の位置にあるか否かに応じて給電が行われる。上記の所定の位置には特に限定はないが、少なくともアングル2が携帯テレビ3に非接触給電を行うことができる位置である。すなわち、後述する送電コイルと受電コイルとが磁気的に結合できる位置であればよい。
以下では、携帯テレビ3がアングル2に掛けられている状態が、上記の所定の位置であると想定して説明する。したがって、図4(a)のように携帯テレビ3がアングル2に取り付けられていない状態では、アングル2から携帯テレビ3への給電は行われない。一方、図4(b)のように携帯テレビ3がアングル2に取り付けられている状態では、アングル2から携帯テレビ3への給電が行われる。このように、アングル2では、アングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かに応じて、携帯テレビ3への給電を行う。
本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1の全体構成のブロック図を図1に示す。図1に示すように、アングル2は、電源基板4(電源部)、非接触給電IF回路5(電源部)、送電コイル6、検知回路7(検知部)、およびプラグ11を有している。一方、携帯テレビ3は、受電コイル8、非接触給電IF回路9、およびバッテリ10を有している。なお、携帯テレビ3は、テレビジョン受像機として機能するための各種部材を有しているが、図1では図を簡略化するために、非接触給電に関わる部材のみを図示している。以下に、アングル2および携帯テレビ3について順に説明する。
(アングル2)
図1に示したように、アングル2は、電源基板4、非接触給電IF回路5、非接触給電用の送電コイル6、検知回路7、およびプラグ11を有している。アングル2のプラグ11はコンセント等の外部電源に接続されており、外部電源から電力を得ている。電源基板4は、プラグ11に接続された基板であって、プラグ11が外部電源から得た交流電力を直流電力に変換したものを非接触給電IF回路5に対して供給するための基板である。非接触給電IF回路5は、直流電力を高周波交流電力に変換し、変換した高周波交流電圧を送電コイル6に供給する。送電コイル6に高周波交流電圧が供給されると、磁界が発生して送電コイル6と受電コイル8とが磁気的に結合する。
アングル2の検知回路7は、携帯テレビ3がアングル2に近接した所定の位置にあるか否かを検知する回路である。したがって、検知回路7はアングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを検知する。具体的な検知方法について後述するが、検知回路7は、携帯テレビ3がアングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを検知し、その検知結果の情報を非接触給電IF回路5に送る。非接触給電IF回路5では、検知回路7からの情報に基づき、携帯テレビ3がアングル2に掛けられている時には送電コイル6に電力を供給し、携帯テレビ3がアングル2に掛けられていない時には送電コイル6に電力を供給しない。このようにして、アングル2では、検知回路7による検知結果に応じて、携帯テレビ3への給電を行っている。
図5に、アングル2の斜視図を示す。図5に示すように、アングル2は、携帯テレビ3のハンドル15を掛けるための構造を有している。アングル2の内部には、環状の送電コイル6が組み込められている。具体的には、図5に示した点線のように、アングル2の外縁に沿って組み込められている。
(携帯テレビ3)
図1に示したように、携帯テレビ3は、非接触給電用の受電コイル8、非接触給電IF回路9、およびバッテリ10を有している。送電コイル6に交流電力が供給される結果、送電コイル6と受電コイル8とが磁気的に結合すると、電磁誘導により受電コイル8に交流電力が誘起される。受電コイル8に誘起された交流電力は非接触給電IF回路9に送られ、非接触給電IF回路9において直流電力に整流されてバッテリ10に供給される。バッテリ10に供給された電力は、携帯テレビ3を駆動するための各種部材に供給される。このようにして、携帯テレビ3はアングル2から電力を非接触で受け取ることができる。
図6に、携帯テレビ3の背面図および側面図を示す。また、図7に、携帯テレビ3の一配置例を示す。図6に示すように、携帯テレビ3は、携帯テレビ3をアングル2に掛けるためのハンドル15を背面(表示面とは反対側)に有している。ハンドル15の内部には、折り曲げ可能な受電コイル8が環状になって組み込められている。具体的には、図6に示した点線のように、ハンドル15の形状に沿って組み込められている。このように、受電コイル8を携帯テレビ3のハンドル15に組み込み、ハンドル15内の空間を有効活用している。そのため、携帯テレビ3内の空間に受電コイル8を設置する空間を別途設ける必要がなく、薄型の携帯テレビ3でも何ら問題なく受電コイル8を組み込むことができる。
さらに、受電コイル8はハンドル15に組み込められているため、携帯テレビ3の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材と、受電コイル8との間に距離を置くことができる。結果、受電コイル8に起因した金属部材の発熱を最小限に抑えることが可能となる。
また、ハンドル15の構造のみを任意に設計できるようにしておくことによって、携帯テレビ3本体のサイズおよび形状に左右されずに、ハンドル15を所望の構造に設計することができる。すなわち、必要な伝送電力に応じた受電コイル8を組み込む場合でも、組み込む受電コイル8に応じて、ハンドル15を設計することができる。
このハンドル15は、携帯テレビ3を持ち運ぶ際、およびアングル2に掛ける際には、図7(a)に示すように、ハンドル15が携帯テレビ3の上端部よりも上に出ている。この場合、携帯テレビ3をどこかに置いて視聴する際に、携帯テレビ3を視聴している視聴者側からハンドル15が見えてしまい、視聴の邪魔になる可能性がある。ここで、受電コイル8は、折り曲げ可能なコイルである。そのため、図7(b)に示すように、ハンドル15を折り曲げることができる。これによって、携帯テレビ3を視聴している視聴者側からはハンドル15を見えなくすることができ、視聴の邪魔にならない。
なお、折り曲げ可能な受電コイル8としては、例えば薄型のシート状のコイルが挙げられる。受電コイル8がシート状のコイルであると、携帯テレビ3のハンドル15を容易に折り曲げることができる。さらに、受電コイル8がシート状のコイルであると、受電コイル8の薄型化および軽量化が可能になる。したがって、ハンドル15をより小型化することができ、携帯テレビ3のデザイン性を高めることもできる。なお、折り曲げ可能な受電コイル8としてシート状のコイルを挙げたが、受電コイル8は必ずしもシート状のコイルに限定されないことは言うまでもない。
さらに図8に、携帯テレビ3の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材と、ハンドル15との位置関係を示す。本図では、両者の位置関係を分かりやすくするために、携帯テレビ3の背面を省略している。
図8(a)は、ハンドル15を携帯テレビ3の背面の中心に設けた場合を示している。この場合、ハンドル15全体が携帯テレビ3の本体に接しているため、ハンドル15に組み込められている受電コイル8の影響を受けて、携帯テレビ3の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材が共振し、発熱する虞がある。
一方、図8(b)は、ハンドル15の一部が携帯テレビ3の上端部よりも上に出た位置にハンドル15を設けた場合を示している。この場合、ハンドル15全体が携帯テレビ3の本体と接しているわけではなく、図8(a)の場合と比較して携帯テレビ3の本体と接している面積が小さい。そのため、ハンドル15に組み込められている受電コイル8の影響を受けて、携帯テレビ3の本体内部にあるバックライトシャーシ等の金属部材が共振して発熱する面積は小さい。結果、受電コイル8に起因した金属部材の発熱を最小限に抑えることが可能となる。
また、受電コイル8が環状(円形状)であると、給電効率が高いため好ましい。しかし、必ずしもこれに限定されるわけではなく、受電コイル8は少なくともループ状になっていて、なおかつ、送電コイル6との間で磁界結合することができるものであれば、いかなる形状であってもよい。例えば図9に、四角形のループ状になった受電コイル8を有する携帯テレビ3の背面図を示す。図9に示すように、受電コイル8は四角形のループ状になっていてもよい。あるいは、図示しないが多角形のループ状になっていてもよいし、楕円形のループ状になっていてもよい。受電コイル8は、折り曲げ可能なコイルであるため、種々の形状に対応することが可能である。
(非接触給電システム1による給電方法1)
非接触給電システム1では、上述したように、アングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かに応じて、アングル2は携帯テレビ3への給電を行っている。より具体的には、検知回路7による検知結果に応じて、アングル2は携帯テレビ3への給電を行っている。そこで、アングル2の検知回路7による検知方法の一例を、図10および図11を参照して説明する。図10は、アングル2を示す側面図である。また図11は、アングル2の内部構成を示す図であり、(a)は携帯テレビ3がアングル2に掛けられていない状態の図であり、(b)は携帯テレビ3がアングル2に掛けられている状態の図である。なお、以下に示す検知方法はあくまでも一例であり、検知回路7による検知方法は、これに限定されるものではない。
図10に示すように、アングル2において、携帯テレビ3のハンドル15が掛けられる所にスイッチ14が取り付けられている。具体的には、図11(a)に示すように、アングル2内部には、検知電極17と接地電極19とからなる1対の電極が間隔を空けて設けられている。検知電極17は、検知回路7に接続されており、スイッチ14に接している。一方、接地電極19は接地されている。検知電極17には図示しない電源が微弱電流を流している。
携帯テレビ3がアングル2に掛けられると、ハンドル15がスイッチ14を押し下げるため、図11(b)に示すように、スイッチ14はアングル2の内部に押し込められる。その結果、スイッチ14が検知電極17を押し下げて、検知電極17は接地電極19に接触する。これによって、検知電極17と接地電極19とが導通して、両電極間に電流が流れる。検知回路7は、電流が流れたことを検知して、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていると判定する。逆に、図11(a)に示したように、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていない時には、検知電極17と接地電極19とが導通していないため、両電極間には電流が流れない。そのため、検知回路7は、電流を検知せず、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていないとを判定する。
図12および図13を参照して、検知回路7がアングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを検知してから、その検知結果に応じて携帯テレビ3に給電が行われるまでの具体的なフローについて、図14に沿って説明する。図12の(a)および(b)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられていない状態を示す図であり、図13の(a)および(b)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられている状態を示す図である。また、図14は、非接触給電システム1による給電方法を示すフロー図である。
まずアングル2の検知回路7は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられているか否かを検出する。具体的には、検知回路7は、ハンドル15がアングル2に掛けられているか否かを検出する(ステップ1;以下S1と略記する)。図12(a)に示すように、視聴者が携帯テレビ3を持ち運んでどこかに置いて視聴している場合等では、携帯テレビ3はアングル2に掛けられていない。そのため、図12(b)に示すように、携帯テレビ3のハンドル15はアングル2に取り付けられたスイッチ14を押下せず、検知電極17および接地電極19の間には電流が流れない。結果、検知回路7は、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていないと判定する(S2,NO)。
検知回路7が検知した情報は非接触給電IF回路5に送られる。そして、非接触給電IF回路5では、検知回路7からの情報に基づいて、送電コイル6への電力の供給は行わない。すなわち、携帯テレビ3への非接触給電は行われない(S4)。
一方、図13(a)に示すように、視聴者が携帯テレビ3を壁に掛けた状態で視聴する場合、あるいは携帯テレビ3を視聴していない場合等では、携帯テレビ3はアングル2に掛けられている。そのため、図13(b)に示すように、携帯テレビ3のハンドル15はアングル2に取り付けられたスイッチ14を押下しており、検知電極17および接地電極19の間には電流が流れる。結果、検知回路7は、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていると判定する(S2,YES)。
検知回路7が検知した情報は非接触給電IF回路5に送られ、非接触給電IF回路5では、検知回路7からの情報に基づいて、送電コイル6への電力の供給を行う。すなわち、携帯テレビ3への非接触給電が行われる(S3)。
その後は、再びS1に戻り、検知回路7はアングル2にハンドル15が掛けられているか否かの検知を行い、S2以降の処理を繰り返し行う。以上の処理を繰り返し行うことによって、携帯テレビ3がどこかに置かれていたところ(図12の状態)、アングル2に掛けられた(図13の状態)場合は、アングル2は携帯テレビ3への非接触給電を開始する。一方、携帯テレビ3がアングルに掛けられていたところ(図13の状態)、アングル2から外された(図12の状態)場合は、アングル2は携帯テレビ3への非接触給電を停止する。したがって、アングル2は、自身にハンドル15が掛けられていることを検知回路7が検知している間は非接触給電を行い、自身にハンドル15が掛けられていないと検知回路7が検知すれば非接触給電を取り止める。
なお、以上では検知回路7は、アングル2にハンドル15が掛けられていないと判定した場合も非接触給電IF回路5にその情報を送っているが、アングル2にハンドル15が掛けられていると判定した場合のみにその情報を非接触給電IF回路5に送ってもよく、特に限定はない。この場合は、非接触給電IF回路5は、検知回路7から検知情報が送られてきた場合のみ送電コイル6への電力供給を行えばよい。
(非接触給電システム1による給電方法2)
アングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを検知する方法は、必ずしもスイッチ14を利用した検知方法に限定されるわけでない。そこで、以下ではアングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを、スイッチ14を用いずに検知する方法の一例を、図15および図16を参照して説明する。図15の(a)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられていない状態を示す図であり、(b)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられていないときの送電コイル6および受電コイル8の状態を示す図である。また、図16の(a)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられている状態を示す図であり、(b)は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられているときの送電コイル6および受電コイル8の状態を示す図である。
図15(a)に示すように、アングル2のプラグ11はコンセント等の外部電源に接続されており、外部電源から電力を得ている。具体的には、アングル2のプラグ11が外部電源に接続されると、図15(b)に示すように、送電コイルに励磁電流i1が流れ、送電コイルには磁束φ1が発生する。なお、この際の励磁電流i1は微弱な電流でよく、アングル2に携帯テレビ3を掛けた際にハンドル15内の受電コイル8を起電する磁束を励磁でき得る電流であればよい。ここで、ハンドル15内の受電コイル8には磁束が通っていないので、電圧v2は発生せず、電流は流れていない状態である(電流i2はほぼ0アンペア)。この場合、電流検出回路21が送電コイル6に流れる電流が所定値未満の電流であると検出し、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていないと判定する。なお、上記の所定値は、電流i1よりも大きい電流値である。
一方、図16(a)に示すように、携帯テレビ3がアングル2に掛けられると、図16(b)に示すように、ハンドル15内の受電コイル8の中を、送電コイル6により励起した磁束φ1が通り、受電コイルに電圧v2が発生する。この電圧v2により、受電コイル8に接続されたテレビ内充電回路等の負荷20に電流i2が流れる。電流i2が流れることにより、受電コイル8には逆方向の磁束φ2が発生する。この磁束φ2を打ち消すように送電コイル6に磁束φ3が発生するため、結果、磁束φ3を発生させるための電流i3が電流i1にプラスされる。それ故、結果として送電コイル6に流れる電流は、受電コイル8に流れる負荷電流の影響を受けて電流i1から電流(i1+i3)に増加する。送電コイル6に流れる電流の増加、すなわち送電コイル6に流れる電流が所定値以上になったことを電流検出回路21が検出すると、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていると判定する。
逆に、図15(a)に示したように、アングル2から携帯テレビ3が外されると、逆方向の磁束φ2がなくなるため、その磁束φ2を打ち消すために発生していたφ3の磁束も消滅する。その結果、電流i3もなくなるため、送電コイル6に流れる電流は電流i3の分だけ減少する。送電コイル6に流れる電流の減少、すなわち送電コイル6に流れる電流が所定値未満になったことを電流検出回路21が検出すると、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていないと判定する。
再び図15および図16を参照して、電流検出回路21がアングル2に携帯テレビ3が掛けられているか否かを検知してから、その検知結果に応じて携帯テレビ3に給電が行われるまでの具体的なフローについて、図17に沿って説明する。図17は、非接触給電システム1による給電方法を示すフロー図である。
まずアングル2の電流検出回路21は、携帯テレビ3がアングル2に掛けられているか否かを検出する。具体的には、電流検出回路21は、送電コイル6に流れる電流が増加したか否かを検出する(ステップ11;以下S11と略記する)。図16(a)に示したように、視聴者が携帯テレビ3を壁に掛けた状態で視聴する場合、あるいは携帯テレビ3を視聴していない場合等では、携帯テレビ3はアングル2に掛けられている。そのため、図16(b)に示したように、送電コイル6に流れる電流は、受電コイル8に流れる負荷電流の影響を受けているので、送電コイル6に流れる電流は所定値以上になる。送電コイル6に流れる電流が所定値以上であることを電流検出回路21が検出すると、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていると判定する(S12,YES)。
電流検出回路21が検知した情報は、非接触給電IF回路5に送られる。そして、非接触給電IF回路5では、電流検出回路21からの情報に基づいて、送電コイル6の電流を増加することで受電コイル8への送電量を増やす。すなわち、携帯テレビ3への非接触給電が行われる(S13)。
一方、図15(a)に示したように、視聴者が携帯テレビ3を持ち運んでどこかに置いて視聴している場合等では、携帯テレビ3はアングル2に掛けられていない。そのため、図15(b)に示したように、送電コイル6に流れる電流は、受電コイル8に流れる負荷電流の影響を受けていないので、送電コイル6に流れる電流は所定値未満になる。送電コイル6に流れる電流が所定値未満であることを電流検出回路21が検出すると、アングル2に携帯テレビ3が掛けられていないと判定する。
電流検出回路21が検知した情報は非接触給電IF回路5に送られる。そして、非接触給電IF回路5では、電流検出回路21からの情報に基づいて、送電コイル6の電流を微弱な電流にして受電コイル8への送電を行わない。すなわち、携帯テレビ3への非接触給電は行われない(S14)。
その後は、再びS11に戻り、電流検出回路21はアングル2にハンドル15が掛けられているか否かの検知を行い、S12以降の処理を繰り返し行う。以上の処理を繰り返し行うことによって、携帯テレビ3がどこかに置かれていたところ(図15(a)の状態)、アングル2に掛けられた(図16(a)の状態)場合は、アングル2は携帯テレビ3への非接触給電を開始する。一方、携帯テレビ3がアングルに掛けられていたところ(図16(a)の状態)、アングル2から外された(図15(a)の状態)場合は、アングル2は携帯テレビ3への非接触給電を停止する。したがって、アングル2は、自身にハンドル15が掛けられていることを電流検出回路21が検知している間は非接触給電を行い、自身にハンドル15が掛けられていないと電流検出回路21が検知すれば非接触給電を取り止める。
なお、以上では電流検出回路21は、アングル2にハンドル15が掛けられていないと判定した場合も非接触給電IF回路5にその情報を送っているが、アングル2にハンドル15が掛けられていると判定した場合のみにその情報を非接触給電IF回路5に送ってもよく、特に限定はない。この場合は、非接触給電IF回路5は、電流検出回路21から検知情報が送られてきた場合のみ送電コイル6への電力供給を行えばよい。
また、冒頭で述べたように、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1では、ハンドルを備えた持ち運び可能な表示装置に、給電装置から非接触給電を行う。以上では、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1について、表示装置が携帯テレビ3であり、給電装置が携帯テレビ3を壁に掛けるためのアングル2である場合を例に挙げて説明したが、これはあくまでも一例であり、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1はこれに限定されるわけではない。加えて、本発明の一実施形態に係る非接触給電システム1において非接触給電が行われるのは、表示装置(携帯テレビ3)を給電装置(アングル2)に掛けた場合に限定されるものではない。
したがって、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る非接触給電システムは、持ち運び可能なテレビジョン受像機および当該テレビジョン受像機を壁に掛けるために設置されるアングルに適用可能である。
1 非接触給電システム
2 アングル
3 テレビジョン受像機(携帯テレビ)
4 電源基板
5 非接触給電IF回路
6 送電コイル
7 検知回路
8 受電コイル
9 非接触給電IF回路
10 バッテリ
11 プラグ
12 給電装置
13 携帯電話機
14 スイッチ
15 ハンドル
16 送電コイル
17 検知電極
18 受電コイル
19 接地電極
20 負荷
21 電流検出回路

Claims (11)

  1. ハンドルを備えた持ち運び可能な表示装置であって、上記ハンドルの内部に、非接触給電用の受電コイルが組み込められており、
    上記受電コイルは、折り曲げ可能なコイルであり、
    上記ハンドルも、折り曲げ可能であることを特徴とする表示装置。
  2. 上記受電コイルは、ループ状であることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 上記受電コイルは、円形、楕円形、あるいは多角形のループ状であることを特徴とする請求項2に記載の表示装置。
  4. 上記受電コイルは、シート状のコイルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
  5. 上記ハンドルは、その一部が上記表示装置の上端部よりも上に出た位置に設けられていることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置と、
    外部から電力が供給される電源部と、上記電源部からの電力が供給される非接触給電用の送電コイルとを備えた給電装置とを備え、
    上記ハンドルが、上記給電装置に近接した所定の位置にある場合に、上記送電コイルと上記受電コイルとが磁気的に結合することによって、上記電力を上記表示装置に非接触給電することを特徴とする非接触給電システム。
  7. 上記給電装置は、上記ハンドルが上記所定の位置にあるか否かを検知する検知部をさらに備え、
    上記電源部は、
    上記検知部が、上記ハンドルが上記所定の位置にあることを検知すると、上記電力を上記送電コイルに供給し、
    上記検知部が、上記ハンドルが上記所定の位置にないことを検知すると、上記電力を上記送電コイルに供給しないことを特徴とする請求項に記載の非接触給電システム。
  8. 上記給電装置は、壁に取り付けられているアングルであり、
    上記ハンドルは、上記アングルに掛けることができ、
    上記所定の位置は、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態のことであることを特徴とする請求項またはに記載の非接触給電システム。
  9. 上記給電装置は、壁に取り付けられているアングルであり、
    上記ハンドルは、上記アングルに掛けることができ、
    上記所定の位置は、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態のことであり、
    上記アングルにはスイッチが設けられており、
    上記検知部は、
    上記ハンドルが上記アングルに設けられた上記スイッチを押下していると、上記ハンドルが上記アングルに掛けられている状態にあると検知し、
    上記ハンドルが上記アングルに設けられた上記スイッチを押下していないと、上記ハンドルが上記アングルに掛けられていない状態にあると検知することを特徴とする請求項に記載の非接触給電システム。
  10. 上記送電コイルには、微弱電流が流されており、
    上記検知部は、
    上記送電コイルに流れる電流の大きさが、上記微弱電流よりも大きい所定値以上の電流であるか否かを検出する電流検出回路を備えており、
    上記電流検出回路が、上記送電コイルに流れる電流が上記所定値以上の電流であると検出すると、上記ハンドルが上記所定の位置にあると検知し、
    上記電流検出回路が、上記送電コイルに流れる電流が上記所定値未満の電流であると検出すると、上記ハンドルが上記所定の位置にあると検知することを特徴とする請求項に記載の非接触給電システム。
  11. 請求項1〜のいずれか1項に記載の表示装置を備えていることを特徴とするテレビジョン受像機。
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