JP5315316B2 - スタッドボルト及びスタッドボルトを備えた構造体 - Google Patents

スタッドボルト及びスタッドボルトを備えた構造体 Download PDF

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Description

本発明は、スタッドボルト及びスタッドボルトを備えた構造体に関し、特に、自動車等の輸送機械及び建築物等の構造物において使用され、優れた取り付け作業性を有し、位置調整が容易なスタッドボルト及びスタッドボルトを備えた構造体に関する。
従来、自動車等の輸送機械及び建築物等の構造物においては、金属部材等の締結及び部品の取り付けにボルト及びナット等の締結部材が使用されている(例えば、特許文献1及び2)。例えば、図9に示すように、自動車のバンパーステー30において、締結部材としてスタッドボルト10が使用されてスタッドボルトを備えた構造体が構成され、このスタッドボルト10にバンパーを取り付け、例えばナットにより締結する。
例えば、自動車等の輸送機械の組み立てライン等においては、多数の部品を組み上げる必要があることから、ボルト及びナット等の締結部材、及びこれらの締結部材を使用した構造体には、良好な取り付け作業性が要求される。しかしながら、例えば、部品同士を所定の位置に合わせた状態で、一方の部品を他方の部品にボルト及びナット等により固定する作業においては、固定される一方の部品を所定の位置に合わせた状態でボルト又はナット等を締結するために、作業者の技能に熟練性を必要とする場合がある。即ち、固定される側の部品に対して位置を合わせた状態で一方の部品を例えば片手で支持し、もう片方の手で締結作業を行う必要があるため、例えば固定する側の部品の重量が大きい場合等において、部品同士の締結作業は困難となる。
部品同士の取り付け作業性を向上する技術としては、例えば特許文献1がある。この特許文献1には、一方の部品を他方の部品に取り付けて固定する場合において、取り付けられる側の部品にスタッドボルト及び仮支持用のブラケットを設け、取り付ける側の部品にはスタッドボルト挿通用の孔を備えたブラケットを設け、スタッドボルト及び仮支持用ブラケットによって、取付側の部品を支持した状態で締結作業する取付構造が開示されている。
従来、スタッドボルトを部品に設置する場合には、部品の所定の位置に、予めピアスナット等の部材を打ち込んでおき、このピアスナット部分にスタッドボルト端部のネジを締結して、スタッドボルトを部品に取り付け、必要に応じて、スタッドボルトと部品との境界部分を溶接等により接合することが行われている。このピアスナットを設置する対象部品が、例えば断面中空の押出形材である場合には、中空部の内側にピアスナットの打ち込み工具を挿入し、押出形材の内壁に対してピアスナットを打ち込んで設置するため、ピアスナットが所定の厚さ分だけ中空部側に突出することになる。特許文献2には、このような場合において、中空部側に突出したピアスナットが、例えば打ち込み工具自身に引っかかり、押出形材内部における打ち込み工具の進出及び待避が困難となることを防止する技術が開示されている。
また、特許文献3及び4には、平座金をボルトに一体化した締結具が開示されており、ボルト軸にその基端側から大径軸部及び小径軸部が形成されたボルトを、平座金の孔に挿入し、大径軸部の先端を平座金に圧入した後、小径軸部にネジを加工する際に、大径軸部の先端を塑性変形により平座金にかしめて、ボルトに平座金を固着させる技術が開示されている。よって、この締結具は、平座金とボルトの頭部との間に、これらよりも小径の軸部が所定区間に形成されており、この軸部を被取付部材の溝に嵌合させて取り付けられる。
特開2008−1271号公報 特開2008−223877号公報 特公平8−30488号公報 特開2008−291874号公報
しかしながら、前述の従来技術には以下のような問題点がある。特許文献1は、部品同士の組み付け作業性の改善にスタッドボルトを使用するものであるが、上述の如く、スタッドボルトを設置するためには、予め、部品にピアスナット等を打ち込み工具等により固定する必要がある。従って、ピアスナットの位置が工具の取付誤差等により所定の設置位置からずれた場合においては、再度ピアスナットを固定し直す必要がある。特に、断面中空の押出形材においては、打ち込み工具等によりピアスナットを設置すべき位置が隠れてしまい、ピアスナットの設置位置のずれが多数発生してしまう。しかしながら、ピアスナットが一度打ち込まれた部品には、一旦、ピアスナットを打ち込んだ孔が設けられてしまうことから、再度微小な位置調整を行って、ピアスナットの設置をやり直すことは困難である。
また、特許文献2の技術は、ピアスナットの打ち込み作業性を改善するものであるが、打ち込み工具を被取付部材の中空部に挿入する必要があることから、例えば被取付部材の中空部の大きさが小さい場合、及びピアスナット等の締結部材の大きさが大きい場合等においては、依然、取り付け作業性が困難となる場合がある。
更に、特許文献3及び4の締結具は、平座金がボルトに一体化されたものであり、被取付部材には、平座金とボルトの頭部との間に形成された軸部を嵌合させるための溝を形成する必要がある。よって、この締結具は、被取付部材が断面中空の形状を有する場合等においては使用することができず、用途が限定されてしまうという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、設置が容易で、被取付部材への設置位置がずれた場合においても、容易にスタッドボルトの位置を調整することができるスタッドボルト及びその構造体を提供することを目的とする。
本発明に係るスタッドボルトは、被取付部材に設けられた孔を介して前記被取付部材に配置されるスタッドボルトにおいて、頭部が前記孔より大きくネジが形成された軸部が前記孔に挿入されるボルト部材と、前記軸部に嵌合されるクリップと、を有し、前記軸部は、そのネジ部と前記頭部との間の区間に、前記孔より小さく前記ネジ部の山径よりも大径の段差部が形成されており、前記クリップは、内縁側の第1部分とこの第1部分から立ち上がる外縁側の第2部分とが形成されており、前記軸部を前記孔に挿入した状態で、前記クリップを前記段差部又は前記被取付部材に当接させるように前記軸部に嵌合し、前記第2部分を前記頭部側に押し潰すことにより、前記第1部分の内縁が縮径して前記ネジ部の山に係止されて前記クリップが前記被取付部材に固定されるものであることを特徴とする。
本発明に係る他のスタッドボルトは、被取付部材に設けられた孔を介して前記被取付部材に配置されるスタッドボルトにおいて、頭部が前記孔より大きくネジが形成された軸部が前記孔に挿入されるボルト部材と、前記軸部に嵌合されるクリップと、を有し、前記クリップは、内縁側の第1部分とこの第1部分から立ち上がる外縁側の第2部分とが形成されており、前記軸部を前記孔に挿入した状態で、前記クリップを前記被取付部材に当接させるように前記軸部に嵌合し、前記第2部分を前記頭部側に押し潰すことにより、前記第1部分の内縁が縮径して前記ネジ部の山に係止されて前記クリップが前記被取付部材に固定されるものであることを特徴とする。
上述のスタッドボルトは、例えば、前記第1部分の内縁が前記ネジ部の山に係止されることにより、前記クリップと前記頭部との間で前記被取付部材を挟み込むように使用されるものである。
また、上述のスタッドボルトにおいて、前記第2部分は、上面が平坦であることが好ましい。
本発明に係るスタッドボルトを備えた構造体は、上述のスタッドボルトを被取付部材に設置したスタッドボルトを備えた構造体であって、前記被取付部材の孔に前記軸部を挿入した後、前記クリップの第1部分の内縁を前記ネジ部の山に係止し、前記頭部と前記クリップとの間で被取付部材を挟み込むことにより、前記スタッドボルトが前記孔に遊嵌状態で配置されていることを特徴とする。
このスタッドボルトを備えた構造体において、前記被取付部材には、前記ボルト部材及び/又は前記クリップの回転を阻止する係止部が形成されており、この係止部は、前記頭部又は前記クリップの回転を係止する突起又は溝であることが好ましい。
上述のスタッドボルトを備えた構造体において、前記被取付部材を、例えばアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材、鋳物又は異型圧延材で構成することができる。
本発明のスタッドボルトは、クリップの第1部分をボルト部材の段差部又は被取付部材に当接するように軸部に嵌合させ、第2部分を押し潰して第1部分をネジ部の山に係止させるだけで被取付部材に取り付けることができ、スタッドボルトの設置が容易である。
本発明のスタッドボルトを備えた構造体は、被取付部材の孔にスタッドボルトを遊嵌状態で取り付けているので、その位置調整が容易である。よって、被取付部材とスタッドボルトとの位置合わせが容易である。
(a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトと被取付部材の一例を示す断面図、(b)は図1(a)のB部拡大図である。 (a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトにおいて、ボルト部材を示す側面図、(b)は同じく上面図、(c)はボルト部材の頭部が円板状である場合の上面図である。 (a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトにおいて、クリップを示す側面図、(b)は同じくクリップ(矩形)の上面図、(c)は第2部分の外縁の形状が円形である場合の変形例のクリップを示す上面図、(d)はクリップの他の変形例である。 (a)は本発明のスタッドボルトを備えた構造体の一例を示す斜視図、(b)は図4(a)のA−A断面図である。 (a)は、本発明の第1実施形態に係るスタッドボルトをもつ構造体において、ボルト部材の取り付け軌跡を示す図であって、図1(a)のC−C断面図、(b)は図5(a)の上面図である。 (a)、(b)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトを被取付部材に取り付ける工程において、クリップの第1部分がボルト部材の段差部に当接した状態を示す図である。 (a)、(b)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトの変形例である。 本発明の第2実施形態に係るスタッドボルトをもつ構造体を示す断面図である。 (a),(b)は、従来のスタッドボルトを備えた構造体の一例を示す。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1(a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトと被取付部材の一例を示す断面図、図1(b)は図1(a)のB部拡大図である。また、図2(a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトにおいて、ボルト部材を示す側面図、図2(b)は同じくボルト部材の上面図、図2(c)はボルト部材の頭部が円板状である場合の上面図、図3(a)は本発明の実施形態に係るスタッドボルトにおいて、クリップを示す側面図、図3(b)は同じくクリップ(矩形)の上面図、図3(c)は第2部分の外縁の形状が円形である場合の変形例のクリップを示す上面図、(d)はクリップの他の変形例である。図4(a)は本発明のスタッドボルトを備えた構造体の一例を示す斜視図、図4(b)は図4(a)のA−A断面図である。図5(a)は、本発明の第1実施形態に係るスタッドボルトをもつ構造体において、ボルト部材の取り付け軌跡を示す図であって、図1(a)のC−C断面図、図5(b)は図5(a)の上面図、図6はクリップの第1部分がボルト部材の段差部に当接した状態を示す図である。
本発明のスタッドボルト10は、例えば図4に示すような自動車のバンパーステー30等の被取付部材に配置され、スタッドボルト10をもつ構造体を構成する。図1に示すように、本発明のスタッドボルト10は、ボルト部材1と、クリップ2とにより構成されている。スタッドボルト10は、被取付部材3に設けられた孔3cを介して被取付部材3に配置されるものである。
ボルト部材1は、例えばS45C等の鋼材及び高張力鋼からなり、用途に適した材質が適宜選択されて構成されている。図2(a)に示すように、ボルト部材1は、頭部1aと軸部1bとから構成され、軸部1bは頭部1aから所定長の部分が平滑周面の平滑部1cとなっている。そして、突出部1dから軸部1bの先端までの部分がスタッドボルトとして必要な長さだけのネジが形成されたネジ部1eとなっている。本実施形態においては、平滑部1cはネジ部1eよりも径が大きく、従って、平滑部1cとネジ部1eとの境界には段差部1dが形成されている。
図2(b)に示すように、ボルト部材1の頭部1aは、例えば平面視で方形の形状を有しており、後述する被取付部材3に設けられた構造により、回転しないように係止される。
図1(a)に示すように、ボルト部材1の頭部1aを基端とする軸部1bのうち、平滑部1cの長さは、例えば被取付部材3の中空部内面と溝3bの底面との間の距離よりも長く設けられている。また、ネジ部1eの長さは、スタッドボルト10に固定される部品の用途に合わせて、適宜最適の長さで設けられている。
クリップ2は、例えば、衝撃により比較的変形しやすい材料、例えば軟鋼等からなり、用途に適した材質が適宜選択されて構成されている。図3に示すように、クリップ2は、内縁側の平板状の第1部分2aと、第1部分2aの外縁から立ち上がるように形成された第2部分2bとからなり、第1部分2aにてボルト部材1の軸部1bに嵌合される。本実施形態においては、第2部分2bは、第1部分2aに対して段差状に立ち上がるように形成されており、その上面は平坦である。これにより、例えばハンマー等による打点が容易となるように構成されている。図1(a)に示すように、例えば、クリップ2の板厚は、ボルト部材1の平滑部1cの長さとの和が被取付部材3の板厚よりも小さくなるように設けられている。
第1部分2aの内径は、ネジ部1eの外径よりも大きく、平滑部1cの外径よりも小さく設けられている。これにより、クリップ2に対して第2部分2bが開成された逆側からボルト部材1の軸部1bを挿通させると、クリップ2は、第1部分2aがボルト部材1の段差部1dに当接するまで軸部1bの挿通を受け入れる。そして、例えば、被取付部材3の中空部に中子4を挿入して配置し、ボルト部材1の頭部1aがボルト軸方向に移動しないように中子4により押さえた状態で、第1部分2aを段差部1dに当接させ、第2部分2bをボルト部材1の頭部1a側に押し潰す、例えばハンマー等により打点すると、第2部分2bのフレア形状が第1部分2a側に押し潰されるように変形し、第2部分2bの変形に伴い、第1部分2aの内縁が縮径していき、これにより、第1部分2aの内縁がボルト部材1のネジ部1eの山に係止されるように構成されている。
第2部分2bは、図3(b)に示すように、例えば平面視で方形であり、後述する被取付部材3に設けられた構造により、クリップ2が回転しないように係止される。
このように、本実施形態のスタッドボルト10は、クリップ2の第1部分2aをボルト部材1の段差部1dに当接するように軸部1bに嵌合させ、第2部分2bを押し潰すだけで取り付けることができ、スタッドボルト10の設置が容易である。従って、従来のスタッドボルトの設置において必要としていた打ち込み工具及び溶接装置を使用する必要がなく、部品の組み立て作業性を向上させることができる。
次に、本実施形態のスタッドボルト10が取り付けられる被取付部材3について説明する。本実施形態においては、被取付部材3は、例えば図1に示すように、角筒状の押出形材から構成されている。図1及び図5に示すように、被取付部材3は、ボルト部材1の軸部1bを挿通する孔3cを備えている。即ち、孔3cにボルト部材1の軸部1bを挿入し、クリップ2の第1部分2aの内縁をネジ部1eの山に係止させることにより、スタッドボルト10は、クリップ2とボルト部材1の頭部1aとの間で被取付部材3を挟み込むように使用することができる。孔3cは、例えば断面円形であり、その直径はボルト部材1の軸部1b(平滑部1c及びネジ部1e)の外径よりも大きく、且つボルト部材1の頭部1aの1辺の長さよりも小さい。
また、被取付部材3は、その中空部において、孔3cが設けられた内周面に孔3cを挟むように、例えば2本の突起3aが形成されており、被取付部材3の押出方向に沿って相互に平行に延びている。この2本の突起3a間の距離は、例えばボルト部材1の頭部1aの平面視方形の1辺の長さよりも若干長く、且つ頭部1aの平面視方形の対角線の長さよりも短い。従って、図5(b)に示すように、孔3cにボルト部材1の軸部を挿通したときに、ボルト部材1の頭部1aは被取付部材3の2本の突起3a間に嵌まりこんだ状態となり、従って、頭部1aは、若干の回動を除いて自由に回転することができなくなり、自由な回転が阻止される。
更に、被取付部材3は、その外面において、例えば図1及び5に示すように、孔3cが中央に位置するように凹状の溝3bが形成されている。この溝3bは、被取付部材3の押出方向に沿って平行に延びており、溝3bの幅は、例えばクリップ2の第2部分2bの平面視方形の1辺の長さよりも若干大きく、且つ第2部分2bの平面視方形の対角線の長さよりも短い。これにより、第2部分2bは、溝3bに嵌まりこむと、若干の回動を除いて自由に回転することができなくなり、自由な回転が阻止される。本実施形態においては、図1に示すように、溝3bの底面から被取付部材3の中空部内面までの距離は平滑部1cの長さよりも短い。そして、クリップ2の板厚は、ボルト部材1の平滑部1cの長さとの和が、被取付部材3の板厚よりも小さくなるように設けられている。従って、本実施形態のスタッドボルト10を被取付部材3に取り付けた状態で、クリップ2は、被取付部材3の溝3b内に収まる。
次に、本実施形態のスタッドボルト10を被取付部材3に取り付けてスタッドボルトを備えた構造体を構成する工程について説明する。先ず、図5(a)に示すように、被取付部材3の開口部から、ボルト部材1をその軸部1b側から挿入する。そして、被取付部材3の孔3cに向けてボルト部材1を傾けた状態で、軸部1b先端を孔3cに近接させる。そして、ボルト部材1の軸部1bを孔3cに挿入する。被取付部材3の孔3cは、その直径がボルト部材1の軸部1bよりも大きいため、被取付部材3の孔3cに容易にボルト部材1を挿入することができる。
そして、ボルト部材1の頭部1aが被取付部材3の中空部内面に当接するまでボルト部材1を孔3cに挿入する。このとき、頭部1aは、被取付部材3内周面の突起3a間に嵌まりこむか、又は突起3aの頂部に当接する。頭部1aが被取付部材3内周面の突起3a間に嵌まりこんだ場合においては、ボルト部材1が回転しようとすると、頭部1aの側面が突起3aの側面に当接し、ボルト部材1の回転を係止することができる。一方、頭部1aが突起3aの頂部に当接している場合においては、ボルト部材1の回転を防止することができないため、ボルト部材1を軸方向に押圧しながら軸まわりに回転させる。そして、頭部1aが2つの突起3a間に嵌まりこむ角度となるまで回転させると、頭部1aが押圧され、突起3aの底部に相当する位置まで移動し、頭部1aが2つの突起3a間に嵌まりこんだ状態となり、ボルト部材1が回転しようとすると、頭部1aの側面が突起3aの側面に当接し、ボルト部材1の回転を係止することができる。
次に、例えば被取付部材3の中空部に中子4として例えばブロック状の部材を挿入して配置し、ボルト部材1の頭部1aがボルト軸方向に移動しないように中子4により押さえた状態で、クリップ2を移動させて、クリップ2の第1部分2aの孔に第2部分2bが開成された逆側からボルト部材1の軸部1bを挿入する。第1部分2aの内径は、ボルト部材1のネジ部1eの外径よりも大きく設けられているため、ボルト部材1のネジ部1eをクリップ2に円滑に挿入していくことができる。そして、第1部分2aは軸部1bに沿ってボルト部材1の段差部1dに近接していき、やがて、図6に示すように、第1部分2aの内径よりも外径が大きな段差部1dに接触する。
この状態で、クリップ2の平面視矩形の第2部分2bが、ボルト部材1の軸方向から見て(平面視で)被取付部材3の溝3b上に位置するように、第2部分2bを回転させて調整する。そして、第2部分2bを回転しないように維持した状態で、ボルト部材1の軸部1b先端方向から第2部分2bを押し潰す。例えば、第2部分2bをハンマー等により数回打点する。このとき、第2部分2bの上面を平坦に形成していれば、第2部分2bの打点が容易である。
ハンマー等による打点により、第2部分2bは、ボルト部材1の段差部1dを土台として第1部分2a側に押し潰されるように変形する。そして、この第2部分2bの変形に伴い、第2部分2bよりも内側の第1部分2aは、その内縁が徐々に縮径していき、第1部分2aの内径がボルトのネジ山の径よりも小さくなる。これにより、図1に示すように、クリップ2は、その第1部分2aにてボルト部材1のネジ部1eの山に係止される。これにより、ボルト部材1及びクリップ2は、被取付部材3の孔3cに遊嵌状態で配置され、ボルト部材1とクリップ2との間に被取付部材3を挟み込んだ状態で、スタッドボルトをもつ構造体が構成される。なお、クリップ2の取り付けが完了したら、ボルト部材1の押さえに使用した中子4は、例えばボルト軸に垂直な方向に引き出して、被取付部材3の中空部から取り出す。
次に、本実施形態のスタッドボルトを備えた構造体の使用方法について説明する。先ず、スタッドボルトをもつ構造体に固定する部品(図4のバンパーステー30の例においては、自動車のバンパー)を、所定の固定孔(スタッドボルト10を挿通する孔)の位置にてボルト部材1の軸部1b先端に近接させ、部品の固定孔にボルト部材1を挿入する。この際、ボルト部材1の位置が部品の固定孔の位置と合っている場合には、部品の固定孔にボルト部材1を円滑に挿入することができる。一方、ボルト部材1の位置が取付誤差等により部品の固定孔に対してずれているか、又は固定孔の加工公差等により部品の固定孔の位置がボルト部材1の位置に対してずれている場合には、固定孔へのボルト部材1の挿入を円滑に行うことができない。本発明のスタッドボルトを備えた構造体は、被取付部材3がボルト部材1及びクリップ2を遊嵌することができる大きさの孔3cが形成されているため、ボルト部材1及びクリップ2を一体的にボルト部材1の軸に垂直な方向に動かすことができる。従って、ボルト部材1及びクリップ2を一体的に動かせば、部品の固定孔とボルト部材1の先端の位置とを合わせて、部品をスタッドボルト10に取り付けることができる。
本実施形態のスタッドボルトを備えた構造体は、被取付部材3にスタッドボルト10を遊嵌できる大きさの孔3cが形成されている。よって、被取付部材3の孔3cに容易にボルト部材1を挿入することができる。また、被取付部材3として、例えば断面形状が閉断面である押出形材を使用する場合においても、取り付け工具を中空部に挿入してピアスナットを設置しなくとも、スタッドボルト10を容易に設置することができ、部品の組み立て作業性を向上させることができる。このとき、ボルト部材1の取り付けに工具を使用しないため、ボルト部材1は、被取付部材3の中空部の大きさに合わせて大型化することができる。例えば、ボルト部材1としては、軸部の径が例えばM12以上の大径のものも使用することができる。
また、本実施形態においては、被取付部材3に突起3a及び溝3cが形成されており、クリップ2がボルト部材1に嵌合された状態において、クリップ2の第2部分2bは、被取付部材3の溝3b間に嵌まりこんだ状態となり、被取付部材3の内部においても、ボルト部材1の頭部1aは2つの突起3a間に嵌まりこんだ状態となる。即ち、ボルト部材1がクリップ2と一体的に回転しようとすると、クリップ2の側面は溝3bの側面に当接し、ボルト部材1の頭部1aの側面は突起3aの側面に当接し、これにより、ボルト部材1及びクリップ2の回転を係止することができる。従って、スタッドボルト10に部品を固定する際に、ナット等の締結を円滑に行うことができる。
更に、本実施形態においては、被取付部材3には、例えば平滑部1cの外径よりも大きい孔3cが形成されており、クリップ2をボルト部材1に嵌合させた状態で、ボルト部材1とクリップ2とは、一体的に孔3cに遊嵌した状態である。従って、スタッドボルト10を孔3cの大きさの範囲でボルト部材1の軸に垂直な方向に移動させることができ、これにより、スタッドボルト10の設置位置が被取付部材3の所定の位置からずれた場合においても、スタッドボルト10を容易に動かして、位置の調整を容易に行うことができる。
更にまた、溝3bの底面から被取付部材3の中空部内面までの距離が平滑部1cの長さよりも短く、クリップ2の板厚と平滑部1cの長さとの和が被取付部材3の板厚よりも小さい場合においては、ボルト部材1にクリップ2を嵌合させたときに、クリップ2が被取付部材3の最表面から突出することを防止することができる。従って、スタッドボルト10を使用する場合において、スタッドボルトに固定される部品の取り付けをクリップ2が邪魔することを防止することができる。
なお、本実施形態においては、ボルト部材1の頭部1a及び第2部分2bは、平面視で方形であるが、ボルト部材1及びクリップ2の回転を防止することができる範囲において、ボルト部材1の頭部1a及びクリップ2の第2部分2bの形状は限定されない。例えば、図2(c)及び図3(c)に示すように、ボルト部材1の頭部1a及び第2部分2bのいずれかの形状が平面視で例えば円形又は楕円形である場合においても、少なくとも一方の形状が方形等の形状であり、被取付部材3の溝又は突起との間でボルト部材1及びクリップ2の回転を阻止できるものであればよい。但し、ボルト部材1の軸部に例えばナット等を締結する際に、スタッドボルトの回転を効果的に防止するためには、ボルト部材1の頭部1aの形状は円形ではないことが好ましい。また、本実施形態においては、第2部分2bを第1部分2aに対して段差状に立ち上がるように形成することにより、第2部分2bの上面を平坦に形成して、第2部分2bの打点を容易にしているが、例えば図3(d)に示すように、第2部分2bの上面が平坦でなくてもよい。更に、例えば、ボルト部材1の軸部1bのうち、平滑部1cの長さは、溝3bの底面と被取付部材3の中空部内面との距離よりも短くてもよく、この場合、図7に示すように、クリップ2の第1部分2aの外径を被取付部材3の孔3cよりも大きく設ければ、第1部分2aは、軸部1bの挿通により、被取付部材3に当接する。この状態で、ボルト部材1の頭部1aがボルト軸方向に移動しないように、頭部1aを例えば中子4により押さえ、第2部分2bを押し潰すことにより第1部分2aの内縁を縮径させて、第1部分2aの内縁がボルト部材1のネジ部1eの山に係止されるように構成してもよい。この場合には、スタッドボルト10の設置位置の調整を可能にするためには、クリップ2とボルト部材1の頭部1aとの間の距離が孔3cの深さよりも若干大きくなるように、クリップ2の設置位置を調整し、スタッドボルト10を孔3cに遊嵌状態で配置すればよい。例えば、中子4の高さを若干低くすることにより、ボルト部材1の頭部1aを中子4に当接させた状態で、ボルト部材1の頭部1aと被取付部材3の内面との間に隙間ができるようにする。
更にまた、被取付部材3については、角筒状の押出形材から構成されているが、本発明においては、被取付部材3の材質及び形状は特に限定されない。但し、被取付部材3に突起3a及び溝3bが形成されている構成とする場合には、被取付部材3は押出形材、鋳物又は異型圧延材で構成されていることが好ましく、生産性及び強度確保の観点から、特に、押出形材で構成されていることが好ましい。また、被取付部材3の断面形状についても、中空状の閉断面に限らず、本発明の構成を有する範囲において種々の変形が可能である。例えば、図4に示すようなバンパーステー30において、板状の部材を被取付部材3とすることができる。更に、被取付部材3に形成されている突起3a及び溝3bについては、ボルト部材1及びクリップ2の回転を阻止することができる範囲において、寸法及び設置範囲は特に限定されず、例えばスタッドボルト10の回転を十分に防止できれば、突起3a又は溝3bが形成されていなくてもよく、例えば1本の突起3aによりボルト部材1又はクリップ2の回転が係止されるように構成されていてもよい。また、孔3cについては、適宜部品の寸法公差や取り付け公差を加味した大きさの孔3cが形成されていればよく、ボルト部材1の取り付け作業性を低下させない範囲において、適宜任意に選択することができる。この場合、孔3cの形状は円形に限らず、長円又は矩形等であってもよい。
次に、本発明の第2実施形態に係るスタッドボルトをもつ構造体について説明する。図8は、本第2実施形態に係るスタッドボルトをもつ構造体を示す断面図である。図8に示すように、本実施形態においては、被取付部材3の中空部は、その内周面において、突起3aの代わりに溝3dが形成されており、溝3dの中央部分に孔3cが位置している。溝3dの幅は、ボルト部材1の頭部1aの平面視方形の1辺の長さよりも若干長く、且つ頭部1aの平面視方形の対角線の長さよりも短い。即ち、本実施形態においては、溝3dにボルト部材1の頭部1aが嵌まり込むことによって、ボルト部材1の回転を防止する。また、本実施形態においては、ボルト部材1の平滑部1cは、外径がネジ部1eと同程度に設けられており、平滑部1cとネジ部1eとの境界には段差部1dが形成されていない。そして、クリップ2の第1部分2aの外径は被取付部材3の孔3cよりも大きい。その他の構成については第1実施形態と同一である。
また、本実施形態のスタッドボルトをもつ構造体を組み立てる工程においては、被取付部材3の孔3cにボルト部材1を挿通させ、ボルト部材1の頭部1aが被取付部材3の中空部内面に当接するまでボルト部材1の軸部1bを孔3cに挿入すると、頭部1aは、溝3dに嵌まり込んで溝3d底部に当接するか、又は溝3dの最頂部に相当する被取付部材3の内面に当接する。頭部1aが溝3dに嵌まり込んで溝3d底部に当接している場合においては、ボルト部材1が回転しようとすると、頭部1aの側面が溝3dの側面に当接し、ボルト部材1の回転を係止することができる。一方、頭部1aが溝3dの最頂部に相当する被取付部材3の内面に当接している場合においては、ボルト部材1の回転を防止することができないため、ボルト部材1を軸方向に押圧しながら軸まわりに回転させる。そして、頭部1aが溝3dに嵌まりこむ角度となるまで回転させると、頭部1aが押圧され、溝3dの底部に当接する位置まで移動し、頭部1aが溝3dに嵌まり込んだ状態となり、ボルト部材1が回転しようとすると、頭部1aの側面が溝3dの側面に当接し、ボルト部材1の回転を係止することができる。
本実施形態においては、クリップ2の第1部分2aの孔に第2部分2bが開成された逆側からボルト1の軸部1bを挿入し、例えば、被取付部材3の中空部に中子4を挿入して配置し、ボルト部材1の頭部1aがボルト軸方向に移動しないように中子4により押さえる。そして、ボルト部材1のネジ部1eをクリップ2に挿入していくと、図8に示すように、第1部分2aは被取付部材3に接触する。この状態で、ボルト部材1の軸部1b先端方向から、第2部分2bを、例えばハンマー等により数回打点する。このとき、第2部分2bの上面を平坦に形成していれば、第2部分2bの打点が容易である。これにより、第2部分2bは、被取付部材3を土台として第1部分2a側に押し潰されるように変形し、第1部分2aは、その内縁が徐々に縮径していき、第1部分2aの内径がボルト部材1のネジ山の径よりも小さくなる。これにより、クリップ2は、その第1部分2aの内縁にてネジ部1eの山に係止され、スタッドボルトをもつ構造体が構成される。
本実施形態においても、第1実施形態と同様に、スタッドボルト10は、クリップ2の第1部分2aを被取付部材3に当接するように軸部1bに嵌合させ、第2部分2bを押し潰すだけで取り付けることができ、スタッドボルト10の設置が容易である。従って、従来のスタッドボルトの設置において必要としていた打ち込み工具及び溶接装置を使用する必要がなく、部品の組み立て作業性を向上させることができる。
また、スタッドボルト10を被取付部材3に取り付けてスタッドボルトを備えた構造体を構成する際には、被取付部材3の孔3cに容易にボルト部材1を挿入することができ、被取付部材3として、断面形状が閉断面である押出形材を使用する場合においても、取り付け工具を中空部に挿入する必要がない。従って、部品の組み立て作業性を向上させることができ、ボルト部材1としては、軸部の径が大径(例えばM12以上)のものも使用することができる。
更に、本実施形態においても、スタッドボルト10の回転が防止されるため、スタッドボルト10に部品を固定するにあたり、ナット等の締結を円滑に行うことができる。
更にまた、スタッドボルト10の設置位置が被取付部材3の所定の位置からずれた場合においても、スタッドボルト10を容易に動かして、位置の調整を容易に行うことができる。
なお、本実施形態においても、ボルト部材1、クリップ2及び被取付部材3については、第1実施形態と同様に、種々の変形が可能である。
また、第2実施形態においては、被取付部材3は、その中空部の内周面において、突起3aの代わりに溝3dが形成されているが、本発明においては、被取付部材3にはクリップ2側の溝3bの代わりに第2部分2bの回転を阻止する突起が形成されていてもよく、ボルト部材1及びクリップ2の回転を阻止することができる構造であれば、種々の態様において本発明を適用することができる。
1:ボルト部材、1a:頭部、1b:軸部、1c:平滑部、1d:段差部、1e:ネジ部、10:スタッドボルト、2:クリップ、2a:第1部分、2b:第2部分、3:被取付部材、3b:溝、3c:孔、3d:溝、30:バンパーステー、4:中子

Claims (7)

  1. 被取付部材に設けられた孔を介して前記被取付部材に配置されるスタッドボルトにおいて、
    頭部が前記孔より大きくネジが形成された軸部が前記孔に挿入されるボルト部材と、前記軸部に嵌合されるクリップと、を有し、
    前記軸部は、そのネジ部と前記頭部との間の区間に、前記孔より小さく前記ネジ部の山径よりも大径の段差部が形成されており、
    前記クリップは、内縁側の第1部分とこの第1部分から立ち上がる外縁側の第2部分とが形成されており、
    前記軸部を前記孔に挿入した状態で、前記クリップを前記段差部又は前記被取付部材に当接させるように前記軸部に嵌合し、前記第2部分を前記頭部側に押し潰すことにより、前記第1部分の内縁が縮径して前記ネジ部の山に係止されて前記クリップが前記被取付部材に固定されるものであることを特徴とするスタッドボルト。
  2. 被取付部材に設けられた孔を介して前記被取付部材に配置されるスタッドボルトにおいて、
    頭部が前記孔より大きくネジが形成された軸部が前記孔に挿入されるボルト部材と、前記軸部に嵌合されるクリップと、を有し、
    前記クリップは、内縁側の第1部分とこの第1部分から立ち上がる外縁側の第2部分とが形成されており、
    前記軸部を前記孔に挿入した状態で、前記クリップを前記被取付部材に当接させるように前記軸部に嵌合し、前記第2部分を前記頭部側に押し潰すことにより、前記第1部分の内縁が縮径して前記ネジ部の山に係止されて前記クリップが前記被取付部材に固定されるものであることを特徴とするスタッドボルト。
  3. 前記第1部分の内縁が前記ネジ部の山に係止されることにより、前記クリップと前記頭部との間で前記被取付部材を挟み込むように使用されるものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のスタッドボルト。
  4. 前記第2部分は、上面が平坦であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスタッドボルト。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスタッドボルトを被取付部材に設置したスタッドボルトを備えた構造体であって、
    前記被取付部材の孔に前記軸部を挿入した後、前記クリップの第1部分の内縁を前記ネジ部の山に係止し、前記頭部と前記クリップとの間で被取付部材を挟み込むことにより、前記スタッドボルトが前記孔に遊嵌状態で配置されていることを特徴とするスタッドボルトを備えた構造体。
  6. 前記被取付部材には、前記ボルト部材及び/又は前記クリップの回転を阻止する係止部が形成されており、この係止部は、前記頭部又は前記クリップの回転を係止する突起又は溝であることを特徴とする請求項5に記載のスタッドボルトを備えた構造体。
  7. 前記被取付部材は、アルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材、鋳物又は異型圧延材であることを特徴とする請求項5又は6に記載のスタッドボルトを備えた構造体。
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