JP5314615B2 - 移動通信用基地局アンテナ - Google Patents

移動通信用基地局アンテナ Download PDF

Info

Publication number
JP5314615B2
JP5314615B2 JP2010025033A JP2010025033A JP5314615B2 JP 5314615 B2 JP5314615 B2 JP 5314615B2 JP 2010025033 A JP2010025033 A JP 2010025033A JP 2010025033 A JP2010025033 A JP 2010025033A JP 5314615 B2 JP5314615 B2 JP 5314615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
base station
mobile communication
power
antenna element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010025033A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011166334A (ja
Inventor
智之 小川
慎介 村野
隆行 清水
修 田崎
涼太 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2010025033A priority Critical patent/JP5314615B2/ja
Publication of JP2011166334A publication Critical patent/JP2011166334A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5314615B2 publication Critical patent/JP5314615B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、空間分割通信方式のような複数のユーザの同時接続が可能な移動通信用基地局アンテナに関するものである。
移動通信に用いられる基地局においては、複数のユーザの同時接続を可能とするため、周波数分割多重アクセス(FDMA;Frequency Division Multiple Access)、時間分割多重アクセス(TDMA;Time Division Multiple Access)、符号分割多重アクセス(
CDMA;Code Division Multiple Access)などの手法が提案されており、商用のシス
テムに導入されている。
しかし、近年の移動通信の普及に伴うユーザの急激な増加のため、移動通信システムに割り当てられた周波数チャネルの許容量以上の通信要求が発生し、周波数資源を逼迫する問題が発生している。
そこで、周波数の利用効率を上げてチャネル容量の拡大を実現するために、1つの周波数帯域で複数のユーザとの通信を実現する空間分割多重アクセス(SDMA;Space Division Multiple Access)が提案されている。空間分割多重アクセスでは、基地局アンテナの指向性の主ビーム方向を所望のユーザの方向に向け、他のユーザ方向には指向性のヌル方向を向けることで、複数のユーザを空間の違いによって分離して、多重アクセスを実現している。
そのような空間分割多重アクセスを実現するための具体的な態様としては、複数のアンテナを用いてチャネル容量を拡大する、MIMO(Multiple Input Multiple Output)と呼ばれる無線通信技術がある。MIMO技術では、送信データを複数の信号(ストリーム)に分けて同時送信するため、複数のアンテナを設置する必要がある。
特許文献1では、複数のアレイアンテナを直線状、もしくは円周状に配置し、それら複数のアレイアンテナの組み合わせによって空間分割多重アクセスを実現する、という移動通信用基地局アンテナが提案されている。
また、非特許文献1では、V−H偏波および斜め45度偏波を用いたアレイアンテナ4つを水平方向に並べて配置して空間分割多重アクセスを実現する、という移動通信用基地局アンテナが提案されている。
ところで、近年では、携帯電話をはじめとする移動通信の普及により、街中には移動通信用基地局アンテナが満ち溢れている。移動通信用基地局アンテナは一般に、鉄塔や高い建物の屋上などに設置される。このため、移動通信用基地局アンテナ全体の設置占有面積が大きくなることは、設置費用の増大や景観を損ねることにつながるので、好ましくない。
また、複数のアレイアンテナをアンテナの長手方向に直線状に設けることは、設置上の不都合や景観上の不都合があるので、やはり好ましくない。しかも、アレイアンテナの場合、アレイアンテナを構成するアンテナ素子の数は移動通信用基地局で要求されるアンテナ指向性に基づいて決定されるので、設置上の不都合や景観上の不都合があるからと云って、アンテナ素子の数を減らすことは不可能である。
また、MIMO技術を導入する場合においても、周波数の利用効率を上げてチャネル容量の拡大を実現するためには、アレイアンテナを複数配置することが必要となるが、アンテナ全体の設置占有面積が大きくなることは、上述の通り好ましくない。
このように、近年では、設置占有面積を大幅に増大させることなく空間分割多重アクセ
スを可能とする移動通信用基地局アンテナの実現が強く望まれるようになってきている。
特開2001−313525号公報
K. Nishimori 、他2名、「Channel Capacity Measurement of 8×2 MIMO Transmission by Antenna Configuration in an Actual Cellular Environment」、IEEE TRANSACTIONS ON ANTENNAS AND PROPAGATION、VOL.54、No.11、2006年11月、pp.3285−3291
しかしながら、上記の特許文献1、非特許文献1では、空間分割多重アクセスを実現するために、アレイアンテナを直線状、もしくは円周状に配置していることに起因して、移動通信用基地局アンテナ全体の設置占有面積が大きくなってしまうという問題がある。
また、上記の特許文献1、非特許文献1にて提案された技術以外で、移動通信用基地局アンテナの設置占有面積を大幅に増大させることなく空間分割多重アクセスを実現するためには、2つのアレイアンテナ間の距離を小さくすればよいようにも考えられる。ところが、そのようにすると、2つのアレイアンテナ間のアイソレーションが低下し、それに因ってアンテナ利得などのアンテナ特性が低下するという、別の不都合が生じてしまうという問題がある。
このように、従来の技術では、移動通信用基地局アンテナ全体の設置占有面積が大きくなってしまうことを回避しつつ、空間分割多重アクセスを実現することは、極めて困難ないし不可能であった。
本発明は、このような課題を解決するために成されたもので、その目的は、アンテナ特性を低下させることなく、かつ移動通信用基地局アンテナの設置占有面積の大幅な増大を回避しつつ、空間分割多重アクセスのような空間分割通信を実現することを可能とした移動通信用基地局アンテナを提供することにある。
本発明の移動通信用基地局アンテナは、同一の偏波特性を有するアンテナ素子が垂直方向に複数個配列された、少なくとも2つのアレイアンテナを、水平方向に隣接して並べて配置してなる移動通信用基地局アンテナであって、前記2つのアレイアンテナの背面に設けられた反射板と、前記2つのアレイアンテナの間に設けられ、両アレイアンテナ間における電磁気的な干渉を遮蔽する遮蔽板と、前記2つのアレイアンテナに電力を供給するための給電ポートと、前記給電ポートに接続され、前記電力を前記2つのアレイアンテナに略等しく分配する電力分配器、及び分配された電力を前記2つのアレイアンテナのアンテナ素子に供給する配線回路系を備えた2つの電力供給系とを備え、各電力供給系において、分配された電力は、前記遮蔽板を挟んで水平方向に並んでいる2つのアンテナ素子のうち一方にのみ供給され、前記2つの電力供給系が給電するアンテナ素子の配置は、水平方向において、互いに左右対称的に逆になっていることを特徴としている。
本発明によれば、指向性を主体としたアンテナ特性を低下させることなく、かつ移動通信用基地局アンテナの設置占有面積を大幅に増大させることなく、空間分割多重アクセスのような空間分割通信を実現する移動通信用基地局アンテナを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける主要部の構成を示す正面図(a)および平面図(b)である。 本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける遮蔽板の作用について説明するための図である。 本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける電力供給に関する構成の好ましい一態様を示す図である。 図3に示した一態様における、主ビームパターンを示す図である。 図3に示した一態様との比較のため、それとは敢えて異ならせた電力供給の構成とした場合の一例を示す図である。 図5に示した一例における、主ビームパターンを示す図である。 本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける電力供給に関する、図3に示した一態様の他の好ましい一態様を示す図である。 図7に示した一態様における、主ビームパターンを示す図である。 遮蔽板を1枚設けた場合(a)、(b)と、所定の間隔を置いて2枚設けた場合(c)、(d)とを示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナについて、図面を参照して説明する。
この移動通信用基地局アンテナ10は、図1に示したように、水平方向に並べて配置された2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bと、その間に配置された遮蔽板2と、反射板3とから、その主要部が構成されている。ここで、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bを総称する場合には、単に「アンテナ素子対アレイ1」と呼ぶものとする(なお、これらのアンテナは一般にアレイアンテナとも呼ばれている)。また、以下の説明では、アンテナ素子対アレイ1aに含まれている各構成要素には、記号aをその符号の数字に付し、アンテナ素子対アレイ1bに含まれている各構成要素には、記号bをその符号の数字に付すものとする。また、それらの各構成要素について総称する場合には、記号aや記号bは付さないで、単に符号の数字のみを記すものとする。
アンテナ素子対アレイ1aには、8個のアンテナ素子対4aが、垂直方向に配列形成されている。また、同様に、アンテナ素子対アレイ1bには、8個のアンテナ素子対4bが、垂直方向に配列形成されている。これらアンテナ素子対4aとアンテナ素子対4bは、同一の偏波特性に設定されており、かつ同一のピッチで垂直方向に配列されている。
各アンテナ素子対4はそれぞれ、垂直偏波アンテナ素子5と水平偏波アンテナ素子6とを直交させて一対に組み合わせてなるものである。それらの各アンテナ素子としては、半波長ダイポールアンテナが好適であるが、その他にも、パッチアンテナを用いることも可能である。
遮蔽板2は、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bの間に、垂直方向(図1におけるz方向)に伸びた状態に設けられて、両アンテナ素子対アレイ1a、1b間(図1における主にx方向)における電磁気的な干渉等を遮蔽することにより、両アンテナ素子対アレイ1a、1b間での良好なアイソレーションを確保するものである。
この遮蔽板2としては、金属またはそれに類する導電体からなる遮蔽板を用いることができる。また、遮蔽板2としては、磁性体や誘電体からなる電波吸収体を用いることもできる。
反射板3は、この移動通信用基地局アンテナ10における各アンテナ素子対アレイ1a、1bの全体的な指向性(例えば図1におけるy方向を主軸とする指向性)をより確実に得るために、アンテナ素子対アレイ1の背面に設けられたものである。
アンテナ素子対アレイ1に給電するための給電ポート7が、合計4つ設けられている。それら4つの給電ポート7は、垂直偏波アンテナ素子5a、垂直偏波アンテナ素子5b、水平偏波アンテナ素子6a、水平偏波アンテナ素子6bに、ほぼ等しい電力を供給するよ
うに設定されている。
次に、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナの作用について説明する。
従来の技術では、2つのアンテナ素子対アレイを水平方向に並列して隣接配置すると、それらアンテナ素子対アレイ同士の間のアイソレーション確保が困難となり、その結果として、アンテナ素子対アレイ同士の間の距離を大きく取らなければならなくなって、アンテナ設置占有面積が増大するという問題が発生していた。
しかし、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナでは、水平方向に並列して隣接配置されたアンテナ素子対アレイ1a、1bの間に、垂直方向に伸びた遮蔽板2を備えるようにしたので、それらアンテナ素子対アレイ1a、1b同士の間のアイソレーションを飛躍的に改善することができ、その結果、アンテナ素子対アレイ1a、1b間の距離を大きく離す必要がなくなり、アンテナ設置占有面積の増大を回避することが可能となる。
このような移動通信用基地局アンテナ10における、遮蔽板2によるアンテナ素子間のアイソレーションを飛躍的に改善することができるという作用・効果について、図2を用いて説明する。なお、ここでは説明の簡潔化のために、垂直偏波アンテナ素子5と水平偏波アンテナ素子6とを直交して一対に組み合わせてなるアンテナ素子対4の代りに、垂直偏波アンテナ素子21a、21bを左右1対のみ備えたものについて説明する。
アンテナ20は、図2(a)の正面図および図2(b)の平面図に示したように、遮蔽板22を備えていないアンテナであり、給電ポート7に接続された垂直偏波アンテナ素子21a、50Ω終端が接続された垂直偏波アンテナ素子21b、反射板23を備えている。
他方、アンテナ24は、図2(c)の正面図および図2(d)の平面図に示したように、遮蔽板22(金属遮蔽板)を備えたアンテナであり、遮蔽板22以外の構成はアンテナ20と同様に、給電ポート7に接続された垂直偏波アンテナ素子21a、50Ω終端が接続された垂直偏波アンテナ素子21b、反射板23を備えている。そして、反射板23と遮蔽板22とは、電気的に接続されている。
アンテナ20における垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間での電磁気的結合量のシミュレーションを実施したところ、−9.0dBであった。他方、アンテナ24における垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間での電磁気的結合量のシミュレーションを実施したところ、−27.1dBであった。
このシミュレーション結果から、垂直偏波アンテナ素子21a、21b間に遮蔽板22を設けることで、それら水平方向に左右一対で隣接配置された垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間でのアイソレーションを、飛躍的に改善することができるので、アンテナ素子間距離を大きく取る必要がなくなる。あるいは、従来技術の場合に生じていた、設置占有面積の増大を回避するために無理に垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間の距離を縮めることに起因して指向性などのアンテナ特性が低下するという問題を、垂直偏波アンテナ素子21a、21b間に遮蔽板22を設けることによって、解消することができる。
このように、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナによれば、主に指向性のようなアンテナ特性を低下させることなく、かつその移動通信用基地局アンテナの全体的な設置占有面積の大幅な増大を回避しつつ、指向性の良好な空間分割多重アクセスのような空間分割通信を実現することが可能となる。
図3は、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける、垂直偏波アン
テナ素子と給電ポートとの電気的接続に関する構成の一態様を示した図である。なお、ここでは説明の簡潔化のために、垂直偏波アンテナ素子5と水平偏波アンテナ素子6とを直交して一対に組み合わせてなるアンテナ素子対4の代りに、水平偏波アンテナ素子6のアレイは省略して、垂直偏波アンテナ素子31のアレイのみを備えたものについて説明する。また、この図3では、電力供給系ごとに図3(a)と図3(b)とに分けて図示してあるが、これは便宜上、図示の煩雑化を回避するために敢えて分けて図示しているのであって、実際には、図3(a)に示した電力供給系と図3(b)に示した電力供給系とが組み合わされた構成となっている(以下同様)。
図3(a)に示したように、一方の電力供給系の構成では、給電ポート35が電力分配器36に接続されている。そして電力分配器36は、給電ポート35から供給されて来た電力をA:Bの比率でアンテナ素子対アレイ1a、1bに分配するように設定されている。その各電力は、配線回路系34、37を介してそれぞれ分配される。
また、同様に、図3(b)に示したように、他方の電力供給系の構成では、給電ポート35は電力分配器36に接続されており、電力分配器36は、給電ポート35から供給されてきた電力をC:Dの比率でアンテナ素子対アレイ1a、1bに分配するように設定されている。その各電力は、配線回路系39、40を介してそれぞれ分配される。AとBは、ほぼ等しく、またCとDは、ほぼ等しい値に設定されている。
また、図3(a)、(b)に示した各電力供給系を有する構成の移動通信用基地局アンテナ30、38では、いずれの場合も、一方のアンテナ素子対アレイ1aにおける給電ポート35からの給電の対象となるアンテナ素子数は4個であり、かつ他方のアンテナ素子対アレイ1bにおける給電ポート35からの給電の対象となるアンテナ素子数は4個であり、それらの個数は等しくなっている。
すなわち、各電力系統において、電力分配器36によって2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bに分配された2系統の電力は、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bにおける互いに等しい個数のアンテナ素子へと、それぞれ給電されている。但し、各電力供給系において、電力分配器36によって2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bに分配された2系統の電力は、遮蔽板22を挟んで水平方向に左右一対になって並んでいる各2つの垂直偏波アンテナ素子31a、31b毎について着目すると、そのうちの一方のみに供給されると共に他方には供給されないように設定されている。また、1つのアンテナ素子対アレイ1における電力が供給される垂直偏波アンテナ素子31は、そのアンテナ素子対アレイ1の配列内で2個ずつ連続して2個置きに(いわゆる「2個ずつ飛び飛びに」)選択されている。
移動通信用基地局アンテナ30、38の水平面(x−y平面)における主ビーム放射パターンを、図4に示す。それら移動通信用基地局アンテナ30、38のいずれの場合においても、アンテナ素子対アレイ1aの水平面主ビーム41a(図4(a))、アンテナ素子対アレイ1bの水平面主ビーム41b(図4(b))は、アンテナ正面方向(y方向)となる。これは、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bに、ほぼ等しい電力を供給しているためであり、水平面における放射導体構造がアンテナ正面方向(y方向)に対して概ね対称構造となるためである。
ここで、上記の「ほぼ等しい」とは、例えば何らかの外乱や誤差の混入等に起因して電力の供給に若干の差異が生じたとしても、それが実質的にアンテナ素子対アレイ1の水平面主ビーム41の有意な偏りを生じさせない程度のものである場合を意味している。なお、以下では、表現の簡潔化のために、そのような「ほぼ等しい」ということも含めて、単に「等しい」と記載するものとする。
また、例えば9個のような奇数個のアンテナ素子対アレイ1を上方の略半分と下方の略半分との2つのグループに分ける、といった場合には、例えば上方の4個と下方の5個との2つのグループに分ける、もしくは逆に上方の5個と下方の4個との2つのグループに分けるようにすることなどが可能である。
他方、それとは対照的に、図5(a)に比較のための一例を示した移動通信用基地局アンテナ50の場合のように、1つの給電ポート55から配線回路系54を介して2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bのうちの一方のアンテナ素子対アレイ1aのみに給電する場合には、水平面における放射導体構造は、アンテナ正面方向に対して非対称なものとなる。このため、図6(a)に示したように、水平面主ビーム61aは、アンテナ正面方向から傾いたものとなってしまい、エリア設計が難しくなるという不都合が発生する。このことは、図5(b)に示した、他方のアンテナ素子対アレイ1bのみに給電する構造の場合も同様である。但し図5(b)に示した構造の場合には、水平面主ビーム61bの傾く方向は、図6(b)に示したように、給電側が反対側であることによって、水平面主ビーム61aとは逆になる。
このように、1つの給電ポート35を、電力分配器36によって2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bの同じ偏波のアンテナ素子31a、31bに接続し、1つの給電ポート35から一方のアンテナ素子対アレイ1aに給電される電力と他方のアンテナ素子対アレイ1bに給電される電力とをほぼ等しくすることで、より好ましくは、それに加えて一方のアンテナ素子対アレイ1aにおいて給電されるアンテナ素子数と他方のアンテナ素子対アレイ1bにおいて給電されるアンテナ素子数とをほぼ等しくすることで、水平面における放射導体構造をアンテナ正面方向に対して概ね対称とすることができる。その結果、水平面主ビームがアンテナ正面方向から傾くことなく、かつ2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bの水平面主ビーム41a、41bの放射パターンがほぼ等しくなって、所望のエリア設計を容易に実現することが可能となる。
図7は、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナにおける、図3に示した一態様とは別の、垂直偏波アンテナ素子と給電ポートとの電気的接続関係を示した図である。
図7(a)に移動通信用基地局アンテナ70として示したような一つの電力供給系の構成では、給電ポート75は、電力分配器76に接続されており、電力分配器76では、1:1の比率に電力を分配して、それらの電力を垂直偏波アンテナ素子71a、71bへとそれぞれ送出するように設定されている。
また、図7(b)に移動通信用基地局アンテナ78として示したような他の一つの電力供給系の構成の場合も同様に、給電ポート75は、電力分配器76に接続されており、電力分配器76では、1:1の比率に電力を分配して、それらの電力を垂直偏波アンテナ素子71a、71bへとそれぞれ送出するように設定されている。
いずれの構成も、アンテナ素子対アレイ1における給電ポート75からの電力分配器76を介しての給電の対象となるアンテナ素子数は、4個ずつであり、その個数は等しくなっている。但し、移動通信用基地局アンテナ70と移動通信用基地局アンテナ78とでは、アンテナ素子対アレイ1a、1bにおける給電の対象となる垂直偏波アンテナ素子71a、71bの配置が、互いに左右対称的に逆になっている。
図7(c)に移動通信用基地局アンテナ78として示したような一つの電力供給系の構成では、給電ポート84は、電力分配器85に接続されており、電力分配器85は、1:1の比率に電力を分配して、それらの電力を水平偏波アンテナ素子81a、81bへとそれぞれ送出するように設定されている。
また、図7(d)に移動通信用基地局アンテナ78として示したような他の一つの電力供給系の構成も同様に、給電ポート84は、電力分配器85に接続されており、電力分配器85は、1:1の比率に電力を分配して、それらの電力を水平偏波アンテナ素子81a、81bへとそれぞれ送出するように設定されている。
いずれの構成も、アンテナ素子対アレイ1における給電ポート75からの電力分配器76を介しての給電の対象となるアンテナ素子数は、4個ずつであり、その個数は等しくなっている。但し、移動通信用基地局アンテナ70と移動通信用基地局アンテナ78とでは
、アンテナ素子対アレイ1a、1bにおける給電の対象となる水平偏波アンテナ素子81a、81bの配置が、互いに左右対称的に逆になっている。
移動通信用基地局アンテナ70、78の水平面(x−y平面)の主ビーム放射パターンは、図8に示したようなものとなる。
図8(a)は、図7(a)の構造の場合の主ビーム放射パターン88aを示している。図8(b)は、図7(b)の構造の場合の主ビーム放射パターン88bを示している。図8(c)は、図7(c)の構造の場合の主ビーム放射パターン88cを示している。図8(d)は、図7(d)の構造の場合の主ビーム放射パターン88dを示している。
いずれの場合においても、水平面主ビーム88は、アンテナの正面方向(y方向)となる。これは、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bに対して等しい電力を供給しているためであり、水平面における放射導体構造がアンテナ正面方向(y方向)に対して概ね対称構造となるためである。
しかも、図7(a)に示した移動通信用基地局アンテナ70の場合では、給電ポート75からの電力は、電力分配器76で分配された後、一方の配線回路系74を介して、上半分の4個の垂直偏波アンテナ素子71aに供給され、他方の配線回路系77を介して、下半分の4個の垂直偏波アンテナ素子71bに供給されるようになっている。
また、図7(b)に示した移動通信用基地局アンテナ78の場合では、給電ポート75からの電力は、電力分配器76で分配された後、一方の配線回路系79を介して、下半分の4個の垂直偏波アンテナ素子71aに供給され、他方の配線回路系80を介して、上半分の4個の垂直偏波アンテナ素子71bに供給されるように設定されている。
また、図7(c)に示した移動通信用基地局アンテナ70の場合では、給電ポート84からの電力は、電力分配器85で分配された後、一方の配線回路系82を介して、上半分の4個の水平偏波アンテナ素子81aに供給され、他方の配線回路系83を介して、下半分の4個の水平偏波アンテナ素子81bに供給されるように設定されている。
また、図7(d)に示した移動通信用基地局アンテナ78では、給電ポート84からの電力は、電力分配器85で分配された後、一方の配線回路系86を介して、下半分の4個の水平偏波アンテナ素子81aに供給され、他方の配線回路系87を介して、上半分の4個の水平偏波アンテナ素子81bに供給されるように設定されている。
ここで、図7では、垂直偏波アンテナ素子71のアレイは図7(a)、図7(b)に示し、水平偏波アンテナ素子81のアレイは図7(c)、図7(d)に示したが、実際にはこれらは組み合わされて、図1に示したようなアンテナ素子対4を構成し、一つの移動通信用基地局アンテナ70や移動通信用基地局アンテナ78内に組み込まれて用いられる。つまり、実際には、一つの電力供給系の移動通信用基地局アンテナ70の構成としては、図7(a)に示した垂直偏波アンテナ素子71のアレイと図7(c)に示した水平偏波アンテナ素子81のアレイとが組み合わされて設けられ、かつ他の一つの電力供給系の移動通信用基地局アンテナ78の構成としては、図7(b)に示した垂直偏波アンテナ素子71のアレイと図7(d)に示した水平偏波アンテナ素子81のアレイとが組み合わされて設けられる。
このように、一つの移動通信用基地局アンテナ70、78において並列して隣接配置された2つのアンテナ素子対アレイ1a、1bに含まれている垂直偏波アンテナ素子71や水平偏波アンテナ素子81のうち、給電される素子同士が隣り合うことを回避した構成とすることにより、金属遮蔽板72による作用効果と相まって、隣接配置された2つのアンテナ素子対アレイ1a、1b間でのアイソレーションの改善を、さらに効果的に達成することができる。
なお、上記の説明では、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1b間に1枚の遮蔽板2を
設けた場合について説明したが、複数の遮蔽板を水平方向に並べて配置することも、本発明における好ましい一態様である。
このようにすることにより、2つのアンテナ素子対アレイ1a、1b間のアイソレーションを、さらに効果的に改善することが可能となる。
このような2枚の遮蔽板によってアンテナ素子間のアイソレーションをさらに改善することができるという作用・効果について、図9を用いて説明する。なお、ここでは説明の簡潔化のために、垂直偏波アンテナ素子5と水平偏波アンテナ素子6とを直交して一対に組み合わせてなるアンテナ素子対4の代りに、水平偏波アンテナ素子6は省略して、垂直偏波アンテナ素子91a、91bを1対のみ備えたものについて説明する。
アンテナ90は、図9(a)の正面図および図9(b)の平面図に示したように、金属遮蔽板92を1枚のみ備えたアンテナであり、給電ポート7(図9では図示省略、以下同様)に接続された垂直偏波アンテナ素子91a、50Ω終端が接続された垂直偏波アンテナ素子91b、反射板93を備えている。反射板93と金属遮蔽板92とは、電気的に接続されている。
他方、アンテナ94は、図9(c)の正面図および図9(d)の平面図に示したように、2枚の金属遮蔽板95、96を、所定の間隙97を隔てて設けてなるアンテナであり、その他の構成はアンテナ90と同様に、給電ポート7に接続された垂直偏波アンテナ素子91a、50Ω終端が接続された垂直偏波アンテナ素子91b、反射板23を備えている。そして、反射板93と金属遮蔽板95、96とは、電気的に接続されている。
アンテナ90における垂直偏波アンテナ素子91aと垂直偏波アンテナ素子91bと間での電磁気的結合量のシミュレーションを実施したところ、−27.1dBであった。他方、アンテナ94における垂直偏波アンテナ素子91aと垂直偏波アンテナ素子91bと間での電磁気的結合量のシミュレーションを実施したところ、−29.2dBであった。
このように、垂直偏波アンテナ素子21a、21b間に遮蔽板22を設けることで、それら隣接配置された垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間でのアイソレーションをさらに効果的に改善することができる。あるいは、従来技術の場合に生じていた、設置占有面積の増大を回避するために無理に垂直偏波アンテナ素子21aと垂直偏波アンテナ素子21bとの間の距離を縮めることに起因してアンテナ特性が低下するという問題を、それら垂直偏波アンテナ素子21a、21b間に、1枚の遮蔽板2の代りに2枚の金属遮蔽板95、96を所定の間隙97を有して設けることにより、さらに効果的に解消することができる。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係る移動通信用基地局アンテナによれば、指向性を主体としたアンテナ特性を低下させることなく、かつ設置占有面積を大幅に増大させることなく、空間分割多重アクセスのような空間分割通信が可能な移動通信用基地局アンテナを実現することができる。
なお、3つ以上のアレイアンテナを水平方向に並べて配置する場合にも、その各アレイアンテナ同士の間に遮蔽板2を設けるようにすることで、上記の実施の形態の場合と同様に、アンテナ特性を低下させることなく、かつ設置占有面積を大幅に増大させることなく、空間分割多重アクセスのような空間分割通信が可能な移動通信用基地局アンテナを実現することが可能となるという効果が得られる。
1 アンテナ素子対アレイ(アレイアンテナ)
2 遮蔽板
3 反射板
4 アンテナ素子対
5 垂直偏波アンテナ素子
6 水平偏波アンテナ素子
7 給電ポート
36 電力分配器

Claims (9)

  1. 同一の偏波特性を有するアンテナ素子が垂直方向に複数個配列された、少なくとも2つのアレイアンテナを、水平方向に隣接して並べて配置してなる移動通信用基地局アンテナであって、
    前記2つのアレイアンテナの背面に設けられた反射板と、
    前記2つのアレイアンテナの間に設けられ、両アレイアンテナ間における電磁気的な干渉を遮蔽する遮蔽板と、
    前記2つのアレイアンテナに電力を供給するための給電ポート、前記給電ポートに接続され、前記電力を前記2つのアレイアンテナに略等しく分配する電力分配器、及び分配された電力を前記2つのアレイアンテナのアンテナ素子に供給する配線回路系を備えた2つの電力供給系
    を備え
    各電力供給系において、分配された電力は、前記遮蔽板を挟んで水平方向に並んでいる2つのアンテナ素子のうち一方にのみ供給され、
    前記2つの電力供給系が給電するアンテナ素子の配置は、水平方向において、互いに左右対称的に逆になっている
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  2. 請求項記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    各電力供給系において、前記電力分配器によって前記2つのアレイアンテナに分配された2系統の電力は、前記2つのアレイアンテナにおける互いに略等しい個数のアンテナ素子へと、それぞれ給電される
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  3. 請求項1または2記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    各電力供給系において、前記電力分配器によって前記2つのアレイアンテナに略等しく分配された2系統の電力は、それぞれ、各アレイアンテナにおける配列内で少なくとも1箇所連続している部分を有する複数個のアンテナ素子に供給される
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  4. 請求項1ないし3のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    前記遮蔽板と前記反射板とは、電気的に接続されている
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  5. 請求項1ないし4のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    各電力供給系において、前記電力分配器によって前記2つのアレイアンテナに略等しく分配された2系統の電力は、その一方が、前記2つのアレイアンテナのうちの一方のアレイアンテナにおける複数個配列されているアンテナ素子のうちの上方に配列されているアンテナ素子に供給され、かつ他方が、前記2つのアレイアンテナのうちの他方のアレイアンテナにおける複数個配列されているアンテナ素子のうちの下方に配列されているアンテナ素子に供給される
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  6. 請求項1ないし5のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    複数枚の前記遮蔽板が、所定の間隙を有して、隣り合うアレイアンテナ間に平行に設けられている
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  7. 請求項1ないし6のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    前記アンテナ素子は、偏波特性が互いに直交または所定の角度で交差する2個のアンテナ素子を組み合わせたアンテナ素子対である
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  8. 請求項1ないし7のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    前記遮蔽板は、金属またはそれに類する導電体からなる
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
  9. 請求項1ないし8のうちいずれか1つの項に記載の移動通信用基地局アンテナにおいて、
    前記アレイアンテナは、空間分割多重アクセス方式の通信に用いられるものである
    ことを特徴とする移動通信用基地局アンテナ。
JP2010025033A 2010-02-08 2010-02-08 移動通信用基地局アンテナ Expired - Fee Related JP5314615B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025033A JP5314615B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 移動通信用基地局アンテナ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025033A JP5314615B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 移動通信用基地局アンテナ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011166334A JP2011166334A (ja) 2011-08-25
JP5314615B2 true JP5314615B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=44596527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010025033A Expired - Fee Related JP5314615B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 移動通信用基地局アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5314615B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3547568B2 (ja) * 1996-08-15 2004-07-28 日本電信電話株式会社 無線基地局アンテナ
JP2000137068A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Furukawa Electric Co Ltd:The アンテナ装置
JP2004080353A (ja) * 2002-08-16 2004-03-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 適応アレーアンテナを用いた通信装置及び通信制御方法
JP2007059959A (ja) * 2005-08-22 2007-03-08 Japan Radio Co Ltd 組合せアンテナ
JP2008004901A (ja) * 2006-06-26 2008-01-10 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 金属メッシュを用いた電波遮蔽板及び電波遮蔽システム
JP4588750B2 (ja) * 2007-10-30 2010-12-01 電気興業株式会社 周波数共用アレイアンテナ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011166334A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5464126B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ、及び移動通信用基地局アンテナシステム
JP2012065014A (ja) 移動通信用基地局アンテナ
CN105634627B (zh) 一种天线阵耦合校准网络装置及校准方法
US10181657B2 (en) Antenna array, antenna apparatus, and base station
CN105742828B (zh) 双极化三波束天线及其馈电网络装置
CN202474228U (zh) 一种用于移动通信基站的双极化五波束天线
JP5314622B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ
CN102570055B (zh) 一种用于移动通信基站的双极化八波束天线
TWI540791B (zh) 平板雙極化天線及複合天線
CN202474227U (zh) 一种用于移动通信基站的双极化三波束天线
JP2010154519A (ja) 移動通信用基地局アンテナ
CN111819731B (zh) 多频带基站天线
CN110571533A (zh) Mimo天线的功分网络
EP2902931B1 (en) Array antenna and base station
US20180358693A1 (en) Antenna device
JP5314615B2 (ja) 移動通信用基地局アンテナ
CN202474223U (zh) 一种用于移动通信基站的双极化八波束天线
JP2006074537A (ja) アンテナ装置
WO2013143445A1 (zh) 一种用于移动通信基站的双极化五波束天线
KR101284228B1 (ko) 위상 반전된 거울 대칭형 시어핀스키 프랙탈 구조의 이중 대역 안테나
CN116722359A (zh) 双波束天线
CN118054207A (zh) 一种天线、解耦结构和通信设备
KR20120086840A (ko) 듀얼밴드의 다이폴 소자 배열 구조를 구비한 기지국 안테나
JP2005269199A (ja) アンテナ装置
WO2013143443A1 (zh) 一种用于移动通信基站的双极化三波束天线

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120420

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130410

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130607

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130625

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees