JP5314322B2 - ボリュメトリックフローを計測するための方法及び装置 - Google Patents

ボリュメトリックフローを計測するための方法及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、全般的には超音波撮像に関し、さらに詳細には血管を通過するボリュメトリックフローの計測に関する。
超音波ドプラ撮像は、身体内で血流の存在は検出するがその血流の定量的な計測は行わないのが一般的である。血管内の所与の点におけるフロー速度は計測したドプラシフトを用い超音波発射と血管向きの間の相対角度を補正することによって推定することができる。しかしながら、血管幾何学形状並びに血管内部のフロープロフィールに関して前提を設定せずに真のボリュームフロー計算を実施することはできない。ボリュームフローを推定するための最も一般的な方法は、血管内部で撮像された平均空間速度と血管断面積を乗算することによって実施されている。この方法ではその血管断面積は、円形の血管断面並びに当該断面内部でフローの空間変動がないと仮定することによって推定される。
超音波探触子内部にあるトランスジューサ素子は、身体内に超音波信号を送信する。これらのトランスジューサ素子は1つのトランスジューサ面を形成する。目下開発中の方法は、超音波探触子のトランスジューサ面から等距離にある1つの面を規定しており、該面を通過する血流が計測される。この面はトランスジューサ面の(例えば、湾曲していることや直線的であるような)外側の幾何学形状と一致しており、この面の向きはトランスジューサ面に平行となるように限定される。したがって、算定されるボリュームフロー推定はトランスジューサ面と直角となる。しかしこの面の向きは、関心対象解剖構造を通過するフローを計測するための所望の向きと一致しないことがあり、このためユーザはその解剖構造に関してトランスジューサ面の向きと一致した最適な向きを見出すために様々な角度からの走査を要することがある。
したがって、探触子向き及び外側幾何学形状により解剖構造を通過する面が制限されることなく血管を通過するボリュメトリック血流を計算することの必要性が存在する。
一実施形態では、超音波システムは、超音波探触子、ユーザインタフェース及びプロセッサを備える。この超音波探触子は患者内に超音波ビームを放出するトランスジューサ面を備える。探触子は、血管を含む超音波データボリュームを収集する。ユーザインタフェースは、このボリュームに基づいた画像上で1つの表面を規定する。この表面は血管を両断(bisect)すると共に、さらにトランスジューサ面に対して不等の距離にそのうちの少なくとも幾つかの点が配置された複数の点を含む。プロセッサは、この表面と90度の角度で交差するように超音波ビームの部分組をステアリングし、該表面に対応する超音波データに基づいて血管を通過するボリュメトリックフロー情報を計算するように構成されている。
別の実施形態では、血管を通過するボリュメトリックフロー情報を計算するための方法は、超音波探触子によって超音波データボリュームを収集する工程を含む。このボリュームは血管を含み、またこの超音波探触子は超音波ビームの放出及び受信のためのトランスジューサ面を備える。超音波データボリュームの内部において第1と第2の表面が規定される。この第1及び第2の表面は血管と交差すると共に、互いから等距離に形成されている。第1及び第2の表面に対応する超音波データに基づいて、血管を通過する平均ボリュメトリックフローが計算される。
別の実施形態では、血管を通過するフローボリュームを計算するための方法は超音波探触子によって超音波データボリュームを収集する工程を含む。このボリュームは血管を含み、またこの超音波探触子は超音波ビームの放出及び受信のためのトランスジューサ面を備える。このボリュームに基づいて画像上で第1の表面が規定される。第1の表面は血管を両断すると共に、さらに第1の表面はトランスジューサ面から異なる距離にその点のうちの少なくとも一部分が配置された複数の点を含む。超音波ビームの第1の部分組は第1の表面と90度の角度で交差するようにステアリングされており、また第1のフローボリュームは第1の表面に対応する超音波データに基づいて計算される。
上述した要約、並びに本発明のある種の実施形態に関する以下の詳細な説明は、添付の図面と共に読むことによってさらに十分な理解が得られよう。これらの図面が様々な実施形態の機能ブロックからなる図を表している場合も、必ずしもこれらの機能ブロックがハードウェア回路間で分割されることを意味するものではない。したがって例えば、1つまたは複数の機能ブロック(例えば、プロセッサやメモリ)を単一のハードウェア(例えば、汎用の信号プロセッサまたはブロック、ランダムアクセスメモリ、ハードディスク、その他)の形で実現させることがある。同様にそのプログラムは、スタンドアロンのプログラムとすること、オペレーティングシステム内のサブルーチンとして組み込まれること、インストールしたソフトウェアパッケージの形で機能させること、その他とすることができる。こうした様々な実施形態は図面に示した配置や手段に限定されるものではないことを理解すべきである。
図1は超音波システム100のブロック図を表している。超音波システム100は、パルス状の超音波信号を身体内に送出するように探触子106内部のトランスジューサ素子104を駆動させる送信器102を含む。時間の経過に従ってボリュームを走査できる2D探触子を含め、多種多様な幾何学構成が使用されることがある。トランスジューサ素子104は1つのトランスジューサ面138を形成している。トランスジューサ面138に沿ってトランスジューサ素子104から放出されるビーム内で超音波信号を形成することができる。例えばビーム形成の間に、トランスジューサ素子104の部分組が付勢されて超音波ビームが形成される。第1の超音波ビームに関して使用されるトランスジューサ素子104の部分組は別の超音波ビームに関して使用される部分組と異なることがある(ただし、何らかの重複を存在させることがある)。一実施形態では、超音波ビームがトランスジューサ面138に対して90度の送信角度を有するように放出される。別の実施形態では、超音波ビームはその走査モードに基づいてステアリングすなわち方向付けされており、このためトランスジューサ面138に対して90度以外の送信角度を有することがある。
超音波信号は、血球や筋肉組織などの身体内の構造から後方散乱され、トランスジューサ素子104に戻されるエコーが生成される。このエコーは受信器108によって受信される。受信したエコーは、ビーム形成を実施してRF信号を出力するビーム形成器110を通過させる。次いでこのRF信号は、RFプロセッサ112を通過させる。別法として、RFプロセッサ112はRF信号を復調してエコー信号を表すIQデータ対を形成する複素復調器(図示せず)を含むことがある。RFまたはIQ信号データは次いで、一時的に保存するためにRF/IQバッファ114に直接導かれることがある。
超音波情報のボリュームまたは多次元データ組は、例えばリアルタイム撮像、ボリューム走査、位置決めセンサを有するトランスジューサによる走査、ボクセル相関技法を用いたフリーハンド走査、マトリックスアレイ・トランスジューサによる走査、その他などを含む様々な技法により取得することができる。各エコー信号サンプル(ボクセル)の位置は、幾何学的確度(すなわち、あるボクセルから次のボクセルまでの距離)、超音波応答、また任意選択では超音波応答から導出された値に関して規定される。典型的な超音波応答には、グレイスケール値、カラーフロー値、及びアンギオまたはパワードプラ情報が含まれる(ただし、別のものも可能である)。
患者データ、走査パラメータの入力の制御及び/または走査モードの変更、解剖構造を通過するフローボリュームの決定に使用される画像内部における1つまたは複数の表面の特定、その他などを含む超音波システム100の動作を制御するために、ユーザ入力120が用いられることがある。様々な実施形態は例えば、タッチスクリーンまたはパネルの一部として、またユーザ操作可能なスイッチ、ボタン、その他などの手作業入力器として提供し得る1組のユーザ制御器を含めることなどによって超音波システム100を制御するように構成させることがある。ユーザ制御器にはさらに、マイクロフォン230を介して提供される音声コマンドを用いることを含むことがある。
超音波システム100は、収集した超音波情報(すなわち、RF信号データまたはIQデータ対)を処理するため並びにディスプレイ118上への表示用の超音波情報フレームを作成するためのプロセッサ116を含む。プロセッサ116は、収集した超音波情報に対して複数の選択可能な超音波様式に従った1つまたは複数の処理動作を実行するように適応させている。収集した超音波情報は、走査セッション中にエコー信号を受け取りながらリアルタイムで処理されることがある。
超音波システム100は、人間の眼の認知速度に近い毎秒50フレームを超えるフレームレートで超音波情報を連続して収集することがある。収集した超音波情報はディスプレイ118上にこれより低いフレームレートで表示させている。即座に表示させる予定がない収集超音波情報の処理済みフレームを保存するために任意選択でメモリ122が含まれている。例示的な一実施形態では、メモリ122は少なくとも数秒間分の超音波情報フレームを保存できるだけの十分な容量をもつ。超音波情報フレームは、その取り出しを容易にするようにその収集順にまたは収集時間に従った方式で保存されている。メモリ122は周知の任意のデータ記憶媒体を含むことがある。
図2は、超音波データを収集するように構成された探触子12を有するハンドヘルド型または携行型超音波撮像デバイス10のブロック図である。したがって携行式超音波撮像デバイス10はユーザやオペレータによって容易に運搬可能である。さらに、一体型ディスプレイ14(例えば、内部ディスプレイ)が設けられており、これが医用画像を表示するように構成されている。データメモリ22が収集した画像データを保存しており、この画像データは本発明の幾つかの実施形態ではビーム形成器20により処理されることがある。
探触子12を用いた医用画像を表示するために、探触子12から収集した超音波画像データ(幾つかの構成では、恐らくビーム形成器20によりさらに処理される)を用いてフレーム処理、走査変換及び分解能選択を実行させる命令を包含したソフトウェアまたはファームウェアメモリ18を備えたバックエンドプロセッサ16が設けられている。走査変換を実行するためにはソフトウェアではなく専用のハードウェアを用いることがあり、あるいは専用のハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、あるいは汎用プロセッサやディジタル信号プロセッサと組み合わせたソフトウェアのこともある。
ソフトウェアまたはファームウェアメモリ18は、読出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、小型ハードドライブ、フラッシュメモリカード、あるいは機械読み取り可能媒体(複数のこともある)から命令を読み取るように構成された任意の種類のデバイス(複数のこともある)を備えることができる。ソフトウェアまたはファームウェアメモリ18内に包含される命令はさらに、一体型ディスプレイ14上への表示に適した分解能をもつ医用画像を作成させる命令と、データメモリ22内に保存された画像データを外部デバイス24に送信する命令と、を含む。超音波データそれ自体は、バックエンドプロセッサ16及びユーザインタフェース28の制御下で有線式またはワイヤレス式ネットワーク(あるいは、直接接続(例えば、シリアルやパラレルケーブルまたはUSBポートによる))26を介してバックエンドプロセッサ16から外部デバイス24に送られることがある。幾つかの実施形態では、外部デバイス24はディスプレイを有するコンピュータまたはワークステーションとすることがある。別法として外部デバイス24は、携行型超音波撮像デバイス10から画像データを受け取りかつ(一体型ディスプレイ14と比べて有する分解能がより大きい)画像を表示またはプリントアウトできる別の外部ディスプレイまたはプリンタとすることがある。
オペレータからコマンドを受け取るためにユーザインタフェース28(一体型ディスプレイ14を含むことがある)が設けられることがある。このコマンドはバックエンドプロセッサ16に対して、収集した画像データを一体型ディスプレイ14上に表示すること、走査パラメータを調整すること、血管を通過するボリュメトリックフローを計算するために画像内部で1つの表面を規定すること、並びに一体型ディスプレイ14上に表示可能な分解能と比べて同じまたはこれより高い分解能において収集画像データを外部デバイス24に送ること、を行うように指令することがある。
ハンドヘルド型や携行式の超音波撮像デバイス10は例えば、小型化超音波システムとすることがある。本明細書で使用する場合に「小型化」とは、超音波システムがハンドヘルド型または携行式のデバイスであるか、あるいはスタッフの手中、ポケット、書類カバンサイズのケース、あるいはリュックサックで持ち運べるように構成されていることを意味している。例えば超音波システム10は、例えば深さが概ね2.5インチ、幅が概ね14インチ、高さが概ね12インチの寸法を有する典型的なラップトップコンピュータのサイズを有する携行式デバイスとすることがある。超音波システム10は重さが約10ポンドのことがある。
別の例では超音波システム10はポケットサイズ超音波システムとすることがある。一例としてそのポケットサイズ超音波システムは、幅が概ね2インチ、長さが概ね4インチ、また深さが概ね0.5インチであり、かつ重量が3オンス未満であることがある。ポケットサイズ超音波システムは、ディスプレイ、ユーザインタフェース(すなわち、キーボード)、及び探触子との接続のための入力/出力(I/O)ポート(すべて図示せず)を含むことがある。寸法、重量及びパワー消費が異なる小型化超音波システムと接続して様々な実施形態を実現し得ることに留意すべきである。幾つかの実施形態ではそのポケットサイズ超音波システムは図1のシステム100と同じ機能を提供することができる。
以下で検討する少なくとも1つの実施形態では、3Dデータ組またはボリューム内に規定した1つまたは複数の撮像面を通過するフローフラックスを積算することによってボリュメトリックフローが計測されることがある。その超音波データをトランスジューサ面138と平行に形成したすなわち平行向きにした面または平面に限定することなく、血管その他の解剖学的構造を通過するボリュームフローが計算される。この表面(複数のこともある)は血管幾何学形状の変動に対応するように任意の形状とすることができる、また送信する超音波ビームが調整またはステアリングされる、かつ/またはそのフローを計測する際に通過させる表面(複数のこともある)と超音波ビームが垂直となるように走査パラメータが修正される。
図3は、互いに平行な少なくとも2つの表面に基づいて血管を通過するフローボリュームを計算する一例を表している。同じ脈管構造を通過するように規定した複数のアイソセンタ表面または平行面を通るようなフロー計算値は平均し、信号対雑音(S/N)特性を向上させた1つのボリュームフロー計測値を提供することができる。複数の平行面はこれらの面の間に血管分岐が存在しないようにして規定されること、並びにこれら複数の平行面間ではそのボリュームフローが概ね同じであること(例えば、これらの面の間に血管の大きな閉塞や狭窄がないこと)に留意すべきである。
図1の探触子106はその内部に血管132を有するボリューム130を収集するために使用されることがある。ボリューム130は、第1の走査面134〜第Nの走査面136など複数の走査面を含むことがある。例えばボリューム130の収集のために探触子106は、各走査面内で隣接する走査線に沿って走査するように超音波発射を3D掃引面156の上の長手方向で電子的に集束及び方向付けすること、並びに隣接する走査面を横方向などで走査するように超音波発射を電子的または機械的に集束させることがある。走査面は、球面座標からデカルト座標に走査変換されることがある。走査の向きは、3D掃引面156が異なる方向で掃引されるように変更することができる。
様々な実施形態は、(計算のS/Nを向上させる一方で)血管132を通過するフローボリュームを決定することがある。第1の表面140と第2の表面142は、ユーザ入力120(図1参照)を用いるオペレータなどによって血管132の断面と完全に交差するように規定される。第1及び第2の表面140及び142は、その点の各々のトランスジューサ面138までの距離が最短であるような複数の点(図示せず)として規定することができる。この例では、第1及び第2の表面140及び142は互いに平行であり、かつ/または互いから等距離にある。任意選択では、第1及び第2の表面140及び142と平行に追加の表面(例えば、第Nの表面144)を規定することがある。第1〜第Nの表面140〜144の各々は、ボリューム130の少なくとも一部分を通過する1つの3次元表面を表している。第1〜第Nの表面140〜144をボリューム130と交差して延びるように図示しているが、これらの表面はこれら表面により血管132が両断される限りにおいて任意のサイズ及び形状とすることができる。さらに第1〜第Nの表面140〜144は必ずしもトランスジューサ面138から等距離に形成させる必要はなく、また異なる向きを有するように規定されることがある。例えば第1の表面140がトランスジューサ面138から等距離に形成されている場合、この表面を形成する複数の点の各々はトランスジューサ面138まで同じ最短距離を有している。
矢印146は血管132内において第1〜第Nの表面140〜144を通過する血流の真の速度プロフィールを示している。プロセッサ116は、第1の表面140がトランスジューサ面138と平行であるか否か、したがって超音波ビームを90度で受け取っているか否かを判定する。否であれば、適当な各超音波ビーム(複数のこともある)の送信方向(あるいは、そのビームをなす超音波走査線148の部分組)は、第1の表面140に対して直交するすなわち90度となるようにステアリングすなわち方向付けされる。この例ではその走査線148を、90度の角度150で第1の表面140(またしたがって、第2〜第Nの表面142及び144)を両断するように調整することがある。次いで第1〜第Nの表面140〜144の各々を通過するフローボリュームが計算される。これらの結果を一緒に平均して計算のS/Nを向上させることができる。
図4は、ある具体的な血管内を通過する血液量を決定するためにトランスジューサ面と平行でない表面を用いている一例を表している。トランスジューサ面138を有する探触子106を、その内部に血管154を有する走査ボリューム152と共に表している。探触子106の向きはシステム100により知られており、ボリューム152の収集に使用する超音波エネルギーの送信方向についても同様である。
オペレータはユーザ入力120(図1)を用いて表面160を規定し、続いてこれを修正することがある。例えば処理時間の短縮または処理速度の最適化のために、その表面160が血管154の断面だけを含むように、あるいは血管154の断面と若干量の周辺組織だけを含むように表面160の直径を縮小することがある。さらに表面160は、凹型と凸型のいずれかの曲線、凸凹した線、または解剖学的構造に従うようにするなどオペレータの規定した特有の表面などの形状といった任意の形状となるように規定または修正することができる。
この例では、表面160を血管154と交差して延びるように規定しているが、ボリューム152の撮像域と交差するように延びていない。さらに表面160はトランスジューサ面138と平行でない。換言すると表面160は、トランスジューサ面138から不等の距離にある一連の点164、165、166及び167として規定されている。超音波ビームが表面(複数のこともある)と90度で交差するようにステアリングすることに関しては限界が存在することがあることを理解すべきである。例えば探触子106の機能及び幾何学構成によって、その角度を超えると超音波ビームをステアリングしてその表面に対して90度交差を実現できなくなる最大角度を決定することができる。
システム10または100は、正しいビーム−表面方向を維持するような適当な超音波ビーム形成を計算しており、またしたがって超音波ビームの部分組168など超音波ボリューム152または該ボリューム152の一部分は、表面160と交差する超音波ビームが90度の角度162を形成するようにステアリングされる(表面160の走査に用いる部分組168及び/または超音波ビームの全部が図示されているわけではない)。ユーザが表面160のサイズ、位置、形状、向きその他を修正すると、システム100は新たな超音波ビーム形成を計算する。したがって、修正した表面を走査するには超音波ビームの異なる部分組が使用されることがある。
走査開口が使用されることもある。例えばトランスジューサ面138と比べてかなり小さい凹型表面を規定する場合、走査開口をトランスジューサ面138上の異なる位置まで移動させ凹型表面を90度で交差させることがある。任意選択では、凹型や凸型の表面など単一の表面の走査に複数の走査開口を使用することがある。
図5は、血管を通過するボリュメトリックフロー情報を計算するための方法を表している。200では、患者のボリュメトリック走査が開始される。202では、このボリュメトリック走査に基づく画像が、図1のディスプレイ118上などに表示される。計測しようとする血管(複数のこともある)の直径全体が表示させた画像内部にある。図3のボリューム130などのボリュームは、処理しようとする血管の直径全体が確実にボリューム130の内部に来るようにして3Dで表示させることが望ましい。別の実施形態では、ボリュメトリック走査に基づいた2D画像を表示させることがある。
204では、オペレータが関心対象血管を両断する表面を規定する。オペレータは上で検討したように、ユーザ入力120(図1)を使用することがあり、また表面の箇所、形状、サイズ及び/または向きを変更することがある。図4に戻ると表面160は血管154を通過して延びるように規定されているが、ボリューム152全体と交差するように延びていない。図3に戻ると、第1の表面140は血管132を両断し、ボリューム130全体と交差して延びるように規定されることがある。別の実施形態では、その表面がボリュームではなく2D画像上で規定されることがある。次いで3Dでの走査を用いてその表面に関連するデータを収集することがあり、この際にその3D走査は任意選択で、より大きなボリュームからのデータを収集しないことがある。206では、オペレータが別の表面の規定を希望する場合に、本方法は204に戻る。図3の例では、オペレータは上で検討したように第2〜第Nの表面142及び144を規定する。
図6は、同じデータボリューム内部の様々な点で複数のボリュメトリックフロー値を検出するために複数の表面が用いられる一例を表している。表面の向きは、複数の及び/または分岐した血管の箇所によって決定されることがあり、またある時点で複数の血管箇所を通過するフローボリュームが同時に計測されることがある。トランスジューサ面138を有する探触子106を収集ボリューム170と共に表している。主血管172はボリューム170の内部にあり、血管分岐点174において第1及び第2の血管176及び178に分岐している。
図5の204に戻るとオペレータは、主血管172と第1及び第2の血管176及び178とのそれぞれを両断または通過して延びるような第1、第2及び第3の表面180、182及び184(図6参照)を規定する。第1の表面180は不規則な形状をした表面である。第1、第2及び第3の表面180、182及び184はトランスジューサ面138と平行でない向きに規定されることがある。
208では、プロセッサ116及び/またはビーム形成器110が、表面(複数のこともある)と90度で交差する超音波ビームを送信するために使用するトランスジューサ素子104を決定する。超音波ビーム(複数のこともある)、トランスジューサ素子104の部分組、またはベクトルが表面(複数のこともある)と90度で交差するようにしたがって表面(複数のこともある)と直交するようにステアリングされるように、トランスジューサ素子104がステアリングされることがある。単に一例として、その表面が血管断面全体をカバーするようにした該表面と垂直な超音波ビームまたは視線が決定され、該視線がトランスジューサ面138と交差する箇所を対称性に取り囲むトランスジューサ素子104が使用されている。任意選択ではボリュメトリックデータ組はその表面(複数のこともある)に基づいてセグメント分けされている。図3を参照すると、同じ超音波ビームが第1〜第Nの表面140〜144と90度の角度150で交差し、第1〜第Nの表面140〜144を通過するフローボリュームが検出されている。図6では、第1、第2及び第3の表面180、182及び184のそれぞれが90度の角度186、188及び190のそれぞれで交差するようにトランスジューサ素子104の異なる超音波ビームまたは部分組192、194及び196がステアリングされることがある。上で検討したように、その表面(複数のこともある)の撮像のために複数の開口が使用されることがある。
210では、各表面を通過する3Dフローフラックスを一体化することなどによってプロセッサ116が各表面を通過するフローボリュームをリアルタイムで計算する。212では、204において図3に示すように複数の平行面を規定した場合に、本方法は214に戻り、プロセッサ116は複数の表面からの複数のフローボリューム結果を平均し、これによってS/N特性を向上させた単一のボリュメトリックフロー計算値を提供することがある。本方法は212と214の両方から216に続き、さらにディスプレイ118上に表示させるなど1つまたは複数のボリュメトリックフロー値が出力される。この出力は、数値、グラフ、グラフィック指示、その他などの形態とすることがある(また、表示画像と組み合わせて提供されることがある)。
ボリュメトリックフローはさらに、血管の境界またはエッジを規定することによって定量化することができる。血管断面は単に血管(例えば、血流領域)のみの中間エリアと、血管と組織(例えば、血管壁)の両者の組み合わせを含む境界または血管エッジと、を含む。図5の204などにおいて表面が規定された後、パワードプラ及び/またはB−フローを用いるなどによって血管境界を決定することができる。B−フローでは、そのフロー及び組織データがBモードで同時に表示される。パワードプラでは、その信号は境界に近づくほど小さくなる。B−フローでは、フロー信号の強度が血管壁に近づくほど減少する。
血管の中間部で検出したボリュメトリックフローデータにはある所定量(例えば、100パーセント)で重み付けし、一方血管エッジに沿って検出したボリュメトリックフローデータには別の量(例えば、より低い量)で重み付けすることがある。換言するとフロー全体の決定の際に、血管壁の近くで検出した信号は、血管の中心近くで検出した信号と比べてその重み付けを小さくしている。したがってこの重み付けは血管の断面全体にわたって変動させることがある。さらに、境界の近くで検出した信号に適用すべき重み係数の指示を提供するためにパワードプラ信号の低減率を用いることがある。したがって、この重み付け量の低減は事前決定されること、かつ/または血管の検出構造に基づくことがある。
少なくとも1つの実施形態の技術的効果は、血管を通過して延びる表面に基づいて3Dデータ組内部で血管を通過するフローボリュームを計算する能力である。この表面は、3Dデータ組を収集する探触子のトランスジューサ面と平行でないことがある。適用可能な超音波ビーム(複数のこともある)をその表面と90度で交差させるようにステアリングするためにビーム形成及び/または複数の開口が使用されることがある。信号対雑音特性を向上させた平均フローボリュームを提供するように、互いに平行な複数の表面が使用されることがある。さらに、3Dデータ組の内部で互いに分離された複数の表面が規定されることがある。複数の表面の各々は、トランスジューサ面ではなく解剖学構造に基づいて方向設定されることがあり、またこのためトランスジューサ面と平行でないこと、かつ/またはトランスジューサ面に対して等距離でないことがある。複数の表面を用いることによって、複数の血管を通過するボリュームフローを同時に決定することができる。
上の記述は例示であって限定でないことを理解されたい。例えば上述の実施形態(及び/または、その態様)は、互いに組み合わせて使用されることがある。さらに、具体的な状況や材料を本発明の教示に適応させるように本趣旨を逸脱することなく多くの修正を実施することができる。本明細書に記載した材料の寸法及びタイプは本発明のパラメータを規定することを意図しており、これらは決して限定ではなく実施形態の例示である。上の記述を検討することにより当業者には別の多くの実施形態が明らかとなろう。本発明の範囲はしたがって、添付の特許請求の範囲、並びに本請求範囲が規定する等価物の全範囲を参照しながら決定されるべきである。添付の特許請求の範囲では、「を含む(including)」や「ようになった(in which)」という表現を「を備える(comprising)」や「であるところの(wherein)」という対応する表現に対する平易な英語表現として使用している。さらに添付の特許請求の範囲では、「第1の」、「第2の」及び「第3の」その他の表現を単にラベル付けのために使用しており、その対象に対して数値的な要件を課すことを意図したものではない。さらに、添付の特許請求の範囲の限定は手段プラス機能形式で記載しておらず、また35 U.S.C.§112、第6パラグラフに基づいて解釈されるように意図したものでもない(ただし、本特許請求の範囲の限定によって「のための手段(means for)」の表現に続いて追加的な構造に関する機能排除の記述を明示的に用いる場合を除く)。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
本発明の一実施形態に従って形成した超音波システムのブロック図である。 本発明の一実施形態に従って形成したハンドヘルド式または携行式超音波撮像デバイスのブロック図である。 本発明の一実施形態に従って互いに平行な少なくとも2つの表面に基づいて血管を通過するフローボリュームを計算する一例を表した図である。 本発明の一実施形態に従ってある具体的な血管内を通過する血液量を決定するためにトランスジューサ面と平行でない表面を用いている一例を表した図である。 本発明の一実施形態に従って血管を通過するボリュメトリックフロー情報を計算するための方法を表した図である。 本発明の一実施形態に従って同じデータボリューム内部の様々な点で複数のボリュメトリックフロー値を検出するために複数の表面が用いられる一例を表した図である。
符号の説明
10 超音波撮像デバイス
12 探触子
14 ディスプレイ
16 プロセッサ
18 メモリ
20 ビーム形成器
22 データメモリ
24 外部デバイス
26 ポート
28 ユーザインタフェース
100 超音波システム
102 送信器
104 トランスジューサ素子
106 探触子
108 受信器
110 ビーム形成器
112 RFプロセッサ
114 RF/IQバッファ
116 プロセッサ
118 ディスプレイ
120 ユーザ入力
122 メモリ
130 ボリューム
132 血管
134 第1の走査面
136 第Nの走査面
138 トランスジューサ面
140 第1の表面
142 第2の表面
144 第Nの表面
146 矢印
148 走査線
150 90度の角度
152 ボリューム
154 血管
156 3D掃引面
160 表面
162 90度の角度
164 点
165 点
166 点
167 点
168 部分組
170 ボリューム
172 主血管
174 血管分岐点
176 第1の血管
178 第2の血管
180 第1の表面
182 第2の表面
184 第3の表面
186 90度の角度
188 90度の角度
190 90度の角度
192 超音波ビームまたは部分組
194 超音波ビームまたは部分組
196 超音波ビームまたは部分組
200 患者を走査する
202 画像を表示する
204 表面を規定する
206 別の表面を規定するか?
208 表面と90度で交差するように超音波ビームをステアリングする
210 表面を通過するフローボリュームを計算する
212 複数の平行面を規定したか?
214 フロー値を平均する
216 1つまたは複数のフロー値を出力する
230 マイクロフォン

Claims (10)

  1. 超音波ビーム192を患者に放出するトランスジューサ面138を備えた超音波探触子106であって、
    血管172を含む超音波データボリューム170を収集する探触子106と、
    前記ボリューム170に基づいて画像上で第1の表面180を規定するためのユーザインタフェース120であって、該第1の表面180は前記血管172を両断しており、該第1の表面180はさらにその少なくとも幾つかが前記トランスジューサ面138に対して不等の距離に配置されている複数の点164、165、166、167を含む前記ユーザインタフェース120と、
    前記第1の表面180と90度の角度162で交差するように超音波ビーム192の部分組のステアリングを制御し、該第1の表面180に対応する超音波データに基づいて前記血管172を通過する第1のボリュメトリックフロー情報を計算するように構成されたプロセッサ116と、
    を備え
    前記ユーザインタフェース120はさらに第2の血管178を両断する第3の表面184を規定しており、第1の表面180と前記第3の表面184は互いに平行ではなく、前記プロセッサ116は前記第3の表面184に対応する超音波データに基づいて前記第2の血管178を通過する第3のボリュメトリックフロー情報を前記第1のボリュメトリックフロー情報と同時に決定する、
    超音波システム100。
  2. 前記ユーザインタフェース120はさらに血管172を両断する第2の表面142を規定しており、第1の表面と第2の表面180、142は互いに平行であり、前記プロセッサ116は第2の表面142に対応する超音波データに基づいて血管172を通過する第2のボリュメトリックフロー情報を計算しており、該プロセッサ116は前記ボリュメトリックフロー情報と該第2のボリュメトリックフロー情報を平均している、請求項1に記載の超音波システム100。
  3. 前記ユーザインタフェース120はさらに前記血管172と交差する第2の表面182を規定しており、前記プロセッサは超音波ビーム192の第2の部分組194を第2の表面182と90度の角度188で交差するようにステアリングしており、該プロセッサ116は第2の表面182に対応する超音波データに基づいて血管172を通過する第2のボリュメトリックフロー情報を計算している、請求項1に記載の超音波システム100。
  4. 前記ユーザインタフェース120はさらに前記血管172から分岐する第1の血管176と交差する、前記第1及び第3の表面180、184と平行ではない第4の表面182を規定しており、前記プロセッサは前記第4の表面182と90度の角度188で交差するように該第4の表面182に関連付けされた超音波ビーム194をステアリングしており、該プロセッサ116は前記第4の表面182に対応する超音波データに基づいて第4のボリュメトリックフローを前記第1及び第3のボリュメトリックフローと同時に計算している、請求項1乃至3のいずれかに記載の超音波システム100。
  5. 前記表面180は、平面、凹面、凸面及び不規則形状表面のうちの1つであり、
    前記ユーザインタフェース120は、表面180を第2の表面位置に位置決めするように表面180をトランスジューサ面138に対して調整するための入力を受け取るように構成されており、前記プロセッサ116は表面180が第2の表面位置において90度の角度162で交差するように超音波ビーム192の部分組168をステアリングしている、請求項1乃至4のいずれかに記載の超音波システム100。
  6. 血管172を通過するボリュメトリックフロー情報を計算するための方法であって、
    超音波ビーム192を放出しかつ受け取るためのトランスジューサ面138を備えた超音波探触子106によって血管172を含む超音波データボリューム170を収集する工程と、
    超音波データボリューム170の内部に血管172と交差す第1表面180規定する工程と、
    第2の血管178を両断する、前記第1の表面180と平行ではない第3の表面184を規定する工程と、
    前記第1の表面180に対応する超音波データに基づいて前記血管172を通過する第1のボリュメトリックフロー情報を決定する工程と、
    前記第3の表面184に対応する超音波データに基づいて前記第2の血管178を通過する第3のボリュメトリックフロー情報を前記第1のボリュメトリックフロー情報と同時に決定する工程と、
    を含む方法。
  7. 超音波データボリューム170の内部に血管172と交差すると共に前記第1の表面180から所定の距離に形成した第2の表面182を規定する工程と、
    前記第1及び第2の表面180、182と90度の角度186、188で交差するように該第1及び第2の表面180、182に関連付けされた超音波ビーム192をステアリングする工程と、
    第1及び第2の表面180、182に対応する超音波データに基づいて血管172を通過する平均ボリュメトリックフローを計算する工程と、
    含む請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1及び第2の表面180、182はトランスジューサ面138と平行に形成されている、請求項に記載の方法。
  9. ボリューム170の内部に、その各々が血管172と交差しておりかつその各々が第1及び第2の表面180、182と平行に形成されている複数の表面140、142、144を規定する工程と、
    前記複数の表面140、142、144に対応する超音波データに基づいて血管172を通過する複数のボリュメトリックフローを計算する工程と、
    前記平均ボリュメトリックフローと前記複数のボリュメトリックフローを平均する工程と、
    をさらに含む請求項7または8に記載の方法。
  10. 超音波データボリューム170内で前記血管172から分岐する第1の血管176と交差する、前記第1及び第3の表面180、184と平行ではないの表面18を規定する工程と、
    前記第の表面18と90度の角度188で交差するように該第の表面18に関連付けされた超音波ビーム19をステアリングする工程と、
    前記第の表面18に対応する超音波データに基づいて第4のボリュメトリックフローを前記第1及び第3のボリュメトリックフローと同時に計算する工程と、
    をさらに含む請求項6乃至9のいずれかに記載の方法。
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