JP5313606B2 - シリンジ - Google Patents
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Description
(1) 先端部に突出形成された口部を有する第1のシリンジ外筒と、先端部に突出形成された口部を有する第2のシリンジ外筒とを備え、それらの口部同士が並設された本体部と、
前記第1のシリンジ外筒内に摺動可能に挿入された第1のガスケットと、
前記第2のシリンジ外筒内に摺動可能に挿入された第2のガスケットと、
前記第1のガスケットを前記第1のシリンジ外筒の長手方向に沿って移動操作する第1の押し子と、
前記第2のガスケットを前記第2のシリンジ外筒の長手方向に沿って移動操作する第2の押し子とを備えるシリンジであって、
前記第1の押し子と前記第2の押し子とのうちの一方を移動させたとき、他方が前記一方の押し子と反対方向に移動するように連動させ得る駆動力伝達機構と、
前記第1の押し子と前記第2の押し子とが連動する第1の状態と、連動しない第2の状態とを切り替える切替機構とを備え、
前記駆動力伝達機構は、前記第1の押し子の長手方向に沿って形成された第1のラックギヤと、前記第2の押し子の長手方向に沿って形成された第2のラックギヤと、少なくとも1つのピニオンギヤを有する伝達ギヤとを備え、前記伝達ギヤを介して、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤとが連結し得るよう構成され、
前記切替機構は、前記第1のラックギヤおよび前記第2のラックギヤのそれぞれと前記伝達ギヤとが噛合した状態と、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤとのうちの少なくとも一方と前記伝達ギヤとが噛合しない状態とを切り替えるものであることを特徴とするシリンジ。
前記切替機構は、前記第1の押し子と前記第2の押し子とのうちの一方を、前記伝達ギヤに対して接近・離反させるものである上記(1)に記載のシリンジ。
前記切替機構は、前記第1の押し子の長手方向に対して略垂直な方向に沿って移動可能に設置され、前記第1の押し子を支持するスライダと、
前記第1の押し子の長手方向と略平行な方向に沿って移動可能に設置され、前記スライダに当接し、前記スライダを移動させるシャフトとを有し、
前記シャフトを移動させることにより、前記第1の押し子が前記伝達ギヤに対して接近・離反するよう構成されている上記(1)に記載のシリンジ。
前記切替機構は、前記第2の押し子の長手方向に対して略垂直な方向に沿って移動可能に設置され、前記第2の押し子を支持するスライダと、
前記第2の押し子の長手方向と略平行な方向に沿って移動可能に設置され、前記スライダに当接し、前記スライダを移動させるシャフトとを有し、
前記シャフトを移動させることにより、前記第2の押し子が前記伝達ギヤに対して接近・離反するよう構成されている上記(1)に記載のシリンジ。
前記板状体により前記シャフトを基端方向に移動操作することにより、前記開口から先端側に、前記第2のシリンジ外筒の前記口部の先端部が突出すると共に、前記第2の押し子が前記伝達ギヤに対して接近して前記第1の状態となるよう構成されている上記(5)に記載のシリンジ。
前記第1の状態では、前記第2の押し子は、前記操作部の前記通過部を挿通し得る位置に位置し、
前記第2の状態では、前記第2の押し子は、前記第2の押し子の基端部が前記操作部に当接し得る位置に位置する上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のシリンジ。
また、薬液の注入量、注入速度の調節を容易に行うことができる。
なお、本発明は、例えば、生体内に液体を注入しつつ、生体内から液体を吸引する際に用いられるシリンジに適用することができるが、下記の実施形態では、代表的に、本発明を動脈瘤内に薬液を注入しつつ、動脈瘤内から血液を吸引する際に用いられるシリンジ(動脈瘤に対して用いられるシリンジ)に適用した場合について説明する。
図1は、本発明のシリンジの第1実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示すシリンジのスライダを示す背面図、図3は、図1に示すシリンジのシャフトを示す側面図、図4は、図1に示すシリンジのスライダおよびその近傍を示す斜視図、図5は、図1に示すシリンジの本体部の図1中のA−A線での断面図(横断面図)、図6は、図1に示すシリンジの本体部の図1中のB−B線での断面図(横断面図)、図7〜図10は、それぞれ、図1に示すシリンジの作用を説明するための斜視図である。
ガスケット6の構成材料としては、特に限定されず、前述したガスケット5の構成材料として例示したものと同様のものを用いることができる。
これによって、容易、迅速、かつ安全に、動脈瘤内に薬液を注入することができる。
図11は、本発明のシリンジの第2実施形態におけるスライダを示す背面図、図12は、本発明のシリンジの第2実施形態におけるシャフトを示す側面図である。
そして、このシリンジ1では、第1実施形態に比べ、部品点数を削減することができ、構造を簡素化することができる。
図13は、本発明のシリンジの第3実施形態における伝達ギヤおよびその近傍を示す側面図である。
すなわち、図13に示すように、第3実施形態のシリンジ1では、伝達ギヤ18が、互いに異なるギヤ比(歯数)を有し、同心的に配置された2つのピニオンギヤ181および182で構成されている。図示の構成では、ピニオンギヤ181の歯数は、ピニオンギヤ182の歯数よりも少なく設定されており、これらのピニオンギヤ181および182は、一体的に形成されている。
そして、このシリンジ1では、ピニオンギヤ181とピニオンギヤ182のギヤ比を変更することで、外筒3の内径や外筒4の内径を変更することなく、吸引側の流量(吸引速度)と、注入側の流量(注入速度)の比率を自在に変更することができる。
また、第3実施形態は、前述した第1実施形態および第2実施形態に適用することができる。
2 本体部
21 突出部
22 突起
3 外筒
31 縮径部
32 貯液空間
4 外筒
41 縮径部
42 貯液空間
5 ガスケット
6 ガスケット
7 押し子
71 ラックギヤ
8 押し子
81 ラックギヤ
82 先端部
9 操作部
91 開口
11 ピニオンギヤ
12 スライダ
121 開口
122 当接部
123 切り欠き部
124 溝
125 開口
13 シャフト
131 凹部
132 垂直面
133 傾斜面
134 凸部
14 バネ
141 直線部
142 巻回部
15 ガイドシャフト
16 プレート
161 開口
17 ピン
18 伝達ギヤ
181、182 ピニオンギヤ
Claims (10)
- 先端部に突出形成された口部を有する第1のシリンジ外筒と、先端部に突出形成された口部を有する第2のシリンジ外筒とを備え、それらの口部同士が並設された本体部と、
前記第1のシリンジ外筒内に摺動可能に挿入された第1のガスケットと、
前記第2のシリンジ外筒内に摺動可能に挿入された第2のガスケットと、
前記第1のガスケットを前記第1のシリンジ外筒の長手方向に沿って移動操作する第1の押し子と、
前記第2のガスケットを前記第2のシリンジ外筒の長手方向に沿って移動操作する第2の押し子とを備えるシリンジであって、
前記第1の押し子と前記第2の押し子とのうちの一方を移動させたとき、他方が前記一方の押し子と反対方向に移動するように連動させ得る駆動力伝達機構と、
前記第1の押し子と前記第2の押し子とが連動する第1の状態と、連動しない第2の状態とを切り替える切替機構とを備え、
前記駆動力伝達機構は、前記第1の押し子の長手方向に沿って形成された第1のラックギヤと、前記第2の押し子の長手方向に沿って形成された第2のラックギヤと、少なくとも1つのピニオンギヤを有する伝達ギヤとを備え、前記伝達ギヤを介して、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤとが連結し得るよう構成され、
前記切替機構は、前記第1のラックギヤおよび前記第2のラックギヤのそれぞれと前記伝達ギヤとが噛合した状態と、前記第1のラックギヤと前記第2のラックギヤとのうちの少なくとも一方と前記伝達ギヤとが噛合しない状態とを切り替えるものであることを特徴とするシリンジ。 - 前記第1の押し子と前記第2の押し子とのうちの一方は、前記伝達ギヤに対して接近・離反可能であり、
前記切替機構は、前記第1の押し子と前記第2の押し子とのうちの一方を、前記伝達ギヤに対して接近・離反させるものである請求項1に記載のシリンジ。 - 前記伝達ギヤは、前記第1の押し子と前記第2の押し子の間に配置され、前記第1の押し子は、前記伝達ギヤに対して接近・離反可能であり、
前記切替機構は、前記第1の押し子の長手方向に対して略垂直な方向に沿って移動可能に設置され、前記第1の押し子を支持するスライダと、
前記第1の押し子の長手方向と略平行な方向に沿って移動可能に設置され、前記スライダに当接し、前記スライダを移動させるシャフトとを有し、
前記シャフトを移動させることにより、前記第1の押し子が前記伝達ギヤに対して接近・離反するよう構成されている請求項1に記載のシリンジ。 - 前記伝達ギヤは、前記第1の押し子と前記第2の押し子の間に配置され、前記第2の押し子は、前記伝達ギヤに対して接近・離反可能であり、
前記切替機構は、前記第2の押し子の長手方向に対して略垂直な方向に沿って移動可能に設置され、前記第2の押し子を支持するスライダと、
前記第2の押し子の長手方向と略平行な方向に沿って移動可能に設置され、前記スライダに当接し、前記スライダを移動させるシャフトとを有し、
前記シャフトを移動させることにより、前記第2の押し子が前記伝達ギヤに対して接近・離反するよう構成されている請求項1に記載のシリンジ。 - 前記切替機構は、前記シャフトの先端部に設置され、前記第2のシリンジ外筒の前記口部が挿通し得る開口を有する板状体を備える請求項3または4に記載のシリンジ。
- 前記第2の状態では、前記第2のシリンジ外筒の前記口部の先端部の位置と、前記板状体の前記開口の位置とが略一致しており、
前記板状体により前記シャフトを基端方向に移動操作することにより、前記開口から先端側に、前記第2のシリンジ外筒の前記口部の先端部が突出すると共に、前記第2の押し子が前記伝達ギヤに対して接近して前記第1の状態となるよう構成されている請求項5に記載のシリンジ。 - 前記第1の押し子の基端部に固着され、前記第2の押し子が通過し得る通過部を有する、前記第1の押し子および前記第2の押し子に共通の操作部を備え、
前記第1の状態では、前記第2の押し子は、前記操作部の前記通過部を挿通し得る位置に位置し、
前記第2の状態では、前記第2の押し子は、前記第2の押し子の基端部が前記操作部に当接し得る位置に位置する請求項1ないし6のいずれかに記載のシリンジ。 - 前記切替機構により前記第2の状態とすることで、前記第1のシリンジ外筒内での前記第1のガスケットの位置と、前記第2のシリンジ外筒内での前記第2のガスケットの位置とをそれぞれ独立して調整し得るよう構成されている請求項1ないし7のいずれかに記載のシリンジ。
- 当該シリンジは、前記第1のシリンジ外筒内に液体を充填し、この状態で、前記切替機構により前記第1の状態とし、前記第1の押し子により前記第1のガスケットを先端方向に移動操作して使用するものである請求項1ないし8のいずれかに記載のシリンジ。
- 前記第2のガスケットの先端の中央部にピンが設けられている請求項1ないし9のいずれかに記載のシリンジ。
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