JP5312371B2 - 映像監視システム及び監視映像表示装置 - Google Patents
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Description
例えば、以下の特許文献1に開示されている映像監視システムでは、複数の監視カメラの配置位置を示す地図を操作端末の画面に表示するとともに、監視カメラのシンボル(カメラアイコン)を地図上に表示している。
そして、映像監視システムでは、ユーザが地図上に表示されているカメラアイコンをクリックすると、そのカメラアイコンに対応する監視カメラを選択して、その監視カメラの監視映像を監視モニタに表示するようにしている。
図1はこの発明の実施の形態1による映像監視システムを示す構成図である。
図1では、監視対象エリアが2箇所存在している例を示しているが、監視対象エリアが2箇所に限るものではなく、例えば、監視対象エリアが3箇所以上存在していてもよい。
図1において、固定カメラ1は監視対象エリア(1)内に設置されている固定の監視カメラである。
旋回カメラ2は監視対象エリア(1)内に設置されている旋回可能な監視カメラであり、撮影範囲が旋回に伴って変化する。
旋回カメラ3,5は監視対象エリア(2)内に設置されている旋回可能な監視カメラであり、撮影範囲が旋回に伴って変化する。
監視映像表示装置6は例えば監視室に設置されており、監視対象エリア(1)又は監視対象エリア(2)内に配置されている監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)の監視映像を表示する装置である。
図1では、1台の監視映像表示装置6が監視室に設置されている例を示しているが、2台以上の監視映像表示装置6が監視室に設置されていてもよい。
カメラ情報記憶部12は監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)が配置されている監視対象エリア(1)(2)内の位置(X,Y)、監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)の撮影範囲及び旋回カメラ2,3,5の撮影可能範囲(旋回に伴って撮影が可能になる範囲)を示すカメラ情報を記憶しているRAMやハードディスクなどの記録媒体である。
その他、カメラ情報には、監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)の画質を示すカメラ画質情報や、監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)に関するネットワーク設定を示すカメラネットワーク情報や、監視カメラが固定カメラであるのか、旋回カメラであるかを示すカメラ可動情報などを含んでいる。
なお、カメラ情報記憶部12はカメラ情報記憶手段を構成している。
カメラ選択部15は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、複数の監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)の中から、操作受付部14により受け付けられた監視対象の地点(以下、「指定地点」と称する)を撮影範囲又は撮影可能範囲内に含んでいる監視カメラを選択する処理を実施する。
なお、操作受付部14及びカメラ選択部15からカメラ選択手段が構成されている。
ただし、映像受信処理部16はカメラ選択部15により選択された監視カメラが、指定地点を撮影可能範囲内に含んでいるが、指定地点を撮影範囲内に含んでいない旋回カメラ2,3,5である場合、指定地点を撮影範囲内に含む位置まで旋回カメラ2,3,5が旋回されてから、旋回カメラ2,3,5の監視映像を受信する処理を実施する。
カメラ制御部18は例えばCPUを実装している半導体集積回路、あるいは、ワンチップマイコンなどから構成されており、旋回カメラ2,3,5の旋回等を制御する制御回路である。
なお、映像受信処理部16、監視映像表示部17及びカメラ制御部18から監視映像表示手段が構成されている。
監視モニタ20は監視映像表示部17の指示の下、監視カメラ(固定カメラ1,4、旋回カメラ2,3,5)の監視映像を表示する表示機器である。
図2はこの発明の実施の形態1による映像監視システムの処理内容を示すフローチャートである。
図3において、カメラアイコン31は固定カメラ1,4を地図上に表示する際のシンボルである。
撮影範囲32は固定カメラ1,4のカメラ情報に含まれている情報であり、撮影範囲32は固定カメラ1,4の画角33と撮影可能距離34から決定される。ただし、撮影範囲32は、範囲として示されるものであれば、図3に示すような扇形でなくてもよい。
撮影可能距離34は監視対象エリア(1)(2)の監視状況によって決定される撮影可能な距離である。
なお、35は固定カメラ1,4の撮影方向である。
図4において、カメラアイコン41は旋回カメラ2,3,5を地図上に表示する際のシンボルである。
撮影範囲42は旋回カメラ2,3,5のカメラ情報に含まれている情報であり、撮影範囲42は旋回カメラ2,3,5の画角43と撮影可能距離44から決定される。ただし、撮影範囲42は、範囲として示されるものであれば、図4に示すような扇形でなくてもよい。
撮影可能距離44は監視対象エリア(1)(2)の監視状況によって決定される撮影可能な距離である。45は旋回カメラ2,3,5の撮影方向である。
撮影可能範囲46は旋回カメラ2,3,5のカメラ情報に含まれている情報であり、旋回カメラ2,3,5が旋回することによって撮影が可能になる範囲である。
ユーザが所望の地点の監視映像を見る場合、操作受付部14を操作して、その地点が存在している監視対象エリアを指定する(ステップST1)。
図1の例では、映像監視システムが2つの監視対象エリア(1)(2)を有しているので、ユーザが監視対象エリア(1)又は監視対象エリア(2)を選択する。
ここでは、説明の便宜上、ユーザが監視対象エリア(1)を選択するものとして、以下の説明を行う。
操作受付部14は、ユーザが監視対象エリア(1)を指定すると、監視対象エリア(1)が指定された旨を地図表示部13に通知する。
また、地図表示部13は、カメラ情報記憶部12から監視対象エリア(1)に設置されている監視カメラ(固定カメラ1、旋回カメラ2)のカメラ情報を読み取り、そのカメラ情報を参照して、固定カメラ1及び旋回カメラ2が配置されている監視対象エリア(1)内の位置(X,Y)を確認し、その位置(X,Y)に対応する地図上のポイントに固定カメラ1のカメラアイコン31と旋回カメラ2のカメラアイコン41を表示する(ステップST3)。
ここで、図5は地図表示部13により表示された監視対象エリア(1)の地図の一例を示す説明図である。
図5の例では、地図上に固定カメラ1及び旋回カメラ2の撮影範囲32,42と、旋回カメラ2の撮影可能範囲46が表示されている。
ユーザは、操作モニタ19を見ながら、操作受付部14を操作して、監視を希望する地点を指定する(ステップST5)。
ここでは、説明の便宜上、図5に示している地点P1,P2,P3,P4,P5が、ユーザが監視を希望する地点であるとして、ユーザが順番に地点P1,P2,P3,P4,P5を指定するものとする。
ただし、ユーザが地点P1,P2,P3,P4,P5以外の地点を指定してもよいことは言うまでもない。
操作受付部14は、ユーザが監視対象の地点を指定すると、その指定地点をカメラ選択部15に通知する。
カメラ選択部15は、その指定地点が固定カメラ1の撮影範囲32内に含まれていれば、監視映像を受信する対象の監視カメラとして固定カメラ1を選択する。また、その指定地点が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれていれば、監視映像を受信する対象の監視カメラとして旋回カメラ2を選択する(ステップST7)。
例えば、指定地点が地点P1,P4であれば、固定カメラ1が選択され、指定地点が地点P2であれば、旋回カメラ2が選択される。
カメラ選択部15は、その指定地点が旋回カメラ2の撮影可能範囲46内に含まれていれば、監視映像を受信する対象の監視カメラとして旋回カメラ2を選択する(ステップST9)。
例えば、指定地点が地点P3,P4であれば、旋回カメラ2が選択される。
一方、その指定地点が旋回カメラ2の撮影可能範囲46内に含まれていなければ、監視映像を受信する対象の監視カメラの選択を行わない(ステップST10)。
例えば、指定地点が地点P5であれば、地点P5の映像を表示することが可能な監視カメラが存在しないので、いずれの監視カメラも選択されない。
この場合、指定地点の監視映像が無い旨を示すコメントが監視映像表示部17を通じて監視モニタ20に表示される。
したがって、この場合、指定地点が地点P4であれば、固定カメラ1と旋回カメラ2の双方が選択される。
例えば、指定地点が地点P3又はP4である場合、地点P3又はP4が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれるように、旋回カメラ2の旋回を制御する。
図6は地点P3が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれるように、旋回カメラ2が旋回された状態を示す説明図である。
また、図7は地点P4が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれるように、旋回カメラ2が旋回された状態を示す説明図である。
なお、旋回カメラ2の旋回動作は、指定地点が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれるまで行われるが、その指定地点が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれた直後に停止するようにしてもよいし、その指定地点が旋回カメラ2の撮影方向45の直線上に重なったときに停止するようにしてもよい(図4及び図7参照)。
また、映像受信処理部16は、カメラ選択部15により旋回カメラ2が選択された場合、その旋回カメラ2から送信される監視映像を受信して、その監視映像を監視映像表示部17に出力する(ステップST12)。
ただし、映像受信処理部16は、カメラ制御部18が旋回カメラ2の旋回を制御している場合、その旋回の制御が完了して、指定地点が旋回カメラ2の撮影範囲42内に含まれるようになってから、その旋回カメラ2から送信される監視映像を受信して、その監視映像を監視映像表示部17に出力する。
なお、映像受信処理部16から固定カメラ1及び旋回カメラ2の監視映像の双方を受けている場合、監視モニタ20の画面を分割して、双方の監視映像を表示するようにしてもよいし、2つの監視映像を時分割で表示するようにしてもよい。
また、監視モニタ20が2台用意されていれば、それぞれの監視映像を別々の監視モニタ20に表示するようにしてもよい。
上記実施の形態1では、指定地点を撮影範囲又は撮影可能範囲内に含んでいる監視カメラが複数存在している場合、カメラ選択部15が複数の監視カメラを選択し、監視映像表示部17が複数の監視カメラの監視映像を監視モニタ20に表示するものについて示したが、ユーザが操作受付部14を操作して、いずれか1つの監視映像を選択し、その監視映像を表示するようにしてもよい。
上記実施の形態1では、カメラ選択部15により固定カメラと旋回カメラの双方が選択されるケースとして、固定カメラと旋回カメラの撮影範囲が共に指定地点を含んでいるケース(1)と、固定カメラの撮影範囲が指定地点を含み、かつ、旋回カメラの撮影可能範囲が指定地点を含んでいるケース(2)とを示している。
ケース(2)が適用される場合、監視映像表示部17が固定カメラ及び旋回カメラの監視映像を監視モニタ20に表示してもよいが、旋回カメラを旋回させずに、固定カメラの監視映像のみを監視モニタ20に表示するようにしてもよい。
上記実施の形態1では、指定地点を撮影範囲内に含んでいる監視カメラ(固定カメラ、旋回カメラ)が存在していない場合、指定地点を撮影可能範囲内に含んでいる旋回カメラを確認するものについて示したが、監視カメラ(固定カメラ、旋回カメラ)がパン移動、チルト移動又はフォーカス移動を実施する機能を備えている場合、指定地点を撮影範囲の中に含んでいる監視カメラ(固定カメラ、旋回カメラ)が存在していなければ、カメラ選択部15が、各監視カメラのパン移動、チルト移動又はフォーカス移動を実施し、指定地点を撮影範囲内に含むことになった監視カメラ(固定カメラ、旋回カメラ)を選択するようにしてもよい。
この場合も、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
Claims (6)
- 監視対象エリア内に設置されている複数の監視カメラと、上記監視対象エリアの地図情報を記憶している地図情報記憶手段と、上記監視カメラが配置されている監視対象エリア内の位置及び上記監視カメラの撮影範囲を示すカメラ情報を記憶しているカメラ情報記憶手段と、上記地図情報記憶手段により記憶されている地図情報にしたがって上記監視対象エリアの地図を操作モニタに表示する一方、上記カメラ情報記憶手段により記憶されているカメラ情報を参照して、上記監視カメラが配置されている監視対象エリア内の位置を確認し、上記位置に対応する上記地図上のポイントに上記監視カメラのシンボルを表示するとともに、上記監視カメラの撮影範囲を上記地図上に表示する地図表示手段と、上記複数の監視カメラの中から、監視対象の地点を撮影している監視カメラを選択するカメラ選択手段と、上記カメラ選択手段により選択された監視カメラの監視映像を監視モニタに表示する監視映像表示手段とを備え、
上記監視カメラが旋回カメラであり、旋回に伴って撮影が可能になる撮影可能範囲が上記カメラ情報に含まれている場合、上記地図表示手段が上記カメラ情報を参照して、上記監視カメラの撮影範囲及び撮影可能範囲を地図上に表示することを特徴とする映像監視システム。 - カメラ選択手段は、監視対象の地点が指定された場合、カメラ情報記憶手段により記憶されているカメラ情報を参照して、複数の監視カメラの中から、上記指定の地点を撮影範囲内に含んでいる監視カメラを選択することを特徴とする請求項1記載の映像監視システム。
- カメラ選択手段は、監視対象の地点が指定された場合、カメラ情報記憶手段により記憶されているカメラ情報を参照して、複数の監視カメラの中から、上記指定の地点を撮影範囲又は撮影可能範囲内に含んでいる監視カメラを選択することを特徴とする請求項1記載の映像監視システム。
- 監視映像表示手段は、カメラ選択手段により選択された監視カメラが、指定の地点を撮影可能範囲内に含んでいるが、上記指定の地点を撮影範囲内に含んでいない監視カメラである場合、上記指定の地点を撮影範囲内に含む位置まで上記監視カメラが旋回されてから、上記監視カメラの監視映像を監視モニタに表示することを特徴とする請求項3記載の映像監視システム。
- カメラ選択手段は、監視カメラがパン移動、チルト移動又はフォーカス移動を実施する機能を備えている場合、指定された監視対象の地点を撮影範囲内に含んでいる監視カメラが存在しなければ、上記監視カメラのパン移動、チルト移動又はフォーカス移動を実施し、指定された監視対象の地点を撮影範囲内に含むことになった監視カメラを選択することを特徴とする請求項2記載の映像監視システム。
- 複数の監視カメラが設置されている監視対象エリアの地図情報を記憶している地図情報記憶手段と、上記監視カメラが配置されている監視対象エリア内の位置及び上記監視カメラの撮影範囲を示すカメラ情報を記憶しているカメラ情報記憶手段と、上記地図情報記憶手段により記憶されている地図情報にしたがって上記監視対象エリアの地図を操作モニタに表示する一方、上記カメラ情報記憶手段により記憶されているカメラ情報を参照して、上記監視カメラが配置されている監視対象エリア内の位置を確認し、上記位置に対応する上記地図上のポイントに上記監視カメラのシンボルを表示するとともに、上記監視カメラの撮影範囲を上記地図上に表示する地図表示手段と、上記複数の監視カメラの中から、監視対象の地点を撮影している監視カメラを選択するカメラ選択手段と、上記カメラ選択手段により選択された監視カメラの監視映像を監視モニタに表示する監視映像表示手段とを備え、上記監視カメラが旋回カメラであり、旋回に伴って撮影が可能になる撮影可能範囲が上記カメラ情報に含まれている場合、上記地図表示手段が上記カメラ情報を参照して、上記監視カメラの撮影範囲及び撮影可能範囲を地図上に表示することを特徴とする監視映像表示装置。
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