JP5311163B1 - 小型トラックの荷台カバーシート - Google Patents

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Abstract

【課題】雨水案内板を運転席後壁に備えた小型トラックの荷台を、防雨シートによってカバーする扱い易く効果的な荷台の防雨雪手段を得る。
【解決手段】荷台用カバーシート前辺の一部を車体上方の枠に吊り固定して三方へ排水勾配を取り、シート前辺に前垂れを設置しこれを弛ませて雨水案内板の裏側でその端部を運転席後壁に着脱自在に係止することでシート前辺と運転席後壁間に前垂れ雨樋を構成し、運転席後壁を伝い下る雨水と従来開口部へ直接降り込んでいた雨水を該前垂れ雨樋に受け、その端部から外部へ排水する。シート中央部内側に背骨となる縦骨を固定、この縦骨ソケット継手部に横骨を嵌着して骨格を構成し、この横骨の持つ弾力で円弧状に荷台左右の煽り板間に張設して積雪重量を支持する。
【選択図】図1

Description

発明の属する産業分野
本発明は小型トラック荷台の雨除けカバーシートに関するものである。
カバーシートのうち積載貨物を雨水から守ることを専ら目的とするものが幌を含む貨物カバーシートであり、本発明が対象とするものは、貨物の有無にかかわりなく荷台を雨水から守ることを目的とする荷台カバーシートである。
この荷台カバーシートは荷台を構成する三方に立ちあがる煽り板の上から平面的に荷台を覆うか、若しくはそのシート前辺の一部だけを車体枠を利用して高い位置に止めて後方と左右に表面排水勾配を取って張り覆う方法が一般的である。
このうち軽トラックにおける荷台の箱を構成するものは、底板のほか前記三方に立ち上がる煽り板と前方に位置する運転席の後壁との四方によってなり、このうち後壁だけが他の三方に比して突出して高くなるがこれは運転席の後壁である故の車体構造の為すところである。
さらにこの運転席後壁が荷台箱を構成する一部となっているのは製造時に運転席後壁と荷台とが一体成形により製造される場合の車体構造であることによるものもあり、この場合は運転席と荷台は分離独立することなく連続一体化しているのが普通である。
このような状況から提案された先行技術に関しては、例えば以下に掲げた特許文献がある。
登録実用新案第3098629号 実用新案出願 実願2012−5952
前述したように連続一体化して製造された車体形状であると荷台の中への雨水浸入を完全に防止することは困難であり、荷台のみをシートで簡単に覆うための防水対応設備が車両側に備わっていないことが車両の一般的形状であるために、完全な雨水対策所望のユーザは頼るべき業界の存在がないことから自ら工作して解決するしか方法がない現状であった。
特に軽トラックの場合は前述した一般的形状の車体構造であるために運転席後壁を伝い下りる雨水の浸入防止は荷台カバーシートでは難しいものになっていた。以下に詳述する。
雨水の不都合な浸入経路は通常三つあり第一の経路は、荷台三方の煽り板の上で荷台全面を平面カバーシートで張り覆った場合でも、シート面高さに対し隣接の一辺である運転席後壁は遥かに高く概ね垂直に構成されているものであるため、その後壁の窓ガラスを含めたその壁面全体に斜め後方から雨が降りつけるとき後壁に当った雨水はその壁を伝い下る経路でシートとの間から荷台上に流れ下って浸入するという問題であった。
その第二は、前記同様に荷台三方の煽り板の上で荷台全面を平面カバーシートで張り覆った場合、シート前辺と運転席後壁との間に開口部となって空間が残るもので、これは各メーカー車とも共通の車体構造によるものでありこれを簡単に解消する手段が一般的に無いためこの開口部から雨水や雪が直接降り込みあるいは舞込み浸入するという問題であった。
この第二の問題の原因については、荷台に平面カバーシートを掛け張るに際し、シート前辺両隅を掛け止める荷台のロープフックが荷台横の最前部ではなく少し後方の位置にあることが普通の車体構造であるために、シートの両隅部をこのフックに掛けたとしてもシート前辺は運転席後壁よりも少し後退した位置で張られることになり後壁との間が開口部として残る結果となる。これは車体構造上から来る欠点であるため部外品である平面シートをもって対応しても解決出来ないものであった。
また、車体の一部である運転席後壁表面に取り付けられた補強枠、所謂鳥居と云われる長尺貨物を掛け受けるための枠体がありこれの下段枠桟に、シート前辺の中央部を吊り固定してシート表面に排水勾配を設けることが一般になされるが、この場合にも固定したシート前辺中央部よりも荷台側面のロープフックはさらに後方の位置にあるため斜め後方に張り止めることとなり運転席後壁との間は三角形に近い開口部が出来るだけでなく張り覆ったシート面にも不規則に深い皺や弛みが出て、風雨の中を走行する車両の過酷な状況下では空気の乱流が起こり雨水や雪が複雑に舞い入る原因ともなっていた。
また別の手段として前記特許文献1の一部に示されるように運転席の屋根を含めて上からシートを掛け降ろすことも可能であるがそうした場合は作業が煩雑増大になるほか、普通の平シートでは後窓からの後方視界を遮蔽することになるために荷台カバーとして通常は実施がなされていない。
第三には、積雪時において箱型である荷台の中に積雪したり、または張設シートが雪の重みで陥没、損壊するなどして雪塊が落ち込み荷台に水が浸入することであった。
従来一般的積雪対策としては、シートを支持する骨組としては重装備になり易いものがあった。これは荷台の中では貨物との兼合いがあるから中央部で垂直的支柱を立てることは出来ない故に無柱構造として骨組の横物材を強固な構造にする必要があったためである。
頑丈な骨格は強固に組立てられ重くて取扱い性が極めて悪くなるのが普通であり、小型トラック用としては不向きなものとなり易かった。即ちシートの一部をめくって貨物の一部を出し入れしたり、全面的に貨物を積み降ろしする場合などに骨組が作業の邪魔になることが多く、雪の浸入を阻止するだけでは実用的なものとはならなかったものである。
このような状況に鑑み本発明においてはトラックの荷台を荷台カバーシートで覆ったときの前述した問題、すなわち、
ア.運転席後壁を伝い下る雨水浸入の防止、
イ.開口部から直接降り込む雨水浸入の防止、
ウ.荷台最前部でシートを張り覆うことが出来ない車体構造上欠点の克服、
エ.簡便で効果的な積雪対策の実現、
この4点について課題とし解決をすることを目的とする。
上記のうちア.イ.については(特許文献2)を踏まえたものである。
荷台用カバーシート前辺の一部を車体上方の枠に吊り固定して三方へ排水勾配を取り、運運転席後外壁に雨水案内板(A)を備えた小型トラックの荷台カバーシートの防雨構造に関するものであって、
荷台カバーシートの前辺(2)に構成する前垂れ(6)を弛(たる)ませてその断面形状が略U字形になるように下端縁部を返し上げ、これを雨水案内板(A)の下から裏側に差し入れ着脱自在な手段で後外壁に係止することでこの間に前記弛みを前垂雨樋(10)として構成し、
雨水案内板(A)上を伝い下る雨水が該前垂雨樋(10)を経てその端部から外部へ自然排出するものであることを特徴とする小型トラックの荷台カバーシートである。
荷台用カバーシート前辺の一部を車体上方の枠に吊り固定して三方へ排水勾配を取り、
請求項1に記載の小型トラックの荷台カバーシートにおいて、
横垂れ(7a),(7b)に対しこれらの前端から後方に向けて適当な長さと強度を有する心棒(12a),(12b)を略水平にそれぞれカバーシート(5)に抱合わせて一体構造をなすように設置したことを特徴とする小型トラックの荷台カバーシートである。
請求項1に記載の小型トラックの荷台カバーシートにおいて、
カバーシート(5)の中央部内側にパイプ材でなる骨組の一部である縦骨(14)を着脱自在に係止固定し、
該縦骨(14)体の少なくとも前後端部二箇所に左右方向を向いた継手ソケット(C)を配設し、
この継手ソケット(C)には着脱自在に横骨(D)の一端を嵌着固定して骨組を構成し他端を荷台左右の煽り板(16a),(16b)間に張設してカバーシートが受ける積雪重量を支持するための骨格を構成し、その素材をビニールパイプにより構成したものであることを特徴とした小型トラックの荷台カバーシート骨組である。
シート前辺に構成する前垂れの端部を断面U字形に返し上げ雨水案内板Aの下からその裏側に差し入れ運転席後壁に着脱自在な手段をもって固着したことによって前垂雨樋を構成し、後窓ガラスを含む運転席後壁を伝い下りる雨水を雨水案内板Aを越えてこの前垂雨樋へと導き流下させ、受けたその雨水を前垂雨樋の両端部から外部へ自然排出するようにしたことで、課題(ア)で掲げた運転席後壁を伝い下りる雨水の浸入を防止することを実現した。
前記前垂雨樋の設置はシート前辺と、それに連続する前垂れによって運転席後壁とを連結させるものであり、その雨樋構成によりシート前辺と運転席後壁間の空間は覆われ閉鎖されるので降り込む開口部の形成自体を無くし課題(イ)を解決したものである。
さらに、荷台横最前部よりも後方に離れた位置にロープフック20aがある車両状況において、シートと抱合わせで設置した心棒をゴムバンドにより下方へ引き張る通常の緊張固定をするだけで一体化された横垂れの最前部が一体として下方に引き張られる一体効果すなわちシート前辺部全体が正規に荷台の左右に引き張られ、課題(ウ)を解決した。これによりシートの弛みや皺の発生が無くなり従来のように走行中に皺の中に雨水が留まったり、風と共に隙間から荷台に舞込み侵入したりすることがなくなった。
課題(エ)の積雪に対し効果的な手段を実現したもので、骨格の素材を軽量で適切な強度を有するビニールパイプを新規に用い、その骨格の依拠すべき対象を車体よりもシートの側に重きを置いたことが新しく、さらにシートと一体化する主材である縦骨に沿って部材を組み立て進めて完成させる方式を編み出したことで、変化する貨物現場に即応できる柔軟性の高いシート骨格システムを完成し課題(エ)を解決したものである。
本発明を実現するに当り既に水密性を必要とする雨水案内板(A)を車体に固着して車体側に常設一体化されたこの技術を活用し、本発明シート部を着脱自在に扱う様にしたことで変化する天候に対して容易かつ即応的良好な取扱い性の実現を見たものである。
図1は本発明カバーシートを軽トラックに装着した状態を示す一部断面を含む一部側面図、 図2は本発明カバーシートの要部を示す縦断面図、 図3は本発明カバーシートを軽トラックに装着した実施例を示す斜視図、 図4は本発明カバーシートを要部を示す一部横断面図、 図5は本発明カバーシートを軽トラックに装着した状態を示す縦断面図、 図6は本発明カバーシートを示す一部横断面図、である。
本発明荷台カバーシートを図面について説明すれば、図1において荷台1の上に位置する煽り板16の上に平に掛け張ったカバーシートの前辺2の少なくとも一箇所を、上方にある車体設備の枠体3に固定手段X4により固定したカバーシートを山形状に形成してシート全体に左右と後方に排水勾配を得る。枠体3はその断面を示す。
別の例として固定箇所を図3に示すXb,Xcのように増すことも良い。
カバーシート5は四辺に夫々裾垂れを有し、前垂れ6、左右に横垂れ7a,7b、後方に後垂れ8があって各々雨水を車外へ受け流す役割を持ち、前垂れ6を除く三方はゴムバンド13などの緊縮弾性体をもって下方のロープフック15に緊張固定される。
特許文献2において壁の上方から流れ伝う雨水を受け流す手段として雨水案内板Aを提案しており、本発明はこの雨水案内板Aの持つ利点を活用した新しい構成を提案するものであって、図2に示す前垂れ6の端部を断面U字形に返し上げて雨水案内板Aの下からその裏側に差し入れ運転席後壁9に着脱自在な固定手段Yをもって係止することで、その間に前垂れの弛みをもって形成する雨樋である前垂雨樋10を構成する。
雨水案内板Aは下向きの煽り状態にありその下端部は前垂雨樋10の中で解放されているから伝い降りた雨水は全てここに導かれ前垂雨樋10に受け止められるのであり、課題(ア)に掲げる雨水が後壁を伝い下る経路で浸入するという問題が解消されるのである。
上記によってシート前辺部2と運転席後壁9との間の従来の開口部は前垂雨樋10によって覆われ閉鎖されるので雨水の降り込みは無しとなり課題(イ)が解決される。
図4について、前垂雨樋10は概ね中央部から両端へ排水勾配を持ち、その両端樋底はシート5の表面O点で合流一体となって消滅し、雨樋機能はこの合流点で終り前記で受けた雨水はこの前垂雨樋10の端からシート5の表面へと自然排水する。
本発明が対象とする小型トラックはメーカーや年式などによって荷台の製作形状が少しづつ異なり、特に図4に示す運転席後窓11の位置が一定ではないことでその下に固着される雨水案内板Aの高さ位置も異なるために各車毎に専用の荷台カバーシートが必要となるものであったが、本発明前垂雨樋10の持つU字形の弛みが高さの調整機能を果すものであり、製作する一種類のカバーシートによって各車種間の荷台構成の差異を吸収することを可能とし、これを複数車種用の荷台カバーシートとして共通化できる効果がある。
上記に示す雨除け構成は、特許文献2の雨水案内板Aは車体に固着して車体側へ一体化し常設された構造であり、本発明カバーシート5の方は着脱自在な固定手段X及びYで自在に設置するものであるため天候に合せてカバーシートの着脱を自在に行う使い分けが容易に出来る。
シート不要時においては該着脱手段によって装着したままでシート全体を荷台前部に畳み置くことも容易であり、状況の変化に合わせて即取り外すことも容易、急な降雨に遭ってもシート再張設することは極めて容易に完了させるなど、カバーシート一枚の簡易な取扱いで防雨対応を容易に完了させ得るものである。
次に、図4及び図5に示す荷台最前部でシートを張り覆うことが出来ない車体構造上の原因が、シート前辺両隅を掛け止めるためのロープフック15が必要な箇所である荷台横の最前部に装備されていないことによるものであることに対して、横垂れ7a及び7bの前端から後方に向けて適切な強度と長さを有する心棒12a及び12bを略水平にシート5に抱合わせて横垂れと一体形を構成し、この心棒12a,12bをゴムバンド13により下方へ引き張る通常の緊張固定をする。
このようにしたカバーシートは通常の緊張固定を行うだけでシート5と心棒12a,12bの一体効果が発揮され、ロープフックの無い箇所であるシート前端隅部も併せてゴムバンド13の緊宿力が働きシートは荷台左右に正規に引き張られシート前辺2が弛むことなくシート5を張り覆うことが実現されるのである。
次いで対積雪に関することを図5について述べると、本発明荷台カバーシート5の骨組はその基本構造の特徴として、従来のような車体に付属させる鉄製による重い骨組ではなく、シートの側に依拠することが可能となるビニールパイプ骨組による軽量構造としたことである。さらにその基準部材である縦骨14がシートの内側定位置に骨材通し19を介して着脱自在に係止されシートと一体化しており、この基準部材を冬季の必要時期に任意設置して置くことで以降は何時でも引き続いて骨格の追加組立てが可能であり完成させることができるようにしたことにある。
それ故にシートの側に付属する骨組構造体であるため先に骨格を組立てることなく降雨仕様としてシートのみを張設使用しながら天候が降雪に変るとき即ち必要とする時に、防雨状態にあるシートを従来のように全解することなく、骨組を追加的要領で組立てを進め積雪仕様に早変りさせる、という高い簡便性と利便性を現す特徴がある。
最初から始める場合の骨格組立て手順としても前記特徴とするシートの前後二箇所を先に車体に係止することが先行する。つまり前端部の着脱自在な固定手段Xと後端部の後垂れ8との二箇所を係止した通常の張設手順を経て骨を組むことに移行するもので、縦骨14の端部である継手ソケットC夫々に横骨D夫々の一端を骨材通し19を介しながら順次嵌め込み連結するとシート5と骨組み全体とが一体化した状態の縦骨一本と横骨四本からなるシートに依拠した骨格が現れる。
続いて図6に示す横骨Dの余長分とその素材の弾力を活用して上方へ弧を張りながら左右の煽り板16a,16b間に張設する。このとき横骨他端の支持鉤部Ddを煽り板16a,16b,の縁へ当接設置することで骨組の車体設置が図6の様に終了し、次いでシート張りの残り作業部分即ちゴムベルト等による緊張張設を行い図5の様に完了する。
このとき支持鉤部Ddを煽り板の縁へ当接設置して積雪などの加重を支持鉤部Ddの四点で支持するが、この時横骨Dを上方へ弧張することによって加重に対する支持力を強化するとともに左右の煽り板間を内側から外方へ張設することは、車体に対する何ら固定用の装置を用いることなく骨格を迅速に安定設置させる効果がある。
常設されている縦骨に対してビス止めなどの固定手段を用いることなく横骨を嵌め込むだけで骨格が出来上がる組み立て式であるため極めて簡便性に優れ、また天候状況に沿った使い分けを容易に可能としたものであり、使用中の骨格が貨物の出し入れ等に邪魔になる時などに横骨一本を抜き外して不都合を一時回避するなどの目前の状況に対応が自在に行えるため利便性が高いシート構造である。
横骨を弧張させることなく従来例のように直線で山形を形成することでも積雪加重を支持する効果が得られるが、本発明のように弧張させてシートを下から上方に突き上げるような緊張効果は積雪塊を下方から自然に突き割る作用が働き、雪を滑り落ち易くする効果がある。従って横骨の形状を予め弧状として成形しておくことも良好な効果が得られる。
構造を簡便なものとするために横骨Dを最低数の2対としたものであるが、これの数を増設することも対積雪において効果がある。
縦骨14の両端を荷台の前後縁に連結することなく荷台平面の中央部附近でシート裏に独立させたことは過剰な構造を避けるための本発明の特徴であり、これはシートの側に付属する骨組とした故に可能となる特徴であってこれによって骨格とその部材寸法を最小限度までコンパクト化することを実現したものである。
前述の例を拡大する例として図5に示すように縦骨14を独立させることなく一端を後部煽り板17に連結して支持することも良く、それによって長くなる縦骨部分である延長縦骨18を着脱自在に備え置くことも扱い易さを実現する効果がある。
本発明になる積雪対応の骨組は全体が継足しによる組立方式であるため、その素材を従来に無かったビニールパイプとしたことに大きな特徴があり、それによって骨格部材全体を軽量コンパクト化することを実現し、車上で分解したときに長大物となる物が存在せず貨物活動中にあって荷台上に置き在っても邪魔にならないという大きな利点がある。
着脱自在な固定手段Xとはシートの鳩目に紐やバンドなどの止め具を通してこれを対象側に締結するなどした、シートの破壊加重に耐える強固な係止手段であり、別途な着脱自在な固定手段Yとは弱小な加重に耐える係止手段を言いシートの端部に設けた鳩目を対象側の鉤に係止したり、マジックテープ(登録商標)などで対象側とを繋ぐ、などが考えられ極めて簡便に着脱が実施される手段である。
左右に同じ部品が配置される場合に、図面においては右側を表示して説明し、左側の表示を省略しているものがある。即ち、横垂れ7a、心棒12a、煽り板16a、である。
1:荷台、2:シート前辺部、3:枠体、4:固定手段X、5:カバーシート、6:前垂れ、7a,7b:横垂れ、8:後垂れ、9:運転席後壁、10:前垂雨樋、11:運転席後窓、12a,12b:心棒、13:ゴムバンド、14:縦骨、15:ロープフック、16a,16b:煽り板、17:後部煽り板、18:延長縦骨、19:骨材通し、A:雨水案内板、Ab:雨水案内板の防水シート部、C:継手ソケット、D:横骨、Dd:支持鉤部、X,Y:着脱自在な固定手段、である。

Claims (3)

  1. 荷台用カバーシート前辺の一部を車体上方の枠に吊り固定して三方へ排水勾配を取り、運転席後外壁に雨水案内板(A)を備えた小型トラックの荷台カバーシートの防雨構造に関するものであって、
    荷台カバーシート前辺(2)に構成する前垂れ(6)を弛ませてその断面形状が略U字形になるように下端縁部を返し上げ、これを雨水案内板(A)の下から裏側に差し入れ着脱自在な手段で外壁に係止することでこの間に前記弛みを前垂雨樋(10)として構成し、該雨水案内板(A)上を伝い下る雨水が該前垂雨樋(10)を経てその端部から外部へ自然排出するものであることを特徴とする小型トラックの荷台カバーシート。
  2. 請求項1に記載の小型トラックの荷台カバーシートにおいて、
    横垂れ(7a),(7b)に対しこれらの前端から後方に向けて適当な長さと強度を有する心棒(12a),(12b)を略水平にそれぞれカバーシート(5)に抱合わせて一体構造をなすように設置したことを特徴とする小型トラックの荷台カバーシート。
  3. 請求項1に記載の小型トラックの荷台カバーシートにおいて、
    カバーシート(5)の中央部内側にパイプ材でなる骨組の一部である縦骨(14)を着脱自在に係止固定し、
    該縦骨(14)の少なくとも両端二箇所に左右方向を向いた継手ソケット(C)を配設し、この継手ソケット(C)には着脱自在に横骨(D)の一端を嵌着固定して骨組を構成し他端を荷台左右の煽り板(16a),(16b)間に張設して骨格をなすものであり、これをビニールパイプ材を用いて構成するものであることを特徴とした小型トラックの荷台カバーシート骨組。
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