JP5309861B2 - 数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法 - Google Patents
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Description
(A)前記タッチセンサのプローブを加工軸線上の前記最後端の刃部の背面側の前記最外径又は高さより低い所定の位置に位置決めし、これを検出開始位置とし、
(B)前記プローブを加工軸線に沿って前記刃部の背面に向けて相対移動させ、かつ、前記ブローチ工具を回転又は揺動させて、
(C)前記プローブの接触信号を検出した位置を検出位置とし、
(D)前記検出位置で、前記ブローチ工具の回転又は揺動を停止し、又は前記プローブを所定量待避させかつ前記ブローチ工具を前記検出位置から所定回転進めて停止し、ブローチ工具の回転方向を固定し、前記プローブを所定量上方に移動させ、さらに、前記プローブを前記刃部のランドに沿って所定量相対移動させ、さらに、前記プローブを所定量下方位置に向けて移動させ、前記プローブの接触信号を検出したときに、前記プローブを所定量上方へ移動させて、再度前記プローブを前記刃部のランドに沿うように所定量移動させ、前記プローブを所定量下方位置へ向けて移動させて再び前記プローブの接触信号を検出したときに、前記プローブを所定量上方へ移動させることを繰り返し、
(E)前記プローブが所定量下方位置となった位置でプローブを停止し、
(F)該位置を前記基準すくい面の刃溝部とし、
(G)前記ブローチ工具を所定角度ずつ間歇回転又は揺動させながら、前記プローブをすくい面側に前後移動させ、前記すくい面の位置を自動検出する数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法を提供することにより前述した課題を解決した。
(H)前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具を所定量回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(I)前記プローブが接触信号を検出することなく所定量に達した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具をさらに、所定角度回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(J)再び、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、この位置を基準すくい面の一端として記録し、
(K)前記プローブを戻し、前記ブローチ工具を所定角度回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具をさらに所定角度回転させ、再度前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(L)再び、前記プローブが接触信号を検出することなく所定量に達した場合は、この位置を基準すくい面の他端として記録し、
(M)前記すくい面の一端と他端との中間位置を基準すくい面の中心として、位置決めするようにした。
そして、かかるすくい面位置の測定データと、予め記憶装置に記憶されたデータ指令とを用いて、前述の研削を一刃ずつ順次行う。本発明の実施の形態においては、タッチセンサ4によりこの基準となるすくい面30位置を自動検出するものである。以下詳述する。説
明にあたって、(A)乃至(M)の符号は請求項及び明細書の項分けの符号に合わせてある。
2 ブローチ工具
3 すくい面
4 タッチセンサ
5 刃部
6 背面
7 検出開始位置
8 加工軸
10 (背面)検出位置
15 基準すくい面の刃溝部
18 基準すくい面の一端
19 基準すくい面の他端
21 最外径又は最外径高さ
22 ランド
30 基準すくい面
40 プローブ
Claims (5)
- 数値制御ブローチ研削盤に載置されたブローチ工具のすくい面を研削加工するための基準すくい面のタッチセンサによる位置検出方法において、前記基準すくい面を前記ブローチ工具の最大外径又は高さの最後端の刃部のすくい面とし、
(A)前記タッチセンサのプローブを加工軸線上の前記最後端の刃部の背面側の前記最外径又は高さより低い所定の位置に位置決めし、これを検出開始位置とし、
(B)前記プローブを加工軸線に沿って前記刃部の背面に向けて相対移動させ、かつ、前記ブローチ工具を回転又は揺動させて、
(C)前記プローブの接触信号を検出した位置を検出位置とし、
(D)前記検出位置で、前記ブローチ工具の回転又は揺動を停止し、又は前記プローブを所定量待避させかつ前記ブローチ工具を前記検出位置から所定回転進めて停止し、ブローチ工具の回転方向を固定し、前記プローブを所定量上方に移動させ、さらに、前記プローブを前記刃部のランドに沿って所定量相対移動させ、さらに、前記プローブを所定量下方位置に向けて移動させ、前記プローブの接触信号を検出したときに、前記プローブを所定量上方へ移動させて、再度前記プローブを前記刃部のランドに沿うように所定量移動させ、前記プローブを所定量下方位置へ向けて移動させて再び前記プローブの接触信号を検出したときに、前記プローブを所定量上方へ移動させることを繰り返し、
(E)前記プローブが所定量下方位置となった位置でプローブを停止し、
(F)該位置を前記基準すくい面の刃溝部とし、
(G)前記ブローチ工具を所定角度ずつ間歇回転又は揺動させながら、前記プローブをすくい面側に前後移動させ、前記すくい面の位置を自動検出することを特徴とする数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法。
- 前記(C)に記載の検出位置を検出した後、前記検出前位置にプローブを戻し停止させ、前記ブローチ工具を少なくとも歯ピッチ円上で歯ピッチ以上の所定角度回転させて、前記プローブが接触信号を検出したときに異常信号を出力し、前記プローブが接触信号を検出しないまま前記所定角度に達したときは、前記(C)記載の検出位置へ戻るようされていることを特徴とする請求項1記載の数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法。
- 前記(E)に記載の前記プローブが所定量下方位置となった位置でプローブを停止した後、前記ブローチ工具を少なくとも歯ピッチ円上で歯ピッチ以上の所定角度へ向けて回転させて、前記プローブが接触信号を検出したときに異常信号を出力し、前記プローブが接触信号を検出しないまま前記所定角度に達したときは、前記(E)記載の位置へ戻るようされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法。
- 前記(G)記載の前記ブローチ工具を間歇回転させながら、前記プローブをすくい面側に所定量前後移動させ、前記すくい面の位置を自動検出する方法において、
(H)前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具を所定角度回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(I)前記プローブが接触信号を検出することなく所定量に達した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具をさらに、所定角度回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(J)再び、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、この位置を基準すくい面の一端として記録し、
(K)前記プローブを戻し、前記ブローチ工具を所定角度回転させ、前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、所定量に達する前に前記プローブが接触信号を検出した場合は、前記プローブを戻し、前記ブローチ工具をさらに所定角度回転させ、再度前記プローブをすくい面側に所定量移動させ、これを繰り返し、
(L)再び、前記プローブが接触信号を検出することなく所定量に達した場合は、この位置を基準すくい面の他端として記録し、
(M)前記すくい面の一端と他端との中間位置を基準すくい面の中心として、位置決めすることを特徴とする請求項1又は2又は3記載の数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法。 - 前記ブローチ工具ははすば歯車用であって、前記加工軸線方向は歯すじ方向であり、前記回転方向は歯のねじれ溝方向であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載の数値制御ブローチ研削盤の基準すくい面の位置検出方法。
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