JP5304551B2 - Induction heating cooker - Google Patents
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Description
本発明は、誘導加熱調理器に関し、特に赤外線センサで調理容器から放射される赤外線を検出し、その赤外線検出量に基づき調理容器の温度を求めて加熱調理の際の温度制御を行うものである。 The present invention relates to an induction heating cooker, and in particular, detects infrared rays radiated from a cooking vessel with an infrared sensor, obtains the temperature of the cooking vessel based on the detected amount of infrared rays, and controls temperature during cooking. .
誘導加熱調理器とは、調理容器を載置するトッププレートの下方に加熱コイルを配置し、加熱コイルに高周波電流を流して電磁誘導により調理容器内の被加熱物を加熱する調理器である。 The induction heating cooker is a cooker in which a heating coil is disposed below a top plate on which a cooking container is placed, and a heated object is heated in the cooking container by electromagnetic induction by passing a high-frequency current through the heating coil.
従来の技術として、例えば「被加熱体の温度を赤外線センサにより検知する電磁調理器の、トッププレートとして用いられるガラスプレートにおいて、上記ガラスプレートは上記赤外線センサに対面する部分に赤外線透過性の赤外線透過部を有しており、ガラスプレートにおける上記赤外線透過部の他の部分は不透明層により被覆されていることを特徴とする電磁調理器用ガラスプレート」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 As a conventional technique, for example, in a glass plate used as a top plate of an electromagnetic cooker that detects the temperature of an object to be heated by an infrared sensor, the glass plate is an infrared ray transmitting infrared ray transmitting portion facing the infrared sensor. And a glass plate for an electromagnetic cooker characterized in that the other part of the infrared transmitting portion of the glass plate is covered with an opaque layer (see, for example, Patent Document 1). .
上記の特許文献1の電磁調理器用ガラスプレートでは、ガラスプレートに調理容器が載置されていないとき、窓部から加熱コイル等の内部が見えてしまうという、見栄えに関する問題点があった。
The above-mentioned glass plate for an electromagnetic cooker of
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、赤外線センサの上部から加熱コイル等の内部部品が見えないように可視光を遮光させても、調理容器が放射する赤外線を受光して温度検知を行う温度検知手段の検出精度を維持することが可能な誘導加熱調理器を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and infrared rays emitted from a cooking container even when visible light is shielded so that internal components such as a heating coil cannot be seen from the upper part of the infrared sensor. An object of the present invention is to provide an induction heating cooker capable of maintaining the detection accuracy of temperature detection means for detecting temperature by receiving light.
本発明に係る誘導加熱調理器は、調理容器が載置されるとともに赤外線を透過させるトッププレートと、前記調理容器を誘導加熱するための加熱コイルと、前記トッププレートの下方に備えられ、前記調理容器から放射され前記トッププレートを通過した赤外線を受光する赤外線センサと、前記赤外線センサの検出温度に基づき前記加熱コイルへの供給電力を制御する制御手段と、前記トッププレート表面に形成され可視光線及び赤外線を遮蔽できる材料からなる無数のドットを所定の間隔で配置したドット状印刷部と、このドット状印刷部に周囲を囲まれて設けられ、前記赤外線センサに対する前記調理容器から放射される赤外線の通路となる赤外線透過窓と、を備え、前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部は、可視光線及び赤外線の透過を抑制する開口率を有し、前記赤外線透過窓を覆うドット状印刷部は、前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部よりも可視光線及び赤外線の透過を許容するように前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部よりも大きい開口率を有するものである。
An induction heating cooker according to the present invention includes a top plate on which a cooking vessel is placed and transmits infrared rays, a heating coil for induction heating the cooking vessel, and a cooking plate provided below the top plate, An infrared sensor that receives infrared rays radiated from the container and passed through the top plate; control means for controlling power supplied to the heating coil based on a detection temperature of the infrared sensor; and visible light formed on the top plate surface; A dot-shaped printing unit in which innumerable dots made of a material capable of shielding infrared rays are arranged at predetermined intervals, and the dot-shaped printing unit is surrounded by the periphery, and the infrared rays emitted from the cooking container with respect to the infrared sensor An infrared transmissive window serving as a passage, and the dot-shaped printed portion in the peripheral area of the infrared transmissive window includes visible light and Has an inhibiting aperture ratio transmission of external, dot-like printing portion for covering the infrared transmission window, the to allow transmission of visible light and infrared than dots printed portion in the peripheral region of the infrared transmission window It has an aperture ratio larger than that of the dot-shaped printing portion in the peripheral area of the infrared transmission window .
本発明においては、トッププレートに設けた赤外線透過窓において、調理容器から赤外線センサに向かう赤外線の透過を妨害することなく、かつその赤外線透過窓を通じて誘導加熱調理器の内部が見えにくい構造とすることができる。 In the present invention, the infrared transmission window provided on the top plate does not obstruct the transmission of infrared rays from the cooking container to the infrared sensor, and the inside of the induction heating cooker is difficult to see through the infrared transmission window. Can do.
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る誘導加熱調理器10を示すブロック図である。
本実施の形態1に係る誘導加熱調理器10は、被加熱物を入れて加熱調理する調理容器3を誘導加熱する加熱コイル4と、加熱コイル4に高周波電流を供給するインバータ9と、加熱コイル4の上部で調理容器3を載置するトッププレート2とを備える。
FIG. 1 is a block diagram showing an induction heating cooker 10 according to
The induction heating cooker 10 according to the first embodiment includes a heating coil 4 that induction-heats a
また、トッププレート2の下部には、調理容器3の底面から放射される赤外線を検出する赤外線センサ5と、トッププレート2の下面に接触し、調理容器3の底面温度を検知する接触式センサ6と、赤外線センサ5及び接触式温度センサ6により温度を導出する温度検出手段8aと、温度検出手段8aからの出力に応じてインバータ9を制御する制御手段8とが備えられている。制御手段8は、少なくともインバータ制御手段8bを有している。
An
さらに、トッププレート2の下面には、赤外線センサ5に調理容器3以外からの赤外線が入射しないように遮光材が設けられている。ここで遮光材とは、赤外線の可視光の透過を抑制できる材料をいう。なお遮光材として無機顔料又はガラス成分を含有する無機顔料が用いられる。
Further, a light shielding material is provided on the lower surface of the
上記無機顔料として、例えば以下のような物質が用いられる。
主成分が、45.0重量%のCr2O3、15.0重量%のCo3O4、30.0重量%のZnO、5.0重量%のAl2O3、及び5.0重量%のSiO2よりなる緑顔料。
クロムイエロー、弁柄、チタンホワイト、群青など。
カーボンブラック。
黒体塗料。
As the inorganic pigment, for example, the following substances are used.
Main component, 45.0 wt% of Cr 2 O 3, 15.0 wt% of Co 3 O 4, 30.0 wt% of ZnO, 5.0 wt% Al 2 O 3, and 5.0 wt. % of green pigment consisting of SiO 2.
Chrome yellow, petal, titanium white, ultramarine, etc.
Carbon black.
Black body paint.
トッププレート2の下面全体には前述の遮光材が備えられ、遮光材が備えられた領域を遮光領域7aとする。但し、部分的に、赤外線センサ5の上部に位置するトッププレート2の面上では、可視光は遮光するが赤外線は透過しやすくする構成としている。すなわち、赤外線センサ5の上部に位置するトッププレート2の面上では、遮光材を薄く塗布又は印刷したり、遮光材をドット状又は疎らに備える構成としている。このように遮光領域7aは、赤外線透過領域7bの部分を除く、遮光材が備えられたトッププレート2の下面全体の領域であるといえる。
The above-described light shielding material is provided on the entire lower surface of the
次に、動作について説明する。交流電源1により誘導加熱調理器10に電源を投入し、操作スイッチで所定の温度に設定すると、制御回路8の制御によりインバータ9から加熱コイル4に電力が供給される。この加熱コイル4に電力が供給されると、加熱コイル4に誘導磁界が発生し、トッププレート2上の調理容器3が誘導加熱される。この誘導加熱によって調理容器3の温度が上昇し、調理容器3内の被加熱物が調理される。
Next, the operation will be described. When the induction heating cooker 10 is turned on by the
ここで赤外線センサ5の動作について説明する。調理容器3の温度が上昇すると、その温度に応じた赤外線が調理容器3から放射される。赤外線センサ5は、例えば2.5μm以下の波長を検出することができるフォトダイオードやサーモパイル等で構成されており、トッププレート2を通過した赤外線がフォトダイオードやサーモパイルに入射される。また、赤外線センサ5に対して、調理容器3からの赤外線以外にも太陽光や照明などの外乱光が入射する可能性がある。このため、上記の遮光手段により、調理容器3以外から赤外線センサ5に入射する赤外線を遮断している。
Here, the operation of the
これらの構成により、本実施の形態1では、調理容器3からの赤外線のみが赤外線センサ5に入射し、その赤外線量に合わせた電圧に変換され増幅される。赤外線センサ5及び接触式温度センサ6からの情報により、温度検出手段8aにおいて調理容器3の温度を正確に検知できる仕組みとなっている。これにより、インバータ制御手段8bがインバータ9を制御して調理容器3を所定の温度になるように正確に制御し、被加熱物を美味しく調理できる。
With these configurations, in the first embodiment, only the infrared rays from the
図2、図3及び図4は、本実施の形態1に係る赤外線透過領域7bについて説明する図である。図2の赤外線透過領域7bには、遮光領域7aに備えられた遮光手段よりも赤外線透過率の高いもの、又は遮光手段と同じ材質であるが、層を薄くして赤外線透過率を高めたものが備えられている。
2, 3 and 4 are diagrams for explaining the
トッププレート2の下面に塗装される遮光材としては、無機顔料又はガラス成分を含有する無機顔料が挙げられる。遮光材は、トッププレート2上の遮光領域7aに印刷又は接着して設けられ、赤外線透過領域7bに同じ材質の遮光材を備える場合はその使用量を少なくしている。なお、図2において、赤外線透過領域7bは、赤外線センサ5の中心部に向かうにつれて、徐々に赤外線透過率が高まるように遮光材を備える構成としても良い。
Examples of the light shielding material applied to the lower surface of the
図3の赤外線透過領域7bは、赤外線センサ5の上部に位置するトッププレート2の面上に、遮光領域7aを備える遮光材よりも赤外線透過率の高いもの、又はその遮光材と同じ材質のものをドット状に印刷又は接着することで構成され、ドット状の遮光材の隙間からも赤外線や可視光を透過させるようにした。図4では、赤外線センサ5の中心部において遮光材のドットを疎らにして、中心部でさらに赤外線透過率を高めるようにした。
The
従来では、赤外線を透過しやすくした赤外線透過領域7bが無く、調理容器3が載置されていない状態では外側から加熱コイル4が見えてしまい、誘導加熱調理器10の見栄えが悪くなるという問題点があった。そこで上記のような、赤外線透過領域7b及び赤外線透過領域7bを赤外線センサ5直上のトッププレート2に備えることで、加熱コイル4が外側から見えにくくなる。さらに、調理容器3が載置された場合、赤外線透過領域7bは調理容器3からの赤外線を透過するので、温度検知の精度が低くなることを防止できる。
Conventionally, there is no
なお、本実施の形態1では、遮光領域7a及び赤外線透過領域7bをトッププレート2の裏面に施してあるが、トッププレート2の表面に施しても同様の効果が得られる。また遮光材のドット形状は図3又は図4に示す正方形に限られるものではなく、円や三角、ひし形、六角形等、任意な形状をとることができる。
In the first embodiment, the
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る遮光手段7の構成を示している。図5において、遮光手段7は遮光材をトッププレート2の下面に塗装することで形成されている。遮光手段7により外光などの調理容器3以外の赤外線をカットする。しかしながら、調理容器3以外の赤外線は100%カットされるわけではなく、数十%しかカットされない。
FIG. 5 shows the configuration of the light shielding means 7 according to
ここで、調理容器3以外の赤外線を効率良くカットするために、光学の知見を用いて、2つの物質の境界面における光の反射率について考える。トッププレート2に塗装された遮光手段7の、赤外線反射率(エネルギー反射率)を低くすれば、トッププレート2内部で赤外線が反射を繰り返す現象(図5の点線矢印を参照)を抑制できる。
Here, in order to efficiently cut infrared rays other than the
図6は、屈折率n1の媒質 I と屈折率n2の媒質 II との境界部分を示した図である。2種類の材質が異なる物質の境界面において、赤外線反射率(エネルギー反射率)が屈折率の比 n=n2/n1 により、どのように変化するのかを考察する。
図6において、媒質 I 側から、入射光が入射角θ1で媒質 II との境界面に入射されるとする。境界面では、入射光は反射角θ1で媒質 I 側に反射されるものと、屈折角θ2で媒質 II の中を透過するものに分かれる。
FIG. 6 is a diagram showing a boundary portion between the medium I having a refractive index n 1 and the medium II having a refractive index n 2 . Consider how the infrared reflectance (energy reflectance) changes depending on the refractive index ratio n = n 2 / n 1 at the interface between two different materials.
In FIG. 6, it is assumed that incident light is incident on the boundary surface with the medium II at an incident angle θ 1 from the medium I side. At the boundary surface, the incident light is divided into one that is reflected to the medium I side at a reflection angle θ 1 and one that is transmitted through the medium II at a refraction angle θ 2 .
上記の場合、屈折の法則(スネルの法則)が以下の関係式で成り立つ。すなわち、
一般に、物質の表面では、光の反射は入射角と偏光によって大きく変わる。図6において、入射光の偏光(電場ベクトルE)が矢印と二重黒丸で表示されている。二重黒丸で表示した部分では、物質境界面(反射面)に平行、すなわち入射面に垂直に偏光した光となっている。自然光は様々な偏光を含んでいるが、それらの偏光は全て入射面に平行な成分(p偏光)と垂直な成分(s偏光)に分けることができ、光のエネルギー反射率については、この2つの偏光について議論すれば足りる。
In the above case, the law of refraction (Snell's law) is established by the following relational expression. That is,
In general, on the surface of a material, the reflection of light varies greatly depending on the incident angle and polarization. In FIG. 6, the polarization of the incident light (electric field vector E) is indicated by an arrow and a double black circle. In the portion indicated by the double black circle, the light is polarized parallel to the substance boundary surface (reflection surface), that is, perpendicular to the incident surface. Natural light includes various polarized light, and all of the polarized light can be divided into a component parallel to the incident surface (p-polarized light) and a component perpendicular to the incident surface (s-polarized light). It is enough to discuss two polarizations.
n=n2/n1とおいた場合、p偏光及びs偏光の反射率は、一般的な光学の知見から以下の式で表される。なお以下の式では、スネルの法則の式(1)を用いて、屈折角θ2のパラメータを消去している。
E // 入射面(p偏光)の場合:
E ⊥ 入射面(s偏光)の場合:
In the case of n = n 2 / n 1 , the reflectance of p-polarized light and s-polarized light is expressed by the following formula from general optical knowledge. In the following equation, the parameter of the refraction angle θ 2 is eliminated using Snell's law equation (1).
E // For incident plane (p-polarized light):
E 入射 For incident surface (s-polarized light):
上記の式(2)及び式(3)には、2つのパラメータn及びθ1が存在する。2つのパラメータを同時に変化させると、3次元のグラフでしかエネルギー反射率をプロットできないため、ここでは2つの媒質の屈折率の比、すなわちnの値を固定した場合における、入射角θ1とエネルギー反射率の関係を議論することにする。 In the above equations (2) and (3), there are two parameters n and θ 1 . If the two parameters are changed at the same time, the energy reflectance can be plotted only in a three-dimensional graph. Therefore, here, the incident angle θ 1 and energy when the ratio of the refractive indexes of the two media, that is, the value of n is fixed are fixed. Let us discuss the relationship of reflectance.
図7は、n=n2/n1の値を、n =1.5、n = 1.3、n =1.1 にそれぞれ設定した際の、式(2)すなわちp偏光のエネルギー反射率 Rp 、及び式(3)すなわちs偏光のエネルギー反射率 Rs の、入射角θ1依存性についてグラフにプロットしたものである。また、図8は図7におけるp偏光のエネルギー反射率 Rp を、図9は図7におけるs偏光のエネルギー反射率 R Sを別個に示したものである。 FIG. 7 shows the energy reflectance of the expression (2), that is, the p-polarized light when the values of n = n 2 / n 1 are set to n = 1.5, n = 1.3, and n = 1.1, respectively. Rp and the equation (3), that is, the dependence of the energy reflectance Rs of s-polarized light on the incident angle θ 1 are plotted in a graph. Further, FIG. 8 is an energy reflectance Rp of the p-polarized light in FIG. 7, FIG. 9 is an independently shows an energy reflectivity R S of s-polarized light in FIG.
図7において、横軸は入射角θ1であり、角度は弧度法(ラジアン)で示してある。弧度法とは、180°をπラジアンとして表記するものであるから、横軸は0°≦θ1≦90°の範囲を示すことになる。また縦軸は、入射光のエネルギー反射率 R を示している。これは、入射光が2つの物質の境界面で、どの程度反射されるかを示している。 In FIG. 7, the horizontal axis is the incident angle θ 1 , and the angle is indicated by an arc degree method (radian). In the arc degree method, 180 ° is expressed as π radians, and the horizontal axis represents a range of 0 ° ≦ θ 1 ≦ 90 °. The vertical axis indicates the energy reflectivity R of the incident light. This indicates how much incident light is reflected at the interface between the two substances.
ちなみに、エネルギー反射率 R が1の場合、全ての入射光が境界面で反射することになる。
図7において、例えば、n = 1.5となる空気とガラスの関係の場合、入射角0°の入射光のエネルギー反射率は Rs = Rp =0.04となり、これは4%の入射光がガラス表面で反射されることを意味している。
Incidentally, when the
In FIG. 7, for example, in the case of the relationship between air and glass where n = 1.5, the energy reflectivity of incident light at an incident angle of 0 ° is Rs = Rp = 0.04, which is 4% incident light. It means being reflected on the glass surface.
図7乃至図9から読み取れる第1のポイントは、入射角が大きくなるにつれて、すなわち入射光が境界面にすれすれで入射した場合、エネルギー反射率は急激に増大するという点である。また第2のポイントは、2つの媒質の屈折率の比、すなわちnの値が大きくなるほど、それぞれの入射角におけるs偏光及びp偏光のエネルギー反射率が高くなるという点である。 The first point that can be read from FIG. 7 to FIG. 9 is that the energy reflectance increases rapidly as the incident angle increases, that is, when incident light is incident on the boundary surface. The second point is that as the ratio of the refractive indices of the two media, that is, the value of n increases, the energy reflectivity of s-polarized light and p-polarized light at each incident angle increases.
さらに第3のポイントとして、p偏光のエネルギー反射率はnの値に大きく依存しない、という点も重要である。n =1.5、n =1.3、n =1.1と変化させても、p偏光のエネルギー反射率はほとんど変化しない。それに対しs偏光の場合には、n = 1.5、n =1.3、n =1.1と変化させると、エネルギー反射率の変化に顕著な差が現れてくる。 Furthermore, as a third point, it is also important that the energy reflectance of p-polarized light does not greatly depend on the value of n. Even if n = 1.5, n = 1.3, and n = 1.1, the energy reflectance of p-polarized light hardly changes. On the other hand, in the case of s-polarized light, when n = 1.5, n = 1.3, and n = 1.1, a significant difference appears in the change in energy reflectance.
ここで、s偏光及びp偏光のエネルギー反射率の違いについて考察する。図7から分かるように、入射角θ1が徐々に大きくなるにつれて、s偏光の成分がp偏光の成分よりもエネルギー反射率が大きくなるということが見出せる。これは「物質の境界面で反射された光は、s偏光の成分を多く持った光となる」ということを示している。そこで、式(3)で示したs偏光の反射率の式が、光の反射率を考える際には重要になってくる。 Here, the difference in energy reflectance between s-polarized light and p-polarized light will be considered. As can be seen from FIG. 7, as the incident angle θ 1 gradually increases, the s-polarized component has a higher energy reflectance than the p-polarized component. This indicates that “the light reflected by the boundary surface of the substance becomes light having a lot of s-polarized components”. Therefore, the s-polarized reflectance formula shown in formula (3) becomes important when considering the reflectance of light.
上記の反射率に関する考察を、本実施の形態2に適用させる。トッププレート2の下面には遮光材を塗装した遮光手領域7を備えており、遮光材により外光などの調理容器3以外からの赤外線をカットする。しかしながら、100%カットできるわけではなく、数十%しか赤外線をカットできない。
The above consideration regarding the reflectance is applied to the second embodiment. A light shielding
そこで上記の考察により、トッププレート2の赤外線屈折率をn1、遮光手段7の赤外線屈折率をn2とおいた場合、遮光材の赤外線屈折率n2をトッププレート2の赤外線屈折率1と略同等とする(すなわち、nの値を1に近づける)ことで、遮光材でカットされない赤外線がトッププレート2の内部で反射されるのを抑制することができる。
Therefore, from the above consideration, when the infrared refractive index of the
つまり、トッププレート2と遮光手段7の赤外線屈折率が異なると、両者の境界面で赤外線の反射が発生するが、赤外線は図5の点線矢印で示すように、トッププレート2内部で減衰しながら反射を繰り返すことになる。しかし、両者の屈折率を略同一の値とする(nの値を1に近づける)ことで、赤外線反射率を抑制することができ、調理容器3以外からの赤外線が、赤外線センサ5に到達して検出される割合は大きく減少する。
That is, if the infrared refractive index of the
なお本実施の形態2では、両者の屈折率の差は10%以内が望ましい、ということを実験的に見出すことができた。トッププレート2と屈曲率の差が10%以内になるものとしては、ガラス成分を含有する無機顔料が挙げられ、その無機塗料をトッププレート2の裏面に塗装する。この場合、調理容器3が発する赤外線以外の赤外線は、その大部分がそのまま遮光手段を透過するので、赤外線センサ5への調理容器3以外の赤外線の影響を排除でき、調理容器3の温度を正しく検出することができる。
In the second embodiment, it was experimentally found that the difference in refractive index between the two is preferably within 10%. Examples of the difference between the
実施の形態3.
本実施の形態3は、実施の形態2で得られた知見、すなわちトッププレート2と遮光材の赤外線屈曲率の差を10%以内とするということを、実施の形態1に適用するというものである。前述の実施の形態1において、赤外線透過領域7bに塗装される遮光材の赤外線屈曲率と、トッププレート2の赤外線屈曲率との差を10%以内とすることで、トッププレート2内部での赤外線反射率を抑制することができ、調理容器3からの赤外線透過量を増加させ、調理容器3以外からの赤外線が赤外線センサ5に到着して検出される割合を大きく減少させる効果が得られる。
In the third embodiment, the knowledge obtained in the second embodiment, that is, the difference between the infrared bending rate of the
実施の形態4.
本実施の形態4は、実施の形態1で述べたような「遮光領域7a及び赤外線透過領域7bをトッププレート2の裏面に施し、遮光材をドット形状でトッププレート2の裏面に設けた」構成を更に発展させたものであり、遮光材をトッププレート2の表面(上面)と裏面の双方に設けたことを特徴としている。
Embodiment 4 FIG.
In the fourth embodiment, as described in the first embodiment, “the
本実施の形態でいうトッププレート2は、全体が耐熱強化ガラスや結晶化ガラス等の赤外線を透過させる半透明な材料からなる長方形の平板である。現在のところこのトッププレート2自体を完全な非透明物にすることは困難であるため、誘導加熱調理器の内蔵物、例えば誘導加熱コイル4がトッププレート2の上から使用者によって見えないようにするため、裏面全体には可視光線を遮断する裏面塗装が施してある。これについてはあとで詳しく述べる。
The
図10において、11、12、13、14は、それぞれ金属製の保護板であり、これら保護板によって前記トッププレート2の前後左右の外周端面が保護されている。4つの保護板は予め一体に結合されて額縁状の枠を構成し、この枠の内側開口部を覆うように前記トッププレート2を嵌め込むことでも良い。これら保護板11〜14によってトッププレート2は誘導加熱調理器の上面に固定されている。
In FIG. 10,
図10に示す誘導加熱調理器は、上方から平面的に見た場合の前後中心線Xの上に2つの誘導加熱コイル4をそれぞれ配置している(以下、右側のコイルを4R、左側のものを4Lとする)。すなわち、誘導加熱調理器の上面左部分を前後方向に横切る直線Y1と前記中心線Xとの交点OXが、左側誘導加熱コイル4の中心位置に合致している。このコイルは、0.1mm程度の細い線を30本程束にし、この束(集合線)を1本又は複数本撚りながら渦巻き状に巻くことで最終的に外形形状が円盤形になっている。最大外径寸法は180mm程度である。なお、誘導加熱コイル4は前記トッププレート2の下面にできるだけ接近するように又は密着するように下方向からバネ等で支持されている。
The induction heating cooker shown in FIG. 10 has two induction heating coils 4 arranged on the front and rear center line X when viewed in plan from above (hereinafter, the right coil is 4R and the left coil is the left one). 4L). That is, the intersection OX between the straight line Y1 that crosses the upper left portion of the induction heating cooker in the front-rear direction and the center line X coincides with the center position of the left induction heating coil 4. In this coil, about 30 thin wires of about 0.1 mm are bundled, and this bundle (collecting wire) is wound in a spiral shape while twisting one or a plurality of wires, so that the outer shape finally becomes a disk shape. . The maximum outer diameter is about 180 mm. The induction heating coil 4 is supported by a spring or the like from below so as to be as close as possible to or close to the lower surface of the
トッププレート2の表面には、前記直線XとY1の交点を中心とする二重円状の案内マーク29MLが形成されている。これは後述する遮光性材料のドット印刷で形成されたものである。なお、この案内マークの最外周位置は、左側誘導加熱コイル4Lの最外周位置と完全に(厳密に)一致しているものではない。案内マーク29MLは適正な誘導加熱領域の目安を示すものであり、この案内マークの中に使用者が鍋等を置くように期待したものである。
On the surface of the
図10に示すように、誘導加熱調理器全体の左右中心線CLを挟んで左側誘導加熱コイル4Lと対照的な位置に右側の誘導加熱コイル4Rが設置されている。このコイルは前記左側コイル4Lとほぼ同様な構成になっている。 As shown in FIG. 10, the right induction heating coil 4 </ b> R is installed at a position in contrast to the left induction heating coil 4 </ b> L across the left and right center line CL of the entire induction heating cooker. This coil has substantially the same configuration as the left coil 4L.
20は輻射式中央電気加熱源(以下「中央加熱源7」という)である。中央加熱源7は、前記左右中心線CLを跨ぐようにトッププレート2の後部寄りの位置にあり、前記トッププレート2の下方空間にあってその下面に向けて熱線を放射するように設置されている。この中央加熱源7は、輻射によって加熱するタイプの電気ヒータ(例えばニクロム線やハロゲンヒータ、ラジエントヒータ)が使用され、トッププレート21を通してその下方から鍋等の被加熱物を加熱するものである。なお、輻射式熱源ではなく、誘導加熱コイル5Lのように誘導加熱式熱源であっても良い。また、トッププレート2には中央加熱源20の上方に対応して、適正な加熱位置を目安的に示す円形の案内マーク29MRが印刷などの方法で表示されている。この加熱源は本発明を実施する場合、誘導加熱式であっても何ら影響ない。
Reference numeral 20 denotes a radiant central electric heating source (hereinafter referred to as “
図10に示すように、前記トッププレート2の前方位置にある前記保護板11には、中央操作部15、右側操作部16、左側操作部17を設けている。中央操作部は中央加熱源20の通電条件(火力や通電時間など)を設定するための各種入力キーを配置している。右側操作部16は、右側の誘導加熱コイル5Rの通電条件(火力や通電時間、加熱制御温度など)を設定するための各種入力キーを配置している。同様に左側操作部16は、左側の誘導加熱コイル5Lの通電条件(火力や通電時間、加熱制御温度など)を設定するための各種入力キーを配置している。
As shown in FIG. 10, a
前記中央操作部15、右側操作部16、左側操作部17の各種入力キーを操作すると、その操作情報は図1に示したような制御手段8に入力され、各種加熱動作の開始、停止、調節などが行える。
When various input keys of the
図10において、前記トッププレート2の後方位置にある前記保護板12には、左右に空気取り入れ口となる吸気口18R、18Lが開口しており、また中央部には排気口19が開口している。図示していないが送風機が誘導加熱調理器の内部空間に設置され、その運転によって吸気口18R、18Lから室内の空気が導入され、前記左右の誘導加熱コイル5R、5L等の電気発熱部、インバータ回路9の電力用半導体素子などの重要部品を冷却して排気口19から強制的に排出される。
In FIG. 10, the
図10において、トッププレート2の左右方向の中央部で、手前側に統合表示手段(図示せず)用の中央表示窓21が設けられている。前記統合表示手段は液晶パネルを主体に構成され、トッププレート2を介して(透過させて)その下面から表示光を上面側に放つようにトッププレート2の下面近傍に設けられている。またその統合表示手段は、左側加熱コイル4L、右側加熱コイル4R、中央加熱源20等の各種加熱源の通電条件の設定結果を確認したり、調理の進行状況を文字や記号等で随時表示したりすることができるものである。さらにこの統合表示手段は、赤外線センサ5や接触式温度センサ6が検知した温度情報に基づいて制御手段8が各種警報や異常温度表示を行う手段にもなっている。つまり、この統合表示手段は第1図に示したような制御手段8によってすべての動作が制御される。
In FIG. 10, a
22Rと22Lは、前記中心線CLを挟んで左右対称的位置となるよう、前記トッププレート2に設けた右表示窓と左表示窓であり、右側加熱コイル4Rの火力の大きさを文字やグラフ等で表示するための右火力表示ランプ(図示せず)と、左側加熱コイル4Lの火力の大きさを文字やグラフ等で表示するための左火力表示ランプ(図示せず)の、それぞれ真上位置に設けられている。従って左右の火力表示ランプからの表示光はトッププレート2の左右表示窓22R,22Lを介してトッププレート2の上方へ放射され、使用者がトッププレート2の上から火力を容易に目視で確認できるようになっている。
22R and 22L are a right display window and a left display window provided on the
23Rと23Lは、前記トッププレート2の上面左右後部に設けた注意警告表示部で、使用にあたっての注意事項や安全のための警告事項が文字で表示されている。なお表示の手段としては、注意警告文を記載したシールを作り、それを貼付する方法と、直接トッププレート2の上面に印刷する方法がある。
23R and 23L are caution warning display portions provided on the left and right rear portions of the
図10と図11に示しているように、前記トッププレート2は、左右中心線CLと、左側誘導加熱コイル4Lを通る前後方向の直線Y1と、右側の誘導加熱コイル4Rを通る前後方向の直線Y2とによって、6つの部分に分けられる(物理的に区画されるという意味ではない)。つまり前方は中央部FM、右側部FR、左側部FLの3つ、また後方は中央部RM、右側部RR、左側部RLの3つとなる。
As shown in FIGS. 10 and 11, the
前記トッププレート2は、その下面全域、すなわち前方の中央部FM、右側部FR、左側部FLと、後方の中央部RM、右側部RR、左側部RLとが、全て前記第1の実施の形態で述べたような遮光材による薄い膜が形成されている。実際には無機顔料又はガラス成分を含有する無機顔料が塗装によって定着されている(以下、「遮光塗装」という)。但し、以下の6つの部分には遮光塗装は施されていないので、それら部分においては可視光線や赤外線の透過度はトッププレート2を構成するガラス素材のものと同じである。また塗装を施さないことによって中央表示窓21や赤外線透過窓30R、30Lなどの区域が明確になり、それらが形成されることになる。
(1)中央表示窓21。
(2)右表示窓22R。
(3)左表示窓22L。
(4)中央加熱源20の真上部分20A。
(5)右側の誘導加熱コイル4Rに対応する部分に設けた赤外線透過窓30R。
(6)左側の誘導加熱コイル4Lに対応する部分に設けた赤外線透過窓30L。
The
(1)
(2)
(3)
(4) A
(5)
(6) An
前述したように、左右中心線CLを挟んで対照的な位置に右側の誘導加熱コイル4Rと左側誘導加熱コイル4Lとを設置しているが、前記赤外線透過窓30Rと赤外線透過窓30Lも左右対称的な位置にあって、かつ同じ大きさで形成されている。そこで左側の赤外線透過窓30Lについて更に詳しく説明する。
As described above, the right induction heating coil 4R and the left induction heating coil 4L are installed at opposite positions with the left and right center line CL interposed therebetween, but the
図13に示しているように、前記赤外線透過窓30Lは、縦寸法W1が15mm、横寸法W2が15mm、4つの隅角部の曲率半径が5mmという大きさである。この赤外線透過窓30Lは、図12に示すように前記案内マーク29MLの内側に設けられた内側マーク31MLの内側領域にある。
As shown in FIG. 13, the
前記赤外線透過窓30Lの縦中心線YAと横中心線XAの交点OY1は、赤外線センサ5の受光窓の中心点OY2と合致している。言い換えると、赤外線センサ5は丁度赤外線透過窓30Lの真ん中位置に臨ませてある。赤外線センサ5の受光窓5Aは図15に示すように、赤外線センサ5に届く赤外線を取り入れることができる入口であるが、本実施の形態4では口径OPは5.5mm(5.5φ)である。なお赤外線受光窓5Aを最上部に有する導入筒部5Bの外径寸法OBは7mm又は8mmである。
An intersection OY1 between the vertical center line YA and the horizontal center line XA of the
本実施の形態4は、実施の形態1で述べたような遮光領域7aをトッププレート2の裏面と表面(上面)に施したことを特徴にしているが、トッププレート2の裏面には、赤外線透過窓30R、30L等の特別な数個所を除き、全域を遮光材で覆った。一方表面にはドット形状で遮光材を設けている。
The fourth embodiment is characterized in that the
前記トッププレート2は、その上面全域、すなわち前方の中央部FM、右側部FR、左側部FLと、後方の中央部RM、右側部RR、左側部RLとが、全て前記第1の実施の形態で述べたような遮光材を所定の間隔で細かい(面積が小さい)点にして無数に点在させている(以下、この状態のことを「ドット状」という)。実際には無機顔料又はガラス成分を含有する無機顔料からなる細かいドットが塗装によって定着されている(以下、これを「ドット状印刷」という)。但し、以下の6つの部分にはドット状印刷は施されていない。
(1)中央表示窓21。
(2)右表示窓22R。
(3)左表示窓22L。
(4)中央加熱源20の真上部分20A。
(5)注意警告表示部23R、23L。
The
(1)
(2)
(3)
(4) A
(5) Caution
前記トッププレート2上面のドット印刷について詳しく説明する。
遮光材のドットDT単体形状は図14に示すように正方形である。1つのドットDTの大きさは3種類あり、縦W3が0.8mm、横W4が0.8mmのもの、縦横各0.7mmのもの、縦横各0.6mmのものがある。ドットDTの間隔、つまりピッチ寸法は縦P1、横P2とも、次のように3種類の組み合わせになっている。
(1)密度高い(開口率小さい):P1が1.2mm、P2が1.2mm
(2)中間密度(開口率中程度):P1が1.5mm、P2が1.5mm
(3)密度粗い(開口率大きい):P1が2.0mm、P2が2.0mm
なお、開口率は単位面積(例えば1cm四方、すなわち100mm2)あたりで比較すれば、大小の判別が可能であり、開口率が高い場合は、可視光線と赤外線の透過度合い(透過率)も高くなる。赤外線センサ5の受光窓5Aの口径OP当りで比較しても良い。本実施の形態では5.5mmであるので、口径OP当りで比較した場合、約23.75mm2(=2.75mm×2.75mm×π)で比較することになる。これは一例であり、仮に24mm2で比較しても本発明の効果を阻害することはない。
The dot printing on the
As shown in FIG. 14, the dot DT simple substance shape of the light shielding material is a square. There are three types of the size of one dot DT, and there are a vertical W3 of 0.8 mm, a horizontal W4 of 0.8 mm, a vertical and horizontal of 0.7 mm, and a vertical and horizontal of 0.6 mm. The interval between the dots DT, that is, the pitch dimension, has three types of combinations in the vertical P1 and horizontal P2 as follows.
(1) High density (small aperture ratio): P1 is 1.2 mm, P2 is 1.2 mm
(2) Intermediate density (medium aperture ratio): P1 is 1.5 mm, P2 is 1.5 mm
(3) Coarse density (large aperture ratio): P1 is 2.0 mm, P2 is 2.0 mm
Note that the aperture ratio can be determined by comparing the size per unit area (for example, 1 cm square, that is, 100 mm 2 ). When the aperture ratio is high, the transmission degree (transmittance) of visible light and infrared rays is also high. Become. A comparison may be made per aperture OP of the light receiving window 5A of the
前記のようなドットDTのピッチP1、P2及び単体の大きさ(面積=W3×W4)を前提にして計算すると以下の通りとなる。
密度高い(開口率小さい)部分:
(ア)ドットDT単体の面積:0.64mm2(=0.8mm×0.8mm)
(イ)1区画の面積:1.44mm2(=1.2mm×1.2mm)
(ウ)開口部の面積:0.8mm2(=1.44mm2−0.64mm2)
(エ)開口率:約55.6%(=0.8÷1.44)
中間密度(開口率中程度)の部分:
(ア)ドットDT単体の面積:0.49mm2(=0.7mm×0.7mm)
(イ)1区画の面積:2.25mm2(=1.5mm×1.5mm)
(ウ)開口部の面積:1.76mm2(=2.25mm2−0.49mm2)
(エ)開口率:約78.2%(=1.76÷2.25)
密度粗い(開口率大きい)部分:
(ア)ドットDT単体の面積:0.36mm2(=0.6mm×0.6mm)
(イ)1区画の面積:4.0mm2(=2.0mm×2.0mm)
(ウ)開口部の面積:3.64mm2(=4.0mm2−0.36mm2)
(エ)開口率:91%(=3.64÷4.0)
Calculation based on the above-described pitches P1 and P2 of the dot DT and the size of the single unit (area = W3 × W4) is as follows.
High density (small aperture ratio) part:
(A) Area of dot DT simple substance: 0.64 mm 2 (= 0.8 mm × 0.8 mm)
(A) Area of one section: 1.44 mm 2 (= 1.2 mm × 1.2 mm)
(C) the area of the opening: 0.8mm 2 (= 1.44mm 2 -0.64mm 2)
(D) Opening ratio: about 55.6% (= 0.8 ÷ 1.44)
Intermediate density (medium aperture ratio) part:
(A) Area of dot DT simple substance: 0.49 mm 2 (= 0.7 mm × 0.7 mm)
(I) Area of one section: 2.25 mm 2 (= 1.5 mm × 1.5 mm)
(C) Area of opening: 1.76 mm 2 (= 2.25 mm 2 −0.49 mm 2 )
(D) Opening ratio: about 78.2% (= 1.76 ÷ 2.25)
Rough density (large aperture ratio):
(A) Area of dot DT simple substance: 0.36 mm 2 (= 0.6 mm × 0.6 mm)
(A) Area of one section: 4.0 mm 2 (= 2.0 mm × 2.0 mm)
(C) the area of the opening: 3.64mm 2 (= 4.0mm 2 -0.36mm 2)
(D) Opening ratio: 91% (= 3.64 ÷ 4.0)
前記のような、密度の高い(開口率小さい)部分は、図12に示しているように、前記赤外線透過窓30R、30Lを囲むその外側部分で、かつ前記内側マーク31MLの内側領域である。
As shown in FIG. 12, the high density portion (small aperture ratio) as described above is an outer portion surrounding the
前記のような、中間密度(開口率は中程度)の部分は、そのような密度の高い(開口率小さい)部分の直ぐ外側周囲部分で、図12に示す前記案内マーク29ML(右側では29MR)の内側領域である。 The intermediate density portion (medium aperture ratio is medium) as described above is a portion immediately outside the high density (small aperture ratio) portion, and the guide mark 29ML (29MR on the right side) shown in FIG. Is the inner area of
更に密度の粗い(開口率大きい)部分は2つあり、一つは前記トッププレート2の上面全域、すなわち前方の中央部FM、右側部FR、左側部FLと、後方の中央部RM、右側部RR、左側部RLである。但し、以下の6つの部分は除く。
(1)中央表示窓21。
(2)右表示窓22R。
(3)左表示窓22L。
(4)中央加熱源20の真上部分。
(5)注意警告表示部23R、23L。
Further, there are two parts having a coarser density (a larger aperture ratio), one of which is the entire upper surface of the
(1)
(2)
(3)
(4) A portion directly above the central heating source 20.
(5) Caution
更に密度粗い(開口率大きい)部分のもう一つは、前記2つの赤外線透過窓30R、30Lの部分である。つまり、調理容器3から放射される赤外線の量を検出する赤外線センサ5の透過窓30R、30Lの全域は開口率が約55.6%に設定されたドット印刷が施されている。
Another part of the coarser density (large aperture ratio) is the part of the two
本実施の形態4では、赤外線センサに対する、調理容器以外から届く(不要な)赤外線を抑制するためにトッププレート2の下面(裏面)全体(赤外線透過窓30R、30L等の特定部分は除く)には可視光線を遮断する遮光材を用いた裏面塗装が施して、赤外線センサ5の検出精度を維持することが可能にしている。
In the fourth embodiment, the entire lower surface (back surface) of the top plate 2 (excluding specific parts such as the
また、調理容器3が載置されていない状態ではトッププレート2の上から内蔵部品である加熱コイル4R、4L等が見えてしまい、見栄えを損なっていたという従来からの問題に対しても、裏面塗装によって防止できる。特に赤外線透過窓30R,30Lは、赤外線センサ5の設置位置の関係で誘導加熱コイル4R、4Lの中心部の真上になることが多く、また当該透過窓30R、30Lは赤外線受光のため、平面積や直径を小さくするとしても限界があり、一定の大きさの孔や窓があることは使用者に視認され得るから、ここを通じて内蔵物が見えてしまうことが懸念されるが、これら問題を本実施の形態4では解決できた。
Further, in the state where the
更に本実施の形態4では、赤外線透過窓30R、30Lを通して内部構造物が見えてしまうという懸念があったことも解決している。すなわち、調理容器3が載置されていない状態ではトッププレート2の上から赤外線透過窓30R、30Lを通して内蔵部品である加熱コイル4R、4L等が見えてしまう懸念があった。赤外線センサ5の近くで上方にある誘導加熱コイル4R、4Lは、通常銅線などの金属物でそのまま形成されていることから、黒い電気部品などと異なり、赤外線透過窓30R、30Lを使用者が無意識に見た際、加熱コイルの金属的な輝き等を目にしてしまうことがある。赤外線透過窓30R,30Lは、赤外線センサ5の設置位置の関係で誘導加熱コイル4R、4Lの中心部の真上になることが多く、また当該透過窓30R、30Lは赤外線受光のため、平面積や直径を小さくするとしても限界があり、一定の大きさの孔や窓と使用者に視認されるから、ここを通じて内蔵物が見えてしまうことが懸念される。
Furthermore, the fourth embodiment also solves the concern that the internal structure can be seen through the
しかしながら、本実施の態様4では、赤外線透過窓30R、30L全域に密度の粗い(開口率大きい)ドット印刷を施していることから、使用者の視覚はそのドット印刷の細かいドットDTが影響し、ドットDT群の作用で内部への透視が阻害され、内部を覗き見ることが難しくなる。特にドットDTを膨張色と言われる白色系にした場合、例えば純白や薄い黄色、クリーム色などにした場合、トッププレート2に対する室内照明などの光がドットDTに反射して使用者の眼に入ることになるから、一種のブラインド作用とも言える効果が期待できる。しかも、このようなドット印刷でも、調理容器3から放射される赤外線の量を、赤外線センサ5の透過窓30R、30Lの所で過剰にカット、減衰しないように開口率を一定以上に確保しているため、赤外線センサ5の検出精度を維持することができる。
However, in Embodiment 4, since dot printing with coarse density (large aperture ratio) is applied to the entire
しかも、本実施の態様4では、トッププレート2の上面全体をドット印刷によって模様付けている。つまり、左右の誘導加熱コイル4R、4Lに対する調理容器3の適正載置位置を案内する案内マーク29MR、29MLをドット印刷の密度の差で表していること、またその外側を密度の更に低いドット印刷を施していることから、そのような密度の異なるドット印刷を全体に統一的に採用したデザインの調理器であると使用者に理解してもらえるものである。従って使用者は、トッププレート2の中から一定の大きさ(小さい)の赤外線透過窓30R、30Lの部分について特に注目することもなく、その部分で違和感や嫌悪感を感ずることは殆どない。このため、赤外線透過窓30R、30Lの部分に外部から覗かれることを考慮して隠し部材(例えば高価で取り付け等に工夫が必要なマイカ製板など)を設置するという必要が無い。
Moreover, in the fourth embodiment, the entire upper surface of the
なお、本実施の態様4では、前記赤外線透過窓30Lの縦中心線YAと横中心線XAの交点OY1と、赤外線センサ5の受光窓の中心点OY2とが一直線上で合致し、微細に見ると赤外線透過窓30R、30L中心部の4つのドットDTの中心点OY1に対し、赤外線センサ5の受光窓5Aの中心点OY2が一直線上に並ぶように中心軸を完全に一致させたが、このように微細な位置関係にしなくとも調理容器3からの赤外線はドットDT相互間の空隙を通過して赤外線センサ5受光窓5Aに届く。これはドット印刷の開口率やドットDTの大きさ(面積)にも関係する。前記した例ではドットDT単体の面積は、0.64mm2であるのに対し、赤外線受光窓5Aの面積は非常に大きく(約37倍である。受光窓5A面積は約23.75mm2=2.75mm×2.75mm×π)、赤外線の受光を各ドットDT自体が妨げることはないことを実際の製品で出願人は確認している。
In the fourth embodiment, the intersection point OY1 of the longitudinal center line YA and the lateral center line XA of the
また本実施の態様4のようなドット印刷部では、ガラス製トッププレートの表面にドットDTによって微細な凹凸部が形成されるため、調理容器3の底とトッププレートの表面間に微小間隙が形成される。このため高温の鍋をトッププレートの表面に直に置いた場合でも、その鍋の底とトッププレートの表面の間に密閉空間が形成されにくくなる。このため加熱されて膨張した空気、蒸気などが鍋底から横方向に突然吹き出すという現象も抑制される。仮に表面が食品の汁等で汚れた場合でも凹凸の高さは低く、またドットDT自体は小さいので、トッププレート表面の清掃性は維持でき、また鍋などの調理容器3が水平方向に滑ることも抑制されるという副次的効果も期待できる。
Moreover, in the dot printing part like this Embodiment 4, since a fine uneven part is formed by the dot DT on the surface of a glass top plate, a micro gap is formed between the bottom of the
なお、実施の態様4では、トッププレート2の上面全域、すなわち前方の中央部FM、右側部FR、左側部FLと、後方の中央部RM、右側部RR、左側部RLの部分に、最も密度の粗い(開口率大きい)状ドット印刷を施していたが、その部分のドット状印刷の密度を上げて(開口率を小さくして)可視光線や赤外線の透過度を下げるようにしても良い。このようにすればトッププレート2の下面に設けた、可視光線と赤外線を遮断する効果のある裏面塗装を不要したり、その使用量を減らしたり、あるいは部分的に設けるだけにできる。例えば赤外線センサ5の真上部を中心にして、調理容器3の底面外周に対応する位置、又は前記案内マーク29MR、29MLの内側領域に対応した直下部分だけにすることも可能である。この場合でも赤外線センサ5に対する赤外線導入路となる赤外線透過窓30R、30Lにおいては、ドット状印刷の密度を下げておく必要がある。
In Embodiment 4, the density is highest in the entire upper surface of the
実施の形態5.
本実施の形態5は、実施の形態4の構成を更に発展させたものであり、遮光材からなるドットDTの集合体であって、かつ赤外線と可視光線の透過を許容するドット印刷部を、赤外線透過窓30R、30Lの上面と裏面双方に設けたことを特徴としている。
The fifth embodiment is a further development of the configuration of the fourth embodiment, and is a collection of dots DT made of a light shielding material, and a dot printing section that allows transmission of infrared rays and visible rays. The
図16に示すように、本実施の態様5では、前記赤外線透過窓30R、30Lの全域には、多数のドットDTを並べた印刷部を設けているが、この印刷部はトッププレート2の表面(上面)だけではなく、裏面(下面)にも設けている。この場合、上下2段階にドットDTを設けることになるから、トッププレート2の表面側単独での可視光線透過率を実施の態様4より上げても、使用者の視覚を遮る効果を維持できる。つまり、ドット印刷の開口率を更に上げることができるので、ドットDTの大きさ(面積)を更に小さくしたり、前記実施の態様4で説明したピッチP1,P2をより大きくしたりすることが可能となる。
As shown in FIG. 16, in the fifth embodiment, a printing unit in which a large number of dots DT are arranged is provided in the entire area of the infrared transmission windows 30 </ b> R and 30 </ b> L. It is provided not only on the (upper surface) but also on the back surface (lower surface). In this case, since the dots DT are provided in two upper and lower stages, even if the visible light transmittance on the surface side of the
具体的に本実施の形態5では、図16に示すように、トッププレート2の表面側に多数のドットDT1からなる(表側)ドット印刷部を設け、一方トッププレート2の裏面側にも多数のドットDT2からなる(裏側)ドット印刷部を設け、これら2層の印刷部において、赤外線の透過性を確保したものである。ドットDT1が薄い層であって、あるいは遮光効果の少ない材質であって、可視光線の一部がそのドットDT1を通過しても、下段のドットDT2で遮断されるため、ドットDT1、DT2が上下で重なった部分では、前記実施の態様4のように遮光効果が期待できる。これにより加熱コイル等のような機械的内蔵物に対するいわゆるブラインド効果が期待できる。なお、この本実施の形態5では、トッププレート2の表面側のドットDT1では、可視光線と赤外線の遮光効果を発揮させず、そのトッププレート2の表面側全体に施す(この場合、密度を一律に設定しても良い)か、又は前記赤外線透過窓だけに施して良い。トッププレート2を透過して裏面側に抜けるような可視光線と赤外線は、裏面側に設けた遮光層で遮光すれば良いからである。この遮光層の一例として、密度を上げたドット印刷を採用しても良い。
Specifically, in the fifth embodiment, as shown in FIG. 16, a dot printing portion composed of a large number of dots DT <b> 1 (front side) is provided on the surface side of the
1 交流電源、2 トッププレート、3 調理容器、4 加熱コイル、5 赤外線センサ、5A 受光窓、6 接触式温度センサ、7a 遮光領域、7b 赤外線透過領域、8 制御手段、8a 温度検出手段、 8bインバータ制御手段、9 インバータ、10 誘導加熱調理器、11 保護板、12 保護板、13 保護板、14 保護板、20 中央加熱源(輻射式電気加熱源)、21 中央表示窓、 22R 右表示窓、22L 左表示窓、23R 注意警告表示部、23L 注意警告表示部、29MR 案内マーク、29ML 案内マーク、30R 赤外線透過窓、30L 赤外線透過窓、31MR 内側マーク、31ML 内側マーク、DT 遮光材のドット、OX 交点、P1 ピッチ、P2 ピッチ、θ1 入射角、θ2 屈折角、n1 屈折率、n2 屈折率、n 屈折率n1と屈折率n2の比。 1 AC power supply, 2 top plate, 3 cooking container, 4 heating coil, 5 infrared sensor, 5A light receiving window, 6 contact temperature sensor, 7a light shielding area, 7b infrared transmission area, 8 control means, 8a temperature detection means, 8b inverter Control means, 9 inverter, 10 induction heating cooker, 11 protective plate, 12 protective plate, 13 protective plate, 14 protective plate, 20 central heating source (radiant electric heating source), 21 central display window, 22R right display window, 22L Left display window, 23R Caution warning display section, 23L Caution warning display section, 29MR guidance mark, 29ML guidance mark, 30R infrared transmission window, 30L infrared transmission window, 31MR inner mark, 31ML inner mark, DT light shielding material dot, OX intersection, P1 pitch, P2 pitch, theta 1 incident angle, theta 2 refraction angle, n 1 the refractive index, n 2 the refractive index, refractive and n the refractive index n 1 The ratio of the rate n 2.
Claims (6)
前記調理容器を誘導加熱するための加熱コイルと、
前記トッププレートの下方に備えられ、前記調理容器から放射され前記トッププレートを通過した赤外線を受光する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出温度に基づき前記加熱コイルへの供給電力を制御する制御手段と、
前記トッププレート表面に形成され可視光線及び赤外線を遮蔽できる材料からなる無数のドットDTを所定の間隔で配置したドット状印刷部と、
このドット状印刷部に囲まれて設けられ、前記赤外線センサに対する前記調理容器から放射される赤外線の通路となる赤外線透過窓と、
を備え、
前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部は、可視光線及び赤外線の透過を抑制する開口率を有し、
前記赤外線透過窓を覆うドット状印刷部は、前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部よりも可視光線及び赤外線の透過を許容するように前記赤外線透過窓の周辺域におけるドット状印刷部よりも大きい開口率を有することを特徴とする誘導加熱調理器。 A top plate on which the cooking container is placed and which transmits infrared rays;
A heating coil for inductively heating the cooking vessel;
An infrared sensor that is provided below the top plate and receives infrared rays emitted from the cooking container and passed through the top plate;
Control means for controlling the power supplied to the heating coil based on the temperature detected by the infrared sensor;
A dot-shaped printing unit in which innumerable dots DT formed of a material capable of shielding visible light and infrared light formed on the top plate surface are arranged at predetermined intervals;
An infrared transmission window provided by being surrounded by the dot-shaped printing unit and serving as an infrared path radiated from the cooking container to the infrared sensor;
With
The dot-shaped printing portion in the peripheral area of the infrared transmission window has an aperture ratio that suppresses transmission of visible light and infrared light,
The dot-shaped printing portion covering the infrared transmission window is more than the dot-shaped printing portion in the peripheral area of the infrared transmission window so as to allow the transmission of visible light and infrared rays than the dot-shaped printing section in the peripheral area of the infrared transmission window. An induction heating cooker characterized by having a large opening ratio.
最も開口率の高い第1の部分は、前記加熱コイルの真上部分に位置しており、
この部分を中心としてその外側に開口率がより低い第2の部分を設け、さらにこの第2の部分の外側にはトッププレート表面の外周端部に至るまでの広い領域に、さらに開口率の低い第3の部分を設け、
前記赤外線透過窓は前記第1の部分の中にあり、
前記赤外線透過窓におけるドット状印刷部のみが前記第3の部分と同等の低い開口率であることを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理器。 The dot-like printed part on the top plate surface is divided into three parts with different aperture ratios,
The first part with the highest aperture ratio is located directly above the heating coil,
A second portion having a lower aperture ratio is provided outside the center of this portion, and the aperture ratio is further reduced in a wide area extending to the outer peripheral edge of the top plate surface outside the second portion. Providing a third part,
The infrared transmitting window is in the first portion;
2. The induction heating cooker according to claim 1, wherein only the dot-shaped printing portion in the infrared transmission window has a low aperture ratio equivalent to that of the third portion.
前記調理容器を誘導加熱するための加熱コイルと、
前記トッププレートの下方に備えられ、前記調理容器から放射され前記トッププレートを通過した赤外線を受光する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出温度に基づき前記加熱コイルへの供給電力を制御する制御手段と、
前記トッププレート裏面に設けられ可視光線及び赤外線を遮蔽できる材料からなる遮光層と、
前記トッププレート表面に形成され可視光線及び赤外線を遮蔽できる材料からなる無数のドットDTを所定の間隔で配置したドット状印刷部と、
を備え、
前記ドット印刷部は、少なくとも2つの部分からなり、
第1のドット印刷部は前記加熱コイルの真上部分に位置し可視光線及び赤外線の透過を抑制する開口率を有し、
第2のドット印刷部は、前記トッププレートに設けられ前記調理容器3から放射される赤外線の通路となる赤外線透過窓を覆い、かつ前記第1のドット印刷部よりも可視光線及び赤外線の透過を許容するように前記第1のドット印刷部よりも大きい開口率に設定されていることを特徴とする誘導加熱調理器。 A top plate on which the cooking container is placed and which transmits infrared rays;
A heating coil for inductively heating the cooking vessel;
An infrared sensor that is provided below the top plate and receives infrared rays emitted from the cooking container and passed through the top plate;
Control means for controlling the power supplied to the heating coil based on the temperature detected by the infrared sensor;
A light shielding layer made of a material provided on the back surface of the top plate and capable of shielding visible rays and infrared rays;
A dot-shaped printing unit in which innumerable dots DT formed of a material capable of shielding visible light and infrared light formed on the top plate surface are arranged at predetermined intervals;
With
The dot printing part is composed of at least two parts,
The first dot printing part is located directly above the heating coil and has an aperture ratio that suppresses transmission of visible light and infrared light,
The second dot printing unit covers an infrared transmission window provided on the top plate and serving as an infrared path radiated from the cooking container 3 and transmits more visible light and infrared light than the first dot printing unit. An induction heating cooker characterized in that the opening ratio is set to be larger than that of the first dot printing section so as to allow.
前記調理容器を誘導加熱するための加熱コイルと、
前記トッププレートの下方に備えられ、前記調理容器から放射され前記トッププレートを通過した赤外線を受光する赤外線センサと、
前記赤外線センサの検出温度に基づき前記加熱コイルへの供給電力を制御する制御手段と、
前記トッププレート表面又は裏面に設けられ可視光線及び赤外線を遮蔽できる材料からなる遮光層と、
前記トッププレートに設けられ前記調理容器から放射される赤外線の通路となる赤外線透過窓と、
を備え、
前記遮光層で囲まれた区域内に前記赤外線透過窓を位置させ、
この赤外線透過窓の表面と裏面の何れか一方又は双方を、可視光線と赤外線を遮蔽できる材料からなる多数のドットDTを所定の間隔で配置したドット状印刷部にて覆い、
このドット状印刷部は、前記赤外線透過窓の外側の領域よりも可視光線及び赤外線の透過を許容する開口率に設定されていることを特徴とする誘導加熱調理器。 A top plate on which the cooking container is placed and which transmits infrared rays;
A heating coil for inductively heating the cooking vessel;
An infrared sensor that is provided below the top plate and receives infrared rays emitted from the cooking container and passed through the top plate;
Control means for controlling the power supplied to the heating coil based on the temperature detected by the infrared sensor;
A light-shielding layer made of a material provided on the top surface or the back surface of the top plate and capable of shielding visible light and infrared light;
An infrared transmission window provided on the top plate and serving as an infrared passage radiated from the cooking container;
With
Positioning the infrared transmitting window in an area surrounded by the light shielding layer;
Either one or both of the front and back surfaces of the infrared transmission window is covered with a dot-shaped printing unit in which a large number of dots DT made of a material capable of shielding visible light and infrared light are arranged at predetermined intervals.
The induction heating cooker, wherein the dot-shaped printing portion is set to an aperture ratio that allows visible light and infrared light to be transmitted through a region outside the infrared transmitting window .
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