以下、本発明に関連する発明の面状光源照明装置の第1の形態について説明する。図1は本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10を左前側かつ上側から見た概略的な斜視図、図2は本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。
本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、面状光源照明装置10の前後方向(図1の右下−左上方向)に配列された例えばLEDのような複数の点状光源1が、配線基板2に実装されている。詳細には、点状光源1のうち、配線基板2に対して直交する面(図2の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されている。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、配線基板2として、ガラスエポキシ基板または金属基板上に必要な電気回路および絶縁層が形成されたものが用いられているが、本発明に関連する発明の第2の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、配線基板2として、フレキシブル基板を用いることも可能である。
更に、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1からの光を反射するために、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3が設けられている。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、例えば樹脂材料の射出成形、押出成形などによってリフレクタ3が形成されているが、本発明に関連する発明の第3の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、金属材料のプレス加工などによってリフレクタ3を形成することも可能である。
また、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側表面の反射率が80%以上になるように、リフレクタ3の内側表面に鏡面加工が施され、リフレクタ3の内側表面に鏡面反射面が形成されている。詳細には、例えばAl、Ag等の金属薄膜を蒸着またはスパッタ成膜することにより、リフレクタ3の内側表面に鏡面反射面が形成されている。
本発明に関連する発明の第4の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、例えばPET、PMMAなどのような樹脂フィルム上にAl、Ag等の金属薄膜をスパッタ成膜して形成した高反射フィルムをリフレクタ3の内側表面に接着することにより、リフレクタ3の内側表面に鏡面反射面を形成することも可能である。あるいは、本発明に関連する発明の第5の形態の面状光源照明装置10では、例えば白色樹脂材料の成形によって形成されたリフレクタ3の内側表面をそのまま反射面として用いたり、例えば光沢を有する金属材料のプレス加工によって形成されたリフレクタ3の内側表面をそのまま反射面として用いたりすることも可能である。
更に、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1が実装された配線基板2が、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側表面に対して例えばねじ止め、接着などによって固定されている。
また、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1からの光および/またはリフレクタ3からの光が入射される入射面(左側面)4aと、入射面(左側面)4aと概略直交する出射面(上面)4bと、出射面(上面)4bに対向する下面4cとを有する導光板4が設けられている。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、例えばPMMAによって導光板4が形成されているが、本発明に関連する発明の第6の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、PMMA以外の任意の透明材料によって導光板4を形成することも可能である。
詳細には、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1が導光板4の入射面(左側面)4aに対向するように、かつ、複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間に所望の隙間が形成されるように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると共に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられている。
そのため、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、導光板4の入射面(左側面)4aから入射された光が、導光板4によって導光され、出射面(上面)4bから出射される。その結果、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10を図2の上側から見ると、導光板4の出射面(上面)4bが面状に光って見える。
更に詳細には、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面に突起3a1が形成されている。更に、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と係合するための凹部4b1が、導光板4の出射面(上面)4bに形成されている。
また、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面に突起3b1が形成されている。更に、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と係合するための凹部4c1が、導光板4の下面4cに形成されている。
そのため、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面(上面)4bの凹部4b1とが係合する。更に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられると、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cの凹部4c1とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。
本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1の断面形状、および、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1の断面形状が三角形にされているが、本発明に関連する発明の第7の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1の断面形状、および、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1の断面形状を矩形にすることも可能である。
更に、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1、および、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1が同一の鉛直面上に配置されているが、本発明に関連する発明の第8の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1とリフレクタ3の下側部分3bの突起3b1とを左右方向(図2の左右方向)にずらして配置することも可能である。
また、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、導光板4の出射面(上面)4b上に光学フィルムが積層されていないが、本発明に関連する発明の第9の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、輝度を向上させたり、輝度を均一にしたりするために、導光板4の出射面(上面)4b上に光学フィルムを積層することも可能である。
更に、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、導光板4の下面4cの下に反射フィルムが配置されていないが、本発明に関連する発明の第10の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、導光板4の下面4cの下に反射フィルムを配置することも可能である。
また、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1、配線基板2、リフレクタ3および導光板4を収容するためのハウジングが設けられていないが、本発明に関連する発明の第11の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、複数の点状光源1、配線基板2、リフレクタ3および導光板4を収容するための樹脂製または金属製のハウジングを設けることも可能である。
更に、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、配線基板2に電力および制御信号を供給するための配線(図示せず)がリフレクタ3の手前側(図1の右下側)または奥側(図1の左上側)から配線基板2まで延ばされているが、本発明に関連する発明の第12の形態の面状光源照明装置10では、代わりに、配線を通すための切り欠きまたは貫通穴をリフレクタ3に形成することも可能である。
換言すれば、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整が組立作業者によって行われることなく、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。
そのため、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10によれば、組立作業者が複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整を行わなければならない場合よりも、導光板4に対する複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3の位置決め作業を容易にすることができる。
つまり、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10によれば、組立作業者が複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整を行わなければならない場合よりも、量産される面状光源照明装置10の複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間のバラツキを低減することができる。
図3はリフレクタ3の内側表面の反射率(%)と相対結合効率との関係を示した図である。詳細には、図3は、図1および図2に示す本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10のリフレクタ3の内側表面の反射率(%)を65%から95%まで変更し、それぞれの反射率(%)における相対結合効率を示したものである。更に詳細には、図3の相対結合効率は、リフレクタ3が設けられていない場合における結合効率(光源1から出射された全光束に対する、導光板4の入射面(左側面)4aから入射し、導光板4の入射面(左側面)4aよりも5mm右側(図2の右側)の位置まで到達した光束の割合)に対するリフレクタ3が設けられている本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10の結合効率の割合を示している。図3において、相対結合効率が大きいことは、リフレクタ3を設けたことに伴う効果が大きいことを意味する。
図3に示すリフレクタ3の内側表面の反射率(%)と相対結合効率との関係を得るために、導光板4の板厚(図2の上下方向寸法)を1.5mmに設定した。また、複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間を0.5mmに設定した。更に、点状光源1として0.3mm×0.3mmのLEDチップを用いた。また、隣接する2個の点状光源1の間隔を3.55mmに設定し、5個の点状光源1を面状光源照明装置10の前後方向(図1の右下−左上方向)に配列した。更に、リフレクタ3の上側部分3aの下面と下側部分3bの上面との間隔を1.502mmに設定した。また、リフレクタ3の上側部分3aおよび下側部分3bの左右方向(図2の左右方向)寸法を2.5mmに設定した。
図3に示すように、リフレクタ3を設けることにより、結合効率向上効果が得られることがわかる。また、1割程度以上の結合効率向上効果を得るためには、リフレクタ3の内側表面の反射率を80%以上にする必要があることがわかる。
図4は本発明に関連する発明の第13の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配線基板2が配置されているが、本発明に関連する発明の第13の形態の面状光源照明装置10では、図4に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配線基板2が配置されている。また、リフレクタ3に貫通穴3cが形成されている。更に、配線基板2に実装されている複数の点状光源1が、貫通穴3cを介してリフレクタ3の内側に突出せしめられている。そのため、本発明に関連する発明の第13の形態の面状光源照明装置10によれば、リフレクタ3と嵌合せしめられる導光板4の上下方向(図4の上下方向)寸法を小さくすることができる。
図5は本発明に関連する発明の第14の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、点状光源1のうち、配線基板2に対して直交する面(図2の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されているが、本発明に関連する発明の第14の形態の面状光源照明装置10では、図5に示すように、点状光源1のうち、配線基板2と平行な面(図5の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されている。
換言すれば、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図2に示すように、配線基板2がリフレクタ3の下側部分3bに取り付けられているが、本発明に関連する発明の第14の形態の面状光源照明装置10では、図5に示すように、配線基板2がリフレクタ3の側面部分に取り付けられている。また、配線基板2に実装されている複数の点状光源1が、貫通穴3cを介してリフレクタ3の内側に突出せしめられている。
本発明に関連する発明の第14の形態の面状光源照明装置10では、図5に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配線基板2が配置されているが、本発明に関連する発明の第15の形態の面状光源照明装置10では、配線基板2の上下方向寸法が小さい場合に、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配線基板2を配置することも可能である。
図6は本発明の第1の実施形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。図7は導光板4に対するリフレクタ3の着脱時に用いられる上側取っ手11aおよび下側取っ手11bが装着された状態における第1の実施形態の面状光源照明装置10を左前側かつ上側から見た概略的な斜視図である。
第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6および図7に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の上側部分3aの先端に筒状部3a3,3a4が形成されている。また、リフレクタ3の下側部分3bの先端に筒状部3b3が形成されている。更に、リフレクタ3の上側部分3aの筒状部3a4と上下対称に形成された筒状部(図示せず)が、リフレクタ3の下側部分3bに設けられている。
更に、第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図7に示すように、導光板4に対するリフレクタ3の着脱時にリフレクタ3の上側部分3aの筒状部3a3,3a4に装着される上側取っ手11aと、導光板4に対するリフレクタ3の着脱時にリフレクタ3の下側部分3bの筒状部3b3に装着される下側取っ手11bとが設けられている。
そのため、第1の実施形態の面状光源照明装置10によれば、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に導光板4を挿入する時に、上側取っ手11aの左端および下側取っ手11bの左端を把持することにより、リフレクタ3の開口部を十分開くことができ、その結果、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面(上面)4bとを離間させ、かつ、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cとを離間させることができ、リフレクタ3を導光板4に容易に装着することができる。
また、第1の実施形態の面状光源照明装置10によれば、リフレクタ3を導光板4から取り外す時に、上側取っ手11aの左端および下側取っ手11bの左端を把持することにより、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面(上面)4bの凹部4b1との係合およびリフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cの凹部4c1との係合を容易に解除することができる。
第1の実施形態の面状光源照明装置10では、導光板4に対するリフレクタ3の着脱作業が終了すると、上側取っ手11aおよび下側取っ手11bが、面状光源照明装置10の手前側(図7の右下側)に移動せしめられ、図6に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの筒状部3a3,3a4および下側部分3bの筒状部3b3から容易に取り外される。
第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6および図7に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面に突起3a1が形成され、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と係合するための凹部4b1が、導光板4の出射面(上面)4bに形成されているが、第2の実施形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の上側部分3aの下面に凹部を形成し、リフレクタ3の上側部分3aの凹部と係合するための突起を、導光板4の出射面(上面)4bに形成することも可能である。
また、第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6および図7に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面に突起3b1が形成され、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と係合するための凹部4c1が、導光板4の下面4cに形成されているが、第2の実施形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の下側部分3bの上面に凹部を形成し、リフレクタ3の下側部分3bの凹部と係合するための突起を、導光板4の下面4cに形成することも可能である。
更に、第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6および図7に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配線基板2が配置されているが、第3の実施形態の面状光源照明装置10では、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配線基板2を配置することも可能である。詳細には、第3の実施形態の面状光源照明装置10では、リフレクタ3に貫通穴3c(図4参照)が形成されている。更に、配線基板2に実装されている複数の点状光源1が、貫通穴3cを介してリフレクタ3の内部に突出せしめられている。そのため、第3の実施形態の面状光源照明装置10によれば、リフレクタ3と嵌合せしめられる導光板4の上下方向寸法を小さくすることができる。
図8は本発明の第4の実施形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。図9は導光板4に対するリフレクタ3の着脱時に用いられる上側取っ手11aおよび下側取っ手11bが装着された状態における第4の実施形態の面状光源照明装置10を左前側かつ上側から見た概略的な斜視図である。
第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6に示すように、点状光源1のうち、配線基板2に対して直交する面(図6の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されているが、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8に示すように、点状光源1のうち、配線基板2と平行な面(図8の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されている。
換言すれば、第1の実施形態の面状光源照明装置10では、図6および図7に示すように、配線基板2がリフレクタ3の下側部分3bに取り付けられているが、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、配線基板2がリフレクタ3の側面部分に取り付けられている。
更に、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配線基板2が配置されている。また、リフレクタ3に貫通穴3cが形成されている。更に、配線基板2に実装されている複数の点状光源1が、貫通穴3cを介してリフレクタ3の内側に突出せしめられている。
換言すれば、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、配線基板2が、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配置されるのではなく、外側に配置されている。そのため、第4の実施形態の面状光源照明装置10によれば、リフレクタ3と嵌合せしめられる導光板4の上下方向寸法を小さくすることができる。
また、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、第1の実施形態の面状光源照明装置10と同様に、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の上側部分3aの先端に筒状部3a3,3a4が形成されている。また、リフレクタ3の下側部分3bの先端に筒状部3b3が形成されている。更に、導光板4に対するリフレクタ3の着脱時にリフレクタ3の上側部分3aの筒状部3a3,3a4に装着される上側取っ手11aと、導光板4に対するリフレクタ3の着脱時にリフレクタ3の下側部分3bの筒状部3b3に装着される下側取っ手11bとが設けられている。
そのため、第4の実施形態の面状光源照明装置10によれば、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に導光板4を挿入する時に、上側取っ手11aの左端および下側取っ手11bの左端を把持することにより、リフレクタ3の開口部を十分開くことができ、その結果、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面(上面)4bとを離間させ、かつ、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cとを離間させることができ、リフレクタ3を導光板4に容易に装着することができる。また、リフレクタ3を導光板4から取り外す時に、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面4bの凹部4b1との係合およびリフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cの凹部4c1との係合を容易に解除することができる。
更に、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図9に示すように、下側取っ手11bを逃げるための切り欠き2aが、配線基板2に形成されている。そのため、第4の実施形態の面状光源照明装置10によれば、導光板4に対するリフレクタ3の着脱時に下側取っ手11bと配線基板2とが干渉するのに伴って、配線基板2が破損してしまうおそれを回避することができる。
第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面に突起3a1が形成され、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と係合するための凹部4b1が、導光板4の出射面(上面)4bに形成されているが、第5の実施形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の上側部分3aの下面に凹部を形成し、リフレクタ3の上側部分3aの凹部と係合するための突起を、導光板4の出射面(上面)4bに形成することも可能である。
また、第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面に突起3b1が形成され、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と係合するための凹部4c1が、導光板4の下面4cに形成されているが、第5の実施形態の面状光源照明装置10では、代わりに、リフレクタ3の下側部分3bの上面に凹部を形成し、リフレクタ3の下側部分3bの凹部と係合するための突起を、導光板4の下面4cに形成することも可能である。
第4の実施形態の面状光源照明装置10では、図8および図9に示すように、配線基板2が、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配置されているが、第6の実施形態の面状光源照明装置10では、配線基板2の上下方向寸法が小さい場合に、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配線基板2を配置することも可能である。
図10は本発明に関連する発明の第16の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面に突起3b1が形成され、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と係合するための凹部4c1が、導光板4の下面4cに形成されているが、本発明に関連する発明の第16の形態の面状光源照明装置10では、図10に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面に突起が形成されておらず、導光板4の下面4cに凹部が形成されていない。
詳細には、本発明に関連する発明の第16の形態の面状光源照明装置10では、図10に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と導光板4の出射面(上面)4bの凹部4b1とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第16の形態の面状光源照明装置10では、図10に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。つまり、本発明に関連する発明の第16の形態の面状光源照明装置10によれば、図2に示す本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10とほぼ同様の効果を奏することができる。
図11は本発明に関連する発明の第17の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10では、図1および図2に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面に突起3a1が形成され、リフレクタ3の上側部分3aの突起3a1と係合するための凹部4b1が、導光板4の出射面(上面)4bに形成されているが、本発明に関連する発明の第17の形態の面状光源照明装置10では、図11に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面に突起が形成されておらず、導光板4の出射面(上面)4bに凹部が形成されていない。
詳細には、本発明に関連する発明の第17の形態の面状光源照明装置10では、図11に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられると、リフレクタ3の下側部分3bの突起3b1と導光板4の下面4cの凹部4c1とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第17の形態の面状光源照明装置10では、図11に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。つまり、本発明に関連する発明の第17の形態の面状光源照明装置10によれば、図2に示す本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10とほぼ同様の効果を奏することができる。
図12は本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、本発明に関連する発明の第1の形態の面状光源照明装置10と同様に、面状光源照明装置10の前後方向に配列された例えばLEDのような複数の点状光源1が、配線基板2に実装されている。詳細には、点状光源1のうち、配線基板2に対して直交する面(図12の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されている。
更に、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1からの光を反射するために、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3が設けられている。
また、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側表面の反射率が80%以上になるように、リフレクタ3の内側表面に鏡面加工が施され、リフレクタ3の内側表面に鏡面反射面が形成されている。詳細には、例えばAl、Ag等の金属薄膜を蒸着またはスパッタ成膜することにより、リフレクタ3の内側表面に鏡面反射面が形成されている。
更に、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1が実装された配線基板2が、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側表面に対して例えばねじ止め、接着などによって固定されている。
また、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1からの光および/またはリフレクタ3からの光が入射される入射面(左側面)4aと、入射面(左側面)4aと概略直交する出射面(上面)4bと、下面4cとを有する導光板4が設けられている。
詳細には、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1が導光板4の入射面(左側面)4aに対向するように、かつ、複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間に所望の隙間が形成されるように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると共に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられている。
そのため、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、導光板4の入射面(左側面)4aから入射された光が、導光板4によって導光され、出射面(上面)4bから出射される。その結果、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10を図12の上側から見ると、導光板4の出射面(上面)4bが面状に光って見える。
更に詳細には、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、導光板4の出射面(上面)4bに突起4b2が形成されている。更に、導光板4の出射面(上面)4bの突起4b2と係合するための凹部3a2が、リフレクタ3の上側部分3aの下面に形成されている。
また、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、導光板4の下面4cに突起4c2が形成されている。更に、導光板4の下面4cの突起4c2と係合するための凹部3b2が、リフレクタ3の下側部分3bの上面に形成されている。
そのため、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると、導光板4の出射面(上面)4bの突起4b2とリフレクタ3の上側部分3aの凹部3a2とが係合する。更に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられると、導光板4の下面4cの突起4c2とリフレクタ3の下側部分3bの凹部3b2とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。
換言すれば、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整が組立作業者によって行われることなく、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。
そのため、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10によれば、組立作業者が複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整を行わなければならない場合よりも、導光板4に対する複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3の位置決め作業を容易にすることができる。
つまり、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10によれば、組立作業者が複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間の微調整を行わなければならない場合よりも、量産される面状光源照明装置10の複数の点状光源1と導光板4の入射面(左側面)4aとの間の隙間のバラツキを低減することができる。
図13は本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面の右端に凹部3a2が形成され、その凹部3a2に対応する位置に導光板4の出射面(上面)4bの突起4b2が形成されているが、本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10では、図13に示すように、導光板4の出射面(上面)4bの入射面側端(左端)に突起4b2が形成され、その突起4b2に対応する位置にリフレクタ3の上側部分3aの下面の凹部3a2が形成されている。
また、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、リフレクタ3の下側部分3bの上面の右端に凹部3b2が形成され、その凹部3b2に対応する位置に導光板4の下面4cの突起4c2が形成されているが、本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10では、図13に示すように、導光板4の下面4cの入射面側端(左端)に突起4c2が形成され、その突起4c2に対応する位置にリフレクタ3の下側部分3bの上面の凹部3b2が形成されている。
更に、本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の内側に配線基板2が配置されているが、本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10では、図13に示すように、概略コ字状の断面形状を有するリフレクタ3の外側に配線基板2が配置されている。また、リフレクタ3に貫通穴3cが形成されている。更に、配線基板2に実装されている複数の点状光源1が、貫通穴3cを介してリフレクタ3の内側に突出せしめられている。そのため、本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10によれば、リフレクタ3と嵌合せしめられる導光板4の上下方向(図13の上下方向)寸法を小さくすることができる。
図14は本発明に関連する発明の第20の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10では、図13に示すように、点状光源1のうち、配線基板2に対して直交する面(図13の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されているが、本発明に関連する発明の第20の形態の面状光源照明装置10では、図14に示すように、点状光源1のうち、配線基板2と平行な面(図14の右側の面)が発光面になるように、複数の点状光源1が配線基板2に実装されている。
換言すれば、本発明に関連する発明の第19の形態の面状光源照明装置10では、図13に示すように、配線基板2がリフレクタ3の下側部分3bに取り付けられているが、本発明に関連する発明の第20の形態の面状光源照明装置10では、図14に示すように、配線基板2がリフレクタ3の側面部分に取り付けられている。
図15は本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、導光板4の下面4cに突起4c2が形成され、その突起4c2と係合するための凹部3b2が、リフレクタ3の下側部分3bの上面に形成されているが、本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10では、図15に示すように、導光板4の下面4cに突起が形成されておらず、リフレクタ3の下側部分3bの上面に凹部が形成されていない。
詳細には、本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10では、図15に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の上側部分3aと導光板4の出射面(上面)4bとが嵌合せしめられると、導光板4の出射面(上面)4bの突起4b2とリフレクタ3の上側部分3aの下面の凹部3a2とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10では、図15に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。つまり、本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10によれば、図12に示す本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10とほぼ同様の効果を奏することができる。
図16は本発明に関連する発明の第22の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第21の形態の面状光源照明装置10では、図15に示すように、リフレクタ3の上側部分3aの下面の右端に凹部3a2が形成され、その凹部3a2に対応する位置に導光板4の出射面(上面)4bの突起4b2が形成されているが、本発明に関連する発明の第22の形態の面状光源照明装置10では、図16に示すように、導光板4の出射面(上面)4bの入射面側端(左端)に突起4b2が形成され、その突起4b2に対応する位置にリフレクタ3の上側部分3aの下面の凹部3a2が形成されている。
図17は本発明に関連する発明の第23の形態の面状光源照明装置10を前側から見た概略的な断面図である。本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10では、図12に示すように、導光板4の出射面(上面)4bに突起4b2が形成され、その突起4b2と係合するための凹部3a2が、リフレクタ3の上側部分3aの下面に形成されているが、本発明に関連する発明の第23の形態の面状光源照明装置10では、図17に示すように、導光板4の出射面(上面)4bに突起が形成されておらず、リフレクタ3の上側部分3aの下面に凹部が形成されていない。
詳細には、本発明に関連する発明の第23の形態の面状光源照明装置10では、図17に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して取り付けられる時に、リフレクタ3の下側部分3bと導光板4の下面4cとが嵌合せしめられると、導光板4の下面4cの突起4c2とリフレクタ3の下側部分3bの上面の凹部3b2とが係合する。
その結果、本発明に関連する発明の第23の形態の面状光源照明装置10では、図17に示すように、複数の点状光源1、配線基板2およびリフレクタ3が導光板4に対して位置決めされる。つまり、本発明に関連する発明の第23の形態の面状光源照明装置10によれば、図12に示す本発明に関連する発明の第18の形態の面状光源照明装置10とほぼ同様の効果を奏することができる。
第7の実施形態では、第1から第6の実施形態、および、本発明に関連する発明の第1から第23の形態を適宜組み合わせることも可能である。