JP5294030B2 - 受信装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、受信装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、DVB−T2のOFDM信号において、所望のPLPの復号を早期に実行することができるようにする受信装置および方法、並びにプログラムに関する。
地上デジタル放送等では、データ(信号)の変調方式として、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)(直交周波数分割多重)が採用されている。
OFDMでは、伝送帯域内に多数の直交するサブキャリア(副搬送波)が設けられ、それぞれのサブキャリアの振幅や位相にデータを割り当てる、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のデジタル変調が行われる。
OFDMでは、多数のサブキャリアで伝送帯域を分割するため、1つ(1波)のサブキャリアあたりの帯域は狭くなり、変調速度は遅くなるが、トータル(サブキャリアの全体)の伝送速度は、従来の変調方式と変わらない。
上述したように、OFDMにおいては、複数のサブキャリアに対してデータの割り当てが行われることから、変調は、逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算によって行うことができる。また、変調の結果得られるOFDM信号の復調は、フーリエ変換を行うFFT(Fast Frourier Transform)演算によって行うことができる。
したがって、OFDM信号を送信する送信装置は、IFFT演算を行う回路を用いて構成することができ、OFDM信号を受信する受信装置は、FFT演算を行う回路を用いて構成することができる。
また、OFDMでは、ガードインターバルと呼ばれる信号区間を設けることで、マルチパスに対する耐性を向上させることができる。さらに、OFDMでは、既知の信号(受信装置側で分かっている信号)であるパイロット信号が、時間方向や周波数方向に離散的に挿入され、受信装置では、そのパイロット信号が、同期や、伝送路特性の推定等に利用される。
OFDMは、マルチパスに対する耐性が強いため、マルチパス妨害の影響を強く受ける地上デジタル放送等で採用されている。OFDMを採用した地上デジタル放送の規格としては、例えば、DVB-T(Digital Video Broadcasting-Terrestrial)や、ISDB-T(Integrated Services Digital Broadcasting-Terrestrial)等がある。
OFDMでは、データは、OFDMシンボルと呼ばれる単位で送信(伝送)される。
OFDMシンボルは、一般に、変調時にIFFTが行われる信号期間である有効シンボルと、その有効シンボルの後半の一部の波形が、そのまま、有効シンボルの先頭にコピーされたガードインターバルとから構成される。
このように、OFDMシンボルの先頭に、ガードインターバルを設けることで、マルチパスに対する耐性を向上させることができる。
なお、OFDMを採用した地上デジタル放送の規格では、複数のOFDMシンボルによって構成されるフレーム(OFDM伝送フレーム)と呼ばれる単位が定義され、データの送信は、フレーム単位で行われる。
以上のような、OFDM信号を受信する受信装置では、OFDM信号のキャリアを用いて、OFDM信号のデジタル直交復調が行われる。
但し、受信装置でデジタル直交復調に用いられるOFDM信号のキャリアは、一般に、OFDM信号を送信してくる送信装置で用いられるOFDM信号のキャリアと一致しておらず、誤差を含む。すなわち、デジタル直交復調に用いられるOFDM信号のキャリアの周波数は、受信装置で受信されたOFDM信号(のIF(Intermidiate Frequency)信号)の中心周波数からずれている。
そのため、受信装置では、デジタル直交復調に用いられるOFDM信号のキャリアの誤差であるキャリアずれ量を検出するキャリアずれ量検出処理、及び、キャリアずれ量に従い、そのキャリアずれ量をなくすように、OFDM信号を補正する補正(オフセット補正)処理が行われる。
ところで、OFDMを採用する地上デジタル放送の規格として、DVB−T2(第2世代欧州地上デジタル放送規格)が策定されつつある。
なお、DVB−T2については、いわゆるブルーブック(DVB BlueBook A122)に記載されている(非特許文献1)。
DVB−T2(のブルーブック)では、T2フレーム(T2 frame)と呼ばれるフレームが定義され、データは、T2フレーム単位で送信される。
T2フレームは、P1及びP2と呼ばれる2種類のプリアンブル(Preamble)信号を有し、そのプリアンブル信号に、OFDM信号の復調等の処理に必要な情報が含まれる。
P1のシンボルは、P1シグナリング(P1 Signalling)を送信するためのシンボルであり、P1シグナリングには、トランスミッションタイプ(transmission type)や、基本的なトランスミッションパラメータ(basic transmission parameters)が含まれる。
具体的には、P1シグナリング(P1)には、パラメータS1及びS2等が含まれる。パラメータS1及びS2は、P2が、SISO(Single Input Single Output (meaning one transmitting and one receiving antenna))、又は、MISO(Multiple Input, Single Output (meaning multiple transmitting antennas but one receiving antenna))のいずれの方式で送信されてくるのか、P2のFFT演算を行うときのFFTサイズ(1回のFFT演算の対象とするサンプル(シンボル)の数)等を表す。
したがって、P2を復調するには、P1を直交復調するなどしてパラメータS1及びS2等に対応するビット列を復号する必要がある。
P2のシンボルは、L1プレシグナリング(L1 pre-signalling)、及び、L1ポストシグナリング(L1 post-signalling)を送信するためのシンボルである。
L1プレシグナリングは、T2フレームを受信する受信装置が、L1ポストシグナリングの受信と復号とを行うための情報を含む。L1ポストシグナリングは、受信装置が、物理レイヤ(のlayer pipes)にアクセスするのに必要なパラメータを含む。
なお、T2フレームには、1個乃至16個のOFDMシンボルのP2を配置することができる。
また、P1及びP2は、既知の信号であるパイロット信号を含む。すなわち、P1では、非周期的な位置のサブキャリアに、パイロット信号が配置され、P2では、周期的な位置のサブキャリアに、パイロット信号が配置される。パイロット信号のうち、所定数のサブキャリア(シンボル)ごとに周期的に配置されるパイロット信号は、SP(Scattered Pilot)と呼ばれ、同一の周波数のサブキャリアに配置されるパイロット信号は、CP(Continual Pilot)と呼ばれる。
さらに、受信装置では、OFDM信号のFFT演算は、1個のOFDMシンボルごとに行われる。DVB−T2において、1個のOFDMシンボルを構成するシンボル(サブキャリア)の数、つまり、FFTサイズとしては、1K,2K,4K,8K,16K、及び、32Kの6種類が規定されている。
ここで、OFDMシンボルのサブキャリアの間隔(サブキャリア間隔)は、OFDMシンボルのFFTサイズに反比例する値となる。したがって、DVB−T2において、FFTサイズが規定されていることは、サブキャリア間隔が規定されていることと等価である。
さらに、DVB−T2では、P1のOFDMシンボルについては、上述の6種類のFFTサイズのうちの、1Kのみを使用することが規定されており、P2その他の、P1以外のOFDMシンボルについては、上述の6種類のFFTサイズのいずれも使用可能であることが規定されている。
したがって、P1のOFDMシンボルについては、DVB−T2で規定されているサブキャリア間隔のうちの最も広いサブキャリア間隔(1KのFFTサイズに対応する間隔)のサブキャリアのみが使用される。
また、P2その他の、P1以外のOFDMシンボル、すなわち、P2のOFDMシンボルと、データ(Normal)のOFDMシンボルについては、DVB−T2で規定されているサブキャリア間隔のうちの最も広いサブキャリア間隔の他、その最も広いサブキャリア間隔以外のサブキャリア間隔(2K,4K,8K,16K、及び、32KのFFTサイズそれぞれに対応する間隔)のサブキャリアの使用が可能である。
なお、P1のOFDM信号は、1K(=1024)個のシンボルを有効シンボルとして有する。
そして、P1のOFDM信号は、有効シンボルの、先頭側の一部分B1を周波数シフトした信号B1'を、有効シンボルの前側にコピーし、かつ、有効シンボルの残りの部分B2を周波数シフトした信号B2'を、有効シンボルの後ろ側にコピーした、サイクリック(cyclic)な構造になっている。
P1のOFDM信号は、853本のサブキャリアを、有効なサブキャリアとして有し、DVB−T2では、その853本のサブキャリアのうちの、384本のサブキャリアに、情報の割り当て(location)がされている。
DVB−T2のインプリメンテーションガイドライン(Implementation Guidelines(ETSI TR 102 831 : IG))には、OFDM信号を送信する伝送帯域が、例えば、8MHzである場合、P1によれば、P1のOFDM信号の、上述の384本のサブキャリアのロケーションの相関性を利用して、最大で±500kHzの精度の、「粗い」キャリアずれ量("coarse" carrier frequency offset)の推定が可能であることが記載されている。
さらに、インプリメンテーションガイドラインには、P1のサイクリックな構造によって、±0.5×サブキャリア間隔の精度の、「細かい」キャリアずれ量("fine" carrier frequency offset)の推定が可能であることが記載されている。
ところで、DVB−T2のOFDM信号を受信する受信装置では、いわゆるチャンネルスキャン(channel scan)時に、最初に、P1を検出したT2フレームにおいて、P1シグナリングの復調、及び、ガードインターバル長の推定が行われる。
その後、受信装置では、P2のFFTサイズを認識し、次のT2フレームのP2のFFT演算の開始位置を検出することが可能となる。そして、受信装置では、P2のFFT演算を行い、P2に含まれるL1プレシグナリングの復号が可能となり、L1ポストシグナリングの復号を経て所望のPLP(Physical Layer Pipe)の復号が可能となる。
これにより、例えば、所定の番組のデータとしてMPEGストリームを取得することが可能となる。
しかしながら、P2に含まれるL1プレシグナリングの復号のためには、P1を直交復調するなどしてビット列を復号する必要があり、P1に含まれる情報を正確に復号のためには、「粗い」キャリアずれ量(coarseオフセットと称される)の推定を行う必要がある。「粗い」キャリアずれを補正せずに、P1に含まれる情報を復号すると、パラメータS1、パラメータS2などを誤検出する可能性が高いからである。
このため、coarseオフセットの推定が完了するまでは、その間に受信したフレームの所望のPLPの復号を行うことができなかった。coarseオフセットの検出(推定)は、例えば、周波数を予め設定された間隔でずらしながら、都度相関値の算出を行なうことなどにより行なわれるので、相当の時間を要することになる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、DVB−T2のOFDM信号において、所望のPLPの復号を早期に実行することができるようにするものである。
本発明の一側面は、OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析するプリアンブル解析手段と、前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出するオフセット検出手段と、前記検出されたfineオフセット、および、coarseオフセットに基づいて、直交復調により得られたOFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段と、前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定する判定手段と、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを前記キャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力する制御信号出力手段とを備え、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する受信装置である。
前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に基づいて検出されたサンプリング誤差を、前記OFDM時間領域信号をサンプリングするサンプリング手段にフィードバックさせる制御信号をさらに出力するようにすることができる。
前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力するようにすることができる。
前記オフセット検出手段の検出結果として得られた前記fineオフセット、および、前記coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量が、予め設定されたキャリア周波数補正量と異なる場合、次のDVB−T2のフレームにおいて、前記プリアンブルの解析があらためて行なわれるようにすることができる。
前記DVB−T2のフレームには、前記プリアンブルとは異なる別のプリアンブルが含まれ、前記別のプリアンブルに含まれる所定のシグナリング情報がプリセットされているようにすることができる。
過去の受信結果に基づいて得られた前記fineオフセット、および、前記coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量がさらにプリセットされているようにすることができる。
本発明の一側面の受信方法は、プリアンブル解析手段が、OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析し、オフセット検出手段が、前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出し、判定手段が、前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定し、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、制御信号出力手段が、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを、OFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力するステップを含み、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する受信方法である。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータを、OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析するプリアンブル解析手段と、前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出するオフセット検出手段と、前記検出されたfineオフセット、および、coarseオフセットに基づいて、直交復調により得られたOFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段と、前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定する判定手段と、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを前記キャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力する制御信号出力手段とを備え、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する受信装置として機能させるプログラムである。
本発明の一側面においては、OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームが受信され、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルが解析され、前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットが検出され、前記coarseオフセットの検出が完了したか否かが判定され、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを、OFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号が出力される。また、前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号がさらに出力される。
本発明によれば、DVB−T2のOFDM信号において、所望のPLPの復号を早期に実行することができる。
DVB−T2のフレームの構成を説明する図である。 OFDMにおけるキャリア周波数補正を説明する図である。 受信装置において所望のPLPの復号が可能となるまでに要する時間を説明する図である。 受信装置において所望のPLPの復号が可能となるまでに要する時間を説明する図である。 DVB−T2の同期の引き込みのために必要となる情報などについて説明する表である。 DVB−T2の同期の引き込みのために必要となる情報などについて説明する表である。 プリセットがなされている場合の所望のPLPの復号が可能となるまでに要する時間を説明する図である。 本発明の一実施の形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。 OFDMシンボル内のSPの配置と等化処理を説明する図である。 OFDMシンボル内のSPの配置と等化処理を説明する図である。 OFDMシンボル内のSPの配置と等化処理を説明する図である。 図8の受信装置の動作を説明する図である。 P1処理を説明するフローチャートである。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
最初にOFDMを採用する地上デジタル放送の規格として規定されているDVB−T2(第2世代欧州地上デジタル放送規格)について説明する。OFDMは、マルチパスに対する耐性が強いため、マルチパス妨害の影響を強く受ける地上デジタル放送等で採用されている。
図1は、DVB−T2のフレームの構成を説明する図である。同図に示されるように、DVB−T2では、T2フレームと称される伝送フレーム単位にデータが伝送されるようになされている。なお、同図において、横軸が時間を表している。
なお、DVB−T2において伝送されるデータは、OFDM変調されて送信され、OFDMシンボルと呼ばれる単位で送信(伝送)される。すなわち、図1のT2フレームは、複数のOFDMシンボルによって構成される伝送フレーム(OFDM伝送フレーム)とされる。
OFDMでは、伝送帯域内に多数の直交するサブキャリア(副搬送波)が設けられ、それぞれのサブキャリアの振幅や位相にデータを割り当てる、PSK(Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)等のデジタル変調が行われる。
OFDMでは、多数のサブキャリアで伝送帯域を分割するため、1つ(1波)のサブキャリアあたりの帯域は狭くなり、変調速度は遅くなるが、トータル(サブキャリアの全体)の伝送速度は、従来の変調方式と変わらない。
上述したように、OFDMにおいては、複数のサブキャリアに対してデータの割り当てが行われることから、変調は、逆フーリエ変換を行うIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)演算によって行うことができる。また、変調の結果得られるOFDM信号の復調は、フーリエ変換を行うFFT(Fast Frourier Transform)演算によって行うことができる。
1つのOFDMシンボルは、複数のサブキャリアのそれぞれのIQコンスタレーション上のシンボル(1個のサブキャリアで伝送されるデータ)によって構成されている。DVB−T2では、1個のOFDMシンボルを構成するシンボル(サブキャリア)の数、つまり、FFTサイズとして、1K,2K,4K,8K,16K、及び、32Kの6種類が規定されている。図1は、FFTサイズが8KのT2フレームの例とされ、この場合、1つのT2フレームは、最大250msとなる。
OFDMシンボルは、一般に、変調時にIFFTが行われる信号期間である有効シンボルと、その有効シンボルの後半の一部の波形が、そのまま、有効シンボルの先頭にコピーされたガードインターバルとから構成される。なお、図1においてGIと記述された部分がガードインターバルを表している。
T2フレームは、P1およびP2と称されるOFDMシンボル、並びにNormalと称されるOFDMシンボル、およびFC(Flame Closing)と称されるOFDMシンボルから構成されている。また、それぞれのOFDMシンボルは、既知の信号であるパイロット信号を含むように構成されている。
P1及びP2は、それぞれプリアンブル(Preamble)信号とされ、そのプリアンブル信号に、OFDM信号の復調等の処理に必要な情報が含まれる。
P1のシンボルは、P1シグナリング(P1 Signalling)を送信するためのシンボルであり、P1シグナリングには、トランスミッションタイプ(transmission type)や、基本的なトランスミッションパラメータ(basic transmission parameters)が含まれる。
具体的には、P1シグナリング(P1)には、パラメータS1及びS2等が含まれる。パラメータS1及びS2は、P2が、SISO(Single Input Single Output (meaning one transmitting and one receiving antenna))、又は、MISO(Multiple Input, Single Output (meaning multiple transmitting antennas but one receiving antenna))のいずれの方式で送信されてくるのか、P2のFFT演算を行うときのFFTサイズ(1回のFFT演算の対象とするサンプル(シンボル)の数)等を表す。
したがって、P2を復調するには、P1を直交復調するなどしてパラメータS1及びS2等に対応するビット列を復号する必要がある。
P2のシンボルは、L1プレシグナリング(L1 pre-signalling)、及び、L1ポストシグナリング(L1 post-signalling)を送信するためのシンボルである。
L1プレシグナリングは、T2フレームを受信する受信装置が、L1ポストシグナリングの受信と復号とを行うための情報を含む。L1ポストシグナリングは、受信装置が、物理レイヤ(のlayer pipes)にアクセスするのに必要なパラメータを含む。
DVB−T2のOFDM信号を受信する受信装置では、いわゆるチャンネルスキャン(channel scan)時に、最初に、P1を検出したT2フレームにおいて、P1シグナリングの復調、及び、ガードインターバル長の推定が行われる。
その後、受信装置では、P2のFFTサイズを認識し、次のT2フレームのP2のFFT演算の開始位置を検出することが可能となる。そして、受信装置では、P2のFFT演算を行い、P2に含まれるL1プレシグナリングの復号が可能となり、L1ポストシグナリングの復号を経て所望のPLP(Physical Layer Pipe)の復号が可能となる。
なお、PLPは、T2フレームで伝送されるペイロードのデータの多重化の単位とされ、受信装置においてPLP毎に誤り訂正が施されるように多重化されて伝送される。PLPは、T2フレームのNormalと称されるOFDMシンボル、およびP2と称されるOFDMシンボルに含まれる一部のシンボルに基づいて復号される。
所望のPLPを復号することにより、例えば、所定の番組のデータとしてのMPEGストリームを取得することが可能となる。
なお、図1の例では、T2フレームに、2個のP2が配置されているが、T2フレームには、1個乃至16個のOFDMシンボルのP2を配置することができる。
DVB−T2のインプリメンテーションガイドライン(Implementation Guidelines(ETSI TR 102 831 : IG))には、OFDM信号を送信する伝送帯域が、例えば、8MHzである場合、P1によれば、P1のOFDM信号の384本のサブキャリアのロケーションの相関性を利用して、最大で±500kHzの精度の、「粗い」キャリアずれ量("coarse" carrier frequency offset)の推定が可能であることが記載されている。
さらに、インプリメンテーションガイドラインには、P1のサイクリックな構造によって、±0.5×サブキャリア間隔の精度の、「細かい」キャリアずれ量("fine" carrier frequency offset)の推定が可能であることが記載されている。
すなわち、受信装置においてT2フレームを受信する際に、±0.5×サブキャリア間隔の精度の、「細かい」キャリアずれ量の推定、および最大で±500kHzの精度の、「粗い」キャリアずれ量の推定を行なって、そのずれ量を補正する必要がある。「細かい」キャリアずれ量は、fineオフセットと称され、「粗い」キャリアずれ量は、coarseオフセットと称される。そして、fineオフセットおよびcoarseオフセットの補正がキャリア周波数補正と称される。
図2は、OFDMにおけるキャリア周波数補正を説明する図である。
図2は、FFTサイズが1KのP1を例としたキャリア周波数補正を説明する図であり、横軸が各サブキャリアの周波数に対応する。FFTサイズが1KのP1のOFDMシンボルは、1024個のシンボルを有効シンボルとして有する。そして、P1は、有効シンボルの、先頭側の一部分を周波数シフトした信号を、有効シンボルの前側にコピーし、かつ、有効シンボルの残りの部分を周波数シフトした信号を、有効シンボルの後ろ側にコピーした、サイクリック(cyclic)な構造になっている。P1のサイクリックな構造によって、±0.5×サブキャリア間隔のキャリアずれ量の推定が可能である。
P1は、853本のサブキャリアを、有効なサブキャリアとして有し、DVB−T2では、その853本のサブキャリアのうちの、384本のサブキャリアに、情報の割り当て(location)がされている。図2において、実線で示される矢印のそれぞれがサブキャリアを表している。
FFTサイズが1KのP1の場合、隣り合うサブキャリア同士の周波数の間隔は、約8929Hzとなる。従って、±0.5×サブキャリア間隔は、約±4.4kHzとなる。
例えば、図中の点線で示される矢印11においてサブキャリアが検出された場合、矢印11の周波数と0Hzとの差の周波数が、そのサブキャリアの周波数のずれとなる。いまの場合、約0.3サブキャリア分の周波数のずれがあることになる。このような周波数のずれは、fineオフセットとして検出することができる。
また、例えば、図中の点線で示される矢印12においてサブキャリアが検出された場合、矢印12の周波数と0Hzとの差の周波数が、そのサブキャリアの周波数のずれとなる。いまの場合、約2.3サブキャリア分の周波数のずれがあることになる。
この場合、矢印12と最寄のサブキャリアまでの周波数の差であって、0.3サブキャリア分の周波数のずれがfineオフセットとして検出される。そして、2サブキャリア分の周波数のずれがcoarseオフセットとして検出される。coarseオフセットの検出は、例えば、周波数を予め設定された間隔で数百回程度ずらしながら、都度相関値の算出を行なうことなどにより行なわれる。
このように、受信装置においてT2フレームを受信する際に、キャリア周波数補正が行われることで、各サブキャリアによって伝送されるデータを正確に受信することができるようになる。
図3と図4は、受信装置において所望のPLPの復号が可能となるまでに要する時間を説明する図である。なお、図3と図4において、横軸は時間を表すものであり、図中の図中の三角形の記号により所定の時点を表している。
なお、図3は、受信装置で受信したT2フレームの第1フレーム目を表すものとし、図4は、受信装置で受信したT2フレームの第2フレーム目を表すものとする。
図3の三角形の記号31は、P1に続くシンボル(すなわち、P2)の開始位置となるトリガ位置の検出時点を表している。なお、トリガ位置の検出とほぼ同時に、fineオフセットの検出も完了する。
図3の三角形の記号32−1および記号32−2は、coarseオフセットの検出完了時点を表している。なお、coarseオフセットの検出は、例えば、周波数を予め設定された間隔で数百回程度ずらしながら、都度相関値の算出を行なうことなどにより行なわれるため、fineオフセットの場合とは異なり、検出の完了には時間を要する。また、装置の実装の如何により、coarseオフセットの検出に要する時間が変化する。このため、coarseオフセットの検出は、最早で記号32−1の時点で完了し、最遅で記号32−2の時点で完了することになる。
なお、記号31から記号32−1までに要する時間は、P1のFFT演算に要する時間とされる。
図3の記号33は、P1の直交復調とビット列の復号が完了し、パラメータS1、パラメータS2などを含む情報の取得が完了する時点を表している。すなわち、記号33の時点で、P2が、SISO、又は、MISOのいずれの方式で送信されてくるのか、P2のFFT演算を行うときのFFTサイズ等が取得される。
上述したように、各サブキャリアによって伝送されるデータを正確に受信するためには、キャリア周波数補正が行われる必要がある。このため、P1の直交復調とビット列の復号は、coarseオフセットの検出が完了した後、所定の時間が経過したとき完了することになる。なお、図3の記号33は、記号32−2の時点でcoarseオフセットの検出が完了したものとして記載されている。
図3の記号34は、ガードインターバル(GI)長の推定が完了する時点を表している。上述したように、受信装置では、P1を検出したT2フレームにおいて、ガードインターバル長の推定が行われる。GI長の推定は、FFTサイズが取得された後、さらにn個のOFDMシンボルを受信した後に完了するようになされている。ここで、n個は、受信装置の仕様や性能などに応じて必要となる個数とされる。図3の例では、FFTサイズが取得された後、さらに2個のOFDMシンボルを受信した後、GI長の推定が完了したものとされている。
このように、記号34の時点まで、GI長の推定が完了しないため、受信装置で受信したT2フレームの第1フレーム目のP2の復調をすることはできない。P2の復調をするためには、トリガ位置の検出とともに、GI長の推定を行なって、P2の有効シンボルに対するFFT演算を行う必要があるからである。
このため、P2の復調は、受信装置で受信したT2フレームの第2フレーム目で行なわれることになる。
図4の記号35は、受信装置で受信したT2フレームの第2フレーム目のトリガ位置の検出時点を表している。
図4の場合、既に図3の記号34の時点でGI長の推定が完了しているので、P2の復調をすることが可能である。
上述したように、P2は、L1プレシグナリングを含み、L1プレシグナリングは、T2フレームを受信する受信装置が、L1ポストシグナリングの受信と復号とを行うための情報を含む。
図4の記号36の時点において、P2の復調が完了し、L1プレシグナリングが取得され、その後、L1ポストシグナリングの取得が可能となる。なお記号36の図中左側の矢印は、第2番目のP2の復調およびL1プレシグナリングの取得に要する時間を表している。
従って、記号36の時点以後において、所望のPLPの復号の準備が完了したと言える。しかしながら、記号36の時点では、既に第2フレーム目のP1、第1番目のP2、第2番目のP2およびNormalのOFDMシンボルの一部が通過している。上述したように、PLPは、T2フレームのNormalと称されるOFDMシンボル、およびP2と称されるOFDMシンボルに含まれる一部のシンボルに基づいて復号されるものなので、第2フレーム目ではPLPの復号はできない。
よって、第3フレーム目から所望のPLPの復号が可能となる。このように、所望のPLPの復号が可能となるようにすることを、同期の引き込みと称することにする。すなわち、従来、DVB−T2の同期の引き込みには2フレームを要するものとされていた。
しかしながら、同期の引き込みのために必要となる情報を受信装置に予め記憶させておくことも可能である。同期の引き込みのために必要となる情報を受信装置に予め記憶させておくことを、プリセットと称することにする。
図5と図6は、DVB−T2の同期の引き込みのために必要となる情報、それらの情報の取得元(情報源)、およびそれらの情報のプリセットの可否を説明する表である。
図5は、P2の復調に必要となる情報に関する表である。
同図に示されるように、P2の復調には、FFTサイズが必要となる。FFTサイズは、上述したように、P1を復調することにより得ることができる。また、FFTサイズは、L1プレシグナリングの中にも含まれている。
また、P2の復調には、P2が、SISO、又は、MISOのいずれの方式で送信されてくるのかを表す情報であるSISO/MISOが必要となる。SISO/MISOは、上述したように、P1を直交復調してビット列を復号することにより得ることができる。また、SISO/MISOは、L1プレシグナリングの中にも含まれている。
さらに、P2の復調には、P2が、Mixed、又は、Not Mixedのいずれの方式で送信されてくるのかを表す情報であるMixed/Not Mixedが必要となる。Mixed/Not Mixedは、P1を直交復調してビット列を復号することにより得ることができる。また、Mixed/Not Mixedは、L1プレシグナリングの中にも含まれている。
また、P2の復調には、GI長が必要となる。上述したように、P1を検出したT2フレームにおいて、GI長の推定が行われ、FFTサイズが取得された後、さらにn個のシンボルを受信した後に完了するようになされている。すなわち、GI長は、個々のOFDMシンボルのガードインターバルの相関値などを演算して推定されるものである。ただし、GI長は、L1プレシグナリングの中にも含まれている。
さらに、P2の復調には、トリガ位置が必要となる。上述したように、トリガ位置は、P1に続くシンボル(すなわち、P2)の開始位置であり、T2フレームを受信した受信装置が検出するものである。
また、P2の復調には、fineオフセットが必要となる。上述したように、fineオフセットは、P1のサイクリックな構造に基づいて、T2フレームを受信した受信装置が検出するものである。
さらに、P2の復調には、coarseオフセットが必要となる。上述したように、coarseオフセットは、例えば、周波数を予め設定された間隔でずらしながら、都度相関値の算出を行なうことなどにより、T2フレームを受信した受信装置が検出するものである。
図5に示されるFFTサイズ、SISO/MISO、Mixed/Not Mixed、およびGI長は、プリセットすることが可能である。これらの情報は、そもそもL1プレシグナリングの中にも含まれているものだからである。
一方、図5に示されるトリガ位置、およびfineオフセットは、プリセットすることによる効果は期待できない。これらの情報は、T2フレームを受信した受信装置が検出するものだからである。
すなわち、fineオフセットは、受信装置の温度特性などの影響で常に微小な変化が生じるものなので、仮にプリセットしたとしても再検出が必須となる。
同様に、coarseオフセットもT2フレームを受信した受信装置が検出するものである。しかし、上述したように、coarseオフセットは、キャリア間隔の整数倍の値となるものであり、fineオフセットと比較した場合、受信装置の状態などによる値が変化する可能性は低いと考えられる。例えば、DVB−T2の放送チャンネルにおいて、一度同期の引き込みを完了させた放送チャンネルのcoarseオフセットの値が、その後変化する可能性は低いと考えられる。
すなわち、coarseオフセットは、プリセットされた値と同期引き込み完了時の実際の誤差のずれが±4.4kHzの範囲内であれば誤差なしとなるため、多くの場合、プリセットの効果が期待できる。
このように考えると、図5に示されるcoarseオフセットは、原則としてT2フレームを受信した受信装置が検出するものであるが、プリセットすることも可能と言える。例えば、過去に受信したDVB−T2の放送チャンネルにおいて、一度同期の引き込みを完了させた放送チャンネルのcoarseオフセットをプリセットするようにすればよい。ただし、プリセットされたcoarseオフセットが常に適正であるとは限らない。
図6は、T2フレームの全てのOFDMシンボルの復調に必要となる情報に関する表である。同図に示されるFFTサイズ乃至coarseオフセットは、図5を参照して上述したものと同様なので、詳細な説明は省略する。
T2フレームの全てのOFDMシンボルの復調には、拡張帯域有無、データシンボル数、パイロットパターン、およびトーンリザベーションの情報が必要となる。これらの情報は、L1プレシグナリングの中にも含まれており、プリセットすることができる。
従って、例えば、L1プレシグナリングに含まれる情報をプリセットしておけば、図3を参照して上述した記号32−1で示される時点乃至記号32−2で示される時点で同期の引き込みが完了することになる。つまり、L1プレシグナリングに含まれる情報が既知であれば、受信装置では、第2フレーム目から、全てのOFDMシンボルの復調が可能となり、第2フレーム目から所望のPLPの復号が可能となる。
さらに、L1プレシグナリングに含まれる情報に加えて、coarseオフセットもプリセットするようにすれば、図3を参照して上述した記号31で示される時点で同期の引き込みが完了することになる。このようにすれば、第1フレーム目から、全てのOFDMシンボルの復調が可能となり、第1フレーム目から所望のPLPの復号が可能となる。
ただし、上述したように、プリセットされたcoarseオフセットが常に適正であるとは限らない。
図7は、受信装置において所望のPLPの復号が可能となるまでに要する時間を説明する図である。同図は、図3に対応する図であり、横軸は時間を表すものであり、図中の図中の三角形の記号により所定の時点を表している。
いま、L1プレシグナリングに含まれる情報に加えて、coarseオフセットもプリセットした場合であって、例えば、図7の記号32−1で示される時点(TimeAと称することにする)において、coarseオフセットの検出が完了した場合を考える。いまの場合、プリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかったものとする。
受信装置においては、図7に示されるように、TimeA以前においては、キャリア周波数補正を行うことができないが、TimeA以後においては、キャリア周波数補正を行うことができる。
従って、受信装置が受信したT2フレームのうち、第2番目のP2以後のOFDMシンボルについては、キャリア周波数補正を行った上でFFTの演算を行うことができるので、適正に復調することが可能となる。一方、受信装置が受信したT2フレームのうち、P1と第1番目のP2のOFDMシンボルについては、キャリア周波数補正を行った上でのFFTの演算を行うことができない。このため、P1と第1番目のP2を復調しても、不適正な復調結果が得られることになる。
受信装置においては、各OFDMシンボルに含まれるパイロットシンボルに基づいて、伝送チャネルの特性に応じた等化処理が行われ、また、fineオフセットのフィードバック、サンプリング誤差のフィードバックが行なわれるようになされている。例えば、不適正な復調結果に基づいて、等化処理、fineオフセット、またはサンプリング誤差のフィードバックなどが行なわれると、その後のOFDMシンボルの復調が困難になる。不適正な復調結果に基づいて、等化処理、fineオフセット、またはサンプリング誤差のフィードバックなどが行なわれた場合、例えば、同期の引き込みを最初からやり直す必要がある。
上述したように、L1プレシグナリングに含まれる情報に加えて、coarseオフセットもプリセットすれば、同期の引き込みを高速化することができる。一方で、プリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかった場合、同期の引き込みを最初からやり直すために、かえって高速化の妨げになるというリスクがある。
そこで、本発明においては、L1プレシグナリングに含まれる情報に加えて、coarseオフセットもプリセットし、coarseオフセットの検出が完了するまで、等化、フィードバックなどに関する一部の処理を停止させるようにする。
なお、実際にはcoarseオフセットの値そのものが、プリセットされるのではなく、fineオフセット、および、coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量がプリセットされることになる。ただし、上述したように、fineオフセットは、受信装置の温度特性などの影響で常に微小な変化が生じるものなので、プリセットしたとしても再検出が必須となる。
図8は、本発明の一実施の形態に係る受信装置の構成例を示すブロック図である。同図に示される受信装置100は、例えば、DVB−T2のデジタル放送を受信する受信装置として構成される。
受信装置100の図示せぬ直交復調部には、送信装置から送信されたOFDM信号(のIF(Intermidiate Frequency)信号)が供給される。直交復調部は、所定の周波数(キャリア周波数)のキャリア(理想的には、送信装置で用いられるのと同一のキャリア)と、そのキャリアと直交する信号とを用いて、そこに供給されるOFDM信号をデジタル直交復調し、その結果得られるベースバンドのOFDM信号を復調結果として出力する。
ここで、復調結果として出力された信号は、後述するFFT演算部124によるFFT演算が施される前(送信装置側で、IQコンスタレーション上のシンボル(1個のサブキャリアで伝送されるデータ)がIFFT演算された直後)の時間領域の信号であり、以下、OFDM時間領域信号ともいう。
OFDM時間領域信号は、実軸成分(I(In Phase)成分)と虚軸成分(Q(Quadrature Phase)成分)とを含む、複素数で表される複素信号である。
復調結果として出力されたOFDM時間領域信号は、図示せぬA/D変換部に供給されてデジタル信号に変換された後、リサンプラ121に供給される。リサンプラ121は、デジタル信号とされた復調結果を、サンプリングレートを送信装置のクロックと同期させるために微調整する。
キャリア周波数補正部122は、リサンプラ121から出力される信号に対してキャリア周波数補正を行う。キャリア周波数補正部122から出力される信号は、P1処理部123と、FFT演算部124に供給される。
P1処理部123は、キャリア周波数補正部122から出力される信号であって、P1のOFDMシンボルに対応する信号を取得し、トリガ位置、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出などする機能ブロックとされる。
また、P1処理部123は、後述するスイッチ129、スイッチ130、および時間方向補間部142を制御する制御信号を出力するようになされている。
FFT演算部124は、P1処理部123から供給されるトリガ位置を表す信号に基づいて、各OFDMシンボルに対するFFT演算を行う機能ブロックとされる。FFT演算部124は、トリガ位置に従って、OFDM時間領域信号から、FFTサイズ分のOFDM時間領域信号(のサンプル値)を抽出し、FFT演算を行う。
これにより、理想的には、OFDM時間領域信号に含まれる1個のOFDMシンボルを構成するシンボルから、ガードインターバル(のシンボル)を除いた、有効シンボル長のシンボルが、FFT区間のOFDM時間領域信号として抽出されFFT演算される。
FFT演算部124でのOFDM時間領域信号のFFT演算により、サブキャリアで送信されてきた情報、すなわち、IQコンスタレーション上のシンボルを表すOFDM信号が得られる。
なお、OFDM時間領域信号のFFT演算により得られるOFDM信号は、周波数領域の信号であり、以下、OFDM周波数領域信号ともいう。
FFT演算部124の演算結果は、等化処理部140、fine誤差検出部125、およびサンプリング誤差検出部126に供給される。
fine誤差検出部125は、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて、あらためてfineオフセットを検出し、補正制御部127に供給するようになされている。
補正制御部127は、fine誤差検出部125が検出したfineオフセットに基づいて、P1処理部123が検出したfineオフセットの誤差を補正し、キャリア周波数補正量を、キャリア周波数補正部122に供給するようになされている。
なお、fine誤差検出部125と補正制御部127との間には、スイッチ129が設けられている。
サンプリング誤差検出部126は、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて、サンプリング誤差を検出し、補正制御部128に供給するようになされている。
補正制御部128は、サンプリング誤差検出部126が検出したサンプリング誤差に基づいて、リサンプラ121の動作を制御するようになされている。
なお、サンプリング誤差検出部126と補正制御部128との間には、スイッチ130が設けられている。
等化処理部140は、OFDM周波数領域信号の各OFDMシンボルに含まれるパイロットシンボルに基づいて、伝送チャネルの特性に応じた等化処理を行う機能ブロックとされる。
パイロットシンボルは、受信装置100が伝送路特性を推定するために用いられるものとされ、例えば、SP(Scattered Pilot)と称される分散パイロットシンボルがそれぞれサブキャリアに割り当てられている。
図9乃至図11は、OFDMシンボル内のSPの配置と等化処理を説明する図である。なお、図9乃至図11において、横軸は周波数に対応し、縦軸は時間に対応している。
また、図9乃至図11において、1つの丸印が1つのサブキャリアで伝送されたシンボルを示している。従って、横軸方向の一列の丸印が1つのOFDMシンボルに対応する。白丸印は、伝送の対象になるデータ(搬送波)を示している。黒丸印は、SPを示しており、ハッチングされた丸印または点線で示される丸印は、それぞれ補間されたSPを表している。
図9に示されるSPは、既知の振幅と位相を持つ複素ベクトルであり、SPとSPの間には伝送の対象になるデータ搬送波が配置される。受信装置100においては、伝送路特性の影響を受けて歪んだ状態でSPが得られる。この受信時のSPと、既知の送信時のSPとを比較することによって、SPの位置での伝送路特性が取得される。
等化処理部140は、SPの位置での伝送路特性に基づいて、時間方向に補間を行い、図10に示されるように、補間されたSPを生成する。等化処理部140は、受信時のデータと、時間方向に補間されたSPとを比較することにより、シンボル毎の伝送路特性を推定する。
また、等化処理部140は、周波数補間フィルタを施すことにより、周波数方向に補間を行い、図11に示されるように、周波数方向に補間されたSPを生成する。これにより、全サブキャリアの周波数方向の伝送路特性が推定される。
すなわち、時間方向の補間では、SPに基づいて、複数のOFDMシンボルのそれぞれにおけるそのSPと同じサブキャリアで伝送されたシンボルの補間が行われる。周波数方向の補間では、SPに基づいて、同一のOFDMシンボル内の各サブキャリアで伝送されたシンボルの補間が行われる。
等化処理部140は、FFT演算後の信号を、推定された伝送路特性で複素除算することにより、送信されてきた信号の等化を行うことができる。
図8に戻って、等化処理部140は、パイロット分離部141、時間方向補間部142、周波数方向補間部143、および複素除算部144により構成されている。
パイロット分離部141は、FFT演算部124の処理により得られたOFDM周波数領域信号から、パイロットシンボルが伝送されているサブキャリアの信号を抽出するようになされている。そして、パイロット分離部141は、パイロットシンボルが伝送されているサブキャリアの信号を時間方向補間部142に供給し、それ以外のサブキャリアの信号を、複素除算部144に供給するようになされている。
時間方向補間部142は、図9乃至図11を参照して説明した等化処理のうち、時間方向の補間に関する処理を行う機能ブロックとされる。
周波数方向補間部143は、図9乃至図11を参照して説明した等化処理のうち、周波数方向の補間に関する処理を行う機能ブロックとされる。
複素除算部144は、上述したように、パイロットシンボルが伝送されているサブキャリア以外のサブキャリアの信号を、推定された伝送路特性で複素除算する。これにより、送信されてきた信号の等化を行うことができる。
複素除算部144から出力される信号には、その後、誤り訂正(FEC)などが施され、例えば、画像や音声のデータなどとして処理されることになる。
また、上述したP1処理部123は、coarseオフセットの検出が完了したとき、スイッチ129、スイッチ130、および時間方向補間部142を制御する制御信号の内容を切り替えるようになされている。
すなわち、P1処理部123により、スイッチ129は、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、開放され、coarseオフセットの検出が完了した後、閉じられるように制御される。
また、P1処理部123により、スイッチ130は、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、開放され、coarseオフセットの検出が完了した後、閉じられるように制御される。
さらに、P1処理部123により、時間方向補間部142は、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、補完を行わないように動作し、coarseオフセットの検出が完了した後、補間を行うように動作するように制御される。なお、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、時間方向補間部142は、パイロット分離部141から出力された信号をそのまま周波数方向補間部143に出力するようになされている。
すなわち、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、受信装置100は、図12に示されるように動作することになる。なお、図12は、図8に対応するブロック図であり、対応する各部には同一の符号が付されている。
図12においては、スイッチ129、スイッチ130、および時間方向補間部142に「×」印が付されている。
すなわち、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、スイッチ129が開放されるので、fineオフセットの補正に関するループが開ループとなる。従って、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットは、キャリア周波数補正部122の処理に反映されない。
このようにすることで、プリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかった場合でも、不適正な復調結果に基づいて、fineオフセットがフィードバックされることを回避することができる。
また、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、スイッチ130が開放されるので、サンプリング誤差の補正に関するループが開ループとなる。従って、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたサンプリング誤差は、リサンプラ121の処理に反映されない。
このようにすることで、プリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかった場合でも、不適正な復調結果に基づいて、サンプリング誤差がフィードバックされることを回避することができる。
さらに、coarseオフセットの検出が完了するまでの間、時間方向補間部142が補完を行わないように動作するので、等化処理部140による等化処理は、周波数方向の補間によってのみ行なわれることになる。
すなわち、時間方向の補間は、図10を参照して上述したように、複数のOFDMシンボルに跨って補間を行なうものなので、不適正な復調結果として得られたパイロットシンボルに基づく補間が行なわれると、後から受信したOFDMシンボルの等化処理が破綻する。つまり、時間的に前に受信した1つのOFDMシンボルの復調結果が、時間的に後で受信した複数のOFDMシンボルの復調結果に悪影響を与えることとなってしまうのである。
このため、図12において、等化処理部140による等化処理は、周波数方向の補間によってのみ行なわれるようになされている。これにより、1つのOFDMシンボルの復調結果が不適正であっても、他のOFDMシンボルの復調結果に悪影響を与えることは回避される。
このようにすることで、プリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかった場合でも、不適正な復調結果に基づいて、等化処理が行われることを回避することができるのである。
次に、図13のフローチャートを参照して、図8の受信装置100によりDVB−T2のデジタル放送の受信が行なわれる際に、P1処理部123、および補正制御部127により実行されるP1処理について説明する。なお、上述したように、受信装置100には、L1プレシグナリングに含まれる情報、およびcoarseオフセットがプリセットされているものとする。例えば、過去に受信したDVB−T2の放送チャンネルにおいて、一度同期の引き込みを完了させた放送チャンネルのcoarseオフセットがプリセットされているものとする。
なお、実際にはcoarseオフセットの値そのものが、プリセットされるのではなく、fineオフセット、および、coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量がプリセットされることになる。ただし、上述したように、fineオフセットは、受信装置の温度特性などの影響で常に微小な変化が生じるものなので、プリセットしたとしても再検出が必須となる。
ステップS101において、P1処理部123は、受信装置が受信したT2フレームに含まれるP1を解析する。
ステップS102において、P1処理部123は、fineオフセットおよびcoarseオフセットを検出する。
ステップS103において、fineオフセットおよびcoarseオフセットの検出が完了したか否かが判定され、検出が完了したと判定されるまで待機する。上述したように、coarseオフセットは、例えば、周波数を予め設定された間隔でずらしながら、都度相関値の算出を行なうことなどにより、検出するものであるため、検出が完了するまでに所定の時間を要する。
なお、fineオフセットは、ステップS102の処理の実行とほぼ同時に検出が完了し、直ちに補正制御部127により、キャリア周波数補正量がキャリア周波数補正部122に供給されるようになされている。
ステップS103において、fineオフセットおよびcoarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、処理は、ステップS104に進む。
ステップS104において、補正制御部127は、キャリア周波数補正が必要か否かを判定する。例えば、ステップS102の処理で検出されたcoarseオフセットがプリセットされたcoarseオフセットと異なるものであった場合、ステップS104において、キャリア周波数補正が必要と判定される。一方、ステップS102の処理で検出されたcoarseオフセットがプリセットされたcoarseオフセットと同じであった場合、ステップS104において、キャリア周波数補正は不要と判定される。
ステップS104において、キャリア周波数補正が必要と判定された場合、処理は、ステップS105に進む。
ステップS105において、補正制御部127は、キャリア周波数補正量をキャリア周波数補正部122に供給することで、キャリア周波数の補正を反映させる。すなわち、いまの場合、例えば、ステップS102の処理で検出されたcoarseオフセットがプリセットされたcoarseオフセットと異なるものであったので、あらためてキャリア周波数補正が行われるようにする。
なお、この場合、図7を参照して上述したように、P1と第1番目のP2のOFDMシンボルについては、キャリア周波数補正を行った上でのFFTの演算を行うことができない。このため、P1と第1番目のP2を復調しても、不適正な復調結果が得られることになる。
ステップS105の処理が実行された場合、受信装置100においては、例えば、処理がリセットされ、次のT2フレームにおいて、P1の復調があらためて行なわれるようになされている。
あるいはまた、ステップS105の処理が実行された場合、受信装置100においては、処理がリセットされずに継続されるようにしてもよい。
いまの場合、L1プレシグナリングに含まれる情報がプリセットされているため、P2を復調してL1プレシグナリングを取得する必要はない。また、P1と第1番目のP2の復調結果については、等化処理部140の処理の後に実行される誤り訂正処理により回復されることがある。このような場合は、受信装置100においてDVB−T2のデジタル放送の受信をそのまま継続しても特に問題はないと考えられるから、処理がリセットされずに継続されるようにしてもよい。
一方、ステップS104において、キャリア周波数補正が不要と判定された場合、ステップS105の処理はスキップされて、処理はステップS106に進む。
すなわち、いまの場合、例えば、ステップS102の処理で検出されたcoarseオフセットがプリセットされたcoarseオフセットと同じであったので、あらためてキャリア周波数補正を行う必要がないので、受信装置100におけるDVB−T2のデジタル放送の受信をそのまま継続する。
ステップS106において、P1処理部123は、スイッチ129、スイッチ130、および時間方向補間部142を制御する制御信号の内容を切り替える。
すなわち、スイッチ129は、ステップS106の処理が実行される前は、開放され、ステップS106の処理が実行された後、閉じられるように制御される。
また、スイッチ130は、ステップS106の処理が実行される前は、開放され、ステップS106の処理が実行された後、閉じられるように制御される。
さらに、時間方向補間部142は、ステップS106の処理が実行される前は、補完を行わないように動作し、ステップS106の処理が実行された後、補間を行うように動作するように制御される。
このようにして、P1処理が実行される。
このようにすることで、例えば、図3乃至図7を参照して上述したように、DVB−T2の同期の引き込みを高速に行なわせるようにすることができる。
すなわち、プリセットせずに同期の引き込みを行なわせる場合、同期の引き込みには2フレームを要し、第3フレーム目から全てのOFDMシンボルの復調が可能となり、所望のPLPの復号が可能となる。
一方、L1プレシグナリングに含まれる情報をプリセットしておけば、同期の引き込みは1フレームで完了し、第2フレーム目から、全てのOFDMシンボルの復調が可能となり、所望のPLPの復号が可能となる。
さらに、L1プレシグナリングに含まれる情報に加えて、coarseオフセットもプリセットするようにすれば、第1フレーム目から、全てのOFDMシンボルの復調が可能となり、所望のPLPの復号が可能となる。ただし、プリセットされたcoarseオフセットが常に適正であるとは限らない。
本発明によれば、受信装置100において、第1フレーム目から、全てのOFDMシンボルの復調を可能とし、所望のPLPの復号を行わせるようにすることができる。そして、仮にプリセットされたcoarseオフセットが適正ではなかった場合でも、同期の引き込みを最初からやり直すために、かえって高速化の妨げになるというリスクを回避することが可能となる。
なお、図13の処理では、受信装置100において、過去の受信の際の同期の引き込みなどに基づいて得られたcoarseオフセットがプリセットされていることを前提として説明したが、必ずしもこのようにプリセットされていることを要しない。例えば、図13の処理の開始当初は、coarseオフセットが0であるものとして処理が実行されるようにしてもよい。この場合、ステップS105では、例えば、ステップS102の処理で検出されたcoarseオフセットが0でなかった場合、キャリア周波数補正が必要と判定されることになる。
なお、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータにネットワークや記録媒体からインストールされる。また、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図14に示されるような汎用のパーソナルコンピュータ700などに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
図14において、CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記憶部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インタフェース705も接続されている。
入出力インタフェース705には、キーボード、マウスなどよりなる入力部706、LCD(Liquid Crystal display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部707が接続されている。また、入出力インタフェース705には、ハードディスクなどより構成される記憶部708、モデム、LANカードなどのネットワークインタフェースカードなどより構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介しての通信処理を行う。
入出力インタフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア711が適宜装着されている。そして、それらのリムーバブルメディアから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部708にインストールされる。
上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、インターネットなどのネットワークや、リムーバブルメディア711などからなる記録媒体からインストールされる。
なお、この記録媒体は、図14に示される、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスク(登録商標)を含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア711により構成されるものだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM702や、記憶部708に含まれるハードディスクなどで構成されるものも含む。
なお、本明細書において上述した一連の処理は、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
100 受信装置, 121 リサンプラ, 122 キャリア周波数補正部, 123 P1処理部, 124 FFT演算部, 125 fine誤差検出部, 126 サンプリング誤差検出部, 127 補正制御部, 128 補正制御部, 140 等化処理部, 141 パイロット分離部, 142 時間方向補間部, 143 周波数方向補間部, 144 複素除算部

Claims (7)

  1. OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析するプリアンブル解析手段と、
    前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出するオフセット検出手段と、
    前記検出されたfineオフセット、および、coarseオフセットに基づいて、直交復調により得られたOFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段と、
    前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定する判定手段と、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを前記キャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力する制御信号出力手段とを備え、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する
    受信装置。
  2. 前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に基づいて検出されたサンプリング誤差を、前記OFDM時間領域信号をサンプリングするサンプリング手段にフィードバックさせる制御信号をさらに出力する
    請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記オフセット検出手段の検出結果として得られた前記fineオフセット、および、前記coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量が、予め設定されたキャリア周波数補正量と異なる場合、
    次のDVB−T2のフレームにおいて、前記プリアンブルの解析があらためて行なわれる
    請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記DVB−T2のフレームには、前記プリアンブルとは異なる別のプリアンブルが含まれ、
    前記別のプリアンブルに含まれる所定のシグナリング情報がプリセットされている
    請求項1に記載の受信装置。
  5. 過去の受信結果に基づいて得られた前記fineオフセット、および、前記coarseオフセットからなるキャリア周波数補正量がさらにプリセットされている
    請求項に記載の受信装置。
  6. プリアンブル解析手段が、OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析し、
    オフセット検出手段が、前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出し、
    判定手段が、前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定し、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    制御信号出力手段が、FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを、OFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力するステップを含み、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する
    受信方法。
  7. コンピュータを、
    OFDM信号により構成されたDVB−T2のフレームを受信して、前記受信したフレームに含まれるプリアンブルを解析するプリアンブル解析手段と、
    前記解析したプリアンブルに基づいて、fineオフセット、およびcoarseオフセットを検出するオフセット検出手段と、
    前記検出されたfineオフセット、および、coarseオフセットに基づいて、直交復調により得られたOFDM時間領域信号のキャリア周波数補正を行うキャリア周波数補正手段と、
    前記coarseオフセットの検出が完了したか否かを判定する判定手段と、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    FFT演算により得られたOFDM周波数領域信号に基づいて検出されたfineオフセットを前記キャリア周波数補正手段にフィードバックさせる制御信号を出力する制御信号出力手段とを備え、
    前記coarseオフセットの検出が完了したと判定された場合、
    前記制御信号出力手段は、前記OFDM周波数領域信号に対する等化処理における時間方向の補間に関する処理を開始させる制御信号をさらに出力する受信装置として機能させる
    プログラム。
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