JP5293126B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関する。
ULSI(ultra-large scale integration)で用いられる従来型の半導体メモリは、フォトリソグラフィによる微細化限界に年々近づきつつあるため、より高集積可能な新たな次世代メモリ構造が求められている。微細化に適した構造を備えた次世代メモリの一つとして、磁気抵抗メモリ(MRAM:magnetic random access memory)が挙げられる。磁気抵抗メモリは、単純な構造であるため高集積化が容易であるだけでなく、不揮発性や低電力というメモリとして優れた特徴を持つからである。磁気抵抗メモリには、記憶素子として、強磁性体からなる固定層及び自由層の間に非磁性体層が挟まれて構成されたトンネル磁気抵抗(TMR:tunnel magetoresistance)素子が設けられている。TMR素子の構造は簡素であるため、磁気抵抗メモリは微細化に好適である。
しかしながら、TMR素子の形成の際には、固定層、自由層及び非磁性体層を得るためのフォトリソグラフィが必要とされるため、数十nm以下まで微細化することは非常に困難である。
また、ハードディスクドライブ等の磁気記録装置に関しては、現在高記録密度を目的に垂直磁気記録方式の磁気記録媒体について開発が行われ、1平方インチあたり500Gbit(ギガビット)を超える面内記録密度がすでに実用化されつつある。しかし、更に1Tbit(テラビット)を超える高記録密度を得るためには、従来のような薄膜構造では実現が困難である可能性が高い。そこで、このようなテラビット級の磁気記録媒体を実現するための技術として、直径が数十nm以下の磁性金属微粒子を基板上に堆積させ、各磁性金属微粒子を記録単位(1ビット)とする構造についての検討もされている。
しかしながら、大気中で安定した強磁性体金属微粒子は存在せず、上記のような技術を実用化することは極めて困難である。つまり、強磁性体金属微粒子の活性度が非常に高いため、例え高純度の金属微粒子を作製したとしても大気中で容易に酸化し、薄膜を用いた場合と同様のプロセスを行うことが難しく、これらを防止するためには、大がかりな設備や付加的なプロセスが必要になってしまう。
特開2007−138287号公報 特開2001−39707号公報 特開2004−2923号公報 特開平5−61258号公報 特開平5−66609号公報 特開2006−75709号公報 特開2001−27100号公報
本発明の目的は、大気中でも安定した複合材を容易に得ることができる半導体装置の製造方法を提供することにある。
半導体装置の製造方法では、強磁性体の第1の複合材を形成し、前記第1の複合材を含むトンネル磁気抵抗素子の固定層を形成し、強磁性体の第2の複合材を形成し、前記第2の複合材を含む、前記トンネル磁気抵抗素子の自由層を形成する。前記第1の複合材を形成する際、及び前記第2の複合材を形成する際のいずれも、基体上に、強磁性体触媒金属材の微粒子及び前記微粒子の表面に形成された酸化膜を備えた表面酸化材を設け、炭素を含有する雰囲気中で前記酸化膜を還元し、前記微粒子の表面に炭素材を析出させて前記微粒子を覆うグラファイト層を形成する。
上記の複合材の製造方法等によれば、炭素材で覆われた触媒金属材を容易に得ることができる。つまり、大気中でも安定した複合材を容易に得ることができる。
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の参考例
先ず、第1の参考例について説明する。図1は、第1の参考例に係る強磁性体複合微粒子(複合材)の製造方法を示す図である。
第1の参考例では、先ず、図1(a)に示すように、基体1上に、複数の表面酸化微粒子2を堆積する。表面酸化微粒子2の直径は10nm以下であることが好ましく、例えば0.5nm〜5nm程度である。表面酸化微粒子2は、グラファイト層を形成する際の触媒として機能し得るコバルト等の強磁性体金属微粒子とこの表面を覆う酸化膜から構成されている。なお、表面酸化微粒子2としては、予め、微分型静電分級装置(DMA:differential mobility analyzer)等により分級しておいたものを用いることが好ましい。粒径のばらつきが大きい場合、得られる特性のばらつきも大きくなりやすいからである。そのため、作製した微粒子の幾何標準偏差は1.4以下であることが望ましい。強磁性体金属微粒子として、コバルトの他に、ニッケル、鉄又はガドリニウムを用いてもよく、また、これらの少なくとも1種を含む合金を用いてもよい。また、これらの強磁性体金属とそれら以外のアルミニウム、モリブデン、チタン、タンタル、クロム、バナジウム、マンガン、ボロン、パラジウム、ルテニウム、銅、銀、白金及び金からなる群から選択された少なくとも1種との合金を用いてもよい。
次いで、炉内に基体1及び表面酸化微粒子2を挿入し、ドライポンプ及びターボ分子ポンプ等により炉内を高真空にして基体1を510℃程度まで昇温する。プロセス温度は例えば300℃〜900℃の範囲の温度を用いることができるが、グラファイトが析出する温度であれば特に制限はない。この結果、基体1及び表面酸化微粒子2に付着していた異物等が除去される。また、異物除去等の効果を促進させるために水素ガス処理を行ってもよい。その際のガス圧力は1kPa程度である。
その後、炉内の雰囲気を炭化水素系ガス雰囲気にする。この際には、例えば、アセチレン及びアルゴンの混合ガス(アセチレン濃度10%)を流量200sccmにて炉内に流す。そして、炉内の圧力を、例えば1kPaとする。混合ガスの流量及び圧力範囲としては特に制限はなく、例えば10sccm〜2000sccm、及び0.1kPa〜100kPaを用いることができる。ガス種としては、他にエチレン及びメタン等の炭化水素系ガス並びにエタノール及びメタノール等のアルコール系ガスを用いてもよい。この結果、化学気相成長(CVD:chemical vapor deposition)法により、表面酸化微粒子2の表面に存在した酸化膜が還元され、更に、強磁性体金属微粒子の表面にグラファイトが析出し、図1(b)に示すように、グラファイト被覆微粒子3が強磁性体複合微粒子として得られる。このような反応に要する時間は5秒間程度である。同様の条件であれば、反応時間としては1秒〜300秒程度の範囲が好ましい。実際にはグラファイトが金属微粒子から析出する時間は微粒子を構成する金属種、ガス種、ガス圧力、ガス流量、及び成長温度等に依存するため、この範囲に制限されることはない。成長方法としては、他にホットフィラメントCVD法、プラズマCVD法、リモートプラズマCVD法を用いてもよい。
このような方法によって実際に製造した強磁性体複合微粒子を、透過型電子顕微鏡写真を用いて観察したところ、図1(c)に示すような像が得られた。つまり、図1(d)に示すように、強磁性体金属微粒子11とこの表面を被覆するグラファイト層12とを含むグラファイト被覆微粒子3が観察された。
このような方法によれば、導電性のグラファイト被覆微粒子3を容易に製造することができる。また、グラファイト被覆微粒子3の表面にはグラファイト層12が存在するため、グラファイト被覆微粒子3は大気中でも安定である。更に、グラファイト被覆微粒子3の製造に、表面酸化微粒子2又はグラファイト被覆微粒子3が凝集するような高温の熱処理は必要とされないため、表面酸化微粒子2のサイズを揃えておけば、得られるグラファイト被覆微粒子3のサイズも揃うこととなる。
従来のTMR素子の製造方法では、上述のように、フォトリソグラフィが必要とされるため、微細化が困難になってきている。これに対し、自己組織的に固定層及び自由層を形成することができれば、更なる微細化が可能となる。ところが、上述のように、これまで大気中で安定した強磁性体金属微粒子は存在しない。このような状況下において、本参考例によれば、大気中で安定した導電性のグラファイト被覆微粒子3が得られる。従って、グラファイト被覆微粒子3をTMR素子の固定層及び自由層に用いれば、TMR素子及びこれを用いた磁気抵抗メモリの更なる微細化が可能となる。また、グラファイト被覆微粒子3は垂直磁気記録方式の磁気記録媒体の製造にも好適である。
(第の実施形態)
次に、第の実施形態について説明する。第の実施形態では、図2に示す構成のメモリセルアレイを備えた磁気抵抗メモリを製造する。このメモリセルアレイでは、1個のメモリセルに、スイッチング素子と機能するトランジスタ25及び記憶素子として機能するTMR素子24が備えられている。トランジスタ25のソースは接地され、ゲートはワード線WLに接続されている。また、ドレインはTMR素子24の固定層21に接続されている。TMR素子24内では、磁化が固定された固定層21上に非磁性体層22が位置し、その上に、磁化の反転が可能な自由層23が位置する。そして、自由層23にビット線BLが接続されている。このような構成のメモリセルが、ワード線WLが延びる方向及びビット線BLが延びる方向において複数アレイ状に配置されている。
図3A乃至図3Hは、第の実施形態に係る磁気抵抗メモリ(半導体装置)の製造方法を工程順に示す断面図である。また、図4A乃至図4Dは、第の実施形態に係る磁気抵抗メモリ(半導体装置)の製造方法を工程順に示す模式図である。
の実施形態では、先ず、図3Aに示すように、基板101上にトランジスタ102を形成する。このトランジスタ102は、図2中のトランジスタ25に相当する。基板101としては、例えばシリコン基板等の半導体基板を用いる。
次いで、図3Bに示すように、トランジスタ102を覆う層間絶縁膜103を基板101上に形成し、この層間絶縁膜103内に、トランジスタ102のソース拡散層102sに接続されるプラグ104s、及びドレイン拡散層102dに接続されるプラグ104dを形成する。更に、層間絶縁膜103上に、プラグ104sに接続される導電膜105s、及びプラグ104dに接続される導電膜105dを形成する。層間絶縁膜103としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。プラグ104s及び104dとしては、例えばタングステン膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。導電膜105s及び105dとしては、例えばアルミニウム膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。
その後、図3Cに示すように、導電膜105s及び105dを覆う層間絶縁膜106を層間絶縁膜103上に形成し、この層間絶縁膜106内に導電膜105dに接するプラグ107を形成する。更に、層間絶縁膜106上にプラグ107に接続される配線108を形成する。層間絶縁膜106としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。プラグ107としては、例えばタングステン膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。配線108としては、例えばアルミニウム膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。
続いて、図3D及び図4Aに示すように、配線108の所定の領域上にグラファイト被覆微粒子109を、第1の参考例におけるグラファイト被覆微粒子3の形成と同様の方法により形成する。即ち、配線108を第1の参考例における基体1とみなして、第1の参考例と同様の還元処理等を行う。
次いで、図3E及び図4Bに示すように、例えばリフトオフ法により、グラファイト被覆微粒子109を覆う非磁性体膜110を配線108上に形成する。非磁性体膜110としては、例えばアルミニウム酸化膜を形成する。非磁性体膜としては特に制限はなく、他にマグネシウム酸化膜、チタン酸化膜、ハフニウム酸化膜、マグネシウム酸化膜、亜鉛酸化膜等を用いてもよい。
その後、図3F及び図4Cに示すように、非磁性体膜110上にグラファイト被覆微粒子111を、第1の参考例におけるグラファイト被覆微粒子3の形成と同様の方法により形成する。即ち、非磁性体膜110を第1の参考例における基体1とみなして、第1の参考例と同様の還元処理等を行う。
続いて、図3F及び図4Dに示すように、例えばリフトオフ法により、グラファイト被覆微粒子111の側面を覆い、グラファイト被覆微粒子111の頂部を露出する非磁性体膜112を非磁性体膜110上に形成する。非磁性体膜112としては、例えばアルミニウム酸化膜を形成する。
次いで、図3G及び図4Dに示すように、非磁性体膜112上に、グラファイト被覆微粒子111の頂部に接する導電膜113を形成する。導電膜113としては、例えばCu膜を形成する。このようにして、グラファイト被覆微粒子109を含む固定層、グラファイト被覆微粒子111を含む自由層、並びに非磁性体膜110のグラファイト被覆微粒子109及び111間に位置する部分を備えたTMR素子が形成される。
その後、図3Hに示すように、TMR素子及び配線108を覆う層間絶縁膜114を層間絶縁膜106上に形成し、この層間絶縁膜114内に導電膜113に接続されるプラグ115を形成する。更に、層間絶縁膜114上にプラグ115に接続される配線116を形成する。層間絶縁膜114としては、例えばシリコン酸化膜を形成する。プラグ115としては、例えばタングステン膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。配線116としては、例えばアルミニウム膜及びバリアメタル膜を含むものを形成する。
その後、このようにしてメモリセルの基本的な構造が得られる。なお、グラファイト被覆微粒子109を含む固定層の磁化を固定のための層等も形成しておく。そして、導電膜105sを接地する。また、トランジスタ102のゲート電極をそのままワード線として用いるか、他の層に設けたワード線に接続する。また、配線116をそのままビット線として用いるか、他の層に設けたビット線に接続する。
このような方法により、図2に示すメモリセルアレイが得られる。
の実施形態によれば、微細なTMR素子を含む抵抗変化メモリを容易に製造することができる。つまり、自己組織的に固定層及び自由層を形成することができるため、微細なTMR素子の形成のための膜のパターニングが不要となる。また、グラファイト被覆微粒子109及び111が大気中でも安定しているため、これらを大気から隔離するための設備等も不要である。更に、グラファイト被覆微粒子109及び111への大気中の酸素及び水分の影響を排除できるため、これらの特性が低下しにくく、長い耐用年数を得ることもできる。
なお、1個のTMR素子に含まれるグラファイト被覆微粒子109及び111の数及び密度は特に限定されない。
また、TMR素子を構成する固定層、非磁性体層及び自由層が配列する方向は、基板の表面に垂直な方向に限定されない。例えば、図5に示すように、基板の表面と平行に形成された絶縁膜81上にグラファイト被覆微粒子84及び85が互いに離間して配置され、夫々に配線82及び83が接続され、グラファイト被覆微粒子84及び85の隙間を埋める非磁性体膜86が設けられていてもよい。なお、図5(a)は上面図であり、(b)は断面図である。このような構成であっても、グラファイト被覆微粒子84又は85の磁化を固定し、他方の磁化を可変にしておけばTMR素子として機能する。従って、図2中のTMR素子24として用いることができる。
(第参考例
次に、第参考例について説明する。図6は、第参考例に係る複合材の製造方法を示す図である。
参考例では、先ず、図6(a)に示すように、基体1上に、表面酸化材52を形成する。表面酸化材52の数は特に限定されない。表面酸化材52の厚さは、例えば50nm〜200nm程度である。表面酸化材52は、鉄等の触媒金属材とこの表面を覆う酸化膜から構成されている。
次いで、炉内に基体1及び表面酸化材52を挿入し、炉内を高真空にして基体1を600℃〜650℃程度まで昇温する。この結果、基体1及び表面酸化材52に付着していた異物等が除去される。反応温度は400℃〜900℃の範囲であればよい。
その後、炉内の雰囲気を炭化水素系ガス雰囲気にする。この際には、例えば、アセチレン及びアルゴンの混合ガス(アセチレン濃度10%)を流量200sccmにて炉内に流す。そして、炉内の圧力を、例えば1kPaとする。混合ガスの流量及び圧力範囲としては特に制限はなく、例えば10〜2000sccm、及び0.1kPa〜100kPaを用いることができる。ガス種としては、他にエチレン及びメタン等の炭化水素系ガス並びにエタノール及びメタノール等のアルコール系ガスを用いてもよい。この結果、熱フィラメントCVD法により、表面酸化材52の表面に存在した酸化膜が還元され、更に、触媒金属材の表面にグラファイトが析出し、図6(b)に示すように、グラファイト被覆材53が強磁性体複合材として得られる。成長中の熱フィラメントの温度が1000℃程度の場合、基板の温度は620℃程度である。このような反応に要する時間は60分間程度である。同様の条件であれば、反応時間としては5分〜120分程度の範囲が好ましく、反応時間に依存して得られるグラファイト析出量が比例関係で変化する。実際にはグラファイトが金属微粒子から析出する時間は微粒子を構成する金属種、金属膜厚、ガス種、ガス圧力、ガス流量、及び成長温度等に依存するため、この範囲に制限されることはない。成長方法としては、他に熱CVD法、プラズマCVD法、リモートプラズマCVD法を用いてもよい。例えば、熱CVD法を用いる場合、アセチレン及びアルゴン混合ガスの流量:200sccm、圧力:1kPa、成長温度:660℃、成長時間:20分の条件を用いれば、グラファイト被覆材53を作製することが可能である。
このような方法によって実際に製造した複合材を、透過型電子顕微鏡写真を用いて観察したところ、図6(c)に示すような像が得られた。つまり、図6(d)に示すように、触媒金属材61とこの表面を被覆するグラファイト層62とを含むグラファイト被覆材53が観察された。なお、図6(c)及び(d)に示すように、グラファイト層62は触媒金属材61と基体1との間にも存在する。つまり、グラファイトの析出は、触媒金属材61の下面においても生じる。これは、炭化水素系ガス中の炭素が触媒金属材61に吸収され、触媒金属材61内を拡散し、その後、触媒金属材61の全面においてグラファイトが析出するからである。
このような方法によれば、薄いグラファイト層62を所望の場所に容易に形成することが可能となる。従って、例えば配線又は電界効果トランジスタのチャネルとしてグラファイト層62を用いることができる。
なお、触媒金属材61の材料は特に限定されず、コバルト、ニッケル、鉄、アルミニウム、モリブデン、チタン、タンタル、マンガン、パラジウム、銅、銀、クロム、バナジウム、白金及び金の単体又は合金等を用いることができる。
(第参考例
次に、第参考例について説明する。第参考例では、グラファイト層をチャネルとする電界効果トランジスタを製造する。図7は、第参考例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
参考例では、先ず、図7(a)に示すように、基体1上にグラファイト被覆材53を、第参考例と同様の方法により形成する。即ち、第参考例と同様に、表面酸化材52の還元処理等を行う。なお、本参考例では、基体1の材料として、アルミニウム酸化物及びサファイア等の絶縁物を用いる。また、用途によっては厚さ50nm〜500nm程度の熱酸化膜付きシリコンウエハ等の導電性基板を用いてもよい。なお、グラファイト被覆材53は、チャネルを形成する予定の領域に形成する。
次いで、図7(b)に示すように、例えばリフトオフ法により、グラファイト被覆材53の一方の側面を上方及び側方から覆う電極63a、及び他方の側面を上方及び側方から覆う電極63bを形成する。電極63a及び63bとしては、例えば、Ti膜及びその上に位置するAu膜を含む積層体を形成する。
その後、図7(c)に示すように、電極63a及び63bの間で、グラファイト層62の触媒金属材61上に位置する部分を、例えば酸素プラズマを用いて除去する。なお、このような除去は、例えば400℃〜600℃程度の大気中での加熱によっても可能であり、また、圧力が0.1kPa〜10kPa程度の酸素雰囲気中での同様の範囲での加熱によっても可能である。
続いて、塩酸又は硫酸等を用いた一般的なウエット処理を行うことにより、図7(d)に示すように、触媒金属材61を除去する。グラファイト層62は、ほとんど酸と反応しないため、そのまま残存する。
次いで、図7(e)に示すように、グラファイト層62の電極63a及び63bから露出している部分の上にゲート絶縁膜64を、例えば原子層堆積(ALD)法により形成する。ゲート絶縁膜64の材料は特に限定されないが、例えばハフニウムオキサイド及びチタンオキサイド等が挙げられる。ゲート絶縁膜64の厚さは、例えば1nm〜100nm程度である。更に、ゲート絶縁膜64上にゲート電極65を形成する。ゲート電極65としては、例えば、Ti膜及びその上に位置するAu膜を含む積層体を形成する。
このような方法によれば、グラファイト層62のゲート絶縁膜64を介してゲート電極65の下方に位置する部分をチャネルとする電界効果トランジスタを容易に作製することができる。トランジスタ構造として、このようなトップゲート構造以外に、チャネル直下にゲート絶縁膜が存在する埋め込みゲート構造及びバックゲート構造を用いてもよい。
なお、触媒金属材61の除去後に、グラファイト層62に対する酸化処理を行って、グラファイト層62を薄くしてもよい。つまり、微細化の要請及び要求される特性等に応じてチャネルの厚さを調整することが可能である。
(第参考例
次に、第参考例について説明する。第参考例では、第参考例と同様に、グラファイト層をチャネルとする電界効果トランジスタを製造する。図8は、第参考例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。
参考例でも、先ず、図8(a)に示すように、基体1上にグラファイト被覆材53を、第参考例と同様の方法により形成する。即ち、第参考例と同様に、表面酸化材52の還元処理等を行う。なお、本参考例でも、基体1の材料として、アルミニウム酸化物及びサファイア等の絶縁物を用いる。また、用途によっては厚さ50nm〜500nm程度の熱酸化膜付きシリコンウエハ等の導電性基板を用いてもよい。なお、グラファイト被覆材53は、チャネルを形成する予定の領域に形成する。
次いで、グラファイト層62の触媒金属材61の側方及び上方に位置する部分を除去し、また、触媒金属材61を同時に除去する。除去方法として、アルコール又は純水等の溶媒中で超音波洗浄を10分程度行い、続いて0.1MPa〜1MPa程度の圧力の窒素によるブローで乾燥させる。超音波洗浄の出力に特に制限はなく、好ましくは10kHz〜100kHzの範囲にあればよい。また、溶媒の種類はグラファイトにダメージを与えない限り特に制限はない。この結果、図8(b)に示すように、グラファイト層62の触媒金属材61と基体1との間に位置していた部分のみが基体1上に残存する。この工程により、触媒金属材61と基体1との間に位置していたグラファイト部分全てが残存するわけではなく、基体1と密着している部分のみが残存する。そのため、超音波洗浄によるプロセスのみでグラフェンチャネルを容易に作製でき、第参考例よりもプロセスが非常に簡便となる。
その後、図8(c)に示すように、例えばリフトオフ法により、グラファイト層62の一方の側面を上方及び側方から覆う電極63a、及び他方の側面を上方及び側方から覆う電極63bを形成する。電極63a及び63bとしては、例えば、Ti膜及びその上に位置するAu膜を含む積層体を形成する。
続いて、図8(d)に示すように、グラファイト層62の電極63a及び63bから露出している部分の上にゲート絶縁膜64を、例えば原子層堆積(ALD)法により形成する。ゲート絶縁膜64の材料は特に限定されないが、例えばハフニウムオキサイド及びチタンオキサイド等が挙げられる。ゲート絶縁膜64の厚さは、例えば1nm〜100nm程度である。更に、ゲート絶縁膜64上にゲート電極65を形成する。ゲート電極65としては、例えば、Ti膜及びその上に位置するAu膜を含む積層体を形成する。
このような方法によれば、第参考例と同様に、グラファイト層62のゲート絶縁膜64を介してゲート電極65の下方に位置する部分をチャネルとする電界効果トランジスタを容易に作製することができる。トランジスタ構造として、このようなトップゲート構造以外に、埋め込みゲート構造及びバックゲート構造を用いてもよい。
なお、触媒金属材61の除去後に、グラファイト層62に対する酸化処理を行って、グラファイト層62を薄くしてもよい。つまり、微細化の要請及び要求される特性等に応じてチャネルの厚さを調整することが可能である。
また、第及び第参考例では、第参考例に倣って表面酸化材52を用いることとしているが、表面酸化材52に代えて触媒金属材61そのものを基体1上に設けて、その表面にグラファイトを析出させてもよい。
また、第及び第参考例により作製される電界効果トランジスタは、例えば図2中のトランジスタ25として用いることもできる。
また、ゲート絶縁膜64及びゲート電極65を形成することなく、グラファイト層62を配線として用いることも可能である。
ここで、第〜第参考例に関し、触媒金属材61の厚さとグラファイト層62との厚さとの関係について説明する。本願発明者らは、触媒金属材61としてFe膜を用い、その厚さを50nm、100nm、200nmとした場合に得られるグラファイト層62の厚さを測定した。なお、グラファイト層62の形成では、熱フィラメント化学気相成長法により、アセチレン及びアルゴンの混合ガス(アセチレン濃度10%)を用い、流量を200sscm、圧力を1kPaとし、基体1の温度を620℃とした。また、成長時間は60分間とした。この結果を図9に示す。
図9に示すように、触媒金属材61が厚くなるほど、得られるグラファイト層62が薄くなった。この結果から、触媒金属材61の厚さを調整しておけば、所望の厚さのグラファイト層62が得られるといえる。
また、上記の方法により形成したグラファイト層62についてラマン(Raman)分光測定を行ったところ、図10に示す結果が得られた。なお、図10中の(a)、(b)、(c)は、それぞれ、Fe膜の厚さが50nm、100nm、200nmの場合に得られたグラファイト層62についての結果を示す。
図10に示すように、いずれのグラファイト層62においても、グラファイトの存在を示すピークが観察された。この結果から、グラファイト層62の分子構造は適切なものとなっているといえる。
(第参考例
次に、第参考例について説明する。第参考例では、強磁性体複合微粒子として、カーボンナノチューブを備えたものを形成する。図11は、第参考例に係る強磁性体複合微粒子(複合材)の製造方法を示す図である。
参考例では、先ず、第1の参考例と同様にして、基体1上に表面酸化微粒子2を堆積する。次いで、炉内に基体1及び表面酸化微粒子2を挿入し、炉内を高真空にして基体1を510℃程度まで昇温する。つまり、第1の参考例よりも高い温度まで昇温する。この結果、基体1及び表面酸化微粒子2に付着していた異物等が除去される。その後、炉内の雰囲気を炭化水素系ガス雰囲気にする。この際には、例えば、アセチレン及びアルゴンの混合ガスを炉内に流す。そして、炉内の圧力を、例えば1kPaとする。混合ガスの流量及び圧力範囲としては特に制限はなく、例えば10sccm〜2000sccm、及び0.1kPa〜100kPaを用いることができる。ガス種としては、他にエチレン及びメタン等の炭化水素系ガス並びにエタノール及びメタノール等のアルコール系ガスを用いてもよい。この結果、熱フィラメント化学気相成長法により、表面酸化微粒子2の表面に存在した酸化膜が還元され、更に、強磁性体金属微粒子の表面にグラファイトが析出したり、カーボンナノチューブが成長したりする。そして、図11(a)に示すように、グラファイト被覆微粒子3が強磁性体複合微粒子として得られると共に、図11(b)に示すように、強磁性体金属微粒子11とこれから成長したカーボンナノチューブとを備えた強磁性体複合微粒子も得られる。このような反応に要する時間は5秒間程度である。同様の条件であれば、反応時間としては1秒〜300秒程度の範囲が好ましい。実際にはグラファイトが金属微粒子から析出する時間は微粒子を構成する金属種、ガス種、ガス圧力、ガス流量、及び成長温度等に依存するため、この範囲に制限されることはない。成長方法としては、他にホットフィラメントCVD法、プラズマCVD法、リモートプラズマCVD法を用いてもよい。
このような方法によって実際に製造した強磁性体複合微粒子を、走査型電子顕微鏡写真を用いて観察したところ、図11(c)に示すような像が得られた。つまり、グラファイト被覆微粒子3及びカーボンナノチューブ4が実際に観察された。
なお、このようにして得られた強磁性体複合微粒子に対してコバルトの2p内殻準位スペクトルを測定したところ、図12に示す結果が得られた。図12に示すように、Co酸化物由来のピークはほとんど存在せず、Co単体由来のピークが支配的であることが分かった。このことは、表面酸化微粒子2の表面に存在していた酸化膜が還元されたことを意味している。また、この測定は、強磁性体複合微粒子の製造から1週間程度経過した後に行ったものであり、図12に示す結果から、大気中においても強磁性体複合微粒子が酸化することはなく、極めて安定しているといえる。
また、これらの実施形態、参考例により得られる複合材は、例えば、無線・携帯電話基地局用ハイパワーアンプを構成する半導体素子、サーバ・パーソナルコンピューター用半導体素子、車載IC(integrated circuit)を構成する半導体素子、電気自動車モータ駆動用トランジスタ、メモリチップ、磁気ディスク装置等に用いることができる。
第1の参考例に係る強磁性体複合微粒子の製造方法を示す図である。 磁気抵抗メモリのメモリセルアレイの構成を示す図である。 の実施形態に係る磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Aに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Bに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Cに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Dに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Eに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Fに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 図3Gに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す断面図である。 の実施形態に係る磁気抵抗メモリの製造方法を示す模式図である。 図4Aに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す模式図である。 図4Bに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す模式図である。 図4Cに引き続き、磁気抵抗メモリの製造方法を示す模式図である。 TMR素子の一例を示す図である。 参考例に係る複合材の製造方法を示す図である。 参考例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 参考例に係る半導体装置の製造方法を示す断面図である。 触媒金属材の厚さとグラファイト層の厚さとの関係を示すグラフである。 ラマン分光測定の結果を示すグラフである。 参考例に係る強磁性体複合微粒子の製造方法を示す図である。 コバルトの2p内殻準位スペクトルの測定結果を示すグラフである。
符号の説明
1:基体
2:表面酸化微粒子
3:グラファイト被覆微粒子
4:カーボンナノチューブ
11:強磁性体金属微粒子
12:グラファイト層
21:固定層
22:非磁性体層
23:自由層
24:TMR素子
25:トランジスタ
52:表面酸化材
53:グラファイト被覆材
61:触媒金属材
62:グラファイト層
84、85:グラファイト被覆微粒子
86:非磁性体膜
109、111:グラファイト被覆微粒子
110、112:非磁性体膜
BL:ビット線
WL:ワード線

Claims (2)

  1. 磁性体の第1の複合材を形成する工程と、
    前記第1の複合材を含むトンネル磁気抵抗素子の固定層を形成する工程と、
    強磁性体の第2の複合材を形成する工程と、
    前記第2の複合材を含む、前記トンネル磁気抵抗素子の自由層を形成する工程と、
    を有し、
    前記第1の複合材を形成する工程及び前記第2の複合材を形成する工程は、いずれも、
    基体上に、強磁性体触媒金属材の微粒子及び前記微粒子の表面に形成された酸化膜を備えた表面酸化材を設ける工程と、
    炭素を含有する雰囲気中で前記酸化膜を還元し、前記微粒子の表面に炭素材を析出させて前記微粒子を覆うグラファイト層を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記固定層及び前記自由層を、前記固定層及び前記自由層の間に非磁性体膜を介在させて積層することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
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