JP5291876B2 - 調整式衝突トリガー装置及びその方法 - Google Patents

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本発明は衝突トリガー装置及びその方法であり、特に調整式衝突トリガー装置及びその方法を指す。電子方式及び三軸方向により移動物が衝突条件を達成するかどうかを判断するとともに、陸海空の交通手段に用いられる。
現在採用されている衝突トリガー装置はセーフティ・エアバッグ及び機械式のトリガー装置である。しかし、その衝突トリガー装置は自動車上に置かれ、一般走行における前後方向、左右方向、上下方向の加速度値は1Gを超えない。そして高速衝突の瞬間時に発生する加速度値も最大で1Gから2Gの間である。且つ、一般の衝突トリガー装置は通常最多でも二軸方向だけを利用して移動衝突トリガーを判断する。しかし、この衝突トリガー装置は一般用途にだけ適用されるため、各種類の航空飛行手段の衝突トリガー状態の判定に対し適用することができない。そのため現在の衝突トリガー装置を航空飛行手段に応用すると、たびたび誤報(false alarm)、あるいは失効(fail)を招き、各タイプの戦闘機上への応用はさらに不可能である。
上記した従来の技術は、一般の交通手段の衝突トリガーの判断を達成することはできるが、航空飛行手段に対し適用できない。しかもその衝突トリガー装置は機械式で、また二軸方向での判定ができるだけである。そしてその臨界加速度値を調整することができず、そのためその従来のものはユーザーが実際に使用する時のニーズに適合できない。
本発明の主要目的は、調整式衝突トリガー装置及びその方法を提供し、陸海空の交通手段に用いることができ、また三軸方向の判定ができ、その臨界加速度値が調整でき、且つ高センシビリティ、低誤報、低失効率を達成することである。
上記の目的を達成するため、本発明の調整式衝突トリガー装置及びその方法は、その調整式衝突トリガー装置に、電源供給モジュール一つ、電子加速センサーモジュール一つ、及びその電源供給モジュールとその電子加速センサーモジュールのマイコン制御モジュール一つを包括する。その内、当該マイコン制御モジュールは少なくとも即時処理ユニット一つ及び、ビーコン作動指令ユニット一つを包括する。
当該調整式衝突トリガーの方法は、まず移動物の少なくとも一軸の加速度値を測定し、さらにその移動物が衝突条件を達成するかどうかを判断する。もし当該移動物が衝突条件を達成する時、トリガー警告信号を緊急発射装置へ伝送し、同時にその移動物に対し位置決めを行うる。
上記の当該移動物が衝突条件を達成するかどうかを判断する方法は、まず少なくとも一軸の加速度値をキャプチャし、その合成加速度値を計算すると共に、その合成加速度値が臨界加速度値より大きいと判断した場合、その合成速度の変化量を計算し、さらにその合成速度変化量が最小速度変化量より大きいと判断した時、衝突条件に到達する事を意味し、トリガー警告信号を伝送する。
請求項1の発明は、電源供給モジュール、電子加速センサーモジュール及びマイコン制御モジュールを包括し、
該電源供給モジュールは電力を提供し該電子加速センサーモジュールは移動物の3軸の加速度値を測定し、
該マイコン制御モジュールはその電源供給モジュールと接続され、少なくとも即時処理ユニット及びビーコン作動指令ユニットを包括し、
該即時処理ユニットはその電子加速センサーモジュールが測定する、3軸の加速度値を受信し、その移動物が衝突条件を達成するかどうか判断すると共に駆動信号一つを伝送し、該即時処理ユニットは該電子加速センサーモジュールが測定した該移動物の3軸の加速度値をキャプチャし、該移動物の合成加速度値を計算し、該即時処理ユニットが該合成加速度値が臨界加速度値より大きいと判断した時、該即時処理ユニットは該移動物の合成速度変化量を計算し、該即時処理ユニットが該合成速度変化量が最小速度変化量より大きいと判断した時、すなわち該移動物が衝突条件を達成したと確認したことになり、衝突条件に対応する該駆動信号を伝送し、
該ビーコン作動指令ユニットはその即時処理ユニットが伝送する駆動信号を受信し、同時にその駆動信号により起動され、且つトリガー警告信号一つを伝送することを特徴とする調整式衝突トリガー装置としている。
請求項2の発明は、当該即時処理ユニットがその移動物の衝突条件を達成するかどうかを判断する時間を1msから50msの間とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項3の発明は、当該即時処理ユニットの臨界加速度値一つ及び最小速度変化量一つを予め設定し、その移動物が衝突条件を達成するかどうか判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項4の発明は、当該臨界加速度値を移動物の形態に基づいて調整し、またコンピュータープログラムによりその即時処理ユニットに対して調整することを特徴とする請求項3記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項5の発明は、当該合成加速度値を、各軸の加速度値を2乗して足し合わせ、得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項6の発明は、当該合成速度変化量を、各軸の速度変化量を2乗して足し合わせ、得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項7の発明は、当該合成加速度値がその臨界加速度値より小さい時、さらにその移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項8の発明は、当該合成速度変化量が当該最小速度変化量より小さい時、当該移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項9の発明は、当該トリガー警告信号を緊急発射装置へ伝送することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項10の発明は、当該緊急発射装置を緊急救急位置決め信号発射器(Emergency locator transmitter、ELT)とすることができることを特徴とする請求項9記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項11の発明は、当該電源供給モジュールを充電電池とすることができることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項12の発明は、当該移動物を陸海空の交通手段とすることができることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項13の発明は、当該マイコン制御モジュールが、さらにセルフチェックユニットを包括し、そのセルフチェックユニットは、調整式衝突トリガー装置が正常であるかどうかテストするものであることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項14の発明は、当該セルフチェックユニットが、その緊急発射装置からの信号を受信してセルフチェックを行うものであることを特徴とする請求項13記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項15の発明は、当該セルフチェックユニットが、その調整式衝突トリガー装置に故障が起こったことを偵察すると、警告メッセージを発することができることを特徴とする請求項13記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項16の発明は、当該警告メッセージを音声或いはライトとすることを特徴とする請求項15記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項17の発明は、当該マイコン制御モジュールが、さらにリセットユニットを包括し、そのリセットユニットはその緊急発射装置からの信号を受信し、そのマイコン制御モジュールに対しリセットを行うことを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置としている。
請求項18の発明は、移動物の3軸の加速度値を測定し
の合成加速度値を計算し、
該合成加速度値が臨界加速度値より大きいと判断すると、
該移動物の合成速度変化量を計算し、
該即時処理ユニットが該合成速度変化量が最小速度変化量より大きいと判断すると、
該移動物が衝突条件を達成したとし、
トリガー警告信号を発信することを特徴とする調整式衝突トリガーの方法としている。
請求項19の発明は、当該移動物が衝突条件を達成しない時、当該移動物の3軸の加速度値を再度測定することを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法としている。
請求項20の発明は、当該合成加速度値がその臨界加速度値より小さいと判断する時、その移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断を行うことを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法としている。
請求項21の発明は、当該合成速度変化量がその最小速度変化量より小さい時、その移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断を行うことを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法としている。
請求項22の発明は、当該合成加速度を、3軸の加速度値を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法としている。
請求項23の発明は、当該合成速度変化量を、3軸の速度変化量を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法としている。
本発明の調整式衝突トリガー装置及びその方法は従来の種々の欠点を効果的に改善し、陸海空の交通手段に用いることができる。そして本発明の装置は電子式であり、且つ三軸判定ができ、その臨界加速度値は移動物の形態により調整することができる。こうすることで高センシビリティ、低誤報率、低失効率を達成し、さらに進めて本発明の生産能力をさらに進歩させ、より実用的で、さらにユーザーのニーズに適合したものである。
本発明の調整式衝突トリガー装置の構造を示す図1を参照する。図に示すように、本発明は調整式衝突トリガー装置及びその方法の一種で、その調整式衝突トリガー装置1が電源供給モジュール11一つ、電子加速センサーモジュール12一つ、及びその電源供給モジュール11とその電子加速センサーモジュール12に接続されているマイコン制御モジュール13一つを包括する。その内、そのマイコン制御モジュール13は、少なくとも即時処理ユニット131一つとビーコン作動指令ユニット132一つを含む。
本発明の調整式衝突トリガー装置1は、まずその電子加速センサーモジュール12を利用して、移動物の各軸(x軸、y軸、及びz軸)の加速度値を測定し、同時に上記の各軸の加速度値をそのマイコン制御モジュール13の即時処理ユニット131へ伝える。
当該即時処理ユニット131は臨界加速度値一つ、及び最小速度変化量一つを予め設定することができ、当該臨界加速度値は移動物の形態により定める。例えば当該移動物を陸上交通手段(例えば自動車)とすると、その臨界加速度値は0.5Gから2Gの間に設定することができる。そしてその移動物を航空飛行手段(例えば飛行機、戦闘機)とすると、その臨界加速度値は2Gから3Gの間に設定することができ、当該臨界加速度値はコンピュータープログラムにより即時処理ユニット131に対し調整を行うことができる。
そして、当該即時処理ユニット131はその移動物が衝突条件を達成するかどうか判断することができる。その即時処理ユニット131のその移動物が衝突条件を達成するかどうかを判断する時間は1msから50msの間である。その判断方式は、まずその電子加速センサーモジュール12が測定するその移動物の少なくとも一軸の加速度値を受信する。例えば単軸方向だけで判定する場合、その電子加速センサーモジュール12が測定したその軸の加速度値をその臨界加速度値と比較し、その加速度値がその臨界加速度値より大きい時、さらにその移動物の速度変化量がその最小速度変化量より大きいかどうかを判断する。そしてその速度変化量がその最小速度変化量より大きい時、そのビーコン作動指令ユニット132を起動する。
本発明の調整式衝突トリガー装置1は三軸方向の判定をすることができ、そのため当該即時処理ユニット131は、その電子加速センサーモジュール12が測定する各軸の加速度値を受信する。しかし、まず各軸の加速度値を合わせて、合成加速度値としなければならず、次にその合成加速度値とその臨界加速度値を比較し、その合成加速度値がその臨界加速度値より大きい時、さらにその移動物の合成速度変化量がその最小速度変化量より大きいかどうか判断する。そして、その合成速度変化量は各軸の速度変化量が合成されたもので、その合成速度変化量がその最小速度変化量より大きい時、当該ビーコン作動指令ユニット132を起動する。
当該即時処理ユニット131は、その移動物が将来衝突すると判断すると、そのビーコン作動指令ユニット132を起動する。当該ビーコン作動指令ユニット132はトリガー警告信号一つを緊急発射装置2へ伝送することができ、その緊急発射装置2を緊急救急位置決め信号発射器(Emergency locator transmitter、ELT)とすることができる。
本発明の実施例の構造を示す、図2を参照する。図に示すように、本発明は調整式衝突トリガー装置及びその方法の一種で、本実施例の調整式衝突トリガー装置は、少なくとも電源供給モジュール11一つ、電子加速センサーモジュール12一つ、及び即時処理ユニット131とビーコン作動指令ユニット132を有するマイコン制御モジュール13一つを包括する。但し、その調整式衝突トリガー装置1が故障して、使用できない状況が起こり、ユーザーが危険にあうのを防止するため、そのマイコン制御モジュール13内に、セルフチェックユニット133一つ、及びリセットユニット134を増設する。
そして、当該セルフチェックユニット133は緊急発射装置2の信号を受信してセルフチェックを行い、その調整式衝突トリガー装置1に対し、内部伝送及び対外出力の偵察を行って、その調整式衝突トリガー装置1が正常であるかどうか判断する。毎回セルフチェックを行う時、そのビーコン作動指令ユニット132を起動し、当該ビーコン作動指令ユニット132はトリガー警告信号一つをその緊急発射装置2へ伝送する。この時、そのビーコン作動指令ユニット132をロジック1とする。そのためリセットする必要があり、このリセット動作はそのリセットユニット134がその緊急発射装置2の信号を受信することで進行する。
当該セルフチェックユニット133がチェックを行なう時に故障があるのを発見すると、当該セルフチェックユニット133が警告メッセージを出し、当該警告メッセージは音声或いはライトとすることができる。
本実施例の電源供給モジュール11は充電電池(リチウム電池)一つとし、当該電源供給モジュール11は当該マイコン制御モジュール13と接続し、マイコン制御モジュール13はまたその電子加速センサーモジュール11と接続する。当該電子加速センサーモジュール11は移動物の少なくとも一軸の加速度値を測定すると共に、そのマイコン制御モジュール13の即時処理ユニット131に伝えて、その移動物が衝突を引き起こすかどうかを判断し、当該移動物が衝突を起すと判断すると、当該ビーコン作動指令ユニット132を起動し、トリガー警告信号をその緊急発射装置2へ伝送する。
図3及び図4に示すのは、本発明の調整式衝突トリガー方法のフローチャート、及び本発明の衝突条件を達成するかどうかを判断するフローチャートである。図に示すように、本発明は調整式衝突トリガーの方法の一種であり、下記のステップを包括する、
ステップ31:移動物の少なくとも一軸の加速度値を測定する、
ステップ32:その移動物が衝突条件を達成するかどうか判断する、
ステップ321:その移動物が衝突条件を達成する時、ステップ33へ進む、
ステップ322:その移動物が衝突条件を達成しない時、ステップ31へ進む、
ステップ33:トリガー警告信号を発信する。
上記はその移動物が衝突条件を達成するかどうかを判断する方式では、下記のステップを包括する、
ステップ34:移動物の少なくとも一軸の加速度値をキャプチャする、
ステップ35:その合成加速度値を計算する。例えば、ステップ34は一軸(X軸、Y軸、或いはZ軸)だけの加速度値をキャプチャし、その加速度値をその合成加速度値とする。
そして、ステップ34では三軸(X軸、Y軸、及びZ軸)の加速度値をキャプチャするため、その合成加速度値は各軸の加速度値を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とする、
ステップ36:当該合成加速度値が臨界加速度値より大きいかどうか判断し、その臨界加速度値は移動物の形態により調整する、
ステップ361:当該合成加速度値がその臨界加速度値より大きい時、ステップ37へ進む、
ステップ362:当該合成加速度値がその臨界加速度値より小さい時、ステップ34へ戻る、
ステップ37:当該移動物の合成速度変化量を計算する。例えば一軸(X軸、Y軸、或いはZ軸)だけの速度変化量をキャプチャし、その速度変化量をその合成速度変化量とする。
そして、三軸(X軸、Y軸、及びZ軸)の速度変化量をキャプチャする場合、その合成速度変化量は各軸の速度変化量を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とする、
ステップ38:その合成速度変化量が最小速度変化量より大きいかどうか判断する。
ステップ381:その合成速度変化量がその最小速度変化量より大きいと判断した時、ステップ39へ進む、
ステップ382:その合成速度変化量がその最小速度変化量より小さいと判断した時、ステップ34へ戻る、
ステップ39:当該移動物が衝突条件を達成する。
図5に示すのは、本発明の衝突応答曲線図である。図に示すように、基準曲線41一つ、第一曲線42一つ、及び第二曲線43一つを含み、その基準曲線41からわかるように、その臨界加速度値を約14Gとし、その最小速度変化量を1.4m/sとなる。
当該第一曲線42の第一スタート加速度値は14Gより大きく、且つその第一速度変化量を1.52m/sとなるため、当該第一スタート加速度値は当該基準曲線42の臨界加速度値より大きく、当該第一速度変化量は当該最小速度変化量より大きい。そのため、この状態下で、当該調整式衝突トリガー装置2は、トリガー警告信号一つを緊急発射装置へ伝送する。
当該第二曲線43の第二スタート加速度値は14Gより小さく、且つその第二速度変化量は1.22m/sとなるため、その第二スタート加速度値はその基準曲線41の臨界加速度値より大きく、その第二速度変化量はその最小速度変化量より大きい。そのため、この状態下ではその調整式衝突トリガー装置は、その緊急発射装置を起動しない。
図6に示すのは、本発明の調整式衝突トリガー装置の速度と時間の関係図である。図に示すように、第1関係曲線51一つ、第2関係曲線52一つ、第3関係曲線53一つ、第4関係曲線54一つ、第5関係曲線55一つを含み、第1関係曲線51を基準とする。また、その第1関係曲線51からわかるように、その臨界加速度値は2.3Gとなり、次にその第2関係曲線52と第3関係曲線53の加速度値はそれぞれ10Gと4Gで、2つの加速度値は当該臨界加速度値より大きい。当該第4関係曲線54と第5関係曲線55の加速度値はそれぞれ1.5Gと0.5Gで、上記の2つの加速度値はその臨界加速度値より小さい。さらにその曲線傾斜程度からわかるように、当該第2関係曲線52の速度変化量が最大で、当該第5関係曲線55の速度変化量は最小である。そのため、当該調整式衝突トリガー装置は、第2関係曲線52と第3関係曲線53の状態下で、緊急発射装置を起動する。逆に、その調整式衝突トリガー装置は、第4関係曲線54と第5関係曲線55の状態下では、その緊急発射装置を起動する必要がない。
図7、図8、図9に示すのは、それぞれ本発明のx軸の加速度曲線、y軸の加速度曲線、z軸の加速度曲線図である。図に示すように、本発明の衝突トリガー装置で落下実験を行う時、上記の曲線図はそれぞれx軸加速度曲線61一つ、y軸加速度曲線62一つ、及びz軸加速度曲線63一つを含み、各軸の加速度曲線からわかるように、衝突トリガー装置が静止すると、y軸だけに1Gの加速度値が発生する。なぜなら、当該調整式衝突トリガー装置のy軸が地面を向いているためで、この時の合成加速度値は1Gとなる。その調整式衝突トリガー装置を放すと、その三軸方向はともにその加速度値を偵察することができない。次にその調整式衝突トリガー装置が落下して地面に衝突した時、各軸全てがその加速度値をキャプチャする。同時に2回の大きな加速度の変化が起こったことがわかり、それぞれは、落下して地面に衝突したばかりの時と衝突後の転がった衝撃である。続いてまた静止が回復する。しかし、z軸の加速度曲線63からわかるように、その調整式衝突トリガー装置のz軸には1Gの加速度値が発生し、それはその調整式衝突トリガー装置が衝撃で、90度転がった後、そのz軸が地面方向を向いたからである。
図10に示す、本発明の合成加速度曲線図を参照のこと。図に示すように、本発明の調整式衝突トリガー装置の落下実験は各軸の加速度の変化を説明する。衝突トリガー条件に到達したかどうかを判定するため、上記に説明したように各軸の加速度変化を合わせて合成加速度としなければならない。本図は上記の各軸の加速度曲線を合わせ、合成加速度曲線7とし、またその合成加速度曲線7からわかるように、その一回目の衝撃ピークの持続時間の長さは0.03秒で、その加速度値が2Gを超過する時間の長さも約0.03秒である。
本発明の調整式衝突トリガー装置の構造図である。 本発明の実施例の構造図である。 本発明の調整式衝突トリガー方法のフローチャートである。 本発明の衝突条件を達成するかどうかを判断するフローチャートである。 発明の衝突応答曲線図である。 本発明の調整式衝突トリガー装置の速度と時間の関係図である。 本発明のx軸の加速度曲線図である。 本発明のy軸の加速度曲線図である。 本発明のz軸の加速度曲線図である。 本発明の合成加速度曲線図である。
1 調整式衝突トリガー装置
2 緊急発射装置
7 合成加速度曲線
11 電源供給モジュール
12 電子加速センサーモジュール
13 マイコン制御モジュール
41 基準曲線
42 第1曲線
43 第2曲線
51 第1関係曲線
52 第2関係曲線
53 第3関係曲線
54 第4関係曲線
55 第5関係曲線
61 x軸加速度曲線
62 y軸加速度曲線
63 z軸加速度曲線
131 即時処理ユニット
132 ビーコン作動指令ユニット

Claims (23)

  1. 電源供給モジュール、電子加速センサーモジュール及びマイコン制御モジュールを包括し、
    該電源供給モジュールは電力を提供し該電子加速センサーモジュールは移動物の3軸の加速度値を測定し、
    該マイコン制御モジュールはその電源供給モジュールと接続され、少なくとも即時処理ユニット及びビーコン作動指令ユニットを包括し、
    該即時処理ユニットはその電子加速センサーモジュールが測定する、3軸の加速度値を受信し、その移動物が衝突条件を達成するかどうか判断すると共に駆動信号一つを伝送し、該即時処理ユニットは該電子加速センサーモジュールが測定した該移動物の3軸の加速度値をキャプチャし、該移動物の合成加速度値を計算し、該即時処理ユニットが該合成加速度値が臨界加速度値より大きいと判断した時、該即時処理ユニットは該移動物の合成速度変化量を計算し、該即時処理ユニットが該合成速度変化量が最小速度変化量より大きいと判断した時、すなわち該移動物が衝突条件を達成したと確認したことになり、衝突条件に対応する該駆動信号を伝送し、
    該ビーコン作動指令ユニットはその即時処理ユニットが伝送する駆動信号を受信し、同時にその駆動信号により起動され、且つトリガー警告信号一つを伝送することを特徴とする調整式衝突トリガー装置。
  2. 当該即時処理ユニットがその移動物の衝突条件を達成するかどうかを判断する時間を1msから50msの間とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  3. 当該即時処理ユニットの臨界加速度値一つ及び最小速度変化量一つを予め設定し、その移動物が衝突条件を達成するかどうか判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  4. 当該臨界加速度値を移動物の形態に基づいて調整し、またコンピュータープログラムによりその即時処理ユニットに対して調整することを特徴とする請求項3記載の調整式衝突トリガー装置。
  5. 当該合成加速度値を、各軸の加速度値を2乗して足し合わせ、得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  6. 当該合成速度変化量を、各軸の速度変化量を2乗して足し合わせ、得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  7. 当該合成加速度値がその臨界加速度値より小さい時、さらにその移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  8. 当該合成速度変化量が当該最小速度変化量より小さい時、当該移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  9. 当該トリガー警告信号を緊急発射装置へ伝送することを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  10. 当該緊急発射装置を緊急救急位置決め信号発射器(Emergency locator transmitter、ELT)とすることができることを特徴とする請求項9記載の調整式衝突トリガー装置。
  11. 当該電源供給モジュールを充電電池とすることができることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  12. 当該移動物を陸海空の交通手段とすることができることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  13. 当該マイコン制御モジュールが、さらにセルフチェックユニットを包括し、そのセルフチェックユニットは、調整式衝突トリガー装置が正常であるかどうかテストするものであることを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  14. 当該セルフチェックユニットが、その緊急発射装置からの信号を受信してセルフチェックを行うものであることを特徴とする請求項13記載の調整式衝突トリガー装置。
  15. 当該セルフチェックユニットが、その調整式衝突トリガー装置に故障が起こったことを偵察すると、警告メッセージを発することができることを特徴とする請求項13記載の調整式衝突トリガー装置。
  16. 当該警告メッセージを音声或いはライトとすることを特徴とする請求項15記載の調整式衝突トリガー装置。
  17. 当該マイコン制御モジュールが、さらにリセットユニットを包括し、そのリセットユニットはその緊急発射装置からの信号を受信し、そのマイコン制御モジュールに対しリセットを行うことを特徴とする請求項1記載の調整式衝突トリガー装置。
  18. 移動物の3軸の加速度値を測定し
    の合成加速度値を計算し、
    該合成加速度値が臨界加速度値より大きいと判断すると、
    該移動物の合成速度変化量を計算し、
    該即時処理ユニットが該合成速度変化量が最小速度変化量より大きいと判断すると、
    該移動物が衝突条件を達成したとし、
    トリガー警告信号を発信することを特徴とする調整式衝突トリガーの方法。
  19. 当該移動物が衝突条件を達成しない時、当該移動物の3軸の加速度値を再度測定することを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法。
  20. 当該合成加速度値がその臨界加速度値より小さいと判断する時、その移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断を行うことを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法。
  21. 当該合成速度変化量がその最小速度変化量より小さい時、その移動物の3軸の加速度値を再度キャプチャして判断を行うことを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法。
  22. 当該合成加速度を、3軸の加速度値を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法。
  23. 当該合成速度変化量を、3軸の速度変化量を二乗したものを足し合わせ、さらに得られた加算値の平方根とすることを特徴とする請求項18記載の調整式衝突トリガーの方法。
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