JP5291557B2 - 棒状素材の鍛造方法 - Google Patents

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本発明は、クランク軸素材のような棒状素材の鍛造方法に関する。
クランク軸は、形状が複雑であるため、主として鍛造法により造形される。クランク軸に適した鍛造法が各種提案されてきた(例えば、特許文献1(第2図、第4図)参照。)。
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図10は従来の鍛造用金型の断面図であり、下型101と上型102により、クランク軸に対応するキャビティ103が形成される。
図11は図10の11部拡大図であり、下型101において、キャビティ103から平坦面104が延ばされ、この平坦面104の先端から斜め下へ傾斜面105が延ばされ、この傾斜面105の先端から第2平坦面106が水平に延ばされている。同様に、上型102において、キャビティ103から平坦面107が延ばされ、この平坦面107の先端から斜めに傾斜面108が延ばされ、この傾斜面108の先端から第2平坦面109が延ばされている。
鍛造の際に、素材の余剰分はバリの形態で、矢印(1)のように、平坦面104、107間、傾斜面105、108間及び第2平坦面106、109の間で構成されるバリ流路へ侵入する。ただし、バリ流路が曲がっていると共に漸次狭くなっているため、流路抵抗が大きい。流路抵抗が大きいため、キャビティ103でのワークが緻密化される。そして、バリは小さくなり、歩留まりがよくなる。
バリ流路の流路抵抗が大きいため、成形時に材料の流出が容易な素材形状に適している。反面、材料の流出が難しい素材形状の場合は、図11のようなバリ流路は採用できない。
また、ワークの緻密化が図れる分だけ、成形荷重が増大し、鍛造用金型の強度向上が必要となる。すなわち、特許文献1の発明は小型の素材の処理に適している。反面、多気筒エンジン用のクランク軸のような大型の素材では、成形荷重が大きくなり、鍛造用金型を大型にする必要があり、金型の調達コストが嵩む。
成形時に材料の流出が難しい素材形状に対応できると共に大型の素材に対しても成形荷重の増加を抑えることができる鍛造技術が求められる。
特公昭62−45009号公報
本発明は、成形時に材料の流出が難しい素材形状に対応できると共に大型の素材に対しても成形荷重の増加を抑えることができる鍛造技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、棒状素材を対象として、潰し成形工程と荒成形工程と仕上げ成形工程とにより鍛造成形を施す棒状素材の鍛造方法において、
上型と下型との間にバリの流出を許容するギャップを有すると共に、このギャップの出口から延びており断面が階段形状を呈し、前記ギャップから流出したバリを逃がす逃がし部を有する潰し工程用金型と荒成形用金型と仕上げ成形用金型とを各々準備しておき、
第1のギャップと第1の逃がし部とを有する前記潰し工程用金型を用いて、前記棒状素材を塑性加工して潰し成形品を得る潰し工程と、
第2のギャップと第2の逃がし部とを有し、且つ第2のギャップが前記第1のギャップより狭い前記荒成形工程用金型を用いて、前記潰し成形品を塑性加工して荒成形品を得る荒成形工程と、
第3のギャップと第3の逃がし部とを有し、且つ第3のギャップが前記第2のギャップより狭い前記仕上げ成形工程用金型を用いて、前記荒成形品を塑性加工して仕上げ成形品を得る仕上げ成形工程と、からなり、
前記第2の逃がし部は、前記第2のギャップの出口から斜面及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面により、前記第2のギャップよりも段差分だけ広がっており、この段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定され、
前記第3の逃がし部は、前記第3のギャップの出口から斜面及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面により、前記第3のギャップよりも段差分だけ広がっており、この段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、潰し工程用金型での第1のギャップより、荒成形工程用金型での第2のギャップを狭くする。この荒成形工程用金型での第2のギャップより、仕上げ成形工程用金型での第3のギャップを狭くする。
ワークがクランク軸であれば、クランク軸の軸部とカウンタウエイト部に対応するキャビティを、金型に設ける必要がある。カウンタウエイト部は軸部から大きく膨出するため、そこへ鍛造素材を流動させるには、圧力を高める必要がある。
鍛造初期を担う潰し工程用金型より、鍛造中期を担う荒成形工程用金型の方が、カウンタウエイト部に代表される膨出部は、大きい。そこで、潰し工程用金型よりも荒成形工程用金型のギャップを狭くして、内圧を高めて鍛造素材の流動を促すようにした。
同様に、鍛造中期を担う荒成形工程用金型より、鍛造末期を担う仕上げ成形工程用金型の方が膨出部は大きくなる。そこで、荒成形工程用金型よりも仕上げ成形工程用金型のギャップを狭くして、内圧を高めて鍛造素材の流動を促すようにした。
すなわち、ギャップを変えることにより、内圧を徐々に上げるようにした。この結果、ギャップを介して流出するバリの流出量を適正化しつつ、膨出部への鍛造素材の流動不足を解消することができる。
1 内圧を徐々に上げるようにしたので、成形荷重の急激な増加を抑えることができる。加えて、バリの流出量を適正化することができるため、材料(鍛造素材)の流出が難しい素材形状に対応させることができ、大型の素材が処理可能となる。
加えて、請求項に係る発明では、第2・第3のギャップの出口から斜面を介して逃がし部成形面を延ばした。逃がし部成形面は、第2・第3のギャップよりも段差分だけ広がっいる。さらに、この段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定されている。
仮に、バリの流出量が多い箇所の段差が小さいと、バリが逃がし部成形面に接触して、バリの流出が妨げられる。バリの流出が妨げられると、金型の内圧が高くなり金型に負担が掛かる。
この点、本発明によれば、流出するバリの量が多い箇所の段差を大きくしたので、バリの流出は妨げられず、金型の内圧を下げることができる。
なお、流出するバリの量が少ない箇所(他の箇所)では、段差を大きくしない。段差が小さければ、金型の剛性を高めることができる。
本発明で使用する潰し成形用金型の断面図である。 図1の2部拡大図である。 本発明で使用する荒成形用金型の断面図である。 図3の4部拡大図である。 本発明で使用する仕上げ成形用金型の断面図である。 図5の6部拡大図である。 仕上げ成形用金型の下型の平面図である。 仕上げ成形用金型の要部斜視図である。 成形荷重の比較図である。 従来の鍛造用金型の断面図である。 図10の11部拡大図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明で使用する潰し工程用金型と荒成形用金型と仕上げ成形用金型を順に説明する。
図1に示すように、潰し工程用金型10は、形彫りと呼ばれる成形用凹部11aを有する下型11と、成形用凹部12aを有する上型12とからなり、下型11と上型12との間にバリ13の流出を許容する第1のギャップ14を有している。
図2に示すように、第1のギャップ14の出口からバリを逃がす第1の逃がし部15延びている。この第1の逃がし部15は、第1のギャップ14の出口から斜めに延びる斜面16、17と、これらの斜面16、17の先端から水平に外まで延びる逃がし部形成面18、19とからなり、断面が階段形状を呈している。
第1のギャップ14から上又は下の逃がし部形成面18、19までの段差をA1、A1とする。これらの段差A1、A1の存在により、第1のギャップ14からバリが円滑に流出する。第1のギャップ14のギャップ幅(上下間隔)G1が、例えば10mmのときに、段差A1は、5mmに設定される。
図3に示すように、荒成形工程用金型20は、成形用凹部21aを有する下型21と、成形用凹部22aを有する上型22とからなり、下型21と上型22との間にバリ23の流出を許容する第2のギャップ24を有している。
図4に示すように、第2のギャップ24の出口からバリを逃がす第2の逃がし部25延びている。この第2の逃がし部25は、第2のギャップ24の出口から斜めに延びる斜面26、27と、これらの斜面26、27の先端から水平に外まで延びる逃がし部形成面28、29とからなり、断面が階段形状を呈している。
第2のギャップ24から上又は下の逃がし部形成面28、29までの段差をA2、A2とする。これらの段差A2、A2の存在により、第2のギャップ24からバリが円滑に流出する。第2のギャップ24のギャップ幅(上下間隔)G2は、第1のギャップのギャップ幅(10mm)より小さな値、例えば8mmに設定する。段差A2は、段差A1と同じ(5mm)か、又は大きめ(例えば10mm)に設定する。
図5に示すように、仕上げ成形工程用金型30は、成形用凹部31aを有する下型31と、成形用凹部32aを有する上型32とからなり、下型31と上型32との間にバリ33の流出を許容する第3のギャップ34を有している。
図6に示すように、第3のギャップ34の出口からバリを逃がす第3の逃がし部35延びている。この第3の逃がし部35は、第3のギャップ34の出口から斜めに延びる斜面36、37と、これらの斜面36、37の先端から水平に外まで延びる逃がし部形成面38、39とからなり、断面が階段形状を呈している。
第3のギャップ34から上又は下の逃がし部形成面38、39までの段差をA3、A3とする。これらの段差A3、A3の存在により、第3のギャップ34からバリが円滑に流出する。第3のギャップ34のギャップ幅(上下間隔)G3は、第2のギャップのギャップ幅(8mm)より小さな値、例えば6mmに設定する。段差A3は、段差A2と同じ(5mm)か、又は大きめ(例えば15mm)に設定される。数値の根拠を次に説明する。
例えば、図5において、成形用凹部31aに、膨出部31bが含まれている。
この膨出部31bは、ワークがクランク軸であればカウンタウエイト成形部に相当する。この膨出部31bは、他の部位よりも鍛造素材が流動し難い。
そこで、図6に示すギャップ幅G3は、小さな値(6mm)に設定する。ギャップ幅G3が小さいため、バリの流出量が制限される。バリの流出量が少なくなると、成形用凹部31a、32aの内圧が上がり、この内圧の上昇により膨出部31bへの鍛造素材の流動が促される。
また、図3において、成形用凹部21aに膨出部21bが含まれている。ただし、この膨出部21bは、図5に示される膨出部31bより断面積(又は体積)が小さい。そのため、成形用凹部21a、22aの内圧はあまり上げる必要はなく、ギャップ幅G2(図4)を大きめの8mmに設定することができる。ギャップ幅G2を大きくすることにより、成形荷重を下げることができ、荒成形工程用金型20の剛性を押さえることができ軽量化が可能となる。
また、図1において成形用凹部11aに膨出部が含まれていたとしても、膨出部は小規模なものとなる。そのため、成形用凹部11a、12aの内圧を、さらに下げることができ、ギャップ幅G1(図2)をさらに大きめの10mmに設定することができる。ギャップ幅G1をさらに大きくすることにより、成形荷重をさらに下げることができ、潰し工程用金型10の剛性を押さえることができ、さらなる軽量化が可能となる。
次に段差A1〜A3の設定値について、説明する。
図7に示すように、仕上げ成形工程用金型の下型31は、3気筒クランク軸を仕上げ成形するためのギャビティ51を有している。このキャビティ51を、便宜的に、図左から右へ(軸方向に)第1番気筒領域52、第2番気筒領域53、第3番気筒領域54と区分する。
第1番気筒領域52に2つのカウンタウエイト部55、56を有しているため、この第1番気筒領域52でのキャビティ体積は大きくなり、バリの流出量は小さくなる。第3番気筒領域54も2つのカウンタウエイト部57、58を有しているため、この第3番気筒領域54でのキャビティ体積は大きくなり、バリの流出量は小さくなる。
一方、中央の第2番気筒領域53は1つのカウンタウエイト部59を有しているため、この領域52でのギャビティ体積は比較的小さくなり、バリの流出量は大きくなる。第1軸端領域61はカウンタウエイト部を有していないため、この領域61でのギャビティ体積は小さくなり、バリの流出量は大きくなる。第2軸端領域62もカウンタウエイト部を有していないため、この領域62でのギャビティ体積は小さくなり、バリの流出量は大きくなる。
キャビティ体積が小さい程、成形荷重が増大する。そのため、第1軸領域61の近傍のエリア63、64は他の部位よりも成形荷重が余計に増える。同様に、第2番気筒領域53の近傍のエリア65、66及び第2軸領域62の近傍のエリア67、68は他の部位よりも成形荷重が余計に増える。
成形部位によって、バリの流出量が変わることは以上に説明した通りである。
ところで、図6において、バリの流出量が増えると、このバリが、逃がし部形成面38、39などに接触することが考えられる。バリが逃がし部形成面38、39などに接触すると、流動抵抗が増加し、バリの流動が妨げられる。バリの流動が不十分になると、その部位での型内圧力が増加し、成形荷重がさらに高まり、金型に負担が掛かる。
対策として、バリの流出量が多い箇所では、段差A3を大きく設定する。段差A3を大きく設定すると、バリが逃がし部形成面38、39に接触しにくくなり、バリの流動が円滑になる。バリの流出量が少ない箇所は、段差A3を大きくする必要はない。段差A3が小さければ、金型の剛性を高めることができる。
以上の理由により、第3の逃がし部35は、第3のギャップ34の出口から斜面36、37及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面38、39により、第3のギャップよりも段差分A3、A3だけ広がっており、これの段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定される。
同様に、図4において、第2の逃がし部25は、第2のギャップ24の出口から斜面26、27及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面28、29により、第2のギャップよりも段差分A2、A2だけ広がっており、これの段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定される。
次に、図7に示すエリア63〜68のうち、エリア63の近傍の形態を図8で説明する。
図8(a)で示すように、比較のためにギャップ幅G30が6mmで、段差A30が、5mmの仕上げ工程用金型300を準備した。
また、図8(b)に示すように、実施例としてギャップ幅G3が6mmで、段差A3が、15mmの仕上げ工程用金型30を準備した。
比較例、実施例とも同一条件で、仕上げ工程を実施した。得られた成形荷重同士に、図9に示すように、差が出た。すなわち、比較例(段差=5mm)では4570t(トン)であったが、実施例(段差=15mm)では4260tに留まった。実施例の方が310t低減された。
成形荷重が小さいほど、金型30への構造的負担が小さくなり、好ましい。
図9と、図2、図4、図6の説明とから、表1を作成することができる。
Figure 0005291557
最下行に示す、仕上げ成形用金型においては、図7に示すエリア63〜68では段差A3は10mmに設定するが、エリア63〜68以外では段差は5mmと15mmの何れであってもよい。金型の強度に余裕が無い場合には、5mmを選択する。金型の強度に余裕がある場合には15mmを選択する。15mmであれば、エリア内外の段差が等しくなるため、金型の設計や加工が容易になり、金型の製造コストを下げることができる。
下から2行目に示す、荒成形用金型においては、図7に示すエリア63〜68では段差A2は10mmに設定するが、エリア63〜68以外では段差は5mmと10mmの何れであってもよい。金型の強度に余裕が無い場合には、5mmを選択する。金型の強度に余裕がある場合には10mmを選択する。10mmであれば、エリア内外の段差が等しくなるため、金型の設計や加工が容易になり、金型の製造コストを下げることができる。
尚、本発明での加工対象物は、クランク軸が好適であるが、カム軸やカウンタバランス軸であってもよく棒状素材の種類は任意である。
本発明は、クランク軸の鍛造成形に好適である。
10…潰し工程用金型、11、21、31…下型、12、22、32…上型、13、23、33…バリ、14…第1のギャップ、15…第1の逃がし部、16、26、36…斜面、17、27、37…斜面、18、28、38…逃がし部形成面、19、29、39…逃がし部形成面、20…荒成形工程用金型、24…第2のギャップ、25…第2の逃がし部、30…仕上げ成形工程用金型、34…第3のギャップ、35…第3の逃がし部、G1〜G3…ギャップ幅、A1〜A3…段差(段差の大きさ)。

Claims (1)

  1. 棒状素材を対象として、潰し成形工程と荒成形工程と仕上げ成形工程とにより鍛造成形を施す棒状素材の鍛造方法において、
    上型と下型との間にバリの流出を許容するギャップを有すると共に、このギャップの出口から延びており断面が階段形状を呈し、前記ギャップから流出したバリを逃がす逃がし部を有する潰し工程用金型と荒成形用金型と仕上げ成形用金型とを各々準備しておき、
    第1のギャップと第1の逃がし部とを有する前記潰し工程用金型を用いて、前記棒状素材を塑性加工して潰し成形品を得る潰し工程と、
    第2のギャップと第2の逃がし部とを有し、且つ第2のギャップが前記第1のギャップより狭い前記荒成形工程用金型を用いて、前記潰し成形品を塑性加工して荒成形品を得る荒成形工程と、
    第3のギャップと第3の逃がし部とを有し、且つ第3のギャップが前記第2のギャップより狭い前記仕上げ成形工程用金型を用いて、前記荒成形品を塑性加工して仕上げ成形品を得る仕上げ成形工程と、からなり、
    前記第2の逃がし部は、前記第2のギャップの出口から斜面及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面により、前記第2のギャップよりも段差分だけ広がっており、この段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定され、
    前記第3の逃がし部は、前記第3のギャップの出口から斜面及びこの斜面の先端から外へ延びる逃がし部成形面により、前記第3のギャップよりも段差分だけ広がっており、この段差は、流出するバリの量が多い箇所が、他の箇所より大きく設定されていることを特徴とする棒状素材の鍛造方法。
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