JP5290943B2 - 折板屋根受具 - Google Patents

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Description

本発明は、折板屋根の流れ方向としての屋根板材の長手方向が長尺で、その長手方向に熱伸縮が発生しても、良好に対応できる折板屋根受具に関する。
従来より、折板屋根流れ方向としての屋根板材の長手方向が長尺な場合において、熱伸縮に対応するように種々開発されている。その折板屋根において、山部と谷部とが連続する折板屋根では、外気温度の変化によって、屋根板材の長手方向が長尺な場合、その長手方向に沿って伸縮する。この伸縮量は、夏等の高温時には極めて大きく、熱歪が発生することにより、特に馳締等の連結部の吊子及び支持具による固定箇所では、熱伸縮による大きな歪が現れて、きしみ音が出る音鳴り現象が発生していたので、これを解消すべく、熱伸縮に対応して適宜可動する可動型屋根受具(スライド型固定金具ともいう。)が開発されており、この種のものとして特許文献1及び特許文献2に開示されている。
該可動型屋根受具は、施工時の温度条件並びに、完成後の使用状態における伸び側、縮み側の変位を吸収するため、確実にスライド代を確保する必要がある。しかし、施工時、スライド中央位置に吊子をセットした(センタリング)状態で可動型屋根受具を取り付けても、その後屋根葺き作業等を行うと、その段階で可動型屋根受具の吊子が勝手にスライドしてしまい、不適切な(伸縮吸収代が無い)位置で屋根材に固定されることがしばしば生じ得る。この場合、伸縮代のない可動型屋根受具に熱伸縮力が集中し、可動型屋根受具が破損する虞も生じていた。折板屋根の屋根板材によって施工された屋根で、特に大形建造物においては、従来の可動型屋根受具を使用しても、そのスライド性能が十分発揮されないことがあった。また、固定型屋根受具(拘束型固定金具ともいう。)に対して、屋根板材の過大な熱伸縮による荷重が働き、前記固定型屋根受具には損傷が引き起こされることがあった。
特開2008−255648 特開2009−203718
このような破損については次の要因が考えられる。その折板屋根板材には、熱伸縮力以外に、屋根板材自身の重量、積雪荷重、風荷重、地震荷重等の様々の負荷が掛かる。これらの負荷が掛かった状態では、円滑にスライドしないことが生じ得る。また建物の供用期間中にはこれらの負荷により、躯体や屋根板材が変形し、スライド性能が低下することが考えられる。一般には熱伸縮に対応できるような可動型屋根受具については、特許文献1及び特許文献2に開示されているが、これらの特許文献1,2では上記の問題点や或は施工時、スライド中央位置から吊子がずれてしまうという不都合な点は解決されていない。
また、一般に、二重屋根に使用される固定型屋根受具の方が熱伸縮による負荷は大きい。これは、二重屋根を使用する建物では、空調等を備えることが一般であり、そのために、躯体や二重屋根の下葺き用の屋根板材の温度条件の変動が小さく、上葺き用の屋根板材の温度変化がそのまま熱伸縮負荷として断熱具にかかることになる。また、上葺き屋根板材の下に断熱材があることで、熱が上葺き屋根板材の下に逃げにくくなるため、上葺き屋根板材の温度変動が大きくなり、可動型屋根受具の開発の要望がある。本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的等)は、折板屋根の流れ方向としての屋根板材の長手方向が長尺で、その長手方向に熱伸縮が発生しても、良好に追従することができ、弾性力にて復元機能を持たせるようにすることを実現することにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、2個の固定規制部が長手方向両側に配置された台座支持部が上部に設けられた固定台座本体と、屋根面固定部材の下部が取り付けられ且つ2個の可動規制部が長手方向両側に配置された取付台座と、弾性部材とからなり、前記両固定規制部と前記両可動規制部との間に前記弾性部材が配置されると共に、該弾性部材の付勢力にて前記取付台座が折板屋根の流れ方向に可動するようになる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項2の発明を、請求項1において、前記弾性部材は、圧縮コイルバネとしてなる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項3の発明を、請求項1において、前記弾性部材は、高分子ゴム材としてなる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項4の発明を、請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記台座支持部には、スライド案内部が形成され、前記取付台座は、前記スライド案内部を介して前記金属屋根の流れ方向に可動してなる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項5の発明を、請求項4において、前記取付台座の幅方向の略中央で且つ適宜の間隔をおいて対向する可動側板が長手方向に沿って形成され、前記台座支持部の幅方向中央で且つ長手方向に沿って案内レール部が形成され、前記可動側板の下端が前記案内レール部に係止すると共に可動自在としてなる案内係止部が形成されてなる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項6の発明を、請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記取付台座は、台座支持部に対して前記弾性部材の付勢力にて常時、略中立位置に維持されるようにしてなる折板屋根受具としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明では、両固定規制部と両可動規制部との間に弾性部材が配置されると共に、該弾性部材の付勢力にて前記取付台座が折板屋根の流れ方向に可動するように設けられた構成としたことで、取付台座に装着された屋根面固定部材が折板屋根の流れ方向における屋根板材の熱伸縮に対してずれが生じることなく、極めて良好に追従することができる。
特に、通常の外気温度から高温又は低温に大きく変化した場合に屋根板材はその熱伸縮が極めて大きくなり、その屋根板材の熱伸縮に伴って屋根面固定部材も可動する。このとき弾性部材は、長手方向に伸縮することにより弾性付勢力を生じることとなる。そして、この弾性付勢力は、外気温が、元の温度に戻るときには、屋根板材も熱伸縮によって長手方向に変化する前の状態の長さに戻り、屋根面固定部材も元の位置に戻ろうとする。ここで、弾性部材は弾性付勢力を有しており、前記取付台座は、前記弾性部材の弾性付勢力によって、元の位置へ戻る動作がアシスト(補助)されることとなり、取付台座と共に屋根面固定部材も屋根板材の熱伸縮に極めて良好に追従することができる。
このため、屋根面固定部材は、屋根板材の熱伸縮に対して、その固定位置がほとんどずれることがないので、屋根面固定部材と折板屋根の屋根板材との間に熱伸縮による異常な負荷もかかりにくくなり折板屋根と折板屋根受具は共に損傷することなく、優れた耐久性を有するものである。また、折板屋根が流れ方向に傾斜したタイプものでは、屋根板材の自重が屋根面固定部材にかかり、屋根板材は長期に亘って次第に下方に移動するようなこともある。本発明においては、弾性部材によって、取付台座及び屋根面固定部材が支持されているので、折板屋根受具の自重を受けている弾性部材には、その弾性付勢力が屋根板材に対して反力として作用し、屋根板材が下方に移動することを防止することができる。
請求項2の発明では、弾性部材を圧縮コイルバネとしたことにより、特に屋根板材の熱伸縮によって生じる略直線方向の荷重に対抗するのに部材として極めて好適であり、且つ本発明における装着も比較的簡単にすることができる。また、弾性部材として装着し易く、且つ扱い易いものにすることができる。請求項3の発明では、弾性部材は、高分子ゴム材が使用されることで、金属製のバネのように錆びることがなく、安定した状態で使用することができる。
請求項4の発明では、台座支持部には、スライド案内部が形成され、前記取付台座は、前記スライド案内部を介して前記折板屋根の流れ方向に可動する構成により、取付台座は、より一層安定した動作にすることができる。請求項5の発明では、台座支持部の長手方向における取付台座の動作を正確に行うことができる。請求項6の発明では、取付台座は、台座支持部に対して前記弾性部材の付勢力にて略中立位置に維持されるようにしたことにより、折板屋根受具は、その施工が完了するまで、屋根面固定部材は固定台座本体に対して略中立状態にあり、屋根面固定部材の位置を固定台座本体に対して一々調整しながら固定する必要はなくなり、作業効率を向上させることができる。
(A)は本発明の折板屋根受具の斜視図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は折板屋根受具の一部省略した側面図、(D)は(C)のXa−Xa矢視図、(E)は(D)のXc−Xc矢視断面図、(F)は(C)の一部省略したXb−Xb矢視断面図である。 (A)は折板屋根受具の要部分解斜視図、(B)は取付台座の縦断正面図、(C)は台座支持部の縦断正面図、(D)は取付台座の横断平面図、(E)は(A)を分解した状態の縦断側面図である。 (A)は折板屋根受具を馳締タイプの外囲体に使用した状態の縦断正面略示図、(B)は(A)の要部拡大図、(C)は折板屋根受具を馳締タイプの外囲体に使用した状態の斜視図である。 (A)は屋根に本発明を装着した全体の略示図、(B)は(A)の一部断面にした要部拡大図である。 (A)は別の実施形態のスライド案内部を具備した折板屋根受具の要部縦断正面図、(B)はさらに別の実施形態のスライド案内部を具備した折板屋根受具の要部縦断正面図である。 (A)は圧縮コイルバネの作用を示す縦断側面図、(B)は(A)のYa−Ya矢視断面図、(C)は(A)の(イ)部拡大図、(D)は(A)の(ウ)部拡大図、(E)は圧縮コイルバネの作用を示す縦断側面図、(F)は(E)のYb−Yb矢視断面図である。 (A)は圧縮コイルバネが安定軸により支持される構成とした折板屋根受具の縦断側面図、(B)は(A)のXd―Xd矢視拡大断面図である。 (A)は本発明の折板屋根受具において弾性部材として高分子ゴム部材を使用した実施形態の縦断平面図、(B)は作用図である。 (A)は本発明をキャップ材を有する嵌合タイプの折板屋根に使用した要部正面図、(B)は(A)の要部縦断側面図、(C)は(B)の要部斜視図、(D)は重合タイプの折板屋根に使用した状態の要部正面略示図、(E)は嵌合タイプの折板屋根に使用した状態の要部正面略示図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は、図1,図2に示すように、主に固定台座本体Aと、取付台座4と、弾性部材6とからなる。前記固定台座本体Aは、金属板材が適宜折曲されることにより一体的に形成されたものであり、台座支持部1の幅方向両側に脚部2,2が形成されている。前記取付台座4には、固定部材ベース部3が設けられている。該固定部材ベース3は、後述する馳締タイプの屋根面固定部材7を使用する場合に、左右の高さを略均一にするために使用される〔図1(D)参照〕。
前記台座支持部1には、後述する取付台座4が可動可能に装着される。前記両脚部2は、脚柱片21と、該脚部2の下端に形成された固定片22とから形成されたものである。前記脚柱片21は、「ハ」字又は台形状となるように傾斜状に形成されたり、略垂直状の板片として形成されたものである。また、固定片22は、前記脚柱片21の下端に折曲形成されたものである〔図1(A)参照〕。
前記台座支持部1には、弾性部材6が配置され、該弾性部材6の付勢力によって、前記取付台座4が折板屋根の流れ方向に可動可能となるように構成されたものである。前記台座支持部1は、台座主板部11が長方形に形成され、幅方向両側には、垂直板状の安定板12,12が台座支持部1の長手方向に沿って形成されている。該安定板12,12は、後述する取付台座4を前記取付台座部1に対して平行を維持する役目をなすものである。
前記台座支持部1には、固定規制部13,13が、長手方向両側に適宜の間隔をおいて配置されている。ここで、長手方向とは、この折板屋根受具によって屋根板材9を支持する状態において、該屋根板材9の長手方向と同一方向である、そして、屋根板材9の長手方向は、折板屋根の流れ方向となる。本発明の折板屋根受具における長手方向を、図1(C),(E),図6(B),(F)で示されている。前記両固定規制部13,13は、板片状に形成されたものであり、台座支持部1に垂直状に溶接等の固着手段によって形成される〔図2(A),(D),(E)参照〕。そして、台座主板部11の長手方向における両固定規制部13,13の間隔は、後述する弾性部材6の自然長さの寸法と略同一である〔図1(C),(F)参照〕。
前記取付台座4は、図2(A),(B),(E)に示すように、可動主板部41,可動側板42,42及び可動規制部43,43等から構成されたものである。前記可動主板部41は長方形状に形成され、その幅方向寸法は前記台座支持部1の台座主板部11の幅方向寸法に等しく且つ前記安定板12,12によって、可動主板部41の幅方向両側箇所が支持されるようになっている〔図1(D),(F)参照〕。また前記可動主板部41の長手方向は、前記台座支持部1の台座主板部11の長手方向よりも短く形成されることが好ましい。前記台座支持部1上に配置されるものであり、前記台座支持部1と、両安定板12,12と、取付台座4とによって、図1(A),(B)に示すように、略扁平直方体形状の筐体を構成する。
取付台座4の可動主板部41の上面側は、後述する屋根面固定部材7が固定部材ベース3を介して固着される。また、取付台座4の下面側で、且つ幅方向の中央箇所から長手方向に沿って、対向する2個の可動側板42,42が形成されている。そして、両可動側板42,42によって、弾性部材6が収納される収納室Sが形成される〔図1(E),(F)参照〕。
前記取付台座4の下面側で且つ前記両可動側板42,42との間には、2個の可動規制部43,43が、前記取付台座4の長手方向両端に位置するようにして配置されている。なお、取付台座4の長手方向は、前記台座支持部1の台座主板部11の長手方向と同一方向である。また、可動主板部41の長手方向における両可動規制部43,43の間隔は、後述する弾性部材6の自然長さの寸法と略同一である。
可動規制部43,43は、前記固定規制部13,13と同様に、板片状に形成されたものであり、取付台座4の長手方向の端縁から下方に向かって略垂下状に形成される。前記台座支持部1と前記取付台座4とは、スライド案内部5を介して連結される。該スライド案内部5は、前記台座支持部1の幅方向の略中央で且つ長手方向に沿って案内レール部51が形成され、前記取付台座4には前記案内レール部51に係止する案内係止部52が形成されたものである。
前記案内レール部51は幅方向両側に被係止溝51a,51aが形成されている。前記案内係止部52は前記可動側板42,42の下端に形成され、前記案内係止部52,52が前記被係止溝51a,51aに係止且つ案内レール部51の長手方向にそって可動自在となる〔図1(D),(F)参照〕。スライド案内部5の別の実施形態としては、図5(A)に示すように、前記台座支持部1の安定板12,12の上端に前記案内係止部52,52が形成され、前記取付台座4の幅方向両端には前記被係止溝51a,51aを有する案内レール部51,51が形成され、台座支持部1の案内係止部52,52が取付台座4の被係止溝51a,51aに可動自在に係止される。
さらに、スライド案内部5の別の実施形態では、図5(B)に示すように、取付台座4に安定板44,44が形成され、台座支持部1に固定側板14,14が形成されたものである。そして、該固定側板14,14に案内係止部52,52が形成され、前記取付台座4には被係止溝51a,51aを有する案内レール部51が形成され、前記案内路52,52が前記被係止溝51a,51aに可動自在に係止する構成となっている。
前記台座支持部1側の両固定規制部13,13と、前記取付台座4側の両可動規制部43,43は、図1(A)等に示すように、台座支持部1と取付台座4とによって筐体形状に構成され、前記固定規制部13と可動規制部43とが対向する。そして、前記台座支持部1と取付台座4とによって構成される筐体形状の長手方向に沿って弾性部材6が配置される構成となる〔図1(E),(F)等参照〕。
前記両固定規制部13,13は、台座支持部1と共に不動であり、前記両可動規制部43,43は、取付台座4と共に可動する(図4参照)。台座支持部1の長手方向中心と、取付台座4の長手方向中心とが一致する中立状態において、台座支持部1における両固定規制部13,13の一方側の固定規制部13と、取付台座4における両可動規制部43,43の一方側の可動規制部43とは、位置が一致しており、他方側の固定規制部13と、他方側の可動規制部43についても位置が一致している〔図1(E)参照〕。
また、前記固定規制部13の上端と、前記可動規制部43の下端とは、上下方向において僅かな間隔(クリアランス)cをおいて離間し、水平方向において相互に干渉しないように構成されている〔図1(B),(D),(E)及び図6(C),(D)参照〕。前記間隔(クリアランス)cは、可能な限り小さいことが好ましい。そして、このような間隔(クリアランス)cを有することで、前記取付台座4は、前記スライド案内部5を介して、前記台座支持部1に対して可動するときに、固定規制部13と可動規制部43とはすれ違い動作で、相互に干渉することなく、円滑にすれ違い移動することができる(図6参照)。
前記取付台座4は、前記スライド案内部5を介して、前記台座支持部1に対して可動するときには、長手方向一方側の固定規制部13と、長手方向他方側の可動規制部43との間隔が狭くなる。すなわち、中立状態における固定規制部13と可動規制部43との間隔をLとし、屋根面固定部材7と共に取付台座4が台座支持部1に対してΔL移動すると、前記固定規制部13と前記可動規制部43との間隔はL−ΔLとなる〔図6(B),(F)参照〕。そして、間隔の狭くなった組の固定規制部13と、可動規制部43との間に収納された圧縮コイルバネ61は圧縮されて、弾性付勢力を生じることになる。
弾性部材6は、複数の種類が存在し、バネやゴムが使用される。バネとしたものでは圧縮コイルバネ61が使用される。また、ゴムは高分子ゴムが使用される。まず、弾性部材6として圧縮コイルバネ61が使用される場合について説明する。圧縮コイルバネ61は、前記台座支持部1と前記取付台座4の適宜の間隔をおいて配置された両可動側板42,42と、台座支持部1の台座主板部11によって構成された直方体の筐体状空間である収納室Sに圧縮コイルバネ61が収納される〔図1(E),(F)参照〕。
そして、台座支持部1の長手方向中心と、取付台座4の長手方向中心とが一致している状態で、中立状態のときには、いずれの固定規制部13と可動規制部43とも、その間隔は同一であり、前記圧縮コイルバネ61は略自然長であるため圧縮コイルバネ61には弾性付勢力は生じていない。上記構成において、前記取付台座4が長手方向のいずれか一方に移動することにより、前述したように、長手方向一方側の固定規制部13と、長手方向他方側の可動規制部43との組みの間隔、又は長手方向一方側の可動規制部43と、長手方向他方側の固定規制部13との組の間隔のいずれか一方の組が広くなり、他方の組が狭くなる(図4参照)。
固定規制部13と可動規制部43との間隔が狭くなる側の組によって、圧縮コイルバネ61は圧縮され、弾性付勢力が発生する。そして取付台座4から負荷が無い自由な状態にすることで、圧縮された圧縮コイルバネ61の弾性付勢力によって、取付台座4は、元の中立位置に戻り、台座支持部1の取付台座4の長手方向中心の位置が一致する。図4(A),(B)は、図面において取付台座4が左側に可動したときの、弾性部材6の状態を示したものであり、図4(C),(D)は、そのときの長手方向一方側の固定規制部13と、一方側の可動規制部43との位置関係を示し、図4(E),(F)は、そのときの長手方向他方側の固定規制部13と、他方側の可動規制部43との位置関係を示している。さらに、図4(E),(F)は、図面において取付台座4が右側に可動したときの、弾性部材6の状態を示したものである。
屋根面固定部材7は、後述する屋根板材9の種類に基づいて種々のタイプが存在する。まず馳締タイプの屋根板材9では、屋根面固定部材7は馳締用吊子としての役割をなすものであり、取付基部71と馳締舌片部72とからなる。馳締舌片部72は、図1(D),(F)に示すように、首部721の上端から馳締屈曲部722が形成されている。該馳締屈曲部722は、延長方向を長手方向として形成されている。前記首部721は、前述したように、取付基部71から略垂直状に立ち上がり形成されたものである。
前記馳締屈曲部722は、弧状屈曲片722a,頂片722b,弧状端縁722cが形成されており、後述の馳締タイプの屋根板材9の弧状に形成された下馳部94と上馳部95に対応するものである。具体的には、図1(D),(F)に示すように、前記首部721の上端には、弧状屈曲片722aが形成され、該弧状屈曲片722aの上端より頂片722bが形成され、該頂片722bの端部より弧状端縁722cが形成されている。前記弧状屈曲片722aは、前記弧状端縁722cよりも曲率半径が大きく形成されている。また、前記頂片722bは、平坦状に形成されている。
具体的には、前記首部721の上端の長手方向の長さと、馳締屈曲部722の長手方向の長さとが同一で一致するように形成されている〔図1(C)参照〕。また、特に図示しないが、前記馳締屈曲部722の変形例としては、角状に形成されることもあり、具体的には略三角形状に屈曲形成されたものである。この角状の馳締屈曲部722を有する馳締舌片部72は、角馳タイプの屋根板材に適応するものである。前記取付基部71には、取付孔が形成され、前記取付台座4にボルト等の固着具にて固着される。屋根面固定部材7には、その他のタイプとして、後述するように嵌合キャップ材97を使用する嵌合タイプの屋根板材9に適応するもの〔図9(A)乃至(C)参照〕や、屋根板材9,9同士の山形部同士を重合させて連結する重合タイプの屋根板材9に適応するもの〔図9(D)参照〕や、重合する山形部同士に嵌合屈曲部が設けてあり、重合且つ嵌合させて連結するタイプに適応するもの〔図9(E)参照〕等が存在する。
次に、屋根板材9 は、種々の折板タイプが存在するものであり、馳締タイプ(図3,図4参照)、嵌合キャップ材97を使用する嵌合タイプ〔図9(A)参照〕,山形部同士を重合して連結する重合タイプ〔図9(D)参照〕,山形部に嵌合屈曲部が形成され、山形部同士を重合且つ嵌合して連結する嵌合タイプ〔図9(E)参照〕等が存在する。まず馳締タイプの屋根板材9としては、図3,図4に示すように、主板91の幅方向両側部分より立上り側部92,92が形成され、両立上り側部92,92の両端より頂部93,93が形成され、該頂部93,93の一方の端から下馳部94が形成され,他方の頂部93の端には上馳部95が形成されている。前記屋根板材9は、金属製であり、具体的には金属板からロール成形等によって成形されたものである。
そして、このような屋根板材9,9 …が複数並設され、隣接する屋根板材9,9 同士の下馳部94と上馳部95との間に、前記馳締舌片部72における馳締屈曲部722が介在され、前記下馳部94と前記上馳部95と前記馳締屈曲部722を介して馳締め結合され馳締外囲体が施工される。具体的には、前記固定台座本体Aの馳締屈曲部722の内方側(又は下面側)に下馳部94が巻き込まれ、前記馳締屈曲部722の外方側(上面側)に上馳部95が巻き付けるように覆う構造となる。馳締舌片部72の長手方向と、屋根板材9の長手方向とは一致している。すなわち、屋根板材9の熱伸縮における伸縮方向と、固定台座本体Aの馳締舌片部72の長手方向とが一致しているものである。
また、前記下馳部94と上馳部95との総称として馳部ということもある。馳締外囲体は、屋根板材9,9 ,…から構成される。前記下馳部94及び上馳部95は、共に丸馳としたものであり、略円弧状に形成されたものである。また下馳部94と上馳部95との別の実施形態では、角形状としたものが存在する。角形状としたものでは、略三角形状に折曲形成されるものである。
図9(A)乃至(C)は、被嵌合部96と、嵌合キャップ材97とから構成される。このタイプの屋根板材9に適応する屋根面固定部材7では嵌合吊子73が使用される。そして、隣接する屋根板材9,9の対向する被嵌合部96,96が前記嵌合吊子73によって前記折板屋根受具の取付台座4上に固定され、対向する前記被嵌合部96,96と前記嵌合吊子73に前記嵌合キャップ材97が嵌合固定される。また、前記取付台座4と嵌合吊子73との間にはブロック部材74が固着されている。該ブロック部材74には、前記嵌合吊子73を固定するための螺子軸75が設けられており、ナットを介して前記嵌合吊子73が固定される。
図9(D)では、重合タイプの屋根板材9であり、屋根板材9に形成された山形部98,98同士を重合させるものである。この場合には、前記取付台座4上に螺子軸75が設けられた前記ブロック部材74が装着される。そして、山形部98,98の頂部同士が重合されると共に、その頂部同士に前記螺子軸75が貫通し、ナットが前記螺子75に締め付けられて、前記ブロック部材74に固定される。図9(E)では、屋根板材9の山形部98,98に嵌合屈曲部98a,98aが形成されており、該嵌合屈曲部98a,98a同士が嵌合されるものである。この場合には屋根面固定部材7には、前記嵌合屈曲部98a,98aに嵌合する被嵌合突起74a, 74aが形成されたブロック部材74に嵌合固定される。
本発明の折板屋根受具は、屋根を構成する屋根板材9の熱伸縮に伴って、該屋根板材9の伸び又は縮みと共に移動し、且つ伸縮における元の長さに戻るときには、前記折板屋根受具に装着された弾性部材6の弾性付勢力に伴って取付台座4と共に屋根面固定部材7が屋根板材9の熱伸縮に確実に追従することができるものである。さらに本発明の折板屋根受具は、建築現場に持ち込まれたときの状態は、弾性部材6によって取付台座4は、台座支持部1に対して略中立位置に維持されており、前記取付台座4の長手方向中心に固着された屋根面固定部材7も前記台座支持部1の長手方向に対して略中立位置が維持されるものである。
本発明の折板屋根受具の取付台座4に屋根面固定部材7を固着具等を介して固着する際に、特に何ら手を加えることなく屋根面固定部材7が固定台座本体Aに対して中立位置(略中立位置)となるようにすることができる。屋根面固定部材7を略中立位置にすることにより、固定台座本体Aに対して、前記取付台座4と共に屋根面固定部材7はその長手方向に沿って、正方向及び反対方向のいずれにも均等に移動可能にすることができる。したがって、屋根板材9の熱伸縮方向において、その伸び方向又は縮み方向のいずれに対しても、前記屋根面固定部材7は、均等に可動可能にすることができる。
ここで、折板屋根を構成する屋根板材9は、その長手方向に沿って熱伸縮するものであり、屋根板材9の長手方向が折板屋根の流れ方向と一致する。すなわち折板屋根は、流れ方向に熱伸縮が行われることになる。なお、ここで前記屋根板材9の正方向の移動は、屋根板材9の熱伸縮の伸び方向と同一の方向であり、前記屋根板材9の反対方向の移動は、屋根板材9の熱伸縮の縮み方向と同一の方向である。これによって、折板屋根における屋根板材9の熱伸縮を良好に吸収することができ、板鳴り現象を防止することができる。
本発明の折板屋根を使用した屋根の施工について説明する。ここでは、折板屋根は、馳締タイプのものとし、折板屋根を構成する屋根板材9は馳締タイプのものとする。本発明の折板屋根受具は、現場に搬送されるときには、前記固定台座本体Aの取付台座4は、弾性部材6の弾性付勢力によって台座支持部1の長手方向に対して略中立状態に維持されている〔図1(F)参照〕。それゆえに、屋根面固定部材7は、取付台座4に固着するときには、折板屋根受具に対して屋根面固定部材7が勝手に変位することがなく、たとえ変位するようなことがあったとしても、弾性部材6の弾性付勢力によって、屋根面固定部材7は折板屋根受具に対して中立状態にされる。そして、屋根面固定部材7は、取付台座4に固着するときには、固定台座本体Aに対して中立状態にすることが容易にできる。
まず、平行或いは所定の規則に基づいて配置施工された複数の母屋,胴縁等の構造材100上に複数の折板屋根受具の固定台座本体Aが配置固着される。次に、幅方向に複数配置固着された固定台座本体A,A,…のそれぞれの間に前記屋根板材9が配置され、幅方向に隣接する屋根板材9,9の対向する下馳部94と上馳部95が前記屋根面固定部材7の馳締舌片部72の馳締屈曲部722によって馳締固定され、これによって屋根板材9が折板屋根受具に支持固定される。折板屋根受具は、その施工が完了するまで、屋根面固定部材7は固定台座本体Aに対して略中立状態にある。したがって、屋根面固定部材7の位置を固定台座本体Aに対して一々調整しながら固定する必要はなくなり、作業効率を向上させることができる。
本発明の折板屋根受具による折板屋根の熱伸縮に対する作用について説明する。なお、ここでは、圧縮コイルバネ61が使用されたものについて説明する。外気の温度変化により、折板屋根の流れ方向に熱伸縮が発生する。すなわち、折板屋根を構成する屋根板材9の長手方向に熱伸縮が発生する。該屋根板材9を支持固定する屋根面固定部材7は、熱伸縮に伴って移動する。このとき、該屋根面固定部材7と共に取付台座4が台座支持部1に対して可動(移動)することになる。たとえば、屋根板材9の熱伸縮により、前記屋根面固定部材7が図6(A),(B)に示すように、中立位置から左側に移動する。すると、取付台座4も右側に移動し、該取付台座4と共に可動規制部43,43が左に移動する。
そして長手方向一方の固定規制部13と他方の可動規制部43との組で、固定規制部13と可動規制部43の間隔は狭くなる。この狭くなる組の固定規制部13と可動規制部43によって圧縮コイルバネ61は、圧縮されて縮み、反力が生じる。そして、外気の温度が変化する前の温度に戻ると屋根板材9も、熱伸縮によって変化する前の元の長さに戻るが、このとき、圧縮された圧縮コイルバネ61の弾性付勢力Fによって、前記可動規制部43が押圧され、取付台座4を元の位置(例えば中立位置)に戻そうとするように働く。
これによって、屋根面固定部材7は、屋根板材9と共に元の位置に戻ることができる。図6(E)及び(F)は、外気の温度変化により、屋根板材9の熱伸縮と共に前記屋根面固定部材7が、中立位置から右側に移動した場合である。そして、温度変化が生じて前記屋根板材9が元の長さとなるような熱伸縮が生じたときには、前記弾性部材6の弾性付勢力が取付台座4を元の位置に戻ることを補助(アシスト)し、屋根面固定部材7が屋根板材9の熱伸縮に正確且つ良好に追従することができるようにしたものである。
図7は、圧縮コイルバネ61に安定軸6aが挿入され、圧縮コイルバネ61を安定した状態に維持するものである。安定軸6aは、固定規制部13,13に亘って装着される。また図8では、弾性部材6として高分子ゴム部材63が使用されたものであり、図8(A)では、台座支持部1に対して取付台座4が中立位置に位置したものである。この実施形態においても、高分子ゴム部材63の長手方向の一端は可動規制部43に固着されることが好ましい。また、図8(B)は、取付台座4が左側に移動し、一方の高分子ゴム部材63が縮んだ状態である。
A…固定台座本体、1…台座支持部、4…取付台座、42…可動側板、
5…スライド案内部、51…案内レール部、52…案内係止部、6…弾性部材、
61…圧縮コイルバネ、63…高分子ゴム部材、7…屋根面固定部材。

Claims (6)

  1. 2個の固定規制部が長手方向両側に配置された台座支持部が上部に設けられた固定台座本体と、屋根面固定部材の下部が取り付けられ且つ2個の可動規制部が長手方向両側に配置された取付台座と、弾性部材とからなり、前記両固定規制部と前記両可動規制部との間に前記弾性部材が配置されると共に、該弾性部材の付勢力にて前記取付台座が折板屋根の流れ方向に可動するように設けられてなることを特徴とする折板屋根受具。
  2. 請求項1において、前記弾性部材は、圧縮コイルバネとしてなることを特徴とする折板屋根受具。
  3. 請求項1において、前記弾性部材は、高分子ゴム材としてなることを特徴とする折板屋根受具。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記台座支持部には、スライド案内部が形成され、前記取付台座は、前記スライド案内部を介して前記金属屋根の流れ方向に可動してなることを特徴とする折板屋根受具。
  5. 請求項4において、前記取付台座の幅方向の略中央で且つ適宜の間隔をおいて対向する可動側板が長手方向に沿って形成され、前記台座支持部の幅方向中央で且つ長手方向に沿って案内レール部が形成され、前記可動側板の下端が前記案内レール部に係止すると共に可動自在としてなる案内係止部が形成されてなることを特徴とする折板屋根受具。
  6. 請求項1,2,3,4又は5のいずれか1項の記載において、前記取付台座は、台座支持部に対して前記弾性部材の付勢力にて常時、略中立位置に維持されるようにしてなることを特徴とする折板屋根受具。
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