JP5290433B2 - 表示処理装置、表示処理装置の制御方法、制御プログラム、および、制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

表示処理装置、表示処理装置の制御方法、制御プログラム、および、制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、複数種類のコンテンツを表示装置に同時に表示する表示処理装置等に関するものである。
近年、文書、映像や写真などの画像、インターネット上のホームページなどのコンテンツの多様化に伴い、これらのコンテンツを同一の表示装置に同時に表示することができる表示処理装置が普及している。このような表示処理装置の代表例としては、PC(Personal Computer)やPDA(Personal Digital Assistance)などが挙げられる。
このような表示処理装置において、表示装置の1つの表示領域に、例えば2種類のコンテンツを表示する際、従来は、表示領域を縦または横に2分割した上で、一方のコンテンツを当該分割した一方の領域に表示するとともに、他方のコンテンツを当該分割した他方の領域に表示することが一般的であった。
これに対し、近年、表示領域の一部である矩形領域に画像や映像を表示し、残りの非矩形領域に他のコンテンツを表示することにより、表示領域全体を有効に活用して複数のコンテンツを同時に表示する技術が提案されている。
特許文献1には、文書作成機能にて入力する文書データと映像データとを同時に表示する技術が記載されている。具体的には、次に示す3種類のいずれかの方法により、文書データおよび映像データを同時に表示することが記載されている。すなわち、(1)文書データを表示領域の全体に表示し、文書データの上に映像データを重ねて表示する、(2)映像データを表示領域の一部に表示し、その上に重ねて、文書データを表示領域の全体に表示する、(3)映像データを表示領域の一部に表示し、映像データを表示していない矩形領域に文書データを表示する、という方法である。
また、非特許文献1の「15 Alignment, font styles, and horizontal rules」には、非文書データ(例えば、映像データや、画像データや、Java(登録商標)アプレット等)および文書データを同時に表示する際、非文書データを表示する矩形領域の周囲に回り込んで文書データを表示する(つまり、当該矩形領域の周囲の非矩形領域に文書データを表示する)技術が記載されている。
日本国公開特許公報「特開平8−287270号公報(1996年11月1日公開)」
"HTML 4.01 Specification", W3C Recommendation(December 24, 1999), http://www.w3.org/TR/html401/(参照日:2009年12月7日)
しかしながら、特許文献1に記載されている技術では、既存の文書データを読み込んで閲覧することについては考慮されていない。つまり、表示領域に表示されている文書をスクロールして先に読み進めることについては考慮されていない。そのため、既存の文書データおよび映像データを同時に表示しながら、当該文書データを読み進める場合に、特許文献1に記載されている技術を適用しても、文書データおよび映像データの両方を閲覧しやすく表示することができない。
具体的には、上記(1)の方法では、文書データの一部が映像データの背後に隠れるので、当該隠れた部分の文書データについては閲覧することができない。文書データをスクロールすることが可能であっても、同様の問題が生じる。また、上記(2)の方法では、映像データの上に文書データが重ねて表示されるため、映像が視聴しづらい。また、上記(3)の方法では、文書データを表示する領域が狭くなり、一度に閲覧可能な文書データの量が限られるため、ユーザの利便性を損なう。文書データをスクロールすることが可能であっても、同様の問題が生じる。
また、非特許文献1に記載されている技術では、非文書データと文書データとが重なることなく、かつ、上記(3)の方法と比べて広い領域に文書データを表示するため、文書データおよび非文書データの両方を閲覧しやすい。しかしながら、非文書データは文書データ上の固定位置に挿入されるため、文書データをスクロールすると、映像データも併せてスクロールされてしまう。そのため、非特許文献1に記載されている技術を適用しても、文書データおよび非文書データの両方を常に閲覧しやすく表示することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、文書データを非矩形領域にスクロール可能に表示する表示処理装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る表示処理装置は、テキストデータに含まれる文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴としている。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、テキストデータの文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴としている。
上記構成によれば、テキストデータに含まれる文字の、並び順で移動(スクロール)する表示対象範囲で選択された文字列データを表示部の表示領域に表示させることができ、当該表示領域内には上記文字列データを表示させない表示回避領域が設けられる。
よって、上記文字列データは、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、テキストデータを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
そのため、例えば、表示回避領域内に非テキストデータ(例えば、映像データ)を表示させると同時に、表示回避領域以外の領域にテキストデータを表示させる場合に、ユーザは、非テキストデータを閲覧しつつ、かつ、テキストデータをスクロールして先に読み進めることが可能となる。
したがって、テキストデータをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る表示処理装置は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記オブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
上記構成によれば、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動(スクロール)する表示対象範囲で選択されたオブジェクト列を表示部の表示領域に表示させることができ、当該表示領域内には上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域が設けられる。
よって、上記選択されたオブジェクト列は、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、オブジェクト列データを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
そのため、例えば、表示回避領域内にオブジェクト列データとは異なるデータ(例えば、映像データ)を表示させると同時に、表示回避領域以外の領域にオブジェクト列データとしてのテキストデータを表示させる場合に、ユーザは、映像データを閲覧しつつ、かつ、テキストデータをスクロールして先に読み進めることが可能となる。
したがって、オブジェクト列データをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
以上のように、本発明に係る表示処理装置は、テキストデータに含まれる文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、テキストデータの文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
よって、上記文字列データは、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、テキストデータを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
したがって、テキストデータをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
また、本発明に係る表示処理装置は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記オブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
よって、上記選択されたオブジェクト列は、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、オブジェクト列データを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
したがって、オブジェクト列データをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の他の目的、特徴、および優れた点は、以下に示す記載によって十分分かるであろう。また、本発明の利点は、添付図面を参照した次の説明で明白になるであろう。
本発明の第1の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したコンテンツ表示処理装置にて行なわれる処理の概要を示す概要図である。図2の(a)は、図1に示したコンテンツ表示処理装置が取得する電子書籍データの一例を示す模式図である。図2の(b)は、図1に示したコンテンツ表示処理装置にて合成する対象となる映像データの一例を示す模式図である。図2の(c)は、図1に示したコンテンツ表示処理装置にて、図2の(a)に示した電子書籍データと、図2の(b)に示した映像データとを合成した様子を示す模式図である。図2の(d)は、図2(c)の状態から電子書籍データをスクロールさせた後の様子を示す模式図である。 図1に示したコンテンツ表示処理装置にて行なわれる処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示したコンテンツ表示処理装置の各部において送受信されるデータの例である。図4の(a)は、電子書籍データの一例を示す模式図である。図4の(b)は、部分書籍データの一例を示す模式図である。図4の(c)は、表示回避領域情報の一例を示す模式図である。図4の(d)は、画像オブジェクトが挿入された部分書籍データの一例を模式図である。図4の(e)は、図4の(d)に示した部分書籍データに基づいて描画部にて生成されるデータの一例を模式図である。図4の(f)は、映像データを、描画部から受信した描画データにおける非オブジェクト列領域に合成することによって生成される合成データの一例を模式図である。 図3に示したフローチャートにおける、表示処理の流れを示すフローチャートである。 図3に示したフローチャートにおける、部分書籍データの加工処理の流れを示すフロ−チャートである。 図3に示したフローチャートにおける、合成データ生成処理の流れを示すフローチャートである。 図8の(a)は、非オブジェクト列領域と表示回避領域との関係を表す模式図であり、図8の(b)は、フォントサイズの大きな文字が存在することによって表記回避領域が変化することを示す模式図である。 図9の(a)は、電子書籍データを読み進める際、スクロール量の制限を設けずにスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図であり、図9の(b)は、電子書籍データを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図である。 図10の(a)および(b)は、それぞれ、図9の(a)および(b)に示した表示回避領域を、表示領域の右下に変更した場合の模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置の構成を示すブロック図である。 図11に示したコンテンツ表示処理装置における、表示処理の流れを示すフローチャートである。 図11に示したコンテンツ表示処理装置の各部において送受信されるデータの例である。図13の(a)は、電子書籍データの一例を示す模式図である。図13の(b)は、図13の(a)に示すデータをデコードおよび解析した後のデータの一例を示す模式図である。 図12に示したフローチャートにおける、描画処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトのみから構成されるオブジェクト列データを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における、オブジェクトの表示の様子を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトが挿入されたテキストデータをスクロールさせる場合において、オブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する様子の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトが挿入されたテキストデータをスクロールさせる場合において、オブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する様子の他の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトが挿入されたテキストデータをスクロールさせる場合において、スクロールの前後において同じオブジェクトが表示され続ける様子の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトが挿入されたテキストデータをスクロールさせる場合において、スクロール前に表示されていなかったオブジェクトが表示されるようになる様子の一例を示す模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、画像などのオブジェクトが挿入されたテキストデータをスクロールさせる場合において、スクロール前に表示されていたオブジェクトが表示されなくなる様子の一例を示す模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るコンテンツ表示処理装置にて、英語表記(アルファベット文字)のテキストデータを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図である。
本発明に係るコンテンツ表示処理装置(表示処理装置)1の一実施形態は、並び順が定められた複数の文字を含むテキストデータと、テキストデータとは異なるコンテンツ(以下、非テキストデータと表記する)とを、CRT(Cathode-Ray Tube)などの表示装置の表示領域に同時に表示させる装置である。
このとき、コンテンツ表示処理装置1は、テキストデータに含まれる文字の並び順で移動する(スクロールする)表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示領域に表示させる処理を行う。ここで、表示領域内に、非テキストデータを表示させる領域であって文字列データを表示させない領域(以下、表示回避領域Rbと表記する)を設けた点が、主要な特徴点である。言い換えれば、テキストデータから選択された文字列データを、表示領域における表示回避領域Rbを避けつつ、スクロール可能に表示させることが、主要な特徴点である。
ここで、本発明に係るコンテンツ表示処理装置1が取り扱うデータは、並び順が定められた複数の文字を含むテキストデータに限られるものではない。つまり、コンテンツ表示処理装置1は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータ(以下、オブジェクト列データと表記する)と、オブジェクト列データとは異なるデータ(以下、非オブジェクト列データと表記する)とを、表示装置の表示領域に同時に表示させる装置であってもよい。
この場合、コンテンツ表示処理装置1は、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトの一群であるオブジェクト列を、並び順のとおりに、表示領域に表示させる処理を行う。より具体的には、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する(スクロールする)表示対象範囲で該オブジェクトデータから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示領域に表示させる処理を行う。このとき、表示領域内に、非オブジェクト列データを表示させる領域であって上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域Rbを設け、オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、表示領域における表示回避領域Rbを避けつつ、スクロール可能に表示させることが主要な特徴点である。
なお、オブジェクトとは、文字および画像の総称として用いている。そのため、オブジェクト列データは、文字のみから構成されるデータ(テキストデータ)であってもよいし、画像のみから構成されるデータであってもよいし、文字と画像とが混在したデータであってもよい。なお、画像の種類はどのようなものであってもよく、サムネイル画像なども含まれる。
なお、本明細書では、オブジェクト列データは、タグにより構造が規定された構造化データであることを想定している。例えば、XML(eXtended Markup Language)などで記述された電子書籍データや、HTML(HyperText Markup Language)などで記述されたWebページなどである。なお、以下では、オブジェクト列データは、電子書籍を表示するための電子書籍データであるものとして説明している。
また、非オブジェクト列データの種類は特に限定されるものではなく、静止画像、動画像、静的テキストなど、どのような種類のデータであってもよいが、特に、動画像(以下、映像データMと表記する)であるものとして説明する。なお、映像データMは、例えば、放送局から受信するテレビジョン(以下、TVと略記する)映像であってもよいし、外部のサーバ装置から通信ネットワークを介して得られるストリームデータであってよいし、Blu-ray Disc(登録商標)などの記録媒体から読み出された映像であってもよい。なお、以下では、映像データMはTV映像であるものとして説明している。
なお、コンテンツ表示処理装置1としては、PC、PDA、ゲーム機などの情報処理装置が挙げられるが、特に限定されるものではない。
また、本明細書では、コンテンツ表示処理装置1は、オブジェクト列データと非オブジェクト列データとを合成して表示装置に出力するケースについて説明するが、出力先は表示装置に限定されるものではない。例えば、上記合成したデータをコンテンツ表示処理装置1に接続された記憶媒体に格納してもよいし、通信ネットワークを介して外部装置に送信してもよい。
なお、単に「コンテンツ表示処理装置1」と表記するときは、後述するコンテンツ表示処理装置(表示処理装置)1aおよびコンテンツ表示処理装置(表示処理装置)1bの総称として用いるものとする。
以下に示す各実施形態では、まず、第1の実施形態および第2の実施形態にて、オブジェクト列データとしての電子書籍データが、日本語表記の文字から構成されるテキストデータである形態について説明する。
次に、第3の実施形態にて、オブジェクト列データが、画像などのオブジェクトから構成されるデータである形態について説明する。次に、第4の実施形態にて、オブジェクト列データとしての電子書籍データが、画像などのオブジェクトが文字間に挿入されている日本語表記のテキストデータである形態について説明する。
最後に、第5の実施形態にて、オブジェクト列データとしての電子書籍データが、英語表記のアルファベット文字から構成されるテキストデータである形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明の一実施形態について、図1〜図9に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
(コンテンツ表示処理装置における処理の概要)
まず、図2を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ表示処理装置1aにて行なわれる表示処理の様子について説明する。図2は、コンテンツ表示処理装置1aにて行なわれる表示処理の様子を示す概要図である。
まず、コンテンツ表示処理装置1aは、電子書籍データを取得し、後述する描画部123aにて、電子書籍データの一部を表示領域における表示回避領域Rb以外の領域に表示するための描画データ(以下、描画データDと表記する)を生成する。なお、コンテンツ表示処理装置1が取得する電子書籍データは、例えば、図2の(a)に示すようなデータである。
次に、コンテンツ表示処理装置1aは、後述する合成部125にて、描画部123aにより生成した描画データと映像データMとを合成することによって合成データを生成する。このとき、映像データMを、表示回避領域Rb内に合成する。なお、例えば、図2の(b)に示す画像が映像データMである場合、コンテンツ表示処理装置1は、図2の(c)に示すように、描画データDと映像データMとを合成する。
そして、コンテンツ表示処理装置1は、電子書籍データの表示を更新する(具体的には、電子書籍データを先へ読み進める。すなわち、表示をスクロールする)指示を受け付ける度に、描画部123aにて、スクロール後の電子書籍データを、表示領域における表示回避領域Rb以外の領域に表示するための描画データDを新たに生成する。そして、合成部125にて、新たに生成した描画データDと映像データMとを合成することによって合成データを生成する。このとき、映像データMは、前回と同じように、表示回避領域Rb内に合成する。
これにより、映像データMは、電子書籍データの表示が更新されても同じ領域に表示され続け、また、電子書籍データは、表示領域における表示回避領域Rb以外の領域に表示される。したがって、表示領域内に何も表示されない領域を作ることなく、スクロール可能な電子書籍データと、映像データMとを、同時に表示することが可能となる。なお、図2の(c)の状態からスクロールさせた後の様子を、図2の(d)に示す。
なお、本実施形態では、電子書籍データを表示する際、電子書籍データに含まれる文字列は、表示領域内に縦方向(垂直方向)に表示されるものとして説明するが、これに限定されるものではなく、横方向(水平方向)に表示されるものであってもよい。
また、コンテンツ表示処理装置1は、表示モードを有している。表示モードには、(1)オブジェクト列データと非オブジェクト列データとを同時に表示するモード(以下、同時表示モードと表記する)、および、(2)オブジェクト列データのみを表示するモード(以下、非同時表示モードと表記する)がある。そして、後述するように、コンテンツ表示処理装置1は、同時表示モードと非同時表示モードとを切り替え可能である。なお、図2の(c)および(d)は、表示モードが同時表示モードであるときの処理の概要を示したものである。
また、ここでは、電子書籍データと映像データMとを同時に表示する形態について説明しているが、上述したように、Webページ等のオブジェクト列データと、非オブジェクト列データとを同時に表示するものであれば、どのような組合せであってもよい。
(コンテンツ表示処理装置の構成)
次に、図1を参照しながらコンテンツ表示処理装置1aの構成について説明する。図1は、コンテンツ表示処理装置1aの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、コンテンツ表示処理装置1aは、主制御部100a、操作部200、および記憶部300を備えている。なお、コンテンツを表示する表示装置を自装置内に備えていてもよい。以下で、各部の概要について説明する。
主制御部100aは、コンテンツ表示処理装置1aが備える各部の動作を制御するものである。主制御部100aは、例えば、CPU(Central Processing Unit)およびメモリ等で構成することができる。この場合、主制御部100aは、記憶部300に記憶されている各種プログラムを、例えばRAM(Random Access Memory)等で構成される一次記憶部に読み出して実行する。これにより、コンテンツ表示処理装置1aの各部を制御し、コンテンツ表示処理装置1aが備える各種機能を実現する。主制御部100aの詳細な構成については後述する。
次に、操作部200は、ユーザの操作を受け付けるとともに、当該操作に対応する制御信号を、主制御部100aに送信する。操作部200は、例えば、リモコン、スイッチ、マウス、キーボードなどの入力デバイスで構成される。
なお、以下では、制御信号は、操作部200から主制御部100aに送信されるものとして説明するが、これに限定されるものではない。コンテンツ表示処理装置1aが外部装置から制御されるものである場合、外部装置から制御信号を受信し、該受信した制御信号を主制御部100aに送信してもよい。
操作部200にて受け付ける操作には、少なくとも次に挙げるものがある。(1)電子書籍データの表示を開始する操作、(2)電子書籍データを先へ読み進める操作、(3)電子書籍データの表示を終了する操作、(4)表示モードを切り替える操作、である。なお、上記(1)の操作には、表示モードの指定が含まれるものとする。また、上記(2)の操作は、より具体的には、電子書籍データの表示をスクロールする操作、および、電子書籍データの表示を1ページ単位で移動する操作が挙げられる。以下では、特に明記する場合を除き、上記(2)の操作は、書籍データの表示をスクロールする操作であるものとして説明する。
そして、制御信号には、少なくとも次に挙げるものがある。(A)電子書籍データの読み出しを示す制御信号、(B)電子書籍データの表示開始を示す制御信号、(C)電子書籍データの表示更新を示す制御信号、(D)電子書籍データの表示終了を示す制御信号、(E)同時表示モードを示す制御信号、(F)非同時表示モードを示す制御信号、である。なお、上記(B)および(C)には、表示モードの指定が含まれるものとする。
なお、操作部200は、上記(1)の操作を受け付けたとき、上記(A)および(B)の制御信号を送信する。また、上記(2)の操作を受け付けたとき、上記(C)の制御信号を送信する。また、上記(3)の操作を受け付けたとき、上記(D)の制御信号を送信する。また、上記(4)の操作を受け付けたとき、上記(E)または(F)の制御信号を送信する。
次に、記憶部300は、主制御部100aが実行する(1)各部の制御プログラム、(2)OSプログラム、(3)アプリケーションプログラム、および、(4)これらプログラムを実行するときに読み出す各種データを記録するものである。記憶部300は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などを含んで構成される。そして、記憶部300は、特に、表示画面情報311および非オブジェクト列領域情報(領域情報)313を記憶している。
表示画面情報311とは、表示領域全体の解像度を表す情報である。また、非オブジェクト列領域情報313とは、表示領域における、非オブジェクト列データ(映像データM)を表示する矩形領域を表す情報である。矩形領域を表す情報は、矩形領域の左上の頂点の座標および領域サイズの組や、矩形領域の四隅の頂点の座標の組等、矩形領域の表示位置およびサイズを特定できるものであれば、どのような情報であってもよい。
さらに、非オブジェクト列領域情報313は、当該情報が有効であるか否かを外部から参照可能な状態で、記憶部300に記憶されるものとする。また、非オブジェクト列領域情報313の有効化および無効化は、外部から設定可能であるものとする。
次に、主制御部100aの詳細な構成について説明する。主制御部100aは、書籍データ読出し部111a、書籍データ切出し部113、スクロール量算出部115a、表示回避領域算出部(表示回避領域算出手段)117、データ加工部(付加手段)119、解析部121a、描画部123a、合成部125、切替え部(切替え手段)127、副情報取得部(非テキストコンテンツ取得手段、非オブジェクト列取得手段)129、および出力部131を備えている。なお、詳細については後述するが、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119は、表示回避領域Rbを避けて電子書籍データを表示するために、電子書籍データを加工する処理を行うものである。また、解析部121aおよび描画部123aは、電子書籍データを表示する処理を行うものである。また、合成部125は、電子書籍データと映像データMとを合成する処理を行うものである。なお、解析部121a、描画部123a、合成部125、および出力部131を総称して、表示制御部133aとも称する。
以下で、主制御部100aが備える各部について説明する。
まず、書籍データ読出し部111aについて説明する。書籍データ読出し部111aは、操作部200から電子書籍データの読み出しを示す制御信号を受信すると、書籍データ切出し部113に対して、電子書籍データの読み出しを開始する位置(以下、単に、読み出し開始位置と表記する)、および、電子書籍データを読み出すデータ量(以下、単に、読み出しデータ量と表記する)を要求して取得する。
そして、書籍データ読出し部111aは、上記取得した読み出し開始位置および読み出しデータ量に基づいて、電子書籍データの全体を管理している外部装置(例えば、自装置に接続された記憶媒体、通信ネットワークを介した外部装置など)から電子書籍データを取得する。そして、書籍データ読出し部111aは、該取得した電子書籍データを、書籍データ切出し部113に送信する。書籍データ読出し部111aは、以上の処理を、電子書籍データの読み出しを示す制御信号を受信する毎に行う。
次に、書籍データ切出し部113について説明する。書籍データ切出し部113は、書籍データ読出し部111aから電子書籍データを受信し、保持する。そして、書籍データ切出し部113は、操作部200から、電子書籍データの表示開始を示す制御信号、および、電子書籍データの表示更新を示す制御信号のいずれかを受信すると、記憶部300に記憶されている表示画面情報311および非オブジェクト列領域情報313に基づいて、保持している電子書籍データから選択された(切り出した)所定量の電子書籍データ(以下、部分書籍データと表記する)を、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119へ送信する。
電子書籍データの表示開始を示す制御信号を受信した場合、書籍データ切出し部113は、書籍データ読出し部111aから受信した部分書籍データの先頭位置から所定量の部分書籍データを、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119に送信するとともに、当該送信した部分書籍データの先頭位置を、送信済データ先頭位置として記憶する。
また、電子書籍データの表示更新を示す制御信号を受信した場合、書籍データ切出し部113は、送信済データ先頭位置から、スクロール量算出部115aから受信したスクロール量に相当する文字数だけ移動した位置を新たな先頭位置とし、当該新たな先頭位置から所定量の部分書籍データを、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119に送信するとともに、当該送信した部分書籍データの先頭位置を、新たな送信済データ先頭位置として記憶する。なお、上記スクロール量に相当する文字数とは、記憶部300から取得した表示画面情報311から得られる一行あたりの文字数に、スクロールした行数を乗じたものである。
また、送信する部分書籍データの所定量は、記憶部300に記憶されている表示画面情報311に基づいて算出される、表示領域に表示可能な文字数に相当するデータ量である。
また、書籍データ切出し部113は、書籍データ読出し部111aから、読み出し開始位置および読み出しデータ量の取得要求を受信すると、保持している電子書籍データの末尾の位置を読み出し開始位置として、また、保持可能な電子書籍データのサイズを読み出しデータ量として、書籍データ読出し部111aに送信する。
また、書籍データ切出し部113は、保持している電子書籍データの末尾付近まで読み進められたことを判定すると、電子書籍データの読み出しを示す制御信号を書籍データ読出し部111aに送信する。
ここで、上記判定の方法は次に示すとおりである。書籍データ切出し部113は、保持している電子書籍データのうち、送信済データ先頭位置が示す位置よりも後ろにある文字数を計数するとともに、表示画面全体に表示可能な文字数を表示画面情報311を参照して計数する。そして、当該計数した文字数同士を比較し、上記画面全体に表示可能な文字数のほうが多い場合、書籍データ切出し部113は、上記部分書籍データが終わり近くまで読み進められたと判断する。この場合の上記読み出し開始位置は、送信済データ先頭位置であり、上記読み出しデータ量とは、書籍データ切出し部113に保持可能なデータ量のことである。
また、書籍データ切出し部113は、部分書籍データを送信した後、表示回避領域算出部117から表示終了位置を受信し、次回送信する部分書籍データの先頭位置として保持する。
なお、操作部200にて受け付ける操作が、電子書籍データの表示を1ページ単位で移動する操作である場合、書籍データ切出し部113は、操作部200から受信した制御信号に応じて、上記表示回避領域算出部117から受信した表示終了位置を先頭位置とした1ページ分の部分書籍データを、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119に送信する。
次に、スクロール量算出部115aについて説明する。スクロール量算出部115aは、操作部200から受信した、電子書籍データの表示更新を示す制御信号に基づいて、電子書籍データをスクロールする量を算出し、該算出したスクロール量を書籍データ切出し部113に送信する。スクロール量の算出処理の詳細については後述する。
次に、表示回避領域算出部117について説明する。表示回避領域算出部117は、書籍データ切出し部113から部分書籍データを受信すると、まず、該受信した部分書籍データ、並びに、記憶部300に記憶されている表示画面情報311に基づいて、上記受信した部分書籍データを表示領域に表示するシミュレーションを行うことによって、表示領域に表示される部分書籍データの画像(以下、描画予想画像と表記する)を生成する。そして、記憶部300に記憶されている非オブジェクト列領域情報313に基づいて、該生成した描画予想画像における表示回避領域Rbを算出する。そして、該算出した表示回避領域Rbを表す表示回避領域情報を、データ加工部119へ送信する。なお、表示回避領域Rbは、非オブジェクト列領域情報313で表される非オブジェクト列領域(非テキスト表示領域、非オブジェクト列表示領域)Rnを包含する領域である。表示回避領域Rbと非オブジェクト列領域Rnとの関係の詳細については後述する。
なお、記憶部300に記憶されている非オブジェクト列領域情報313が無効化されている場合(すなわち、表示モードが非同時表示モードである場合)には、表示回避領域算出部117は、表示回避領域情報が無い旨の通知をデータ加工部119に送信する。
ここで、表示回避領域情報は、表示回避領域Rbに配置する空の画像オブジェクトのサイズ、および、部分書籍データに当該画像オブジェクトを挿入する位置を示す情報から成るものである。
なお、表示回避領域情報を構成する情報は、データ加工部119にて部分書籍データを加工する方法に応じて適宜決定される。本実施形態では、空の画像オブジェクトを電子書籍データに挿入することにより、非オブジェクト列領域Rnを避けて部分書籍データを描画させるため、画像オブジェクトのサイズおよび当該画像オブジェクトを挿入する位置を表示回避領域情報としたが、これに限定されるものではない。例えば、データ加工部119にて改行を挿入することによって非オブジェクト列領域Rnを避けて部分書籍データを描画させる場合には、改行を挿入する位置を示す情報を表示回避領域情報とすればよい。
さらに、表示回避領域算出部117は、表示回避領域Rbを挿入した部分書籍データを表示領域に表示するシミュレーションを行うことによって、表示領域に表示される部分書籍データの描画予想画像を再び生成する。そして、描画予想画像に表示される部分書籍データの末尾を、表示終了位置として、書籍データ切出し部113に通知する。なお、表示回避領域算出部117が行う処理の詳細については後述する。
次に、データ加工部119について説明する。データ加工部119は、書籍データ切出し部113から部分書籍データを受信するとともに、表示回避領域算出部117から表示回避領域情報を受信すると、該受信した表示回避領域情報に基づいて、該受信した部分書籍データに空の画像オブジェクトを挿入し、該挿入後の部分書籍データを解析部121aに送信する。
なお、表示回避領域算出部117から非オブジェクト列領域情報313が無い旨の通知を受信した場合には、データ加工部119は、書籍データ切出し部113から受信した部分書籍データを、そのまま解析部121aに送信する。
次に、解析部121aについて説明する。解析部121aは、データ加工部119から部分書籍データを受信すると、該受信した部分書籍データを解析することによって解析データを生成する。ここで、解析とは、部分書籍データに含まれる文字、空の画像オブジェクトなどの抽出を行うことである。そして、解析部121aは、該生成した解析データを描画部123aへ送信する。
また、解析部121aは、表示領域に、部分書籍データに含まれる文字を表示する際の文字サイズの最大値、文字間サイズの最大値、および、行間隔の最大値を含む表示属性情報を保持している。表示属性情報は、表示回避領域算出部117が表示回避領域Rbを算出する際に用いられる。
次に、描画部123aについて説明する。描画部123aは、記憶部300から表示画面情報311を取得し、当該取得した表示画面情報311が示す解像度に従って、解析部121aから受信した解析データに基づいて、表示領域に部分書籍データを表示するための描画データDを生成し、該生成した描画データDを合成部125に送信する。
次に、合成部125について説明する。合成部125は、描画部123aから部分書籍データの描画データDを受信すると、切替え部127が保持する表示モードを参照する。そして、切替え部127が保持する表示モードが同時表示モードである場合、合成部125は、記憶部300から非オブジェクト列領域情報313を取得するとともに、副情報取得部129に、非オブジェクト列領域Rnに表示する映像データMを取得する旨の要求(以下、副情報取得要求と表記する)を送信する。そして当該要求の応答として副情報取得部129から受信した映像データMを、上記受信した描画データDにおける非オブジェクト列領域Rnに合成することによって合成データを生成する。そして、該生成した合成データを出力部131へ送信する。映像データMの合成および出力部131への合成データの送信は、副情報取得部129から映像データMを受信する度に繰り返し行う。
一方、切替え部127が保持する表示モードが非同時表示モードである場合、合成部125は、描画部123aから受信した描画データDを、そのまま合成データとして出力部131へ送信する。
また、合成部125は、表示モードが同時表示モードから非同時表示モードに切り替わった場合、または、操作部200から電子書籍データの表示終了を示す制御信号を受信した場合には、副情報取得部129に、映像データMの取得を終了する旨の要求(以下、副情報取得終了要求と表記する)を送信する。さらに、操作部200から電子書籍データの表示終了を示す制御信号を受信した場合には、出力部131への合成データの送信を終了する。
次に、切替え部127について説明する。切替え部127は、表示モードを外部から参照可能に保持する。そして、切替え部127は、操作部200から同時表示モードを示す制御信号を受信した場合には、表示モードを同時表示モードに設定するとともに、記憶部300に記憶されている非オブジェクト列領域情報313を有効化する。一方、切替え部127が、操作部200から非同時表示モードを示す制御信号を受信した場合には、表示モードを非同時表示モードに設定するとともに、記憶部300に記憶されている非オブジェクト列領域情報313を無効化する。
次に、副情報取得部129について説明する。副情報取得部129は、映像データMを外部から取得するものである。そして、合成部125から副情報取得要求を受信すると、上記取得した映像データMを合成部125に送信する。なお、映像データMの合成部125への送信は、合成部125から副情報取得終了要求を受信するまで継続して行う。
次に、出力部131について説明する。出力部131は、合成部125から受信した合成データを、表示装置に出力する。なお、既に述べたように、出力部131は、合成データを表示装置に出力することに限定されるものではなく、コンテンツ表示処理装置1aに接続される記憶媒体に格納したり、通信ネットワークを介した外部装置に送信してもよい。
(処理の流れ)
次に、図3を参照しながら、電子書籍データを表示する際の、コンテンツ表示処理装置1aの各部にて行う処理の一例について説明する。図3は、コンテンツ表示処理装置1aにて行なわれる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、電子書籍データの表示を開始する操作を操作部200にて受け付けると、書籍データ切出し部113は、操作部200から、電子書籍データの表示開始を示す制御信号を受信する(ステップ(以下、単にSと表記する)100)。
そして、上記受信した制御信号にて指定される表示モードが同時表示モードである場合(S110にてYES)、切替え部127は、表示モードを同時表示モードに設定するとともに、記憶部300に格納された非オブジェクト列領域情報313を有効化する(S120)。一方、上記受信した制御信号にて指定される表示モードが非同時表示モードである場合(S110にてNO)、切替え部127は、表示モードを非同時表示モードに設定するとともに、記憶部300に格納された非オブジェクト列領域情報313を無効化する(S150)。
次に、操作部200から電子書籍データの読み出しを示す制御信号を受信した書籍データ読出し部111aが電子書籍データを取得し、該取得した書籍データ切出し部113に送信する。なお、書籍データ読出し部111aが書籍データ切出し部113に送信する電子書籍データの一例を、図4の(a)に示す。ここで示す例は一例であり、電子書籍データのフォーマットに応じて、図4に示すデータは異なりうる。
そして、書籍データ切出し部113、表示回避領域算出部117、データ加工部119、解析部121a、描画部123a、合成部125、および出力部131によって、部分書籍データの表示処理を行う(S130)。当該表示処理の詳細については、後述にて、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
そして、主制御部100aは、表示処理が完了した後、操作部200から、後述する表示更新イベントを受信すると(S140にて表示更新イベント)、ステップS110に戻り、スクロール後の部分書籍データの表示処理を行う。
一方、操作部200から、表示更新イベントでなく、後述する表示終了イベントを受信すると(S140にて表示終了イベント)、合成部125は、出力部131へのデータの送信を終了する(S160)。なお、表示終了イベントを受信しない場合(S140にてNO)、ステップS140に戻る。
なお、表示更新イベントとは、電子書籍データの表示更新を示す制御信号、同時表示モードを示す制御信号、および、非同時表示モードを示す制御信号の少なくともいずれかを指すものとする。また、表示終了イベントとは、電子書籍データの表示終了を示す制御信号を指すものとする。
(表示処理の流れ)
次に、図5を参照しながら、部分書籍データの表示処理の流れについて説明する。図5は、部分書籍データの表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、書籍データ切出し部113は、操作部200から表示開始または表示更新を示す制御信号を受信すると、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119に、部分書籍データを送信する(S131)。なお、ステップS131にて書籍データ切出し部113が送信する部分書籍データの一例を、図4の(b)に示す。
次に、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119にて、表示回避領域Rbを部分書籍データに挿入することによって部分書籍データを加工する(S132)。部分書籍データの加工処理の詳細については、後述にて、図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。そして、上記加工した部分書籍データを解析部121aにて解析し、解析データを描画部123aに送信する(S133)。
そして、描画部123aは、解析部121aから解析データを受信するとともに、記憶部300から表示画面情報311を取得し、該取得した表示画面情報311に基づいて、表示領域に部分書籍データを表示するための描画データDを生成し、該生成した描画データDを合成部125に送信する(S134)。そして、合成部125は、上記描画データDを描画部123aから受信すると、当該描画データDと映像データMとを合成し、合成データを出力部131へ送信する(S135)。合成データ生成処理の詳細については、後述にて、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
そして、最後に、出力部131は、合成部125から受信した合成データを、表示装置に出力する(S136)。
(部分書籍データの加工処理の流れ)
次に、図6を参照しながら、部分書籍データの加工処理について説明する。図6は、部分書籍データの加工処理の流れを示すフロ−チャートである。
まず、表示回避領域算出部117は、書籍データ切出し部113から部分書籍データを受信すると、記憶部300に記憶された描画禁止領域情報が有効化されているか否かを判定する(S1321)。
非オブジェクト列領域情報313が無効化されている場合(S1321にてNO)、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119は、部分書籍データの加工を行なわずに、加工処理を終了する。一方、非オブジェクト列領域情報313が有効化されている場合には(S1321にてYES)、表示回避領域算出部117は、記憶部300から非オブジェクト列領域情報313および表示画面情報311を取得する(S1322)。
次に、表示回避領域算出部117は、上記取得した表示画面情報311に基づいて、書籍データ切出し部113から受信した部分書籍データを表示領域に表示するシミュレーションを行い、描画予想画像を生成する(S1323)。
そして、表示回避領域算出部117は、上記生成した描画予想画像および上記取得した非オブジェクト列領域情報313から、部分書籍データを表示領域に表示する際に表示を回避する、表示回避領域Rbを算出し、当該算出した表示回避領域Rbを表す表示回避領域情報を、データ加工部119に送信する(S1324)。なお、ステップS1324にて表示回避領域算出部117が送信する表示回避領域情報の一例を、図4の(c)に示す。同図に示す例では、部分書籍データにおける表示回避領域Rbの位置(position)として、8行目の20バイト目が指定されている(position=[Line:8, Col:20])。さらに、表示回避領域Rbとして挿入する画像オブジェクトのサイズ(object)として、幅が200、高さが100であることが指定されている(object=[width=200, height=100])。
そして、データ加工部119は、表示回避領域情報を受信すると、該受信した表示回避領域情報に基づいて、部分書籍データに空の画像オブジェクトを挿入する(S1325)。
なお、ステップS1325にて画像オブジェクトが挿入された部分書籍データの一例を、図4の(d)に示す。同図に示すタグCは、挿入された画像オブジェクトである。同図に示すように、図4の(c)にて指定された位置、すなわち8行目の20バイト目に、指定されたサイズの画像オブジェクトが挿入されている。また、図4の(d)に示したデータに基づいて描画部123aにて生成されるデータを、図4の(e)に示す。図4の(e)に示すように、部分書籍データが表示されない表示回避領域Rbは、非オブジェクト列領域Rnを包含するように設けられる。
一方、表示回避領域算出部117は、表示回避領域Rbを挿入した電子書籍データ、および、表示画面情報311に基づいて、表示回避領域Rbを挿入した部分書籍データを表示領域に表示するシミュレーションを行い、再び描画予想画像を生成する(S1326)。
そして、表示回避領域算出部117は、描画予想画像に表示される部分書籍データの末尾を表示終了位置として、書籍データ切出し部113に通知する(S1327)。
(合成データ生成処理の流れ)
次に、図7を参照しながら、合成データ生成処理について説明する。図7は、合成データ生成処理の流れを示すフローチャートである。
まず、合成部125は、描画部123aから描画データDを受信すると、切替え部127が保持する表示モードを参照する(S1351)。
そして、表示モ−ドが非同時表示モードである場合(S1351にてNO)、合成部125は、描画部123aから受信した描画データDを、そのまま出力部131に送信する(S1352)。一方、表示モードが同時表示モードである場合(S1351にてYES)、合成部125は、副情報取得部129に副情報取得要求を送信し、当該要求の応答として副情報取得部129から映像データMを取得する(S1353)。
次に、合成部125は、上記取得した映像データMを、描画部123aから受信した描画データDにおける非オブジェクト列領域Rnに合成することによって合成データを生成する(S1354)。なお、ステップS1354にて生成した合成データの一例を、図4の(f)に示す。図4の(f)に示すように、非オブジェクト列領域Rnに映像データMが合成される。
以上のように、表示回避領域Rbを避けて部分書籍データを表示し、当該部分書籍データの非オブジェクト列領域Rnに映像データMを合成することによって、電子書籍データをスクロールしても、常に同じ位置に映像データMを表示し続けることが可能となる。
(非オブジェクト列領域Rnと表示回避領域Rbとの関係)
次に、図8を参照しながら、非オブジェクト列領域Rnと表示回避領域Rbとの関係について説明する。図8の(a)は、非オブジェクト列領域Rnと表示回避領域Rbとの関係を表す模式図であり、図8の(b)は、フォントサイズの大きな文字が存在することによって表記回避領域Rbが変化することを示す模式図である。
電子書籍データを表示する際、文字のフォントサイズ、行間サイズ、文字間サイズ、およびインデントなどの少なくともいずれかが変わると、文字が表示される位置が変わる場合がある。そのため、画像オブジェクトや改行を挿入することによって非オブジェクト列領域Rnを設け、非オブジェクト列領域Rnを避けて文字を表示させる場合において、部分書籍データにおいて画像オブジェクトや改行を挿入する位置を行数および文字数によって指定すると、非オブジェクト列領域Rnが都度変化する可能性がある。
この場合において、映像データMを表示する非オブジェクト列領域Rnと同じサイズの領域を表示回避領域Rbとし、電子書籍データを表示すると、電子書籍データの表示を更新する毎に、表示回避領域Rbの位置が変わることによって電子書籍データを表示する領域が変化する可能性がある。その結果、映像データMと部分書籍データとが重なって表示されるおそれがある。
そこで、表示回避領域算出部117は、図8の(a)に示すように、映像データMを表示する非オブジェクト列領域Rnとは別に、表示回避領域Rbを算出する。ここで、表示回避領域算出部117は、解析部121aから取得した表示属性情報に基づいて表示回避領域Rbを算出する。このとき、文字のフォントサイズ、行間サイズ、および文字間サイズの少なくともいずれかが変化し、表示回避領域Rbが変化しても、図8の(b)に示すように、表示回避領域Rbが非オブジェクト列領域Rnを包含するようにする。
具体的には、表示回避領域Rbの横長は、非オブジェクト列領域Rnの横長よりも、(取りうる最大の行間サイズ+取りうる最大の文字サイズ)/2、または、それ以上大きくなるように設定する。また、表示回避領域Rbの縦長は、非オブジェクト列領域Rnの縦長よりも、(取りうる最大の文字間サイズ+取りうる最大の文字サイズ)/2、または、それ以上大きくなるように設定する。これにより、電子書籍データの文字のフォントサイズ、行間サイズ、文字間サイズが変化したことによって表示回避領域Rbの位置が変化する場合にも、表示回避領域Rbは非オブジェクト列領域Rnを包含するため、映像データMと部分書籍データとが重なって表示されないようにすることが可能となる。
(スクロール量の制御)
次に、図9を参照しながら、電子書籍データをスクロールする際のスクロール量について説明する。図9の(a)は、電子書籍データを読み進める際、スクロール量の制限を設けずにスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図であり、また、図9の(b)は、電子書籍データを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図である。なお、図9に示す例では、電子書籍データは、同図の左側から右側の方向にスクロールされるものとする。
説明の便宜上、以降の説明では、電子書籍データに含まれる文字列は、縦方向(垂直方向)に表示されるものとして説明する。また、電子書籍データに含まれる文字を表示する際の文字サイズ、行間、文字間は、いずれも所定の大きさであり、変動しないものとして説明する。また、表示回避領域Rbの形状が矩形であるものとして説明する。
仮に、電子書籍データを矩形の領域に表示する場合、1行当たりに表示可能な文字数は一定になることから、横方向に1行単位でスクロールさせても、スクロールの前後で、各行に表示された文字の縦方向の位置は変化しない。しかしながら、本発明のように表示領域内に表示回避領域Rbを設定し、表示回避領域Rbを避けて電子書籍データを表示する場合、1行当たりに表示可能な文字数が異なる行が存在することとなる。この場合、1行単位でスクロールを行うと、スクロールの前後で、各行に表示された文字の縦方向の位置が変化する場合がある。
図9の(a)を例に挙げて説明する。同図に示す例では、1行当たりに表示可能な文字数が8文字である行を表示している領域(以下、文字多領域Rmと表記する)と、1行当たりに表示可能な文字数が3文字である行を表示している領域(以下、文字少領域Rfと表記する)とがある。なお、図9に示す例では、文字多領域Rmが特許請求の範囲に記載の「先方領域」に相当し、文字少領域Rfが特許請求の範囲に記載の「後方領域」に相当する。
この場合において、文字多領域Rmの1行分(すなわち8文字分)だけスクロールを行うと、文字少領域Rfに含まれる各文字は、文字少領域Rfの2行分、および、縦方向に2文字分だけ移動することになる。つまり、縦方向に2文字分の移動することにより、図9の(a)における文字列Aに示すように、横方向のみならず、縦方向にも文字が移動することとなる。このように、スクロール前後で文字の縦方向の位置が移動すると、ユーザが閲覧しづらくなるという問題が生じる。
そこで、スクロール量算出部115aは、電子書籍データの表示更新を示す制御信号からスクロール量を算出する際に、上述した問題が生じないようにするために、スクロール量の最小単位を設けている。
まず、スクロール量算出部115aは、電子書籍データの表示更新を示す制御信号を受信すると、表示回避領域算出部117から表示回避領域情報を取得するとともに、記憶部300から表示画面情報311を取得する。
次に、文字多領域Rmの1行当たりに表示可能な文字数(以下、文字数αと表記する)、および、文字少領域Rfの1行当たりに表示可能な文字数(以下、文字数βと表記する)を、上記取得した表示画面情報311および表示回避領域情報から算出する。
そして、文字数αと文字数βとの最小公倍数の文字数に相当する文字多領域Rmの行の行数を、スクロール量の最小単位とする。
以上の処理によって、求められたスクロール量の最小単位に対応する文字数は、文字数βの倍数となるので、文字少領域Rfの各行のうち、文字多領域Rmに移動しない各行に含まれる文字は、スクロールの前後で、横方向の移動のみが生じ、縦方向の移動は生じないようになる。図9の(b)を例に挙げて説明すると、文字数α=8、および、文字数β=4であるため、これらの最小公倍数である8文字だけ移動させると、文字列Bに示すように、縦方向の移動は生じない。
以上の処理により、文字少領域Rfに含まれる文字が、スクロールの前後で縦方向に移動されることを防止する。
なお、表示回避領域Rbの形状が矩形ではない場合、行単位のスクロールを不可とし、スクロールの最小単位を1ページとすればよい。
図9では、表示回避領域Rbが表示領域の左下に位置する例について説明したが、表示回避領域Rbが別の位置にある場合においても、スクロール量の最小単位の算出方法は上述した方法と同じである。表示回避領域Rbが表示領域の右下に位置する例を、図10に示す。図10の(a)および(b)は、それぞれ、図9の(a)および(b)で示した表示回避領域Rbを、表示領域の右下に変更した場合の模式図である。スクロール移動量の制御方法については、図9にて説明した方法と同様である。
なお、この場合、表示回避領域Rbの位置を表示領域の右下に変更したことにより、文字多領域Rmが特許請求の範囲に記載の「後方領域」に相当し、文字少領域Rfが特許請求の範囲に記載の「先方領域」に相当する。
〔第2の実施形態〕
次に、第1の実施形態と同等の機能を異なる構成により実現する形態について説明する。
本発明の他の一実施形態について図11〜図14に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、第1の実施形態にて示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。同様に、第1の実施形態にて示した各処理と同一の処理には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。
(コンテンツ表示処理装置の構成)
図11を参照しながら、本実施形態に係るコンテンツ表示処理装置1bの構成について説明する。図11は、コンテンツ表示処理装置1bの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、コンテンツ表示処理装置1bは、主制御部100b、操作部200、および記憶部300を備えている。以下では、第1の実施形態と異なる各部の概要について説明する。
主制御部100bは、第1の実施形態に係る主制御部100aとは次の点において異なる。すなわち主制御部100bは、書籍データ切出し部113、表示回避領域算出部117およびデータ加工部119を備えない。また、書籍データ読出し部111aに代えて書籍データ読出し部111bを、解析部121aに代えて解析部121bを、スクロール量算出部115aに代えてスクロール量算出部115bを、描画部123aに代えて描画部(付加手段、表示回避領域算出手段)123bを備えている。なお、解析部121b、描画部123b、合成部125、および出力部131を総称して、表示制御部133bとも称する。
書籍データ読出し部111bは、主制御部100bから電子書籍データの読み出し指示を受信すると、電子書籍データの全体を管理している外部装置から電子書籍データ取得する。そして、該取得した電子書籍データを、解析部121bに送信する。
次に、解析部121bは、書籍データ読出し部111bから受信した電子書籍データをデコード(復号化または解凍)するものである。
次に、スクロール量算出部115bは、操作部200から受信した、電子書籍データの表示更新を示す制御信号に基づいて算出したスクロール量を、描画部123bに送信する。スクロール量の算出処理の詳細については、第1の実施形態にて説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
次に、描画部123bは、表示領域における、表示回避領域Rb以外の領域(非矩形の領域)に、電子書籍データを描画する。
(処理の流れ)
次に、図3を用いて、電子書籍データを表示する際の、コンテンツ表示処理装置1bの各部にて行う処理の一例について説明する。ここでは、第1の実施形態にて説明したコンテンツ表示処理装置1aの各部にて行う処理と異なる点についてのみ説明する。
ステップS100において、電子書籍データの表示を開始する操作を操作部200にて受け付けると、操作部200は、電子書籍データの読み出しを示す制御信号を、書籍データ読み出し部111bに送信する。
ステップS130において、操作部200から電子書籍データの読み出しを示す制御信号を受信した書籍データ読出し部111abが電子書籍データを取得し、該取得した電子書籍データを描画部123bに送信する。そして、解析部121b、描画部123b、合成部125、および出力部131によって、電子データの一部である部分書籍データの表示処理を行う。当該表示処理の詳細については、後述にて、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。
(表示処理の流れ)
次に、図12を参照しながら、部分書籍データの表示処理を行う際の動作について説明する。図12は、部分書籍データの表示処理の流れを示すフローチャートである。
まず、操作部200から表示開始または表示更新を示す制御信号を受信すると、電子書籍データを取得し、取得した電子書籍データを解析部121bへ送信する。(S231)。ここで、本実施形態において、各部において送受信されるデータの一例を、図13に示す。なお、実際は、図13の(a)に示すデータを、暗号化または圧縮したものが送受信される。
解析部121bは、受信した電子書籍データのデコードおよび解析を行い、解析データを描画部123bへ送信する(S232)。解析部121bにおいて解析され、描画部123bへ送信される解析データの一例を、図13の(b)に示す。
そして、描画部123bは、解析部121bから解析データを受信するとともに、記憶部300から非オブジェクト列領域情報313および表示画面情報311を取得し、上記解析データおよび非オブジェクト列領域情報313から、電子書籍データの描画を行うことによって描画データDを生成し、該生成した描画データDを合成部125へ送信する(S233)。当該描画部123bにおける処理の詳細は、後述にて、図14に示すフローチャートを参照しながら説明する。
そして、合成部125は、描画データDを描画部123bから受信すると、描画データDと映像データMとを合成し、合成データを出力部131へ送信する(S234)。
最後に、出力部131は、描画部123bから受信した合成データを、表示装置に出力する(S235)。
(描画処理の流れ)
次に、図14を参照しながら、描画部123bによる電子書籍データの描画処理について説明を行う。図14は、図12に示したフローチャートにおける描画処理の流れを示すフローチャートである。
まず、描画部123bは、記憶部300に記憶された非オブジェクト列領域情報313が有効化されているか否かを判定する(S2331)。非オブジェクト列領域情報313が無効化されている場合は(S2331にてNO)、表示画面情報311に基づいて部分書籍データの描画を行う(S2332)。非オブジェクト列領域情報313が有効化されている場合は(S2331にてYES)、非オブジェクト列領域情報313および表示画面情報311の取得を行い(S2333)、非オブジェクト列領域情報313に基づいて部分書籍データの表示回避領域Rbの算出を行う(S2334)。ここでの表示回避領域Rbの算出方法は、第1の実施形態にて説明した表示回避領域算出部117による処理と同じであるので、ここでは説明を省略する。
次に、上記算出した表示回避領域Rbおよび上記取得した表示画面情報311に基づいて、表示画面から表示回避領域Rbを除いた領域を、部分書籍データを描画する領域として算出し(S2335)、当該領域内に、解析部121bから受信した解析データに基づいて描画を行う(S2336)。
(合成処理の流れ)
合成データの生成処理は、第1の実施形態にて図7に示すフローチャートを用いて説明したとおりであるので、ここでは説明を省略する。ただし、図7に示すフローチャートを用いて説明した(合成処理の流れ)における「描画部123a」は、「描画部123b」に読み替えるものとする。
〔第3の実施形態〕
本発明のさらなる他の一実施形態について図15に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態では、オブジェクト列データが画像などのオブジェクトのみから構成されるデータである形態について説明する。
なお、上述した各実施形態において、「文字」として説明した箇所を、「オブジェクト」と読み替えることにより、上述した各実施形態にて説明したコンテンツ表示処理装置1の構成および各処理を適用することが可能である。そのため、本実施形態では、コンテンツ表示処理装置1の構成および各処理の説明については省略する。
図15を参照しながら、画像などのオブジェクトのみから構成されるオブジェクト列データを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における、オブジェクトの表示の様子について説明する。
なお、図15に示す例では、オブジェクト列データは、同図の左側から右側の方向にスクロールされるものとする。また、説明の便宜上、以降の説明では、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトは、全て同じ種類のものであるとし、また、縦方向(垂直方向)に表示されるものとして説明する。また、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトを表示する際の、オブジェクトのサイズ、行間、オブジェクト同士の間隔は、いずれも所定の大きさであり、変動しないものとして説明する。また、表示回避領域Rbの形状が矩形であるものとして説明する。
図15に示す例では、1行当たりに表示可能なオブジェクト数が4個である行を表示している領域(以下、オブジェクト多領域Jmと表記する)と、1行当たりに表示可能なオブジェクト数が2個である行を表示している領域(以下、オブジェクト少領域Jfと表記する)とがある。なお、図15に示す例では、オブジェクト多領域Jmが特許請求の範囲に記載の「先方領域」に相当し、オブジェクト少領域Jfが特許請求の範囲に記載の「後方領域」に相当する。
この場合、オブジェクト多領域Jmの1行当たりに表示可能なオブジェクト数(以下、オブジェクト数γと表記する)、および、オブジェクト少領域Jfの1行当たりに表示可能なオブジェクト数(以下、オブジェクト数δ表記する)を、表示画面情報311および表示回避領域情報から算出する。
そして、オブジェクト数γとオブジェクト数δとの最小公倍数に相当するオブジェクト多領域Jmの行の行数を、スクロール量の最小単位とする。
以上の処理によって、求められたスクロール量の最小単位に対応するオブジェクト数は、オブジェクト数δの倍数となるので、オブジェクト少領域Jfの各行のうち、オブジェクト多領域Jmに移動しない各行に含まれるオブジェクトは、スクロールの前後で、横方向の移動のみが生じ、縦方向の移動は生じないようになる。図15に示す例では、オブジェクト数γ=4、および、オブジェクト数δ=2であるため、スクロール時にはこれらの最小公倍数である4個だけオブジェクトを移動させることにより、オブジェクト列Gに示すように、縦方向の移動は生じない。
以上の処理により、オブジェクト少領域Jfに含まれるオブジェクトが、スクロールの前後で縦方向に移動されないようにすることができる。
なお、表示回避領域Rbの形状が矩形ではない場合、行単位のスクロールを不可とし、スクロールの最小単位を1ページとすればよい。
また、図15に示す例では、表示回避領域Rbが表示領域の左下に位置する例について説明したが、表示回避領域Rbが別の位置にある場合においても、スクロール量の最小単位の算出方法は上述した方法と同じである。
なお、上述の説明では、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトは、全て同じ種類のものであるとしたが、異なる種類のオブジェクトが混在している場合は、次に示す第4の実施形態にて説明する、テキストデータに挿入されているオブジェクトと同様に、リサイズおよび表示位置の調整を行えばよい。
〔第4の実施形態〕
本発明のさらなる他の一実施形態について図16〜図20に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態では、オブジェクト列データが、文字とは異なるオブジェクトが文字の間に挿入されたテキストデータである形態について説明する。なお、文字とは異なるオブジェクトは、典型的には画像であるが、表示位置およびサイズを指定することによってその表示を制御することができるものであれば、どのようなデータであってもよい。本実施形態では、文字とは異なるオブジェクトを、単に、「オブジェクト」と表記して説明する。
本実施形態においても、第1および第2の実施形態にて説明したコンテンツ表示処理装置1の構成および各処理を適用することが可能である。そのため、本実施形態に係るコンテンツ表示処理装置1の構成および各処理の説明については省略し、第1および第2の実施形態と異なる処理について説明する。
(表示回避領域情報)
表示回避領域情報は、テキストデータにおける文字部分については、第1の実施形態にて説明したものと同様であり、(A)表示回避領域Rbに配置する空の画像オブジェクトのサイズ、および、部分書籍データに当該画像オブジェクトを挿入する位置を示す情報、または、(B)改行を挿入する位置を示す情報である。端的に言えば、(A)空の画像オブジェクトの属性情報、または、(B)挿入される改行の属性情報である。そして、本実施形態では、さらに、文字とは異なるオブジェクトについても、表示回避領域Rbを避けて表示する必要があることから、当該オブジェクトのサイズを調整するためのリサイズ情報、および、当該オブジェクトの表示位置を調整するための表示位置情報を用いて、表示回避領域Rbを算出する方法が想定される。
(スクロール量の制御)
テキストデータのスクロール量の制御は、第1の実施形態にて説明したとおり、文字数αと文字数βとの最小公倍数の文字数に相当する文字多領域Rmの行の行数を、スクロール量の最小単位とする。
次に、テキストデータに挿入されているオブジェクトを、予め指定されたサイズおよび表示位置で描画すると表示回避領域Rbと重なる場合は、当該オブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する。オブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する方法としては、(1)オブジェクトのサイズを、予め指定されたサイズのβ/α倍にリサイズするとともに、当該リサイズ後のオブジェクトを、テキストデータの行方向に対して、表示回避領域Rbが存在しない側に寄せて表示する(例えば、テキストデータが縦書きであって、表示回避領域Rbが画面左下にある場合は、画面上側に寄せて表示する。また、例えば、テキストデータが横書きであって、表示回避領域Rbが画面右下にある場合は、画面左側に寄せて表示する等)という方法、および、(2)オブジェクトの表示位置の開始地点は指定どおりとし、当該表示位置において表示回避領域Rbと重ならない最大のサイズにオブジェクトをリサイズして表示するという方法、が挙げられる。
上記(1)の方法によってオブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する様子の一例を図16に示す。同図では、オブジェクト列データは、同図の右側から左側の方向にスクロールされた様子を示している。同図に示すように、スクロール後において、オブジェクトの表示位置を、テキストデータの行方向に対して表示回避領域Rbが存在しない側(つまり画面上側)に寄せるとともに、オブジェクトのサイズを、予め指定されたサイズのβ/α(=4/8)倍にリサイズした状態で、オブジェクトを表示している。
また、上記(2)の方法によってオブジェクトのサイズおよび表示位置を調整する様子の一例を図17に示す。同図では、オブジェクト列データは、同図の右側から左側の方向にスクロールされた様子を示している。同図に示すように、スクロール後において、オブジェクトの表示開始位置(この場合、オブジェクトの右上の位置)は、予め指定された位置のままであって、オブジェクトのサイズを、表示回避領域Rbと重ならない最大のサイズにリサイズした状態で、オブジェクトを表示している。
次に、オブジェクトが表示されている場合のスクロール量は、テキストデータのスクロール量に従ってスクロールした際に、スクロールの前後において同じオブジェクトが文字多領域Rmに表示され続けるか、または、文字少領域Rfに表示され続けるときは、テキストデータのスクロール量の制御に従う。なお、この様子の一例を図18に示す。同図に示すように、オブジェクトはスクロール前後でリサイズされない。
一方、スクロールによって、スクロール前に表示されていなかったオブジェクトが表示されるようになった場合は、リサイズ後のオブジェクト全体が表示できるスクロール量以上、かつ、文字数αと文字数βとの公倍数となる文字数に相当する文字多領域Rmの行の行数分だけスクロールする。この様子の一例を図19に示す。同図に示すように、スクロール後に、オブジェクトが文字少領域Rfの3行分の領域にて表示されており、文字数α(=4)と文字数β(=8)との公倍数である16文字に相当する文字多領域Rmの行数である2行(言い換えれば、文字少領域Rfの4行)だけスクロールしている。
また、スクロールによって、スクロール前に表示されていたオブジェクトが表示されなくなる場合は、オブジェクトの後に表示されている行が表示領域の先頭まで移動する行数以上で、かつ、文字数αと文字数βとの公倍数となる文字数に相当する文字多領域Rmの行の行数分だけスクロールする。この様子の一例を図20に示す。同図に示すように、スクロール前には、オブジェクトが文字多領域Rmの4行分の領域にて表示されている。そして、スクロール後は、文字数α(=4)と文字数β(=8)との公倍数である32文字に相当する文字多領域Rmの行数である4行だけスクロールしている。
〔第5の実施形態〕
本発明のさらなる他の一実施形態について図21に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本実施形態では、オブジェクト列データとしての電子書籍データが、英語表記(アルファベット文字)のテキストデータである形態について説明する。本実施形態では、電子書籍データに含まれるアルファベット文字を、表示領域内に横方向(水平方向)に表示するものとする。なお、1つの単語が複数行にまたがって表示されることがないように制御するものとする。
本実施形態にも、上述した実施形態にて説明したコンテンツ表示処理装置1の構成および各処理を適用することが可能である。ただし、表示制御部133aおよび133bによる表示制御のうち、下記の(A)〜(C)が、上述の実施形態とは異なるので説明する。
(A)本実施形態では、複数の文字から成る一つの単語が複数行にまたがって表示されないように表示を制御するために、各行に表示する単語を、行の長さと、各単語の幅とに基づいて決定する。具体的には、行の先頭から単語を順次表示するとともに、表示済みの単語の幅および単語間のスペースの幅を全て加算する。そして、次の単語を表示した場合に上記の加算の結果が行の長さを超える場合、当該次の単語については、当該行には表示せず次の行に表示する。なお、単語の幅は、単語に含まれる文字の幅を足し合わせることによって算出する。また、各行に表示される単語の配置については、左詰め、右詰め、中揃え、文字単位での均等割り付け、単語単位での均等割り付けなどが考えられるが、特に限定されるものではない。
(B)スクロール量の最小単位は、文字多領域Rmにおける1行の長さと、文字少領域Rfにおける1行の長さとの最小公倍数の長さに相当する文字多領域Rmにおける行の数とする。
(C)文字少領域Rfに含まれる単語のうち、スクロール後に文字多領域Rmに移動させる対象となる単語については、移動前における単語の幅および単語間のスペースの幅を維持したまま、文字多領域Rmに移動させる。この場合、スクロール前の表示状態を知り得る必要があるため、スクロール前の表示状態をシミュレーションによって求める。なお、必ずしもシミュレーションにより求める必要は無く、スクロール前の表示状態を保持する機能を備えていてもよい。
次に、図21を参照しながら、本実施形態において、電子書籍データをスクロールする際のスクロール量の一例について説明する。図21は、電子書籍データを読み進める際、スクロール量の制限を設けてスクロールさせた場合における文字の表示の様子を示す模式図である。なお、図21に示す例では、電子書籍データは、同図の下側から上側の方向にスクロールされるものとする。また、説明の便宜上、以降の説明では、電子書籍データに含まれる文字を表示する際の文字サイズ、行間、文字間は、いずれも所定の大きさであり、変動しないものとしている。また、表示回避領域Rbの形状が矩形であるものとしている。
図21に示す例において、各文字の直線幅が1ドット(dot)で表記されており、文字多領域Rmにおける1行の長さが182ドットであり、文字少領域Rfにおける1行の長さが96ドットであるものとする場合、これらの最小公倍数である182ドットに相当する文字多領域Rmにおける行数である1行だけ移動させる。したがって、文字列Kのように、文字少領域Rfでは横方向の移動は生じない。
なお、図21に示すように、スクロール後に文字多領域Rmに移動する単語を含む文字列Lおよび文字列Mは、スクロール前後で、単語の幅および単語間のスペースの幅を維持したままであることがわかる。
〔作用効果〕
上記の課題を解決するために、本発明に係る表示処理装置は、テキストデータに含まれる文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴としている。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、テキストデータの文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記文字列データを表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴としている。
上記構成によれば、テキストデータに含まれる文字の、並び順で移動(スクロール)する表示対象範囲で選択された文字列データを表示部の表示領域に表示させることができ、当該表示領域内には上記文字列データを表示させない表示回避領域が設けられる。
よって、上記文字列データは、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、テキストデータを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
そのため、例えば、表示回避領域内に非テキストデータ(例えば、映像データ)を表示させると同時に、表示回避領域以外の領域にテキストデータを表示させる場合に、ユーザは、非テキストデータを閲覧しつつ、かつ、テキストデータをスクロールして先に読み進めることが可能となる。
したがって、テキストデータをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部が上記表示領域に上記表示回避領域を設定するための表示回避領域情報を上記テキストデータに付加する付加手段をさらに備え、上記表示制御部は、上記付加手段にて上記テキストデータに付加された上記表示回避領域情報に従って上記表示回避領域を設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、テキストデータに表示回避領域情報を付加し、当該付加した表示回避領域情報に従って表示回避領域を設定する。
よって、表示制御部における、テキストデータの表示を行う機能については、テキストデータの表示が可能な汎用のアプリケーションプログラムやモジュール等が備える機能を利用することができる。
したがって、ユーザは、テキストデータをスクロールしながら閲覧するにあたり、新たなアプリケーションプログラムやモジュール等の導入(インストール)を要さないため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示領域内に非テキストのコンテンツを表示する非テキスト表示領域を示す領域情報を記憶する記憶部をさらに備え、上記表示制御部は、上記記憶部に記憶されている上記領域情報に従って上記表示回避領域を設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、記憶部に記憶されている領域情報に従って表示回避領域を設定する。
よって、テキストデータに何らの加工を施すことなく、テキストデータを表示回避領域以外の領域に、スクロール可能に表示させることができる。
したがって、テキストデータを処理するための処理負荷の増大を抑制することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示領域内に非テキストのコンテンツを表示する非テキスト表示領域が設けられており、上記表示制御部は、上記非テキスト表示領域を完全に包含するように上記表示回避領域を上記表示領域内に設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、非テキスト表示領域を完全に包含するように表示回避領域を設定する。
ここで、テキストデータに含まれる文字のサイズ、行間隔および文字間隔などが、一定でないことがある。例えば、見出しに相当する文字列は、やや大きめの文字サイズである場合が多い。そのため、スクロールの前後で、文字が表示される位置は変化することがある。
ここで、単に、文字が表示される位置に基づいて表示回避領域の表示位置を定める場合、文字が表示される位置の変化に伴って、表示回避領域の表示位置が変わることがある。その結果、非テキスト表示領域の一部が表記回避領域の外側にはみ出る場合があり、その結果、非テキスト表示領域の一部にテキストデータが表示される可能性がある。
そこで、非テキスト表示領域を完全に包含するように表示回避領域を設定することにより、表示回避領域の表示位置が変わっても、非テキスト表示領域の一部が表示回避領域の外側にはみ出ることを防止することが可能となる。
したがって、テキストデータのスクロールの前後で、非テキストのコンテンツとテキストデータとが重なって表示されることを防止することができるので、非テキストのコンテンツおよびテキストデータの両方を常に閲覧しやすい状態を維持することができ、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示回避領域算出手段は、上記非テキスト表示領域の横長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非テキスト表示領域の縦長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび文字間サイズから、上記表示回避領域の縦長を算出する構成であってもよい。
上記構成によると、上記表示回避領域算出手段は、上記領域情報、上記テキストデータの文字サイズ、行間サイズまたは文字間サイズに基づいて、上記表示回避領域を算出することができる。よって、上述のようにテキストデータに含まれる文字のサイズ、行間隔および文字間隔などがスクロールの前後で変化し、表示回避領域の表示位置が変化しても、非テキスト表示領域の一部が表示回避領域の外側にはみ出ることを防止することが可能となる。
また、上記情報に基づいて表示回避領域を算出するため、非テキスト表示領域を完全に包含するために表示回避領域を必要以上に広く設定する事を避けることが可能となる。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部は、上記非テキストのコンテンツを取得する非テキストコンテンツ取得手段をさらに備え、上記表示制御部は、上記取得した非テキストのコンテンツを上記非テキスト表示領域に表示させる構成であってもよい。
上記構成によれば、非テキストのコンテンツを取得し、非テキスト表示領域に表示させることができる。
よって、非テキスト表示領域に非テキストのコンテンツが表示され、かつ、表示回避領域以外の領域にテキストデータがスクロール可能に表示される。
したがって、表示領域を縦または横に2分割するという背景技術の欄にて説明した従来技術と比較して、表示領域全体を有効に利用することが可能となり、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部は、上記文字列データに含まれる文字を1行当たりの表示可能文字数が異なる領域間で移動させるとき、移動方向の後方側にある後方領域の、移動方向の先方側にある先方領域側から所定の行数の文字列を、上記先方領域の上記後方領域側へ移動させるとともに、上記後方領域の上記移動させた行に続く行の文字列を上記後方領域の上記先方領域側へ移動させて表示する構成であってもよい。
上記構成によれば、表示可能文字数の異なる領域へ移動される行に続く行の文字列に含まれる文字は、縦方向の表示位置を維持したまま後方領域の先方領域側に移動(スクロール)させることが可能となる。
つまり、後方領域内を移動する(スクロール)行に含まれる各文字の、移動方向と垂直な方向の表示位置を維持することができる。例えば、スクロールにより横方向に行が移動する場合、文字の縦方向の表示位置を維持することができる。
したがって、スクロール前後で、後方領域内を移動する(スクロール)行に含まれる各文字をユーザが閲覧しやすくなり、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記所定の行数は、上記後方領域の1行あたりに表示可能な文字数と上記先方領域の1行あたりに表示可能な文字数との最小公倍数の文字数を含む行の数であってもよい。
上記構成によれば、上記後方領域および先方領域のそれぞれ1行当たりに表示可能な文字数の、最小公倍数の文字数を含む行の数をスクロール行数の最小単位とする。よって、上記のように文字の表示位置を維持し、かつ、少ない行数からスクロール移動することが可能となるので、ユーザの操作性および視認性を向上することが可能となる。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、所定のトリガに応じて、上記表示回避領域を上記表示領域内に設定するか否かを上記表示制御部に切り替えさせる切替え手段をさらに備える構成であってもよい。
上記構成によれば、所定のトリガに応じて、表示回避領域を表示領域内に設定するか否かを切り替えることができる。
ここで、表示回避領域を表示領域内に設定しないことに切り替えると、テキストデータは表示領域の全体に表示されることとなる。
よって、表示領域の全体にテキストデータを表示させるか、または、表示領域のうち表示回避領域以外の領域にテキストデータを表示させるかを切り替えることができる。
なお、上記の所定トリガとしては、例えばユーザのリモコン操作などが挙げられる。そして、ユーザは、非テキストのコンテンツを閲覧せず、テキストデータのみを閲覧したい場合、リモコン操作などにより上記切替えを行うことができる。
また、上記の課題を解決するために、本発明に係る表示処理装置は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、上記表示制御部は、上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
また、本発明に係る表示処理装置の制御方法は、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、上記表示制御ステップは、上記オブジェクト列を表示させない表示回避領域を上記表示領域内に設定する。
上記構成によれば、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動(スクロール)する表示対象範囲で選択されたオブジェクト列を表示部の表示領域に表示させることができ、当該表示領域内には上記選択されたオブジェクト列を表示させない表示回避領域が設けられる。
よって、上記選択されたオブジェクト列は、表示領域のうち、表示回避領域以外の領域に表示される。つまり、オブジェクト列データを、表示領域における、表示回避領域以外の領域(非矩形の領域)に、スクロール可能に表示させることができる。
そのため、例えば、表示回避領域内にオブジェクト列データとは異なるデータ(例えば、映像データ)を表示させると同時に、表示回避領域以外の領域にオブジェクト列データとしてのテキストデータを表示させる場合に、ユーザは、映像データを閲覧しつつ、かつ、テキストデータをスクロールして先に読み進めることが可能となる。
したがって、オブジェクト列データをスクロールしながら閲覧するユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部が上記表示領域に上記表示回避領域を設定するための表示回避領域情報を上記オブジェクト列データに付加する付加手段をさらに備え、上記表示制御部は、上記付加手段にて上記オブジェクト列データに付加された上記表示回避領域情報に従って上記表示回避領域を設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、オブジェクト列データに表示回避領域情報を付加し、当該付加した表示回避領域情報に従って表示回避領域を設定する。
よって、表示制御部における、オブジェクト列データの表示を行う機能については、オブジェクト列データの表示が可能な汎用のアプリケーションプログラムやモジュール等が備える機能を利用することができる。例えば、Webブラウザ等が備える機能を利用することができる。
したがって、ユーザは、オブジェクト列データをスクロールしながら閲覧するにあたり、新たなアプリケーションプログラムやモジュール等の導入(インストール)を要さないため、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示領域内に上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを表示する非オブジェクト列表示領域を示す領域情報を記憶する記憶部をさらに備え、上記表示制御部は、上記記憶部に記憶されている上記領域情報に従って上記表示回避領域を設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、記憶部に記憶されている領域情報に従って表示回避領域を設定する。
よって、オブジェクト列データに何らの加工を施すことなく、オブジェクト列データを表示回避領域以外の領域に、スクロール可能に表示させることができる。
したがって、オブジェクト列データを処理するための処理負荷の増大を抑制することができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示領域内に上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを表示する非オブジェクト列表示領域が設けられており、上記表示制御部は、上記非オブジェクト列表示領域を完全に包含するように上記表示回避領域を上記表示領域内に設定する構成であってもよい。
上記構成によれば、非オブジェクト列表示領域を完全に包含するように表示回避領域を設定する。
ここで、例えば、オブジェクト列データに含まれるオブジェクトのサイズ、行間隔、およびオブジェクト同士の間隔などが、一定でないことがある。例えば、見出しに相当する文字列は、やや大きめの文字サイズである場合が多い。そのため、スクロールの前後で、文字が表示される位置は変化することがある。
ここで、単に、オブジェクトが表示される位置に基づいて表示回避領域の表示位置を定める場合、オブジェクトが表示される位置の変化に伴って、表示回避領域の表示位置が変わることがある。その結果、非オブジェクト列表示領域の一部が表記回避領域の外側にはみ出る場合があり、その結果、非オブジェクト列表示領域の一部にテキストデータが表示される可能性がある。
そこで、非オブジェクト列表示領域を完全に包含するように表示回避領域を設定することにより、表示回避領域の表示位置が変わっても、非オブジェクト列表示領域の一部が表示回避領域の外側にはみ出ることを防止することが可能となる。
したがって、オブジェクト列データのスクロールの前後で、オブジェクト列データとは異なるコンテンツとオブジェクト列データとが重なって表示されることを防止することができるので、オブジェクト列データとは異なるコンテンツおよびオブジェクト列データの両方を常に閲覧しやすい状態を維持することができ、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示回避領域算出手段は、上記非オブジェクト列表示領域の横長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非オブジェクト列表示領域の縦長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよびオブジェクト間のサイズから、上記表示回避領域の縦長を算出する構成であってもよい。
上記構成によると、上記表示回避領域算出手段は、上記領域情報、上記オブジェクト列データのオブジェクトのサイズ、行間サイズまたはオブジェクト間のサイズに基づいて、上記表示回避領域を算出することができる。よって、上述のようにオブジェクト列データに含まれるオブジェクト文字のサイズ、行間隔、およびオブジェクト同士の間隔などがスクロールの前後で変化し、表示回避領域の表示位置が変化しても、非オブジェクト列表示領域の一部が表示回避領域の外側にはみ出ることを防止することが可能となる。
また、上記情報に基づいて表示回避領域を算出するため、非オブジェクト列表示領域を完全に包含するために表示回避領域を必要以上に広く設定する事を避けることが可能となる。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部は、上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを取得する非オブジェクト列取得手段をさらに備え、上記表示制御部は、上記取得したコンテンツを上記非オブジェクト列表示領域に表示させる構成であってもよい。
上記構成によれば、オブジェクト列データとは異なるコンテンツを取得し、非オブジェクト列表示領域に表示させることができる。
よって、非オブジェクト列表示領域にオブジェクト列データとは異なるコンテンツが表示され、かつ、表示回避領域以外の領域にオブジェクト列データがスクロール可能に表示される。
したがって、表示領域を縦または横に2分割するという背景技術の欄にて説明した従来技術と比較して、表示領域全体を有効に利用することが可能となり、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記表示制御部は、上記オブジェクト列に含まれるオブジェクトを1行当たりの表示可能なオブジェクト数が異なる領域間で移動させるとき、移動方向の後方側にある後方領域の、移動方向の先方側にある先方領域側から所定の行数のオブジェクト列を、上記先方領域の上記後方領域側へ移動させるとともに、上記後方領域の上記移動させた行に続く行のオブジェクト列を上記後方領域の上記先方領域側へ移動させて表示する構成であってもよい。
上記構成によれば、表示可能文字数の異なる領域へ移動される行に続く行のオブジェクト列に含まれるオブジェクトは、縦方向の表示位置を維持したまま後方領域の先方領域側に移動(スクロール)させることが可能となる。
つまり、後方領域内を移動する(スクロール)行に含まれる各オブジェクトの、移動方向と垂直な方向の表示位置を維持することができる。例えば、スクロールにより横方向に行が移動する場合、オブジェクトの縦方向の表示位置を維持することができる。
したがって、スクロール前後で、後方領域内を移動する(スクロール)行に含まれる各オブジェクトをユーザが閲覧しやすくなり、ユーザの視認性を向上させることができるという効果を奏する。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、上記所定の行数は、上記後方領域の1行あたりに表示可能なオブジェクト数と上記先方領域の1行あたりに表示可能なオブジェクト数との最小公倍数のオブジェクト数を含む行の数であってもよい。
上記構成によれば、上記後方領域および先方領域のそれぞれ1行当たりに表示可能なオブジェクト数の、最小公倍数のオブジェクト数を含む行の数をスクロール行数の最小単位とする。よって、上記のようにオブジェクトの表示位置を維持し、かつ、少ない行数からスクロール移動することが可能となるので、ユーザの操作性および視認性を向上することが可能となる。
さらに、本発明に係る表示処理装置は、所定のトリガに応じて、上記表示回避領域を上記表示領域内に設定するか否かを上記表示制御部に切り替えさせる切替え手段をさらに備える構成であってもよい。
上記構成によれば、所定のトリガに応じて、表示回避領域を表示領域内に設定するか否かを切り替えることができる。
ここで、表示回避領域を表示領域内に設定しないことに切り替えると、オブジェクト列データは表示領域の全体に表示されることとなる。
よって、表示領域の全体にオブジェクト列データを表示させるか、または、表示領域のうち表示回避領域以外の領域にオブジェクト列データを表示させるかを切り替えることができる。
なお、上記の所定トリガとしては、例えばユーザのリモコン操作などが挙げられる。そして、ユーザは、オブジェクト列データとは異なるコンテンツを閲覧せず、オブジェクト列データのみを閲覧したい場合、リモコン操作などにより上記切替えを行うことができる。
なお、上記表示処理装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記各手段として動作させることにより上記表示処理装置をコンピュータにて実現させる上記表示処理装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
さらに、実施形態は上述の他に、以下のようにも表現できる。
[1]本発明に係る表示処理装置は、第一のコンテンツデータを解析する解析部と、表示画面情報に基づいて前記解析部により解析されたデータを描画する描画部を備える表示処理装置であって、前記第一のコンテンツデータの描画を禁止する領域を指定する描画禁止領域情報を持ち、前記解析部の前段に第一のコンテンツデータにおける前記描画禁止領域情報に対応する領域を算出する描画禁止領域算出部と、前記描画禁止領域算出部の算出結果に基づき、第一のコンテンツデータを書き換えるデータ加工部を備えてもよい。
[2]さらに、本発明に係る表示処理装置は、第一のコンテンツデータを解析する解析部と、表示画面情報に基づいて前記解析部により解析されたデータを描画する描画部を備える表示処理装置であって、前記第一のコンテンツデータの描画を禁止する領域を指定する描画禁止領域情報を持ち、前記描画部において、前記第一のコンテンツデータを描画する際に、前記描画禁止領域情報により指定された領域を避けて描画する機能を有してもよい。
[3]さらに、本発明に係る表示処理装置は、第二のコンテンツデータを取得する副情報取得部と(デコードが必要なものに限定しない)前記描画部の出力と、前記副情報取得部により取得される前記第二のコンテンツデータを合成する合成部を備え、前記合成部において、前記第二のコンテンツデータを合成する位置は、前記描画禁止領域情報により指定される領域内であってもよい。
[4]さらに、本発明に係る表示処理装置は、前記データ加工部における前記第一のコンテンツデータの書き換えの有無を制御する切替え部を備えてもよい。
[5]さらに、本発明に係る表示処理装置は、前記第一のコンテンツデータは文書データであってもよい。
[6]さらに、本発明に係る表示処理装置は、前記文書データのスクロール移動時に最小移動量を制限する制御入力情報処理部を有してもよい。
[7]さらに、本発明に係る表示処理装置は、前記描画禁止領域情報、および文書データの文字サイズ、行間サイズ、文字間サイズ、インデントのうちのいずれか一つ、もしくは二つ以上に基づいて、前記文書データの描画禁止領域を算出し、前記第二のコンテンツデータを表示する領域は、前記文書データの文字サイズ、行間サイズ、文字間サイズ、インデントのうちのいずれか一つ、もしくは二つ以上の影響を受けずに、表示領域全体に対して一定の位置に保持されてもよい。
〔付記事項〕
最後に、上述したコンテンツ表示処理装置1aおよびコンテンツ表示処理装置1bの各ブロック、特に主制御部100aおよび主制御部100bは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、コンテンツ表示処理装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるコンテンツ表示処理装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、コンテンツ表示処理装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、コンテンツ表示処理装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように本明細書において、手段とは必ずしも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。さらに、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されても、もしくは2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、コンテンツの表示処理を行う表示処理装置に適用することができる。特に、テキストデータおよび非テキストデータの表示処理を同時に行う表示処理装置に好適に利用できる。また、並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータ(例えばテキストデータなど)と、オブジェクト列データとは異なるデータ(例えば画像など)の表示処理を同時に行う表示処理装置に好適に利用できる。
1 コンテンツ表示処理装置(表示処理装置)
1a コンテンツ表示処理装置(表示処理装置)
1b コンテンツ表示処理装置(表示処理装置)
100a 主制御部
100b 主制御部
115a スクロール量算出部
115b スクロール量算出部
117 表示回避領域算出部(表示回避領域算出手段)
119 データ加工部(付加手段)
121a 解析部
121b 解析部
123a 描画部
123b 描画部(付加手段、表示回避領域算出手段)
125 合成部
127 切替え部(切替え手段)
129 副情報取得部(非テキストコンテンツ取得手段、非オブジェクト列取得手段)
133a 表示制御部
133b 表示制御部
300 記憶部
313 非オブジェクト列領域情報(領域情報)
Rb 表示回避領域
Rf 文字少領域(後方領域、先方領域)
Rm 文字多領域(先方領域、後方領域)
Jf オブジェクト少領域(後方領域、先方領域)
Jm オブジェクト多領域(先方領域、後方領域)
Rn 非オブジェクト列領域(非テキスト表示領域、非オブジェクト列表示領域)
α 文字数
β 文字数
γ オブジェクト数
δ オブジェクト数

Claims (16)

  1. テキストデータに含まれる文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、
    上記表示領域内に非テキストのコンテンツを表示する非テキスト表示領域が設けられており、
    上記文字列データを表示させず、かつ、上記非テキスト表示領域を完全に包含する領域である表示回避領域を算出する表示回避領域算出手段を備え、
    上記表示回避領域算出手段は、上記非テキスト表示領域の横長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非テキスト表示領域の縦長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび文字間サイズから、上記表示回避領域の縦長を算出し、
    上記表示制御部は、上記表示回避領域算出手段により算出された上記表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴とする表示処理装置。
  2. 上記非テキストのコンテンツを取得する非テキストコンテンツ取得手段をさらに備え、
    上記表示制御部は、上記取得した非テキストのコンテンツを上記非テキスト表示領域に表示させることを特徴とする請求項に記載の表示処理装置。
  3. 上記表示制御部は、
    上記文字列データに含まれる文字を1行当たりの表示可能文字数が異なる領域間で移動させるとき、
    移動方向の後方側にある後方領域の、移動方向の先方側にある先方領域側から所定の行数の文字列を、上記先方領域の上記後方領域側へ移動させるとともに、
    上記後方領域の上記移動させた行に続く行の文字列を上記後方領域の上記先方領域側へ移動させて表示することを特徴とする請求項1または2に記載の表示処理装置。
  4. 上記所定の行数は、上記後方領域の1行あたりに表示可能な文字数と上記先方領域の1行あたりに表示可能な文字数との最小公倍数の文字数を含む行の数であることを特徴とする請求項に記載の表示処理装置。
  5. 所定のトリガに応じて、上記表示回避領域を上記表示領域内に設定するか否かを上記表示制御部に切り替えさせる切替え手段をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の表示処理装置。
  6. テキストデータの文字の並び順で移動する表示対象範囲で該テキストデータから選択された文字列データを、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、
    上記表示領域内に非テキストのコンテンツを表示する非テキスト表示領域が設けられており、
    上記文字列データを表示させず、かつ、上記非テキスト表示領域を完全に包含する領域である表示回避領域を算出する表示回避領域算出ステップを含み、
    上記表示回避領域算出ステップにて、上記非テキスト表示領域の横長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非テキスト表示領域の縦長、並びに、上記テキストデータを表示する際の文字サイズおよび文字間サイズから、上記表示回避領域の縦長を算出し、
    上記表示制御ステップにて、上記表示回避領域算出ステップにて算出された上記表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴とする表示処理装置の制御方法。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の表示処理装置が備えるコンピュータを動作させる制御プログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  8. 請求項に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御部を備える表示処理装置であって、
    上記表示領域内に上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを表示する非オブジェクト列表示領域が設けられており、
    上記選択されたオブジェクト列を表示させず、かつ、上記非オブジェクト列表示領域を完全に包含する表示回避領域を算出する表示回避領域算出手段を備え、
    上記表示回避領域算出手段は、上記非オブジェクト列表示領域の横長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非オブジェクト列表示領域の縦長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよびオブジェクト間のサイズから、上記表示回避領域の縦長を算出し、
    上記表示制御部は、上記表示回避領域算出手段により算出された上記表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴とする表示処理装置。
  10. 上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを取得する非オブジェクト列取得手段をさらに備え、
    上記表示制御部は、上記取得したコンテンツを上記非オブジェクト列表示領域に表示させることを特徴とする請求項に記載の表示処理装置。
  11. 上記表示制御部は、
    上記オブジェクト列に含まれるオブジェクトを、1行当たりの表示可能なオブジェクト数が異なる領域間で移動させるとき、
    移動方向の後方側にある後方領域の、移動方向の先方側にある先方領域側から所定の行数のオブジェクト列を、上記先方領域の上記後方領域側へ移動させるとともに、
    上記後方領域の上記移動させた行に続く行のオブジェクト列を上記後方領域の上記先方領域側へ移動させて表示することを特徴とする請求項9または10に記載の表示処理装置。
  12. 上記所定の行数は、上記後方領域の1行あたりに表示可能なオブジェクト数と上記先方領域の1行あたりに表示可能なオブジェクト数との最小公倍数のオブジェクト数を含む行の数であることを特徴とする請求項11に記載の表示処理装置。
  13. 所定のトリガに応じて、上記表示回避領域を上記表示領域内に設定するか否かを上記表示制御部に切り替えさせる切替え手段をさらに備えることを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の表示処理装置。
  14. 並び順が定められた複数のオブジェクトで構成されるデータであるオブジェクト列データに含まれるオブジェクトの並び順で移動する表示対象範囲で該オブジェクト列データから選択されたオブジェクト列を、上記表示対象範囲の移動に応じて表示部の表示領域に表示させる表示制御ステップを含む表示処理装置の制御方法であって、
    上記表示領域内に上記オブジェクト列データとは異なるコンテンツを表示する非オブジェクト列表示領域が設けられており、
    上記選択されたオブジェクト列を表示させず、かつ、上記非オブジェクト列表示領域を完全に包含する表示回避領域を算出する表示回避領域算出ステップを含み、
    上記表示回避領域算出ステップにて、上記非オブジェクト列表示領域の横長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよび行間サイズから、上記表示回避領域の横長を算出するとともに、上記非オブジェクト列表示領域の縦長、並びに、上記オブジェクト列データを表示する際のオブジェクトのサイズおよびオブジェクト間のサイズから、上記表示回避領域の縦長を算出し、
    上記表示制御ステップにて、上記表示回避領域算出ステップにて算出された上記表示回避領域を上記表示領域内に設定することを特徴とする表示処理装置の制御方法。
  15. 請求項9から13のいずれか1項に記載の表示処理装置が備えるコンピュータを動作させる制御プログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるための制御プログラム。
  16. 請求項15に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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