JP5290222B2 - 無線通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置に関し、特にマルチチャネルを用いたリモート・キーレス・エントリ(RKE)システム等に採用して有益な無線通信装置に関する。
上記リモート・キーレス・エントリ・システム等、一般に、セキュリティ機器などを無線通信によって遠隔操作する無線通信装置では、車両ユーザによって所持される送受信機能を有する携帯機と車両に搭載された同じく送受信機能を有する通信制御装置(車載機)との間で無線による相互通信が行われる。そして、こうした相互通信を通じて、車両のドア錠を自動的に施解錠させたり、エンジンの始動を許可したりするようにしている。
ところで、こうした無線通信装置では、携帯機と車載機との間での相互通信にいわゆるマルチチャネル方式が用いられることが多い。すなわちこの方式では、予め用意された複数の周波数帯の中から一つの周波数帯を選択的に用いるとともに、ユーザによる携帯機操作が行われる都度、携帯機と車載機との間での相互通信に用いられる周波数帯を自動的に切り替える。これにより、上記選択された周波数帯による携帯機と車載機との間での相互通信がノイズ等による通信環境の悪化に伴い妨害されたとしても、こうした周波数帯の切り替えを通じて、上記相互通信に用いられる周波数帯がノイズの影響が大きい周波数帯からノイズの影響が小さい周波数帯へと適宜切り替えられるようになる。
ただし、このように、ユーザによる携帯機操作が行われる都度、携帯機と車載機との間での相互通信に用いられる周波数帯(チャネル)を切り替える場合には、携帯機や車載機の通信環境が良好であるにも拘わらず上記周波数帯の切り替えが行われることともなる。すなわち通常、上記携帯機に対する操作としては、携帯機に設けられた押下スイッチ(ボタンスイッチ)の「短押し操作」、所定時間内に短押しを2回行う「短押し2回操作」、「長押し操作」といったものがあり、車載機では、これらの操作種別の判別に基づき上記車両のドア錠の施解錠やエンジンの始動等を行うこととしている。このため、例えば「短押し2回操作」や「長押し操作」等の特殊なスイッチ操作を受けた車載機では、ユーザによるスイッチ操作が行われる都度、上記周波数帯の切り替えが行われることとなり、結局は、上記スイッチ操作、特に特殊なスイッチ操作の判別が困難になるなど、携帯機と車載機との間での通信にかかる信頼性の低下も免れない。
こうしたことから、「短押し2回操作」や「長押し操作」等の特殊なスイッチ操作が行われる際には、初回のスイッチ操作に用いられた周波数帯を記憶し、この記憶された周波数帯を用いて上記特殊なスイッチ操作等に基づく以降の相互通信を行うことなども提案されている。ただしこの場合には、「短押し2回操作」や「長押し操作」等に用いられた周波数帯、すなわち上記記憶された周波数帯がノイズ等により妨害されていたとすると、上記周波数帯の切り替えすらおぼつかなくなり、携帯機と車載機との間での相互通信自体が成立しないことになってしまう。
そこで、例えば特許文献1に記載の無線通信装置では、送信機と受信機との間での時分割多重通信に用いられる複数のタイムスロットの受信電界強度を検出することとしている。そして、この検出された全てのタイムスロットの受信電界強度が規定時間以上連続して所定の閾値を下回っていた場合に限り、通信環境の悪化とみなして上記周波数帯の切り替えを行うこととしている。このように、特許文献1に記載の無線通信装置によれば、通信環境が悪化しているとみなされたときに限り上記周波数帯の切り替えが行われることから、送信機と受信機との間での周波数帯の切り替えが不必要に行われることもなくなる。す
なわち、上述した特殊な携帯機操作(スイッチ操作)に基づき車載機側で各種制御を行う場合であれ、その通信にかかる信頼性、いわば通信成立性も高く維持されるようになる。
特開2001−103561号公報
ところで、例えば携帯機等の送信機と車載機等の受信機との間での通信、特に時分割多重通信に用いられるタイムスロットの全ての受信電界強度の検出に基づき上記周波数帯の切り替えを行うためには、それら通信に用いられるタイムスロットの全ての受信電界強度を監視する必要があり、無線通信装置としての構成も煩雑とならざるを得ない。すなわち、上述した特殊な携帯機操作(スイッチ操作)に対処するためとはいえ、そのための装置自体のコストが無視できず、上記リモート・キーレス・エントリ・システム等への適用に際しては、なお改良の余地を残すものとなっている。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より簡易な構成でありながら、送信機と受信機との間での通信にかかる通信成立性を高く維持することのできる無線通信装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、マルチチャネル方式の無線通信装置として、手動操作の可能なスイッチを有し、該スイッチが所定の第1の態様にてオン操作される都度、予め定められた複数の周波数帯のなかで周波数帯を切り替えてこの第1のオン操作態様に対応した無線信号を送信するとともに、前記スイッチのオン操作態様が前記第1の態様とは異なる第2の態様にてオン操作されたときには、そのときに選択されている周波数帯にてこの第2のオン操作態様に対応した無線信号を送信する送信機と、前記送信される無線信号を受信しつつ、前記スイッチのオン操作態様に対応して予め割り当てられている指令内容を認識する受信機と、前記送信機に設けられて、前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたとき、通信環境を変更する演算のもとに前記予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを選択する周波数帯演算部と、を備えることを要旨とする。
上記構成にあっては、予め定められた複数の周波数帯のなかで周波数帯を切り替える操作である上記第1の実施の態様でのオン操作がいわゆる通常のチャネル(周波数帯)切り替え操作に相当し、そのときに選択されている周波数帯にてその操作態様に対応した無線信号が送信される上記第2の態様でのオン操作が、例えば前述した「短押し2回操作」や「長押し操作」といった特殊な操作に相当する。そして、このような特殊な操作として定義されている第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときには、通信環境の悪化により送信機と受信機との間での通信が成立しなかったためにこの第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたものと推定される。このため上記構成によるように、こうした推定のもとに、上記周波数帯演算部を通じて、通信環境を変更する演算のもとに上記予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを選択することとすれば、上記第1の態様でのオン操作に対応した周波数帯の切り替え機能を維持しつつ、通信環境の悪化といったいわば非常時には、こうした環境の悪化を回避するための周波数帯の切り替えが自動的に行われるようになる。すなわち、特別なハードウェア等の追加を必要としない簡易な構成でありながら、送信機と受信機との間での通信にかかる通信成立性を高く維持することができるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記予め定められた複数の周波数帯は3以上の周波数帯であり、前記周波数帯演算部は、前記通信環境を変更する演算として、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を学習し、この学習により通信成功率が高いと判断される周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することを要旨とする。
上記構成によれば、上記周波数帯演算部では、通信環境を変更する演算として、スイッチの第1及び第2の態様でのオン操作に基づく上記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無が学習される。そして、この学習された通信成功率が高い周波数帯をスイッチの上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときに切り替えるべき周波数帯として選択することとすれば、通信環境の悪化が想定される状況下において、こうした環境の悪化を回避し得る確率の高い周波数帯が自動的に選択されるようになる。
なお、本発明は、上記構成によるように、上記予め定められた複数の周波数帯が3以上の周波数帯であるときに特に有効である。すなわち、こうした3以上の周波数帯が用意されることによって、上記学習精度が高められるとともに、切り替えるべき周波数帯の選択肢も拡大されるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の無線通信装置において、前記周波数帯演算部は、前記スイッチの前記第1及び第2のオン操作に基づく無線信号の通信成功回数を前記複数の周波数帯の別に累積記憶する記憶手段を備え、前記学習として、この記憶手段に累積記憶された通信成功回数の最も多い周波数帯を求めるとともに、この求めた周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することを要旨とする。
上記構成によるように、スイッチの上記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく無線通信の通信成功回数を周波数帯の別に累積記憶することとすれば、送信機と受信機との間で実際に用いられた周波数帯のなかで通信成功回数の高い周波数帯を容易に求めることができるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の無線通信装置において、前記周波数帯演算部は、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく無線信号の通信が成功した周波数帯を記憶する記憶手段を備え、前記学習として、この記憶手段に記憶された周波数帯を読み出すとともに、この読み出した周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することを要旨とする。
上記送信機と受信機との間でスイッチの上記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく無線信号の通信が一旦成功した周波数帯は、その後の上記第2の態様でのオン操作時においても通信が成立する可能性が高い。そこで、上記構成によるように、この通信が成功した周波数帯を記憶、例えば記憶領域が複数ある場合には新しいものから優先記憶、記憶領域が1つであれば上書き記憶するとともに、この記憶された周波数帯、すなわち直前(最新)の学習値を上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することとすれば、通信が成立する可能性の高い周波数帯の選択をより簡易に実現することができるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記周波数帯演算部は、前記学習により選択した周波数帯が前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯と同一となるとき、この選択した周波数帯以外の周波数帯が次候補として選択される次候補学習を併せて実行することを要
旨とする。
上記構成によれば、上記学習により選択した周波数帯とスイッチの上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯とが同一となるときには、この選択された周波数帯以外の周波数帯が次候補として選択される。これにより、上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときには、通信環境の悪化の影響を受けていると推定される周波数帯が除外されるとともに、次候補として学習されている周波数帯が選択されるようになり、こうした学習に基づく周波数帯の選択にかかる信頼性も高く維持されるようになる。なおこの場合、上記請求項4に記載の発明にあっては、上記記憶手段の記憶領域も複数用意されていることにより、1つの記憶領域に学習値(周波数帯情報)が上書き記憶されることはない。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無が、前記受信機による前記第1及び第2のオン操作態様に対応して予め割り当てられている指令内容の認識の有無として判断されることを要旨とする。
上記構成によるように、受信機による上記第1及び第2のオン操作態様に対応して予め割り当てられている指令内容の認識の有無として、第1及び第2の態様でのオン操作に基づく複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を判断することとすれば、指令内容が送信機から受信機に対して確実に伝達されたか否かに基づいて通信が成立したことを判断することができるようになる。これにより、受信機との間での相互通信は必要となるが、通信が成立する可能性が高い周波数帯を高い精度のもとに学習することができるようになり、ひいては、この学習された周波数帯の選択を通じた通信成立性も高く維持されるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無が、前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されなかったことの有無として判断されることを要旨とする。
上記構成によれば、送信機に設けられた周波数帯演算部を通じて上記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を学習するに際し、同通信成功の有無が送信機のみで判断することができるようになる。これにより、こうした通信成功の有無についての学習がより迅速、かつ容易に実施可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、前記予め定められた複数の周波数帯は3以上の周波数帯であり、前記周波数帯演算部は、前記通信環境を変更する演算として、前記3以上の周波数帯のうちのそのときに選択されている周波数帯を起点としたシフト演算を行い、該シフト演算された周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することを要旨とする。
上記構成によれば、スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときには、3以上の周波数帯のうちのそのときに選択されている周波数帯を起点としたシフト演算を通じて上記無線通信に用いられる周波数帯の変更、すなわち通信環境の変更が行われる。これにより、通信環境の悪化が推定されるときには、段階的にではあれ、確実に通信環境が変更されるようになる。なお、この発明においても、上記予め定められた複数の周波数帯は3以上の周波数帯であることが望ましく、これによって切り替えるべき周波数
帯、すなわち通信環境の選択肢も好適に拡大されるようになる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記スイッチの前記第1の態様でのオン操作が、所定の時間に満たない態様での1回の短時間オン操作であり、同スイッチの前記第2の態様でのオン操作が、所定の時間内での複数回の短時間オン操作、及び所定の時間を超える態様での1回の長時間オン操作の少なくとも一方であることを要旨とする。
上記マルチチャネル方式に用いられるスイッチの各種オン操作態様をこのように設定、定義することで、無線信号として送信されるそれらスイッチのオン操作態様を受信機側に正確に認識させることが可能となる。ちなみに、上記第1の態様でのオン操作にあたる「所定の時間に満たない態様での1回の短時間オン操作」とは、周波数帯を変更するために通常採用されているオン操作である。また、上記第2の態様でのオン操作にあたる「所定の時間内での複数回の短時間オン操作」とは、例えば前述した「短押し操作2回操作」を含む特殊操作の1つであり、また、「所定の時間を超える態様での1回の長時間オン操作」とは、これも例えば前述した「長押し操作」を含む特殊操作の1つである。なお、これらの各オン操作において、上記各所定の時間が同一の時間である必要はない。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の無線通信装置において、前記送信機は、前記スイッチの前記第1の態様でのオン操作が行われたとき、その対応する所定の時間の経過に伴う周波数帯の切り替えにも前記周波数帯演算部を用い、該周波数帯演算部を通じて選択された周波数帯にて前記無線信号を送信することを要旨とする。
上記構成によれば、スイッチの上記第1の態様でのオン操作が行われたときにも、その対応する所定の時間の経過に伴う周波数帯の切り替えに上記周波数帯演算部を通じて選択された周波数帯にて無線信号が送信される。これにより、第1の態様でのオン操作、及び第2の操作態様でのオン操作のいずれにもおいても周波数帯演算部による演算を通じた通信環境の変更が可能となり、当該無線通信装置としての通信成立性のさらなる向上が期待できるようになる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置において、前記送信機が、車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する携帯機の一部であり、前記受信機が、同じく車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する車載機の一部であることを要旨とする。
本発明はこのように、車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する携帯機の一部として上記送信機を用いるとともに、同システムを構成する車載機の一部として上記受信機を用いる場合に特に有効であり、これによって車両のリモート・キーレス・エントリ・システムとしての通信成立性が高いレベルで保証されるようになる。
本発明にかかる無線通信装置の一実施の形態についてその構成を示すブロック図。 (a)〜(c)は、同実施の形態において採用する携帯機スイッチの各種オン操作態様を例示するタイムチャート。 同実施の形態の携帯機に内蔵されるメモリに累積記憶される通信成功回数についてそのデータ構造の一例を示す図。 同実施の形態による通信周波数帯の設定手順についてその第1の例を示すフローチャート。 同実施の形態の周波数帯演算部により実行される通信周波数変更処理についてその処理手順を示すフローチャート。 上記第1の例について、(a)は、スイッチのオン操作態様の推移例を示すタイムチャート。(b)は、送信機と受信機との間で無線通信に用いられる周波数帯の推移例を示すタイムチャート。(c)は、長押しフラグの推移例を示すタイムチャート。 同実施の形態による通信周波数帯の設定手順についてその第2の例を示すフローチャート。 同第2の例について、(a)は、スイッチのオン操作態様の推移例を示すタイムチャート。(b)は、オン操作のカウント回数の推移例を示すタイムチャート。(c)は、送信機と受信機との間で無線通信に用いられる周波数帯の推移例を示すタイムチャート。
以下、本発明にかかる無線通信装置を具体化した一実施の形態について図1〜図8を参照して説明する。なお、本実施の形態の無線通信装置は、無線通信の送受信に3以上の周波数帯が用いられるマルチチャネル方式を採用して、車両に搭載される制御対象としての車両のドアやトランク等の施解錠を携帯機側から遠隔操作するリモート・キーレス・エントリ・システムに用いられる装置である。すなわち、図1に示すように、この無線通信装置は、大きくは、上記車両のドアやトランク等の施解錠等を遠隔操作するためにユーザによって携帯される携帯機100と、車両側に搭載されて携帯機100との無線通信を通じてその操作内容を認識するとともに、必要に応じて上記施解錠等にかかる制御指令を発する車載機200とによって構成されている。
このうち携帯機100は、上記遠隔操作のために車両のユーザによって押下操作(オン操作)されるスイッチ110を備えている。このスイッチ110は、ノーマリオフでかつ自動復帰式の押下スイッチ(ボタンスイッチ)からなり、ユーザによるオン操作が行われている間は、オン状態に維持され、ユーザによるオン操作が行われていないときにはオフ状態に自動復帰する。
ここで、本実施の形態において規定されているスイッチ110に対する操作態様(指令内容)の一例について図2を参照して説明する。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、上記スイッチ110がオンとされる時間が所定の時間Taに満たない態様でのオン操作は、「短時間オン操作(短押し操作)」として規定される。そして、例えば車両のドアロックの施解錠を行うための操作として、図2(a)に示すように、この短時間オン操作が同操作の操作回数を識別するための所定の時間Tb内に1回行われる操作、すなわち「短押し1回操作」が規定されている。また、例えば車両のトランクの施解錠を行うための操作として、図2(b)に示すように、短時間オン操作が所定時間T2内に2回行われる操作、すなわち「短押し2回操作」が規定されている。
一方、図2(c)に示すように、上記スイッチ110がオンとされる時間が上記所定の時間Ta以上となる態様でのオン操作は、「長時間オン操作(長押し操作)」として規定されている。そして、本実施の形態では、例えば車両の電動ドアを開閉する操作として、この長時間オン操作が所定時間Tb内に1回行われる操作、すなわち「長押し1回操作」が規定されている。
なお、本実施の形態では、第1のオン操作態様としての上記「短押し1回操作」が行われる都度、上記携帯機100と車載機200との間での無線通信に用いられる周波数帯が、予め定められた3以上の周波数帯のなかで自動的に切り替えられるものとする。一方、いわば特殊な操作である第2のオン操作態様としての上記「短押し2回操作」及び「長押し操作1回」のいずれかが行われる際には、それら各操作態様の車載機200側での認識
が損なわれないように、上記周波数帯の自動切り替えは行われないものとする。
そして、ユーザによるこうした各態様でのオン操作がスイッチ110を通じて行われると、それら各オン操作態様に応じた操作信号がスイッチ110を介して制御部120に入力される(図1)。この制御部120は、第2の操作態様としての上記「短押し2回操作」、あるいは「長押し1回操作」が繰り返し実行されたときに、そのときの通信環境が悪化していると推定して、その通信環境を変更する演算のもとに、上記予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを選択する周波数帯演算部121を備えている。詳述すると、この周波数帯演算部121は、上記スイッチ110のオン操作に基づく携帯機100と車載機200との間での通信成功の有無を学習しつつ、その無線信号の通信成功回数を各周波数帯の別にメモリ122に累積記憶することによって、その中から通信成功の高い周波数帯を選択する部分である。周波数帯演算部121のこのような動作に伴い、メモリ122には、スイッチ110のオン操作に基づく上記無線信号の通信成功回数が3以上の周波数帯の別に順次累積値として記憶されていく。
図3は、上記メモリ122における学習データの記憶構造を模式的に例示したものであり、この図3に例示されるように、メモリ122には、送信可能な周波数帯Ch1〜Ch4..の別に通信が成立した回数がカウントされて記憶されている。この通信成立回数は、携帯機100と車載機200との間の相互通信が成立したとき、車載機200から携帯機100に送信される通信成立情報に基づき上記周波数帯演算部121によって周波数帯Ch1〜Ch4..の別に漸次カウントされるものである。そして、ここでの例では、携帯機100により送信可能な周波数帯Ch1〜Ch4..のなかで通信が成立する確率が最も高い周波数帯、すなわち、通信成功回数が最も多い周波数帯として周波数帯Ch4が周波数帯演算部121によって選択されることになる。
このように、携帯機100においては、ユーザによりスイッチ110を通じて上記「短押し1回操作」が行われると、その都度、制御部120によって予め定められた周波数帯のなかで無線通信に用いられる周波数帯の切り替えが行われるとともに、「短押し1回操作」に対応する無線信号が送信部130及び送信アンテナ131を介して車載機200に送信される。なお、このときの周波数の切り替えは、例えば用意された周波数帯を順次シフトしていく等の処理となる。また、「短押し2回操作」、あるいは「長押し1回操作」が通常の操作態様で行われた場合には、そのときに設定されている周波数帯にて、「短押し2回操作」あるいは「長押し1回操作」に対応する無線信号が送信部130及び送信アンテナ131を介して車載機200に送信される。一方、「短押し2回操作」あるいは「長押し1回操作」が繰り返し実行された場合には、上記周波数帯演算部121による学習演算を通じて求められた周波数帯にて、「短押し2回操作」あるいは「長押し1回操作」に対応する無線信号が送信部130及び送信アンテナ131を介して車載機200に送信される。
また、携帯機100は、同携帯機100から送信された無線通信に対する応答や同携帯機100との定期照合を行うために車載機200から送信される無線通信を受信する受信アンテナ141と受信部140とを備えている。そして、こうした受信部140及び受信アンテナ141を介して受信された無線信号が上記制御部120に入力され、上記周波数帯演算部121による通信成立回数のカウントに供される。
なお、本実施の形態においては、図1に併せて示すように、上記スイッチ110、上記周波数帯演算部121を含む制御部120の一部、そして送信部130によって携帯機100としての送信機が構成されている。
一方、こうした携帯機100との通信が行われる車載機200では、携帯機100から
送信された無線信号が受信アンテナ221を介して受信機220に取り込まれる。この受信機220では、携帯機100から送信される無線信号を受信処理するとともに、この受信した無線信号に基づき、上記スイッチ110のオン操作に対応して予め割り当てられている指令内容を認識する。なお、この受信機220は、所定の間隔毎に受信可能な周波数帯を適宜切り替えることにより、携帯機100から送信される複数の周波数帯を用いた無線通信を受信可能とされている。そして、この受信機220により認識された指令内容は、同指令内容に応じて車載機器の制御を促す通信制御装置210に入力される。
この通信制御装置210では、受信機220により認識された携帯機100からの指令内容に応じて、車両制御装置230にその制御対象としての電動ドア231、ドアロック装置232、トランク233の施解錠等を促す指令を伝達する。すなわち、上記スイッチ110に「長押し1回操作」が入力されたとすると、その旨の指令を受けた車両制御装置230を通じて電動ドア231を開閉する制御が行われる。また、上記スイッチ110に「短押し1回操作」が入力されたとすると、その旨の指令を受けた車両制御装置230を通じてドアロック装置232を施解錠する制御が行われる。また一方、上記スイッチ110に「短押し2回操作」が行われたとすると、その旨の指令を受けた車両制御装置230を通じてトランク233を施解錠する制御が行われる。
そして、こうした車載機200と携帯機100との通信の成立の有無や、車載機200に対して無線通信を行った通信機器が車載機200の規格に適合したものであるか否かの定期照合のための無線通信が、送信機240にて予め特定された周波数帯により送信アンテナ241を介して携帯機100に送信される。
次に、上記携帯機100を構成する制御部120(送信機)にて行われる周波数帯の設定手順について説明する。
はじめに、上述した「長押し操作」をスイッチ110の特殊操作の対象とした場合について図4を参照して説明する。
図4に示すように、まず、ステップS101において、ユーザの操作により上記スイッチ110がオンとされているか否かが判定される。すなわち、上記制御部120では、スイッチ110を介してその操作信号が入力されたか否かが判定される。
こうして、ユーザの操作により上記スイッチ110がオンとされると、このスイッチ110がオン状態とされている時間TNのカウントが開始されるとともに(ステップS102)、スイッチ110に対して行われた操作が上述した「短押し操作」、「長押し操作」のいずれであるかを判定するために、このオン時間TNが長押し判定時間Ta(図2)を経過したか否かが判定される(ステップS103)。そして、このオン操作されたスイッチ110が長押し判定時間Taを経過する以前にオフ操作された場合には、「短押し操作」と判定されて、前述した周波数帯の切り替え処理が行われる(ステップS104、S105)。
一方、上記スイッチ110のオン時間TNが長押し判定時間Taを経過したとすると、スイッチ110に対して行われたオン操作が「長押し操作」であると判定される。このときには、スイッチ110がオフとされたタイミングで「長押しフラグ」がオンとなっているか否かが判断され(ステップS106、S107)、同「長押しフラグ」がオンとなっていない条件で「長押しフラグ」がオンとされる(ステップS108)。なお、こうして「長押し操作」であることが判定されると、長押し操作が行われたことを示すビットである長押しビットが上記操作信号に付加され、この長押しビットが付加された操作信号(長押し操作信号)が制御部120から上記送信部130に対して出力される。そして、ユーザの操作により一旦オンとされた上記スイッチ110がオフとされるまで長押し操作信号
が出力される。
また一方、上記ステップS107での判断処理において、上記「長押しフラグ」がオンとなっていることが判断されると、すなわち再度連続して「長押し操作」が行われた旨が判断されると、ノイズ等の影響によって現在選択されている周波数帯が妨害され、1回目の「長押し操作」が成立しなかったために、ユーザによる長押し操作が繰り返し実行されたと推定される。そこで、本実施の形態では、こうした通信環境を変更すべく、上記周波数帯演算部121による上記態様での周波数帯選択処理が実行される(ステップS109)。
そして、この周波数帯選択処理を通じて通信環境、すなわち周波数帯を変更したのちに上記長押しフラグをオフとして(ステップS110)、次にスイッチ110のオン操作があるまで待機する。
このように、本実施の形態では、1回目(初回)の「長押し操作」が行われてから「短押し操作」、あるいは、2回目の「長押し操作」が行われるまでの間は、送信機から送信される周波数帯が同一の周波数帯に固定されるようになる。一方、「長押し操作」が繰り返し実行された場合には、ノイズ等の影響によって携帯機100と車載機200との相互通信が妨害されているとして、周波数帯の変更(選択)を通じて通信環境が変更されるようになる。これにより、「長押し操作」といった特殊な操作による通信を成立させる上で、より少ない操作回数で携帯機100と車載機200との間での相互通信を確立することができるようになる。
次に、上記周波数帯選択処理についてその処理手順を図5を参照して説明する。
まず、上記スイッチ110に対して「長押し操作」が繰り返し実行されたことが判断されると(図4のステップS107:YES)、ステップS201において上記メモリ122が参照され、各周波数帯Ch1〜Ch4..の別に累積記憶された通信成功回数の最も多い周波数帯(ここでの例では「Ch4」)が求められる。
そして、このときに携帯機100と車載機200との通信に用いられていた周波数帯Chxが、上記求められた周波数帯Ch4と同じ周波数帯であるか否かが判定される(ステップS202)。この判定の結果、上記周波数帯Chxが周波数帯Ch4と異なる周波数帯であった場合には、この周波数帯Ch4が通信環境を改善するために相応しい周波数帯として上記通信に用いられる周波数帯に選択される(ステップS202、S203)。
一方、上記周波数帯Chxが周波数帯Ch4と同じ周波数帯であった場合には、この周波数帯Ch4を用いたとしても現在の通信環境では通信が成立する可能性が低いとして、再度上記メモリ122が参照される(ステップS202、S204)。次いで、メモリ122の参照を通じて上記周波数帯Ch4の次に最も通信成立回数の多い周波数帯が通信環境を改善するために相応しい周波数帯として上記通信に用いられる周波数帯に選択される(ステップS205)。
こうして、携帯機100による無線通信に用いられる周波数帯が、ノイズ等の影響を受けている可能性が高い周波数帯Chxから、予め定められた3以上の周波数帯のうちの通信が成立する可能性が最も高い周波数帯に変更されるようになる。
以下、携帯機100の上記送信機によって送信される周波数帯の切り替え態様について、図6を参照してさらに詳述する。なお、この図6において、図6(a)は、スイッチ110のオン/オフ態様の推移例を示しており、図6(b)は、携帯機100から送信される周波数帯の推移例を示している。また、図6(c)は、上記長押しフラグの推移例を示
している。
まず、図6(a)に示すように、ユーザの操作によりタイミングt1からタイミングt2にかけてスイッチ110がオンとされたとする。そして、このスイッチ110がオンとされた期間T12は、上記長押し判定時間Taよりも短いことから、ユーザにより行われた操作が「短押し操作」であると判定される。この結果、タイミングt2において、携帯機100から送信される周波数帯が例えば周波数帯Ch1から周波数帯Ch2に切り替えられるとともに、同操作に対応する無線通信が行われるようになる。
次に、1回目の「長押し操作」がタイミングt3からタイミングt4にかけて行われたとすると、携帯機100から送信される周波数帯が固定された状態で同操作に対応する無線信号が行われるとともに、図6(c)に示すように、スイッチ110のオフタイミングt4に同期して上記長押しフラグがオンとされる。そして、さらに2回目の「長押し操作」がタイミングt5からタイミングt6にかけて行われたとすると、タイミングt6において、制御部120にて設定される周波数帯が周波数帯Ch2から上記メモリ122に累積記憶されている周波数帯Ch4に変更される。なお、このときに選択される周波数帯は、同図6(b)からも明らかなように、2回目の「長押し操作」が実行されたときの周波数帯Ch2を除外して選択される。
そして、タイミングt7からタイミングt8にかけて「短押し操作」が行われたとすると、タイミングt8において制御部120にて設定された周波数帯がCh4からCh5へと切り替えられるとともに、同操作に対応する無線通信が行われるようになる。
次に上述した所定時間内での複数回の「短押し操作」をスイッチ110の特殊操作の対象とした場合について、上記携帯機100を構成する制御部120(送信機)にて行われる周波数帯の設定手順を図7を参照して説明する。なお、以下に説明する事項以外の内容は、図4及び図5を参照して説明した内容と同様である。
すなわち、図7に示すように、まずステップS301においてユーザによるスイッチ110の初回のオン操作(「短押し操作」)が行われたとすると、この「短押し操作」が行われてから先の図2に示した所定期間Tbが経過したか否かを判定するための時間Txのカウントが開始される(ステップS302)。そして、この間にスイッチ110がオン操作された回数を計測するためのカウント値Nがカウントされる(ステップS303)。なお、初回のオン操作とは、送信部130による周波数帯の自動切り替え、あるいは、周波数帯演算部121による演算を通じて求められた周波数帯への変更が行われた直後のオン操作とする。
こうして、「短押し操作」が行われてからの経過時間Tの計測と「短押し操作」の操作回数のカウントとが行われると、初回の「短押し操作」が行われてから上記所定時間Tbが経過したか否かが判定される(ステップS304)。この結果、上記所定時間Tbが経過していた場合には、周波数の自動切り替えが実行されて、本周波数帯の設定処理が継続される(ステップS305)。
一方、先のステップS304の処理において、初回の「短押し操作」が行われてから上記所定時間Tbが経過していないと判定された場合には、この間にスイッチ110が「短押し操作」された回数Nが所定値Nx(ここでの例では「4回」)以上となったか否かが判定される(ステップS306)。すなわち、この判定では、「短押し操作2回」が所定時間Tb内に2度繰り返されたか否かが判定される。そして、この判定の結果、上記カウントされた「短押し操作」の回数Nが所定値Nx以上となったと判定された場合には、通信環境の悪化に伴ってユーザによる「短押し二回操作」が2回連続して実行されたと推定
されて、先の図5に示した周波数帯選択処理が実行される(図7のステップS109)。
こうして、この例でも、初回の「短押し操作」が行われてから所定時間Tbの経過とともに周波数の自動切り替えが実行されるようになる。そして、所定時間Tb内にオン操作が所定値Nx以上行われたときには、たとえ「短押し2回操作」のような周波数の自動切り替えが行われないオン操作であっても前述した学習に基づく周波数の変更処理を通じて通信環境が変更されるようになる。
以下、この例での上記送信機によって送信される周波数帯の切り替え態様について、図8を参照して説明する。なお、この図8において、図8(a)は、スイッチ110のオンオフ態様の推移例を示しており、図8(b)は、上記カウンタNのカウント値の推移例を示している。また、図8(c)は、送信部130から送信される周波数帯の推移例を示している。
まず、図8(a)に示すように、タイミングt1からタイミングt2にかけてユーザによる「短押し操作」がスイッチ110を通じて行われたとすると、この「短押し操作」が行われてから所定時間Tbが経過した時点で携帯機100による周波数帯の切り替えが実行される(タイミングt3)。これにより、送信部130から送信される周波数帯が例えば周波数帯Ch1から周波数帯Ch2に切り替えられるとともに、同操作に対応する無線通信が行われるようになる。
また、タイミングt4からタイミングt5にかけてユーザによる「短押し操作」がスイッチ110を通じて行われたとすると、この「短押し操作」が行われてからの経過時間Txと「短押し操作」の操作回数Nのカウントが同時に開始される。ただしこの場合には、図8(b)に示すように、「短押し操作」が行われてからの経過時間Txが経過する以前(Tx<Tb)に、「4回目」の「短押し操作」が行われている。このため、図8(c)に示すように、タイミングt6において4回目の「短押し操作」が終了した時点で、上記周波数帯選択処理を通じて携帯機100から送信される周波数帯が周波数帯Ch2から周波数帯Ch4に切り替えられるとともに、同操作に対応する無線通信が行われるようになる。なお、このときに選択される周波数帯も、図8(c)から明らかなように、2回目の「長押し操作」が実行されたときの周波数帯Ch2が除外して選択される。
以上説明したように、本実施の形態にかかる無線通信装置によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)「長押し操作」、あるいは「短押し2回操作」といった特殊操作が繰り返し実行された場合には、無線通信に用いられる周波数帯を周波数帯演算部121による学習演算をもとに求められた周波数帯への変更を通じて携帯機100と車載機200との間の通信環境を変更することとした。このため、スイッチ110に対するオン操作態様に基づき通信環境が悪化したことを推定することができるようになるとともに、この推定に基づく通信環境の変更を通じて通信環境の改善が図られるようになる。これにより、無線通信装置として簡易な構成でありながら、携帯機100と車載機200との間での通信にかかる通信成立性を高く維持することができるようにもなる。
(2)「長押し操作」、あるいは「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときに選択される周波数帯として、周波数帯演算部121にて学習された、すなわちメモリ122に周波数帯の別に通信成功回数が累積記憶された通信成功率の高い周波数帯を選択することとした。これにより、通信環境の悪化が推定されるときには、携帯機100と車載機200との間で無線通信に用いられる3以上の周波数帯の中から最も通信成功率の高い周波数帯が自動的に選択されるようになる。また特に、こうした周波数帯演算部121による周波数の選択に基づけば、携帯機100と車載機200との間での無線通信に3以上の周波
数帯を用いる場合であっても、複数存在する周波数帯のうちから選択された通信成功率の最も高い周波数帯による通信環境の変更が実現されるようになる。
(3)スイッチ110のオン操作に基づく複数の周波数帯の別の無線信号の有無を、車載機200側の受信機220による指令内容の認識の有無に基づき判断することとした。これにより、携帯機100と車載機200との間での通信の成立の有無を、スイッチ110のオン操作に基づく指令内容が携帯機100から車載機200に対して実際に伝達されたか否かに基づいて通信が成立したことを判断することができるようになる。
(4)周波数帯演算部121による演算を通じて選択された周波数帯が「長押し操作」、あるいは「短押し2回操作」といった特殊操作が繰り返し実行されたときの周波数帯と同一となるときには、この選択した周波数帯以外の周波数帯を次候補として選択することとした。これにより、周波数帯演算部121では、通信環境の悪化の影響を受けているとされる周波数帯を除外した上で、周波数帯の選択を行うことができるようになり、ひいては、周波数帯の選択にかかる信頼性が高められるようになる。
(5)携帯機100を構成する制御部120(送信機)に、上記通信成功回数が累積記憶されるメモリ122を設けることとした。これにより、周波数帯の選択機能と同周波数帯に対応する無線通信の送信機能とを、携帯機100に一体に設けることが可能となる。
(6)通信環境の悪化を推定するための条件の1つ、すなわち上記周波数帯演算部121による周波数の選択の条件の1つとして、「長押し操作」が繰り返し実行されることを条件とした。これにより、スイッチ110に対して行われたオン操作が上記周波数帯の自動切り替えが実行されない「長押し操作」であったとしても、通信環境の悪化の推定に基づく周波数帯の再設定が可能となり、より少ない操作回数で携帯機100と車載機200との間での通信を成立させることができるようになる。
(7)通信環境の悪化を推定するための条件の1つ、すなわち上記周波数帯演算部121による周波数の選択の条件の1つとして、所定時間Tb内に同一のオン操作が複数回行われることを条件とした。これにより、スイッチ110に対して行われるオン操作が上記周波数帯の自動切り替えが実行されない「短押し2回操作」であったとしても、通信環境の悪化の推定に基づく周波数帯の再設定が可能となり、より少ない操作回数で携帯機100と車載機200との間での通信を成立させることができるようになる。
(8)車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する携帯機100と車載機200との間で上記送信機並びに受信機としての機能を持たせることとした。これにより、車両のリモート・キーレス・エントリ・システムとしての通信成立性を高いレベルで保証することができるようになる。
なお、上記各実施の形態は、以下のような形態をもって実施することもできる。
・上記実施の形態では、第1の例として「長押し操作」が繰り返し行われたときに、ノイズ等の影響によって現在選択されている周波数帯が妨害されているものと推定して、上記周波数帯演算部121による周波数帯選択処理を実行することとした。これに限らず、初回の「長押し操作」から一定時間が経過する都度、上記長押しフラグをリセットすることとし、一定時間内に「長押し操作」が2回以上行われたときにのみ上記周波数帯演算部121による周波数帯選択処理を実行するようにしてもよい。
・上記実施の形態では、第2の例として所定時間Tb内に「短押し操作」が4回以上行われた場合、すなわち「短押し操作2回」が所定時間Tb内に2度繰り返された場合に、通信環境が悪化したと推定して上記周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うこ
ととした。これに限らず、所定時間Tb内に「短押し操作2回」が3度以上繰り返されたときに上記周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うようにしてもよい。要は、複数回の「短押し操作2回」が繰り返し実行されたときに周波数帯の選択を通じて通信環境を変更するものであればよい。
・上記実施の形態では、通常の「短押し操作」が行われたときには、先の図4あるいは図7に示したように、ステップS105あるいはS305において周波数帯の切り替えを行うこととしたが、この場合にも、上記周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うこととしてもよい。
・上記実施の形態では、第1の例として「長押し操作」が繰り返し実行されたとき、また第2の例として、「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときに周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うこととした。この他、「長押し操作」あるいは「短押し2回操作」のいずれか一方が繰り返し実行されたときにのみ、周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行う構成とすることも勿論可能である。
・上記実施の形態では、スイッチ110のオン操作に基づく複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を、車載機200を構成する受信機220によるスイッチ110のオン操作態様、すなわち、「短押し操作」、「短押し2回操作」、「長押し操作」等の認識の有無として判断することとした。これに限らず、スイッチ110のオン操作に基づく複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を、スイッチ110の特殊なオン操作が繰り返し実行されなかったことの有無として判断するようにしてもよい。すなわち、「短押し2回操作」あるいは「長押し操作」が繰り返し実行されなかった周波数帯を、通信が成立する可能性が高いものとして推定し、この通信が成立する可能性が高い周波数帯を周波数帯演算部121により選択される周波数帯として設定することも可能である。この構成によれば、車載機200から携帯機100に対する通信の成立の応答を行うことなく、スイッチ110のオン操作に基づく通信の成立の有無を携帯機100側で判断することができるようになる。これにより、たとえ送信機と受信機との無線通信が送信機から受信機に対する一方向の通信であったとしても、送信機側での通信が成立する可能性が高い周波数帯の特定、さらには、この特定された周波数帯への選択を送信機のみによって実現することができるようになる。
・上記実施の形態では、スイッチ110のオン操作に基づく通信成功回数を複数の周波数帯の別にメモリ122に累積記憶し、このメモリ122に累積記憶された通信成功回数の最も多い周波数帯を、「長押し操作」や「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することとした。これに限らず、上記周波数帯演算部121に、スイッチ110のオン操作に基づく無線信号の通信が成功した周波数帯を複数の領域の順に、もしくは1つの領域に上書き記憶する記憶手段を設けて学習することとしてもよい。そして、「長押し操作」や「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときには、この記憶手段に記憶された最新の周波数帯を読み出すとともに、この読み出した周波数帯を「長押し操作」や「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択するようにしてもよい。これにより、通信が成立する可能性が高い周波数帯への選択をより簡易な演算のもとに実現することができるようになる。なお、上述した次候補の周波数帯の選択を採用する場合には、上記記憶手段としても複数の記憶領域を有するものが用いられることとなる。
・上記実施の形態では、周波数帯選択処理において、メモリ122に累積記憶された周波数帯の中で通信成功回数が最も多い周波数帯を「長押し操作」、「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することとした。これに限らず、周波数帯演算部121により、通信環境を変更する演算として、3以上の周波数帯のうちのそのと
きに選択されている周波数帯を起点としたシフト演算を行うこととしてもよい。例えば、携帯機100による無線通信に用いられている周波数帯が周波数帯Ch1であった場合には、この周波数帯Ch1を起点として「周波数帯Ch2」→「周波数帯Ch3」→「周波数帯Ch4」といった態様でのシフト演算が上記周波数帯演算部121により行われる。そして、このシフト演算された周波数帯を「長押し操作」、あるいは「短押し2回操作」が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択することとすれば、通信環境の悪化が推定されるときには、上記無線通信に用いられた周波数帯以外の周波数帯が自ずと選択されるようになる。
・上記実施の形態では、「長押し操作」あるいは「短押し2回操作」が繰り返し、具体的には2回実行されたときに、通信環境が悪化したとして周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うこととした。これに限らず、「長押し操作」あるいは「短押し2回操作」が3回以上実行されたときに、通信環境が悪化したとして周波数帯演算部121による周波数帯の選択を行うこととしてもよい。
・上記実施の形態では、「長押し操作」を判定するための所定時間Taと「短押し操作」をカウントするための経過時間Tbとを異なる時間に設定した。この他、「長押し操作」を判定するための所定時間Taと「短押し操作」をカウントするための経過時間Tbとを同一の時間に設定することも可能である。
・上記実施の形態では、携帯機100に送信部130及び受信部140を設けるとともに、車載機200に受信機220及び送信機240を設けることとした。これに限らず、スイッチ110を通じた通常の「短押し操作」を第1の態様でのオン操作として、特殊操作、いわば第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたことに基づき通信環境の悪化を推定して周波数帯の選択を行う上では、携帯機100から車載機200への通信を一方向通信としてもよい。すなわち、本発明によれば、車載機200からの通信成立の有無を受信せずとも、スイッチ110に対して上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたことに基づいて通信が成立していないと推定することが可能であり、この場合には、無線通信装置としての更なる簡略化を図ることができるようになる。
・上記実施の形態では、「長押し1回操作」、「短押し1回操作」、「短押し2回操作」に対応する指令内容として、その制御対象を電動ドア231の開閉、ドアロック装置232の施解錠、トランク233の施解錠に規定した。これら操作態様に対応する制御対象の組み合わせは任意であり、例えば「短押し1回操作」に対応する指令内容としてドアロック装置232の施解錠を規定してもよい。またこの他、スイッチ110のオン操作の指令内容に基づき制御される対象としては、車両のミラーやエンジン等であってもよい。
・携帯機100と車載機200との無線通信に用いられる予め定められた周波数帯として、3以上の周波数帯を用いることとした。これに限らず、スイッチ110の上記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときに周波数帯の選択を通じて通信環境を変更する上では、上記無線通信に用いられる予め定められた周波数帯は、2つの周波数帯であってもよい。
・上記実施の形態では、上記第2のオン操作態様として「短押し2回操作」、「長押し1回操作」を規定した。この他、第2のオン操作態様としては、例えば3回以上の「短押し操作」(短押し3回操作等)、2回以上の「長押し操作」(長押し2回操作等)を規定してもよい。
・上記実施の形態では、上記無線通信装置を、車両のキーレス・エントリ・システムに適用することとしたが、この他、家屋等のセキュリティシステムにこの無線通信装置を適
用することも可能である。要は、送信機と受信機との間でスイッチのオン操作に対応する指令内容を複数の周波数帯を用いて送受信するものであれば本発明の適用は可能である。
100…携帯機、110…スイッチ、120…制御部、121…周波数帯演算部、122…メモリ、130…送信部、131…送信アンテナ、140…受信部、141…受信アンテナ、200…車載機、210…通信制御装置、220…受信機、221…受信アンテナ、230…車両制御装置、231…電動ドア、232…ドアロック装置、233…トランク、240…送信機、241…送信アンテナ。

Claims (11)

  1. 手動操作の可能なスイッチを有し、該スイッチが所定の第1の態様にてオン操作される都度、予め定められた複数の周波数帯のなかで周波数帯を切り替えてこの第1のオン操作態様に対応した無線信号を送信するとともに、前記スイッチのオン操作態様が前記第1の態様とは異なる第2の態様にてオン操作されたときには、そのときに選択されている周波数帯にてこの第2のオン操作態様に対応した無線信号を送信する送信機と、
    前記送信される無線信号を受信しつつ、前記スイッチのオン操作態様に対応して予め割り当てられている指令内容を認識する受信機と、
    前記送信機に設けられて、前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたとき、通信環境を変更する演算のもとに前記予め定められた複数の周波数帯のうちの一つを選択する周波数帯演算部と、を備える無線通信装置。
  2. 前記予め定められた複数の周波数帯は3以上の周波数帯であり、
    前記周波数帯演算部は、前記通信環境を変更する演算として、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無を学習し、この学習により通信成功率が高いと判断される周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記周波数帯演算部は、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく無線信号の通信成功回数を前記複数の周波数帯の別に累積記憶する記憶手段を備え、前記学習として、この記憶手段に累積記憶された通信成功回数の最も多い周波数帯を求めるとともに、この求めた周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択する
    請求項2に記載の無線通信装置。
  4. 前記周波数帯演算部は、前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく無線信号の通信が成功した周波数帯を記憶する記憶手段を備え、前記学習として、この記憶手段に記憶された周波数帯を読み出すとともに、この読み出した周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択する
    請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記周波数帯演算部は、前記学習により選択した周波数帯が前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯と同一となるとき、この選択した周波数帯以外の周波数帯が次候補として選択される次候補学習を併せて実行する
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無が、前記受信機による前記第1及び第2のオン操作態様に対応して予め割り当てられている指令内容の認識の有無として判断される
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  7. 前記スイッチの前記第1及び第2の態様でのオン操作に基づく前記複数の周波数帯の別の無線信号の通信成功の有無が、前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されなかったことの有無として判断される
    請求項2〜5のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  8. 前記予め定められた複数の周波数帯は3以上の周波数帯であり、
    前記周波数帯演算部は、前記通信環境を変更する演算として、前記3以上の周波数帯の
    うちのそのときに選択されている周波数帯を起点としたシフト演算を行い、該シフト演算された周波数帯を前記スイッチの前記第2の態様でのオン操作が繰り返し実行されたときの周波数帯として選択する
    請求項1に記載の無線通信装置。
  9. 前記スイッチの前記第1の態様でのオン操作が、所定の時間に満たない態様での1回の短時間オン操作であり、同スイッチの前記第2の態様でのオン操作が、所定の時間内での複数回の短時間オン操作、及び所定の時間を超える態様での1回の長時間オン操作の少なくとも一方である
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  10. 前記送信機は、前記スイッチの前記第1の態様でのオン操作が行われたとき、その対応する所定の時間の経過に伴う周波数帯の切り替えにも前記周波数帯演算部を用い、該周波数帯演算部を通じて選択された周波数帯にて前記無線信号を送信する
    請求項9に記載の無線通信装置。
  11. 前記送信機が、車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する携帯機の一部であり、前記受信機が、同じく車両のリモート・キーレス・エントリ・システムを構成する車載機の一部である
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の無線通信装置。
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