JP5285492B2 - Wiring and piping material suspension - Google Patents
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本発明は、デッキプレートの下方で配線・配管材を吊り下げるためにデッキプレートに設置される配線・配管材用吊具に関する。 The present invention relates to a wire / pipe material hanger installed on a deck plate to suspend a wire / pipe material below a deck plate.
コンクリート天井の下方で、配線(ケーブル等)・配管材(排気管等)を吊り下げるために配線・配管材用吊具が用いられている。配線・配管材用吊具としては、例えば特許文献1に開示の管・ケーブル類の支持具が挙げられる。この管・ケーブル類の支持具は、デッキプレートに穿設された貫通孔を閉鎖してデッキプレートの上面に固着される固着部と、固着部から延設された取付部及び該取付部に取付けられて配線・配管材を支持する線材よりなる支持部とを備えている。そして、貫通孔を貫通してデッキプレートから下方へ延びる線材を、配線・配管材に巻き付けることで、コンクリート天井の下方で配線・配管材が吊り下げられるようになっている。
In order to suspend wiring (cables, etc.) and piping materials (exhaust pipes, etc.) below the concrete ceiling, wiring / piping material hanging tools are used. Examples of the wiring / pipe material hanger include pipe / cable supports disclosed in
ところで、例えば、配管材としての排気管は、管本体を断熱材で被って形成されている。この排気管を、特許文献1の管・ケーブル類の支持具によって吊下げた場合、断熱材に線材が巻き付けられると、線材が断熱材の局部に集中して食い込んでしまい断熱材の断熱効果が低減してしまう。そこで、配線・配管材を支持する支持部として、幅広の帯状をなす保持バンドを用いることが考えられる。保持バンドをデッキプレートの下方で支持するには、例えば、特許文献2に開示のインサート用ケーブル支持具のように、幅広の部材を支持可能な係止部を備えた配線・配管材用吊具を使用することが考えられる。特許文献2のインサート用ケーブル支持具は、円板状のインサートと、このインサートの下端に連結された連結部と、連結部から湾曲して延長された係止部と、係止部の先端に設けられた装着孔導入部とを備える。そして、係止部がC字状に形成されているため、幅広の保持バンドであっても係止部で支持することができる。
By the way, for example, an exhaust pipe as a piping material is formed by covering a pipe body with a heat insulating material. When this exhaust pipe is suspended by the support of pipes and cables of
ところが、特許文献2のインサート用ケーブル支持具においては、保持バンドを支持可能とする係止部は、デッキプレートの貫通孔(特許文献2では装着孔)の直径(最大長さ)より大きくなっている。このため、デッキプレートにインサート用ケーブル支持具を装着する際、装着孔に係止部を通過させるために、インサート用ケーブル支持具全体を回動させるようにしなければならず、デッキプレートにインサート用ケーブル支持具を装着する作業が非常に煩雑になってしまうという問題が発生する。
However, in the cable support for inserts of
本発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、貫通孔の最大長さより長いバンド支持部を備えていても、貫通孔にバンド支持部を通過させる作業を容易に行うことができ、デッキプレートに対する装着作業を容易に行うことができる配線・配管材用吊具を提供することにある。 The present invention has been made paying attention to such problems existing in the prior art, and its purpose is to support the band in the through hole even if it has a band support part longer than the maximum length of the through hole. An object of the present invention is to provide a hanging tool for wiring / piping material that can easily perform the operation of passing the section and can easily perform the mounting operation to the deck plate.
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、デッキプレートの下方で配線・配管材を吊り下げるために前記デッキプレートに設置される配線・配管材用吊具であって、前記デッキプレートの上下面を貫通して穿設された貫通孔の周りに位置する前記デッキプレートの上面に係止し、かつ前記貫通孔を上から閉鎖する係止部と、該係止部から延設され前記貫通孔を貫通可能に形成された吊下部と、前記配線・配管材を保持する帯状の保持バンドを支持するために該保持バンドが挿通される長孔が形成され前記吊下部の下部に支持されたバンド支持部と、を備え、前記長孔の長さ方向に沿った前記バンド支持部の長さが、前記貫通孔の最大長さ以上に形成され、前記バンド支持部が、前記吊下部が前記貫通孔を貫通する方向に沿って前記長孔が延びる通過姿勢と、前記バンド支持部に前記保持バンドを支持させるために前記長孔が前記貫通孔の径方向に沿って延びる支持姿勢と、に変位可能に前記吊下部に支持されていることを要旨とする。
In order to solve the above-mentioned problems, the invention according to
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の配線・配管材用吊具において、前記長孔の長さ方向に対し直交する方向に沿った前記バンド支持部の長さが、前記貫通孔の最大長さより短くなるように、前記バンド支持部は撓み変形可能に形成されていることを要旨とする。 According to a second aspect of the present invention, in the wiring / pipe material hanger according to the first aspect, the length of the band support portion along the direction orthogonal to the length direction of the elongated hole is the penetrating hole. The gist of the invention is that the band support portion is formed to be able to bend and deform so as to be shorter than the maximum length of the hole.
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の配線・配管材用吊具において、前記バンド支持部は、前記吊下部に回動可能に支持され、前記バンド支持部の回動により支持姿勢と通過姿勢とに変位可能になっていることを要旨とする。 According to a third aspect of the present invention, in the wiring / pipe material hanger according to the first or second aspect, the band support portion is rotatably supported by the suspension portion, and the band support portion The gist is that the support posture and the passing posture can be displaced by rotation.
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の配線・配管材用吊具において、前記吊下部は、線材よりなり、前記線材の両端部が前記係止部より上方で結合されていることを要旨とする。
The invention according to claim 4 is the wiring / pipe material hanger according to any one of
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の配線・配管材用吊具において、前記デッキプレートは上方へ凸となるように延びる凸条部と、下方へ向けて凹となるように延びる凹条部とが交互に形成されてなるとともに前記貫通孔が前記凸条部の上部に穿設され、前記係止部が前記凸条部の上面に係止された状態では、前記長孔が前記凹条部の下面より下方に位置するように前記吊下部の長さが設定されていることを要旨とする。
The invention according to claim 5 is the wiring / pipe material hanger according to any one of
本発明によれば、貫通孔の最大長さより長いバンド支持部を備えていても、貫通孔にバンド支持部を通過させる作業を容易に行うことができ、デッキプレートに対する装着作業を容易に行うことができる。 According to the present invention, even if a band support portion longer than the maximum length of the through hole is provided, the operation of passing the band support portion through the through hole can be easily performed, and the mounting operation to the deck plate can be easily performed. Can do.
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化した第1の実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。
図1に示すように、配線・配管材用吊具10は、配管材としての排気管Pをコンクリート天井Tの下方で吊り下げるために用いられる。図6に示すように、排気管Pは合成樹脂製のパイプ本体Paの外周面に断熱材Pbが巻装されて形成されている。
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
As shown in FIG. 1, the wiring /
また、図1に示すように、コンクリート天井Tは、金属板製のデッキプレートDの上面にコンクリートを打設して構築され、デッキプレートDとコンクリートが硬化してなるコンクリート層Cとよりなる。金属板製のデッキプレートDは、上方へ凸となるように延びる凸条部Daと、下方へ向けて凹となるように延びる凹条部Dbとが交互に並列に形成されて凹凸状に形成されている。デッキプレートDにおいて、凸条部Daの上端部には円孔状の貫通孔Dcが上下方向に貫通するように穿設されるとともに、この貫通孔Dcの最大長さは貫通孔Dcの直径Mになっている。そして、この貫通孔Dcを用いて配線・配管材用吊具10がデッキプレートDに設置されている。
Moreover, as shown in FIG. 1, the concrete ceiling T is constructed by placing concrete on the top surface of a metal plate deck plate D, and includes a deck layer D and a concrete layer C formed by hardening the concrete. The deck plate D made of a metal plate is formed in a concavo-convex shape by alternately forming ridges Da extending so as to be convex upward and dents Db extending so as to be concave downward. Has been. In the deck plate D, a circular through hole Dc is formed in the upper end portion of the ridge portion Da so as to penetrate vertically, and the maximum length of the through hole Dc is the diameter M of the through hole Dc. It has become. And the
図2に示すように、配線・配管材用吊具10は、円板状をなす係止部11を有するとともに、係止部11の直径N(図1参照)は貫通孔Dcの直径Mより長くなっている。係止部11の下面中央部からは延設部11aが略円柱状に延びるように一体形成されている。係止部11及び延設部11aには2つの挿通孔11b(図6参照)が係止部11及び延設部11aを貫通するように形成されている。
As shown in FIG. 2, the wire /
また、係止部11の下面において、延設部11aの周りには突出部17が等間隔をおいて4箇所に形成されるとともに、各突出部17の先端外面には係止爪17aが形成されている。図1に示すように、4つの係止爪17aの外端面を繋いで形成される円の直径Rは、貫通孔Dcの直径Mより若干大きくなっている。また、配線・配管材用吊具10がデッキプレートDに設置された状態では、係止爪17aがデッキプレートDの下面において貫通孔Dcの周囲に係止可能になっている。
In addition, on the lower surface of the
両挿通孔11bには、手によって自在に折り曲げ可能なバインド線(線材)よりなる吊下部13が挿通されている。この吊下部13は、両端部が係止部11の上面より上側に突出するように挿通孔11bに挿通されるとともに、係止部11の上方で吊下部13の両端部が結束(結合)されて係止部11に吊下部13が一体化されている。図2に示すように、係止部11に吊下部13が一体化された状態では、係止部11の下方には吊下部13の折り曲げ部13aが位置している。
Suspended
図1に示すように、貫通孔Dcに吊下部13を貫通させ、係止部11をデッキプレートDの凸条部Da上面に係止させるとともに係止部11によって貫通孔Dcを上方から閉鎖した状態では、吊下部13はデッキプレートDから下方へ延びるとともに、折り曲げ部13aが凹条部Dbの下面より下方に位置するように、吊下部13の長さが設定されている。
As shown in FIG. 1, the
吊下部13の下端部たる折り曲げ部13aには、可撓性を有する合成樹脂材料により細長板状に形成されたバンド支持部14が支持されている。バンド支持部14の長辺方向(図2では左右方向)への長さは、貫通孔Dcの直径Mより長くなっている。また、長辺方向に対し直交するバンド支持部14の短辺方向(図2では上下方向)への長さは、長辺方向への長さより短く、かつ貫通孔Dcの直径Mより僅かに長くなっている。
A
バンド支持部14には、バンド支持部14の長辺方向へ細長に延びる長孔14bが形成されている。長孔14bの長さ方向への長さは、貫通孔Dcの直径Mより長くなっている。図4に示すように、バンド支持部14は、長孔14bを利用して短辺方向に撓み変形可能に形成されている。そして、撓み変形させた状態でのバンド支持部14の短辺方向への長さは、貫通孔Dcの直径Mより短くなっている。
The
図1及び図6に示すように、長孔14bには、帯状をなす保持バンド15が挿通されるとともに、この保持バンド15は無端状をなすようにバンド支持部14によって支持されている。保持バンド15は、その幅方向が長孔14bの長さ方向(バンド支持部14の長辺方向)へ延びるように長孔14bに挿通、支持されている。保持バンド15の幅方向への長さは、長孔14bの長さ方向への長さより若干短くなっているとともに、貫通孔Dcの直径Mより長くなっている。
As shown in FIGS. 1 and 6, a holding
バンド支持部14の上端部には透孔14aが形成されている。そして、この透孔14aに吊下部13が挿通されるとともに、折り曲げ部13aに透孔14aの内面が支持されることにより、吊下部13にバンド支持部14が支持されている。バンド支持部14は、折り曲げ部13aを回動中心として回動可能に支持されている。
A through
そして、バンド支持部14は、折り曲げ部13aに対する回動により、長孔14bが横方向(左右方向)へ延びる状態で吊下部13に支持される支持姿勢S1を取り得るようになっている。この支持姿勢S1は、バンド支持部14の長辺方向が吊下部13の延設方向に直交するように延びる姿勢である。バンド支持部14が支持姿勢S1にあるとき、保持バンド15がバンド支持部14に支持される。そして、保持バンド15の内側に排気管Pが保持されるようになっている。
And the
また、図3に示すように、バンド支持部14は、折り曲げ部13aに対する回動により、バンド支持部14が貫通孔Dcを通過するために長孔14bが縦方向に延びる状態で吊下部13に支持される通過姿勢S2を取り得るようになっている。この通過姿勢S2は、バンド支持部14の長辺方向が吊下部13の延設方向に沿って延びる姿勢である。
Further, as shown in FIG. 3, the
次に、配線・配管材用吊具10をデッキプレートDに装着するとともに、配線・配管材用吊具10によって排気管Pを吊下げる方法について説明する。
まず、図3に示すように、デッキプレートDにコンクリートが打設される前において、凸条部Daの上端部に貫通孔Dcを穿設する。次に、配線・配管材用吊具10において、折り曲げ部13aを回動中心としてバンド支持部14を回動させるとともに、バンド支持部14を通過姿勢S2にする。すると、吊下部13の延設方向に沿ってバンド支持部14の長辺方向、及び長孔14bの長さ方向が延びるとともに、バンド支持部14の短辺方向が貫通孔Dcの径方向へ延びるようになる。その結果、貫通孔Dcに吊下部13を通過させる方向に沿ってバンド支持部14の長辺方向が延びるようにバンド支持部14が変位する。
Next, a method for attaching the wiring /
First, as shown in FIG. 3, before the concrete is placed on the deck plate D, a through hole Dc is formed in the upper end portion of the ridge portion Da. Next, in the wiring /
次に、図4に示すように、バンド支持部14を短辺方向に撓み変形させ、バンド支持部14の短辺方向への長さを、貫通孔Dcの直径Mより短くする。そして、貫通孔Dcに対し、バンド支持部14及び吊下部13を挿通すると、図5に示すように、貫通孔Dcをバンド支持部14が通過する。続けて、貫通孔Dcにバンド支持部14全体、さらに吊下部13を通過させ、貫通孔Dcに吊下部13を貫通させた後、4つの突出部17を貫通孔Dcに挿入し、貫通孔Dcを形成するデッキプレートDの内周面に係止爪17aの外端面を当接させる。すると、突出部17が貫通孔Dcの内側に向けて弾性変形して係止爪17aが貫通孔Dcを通過する。そして、係止爪17aが貫通孔Dcを通過した後、突出部17が原形状に復帰すると、係止爪17aがデッキプレートDの下面に係止可能になる。また、図6に示すように、係止部11の下面がデッキプレートDの上面に係止する。また、係止部11によって貫通孔Dcが上方から閉鎖される。
Next, as shown in FIG. 4, the
そして、折り曲げ部13aを回動中心としてバンド支持部14を通過姿勢S2から回動させ、図1及び図6に示すように、バンド支持部14を支持姿勢S1にする。すると、バンド支持部14の長辺方向が貫通孔Dcの径方向(横方向)へ延びるとともに、長孔14bの長さ方向が貫通孔Dcの径方向へ延びる状態となる。
Then, the
次に、保持バンド15の幅方向が長孔14bの長さ方向へ延びるように保持バンド15を長孔14bに挿通する。その後、保持バンド15を排気管Pの外周面に沿わせながら無端状にするとともに、保持バンド15から排気管Pが抜け出ないように、保持バンド15の内周面を、排気管Pの外周面に密接させて保持バンド15により排気管Pを保持させる。すると、配線・配管材用吊具10によって排気管PがデッキプレートDの下方に吊下げされる。このとき、吊下部13は、折り曲げ部13aが凹条部Dbの下面より下方に位置するように長さが設定されている。このため、折り曲げ部13aに支持されたバンド支持部14の長孔14bは凹条部Dbの下面より下方に位置している。よって、長孔14bに挿通された保持バンド15も凹条部Dbの下面より下方に位置しており、保持バンド15に保持された排気管Pも凹条部Dbの下面より下方に位置している。
Next, the holding
そして、デッキプレートD上にコンクリートを打設してコンクリート層Cを成形するとコンクリート天井Tが構築されるとともに、コンクリート層Cに、係止部11及び吊下部13の結束部が埋設される。よって、配線・配管材用吊具10がコンクリート天井Tに移動不能に設置される。
When concrete is cast on the deck plate D and the concrete layer C is formed, the concrete ceiling T is constructed, and the
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)配線・配管材用吊具10は、デッキプレートDに穿設された貫通孔Dcの直径Mより長いバンド支持部14を備えるとともに、バンド支持部14は吊下部13の折り曲げ部13aに対し回動可能に支持されている。そして、バンド支持部14を回動させることで、吊下部13が貫通孔Dcを貫通する方向に沿って長孔14b(バンド支持部14の長辺方向)が延びる通過姿勢S2に変位させることができる。さらに、バンド支持部14は短辺方向に撓み変形可能に形成され、撓み変形させた状態でのバンド支持部14の短辺方向への長さは貫通孔Dcの直径Mより短くなっている。よって、バンド支持部14を通過姿勢S2にし、さらに、バンド支持部14を撓み変形させるだけで、貫通孔Dcにバンド支持部14を通過させることができる。したがって、配線・配管材用吊具10が貫通孔Dcの直径Mより長いバンド支持部14を備えていても、貫通孔Dcにバンド支持部14を通過させる作業を容易に行うことができ、配線・配管材用吊具10にデッキプレートDに対する装着作業を容易に行うことができる。
According to the above embodiment, the following effects can be obtained.
(1) The wiring /
(2)吊下部13はバインド線(線材)よりなり、バンド支持部14は細長板状に形成されている。そして、バンド支持部14を回動させて通過姿勢S2にしたとき、バンド支持部14は、吊下部13が貫通孔Dcを貫通する方向に沿って長孔14bが延びる状態になり、吊下部13及びバンド支持部14は細長に延びるようになる。よって、吊下部13を貫通孔Dcに挿通するだけ、すなわち、配線・配管材用吊具10を下方に向けて移動させるだけで、貫通孔Dcに吊下部13及びバンド支持部14を通過させることができる。したがって、本実施形態の配線・配管材用吊具10は、特許文献2のように、装着孔にインサート用ケーブル支持具の係止部を通過させるためにインサート用ケーブル支持具全体を回動させる場合と異なり、デッキプレートDへの装着作業を容易に行うことができる。
(2) The suspended
(3)貫通孔Dcに通過姿勢S2のバンド支持部14を通過させた後、バンド支持部14を回動させて支持姿勢S1にすることができる。支持姿勢S1では、長孔14bが貫通孔Dcの径方向(横方向)へ延びているため、バンド支持部14に挿通された保持バンド15を、幅方向が横方向へ延びるようにバンド支持部14に支持させることができる。したがって、保持バンド15の内周面を排気管Pの外周面に面接触させて排気管Pを保持バンド15で保持することができ、排気管Pを安定した状態に吊り下げることができる。
(3) After passing the
(4)保持バンド15は帯状をなすため、排気管Pの外周面を保持バンド15で保持しても、排気管Pの断熱材Pbに対し保持バンド15の内周面が面接触し、保持バンド15が断熱材Pbに対し局所的に食い込むことがない。よって、配線・配管材用吊具10によって排気管PをデッキプレートDの下方に吊り下げることで、断熱材Pbの断熱性能が低下することを防止することができる。
(4) Since the holding
(5)バンド支持部14は、透孔14aにバインド線よりなる吊下部13を挿通することで、吊下部13の折り曲げ部13aに回動可能に支持されている。よって、吊下部13にバンド支持部14を支持させて一体化すると同時に、バンド支持部14を回動可能に支持することができる。よって、バンド支持部14が支持姿勢S1と通過姿勢S2の2姿勢を取り得る配線・配管材用吊具10を簡単に形成することができる。
(5) The
(6)係止部11の下面には、複数の突出部17が突設されるとともに、各突出部17には係止爪17aが形成されている。そして、係止爪17aは、デッキプレートDの下面に係止可能になっている。よって、配線・配管材用吊具10によって排気管Pを吊下げた後、排気管Pの位置を上方に変更するため、デッキプレートDの上方から吊下部13を引っ張ったり、吊下部13両端部を結束させたとき、係止爪17aのデッキプレートDに対する係止により、係止部11がデッキプレートDから上に外れてしまうことを防止することができる。
(6) A plurality of projecting
(7)吊下部13は両端部が係止部11より上方で結束されている。このため、係止部11がコンクリート層Cに埋設されると、吊下部13の結束部がほどけることが防止され、吊下部13が係止部11から外れてしまうことを防止することができる。
(7) Both ends of the suspending
(8)係止部11が凸条部Daの上面に係止された状態では、長孔14bが凹条部Dbの下面より下方に位置するように吊下部13の長さが設定されている。そして、支持姿勢S1にあるバンド支持部14に支持された保持バンド15は、凹条部Dbの下面より下方に位置する。よって、保持バンド15に排気管Pが保持された状態では、凹条部Dbの下面より下方で、排気管Pは、その軸方向が凹条部Dbの下面に沿って延びるように吊り下げられる。このため、保持バンド15の内周面を排気管Pの外周面に密接させ保持バンド15による排気管Pの保持を確実とするために保持バンド15によって排気管Pを締め付けたとき、その締め付けは凹条部Db下面より下方で行われることとなる。したがって、保持バンド15によって排気管Pを締め付けても、排気管Pが凹条部Dbの下面に当たることが防止され、さらには排気管Pが曲がってしまうことを防止することができる。
(8) In a state where the locking
(9)吊下部13は、手によって自在に折り曲げ可能なバインド線よりなる。このため、吊下部13を曲げることで、配線・配管材用吊具10によって吊り下げられた状態の排気管Pの向きを調節することができる。その結果として、排気管Pの配置調整を容易に行うことができ、さらには、排気管P同士の接続作業の際に、排気管Pの端部を容易に向き合わせることができ、接続作業を容易に行うことができる。
(9) The suspended
(第2の実施形態)
次に、本発明を具体化した第2の実施形態を図7にしたがって説明する。なお、以下の説明では、既に説明した実施形態と同一構成について同一符号を付すなどし、その重複する説明を省略又は簡略する。
(Second Embodiment)
Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIG. In the following description, the same reference numerals are given to the same configurations as those of the already described embodiments, and the overlapping description is omitted or simplified.
図7に示すように、配線・配管材用吊具40は、円板状をなす係止部41を有するとともに、係止部41の下面からは細長の四角板状をなす吊下部42が延設されている。係止部41は第1の実施形態の係止部11と同じ大きさに形成されるとともに、吊下部42は貫通孔Dcの直径Mより細く形成され、貫通孔Dcを貫通可能に形成されている。
As shown in FIG. 7, the wiring /
吊下部42の下部には、吊下部42の下端から上方に向けて延びるスリット43が、吊下部42を厚み方向に貫通するように形成されている。吊下部42の下側には、スリット43内を横切るように回動軸45が架設されている。この回動軸45にはバンド支持部44が回動可能に支持されている。バンド支持部44は、スリット43を通過可能な細長板状をなすとともに、第1の実施形態と同じ保持バンド(図示せず)を支持するための長孔44bが形成されている。バンド支持部44は、長孔44bの長さ方向に沿った長辺方向への長さが貫通孔Dcの直径Mより長く形成されている。また、バンド支持部44は、短辺方向への長さが貫通孔Dcの直径Mより短く形成されている。
A slit 43 extending upward from the lower end of the hanging
そして、バンド支持部44は、吊下部42が貫通孔Dcを貫通する方向に沿って長孔44bが延びる通過姿勢S2(図7の2点鎖線に示す)と、バンド支持部44に保持バンドを支持させるために長孔44bが貫通孔Dcの径方向に沿って延びる支持姿勢S1と、に変位可能に吊下部42に支持されている。
The
したがって、上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態に記載の(2)〜(4)の効果に加えて以下の効果を得ることができる。
(9)バンド支持部44を通過姿勢S2に位置させたとき、バンド支持部44の短辺方向が貫通孔Dcの径方向へ延び、このバンド支持部44における短辺方向への長さが貫通孔Dcの直径Mより短くなっている。このため、貫通孔Dcにバンド支持部44を通過させることができる。その結果、配線・配管材用吊具40を貫通孔Dcに向かうように下へ移動させるだけで、貫通孔Dcにバンド支持部44させることができる。
Therefore, according to the second embodiment, in addition to the effects (2) to (4) described in the first embodiment, the following effects can be obtained.
(9) When the
(10)吊下部42は細長の四角板状をなし、バンド支持部44は吊下部42に架設された回動軸45に支持されている。このため、バンド支持部44を安定した状態で回動させることができ、支持姿勢S1と通過姿勢S2を確実に取り得ることができる。
(10) The suspended
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図8に示す配線・配管材用吊具50としてもよい。配線・配管材用吊具50は、円板状をなす係止部51を有するとともに、係止部51の下面からはバインド線よりなる吊下部52が延設されている。吊下部52は、第1の実施形態の吊下部13のようにU字状に折り曲げられておらず、一本に延びるように形成されている。そして、吊下部52は、一端部(上端部)が係止部51の下面中央部に固着されるとともに、他端部(下端部)に、第1の実施形態のバンド支持部14と同じ構成をなすバンド支持部54が固着され、このバンド支持部54には長孔54bが形成されている。バンド支持部54は、吊下部52の他端部を屈曲させることで支持姿勢S1と通過姿勢S2を取り得るようになっている。
In addition, you may change this embodiment as follows.
O It is good also as the
○ 配線・配管材用吊具10,40,50は、デッキプレートDにおける凹条部Dbに装着されてもよい。
○ 配線・配管材用吊具10,40,50において、係止部11,41,51が凸条部Daの上面に係止された状態では、長孔14b,44b,54bが凹条部Dbの下面より上方に位置するように吊下部13,42,52の長さが設定されていてもよい。
The wiring /
In the wiring /
○ 配線・配管材用吊具10,50において、バンド支持部14,54の短辺方向への長さを貫通孔Dcの直径Mより短くしてもよい。そして、バンド支持部14,54を通過姿勢S2に変位させた際、バンド支持部14,54を撓み変形させずに貫通孔Dcを通過可能にしてもよい。
In the wiring /
○ バンド支持部14,44,54の長辺方向に沿った長さを、貫通孔Dcと同じにしてもよい。
○ 配線・配管材用吊具10,50において、吊下部13,52は、両端部が係止部11より下方で結束されていてもよい。
(Circle) You may make the length along the long side direction of the
In the wire /
○ 配線・配管材用吊具10,40,50によってデッキプレートDの下方に吊り下げるものを、配線としてのケーブルや、配管材としての電線管、吸気管、エアコン用ドレン管等に変更してもよい。
○ Change what is suspended below the deck plate D by the wiring /
○ 第1の実施形態において、突出部17及び係止爪17aは削除してもよい。
○ 貫通孔Dcは、四角孔状や六角孔状のように円孔以外の形状に形成されていてもよく、この場合、貫通孔Dcの最大長さは、四角孔や六角孔の対向する辺同士の長さになる。
(Circle) in 1st Embodiment, you may delete the
The through hole Dc may be formed in a shape other than a circular hole, such as a square hole shape or a hexagonal hole shape. In this case, the maximum length of the through hole Dc is the opposite side of the square hole or the hexagon hole. It becomes the length between each other.
D…デッキプレート、Da…凸条部、Db…凹条部、Dc…貫通孔、M…貫通孔の最大長さとしての直径、P…配管材としての排気管、S1…支持姿勢、S2…通過姿勢、10,40,50…配線・配管材用吊具、11,41,51…係止部、13,42,52…吊下部、14,44,54…バンド支持部、14b,44b,54b…長孔、15…保持バンド。 D: Deck plate, Da: Convex section, Db: Concave section, Dc: Through hole, M: Diameter as maximum length of the through hole, P: Exhaust pipe as piping material, S1: Support posture, S2: Passing posture, 10, 40, 50 ... Wiring / pipe material suspension, 11, 41, 51 ... Locking part, 13, 42, 52 ... Suspension part, 14, 44, 54 ... Band support part, 14b, 44b, 54b ... long hole, 15 ... holding band.
Claims (5)
前記デッキプレートの上下面を貫通して穿設された貫通孔の周りに位置する前記デッキプレートの上面に係止し、かつ前記貫通孔を上から閉鎖する係止部と、
該係止部から延設され前記貫通孔を貫通可能に形成された吊下部と、
前記配線・配管材を保持する帯状の保持バンドを支持するために該保持バンドが挿通される長孔が形成され前記吊下部の下部に支持されたバンド支持部と、を備え、
前記長孔の長さ方向に沿った前記バンド支持部の長さが、前記貫通孔の最大長さ以上に形成され、
前記バンド支持部が、前記吊下部が前記貫通孔を貫通する方向に沿って前記長孔が延びる通過姿勢と、前記バンド支持部に前記保持バンドを支持させるために前記長孔が前記貫通孔の径方向に沿って延びる支持姿勢と、に変位可能に前記吊下部に支持されている配線・配管材用吊具。 A wire / pipe material hanger installed on the deck plate to suspend the wire / pipe material below the deck plate,
A locking portion that locks to the upper surface of the deck plate that is positioned around a through hole that penetrates the upper and lower surfaces of the deck plate, and closes the through hole from above;
A suspended portion extending from the locking portion and formed so as to be able to penetrate the through hole;
In order to support a band-shaped holding band for holding the wiring / piping material, a long hole is formed through which the holding band is inserted, and a band support part supported at the lower part of the suspension part, and
The length of the band support portion along the length direction of the long hole is formed to be greater than or equal to the maximum length of the through hole,
The band support portion has a passing posture in which the elongated hole extends along a direction in which the suspended portion penetrates the through hole, and the elongated hole is formed in the through hole so that the band supporting portion supports the holding band. A wire / pipe material suspension that is supported by the suspension portion so as to be displaceable in a support posture extending along a radial direction.
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