JP4907874B2 - Wiring and piping material support - Google Patents
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Description
本発明は、線材を使用して配線や配管材を支持する配線・配管材の支持具に関する。 The present invention relates to a wiring / piping material support that supports wiring and piping material using a wire material.
従来、この種の技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1には、凹凸のある取付面や曲面からなる取付面等の非平坦面を有する取付面にも容易かつ円滑に取付けて強固に固定することができる配線・配管材支持具が開示されている。この配線・配管材支持具は、天井面等の取付面に当接する当接面を有する固定部と、固定部に設けられて配線や配管材を支持自在な支持部とを備える。固定部は、取付面の凹凸面や曲面等の非平坦面に対応して追従すべく、可撓溝を介して屈曲または湾曲自在である。また、支持部は、例えば、紐状素材、長尺状素材、線状素材乃至線材からなり、配線や配管材を結束して吊下支持するようになっている。
ここで、特許文献1に記載の技術には、線状素材からなる支持部についての詳細な説明はないが、従来、配線・配管材の支持具に使用される配線・配管材支持用の線状素材乃至バインド線は、1本の金属線材(芯線)の外周を軟質塩化ビニル樹脂等の軟質合成樹脂材料により被覆したものである。具体的には、最終製品としてのバインド線としては、1本の芯線の外周面を単純に均一厚さで樹脂被覆して、バインド線の断面を前記芯線に対応する単純な断面円形状とした円形被覆バインド線や、樹脂被覆時に、円形の樹脂被覆部分の両側に薄肉の帯状片を一体形成した帯状被覆バインド線がある。しかし、これらのバインド線を支持部乃至支持線材として使用した従来の配線・配管材の支持具では、円形被覆バインド線及び帯状被覆バインド線のいずれを使用した場合も、例えば、バインド線からなる支持線材によりケーブルを結束して吊下支持等するときに、前記ケーブルの軟質樹脂被覆の外周面に前記芯線部分が食い込む可能性がある。即ち、前記バインド線の芯線部分の1点が突起状となり、ケーブルの結束時の圧力が、その1点の突起部分でのみケーブルの被覆外周面に伝わり、その1点に圧力が集中して、突起部分乃至芯線部分がケーブルの被覆外周面に食い込む可能性がある。よって、ケーブル等の配線や配管材の外周面保護等のために、配線・配管材の支持具の特に支持線材についての改善が望まれる。一方、従来のバインド線からなる支持線材を使用した配線・配管材の支持具では、支持線材により配線・配管材を結束支持するときに、結束部分で互いに捩じり合わされた支持線材の一端側部分と他端側部分との外周面間に隙間が生じ、支持線材の一端側部分が他端側部分から抜けてしまい、結束が解除されてしまう可能性がある。よって、ケーブル等の配線や配管材の安定支持等のためにも、配線・配管材の支持具の特に支持線材についての改善が望まれる。
Here, the technology described in
そこで、本発明は、ケーブル等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる配線・配管材の支持具の提供を課題とする。 Then, this invention makes it a subject to provide the support tool of the wiring and piping material which can perform effectively the outer peripheral surface protection, stable support, etc. of wiring and piping materials, such as a cable.
請求項1に係る配線・配管材の支持具は、建物壁等の被取着体に取着される取着部と、前記取着部に取付けられ、前記被取着体に配線・配管材を吊下支持させるべく、前記取着部から延出される支持線材とを備える配線・配管材の支持具であって、前記支持線材は、屈曲自在な直状の金属線材を複数本並設した状態で、軟質合成樹脂材料により前記各金属線材の外周を被覆すると共に前記複数本の金属線材間を連結して一体化することにより、前記金属線材の並設方向に幅広となる帯状体として構成され、前記支持線材は、前記複数本の金属線材を間隔をおいて平行に並設した状態で前記軟質合成樹脂材料により被覆することにより前記帯状体として構成され、前記軟質合成樹脂材料の被覆は、前記各金属線材の外周を被覆する線材被覆部と、前記線材被覆部間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部とを有し、前記薄肉連結部は、前記支持線材の直径よりも小さい肉厚の薄肉状で、かつ、幅方向に一定肉厚の薄肉状とされて、隣合う前記金属線材間の間隔を縮めるよう変形した際、前記金属線材の塑性変形を維持するように湾曲または屈曲することにより、当該縮められた金属線材間の間隔を維持して前記帯状体の適宜箇所に幅狭部を形成可能であり、前記支持線材は、配線・配管材を結束支持すべく捻り合わせたとき、捻り合わされた部分で、前記薄肉連結部が幅方向に圧縮されると共に隣合う前記金属線材間の間隔を縮める方向の塑性変形の維持を許容して前記幅狭部の幅狭状態を維持し、かつ、前記金属線材の塑性変形力及び前記薄肉連結部の薄肉により、互いに捻り合された幅方向の一端側部分と他端側部分とが互いに密に接触することを許容する。
The wiring / piping material support according to
請求項2に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の構成において、前記支持線材を構成する前記帯状体の厚さ方向両側面のうちの少なくとも一方が平坦面で形成される。
Support of the wiring and piping material according to
請求項3に係る配線・配管材の支持具は、請求項1または2の構成において、前記支持線材が、2本の金属線材を並設している。 According to a third aspect of the present invention, there is provided the wiring / pipe material support according to the first or second aspect , wherein the support wire includes two metal wires arranged in parallel.
請求項4に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の構成において、前記支持線材が、前記金属線材を複数本並設した状態で、前記軟質合成樹脂材料による被覆を前記金属線材の並設方向に一定肉厚で形成し、厚さ方向両側面を平坦面とした一定肉厚の帯状体として構成される。 According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the wiring / piping material support according to the first aspect, wherein the support wire is coated with the soft synthetic resin material in a state where a plurality of the metal wires are arranged in parallel. It is formed as a strip-like body having a constant thickness in the juxtaposed direction and having a flat surface on both sides in the thickness direction.
請求項5に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の構成において、前記支持線材が、前記複数本の金属線材を間隔をおいて平行に並設した状態で前記軟質合成樹脂材料により被覆することにより前記帯状体として構成され、前記軟質合成樹脂材料の被覆は、前記各金属線材の外周を被覆する線材被覆部と、前記線材被覆部間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部とを有し、前記線材被覆部を厚さ方向一側にのみ突出させることにより、厚さ方向他側面を平坦面とした帯状体として構成される。
The wiring / pipe material support according to
請求項6に係る配線・配管材の支持具は、請求項1または5の構成において、前記被覆が、更に、前記薄肉連結部と同一の肉厚で、最も外側の前記線材被覆部より更に外側に延設して一体形成される一対の薄肉の帯状部を有する。
The wiring / piping material support according to
請求項7に係る配線・配管材の支持具は、請求項1乃至6のいずれかの構成において、前記帯状体としての支持線材が、前記軟質合成樹脂材料の帯状の被覆において、隣合う前記金属線材間の幅方向略中央に切断溝を形成し、前記切断溝部分で複数の幅狭な帯状体に分割可能である。
The wiring / piping material support according to
請求項1に係る配線・配管材の支持具は、ケーブル等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる。
The wiring / piping material support according to
また、請求項1に係る配線・配管材の支持具は、配線や配管材の支持時に、薄肉連結部により、支持線材を確実に結束して緩みを効果的に防止することができる。
Moreover, the wiring / piping material support according to
更に、請求項1に係る配線・配管材の支持具は、上記の効果に加え、薄肉連結部が、隣合う支持線材間の間隔を縮めるよう塑性変形した際、支持線材の塑性変形力により、当該縮められた支持線材間の間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲し、前記帯状体の適宜箇所に幅狭部が形成されるようになっている。
Furthermore, the wiring / pipe material support according to
請求項2に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の効果に加え、特に軟質表面を有する配線や配管材の支持時に、支持線材の平坦面を配線や配管材の表面に当接するよう結束することにより、支持線材が配線や配管材の表面に食い込むことをなくすことができる。
In addition to the effect of
請求項3に係る配線・配管材の支持具は、請求項1または2の効果に加え、最も少ない本数の金属線材で、ケーブル等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる。
In addition to the effect of
請求項4に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の効果に加え、特に軟質表面を有する配線や配管材の支持時に、支持線材のいずれの面を配線や配管材の表面に当接するよう結束した場合でも、支持線材が配線や配管材の表面に食い込むことをなくすことができる。
In addition to the effect of
請求項5に係る配線・配管材の支持具は、請求項1の効果に加え、配線や配管材の支持時に、薄肉連結部により、支持線材を確実に結束して緩みを効果的に防止することができる。また、請求項6に係る配線・配管材の支持具は、特に軟質表面を有する配線や配管材の支持時に、支持線材の平坦面を配線や配管材の表面に当接するよう結束することにより、支持線材が配線や配管材の表面に食い込むことをなくすことができる。
In addition to the effect of
請求項6に係る配線・配管材の支持具は、請求項1または5の効果に加え、配線や配管材の支持時に支持線材を捻り合わせて結束したときに、被覆の幅方向両端部に配置される一対の帯状部が、その絡み合い状態をより強化するため、被覆の薄肉連結部と帯状部とが協働して、配線や配管材の支持時に、支持線材を確実に結束して緩みを一層効果的に防止することができる。
In addition to the effect of
請求項7に係る配線・配管材の支持具は、請求項1乃至6のいずれかの効果に加え、例えば、現場施工時に、切断溝で分割して使用することができ、配線や配管材の結束作業を必要に応じて柔軟な態様で行うことができる。
In addition to the effect of any one of
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)を説明する。なお、各実施の形態を通じ、同一の部材、要素または部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention (hereinafter referred to as an embodiment) will be described. Throughout each embodiment, the same members, elements, or parts are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
実施の形態1
図1は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材の支持具を示す斜視図である。図2は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材の支持具を示す正面図である。図3は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材の支持具の取着部を示す平面図である。図4は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材の支持具の支持線材の一部を示す斜視図である。
FIG. 1 is a perspective view showing a wiring / piping material support according to
実施の形態1に係る配線・配管材の支持具は、図1〜図3に示すように、建物壁や天井等の被取着体の被取着面(壁面、天井面等)に取着される取着部10と、取着部10に取付けられ、被取着体に配線・配管材を支持させるべく、取着部10から延出される支持線材20とを備える。取着部10は、例えば、図1〜図3に示すような円盤状のものとすることができるが、これに限定されるものではなく、支持線材20を取付可能な限りにおいて、任意の構成とすることができる。図1〜図3に示す円盤状の取着部10は、例えば、鉄製であり、表面にメッキ処理を施したものであり、デッキプレート用に使用されるものである。また、取着部10の中央には、2個の短いスリット状の取付孔11が穿設されている。更に、取着部10の下面には、両面テープ12がその一側面(上面)を接着することで固着されている。一方、取着部10の上面には、一対の直線突起状のリブ13aが、前記取付孔11と平行な直径方向に延びるよう一体形成されている。また、取着部10の上面には、別の一対の直線突起状のリブ13bが、前記取付孔11と直交する直径方向、即ち、前記一対のリブ13aと直交する方向に延びるよう一体形成されている。そして、施工時には、デッキプレートの凹部乃至溝部の所定箇所に形成した透孔(下穴)に支持線材20を差し込んで挿通し、取付部10の下面の両面テープ12の他側面(下面)側の粘着面を被取着面としてのデッキプレートの上面に押圧して接着することにより、取着部10を介して配線・配管材の支持具を被取着体としてのデッキプレートに取着できるようになっている。このとき、前記リブ13aの延設方向を配線・配管材の配線・配管方向に一致させることにより、支持線材20の幅方向を配線・配管方向と容易に一致させることができるようになっている。なお、この後、デッキプレートにはコンクリートが打設されてスラブが形成される。このとき、配線・配管材支持具は、このスラブ(デッキプレート)下面から下方に延出する支持線材20を使用して、所定の配線や配管材を結束固定して支持するようになっている。また、このとき、上記のように、支持線材20の幅方向を配線・配管方向と一致させることができるため、支持線材20により配線・配管材を円滑に支持することができる。
As shown in FIGS. 1 to 3, the wiring / pipe material support according to
図4に示すように、配線・配管材の支持具の支持線材20は、屈曲自在な直状の金属線材21を複数本並設した状態で、軟質合成樹脂材料により各金属線材21の外周を被覆すると共に複数本の金属線材21間を連結して一体化することにより、金属線材21の並設方向に幅広となる帯状体として構成される。詳細には、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具の支持線材20は、2本の金属線材21を間隔をおいて互いに平行に並設した状態で、軟質合成樹脂材料による被覆22を金属線材21の並設方向に一定肉厚で形成し、厚さ方向両側面を平坦面とした一定肉厚の帯状体として構成される。なお、被覆22の肉厚は、金属線材21の直径より若干大きい程度で、例えば、約0.5未満または約1mm未満と極薄である。ここで、金属線材21は、例えば、電気用軟銅線等の銅線、鉄線等により任意の位置で屈曲または湾曲自在な直状に形成したものであり、帯状体である支持線材20の被覆22の全長にわたって、被覆22の長さ方向に延びるよう埋設される。なお、金属線材21の直径は、例えば、1mm以下とすることができる。そして、支持線材20を任意の位置で湾曲または屈曲すると、金属線材21がその位置で湾曲または屈曲し、支持線材20をその位置で湾曲または屈曲状態に保持するようになっている。また、被覆22を形成する軟質合成樹脂材料は、例えば、軟質PVC(ポリ塩化ビニル)樹脂材料、軟質PE(ポリエチレン)樹脂材料等とすることができる。ここで、支持線材20は、一端を取着部10の一方の取付孔11から挿通して折り返し、他方の取付孔11に挿通することにより、取着部10に取付けるようになっている。なお、支持線材20の全長は、例えば、約40cmとし、取着部10に取付けて折り返した状態で、全長約20cmとなるようにすることもできる。
As shown in FIG. 4, the
図5は本発明の実施の形態1に係る配線・配管材の支持具の支持線材によりケーブルを結束支持したときのケーブル外周面に対する支持線材の当接状態を従来例と比較して示す説明図である。
実施の形態1に係る配線・配管材の支持具は、両面テープ12により取着部10を被取着体に取着し、被取着体の配線経路または配管経路に沿って配設した配線または配管材を、支持線材20により結束して支持する。例えば、図5に示すように、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具により軟質樹脂を被覆したケーブルCを結束支持する場合、支持線材20をケーブルCの被覆外周面に巻き付けて結束することにより、支持線材20を介してケーブルCを吊下支持等し、所定位置に保持することができる。このとき、支持線材20は、厚さ方向両側面が平坦面であるため、いずれの側面をケーブルCの軟質樹脂被覆の外周面(表面)に巻き付けた場合でも、平坦面でケーブルCの軟質樹脂被覆の表面に面状に当接することになる。一方、従来例について対比説明すると、従来の円形被覆バインド線1の場合、バインド線1の芯線2部分の1点の被覆部分が突起状の突起部3となり、ケーブルCの結束時の圧力が、その1点の突起部3でのみケーブルCの被覆外周面に伝わり、その1点に圧力が集中して、突起部3がケーブルCの被覆外周面に食い込む可能性がある。また、従来の帯状被覆バインド線5の場合も、同様に、バインド線5の芯線6部分の1点の被覆部分が突起状の突起部7となり、ケーブルCの結束時の圧力が、その1点の突起部7でのみケーブルCの被覆外周面に伝わり、その1点に圧力が集中して、突起部7がケーブルCの被覆外周面に食い込む可能性がある。これに対し、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具では、支持線材20に突起部は存在せず、支持線材20は必ず平坦面でケーブルCの被覆外周面に面的に当接するため、かかる不具合が発生する可能性はない。
FIG. 5 is an explanatory view showing a contact state of the support wire against the outer peripheral surface of the cable when the cable is bundled and supported by the support wire of the wiring / pipe material support according to
The wiring / pipe material support according to the first embodiment has a double-
なお、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具は、支持線材20をケーブルCの被覆外周面に巻き付けた後、支持線材20の一端側部分と他端側部分とを互いに捩じり合わせて解けないよう結合することにより、支持線材20を介してケーブルCを結束支持する。このように、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具は、ケーブルC等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる。
In the wiring / pipe material support according to the first embodiment, after the
実施の形態2
図6は本発明の実施の形態2に係る配線・配管材の支持具による配線・配管材の支持状態を示す斜視図である。
実施の形態2に係る配線・配管材の支持具は、図6に示すように、取着部50の構成において実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と異なる。具体的には、実施の形態2に係る配線・配管材の支持具の取着部50は、矩形平板状をなし、その下面中央に、支持線材20取付用の取付部55を一体形成している。取付部55は、取着部50の下面との間に支持線材20を挿通するための挿通孔を形成するよう、略U字状等の形状に形成されている。即ち、実施の形態2は、本発明に係る配線・配管材の支持具が、支持線材20を有するタイプのものである限りにおいて、任意の構成の取着部を有するものとして具体化できることを示すためのものである。実施の形態2に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1と同様、取着部50の上面をホットメルト接着剤や両面テープ等により、例えば、二重天井を吊る前の先行配線・配管時において、天井面等の被取着面に接着して固定し、支持線材20により配管材P等を吊下等して支持するようになっている。
FIG. 6 is a perspective view showing a state in which the wiring / piping material is supported by the wiring / piping material support according to
As shown in FIG. 6, the wiring / piping material support according to the second embodiment is different from the wiring / piping material support according to the first embodiment in the configuration of the
実施の形態3
図7は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材の一部を示す斜視図である。
実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、図7及び図8に示すように、支持線材120の構成において実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と異なる。具体的には、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材120は、実施の形態1と同様、前記金属線材21を並設した状態で、軟質合成樹脂材料により各金属線材21の外周を被覆すると共に複数本の金属線材21間を連結して一体化することにより、金属線材21の並設方向に幅広となる帯状体として構成される。一方、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材120は、2本の金属線材21を互いに平行に並設した状態で、軟質合成樹脂材料による被覆122中に埋設して配置している。詳細には、軟質合成樹脂材料の被覆122は、実施の形態1と同様の軟質合成樹脂材料からなり、各金属線材21の外周を被覆する線材被覆部122aと、線材被覆部122a間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部122bとを有している。線材被覆部122aは、金属線材21の断面形状に対応して、帯状体からなる支持線材120の厚さ方向両側面から、それぞれ、極小の略半円形状に突出している。また、薄肉連結部122bは、前記線材被覆部122aの直径より小さい肉厚の薄肉状となっており、金属線材21の直径よりも小さい肉厚の薄肉状とされている。なお、被覆122の線材被覆部122aの肉厚は、金属線材21の直径より若干大きい程度で、例えば、約0.5未満または約1mm未満と極薄である。これに対応して、被覆122の薄肉連結部122bの肉厚は、例えば、約0.1〜0.5mmと薄肉である。そして、薄肉連結部122bは、隣合う金属線材21間の間隔を縮めるよう塑性変形した際、金属線材21の塑性変形力により、当該縮められた金属線材21間の間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲し、前記帯状体の適宜箇所に幅狭部が形成されるようになっている。
FIG. 7 is a perspective view showing a part of the support wire of the wiring / pipe material support according to
As shown in FIGS. 7 and 8, the wiring / piping material support according to the third embodiment is different from the wiring / piping material support according to the first embodiment in the configuration of the
図8は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材の使用時の状態を示し、(a)は支持線材によりケーブルを結束支持したときのケーブル外周面に対する支持線材の当接状態を従来例と比較して示す説明図、(b)は支持線材を薄肉連結部で屈曲した状態を示す端面図、(c)は支持線材の薄肉連結部を幅狭となるよう湾曲または屈曲した状態を示す平面図である。
実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1と同様にして被取着体に取着され、配線または配管材を支持線材120により結束して支持する。例えば、図8(a)に示すように、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具により軟質樹脂を被覆したケーブルCを結束支持する場合、支持線材120をケーブルCの被覆外周面に巻き付けて結束することにより、支持線材120を介してケーブルCを吊下支持等し、所定位置に保持することができる。このとき、支持線材120は、幅方向両端に線材被覆部122aからなる突起部分を有し、それら2点の線材被覆部122a部分でケーブルCの軟質樹脂被覆の表面に線状に当接する。したがって、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1の対比説明で述べた従来例におけるような不具合が発生する可能性を大幅に低減することができる。なお、図8(b)に示すように、薄肉連結部122bは、上記のように、容易に屈曲可能である。よって、図8(c)に示すように、隣合う金属線材21が間隔を縮めるよう塑性変形した際、薄肉連結部122bは、金属線材21の塑性変形力により容易に湾曲または屈曲し、前記帯状体の適宜箇所に幅狭部Wが形成される。具体的には、支持線材120は、被覆122のうち、金属線材21間の部分を、金属線材21の直径より薄肉の帯状の薄肉連結部122bとしている。よって、ケーブルC等を結束支持すべく捻り合わされたときに、支持線材120では、捻り合わされた部分で、薄肉連結部122bが幅方向に圧縮され、隣合う金属線材21間の間隔を縮める方向の変形を許容する。即ち、このとき、薄肉連結部122bが、金属線材21の塑性変形を妨げることなく維持するように容易に湾曲または屈曲することにより、金属線材21の塑性変形力により、当該縮められた金属線材21間の間隔が維持され、前記帯状体である支持線材120の適宜箇所に幅狭部が形成され、その幅狭状態が維持される。したがって、支持線材120では、互いに捻り合された支持線材120の一端側部分と他端側部分とが互いに密に接触することになり、それらの間に生じる隙間を実質的になくすことができる。その結果、支持線材120の一端側部分が他端側部分から抜けてしまい、結束が解除されてしまうといった不具合を効果的に防止することができる。
FIG. 8 shows a state in use of the support wire of the wiring / pipe material support according to
The wiring / piping material support according to the third embodiment is attached to the adherend in the same manner as in the first embodiment, and the wiring or the piping material is bound and supported by the
図9は本発明の実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材による結束状態を従来例と比較して示す説明図であり、(a)は従来例に係る配線・配管材の支持具の支持線材による結束状態、(b)は実施の形態3に係る配線・配管材の支持具の支持線材による結束状態をそれぞれ示す。
実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、支持線材120をケーブルCの被覆外周面に巻き付けた後、支持線材120の一端側部分と他端側部分とを互いに捩じり合わせて解けないよう結合することにより、支持線材120を介してケーブルCを結束支持する。このとき、図9(a)に示すように、従来例の円形被覆バインド線1または帯状被覆バインド線5の場合、バインド線1またはバインド線5からなる支持線材により配線・配管材を結束支持するときに、結束部分で互いに捩じり合わされた支持線材の一端側部分と他端側部分との外周面間に隙間が生じ、支持線材の一端側部分が他端側部分から抜けてしまい、結束が解除されてしまう可能性がある。これに対し、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具では、支持線材120は、被覆122のうち、金属線材21間の部分を、非常に薄肉の薄肉連結部122bとしている。よって、このとき、支持線材120では、図9(b)に示すように、捻り合わされた部分で、薄肉連結部122bが幅方向に圧縮される。即ち、上記のように、隣合う金属線材21が間隔を縮めるよう変形すると共に、薄肉連結部122bが、当該縮められた間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲することにより、帯状体である支持線材120の適宜箇所に幅狭部が形成され、金属線材21の塑性変形力によりその幅狭状態が維持される。したがって、支持線材120では、互いに捻り合された支持線材120の一端側部分と他端側部分とが絞られて互いに密に接触することになり、それらの間に生じる隙間を実質的になくし、非常に緩みにくい構成とすることができる。その結果、支持線材120の一端側部分が他端側部分から抜けてしまい、結束が解除されてしまうといった不具合を非常に効果的に防止することができる。また、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と比較して、支持線材120における金属線材21間の被覆122部分が、より薄肉の薄肉連結部122bとなっているため、より安定して支持線材120による配線や配管材の結束支持を行うことができる。上記のように、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具は、ケーブルC等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる。
FIG. 9 is an explanatory view showing a bundling state of a support for a wiring / pipe material support according to
In the wiring / piping material support according to
実施の形態4
図10は本発明の実施の形態4に係る配線・配管材の支持具の支持線材によりケーブルを結束支持したときのケーブル外周面に対する支持線材の当接状態を従来例と比較して示す説明図である。
実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、図10に示すように、支持線材220の構成において実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と異なる。具体的には、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具の支持線材220は、実施の形態1と同様、前記金属線材21を並設した状態で、軟質合成樹脂材料により各金属線材21の外周を被覆すると共に複数本の金属線材21間を連結して一体化することにより、金属線材21の並設方向に幅広となる帯状体として構成される。一方、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具の支持線材220は、2本の金属線材21を互いに平行に並設した状態で、軟質合成樹脂材料による被覆222中に埋設して配置している。詳細には、軟質合成樹脂材料の被覆222は、実施の形態1と同様の軟質合成樹脂材料からなり、各金属線材21の外周を被覆する線材被覆部222aと、線材被覆部222a間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部222bとを有している。また、被覆222の線材被覆部222aは、支持線材220としての帯状体の厚さ方向一側面側にのみ極小の断面略半円形状に突出し、被覆222の厚さ方向他側面は平坦面となっている。即ち、実施の形態4の支持線材220は、線材被覆部222aを厚さ方向一側にのみ突出させることにより、厚さ方向他側面を平坦面とした帯状体として構成される。更に、薄肉連結部222bは、前記線材被覆部222aの直径より小さい肉厚の薄肉状となっており、金属線材21の直径よりも小さい肉厚の薄肉状とされている。そして、薄肉連結部222bは、実施の形態3におけると同様、隣合う金属線材21間の間隔を縮めるよう塑性変形した際、金属線材21の塑性変形力により、当該縮められた金属線材21間の間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲し、前記帯状体の適宜箇所に幅狭部が形成されるようになっている。
Embodiment 4
FIG. 10 is an explanatory view showing the contact state of the support wire against the outer peripheral surface of the cable when the cable is bundled and supported by the support wire of the wiring / pipe material support according to Embodiment 4 of the present invention, compared with the conventional example. It is.
As shown in FIG. 10, the wiring / piping material support according to the fourth embodiment is different from the wiring / piping material support according to the first embodiment in the configuration of the supporting
実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1と同様にして被取着体に取着され、配線または配管材を支持線材220により結束して支持する。例えば、図10に示すように、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具により軟質樹脂を被覆したケーブルCを結束支持する場合、支持線材220をケーブルCの被覆外周面に巻き付けて結束することにより、支持線材220を介してケーブルCを吊下支持等し、所定位置に保持することができる。このとき、支持線材220は、幅方向両端の厚さ方向一側面に、線材被覆部222aからなる突起部分を有するものの、厚さ方向他側面は平坦面としている。よって、被覆222の平坦面側をケーブルCの軟質樹脂被覆に巻き付けて結束することにより、支持線材220がその平坦面でケーブルCの表面に面状に当接することになる。したがって、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1と同様、従来例におけるような不具合が発生する可能性を完全になくすことができる。
The wiring / piping material support according to the fourth embodiment is attached to the adherend in the same manner as in the first embodiment, and the wiring or the piping material is bound and supported by the supporting
更に、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、支持線材220をケーブルCの被覆外周面に巻き付けた後、支持線材220の一端側部分と他端側部分とを互いに捩じり合わせて解けないよう結合することにより、支持線材220を介してケーブルCを結束支持する。このとき、実施の形態3と同様、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具では、支持線材220は、被覆222のうち、金属線材21間の部分を、非常に薄肉の薄肉連結部122bとしている。よって、このとき、支持線材220では、捻り合わされた部分で、薄肉連結部222bが幅方向に圧縮され、隣合う金属線材21が間隔を縮めるよう変形すると共に、薄肉連結部222bが当該縮められた間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲する。これにより、帯状体である支持線材220の適宜箇所に幅狭部が形成され、その幅狭状態が維持される。したがって、支持線材220では、互いに捻り合された支持線材220の一端側部分と他端側部分とが絞られて互いに密に接触することになり、それらの間に生じる隙間を実質的になくし、非常に緩みにくい構成とすることができる。その結果、支持線材220の一端側部分が他端側部分から抜けてしまい、結束が解除されてしまうといった不具合を非常に効果的に防止することができる。また、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態3と同様、実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と比較しても、支持線材120における金属線材21間の被覆222部分が、より薄肉の薄肉連結部222bとなっているため、より安定して支持線材220による配線や配管材の結束支持を行うことができる。上記のように、実施の形態4に係る配線・配管材の支持具は、ケーブルC等の配線・配管材の外周面保護や安定支持等を効果的に行うことができる。
Furthermore, in the wiring / pipe material support according to the fourth embodiment, after the
実施の形態5
図11は本発明の実施の形態5に係る配線・配管材の支持具の支持線材を示す端面図である。
実施の形態5に係る配線・配管材の支持具は、図11に示すように、支持線材320の構成において実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と異なる。具体的には、支持線材320は、実施の形態3の支持線材120の被覆122の幅方向両端から、更に、薄肉の帯状部322cを延設した構成を有している。具体的には、実施の形態5では、支持線材320の被覆322は、実施の形態3の支持線材120の被覆122と同様、金属線材21を被覆する2つの線材被覆部122a間を薄肉連結部122bにより連結している。一方、実施の形態5では、支持線材320の被覆322は、前記線材被覆部122aよりも外側に、それぞれ、薄肉連結部122bより幅狭で薄肉連結部122bと同一肉厚の薄肉の帯状部322cを一体形成している。即ち、実施の形態3では、2本の金属線材21は、被覆122の幅方向両端に配置されるのに対し、実施の形態5では、金属線材21は、被覆322の幅方向両端より所定距離内側に配置される。
FIG. 11 is an end view showing a support wire of a wiring / pipe material support according to
The wiring / piping material support according to the fifth embodiment is different from the wiring / piping material support according to the first embodiment in the configuration of the
上記のように構成した実施の形態5に係る配線・配管材の支持具も、実施の形態3に係る配線・配管材の支持具と同様に使用することができ、同様の作用及び効果を発揮する。 The wiring / piping material support according to the fifth embodiment configured as described above can be used in the same manner as the wiring / piping material support according to the third embodiment, and exhibits the same operations and effects. To do.
実施の形態6
図12は本発明の実施の形態6に係る配線・配管材の支持具の支持線材を示す端面図である。
実施の形態6に係る配線・配管材の支持具は、図12に示すように、支持線材320の構成において実施の形態1に係る配線・配管材の支持具と異なる。具体的には、実施の形態6に係る配線・配管材の支持具の支持線材420は、実施の形態1と同様、前記金属線材21を並設した状態で、軟質合成樹脂材料により各金属線材21の外周を被覆すると共に複数本の金属線材21間を連結して一体化することにより、金属線材21の並設方向に幅広となる帯状体として構成される。一方、実施の形態6に係る配線・配管材の支持具の支持線材420は、2本の金属線材21を互いに平行に並設した状態で、軟質合成樹脂材料による被覆422中に埋設して配置している。詳細には、軟質合成樹脂材料の被覆422は、実施の形態1と同様の軟質合成樹脂材料からなり、各金属線材21の外周を被覆する線材被覆部422aと、線材被覆部422a間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部422bとを有している。また、被覆422は、実施の形態5と同様、2つの線材被覆部422aよりも外側に、それぞれ、前記薄肉連結部422bより幅狭で薄肉連結部422bと同一肉厚の帯状部422cを一体形成している。更に、線材被覆部422aは、金属線材21の断面形状に対応して、帯状体からなる支持線材420の厚さ方向両側面から、それぞれ、極小の略半円形状に突出している。また、薄肉連結部422bは、前記線材被覆部422aの直径より小さい肉厚の薄肉状となっており、金属線材21の直径よりも小さい肉厚の薄肉状とすることも可能である。そして、薄肉連結部422bは、隣合う金属線材21をその間隔を縮めるよう塑性変形した際、上記実施の形態3の薄肉連結部122bと同様、当該縮められた間隔を維持するように容易に湾曲または屈曲するため、前記帯状体の適宜箇所に幅狭部が形成されるようになっている。加えて、実施の形態6では、帯状体としての支持線材420は、軟質合成樹脂材料の帯状の被覆422において、隣合う金属線材21間の幅方向略中央に、長さ方向に延びる切断溝423を形成し、切断溝423部分で複数の幅狭な帯状体に容易に分割可能となっている。切断溝423は、例えば、被覆422の厚さ方向一側面または両側面にノッチ状または断面略三角形状等の凹溝を形成して構成することができるが、被覆422を切断して分割可能な限りにおいて、任意の構成とすることができる。なお、かかる切断溝423は、実施の形態1〜5に係る配線・配管材支持具の支持線材20,120,220,320の被覆122,222,322に設け、支持線材20,120,220,320を必要に応じて金属線材21間で容易に切断自在とすることもできる。或いは、実施の形態3〜5に係る配線・配管材支持具では、支持線材120,220,320の被覆122,222,322の薄肉連結部122b,222bは非常に薄肉であるため、特に切断溝423を設けなくても、必要に応じて金属線材21乃至線材被覆部122a,222a間で薄肉連結部122b,222bを切断または裂断して、支持線材120,220,320を分割することが可能である。
FIG. 12 is an end view showing a support wire of a wiring / pipe material support according to
As shown in FIG. 12, the wiring / piping material support according to the sixth embodiment is different from the wiring / piping material support according to the first embodiment in the configuration of the
実施の形態6に係る配線・配管材の支持具は、実施の形態1〜4に係る配線・配管材の支持具と同様にして使用され、同様の作用及び効果を発揮する。加えて、実施の形態6に係る配線・配管材の支持具は、例えば、現場施工時に、切断溝423で2つに分割して使用することができ、配線や配管材の結束作業を必要に応じて柔軟な態様で行うことができる。
The wiring / piping material support according to the sixth embodiment is used in the same manner as the wiring / piping material support according to the first to fourth embodiments, and exhibits the same functions and effects. In addition, the wiring / pipe material support according to the sixth embodiment can be used by dividing it into two at the cutting
ところで、本発明に係る配線・配管材の支持具では、支持線材は、3本以上の金属線材を並設して軟質合成樹脂材料の被覆中に埋設することもできる。この場合、実施の形態6のように支持線材の被覆に切断溝を設ける場合、隣合う金属線材間の中央に切断溝を設けることが好ましい。 By the way, in the wiring / pipe material support according to the present invention, the support wire can be embedded in the coating of the soft synthetic resin material by arranging three or more metal wires in parallel. In this case, when the cutting groove is provided in the covering of the support wire as in the sixth embodiment, it is preferable to provide the cutting groove at the center between the adjacent metal wires.
また、本発明に係る配線・配管材の支持具では、取着部は任意の構成とすることができるが、実施の形態1のデッキプレート用取着部のように、厚さ方向に穿設した取付孔に支持線材を挿通して取付ける場合、本発明の支持線材は、上記各実施の形態で述べたように帯状体として構成されるため、取付孔への挿通作業を効率よく行うことができると共に、取付後の取着部に対する取付状態の安定性を向上することができる。 Moreover, in the wiring / piping material support according to the present invention, the attachment portion can be of any configuration, but as in the deck plate attachment portion of the first embodiment, it is drilled in the thickness direction. When the supporting wire is inserted into the mounting hole and attached, the supporting wire of the present invention is configured as a belt-like body as described in the above embodiments, so that the insertion work into the mounting hole can be efficiently performed. In addition, the stability of the attachment state with respect to the attachment portion after attachment can be improved.
10:取着部、20:支持線材、21:金属線材、22:被覆
120:支持線材、122:被覆、122a:線材被覆部、122b:薄肉連結部
220:支持線材、222:被覆、222a:線材被覆部、222b:薄肉連結部
320:支持線材、322:被覆
420:支持線材、422:被覆、422a:線材被覆部、422b:薄肉連結部
423:切断溝、W:幅狭部
10: attachment part, 20: support wire, 21: metal wire, 22: coating 120: support wire, 122: coating, 122a: wire coating part, 122b: thin connection part 220: support wire, 222: coating, 222a:
Claims (7)
前記支持線材は、屈曲自在な直状の金属線材を複数本並設した状態で、軟質合成樹脂材料により前記各金属線材の外周を被覆すると共に前記複数本の金属線材間を連結して一体化することにより、前記金属線材の並設方向に幅広となる帯状体として構成され、
前記支持線材は、前記複数本の金属線材を間隔をおいて平行に並設した状態で前記軟質合成樹脂材料により被覆することにより前記帯状体として構成され、前記軟質合成樹脂材料の被覆は、前記各金属線材の外周を被覆する線材被覆部と、前記線材被覆部間を連結する薄肉に形成された帯状の薄肉連結部とを有し、
前記薄肉連結部は、前記支持線材の直径よりも小さい肉厚の薄肉状で、かつ、幅方向に一定肉厚の薄肉状とされて、隣合う前記金属線材間の間隔を縮めるよう変形した際、前記金属線材の塑性変形を維持するように湾曲または屈曲することにより、当該縮められた金属線材間の間隔を維持して前記帯状体の適宜箇所に幅狭部を形成可能であり、
前記支持線材は、配線・配管材を結束支持すべく捻り合わせたとき、捻り合わされた部分で、前記薄肉連結部が幅方向に圧縮されると共に隣合う前記金属線材間の間隔を縮める方向の塑性変形の維持を許容して前記幅狭部の幅狭状態を維持し、かつ、前記金属線材の塑性変形力及び前記薄肉連結部の薄肉により、互いに捻り合された幅方向の一端側部分と他端側部分とが互いに密に接触することを許容することを特徴とする配線・配管材の支持具。 An attachment part attached to an adherend such as a building wall, and attached to the attachment part, and extends from the attachment part so that wiring and piping materials are suspended and supported by the adherend. A wire / pipe material support comprising a support wire,
The support wire is formed by covering a plurality of metal wire rods with a soft synthetic resin material and connecting the plurality of metal wire rods in a state in which a plurality of bendable straight metal wire wires are arranged side by side. By being configured as a band-like body that becomes wide in the parallel arrangement direction of the metal wire,
The supporting wire is configured as the band-shaped body by covering the plurality of metal wires with the soft synthetic resin material in a state of being arranged in parallel at intervals, and the covering of the soft synthetic resin material is performed as described above. A wire covering portion covering the outer periphery of each metal wire, and a strip-shaped thin connecting portion formed thinly to connect between the wire covering portions,
The thin-walled connecting portion is a thin-walled shape having a thickness smaller than the diameter of the support wire and a thin-walled shape having a constant thickness in the width direction, and is deformed so as to reduce the interval between the adjacent metal wires. By bending or bending so as to maintain the plastic deformation of the metal wire, it is possible to form a narrow portion at an appropriate location of the band-like body while maintaining the interval between the contracted metal wires,
When the support wire is twisted so as to bind and support the wiring / piping material, the thin connecting portion is compressed in the width direction at the twisted portion, and the plasticity in the direction of reducing the interval between the adjacent metal wires. Allowing the maintenance of the deformation to maintain the narrow state of the narrow portion, and one end side portion in the width direction twisted together by the plastic deformation force of the metal wire and the thin wall of the thin connecting portion and the other A support for wiring / piping material, wherein the end side portion is allowed to be in close contact with each other.
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