JP5280528B2 - 周波数割当装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、周波数割当装置およびプログラムに関する。
本願は、2009年5月27日に、日本に出願された特願2009−127644号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
近年、第3世代(3G)セルラシステムの後継システムとして、LTE(Long Term Evolution:正式名称は、Evolved Universal Terrestrial Radio Access(E−UTRA))やUMB(Ultra Mobile Broadband)という、次世代のセルラシステム(3.9Gセルラシステムとも称される)、および3.9Gセルラシステムの進化系である、IMT−Advancedシステム(4Gセルラシステムとも称される)に関する標準規格の検討が、3GPP(3rd Generation Partnership Project)、3GPP2(3rd Generation Partnership Project 2)、およびIEEE802.16等の標準化団体で進められている。
LTE、UMB、WiMAXなどのシステム、および、現在、4Gセルラシステム向けに検討されているLTE−AdvancedやIEEE802.16mでは、多元接続方式としてOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)が使用される。
OFDMAを使用する無線システム(以下、「OFDMAシステム」という)では、複数の移動局(ユーザ端末)に帯域内の各サブキャリアを割り当てることができる。また、OFDMAシステムでは、各サブキャリアを割り当てる移動局は時間軸方向に変更することができる。即ち、OFDMAシステムでは、無線リソースを周波数軸および時間軸の2次元で管理するため、無線リソースを柔軟に割り当てることができる。
一般に、セルラシステムでは、周波数利用効率を高めるため、同一周波数帯が複数のセル(以降、“セル”には“セクタ”が含まれる)で再利用される。セルラシステムで利用可能な全周波数帯域を全セルで再利用する手法を“1セル繰り返し”と称する。CDMA(Code Division Multiple Access)を使用する3Gセルラシステムなどでは、同一周波数帯域を隣接セルで共用しても、Codeによる通信チャネルの分離が可能である。しかし、FDMAやOFDMAでは、隣接セルで同一周波数帯域を共用すると、干渉が起き、通信品質劣化の要因となる。特に、セル端領域(セルエッジ領域)の移動局は、基地局との伝搬距離が長いため、信号電力レベルが低く、且つ、隣接セルの干渉電力量が高いため、通信品質が劣化しやすく、スループットの低下を招きやすい。
上記問題を回避すべく、例えば、フラクショナル周波数再利用(FFR: Fractional Frequency Reuse)と称する技術が検討されている(非特許文献1乃至4参照)。当該技術は、セル端領域用の周波数帯域とセル中心領域用の周波数帯域を分離するとともに、セル端領域用の周波数帯域については、さらに“3セル繰り返し”と称する周波数再利用技術を適用している。図4Aおよび図4Bは、FFRの例を示す。図4Aおよび図4Bに示すFFRの例では、各セクタのセル端領域に周波数軸上で異なる(直交する)周波数帯F1、F2およびF3が割り当てられ、セル中心領域に共通の周波数帯が割り当てられる。例えば、図4Aに示された例では、セル端領域に割り当てられた周波数帯F1、F2およびF3とは異なる周波数帯F4がセル中心領域に割り当てられる。すなわち、この例では、セル端領域が“3セル繰り返し”、セル中心領域が“1セル繰り返し”である。また、図4Bに示された例では、セル端領域に割り当てられた周波数帯F1、F2およびF3がセル中心領域にも再利用される(割り当てられる)が、自セルのセル端領域に割り当てられた周波数帯と異なる周波数帯がセル中心領域に割り当てられる。例えば、セル端領域に周波数帯F1が割り当てられたセクタのセル中心領域には、周波数帯F1と異なる周波数帯F2およびF3が割り当てられる。
また、FFR技術をIEEE802.16eシステムに適用するときの具体例も提案されている(例えば、特許文献1参照)。IEEE802.16eシステムでは、IDcellと称されるサブチャネルの構成法(サブチャネルとサブキャリアとの対応関係)がある。IEEE802.16eシステムでは、セル毎にIDcellを設定する。IDcellが同一である場合、サブチャネルの構成法は同一であるため、サブチャネルをさらに周波数軸方向又は時間軸方向に分割した無線リソースは互いに直交関係となる。しかし、IDcellが同一でない場合、サブチャネルの構成法が異なるため、完全には直交関係にならない。特許文献1は、直交関係にある無線リソースをセル端領域に適用し、完全には直交関係にならない準直交状態の無線リソースをセル中心領域に適用する技術を提案する。
上述の様に、非特許文献1乃至4および特許文献1などに示すFFR技術は、隣接セルにおいてセル端領域に割り当てられた周波数チャネル以外の周波数チャネルを自セルのセル端領域に割り当てるようにしている。このため、干渉量を軽減させるという効果を得ることができる。
非特許文献5には、FFRに適用可能と思われる制御情報が定義されている。例えば、以下(1)および(2)に示す、LTEシステムにおける基地局間インタフェースの制御情報が定義されている。なお、特許文献2では、非特許文献5において定義されている制御情報のうち、干渉量の大小を示すOI(後述)と称される情報を使用し、上りリンク(UL:Up-Link)でのリファレンス信号や制御チャネルを対象にした電力制御手法を提案している。
(1)下りリンク(DL:Down-Link)に関する制御情報RNTP(Relative Narrowband Tx Power):使用可能な送信電力の大小を示す2値変数。隣接セルに通知される。RNTPは、例えば、各RBに係る送信電力が閾値超であるときは値「1」、閾値未満であるときは値「0」となる(非特許文献5参照)。
(2)上りリンク(UL:Up-Link)に関する制御情報
(2)−1. HII(High Interference Indication):干渉の発生有無を示す2値変数。隣接セルに通知される。例えば、HIIは、各RBに大きな干渉が発生するときは値「1」、発生しないときは値「0」となる(非特許文献5)。
(2)−2. OI(Overload Indication):RB毎に、「high interference, medium interference, low interference」という情報を隣接セルに通知する。
図5は、OFDMAシステムにおける無線リソースの概念を示している。非特許文献6では、180kHzの帯域幅である1サブキャリアと、1ミリ秒の時間である1サブフレーム(Sub-frame)とから規定される無線リソースをリソースブロック(RB)と称する。非特許文献6では、サブキャリア数は12である。非特許文献6では、セルラシステムの基地局は、各RBを割り当てる移動局(非特許文献6の用語では、UE(:User Equipment)に相当)を決定する。
特開2008−167413号公報 特開2008−193439号公報
非特許文献1乃至4および特許文献1などの従来のFFR技術では、トラヒック量が評価対象の全領域において均一であるという静的な環境を前提とする静的なFFR(図4Aおよび図4Bの例のような、固定的(均一的)なセル形状(セル構成)、固定的(規則的)なセル配置、セル中心領域とセル端領域の境界が一定且つ全セル共通であるようなFFR)を想定している。しかしながら、実環境はトラヒック量にはばらつきが存在する上、実際のセル形状、セル配置なども動的に変化する。例えば、採用するアンテナ指向性パターン、アンテナチルト角、電波伝搬環境などの影響によってセル形状は変動し、セルの新設又は廃止によってセル配置は変動する。従って、静的なFFRを想定する従来のFFR技術を実環境に適用しても、干渉量を軽減させるという効果を得難い。また、実環境に即した動的なFFRを実現するための基地局間インタフェースの制御情報の具体的な使用方法に関しては実装依存としているため、非特許文献5には記載されていない。また、基地局間インタフェースの制御情報を使用する動的なFFRの実現手段は提案されていない。
本発明は、上述した課題に鑑みてなされたものであって、実環境に即した動的なFFRにおいて、干渉量を軽減させる技術を提供することを目的とする。
上記問題を解決するために、本発明の一態様である周波数割当装置は、第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置において、前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定部と、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当部とを備える。当該周波数割当装置において、上記チャネル割当部は、セル端領域未割当チャネルを第1セル領域内に位置し割当を要する全移動局に対して割り当てる。
上記周波数割当装置において、上記チャネル割当部は、セル端領域未割当チャネルを前記第1のセルの第1セル中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てるようにしてもよい。
上記周波数割当装置において、上記チャネル割当部は、セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置し割当を要する全移動局に対して割り当てることができないときは、セル端領域未割当チャネルを前記第1セル端領域内に位置し割当を要する移動局に対して割り当てるようにしてもよい。
上記周波数割当装置において、上記チャネル割当部は、セル端領域未割当チャネルを前記第1セル端領域内に位置し割当を要する移動局に対して割り当てるとともにセル端領域未割当チャネル以外の周波数チャネルを前記第1セル中心領域内に位置し割当を要する移動局に割り当てた場合において、残存する割当可能な周波数チャネルを、残存する割当を要する移動局に割り当てるようにしてもよい。
上記周波数割当装置において、上記セル端領域未割当チャネル推定部は、隣接周波数割当装置から周波数チャネル毎に各周波数チャネルが前記第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられているかどうかを判定した判定結果を取得し、この判定結果に基づいて各周波数チャネルが前記第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられる確からしさを示すセル端領域割当尤度を算出し、セル端領域割当尤度が閾値未満である周波数チャネルをセル端領域未割当チャネルとして推定するようにしてもよい。
上記周波数割当装置は、上記チャネル割当部による割当結果に基づいて、前記第1セル端領域内に位置する移動局に対する各周波数チャネルの割当の有無を判定するセル端領域割当有無判定部を更に備えてもよく、このセル端領域割当有無判定部は、判定結果を隣接周波数割当装置に送信するようにしてもよい。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様である周波数割当装置は、第1のセルのセル領域内に静止している移動局に対して割り当てる周波数チャネルを経過的に変化させる周波数割当装置であって、前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた他の周波数割当装置が前記第2のセルのセル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外であると推定される周波数チャネルを前記第1のセルの中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの端領域内に位置する移動局に対して割り当てる。
上記問題を解決するために、本発明の他の態様であるプログラムは、第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置のコンピュータに、前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定ステップと、このセル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当ステップとを実行させる。
本発明によれば、実環境に即した動的なFFRにおいて、隣接セルにおいてセル端領域に割り当てられた周波数チャネル以外の周波数チャネルを自セルのセル端領域に割り当てるようにしているため、干渉量を軽減させることができるようになる。
本発明の一実施形態に係る基地局装置を含むセルラシステムを示す図である。 本発明の一実施形態に係る基地局装置を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る基地局装置の動作の一例を示すフローチャートである。 従来技術に係るフラクショナル周波数再利用による周波数帯割当の一例を示す図である。 従来技術に係るフラクショナル周波数再利用による周波数帯割当の他の例を示す図である。 OFDMAシステムにおけるリソースブロックを示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る基地局装置1について図面を参照して説明する。基地局装置1およびそれに隣接する基地局装置1’は、図1に示すように、セルラシステムを構成する。基地局装置1はセルj内の通信を行い、基地局装置1’はセルj’内の通信を行う。各セルjおよびj’は、セル中心領域およびその周辺に位置するセル端(セルエッジ)領域とからなる。本実施形態においては、基地局装置1は、LTEシステムを構成する基地局装置として説明する。基地局装置1および1’は、LTEシステムにおける基地局間インタフェースの制御情報(非特許文献5に規定されるRNTP、HII等)を、各周波数チャネルのセル端領域内の移動局に対する割当の有無を示す情報として使用する。制御情報の基地局間の交換周期は、非特許文献5に規定されていないため、基地局間ネットワークの負荷などを鑑みてシステム設計時やシステム運用時に設定する。一例として、当該交換周期は、例えば、数十ミリ秒程度としてもよい。
基地局装置1および1’は、動的なFFR技術を採用する。つまり、基地局装置1および1’は、各々セルjおよびj’内に位置する移動局に対して通信に使用する周波数チャネルを割り当てるが、静止している移動局に対しても割り当てる周波数チャネルを時々刻々に変化させ得る。静止している移動局とは、ある注目する時間内に、位置が変わらない移動局、即ち、移動していない移動局である。換言すれば、セルj内に位置する移動局においては、静止して通信している最中であっても、基地局装置1はその移動局の周波数チャネルの割当を経時的に変化させることができる。
基地局装置1は、図2に示すように、周波数割当部10(無線パケットスケジューラ)、情報取得部11および無線アクセス制御部12を備える。周波数割当部10は、更に、割当可能チャネル特定部100、セル端領域未割当チャネル推定部110、チャネル割当部130、セル端領域判定部120およびセル端領域割当有無判定部140を備える。なお、図2においては、図示を省略しているが、隣接する基地局装置1’も基地局装置1と同様の構成であり、周波数割当部10’を含む。
情報取得部11は、周波数チャネルの割当に必要な情報(例えば、システム諸元、種々のパラメータ値、無線回線品質情報)を取得する。情報取得部11は、取得した情報を割当可能チャネル特定部100、セル端領域判定部120およびチャネル割当部130に供給する。
割当可能チャネル特定部100は、情報取得部11にて取得された情報に基づいて、割当可能な周波数チャネル(RB)を特定する。具体的には、割当可能チャネル特定部100は、割当可能な周波数チャネルの集合を求め、その集合をチャネル割当部130に供給する。
隣接するセルj’に配置された基地局装置1’内の周波数割当部10’は、セルj’のセル端領域内に位置する移動局に対して通信に用いる周波数チャネルを割り当てている。セル端領域未割当チャネル推定部110は、周波数割当部10’によってセル端領域内の移動局に対して割り当てられた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定する。具体的には、セル端領域未割当チャネル推定部110は、周波数割当部10’から各周波数チャネルが、セルj’のセル端領域内の移動局に対して割り当られているかどうかを判定した判定結果を取得する。次に、推定部110は、取得した判定結果に基づいて、各周波数チャネルがセルj’のセル端領域内の移動局に対して割り当てられる確からしさを示すセル端領域割当尤度を算出し、このセル端領域割当尤度が閾値未満である周波数チャネルをセル端領域未割当チャネルとして推定する。次に、セル端領域未割当チャネル推定部110は、推定したセル端領域未割当チャネルを示す情報をチャネル割当部130に供給する。干渉量をより軽減させるため、セル端領域未割当チャネル推定部110は、セル端領域未割当チャネルに加え、セル中心領域内の移動局に対しても、割り当てられていない周波数チャネルを推定してもよい。
セル端領域判定部120は、情報取得部11によって取得された無線回線品質情報に基づいて、セルj内の各移動局の位置する場所がセル端領域であるか否かを判定する。セル端領域判定部120は、各移動局がセル端領域に位置するか否かの判定結果をチャネル割当部130およびセル端領域割当有無判定部140に供給する。
チャネル割当部130は、セル端領域未割当チャネル推定部110によって推定されたセル端領域未割当チャネルをセルjの領域内の割当を要する全移動局に対して割り当てる。具体的には、チャネル割当部130は、セル端領域未割当チャネルをセルj内のセル中心領域内の移動局よりも優先させて、セル端領域内の移動局に対して割り当てる。
チャネル割当部130が、セル端領域未割当チャネルをセル領域内の割当を要する全移動局に対して割り当てることができない場合、即ち、全移動局の全パケットを送信するだけのセル端末割当チャネルがない場合も考えられる。この場合には、チャネル割当部130は、セル端領域未割当チャネルをセル端領域内の割当を要する移動局に対して割り当てるとともにセル端領域未割当チャネル以外の周波数チャネルをセル中心領域内の割当を要する移動局に割り当てる。なお、トラヒック負荷が低い場合(トラヒック量に比べ使用可能な周波数チャネル数が多い場合)には、全移動局に対し、セル端領域未割当チャネルを割り当てることができる可能性は高く、トラヒック負荷が高い場合には、可能性が低い。
また、チャネル割当部130は、セル端領域未割当チャネルをセル端領域内の割当を要する移動局に対して割り当てるとともにセル端領域未割当チャネル以外の周波数チャネルをセル中心領域内の割当を要する移動局に割り当てた場合において、残存する割当可能な周波数チャネルを、残存する割当を要する移動局に割り当てる。周波数割当アルゴリズムは特に限定しないが、例えば、プロポーショナルフェアネスアルゴリズムなどを使用する。
チャネル割当部130は、割当結果を無線アクセス制御部12およびセル端領域割当有無判定部140に供給する。
無線アクセス制御部12は、チャネル割当部130による割当結果に基づいて、無線物理層でのアクセス制御やパケット送受信処理などを行う。
セル端領域割当有無判定部140は、チャネル割当部130による割当結果に基づいて、セル端領域内の各移動局に対していずれの周波数チャネルが割当てられたかを検出し、各周波数チャネル毎に割当の有無を判定する。セル端領域割当有無判定部140は、当該判定結果を隣接周波数割当装置に送信する。
続いて、セル端領域未割当チャネル推定部110、セル端領域判定部120、セル端領域割当有無判定部140の具体的な動作を以下の意味を持つ変数等を用いて説明する。なお、以下の説明において、周波数チャネルの具体例として、LTEシステムのリソースブロック(以下、「RB」と表記)を用いる。
i:移動局ID
j:自セル(Serving cell)のID
j’:自セルjに隣接する隣接セルのID(j’≠j)
J’:隣接セルj’の集合
N(j):自セルjの隣接セル数(=|J’|)
k:RBのID(または、複数のRBから構成されるリソースブロックグループ(RBG)のID)。
A:システム帯域内において割当可能なRBの集合。但し、VoIP(Voice over IP)呼の初送に適する“Persistent割当”やHybrid ARQでの“再送パケット用割当”が優先される場合は、集合Aからこれらによって割り当てられたRBを除外する。
p(j,k):自セルjのセル端領域内の移動局に対するRBkの割当の有無の判定結果を示すビットマップ情報。RNTP又はHIIを用いて隣接セルに通知される。
e(j,k):自セルjの隣接セルにおいてRBkがセル端領域内の移動局に割り当られているか否かを示す変数
E(j):自セルjに隣接する隣接セルにおいてセル端領域内の移動局に割り当られている確率(尤度)が高いRB(セル端領域未割当RB)の集合。セル端領域未割当チャネル群(セル端領域未割当RB群)。
r(i,j,t):移動局iにおける無線フレームtでのセルjのRSRP値(又はRSRQ値)の瞬時値
R(i,j,t):移動局iにおける無線フレームtでのセルjのRSRP値(又はRSRQ値)の長区間平均値。下記式(1)に従って算出される。
R(i,j,t)=E{r(i,j,t)}…(1)
但し、E{}は単純平均や指数平滑平均などの期待値を求める関数である。
ΔT:RNTP又はHIIの通知時間間隔
、X、C、C:パラメータ
[p(j,k)の生成]
セル端領域割当有無判定部140によるビットマップ情報p(j,k)の生成手順を説明する。セル端領域割当有無判定部140は、Prob(k)≧Xを満たすとき、p(j,k)に割当有を示す値「1」をセットする。まず、セル端領域割当有無判定部140は、ΔT>サブフレーム長の場合、下記式(2)によってProb(k)を算出する。
Prob(k)=ΔT間にセル端領域の移動局にRBkが割り当てられた回数/ΔT間に割り当てられた延べRB数 …(2)
なお、セル端領域割当有無判定部140は、過去のProb(k)を用いて指数平滑フィルタを適用してProb(k)を算出してもよい。また、セル端領域割当有無判定部140は、RBkに割り当てられた回数が十分多い場合には、下記式(3)に従ってProb(k)を算出してもよい。
Prob(k)=ΔT間にセル端領域の移動局にRBkが割り当てられた回数)/ΔT間にRBkが割り当てられた回数 …(3)
次に、セル端領域割当有無判定部140は、下記式(4)(5)に従ってp(j,k)を生成する。
p(j,k)=1,if Prob(k)≧X…(4)
p(j,k)=0,otherwise …(5)
[e(j,k)の算出]
セル端領域未割当チャネル推定部110は、下記式(6)に従ってe(j,k)を算出する。
[E(j,k)の算出]
セル端領域未割当チャネル推定部110は、下記式(7)に従ってE(j)を算出する。
E(j)={A∋k|e(j,k)≦X}…(7)
[セル端領域の判定(同定)]
セル端領域判定部120によるセル端領域の判定手順を説明する。なお、セル端領域の判定には、3GPPに規定されているRSRP(Reference Signal Received Power)とRSRQ(Reference Signal Received Quality)を用いる(非特許文献7参照)。RSRPとは、セル固有のリファレンス信号が配置されたOFDMシンボルとOFDMサブキャリアの組み合わせからなる無線リソースであるリソースエレメント(Resource Elements)におけるセル固有リファレンス信号の信号成分の受信電力(W)の総和を、セル固有リファレンス信号が送信されるリソースエレメントにより除算して得られる、平均のセル固有リファレンス信号受信電力値である。また、RSRQとは、下記式(8)から算出される値である
RSRQ=N×RSRP/(E-UTRA carrier RSSI)…(8)
上記式(8)において、Nは測定帯域内のRB数である。“E-UTRA carrier RSSI”は、リファレンス信号を含むOFDMシンボルのみを対象とし、N個のRBから構成される測定帯域で観測される受信電力(W)の総和の平均値である。当該平均値には干渉電力や雑音電力などが含まれている。
セル端領域判定部120は、下記式(9)を満たす場合、セル端領域であると判定する。
セル端領域判定部120は、下記式(9)に代えて下記式(10)を満たす場合、セル端領域であると判定してもよい。
また、セル端領域判定部120は、セルj内の全移動局を対象に過去のr(i,j,t)を蓄積し、無線フレームtでのセルjにおける累積確率分布P(j,t)を算出し、下記式(11)を満たす場合、セル端領域であると判定してもよい。
(j,t)≦C…(11)
セル端領域判定部120は、セルj内の全移動局を対象にR(i,j,t)の過去データを蓄積し、無線フレームtでのセルjにおける累積確率分布P(j,t)を算出し、下記式(12)を満たす場合、セル端領域であると判定してもよい。
(j,t)≦C…(12)
以上から、セル端領域判定部120は、図2に示すように、セル中心領域とセル端領域とを判別する。
続いて、図3を参照して基地局装置1のRBの割当処理の動作を説明する。割当可能チャネル特定部100は、情報取得部11にて取得された情報に基づいて、割当可能なRB群(集合A)を算定し、割当可能なRB群(集合A)をチャネル割当部130に供給する(ステップS100)。
セル端領域未割当チャネル推定部110は、隣接する基地局装置1から取得した各RBのセル端領域内の移動局に対する割当の有無を判定した判定結果(p(j’,k))に基づいて、セル端領域未割当RB群(集合E(j))を推定する(ステップS110)。セル端領域未割当チャネル推定部110は、推定したセル端領域未割当RB群(集合E(j))をチャネル割当部130に供給する。
チャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)の割当を要する全移動局に対し、セル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RBを割り当てる(ステップS120)。チャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存しているか否かを判断する(ステップS130)。即ち、チャネル割当部130は、上記全移動局に対し、上記各RBを割り当てることができたか否かを判断する。
チャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存していないと判断した場合(ステップS130:No)、即ち、上記全移動局に対し、上記各RBを割り当てることができたと判断した場合、本フローチャートは終了する。この場合、隣接セルのセル端領域に使用されている確率が低いRBを当該セル内の全移動局に割り当てたので、隣接セルとの干渉が生じ難くなる。なお、トラヒック負荷が低い場合には、全移動局に対し、セル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RBを割り当てることができる可能性が高くなる。
一方、チャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存していると判断した場合(ステップS130:Yes)、即ち、上記全移動局に対し、上記各RBを割り当てることができなかったと判断した場合、ステップS120における割当てをリセットする(ステップS140)。ステップS140に続いてチャネル割当部130は、セル端領域内の割当を要する移動局に対してセル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RBを割り当てるとともに、セル中心領域内の割当を要する移動局に対してセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))の各RBを割り当てる(ステップS150)。
ステップS150に続いてチャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存しているか否かを判断する(ステップS160)。即ち、チャネル割当部130は、セル端領域内の割当を要する全移動局に対してセル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RBを割り当てるとともに、セル中心領域内の割当を要する全移動局に対してセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))の各RBを割り当てることができたか否かを判断する。
チャネル割当部130は、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存していないと判断した場合(ステップS160:No)、即ち、セル端領域内の割当を要する全移動局に対してセル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RBを割り当てるとともに、セル中心領域内の割当を要する全移動局に対してセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))の各RBを割り当てることができたと判断した場合、本フローチャートは終了する。この場合、隣接セルのセル端領域に使用されている確率が低いRBを当該セル内のセル端領域の移動局に割り当て、隣接セルのセル端領域に使用されている確率が高いRBを当該セル内のセル中心領域の移動局に割り当てたので、隣接セルとの干渉が割と生じ難くなる。
一方、セル領域内(セル端領域内およびセル中心領域内)に、RBの割当を要する未割当の移動局が残存していると判断した場合(ステップS160:Yes)、即ち、セル端領域内の割当を要する移動局の少なくとも1つに対してセル端領域未割当RB群(集合E(j))のRBを割り当てることができなかったか、またはセル中心領域内の割当を要する移動局の少なくとも1つに対してセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))のRBを割り当てることができなかったと判断した場合、チャネル割当部130は、未割当のRB(セル端領域未割当RB群(集合E(j))の各RB又はセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))の各RB)が残存しているか否かを判断する(ステップS170)。
チャネル割当部130は、上記未割当のRBが残存していないと判断した場合(ステップS170:No)、本フローチャートは終了する。一方、チャネル割当部130は、上記未割当のRBが残存している判断した場合(ステップS170:Yes)、上記未割当のRBを、上記未割当の移動局(セル端領域内の割当を要する移動局であってステップS150においてセル端領域未割当RB群(集合E(j))のRBを割り当てられなかった移動局、および、セル中心領域内の割当を要する移動局であってステップS150においてセル端領域未割当RB群以外のRB群(集合A−集合E(j))のRBを割り当てられなかった移動局)に割り当てる(ステップS180)。即ち、隣接セルとの干渉を低減させつつ、なるべく多くの移動局にRBを割り当てるようにしている。そして本フローチャートは終了する。
以上、本実施形態によれば、実環境に即した動的なFFRにおいて、干渉量を軽減させることができる。
なお、本実施形態においては、周波数割当部10は基地局装置1の構成要素であるが、周波数割当部10は、ある装置の構成要素ではなく独立した装置(周波数割当装置10)であってもよい。その場合、周波数割当装置10は、図2に示すように、割当可能チャネル特定部100、セル端領域未割当チャネル推定部110、チャネル割当部130、セル端領域判定部120およびセル端領域割当有無判定部140を備える。
なお、周波数割当部10の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、周波数割当部10に係る上述した種々の処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明は、複数の移動局(ユーザ端末)に時間軸方向に変更させて帯域内の各サブキャリアを割り当てることができるOFDMAシステムに適用することができ、実環境に即した動的なFFRにおいて、隣接セルにおいてセル端領域に割り当てられた周波数チャネル以外の周波数チャネルを自セルのセル端領域に割り当てるようにしているため、干渉量を軽減させることができる。
1 基地局装置
10 周波数割当部(周波数割当装置)
11 情報取得部
12 無線アクセス制御部
100 割当可能チャネル特定部
110 セル端領域未割当チャネル推定部
120 セル端領域判定部
130 チャネル割当部
140 セル端領域割当有無判定部

Claims (9)

  1. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置において、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定部と、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当部と、を備え
    前記チャネル割当部は、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1のセルの第1セル中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てる周波数割当装置。
  2. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置において、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定部と、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当部と、を備え
    前記チャネル割当部は、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置し割当を要する全移動局に対して割り当てることができないときは、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル端領域内に位置し割当を要する移動局に対して割り当てる周波数割当装置。
  3. 前記チャネル割当部は、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル端領域内に位置し割当を要する移動局に対して割り当てるとともに前記セル端領域未割当チャネル以外の周波数チャネルを前記第1セル中心領域内に位置し割当を要する移動局に割り当てた場合において、残存する割当可能な周波数チャネルを、残存する割当を要する移動局に割り当てる請求項に記載の周波数割当装置。
  4. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置において、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定部と、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当部と、を備え
    前記セル端領域未割当チャネル推定部は、前記隣接周波数割当装置から前記周波数チャネル毎に各周波数チャネルが前記第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられているかどうかを判定した判定結果を取得し、前記判定結果に基づいて前記各周波数チャネルが前記第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられる確からしさを示すセル端領域割当尤度を算出し、前記セル端領域割当尤度が閾値未満である周波数チャネルを前記セル端領域未割当チャネルとして推定するものであり、
    前記チャネル割当部による割当結果に基づいて、前記第1セル端領域内に位置する移動局に対する各周波数チャネルの割当の有無を判定するセル端領域割当有無判定部を更に備え、
    前記セル端領域割当有無判定部は、前記判定結果を前記隣接周波数割当装置に送信する周波数割当装置。
  5. 第1のセルのセル領域内に静止している移動局に対して割り当てる周波数チャネルを経過的に変化させる周波数割当装置であって、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた他の周波数割当装置が前記第2のセルのセル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外であると推定される周波数チャネルを前記第1のセルの中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの端領域内に位置する移動局に対して割り当てる周波数割当装置。
  6. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置のコンピュータに、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定ステップと、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当ステップと、を実行させるプログラムであり、
    前記チャネル割当ステップは、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1のセルの第1セル中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てるプログラム。
  7. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置のコンピュータに、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定ステップと、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当ステップと、を実行させるプログラムであり、
    前記チャネル割当ステップは、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置し割当を要する全移動局に対して割り当てることができないときは、前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル端領域内に位置し割当を要する移動局に対して割り当てるプログラム。
  8. 第1のセルの第1セル領域内に位置する移動局に通信に用いる周波数チャネルを割当てる周波数割当装置のコンピュータに、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた隣接周波数割当装置が前記第2のセルの第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外の周波数チャネルであるセル端領域未割当チャネルを推定するセル端領域未割当チャネル推定ステップと、
    前記セル端領域未割当チャネルを前記第1セル領域内に位置する移動局に対して割り当てるチャネル割当ステップと、を実行させるプログラムであり、
    前記セル端領域未割当チャネル推定ステップは、前記隣接周波数割当装置から前記周波数チャネル毎に各周波数チャネルが前記第2セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられているかどうかを判定した判定結果を取得し、前記判定結果に基づいて前記各周波数チャネルが前記第1セル端領域内に位置する移動局に対して割り当てられる確からしさを示すセル端領域割当尤度を算出し、前記セル端領域割当尤度が閾値未満である周波数チャネルを前記セル端領域未割当チャネルとして推定するものであり、
    前記プログラムは、前記チャネル割当部による割当結果に基づいて、前記第1セル端領域内に位置する移動局に対する各周波数チャネルの割当の有無を判定するセル端領域割当有無判定ステップを更に前記コンピュータに実行させ、
    前記セル端領域割当有無判定ステップは、前記判定結果を前記隣接周波数割当装置に送信するプログラム。
  9. 第1のセルのセル領域内に静止している移動局に対して割り当てる周波数チャネルを経過的に変化させる周波数割当装置のコンピュータに、
    前記第1のセルに隣接する第2のセルに設けられた他の周波数割当装置が前記第2のセルのセル端領域内に位置する移動局に対して割り当てた周波数チャネル以外であると推定される周波数チャネルを前記第1のセルの中心領域内に位置する移動局よりも優先させて前記第1のセルの端領域内に位置する移動局に対して割り当てるステップを実行させるプログラム。
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