JP5280193B2 - 送信装置および送受信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の通信装置に同時に信号を送信する送信装置および送受信方法に関する。
従来のセルラシステムなどの無線通信システムにおいて、マルチアンテナ送受信技術(MIMO:Multiple Input Multiple Output)を用いて空間分割多重アクセス(SDMA:Space Division Multiple Access)を行うことによって、伝送容量を増大させる方法が提案されている。
SDMAでは、基地局装置のアンテナの指向性を利用し、互いに位置の離れた複数の通信端末(移動局装置)に対して、通信端末毎に異なる指向性を持った指向性ビームを割り当てることによって通信範囲内の通信信号を空間的に分離することにより、複数の通信端末が同時に送受信することができる。
しかし、SDMAによって通信を行う際には、基地局装置から通信端末への下りリンクのチャネル情報を送信側である基地局装置が取得する必要があり、通信端末から基地局装置への上りリンクと下りリンクとで通信する周波数が異なる周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)方式においては、下りリンクチャネル情報の取得が困難であった。
そこで、下りリンクチャネル情報を取得する方法の一つとして、通信端末から基地局装置に下りリンクチャネル情報をフィードバックする方法がある。しかしながら、アンテナ数や通信端末の登録数の増大に伴って、通信端末から基地局装置にフィードバックする情報量の増大が問題となってきている。この通信端末から基地局装置にフィードバックする情報量を削減する方法として、部分的なチャネル情報をフィードバックして利用するマルチユーザMIMO方式が提案されている。
マルチユーザMIMO方式の一つとして、非特許文献1で提案されているランダムビームフォーミングでは、まず、基地局装置がユニタリ行列を用いて、通信端末毎に互いに直交する指向性ビームを形成して通信範囲内の各通信端末に送信する。各通信端末は、基地局装置から送信された指向性ビームに基づいて、有効なS/N比(ESNR:Effective Signal to Noise Ratio)を求め、そのESNRを基地局装置にフィードバックする。その後、基地局装置では、ESNRが最も高い通信端末にリソースの割り当てを行うという方法である。
また、下りリンクチャネル情報を取得する他の方法として、基地局装置が受信した上りリンクの受信信号に基づいて、通信端末から送信される送信信号の到来角を推定する方法がある。
その一例として、図6の概略ブロックに示すような従来のFDD方式の基地局装置500がある。図6に示す基地局装置500による上りリンクの処理では、まず、アンテナ100−1,100−2,・・・,100−Mを介して受信した受信信号を、受信したアンテナ毎にダウンコンバータ101がダウンコンバートする。その後、到来角推定部105が、ダウンコンバートしたそれぞれの受信信号毎、すなわち、通信端末毎に到来角を推定する。また、図6に示す基地局装置500による下りリンクの処理では、まず、直交ウェイト計算部106が、上りリンクの処理において推定した通信端末毎の到来角に基づいて、全ての通信端末への下りビームが直交するように通信に不必要な方向にゼロ(ヌル:null)信号を送信するゼロ・フォーシング(ZF:Zero−Forcing)ウェイトを算出する。その後、通信端末に送信する送信データの変調信号に、直交ウェイト計算部106が算出したZFウェイトを乗算する処理を、それぞれの通信端末毎に行ってから下り信号を送信する。
C.Jaehak,C-S.Hwang,K.Kiho,and K.K.Young,"A random beamforming technique in MIMO system exploiting multiuser diversity,",IEEE Journal on Selected Areas in Communications,vol.21,pp.848-855,June 2003.
しかしながら、従来のランダムビームフォーミングでは、送信側である基地局装置が指向性ビームを形成する際に用いる伝送信号の空間と、受信側である通信端末が指向性ビームを形成する際に用いる伝送信号の空間とが一致しないため、送信信号の送信電力に損失が生じ、指向性ビーム間での干渉が発生してしまうという問題がある。
また、通信端末から送信される送信信号の到来角を推定する方法を、通信チャネルの相関が高い通信端末に対して適用する場合、目的外の方向への不要放射の増大や、ZFウェイトのダイナミックレンジが増大してしまうなどの問題があった。
本発明は、上記の課題認識に基づいてなされたものであり、マルチアンテナ送受信における下りリンクのチャネル情報をフィードバックしないプレコーディング処理を有する送信装置の下りリンク通信において、送信信号の送信電力の損失がなく、指向性ビーム間での干渉が発生しない送信装置および送受信方法を提供することを目的としている。
また、通信チャネルの相関が高い通信端末に対しても、目的外の方向への不要放射や、非直交ウェイトのダイナミックレンジの増大を低く抑えることができる送信装置および送受信方法を提供することを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の送信装置は、複数のアンテナを具備し、複数の周波数帯域を用いて1つ以上の通信装置との通信を行う無線通信システムの送信装置において、前記送信装置は、該送信装置が受信した受信信号を用いて、通信範囲内に存在し、通信相手となる相手通信装置から送信される送信信号の到来方向を示す到来角を推定する到来方向推定手段と、前記到来方向推定手段が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、1つの相手通信装置に送信する送信ビームと、他の相手通信装置に送信する送信ビームとの干渉量を推定するための変数を算出する干渉量推定手段と、前記干渉量推定手段が算出した干渉量を推定するための変数に基づいて、前記相手通信装置に送信する送信信号から干渉量を除去する干渉除去手段と、前記到来方向推定手段が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、前記干渉量除去手段によって干渉量が除去された送信信号から指向性を持った送信ビームを形成するビーム形成手段と、を備え、前記干渉量推定手段において、前記1つの相手通信装置に送信する送信ビームと前記他の相手通信装置に送信する送信ビームとは非直交であり、前記ビーム形成手段は前記相手通信装置毎に非直交の送信ビームを形成し、前記干渉量を推定するための変数は、前記送信装置の複数のアンテナのうちの一のアンテナを基準としたときの、各アンテナから送信される信号の前記推定された到来角θ に対する位相差を表すウェイトw(θ )であり、到来角θ は、前記到来方向推定手段が推定した第kの前記相手通信装置からの送信信号の到来角であり、kは1からKまでの正の整数であり、Kは前記相手通信装置の個数であり、ウェイトw(θ )は、前記送信装置の各アンテナから送信される第kの前記相手通信装置への信号に乗算されるウェイトであり、第kの前記相手通信装置に送信する送信信号から除去される干渉量は、各前記相手通信装置との通信の優先順位で前記ウェイトw(θ )が並べられたウェイト行列をQR分解して得られた下三角行列を用いて算出される第kの前記相手通信装置に対する干渉成分である、ことを特徴とする。
また、本発明の送受信方法は、複数のアンテナを具備し、複数の周波数帯域を用いて1つ以上の通信装置との通信を行う無線通信システムの送信装置の送受信方法において、前記送信装置は、該送信装置が受信した受信信号を用いて、通信範囲内に存在し、通信相手となる相手通信装置から送信される送信信号の到来方向を示す到来角を推定する到来方向推定手順と、前記到来方向推定手順が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、1つの相手通信装置に送信する送信ビームと、他の相手通信装置に送信する送信ビームとの干渉量を推定するための変数を算出する干渉量推定手順と、前記干渉量推定手順が算出した干渉量を推定するための変数に基づいて、前記相手通信装置に送信する送信信号から干渉量を除去する干渉除去手順と、前記到来方向推定手順が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、前記干渉量除去手順によって干渉量が除去された送信信号から指向性を持った送信ビームを形成するビーム形成手順と、を含み、前記干渉量推定手順において、前記1つの相手通信装置に送信する送信ビームと前記他の相手通信装置に送信する送信ビームとは非直交であり、前記ビーム形成手順において前記相手通信装置毎に非直交の送信ビームを形成し、前記干渉量を推定するための変数は、前記送信装置の複数のアンテナのうちの一のアンテナを基準としたときの、各アンテナから送信される信号の前記推定された到来角θ に対する位相差を表すウェイトw(θ )であり、到来角θ は、前記到来方向推定手順が推定した第kの前記相手通信装置からの送信信号の到来角であり、kは1からKまでの正の整数であり、Kは前記相手通信装置の個数であり、ウェイトw(θ )は、前記送信装置の各アンテナから送信される第kの前記相手通信装置への信号に乗算されるウェイトであり、第kの前記相手通信装置に送信する送信信号から除去される干渉量は、各前記相手通信装置との通信の優先順位で前記ウェイトw(θ )が並べられたウェイト行列をQR分解して得られた下三角行列を用いて算出される第kの前記相手通信装置に対する干渉成分である、ことを特徴とする。
本発明によれば、送信装置の通信範囲内に存在する通信相手の通信装置の方向に指向性ビームを形成し、他の通信ビームとの干渉を除去することにより、送信信号の送信電力の損失がなく、指向性ビーム間での干渉が発生しない送信装置および送受信方法を提供することができる。
また、干渉を除去することにより、目的外の方向への不要放射や、非直交ウェイトのダイナミックレンジの増大を低く抑えることができる送信装置および送受信方法を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本実施形態によるマルチユーザMIMOシステムの概略構成を示した図である。図1において、マルチユーザMIMOシステムは、予め定められた特定の位置に設置され、複数の周波数帯を使用して通信を行うことができる基地局装置100、複数の周波数帯を使用して通信することができ、該通信端末の所有者によって移動する移動端末201〜20K(Kは、整数)(以下、移動端末201〜20Kをまとめて表すときは、「移動端末200」という)から構成される。
基地局装置100は、複数のアンテナ100−1,100−2,・・・,100−M(Mは、整数)を備え、通信範囲内に存在する複数の移動端末200と同時に送受信することができる。なお、図1において、基地局装置100のアンテナの符号100の後で“−:ハイフン”に続く数字は、基地局装置100内のアンテナの識別番号を表す。
例えば、基地局装置100は、移動端末201とは通信周波数帯hを使用して送受信を行い、移動端末202とは通信周波数帯hを使用して送受信を行い、移動端末20Kとは通信周波数帯hを使用して送受信を行う。
移動端末201は、複数のアンテナ201−1,201−2,・・・,201−N(Nは、整数)を備え、MIMO技術によって空間多重された信号の送受信を行うことができる。なお、移動端末202〜20Kも移動端末201と同様の構成であり、それぞれ、空間多重された信号の送受信を行う。なお、移動端末200のアンテナの符号の後で“−:ハイフン”に続く数字は、各移動端末内のアンテナの識別番号を表す。
次に、本実施形態の基地局装置における通信方法について説明する。図2は、本実施形態による基地局装置100の概略構成を示すブロック図である。図2において、基地局装置100は、通信アンテナ100−1,100−2,・・・,100−M、ダウンコンバータ101、受信処理部102−1,102−2,・・・,102−M(以下、受信処理部のいずれか1つを示す場合は、「受信処理部102」という)、送信処理部103−1,103−2,・・・,103−M(以下、送信処理部のいずれか1つを示す場合は、「送信処理部103」という)、アップコンバータ104、到来角推定部105、非直交ウェイト計算部107、干渉量計算部108、から構成される。また、受信処理部102は、上りビーム形成部1021、データ復調部1022、から構成される。また、送信処理部103は、データ変調部1031、下りビーム形成部1032、干渉除去部1033、から構成される。
基地局装置100の構成は、図6に示した従来の基地局装置500に対して干渉量計算部108および、送信処理部103内の干渉除去部1033が追加された構成である。また、非直交ウェイト計算部107は、図6に示した従来の基地局装置500内の直交ウェイト計算部106と同様の機能であるが、本実施形態においては、通信を行う全ての移動端末200への下りビームが直交する必要はない。
ダウンコンバータ101は、アンテナを介して受信した各移動端末200からの受信信号をそれぞれ低周波数の信号に変換し、変換後の受信信号を、移動端末200毎の受信処理部102と到来角推定部105に出力する。なお、ダウンコンバータ101は、図6に示した従来の基地局装置500内のダウンコンバータ101と同様の機能である。
受信処理部102は、ダウンコンバータ101から入力された低周波数の受信信号に、例えば、アナログ・デジタル変換、フーリエ変換、データ復調処理等の処理を行って受信データを抽出し、抽出した受信データを図示しない制御装置に出力する。なお、受信処理部102は、基地局装置100が備えるアンテナ数と同等数を備えており、それぞれのアンテナ毎に受信データの抽出処理を行う。また、受信処理部102は、図6に示した従来の基地局装置500内の受信処理部102と同様の機能である。
上りビーム形成部1021は、ダウンコンバータ101から入力された低周波数の受信信号に、例えば、アナログ・デジタル変換、フーリエ変換等の処理を行って受信信号に含まれる通信補償のための処理を除去し、通信補償のための処理を除去した受信データをデータ復調部1022に出力する。なお、上りビーム形成部1021は、図6に示した従来の基地局装置500内の上りビーム形成部1021と同様の機能である。
データ復調部1022は、上りビーム形成部1021から入力された通信補償のための処理を除去した受信データから予め定められた変調方式による復調を行い、さらに、受信データの誤り符号等の補償のための処理を除去して受信データを抽出し、抽出した受信データを図示しない制御装置に出力する。なお、データ復調部1022は、図6に示した従来の基地局装置500内のデータ復調部1022と同様の機能である。
到来角推定部105は、ダウンコンバータ101から入力されたそれぞれの移動端末200の低周波数の受信信号から、例えば、各アンテナで観測した受信信号の位相情報を検出し、アンテナ間の位相差に基づいて移動端末200が存在する方向、すなわち、移動端末200から送信される送信信号の到来角を推定し、その移動端末200毎の到来角の推定結果を非直交ウェイト算出部107に出力する。なお、到来角推定部105は、図6に示した従来の基地局装置500内の到来角推定部105と同様の機能である。
非直交ウェイト計算部107は、到来角推定部105から入力されたそれぞれの移動端末200毎の到来角の推定結果に基づいて、例えば、移動端末200毎の方向に最大電力、すなわち、各移動端末200が受信する受信信号の受信電力が最大となる電力が得られるビームを形成するウェイト(以下、「非直交ウェイト」という)を算出し、その算出した移動端末200毎の非直交ウェイトを送信処理部103に出力する。また、非直交ウェイト計算部107は、到来角推定部105から入力されたそれぞれの移動端末200毎の到来角の推定結果の変化に基づいて、移動端末200毎に独立の形成された非直交のビーム間に生じる干渉量を計算した結果と、通信範囲内に存在する移動端末200との通信の優先順位を決定(以下、この優先順位の決定を「スケジューリング」という)し、そのスケジューリングした結果とを干渉量計算部108に出力する。なお、非直交ウェイト計算部107は、図6に示した従来の基地局装置500内の直交ウェイト計算部106と同様の機能であるが、本実施形態においては、通信を行う全ての移動端末200への下りビームが直交する必要はない。
干渉量計算部108は、非直交ウェイト計算部107から入力された通信範囲内のスケジューリング結果に基づいて、データ変調部1031が生成した変調された送信信号がそれぞれの移動端末200に対する干渉量を算出し、その算出した移動端末200毎の干渉量を送信処理部103に出力する。
送信処理部103は、図示しない制御装置から入力された送信データを、例えば、データ変調処理、逆フーリエ変換、アナログ・デジタル変換等の処理を行って送信信号を生成し、生成した送信信号をアップコンバータ104に出力する。なお、送信処理部103は、基地局装置100が備えるアンテナ数と同等数を備えており、それぞれのアンテナ毎に送信データの変換処理を行う。また、送信処理部103は、図6に示した従来の基地局装置500内の送信処理部103と同様の機能であるが、本実施形態においては、例えば、移動端末201に送信するために生成した送信信号が、他の移動端末202〜20Kに干渉しないように干渉除去の機能が追加されている。
データ変調部1031は、図示しない制御装置から入力された送信データに誤り符号等の送信データの補償のための処理を行い、さらに、予め定められた変調方式による変調を行って、変調した送信データを干渉除去部1033および干渉量計算部108に出力する。なお、データ変調部1031は、図6に示した従来の基地局装置500内のデータ変調部1031と同様の機能である。
干渉除去部1033は、データ変調部1031から入力された変調した送信データから、干渉量計算部108から入力された移動端末200毎の干渉量に応じた干渉量を除去し、干渉量を除去した送信データを下りビーム形成部1032に出力する。
下りビーム形成部1032は、干渉除去部1033から入力された干渉量を除去した送信データを、非直交ウェイト計算部107から入力された移動端末200毎の非直交ウェイトを乗算する処理を行い、さらに、例えば、逆フーリエ変換、アナログ・デジタル変換等の処理を行って通信補償のための処理を行う。その後、移動端末200毎に指向性を持った低周波数の送信ビーム信号を形成し、形成した低周波数の送信ビームをアップコンバータ104に出力する。なお、下りビーム形成部1032は、図6に示した従来の基地局装置500内の下りビーム形成部1032と同様の機能である。
アップコンバータ104は、送信処理部103から入力されたアンテナ毎の低周波数の送信信号を、それぞれ高周波数の信号に変換して、アンテナを介して各移動端末200に送信する。なお、アップコンバータ104は、図6に示した従来の基地局装置500内のアップコンバータ104と同様の機能である。
<第1実施形態>
以下、本実施形態の基地局装置において移動端末に送信を行う場合の処理手順について説明する。図3は、本実施形態の基地局装置100における処理手順を示したフローチャートである。
なお、移動端末200は、複数のアンテナを用いて基地局装置100と通信することができるが、本実施形態の説明においては、移動端末200のアンテナ数が1本(N=1)の場合について説明を行う。
まず、基地局装置100がアンテナを介して移動端末200からの受信信号を受信すると、ダウンコンバータ101が低周波数に変換した受信信号から、到来角推定部105が到来角を推定する。続いて、非直交ウェイト算出部107は、ステップS100において、下式(1)に基づいて受信電力が最大となる非直交ウェイトを算出する。ここで、各アンテナから送信された送信信号が、移動端末200において同位相で受信されるとすれば、受信電力が最大であるということができる。
Figure 0005280193
上式(1)において、dは基地局装置100のアンテナ素子間隔、λ(d)は、入射波の波長を示す。
なお、上式(1)は、アンテナ100−1を基準としたときの、各アンテナから送信される信号の到来角θkに対する位相差を表しており、各アンテナから送信する信号に上式(1)の非直交ウェイトを乗算することにより、到来角θkで受信された受信信号の位相が一致し、最大電力を得ることができる。
なお、非直交ウェイトは、その長さがアンテナの本数に比例したベクトルである。また、到来角θkは、基地局のアンテナが図1に示すように線形に並んでいるリニアアレーの場合は、0°〜180°までの数値である。
その後、非直交ウェイト算出部107が、上式(1)に基づいて全ての移動端末200の非直交ウェイトを算出すると、下式(2)のウェイト行列Wを得る。
なお、到来角θkと上式(1)のベクトルである行列w(θk)は、一対一関係であり、到来角推定部105によって推定された到来角θkを上式(1)のθkの部分に、0(0°)〜π(180°)の値として代入することにより、ウェイト行列Wを得ることができる。
Figure 0005280193
上式(2)において、Kは移動端末200の個数を示す。
なお、上式(2)のウェイト行列Wの構成要素である各移動端末200の非直交ウェイトの並び順は、通信範囲内に存在する移動端末200との通信の優先順位を示す。例えば、ウェイト行列W内で、左端の非直交ウェイトが最も優先順位が高く、右に行くに従って優先順位が低くなるように非直交ウェイトを並べる。
続いて、干渉量計算部108は、ステップS200において、上式(2)のウェイト行列Wに対して、下式(3)に基づいてQR分解して三角化を行い、下三角行列Lを得る。例えば、移動端末200が3つ(K=3)、例えば、移動端末201〜203で、基地局装置100のアンテナ数が4本(M=4)、例えば、アンテナ100−1〜100−4である場合、ウェイト行列Wは、下式(4)に示すような3×4の行列となる。また、下式(4)をQR分解することにより下式(5)を得る。
Figure 0005280193
Figure 0005280193
Figure 0005280193
上式(3)および上式(5)において、Lは下三角行列であり、下三角行列Lは、lij=0(i>j)である。また、対角成分は全てスカラー量であり、その成分は複素数である。また、Qはユニタリ行列であり、ユニタリ行列Qの成分は複素数である。なお、ユニタリ行列Qの各行ベクトルを、それぞれ、q,q,qとすると、各行ベクトルの電力は“1”であり、その行ベクトル同士は互いに直交の関係にある。
続いて、基地局装置100が送信データを送信する際に干渉除去部1033は、ステップS300において、データ変調部1031から入力された変調した送信データから、上式(3)によって得られた下三角行列Lに基づいて、干渉成分を逐次差し引いて送信する。例えば、移動端末201に送信データを送信する場合は、通信範囲内に存在する移動端末201以外の全ての移動端末200に対する送信信号から、該送信データの送信信号の干渉成分を差し引く。
例えば、上述した移動端末200が3つ(K=3)、基地局装置100のアンテナ数が4本である場合において、移動端末201〜203の送信シンボルを下式(6)とすると、従来のビーム形成では、送信シンボルにZFウェイトを乗算して、下式(7)を用いて送信信号を生成する。
Figure 0005280193
Figure 0005280193
本実施形態においては、下式(8)を用いて、上式(5)を変形して、下式(9)を得る。
Figure 0005280193
Figure 0005280193
このとき、上式(9)を上式(7)に代入して、下式(10)を得る。
Figure 0005280193
この上式(10)において、移動端末201の送信信号にはSのみが含まれているが、移動端末202の送信信号には、移動端末201の送信信号成分(l12/l22)含まれており、移動端末203の送信信号には、移動端末201の送信信号成分(l13/l33)と、移動端末202の送信信号成分(l23/l33)とが含まれている。このことにより、干渉成分が既知であることを利用して、あらかじめ干渉成分を差し引いておくことにより、干渉除去を行うことができる。
このように、下式(11)〜(14)の手順で、移動端末201から順に逐次的に干渉成分を除去した後の移動端末201〜203の送信信号S’,S’,S’を得ることができる。
Figure 0005280193
次に、本実施形態における送信信号の送信方向と送信電力について説明する。図4は、従来の基地局装置500と、本実施形態の基地局装置100が送信する送信信号の送信方向と送信電力の関係を示したグラフである。図4においてX軸は送信信号を送信する方向を示し、Y軸は基地局装置500および基地局装置100が送信する送信信号の送信電力を示す。
図4は、基地局装置500および基地局装置100が移動端末201に送信する送信信号が、通信範囲内の他の移動端末202および移動端末20Kに対する送信信号の送信電力に対する影響を示している。また、基地局装置500および基地局装置100が存在する場所に対して、移動端末201は45°の方向、移動端末202は0°の方向、移動端末20Kは−15°の方向に存在している。
図4において、従来の基地局装置500が移動端末201に図4のP201に示す送信電力波形の送信信号を送信した場合、移動端末202への送信信号の送信電力波形は、図4のP202aのような波形となり、移動端末20Kへの送信信号の送信電力波形は、図4のP20Kaのような波形となっている。図4に示す従来の基地局装置500の送信においては、20°の方向に移動端末20Kに対する干渉が発生している。
一方、図4において、本実施形態の基地局装置100が基地局装置500と同様に移動端末201に図4のP201に示す送信電力波形の送信信号を送信した場合、移動端末202への送信信号の送信電力波形は、図4のP202bのような波形となり、移動端末20Kへの送信信号の送信電力波形は、図4のP20Kbのような波形となる。本実施形態の基地局装置100の送信においては、20°の方向に移動端末20Kに対して発生していた干渉が除去されている。
上記に述べたとおり、本発明の第1の実施形態によれば、マルチユーザ干渉を除去することによって、下りリンク通信における送信信号の送信電力の損失がなく、基地局装置が送信する指向性ビーム間での干渉を発生させることなく、良好な通信を行うことができる。
また、通信を行う全ての移動端末200への下りビームが直交する必要はないので、目的外の方向への不要放射や、非直交ウェイトのダイナミックレンジの増大を低く抑えることができる。
なお、本発明の第1の実施形態の説明においては、移動端末200のアンテナ数が1本(N=1)の場合について説明したが、移動端末200のアンテナ数が2本(N=2)以上の場合についても、上記と同様に処理することができる。
<第2実施形態>
以下、本実施形態の基地局装置において推定した到来角の変化に基づいて移動端末との通信の優先順位をスケジューリングして送信を行う場合の処理手順について説明する。図5は、本実施形態の基地局装置100においてスケジューリングを行う処理手順を示したフローチャートである。
まず、基地局装置100がアンテナを介して移動端末200からの受信信号を受信すると、ダウンコンバータ101が低周波数に変換した受信信号から、到来角推定部105が到来角を推定する。続いて、非直交ウェイト算出部107は、ステップS101において、図3のステップS100と同様に上式(1)に基づいて受信電力が最大となる非直交ウェイトを算出する。
また、非直交ウェイト算出部107が、上式(1)に基づいて全ての移動端末200の非直交ウェイトを算出が完了すると、上式(2)のウェイト行列Wを得る。
続いて、非直交ウェイト算出部107は、ステップS151において、到来角推定部105が推定した到来角の変化に基づいて移動端末200との通信の優先順位をスケジューリングして、そのスケジューリングした優先順位の順に非直交ウェイト行列Wを並び替える。
なお、移動端末200との通信の優先順位のスケジューリングに際しては、干渉除去部1033による干渉除去の処理が、他の移動端末200との通信に与える影響を考慮して優先順位をスケジューリングする。
以下に具体的なスケジューリングに関して説明する。
まず、基地局装置100は、移動端末200からの送信信号を常に受信して、到来角を推定しているため、推定した到来角の変化によって、移動端末200の移動を認識することができる。すなわち、前回の受信信号から推定した到来角と、今回の受信信号から推定した到来角とに差がある場合は、移動端末200が移動しており、かつ、到来角の差の大きい移動端末200は、速い速度で移動していると認識することができる。また、移動速度が低い、すなわち、到来角の差が小さい移動端末200は、基地局装置100の通信範囲外となる確率が低いため、基地局装置100との通信の頻度が高いということができる。
このことによって、通信の頻度が高い移動端末200との通信は、通信の頻度が低い移動端末200との通信に比べて干渉除去部1033による干渉除去の処理が、他の移動端末200との通信に与える影響が大きいと判断することができる。従って、到来角の変化が少ない移動端末200との通信の優先順位を高くし、到来角の変化大きくなるに従って優先順位を低くしていく。
例えば、上述した移動端末200が3つ(K=3)、基地局装置100のアンテナ数が4本である場合において、ウェイト行列Wが、上述の式(4)に示すようにあらかじめ決められた移動端末200の番号の順に、移動端末201,202,203と並んでいるものとすると、到来角推定部105で定期的に移動端末200毎の到来角θkを推定し、その到来角θk変化量を観測する。このとき、例えば、移動端末201の時刻tにおける到来角をθ(t)とすると、その変化量は、Δ=|θ(t)−θ(t−1)|となる。同様に、移動端末202、移動端末203の到来角の変化量Δ,Δを観測し、観測した到来角の変化量Δの小さい順にウェイト行列Wを並び替える。
例えば、移動端末201〜203の変化量Δが、変化量Δ=0.3,変化量Δ=0.3,変化量Δ=0.3であった場合、変化量Δの小さい順にウェイト行列Wを並び替え、ウェイト行列Wは下式(15)のようになる。
Figure 0005280193
続いて、干渉量計算部108は、ステップS201において、図3のステップS200と同様に並べ替えたウェイト行列Wに対して、上式(3)に基づいたQR分解による三角化を行い、下三角行列Lを得る。
続いて、基地局装置100が送信データを送信する際に干渉量計算部108は、ステップS300において、図3のステップS300と同様にデータ変調部1031から入力された変調した送信データから、上式(3)によって得られた下三角行列Lに基づいて、干渉成分を逐次差し引いて送信する。
上記に述べたとおり、本発明の第2の実施形態によれば、移動端末200の移動による到来角の不確定な変化に対しても、その移動端末200の不確定な移動の影響が少ない、高いロバスト性を持ったプレコーディング処理を行うことができる。
なお、上述した実施形態における基地局装置100の一部、例えば、非直交ウェイト算出部107や、干渉量計算部108の機能をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
以上、本発明の実施形態について、図面を参照して説明してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲においての種々の変更も含まれる。
本発明の実施形態によるマルチユーザMIMOシステムの概略構成を示した図である。 本発明の実施形態における基地局装置の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態の基地局装置における処理手順を示したフローチャートである。 本実施形態の基地局装置が送信する送信信号の送信方向と送信電力の関係を示したグラフである。 本実施形態の基地局装置においてスケジューリングを行う処理手順を示したフローチャートである。 従来の基地局装置の概略構成を示したブロック図である。
符号の説明
100,500・・・基地局装置、100−1,100−2,100−M・・・アンテナ、101・・・ダウンコンバータ、102−1,102−2,102−M・・・受信処理部、1021・・・上りビーム形成部、1022・・・データ復調部、103−1,103−2,103−M・・・送信処理部、1031・・・データ変調部、1032・・・下りビーム形成部、1033・・・干渉除去部、104・・・アップコンバータ、105・・・到来角推定部、106・・・直交ウェイト計算部、107・・・非直交ウェイト計算部、108・・・干渉量計算部、201,202,20K・・・移動端末、201−1,201−2,・・・,201−N・・・アンテナ、h,h,h・・・周波数帯

Claims (2)

  1. 複数のアンテナを具備し、複数の周波数帯域を用いて1つ以上の通信装置との通信を行う無線通信システムの送信装置において、
    前記送信装置は、
    該送信装置が受信した受信信号を用いて、通信範囲内に存在し、通信相手となる相手通信装置から送信される送信信号の到来方向を示す到来角を推定する到来方向推定手段と、
    前記到来方向推定手段が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、1つの相手通信装置に送信する送信ビームと、他の相手通信装置に送信する送信ビームとの干渉量を推定するための変数を算出する干渉量推定手段と、
    前記干渉量推定手段が算出した干渉量を推定するための変数に基づいて、前記相手通信装置に送信する送信信号から干渉量を除去する干渉除去手段と、
    前記到来方向推定手段が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、前記干渉量除去手段によって干渉量が除去された送信信号から指向性を持った送信ビームを形成するビーム形成手段と、を備え、
    前記干渉量推定手段において、前記1つの相手通信装置に送信する送信ビームと前記他の相手通信装置に送信する送信ビームとは非直交であり、
    前記ビーム形成手段は前記相手通信装置毎に非直交の送信ビームを形成し、
    前記干渉量を推定するための変数は、前記送信装置の複数のアンテナのうちの一のアンテナを基準としたときの、各アンテナから送信される信号の前記推定された到来角θ に対する位相差を表すウェイトw(θ )であり、
    到来角θ は、前記到来方向推定手段が推定した第kの前記相手通信装置からの送信信号の到来角であり、
    kは1からKまでの正の整数であり、
    Kは前記相手通信装置の個数であり、
    ウェイトw(θ )は、前記送信装置の各アンテナから送信される第kの前記相手通信装置への信号に乗算されるウェイトであり、
    第kの前記相手通信装置に送信する送信信号から除去される干渉量は、各前記相手通信装置との通信の優先順位で前記ウェイトw(θ )が並べられたウェイト行列をQR分解して得られた下三角行列を用いて算出される第kの前記相手通信装置に対する干渉成分である、
    ことを特徴とする送信装置。
  2. 複数のアンテナを具備し、複数の周波数帯域を用いて1つ以上の通信装置との通信を行う無線通信システムの送信装置の送受信方法において、
    前記送信装置は、
    該送信装置が受信した受信信号を用いて、通信範囲内に存在し、通信相手となる相手通信装置から送信される送信信号の到来方向を示す到来角を推定する到来方向推定手順と、
    前記到来方向推定手順が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、1つの相手通信装置に送信する送信ビームと、他の相手通信装置に送信する送信ビームとの干渉量を推定するための変数を算出する干渉量推定手順と、
    前記干渉量推定手順が算出した干渉量を推定するための変数に基づいて、前記相手通信装置に送信する送信信号から干渉量を除去する干渉除去手順と、
    前記到来方向推定手順が推定した前記相手通信装置からの送信信号の到来角に基づいて、前記干渉量除去手順によって干渉量が除去された送信信号から指向性を持った送信ビームを形成するビーム形成手順と、を含み、
    前記干渉量推定手順において、前記1つの相手通信装置に送信する送信ビームと前記他の相手通信装置に送信する送信ビームとは非直交であり、
    前記ビーム形成手順において前記相手通信装置毎に非直交の送信ビームを形成し、
    前記干渉量を推定するための変数は、前記送信装置の複数のアンテナのうちの一のアンテナを基準としたときの、各アンテナから送信される信号の前記推定された到来角θ に対する位相差を表すウェイトw(θ )であり、
    到来角θ は、前記到来方向推定手順が推定した第kの前記相手通信装置からの送信信号の到来角であり、
    kは1からKまでの正の整数であり、
    Kは前記相手通信装置の個数であり、
    ウェイトw(θ )は、前記送信装置の各アンテナから送信される第kの前記相手通信装置への信号に乗算されるウェイトであり、
    第kの前記相手通信装置に送信する送信信号から除去される干渉量は、各前記相手通信装置との通信の優先順位で前記ウェイトw(θ )が並べられたウェイト行列をQR分解して得られた下三角行列を用いて算出される第kの前記相手通信装置に対する干渉成分である、
    ことを特徴とする送受信方法。
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