JP5279847B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

この発明は、光ファイバを用いて、最大伝送速度1Gビット/秒のインターネットサービスを加入者に提供するGE−PON(Gigabit Ethernet(登録商標)-Passive Optical Network System)の加入者側光回線終端装置(ONU:Optical Network Unit)内に搭載されて、光信号を電気信号に変換する処理と、電気信号を光信号に変換する処理を行う光送受信モジュールに関するものである。
GE−PONシステムは、センター局に設置される局側光回線終端装置(OLT:Optical Line Terminal)と、伝送路を最大32本に分岐させる光分岐器と、加入者宅内に設置される加入者側光回線終端装置とから構成される。
局側光回線終端装置から加入者側光回線終端装置に伝送される下りのデータ/音声信号には1490nmの波長が割り当てられ、下りのアナログビデオ信号には1550nmの波長が割り当てられる。
一方、加入者側光回線終端装置から局側光回線終端装置に伝送される上りのデータ信号には1310nmの波長が割り当てられる。
このように、GE−PONシステムは、複数の波長が割り当てられる波長多重方式(WDM:Wavelength Division Multiplexing)を使用して一芯双方向光通信を行う。
ただし、GE−PONシステムでは、下りのデータ/音声信号の光波長及びアナログビデオ信号の光波長の帯域にはガードバンドを設ける必要がある。即ち、それらの光波長の帯域以外の光波長の送受信を回避するために、加入者側光回線終端装置がガードバンドを設けている光送受信モジュールを使用する必要がある。
上述したように、加入者側光回線終端装置がガードバンドを設けている光送受信モジュールを使用する必要があるが、例えば特許文献1に開示されている送受信モジュールではWDMフィルタを用いて、複数の波長の光信号を分離多重することで、一芯双方向光通信を実現している。しかし、この送受信モジュールでは、WDMフィルタと光ファイバの間にレンズ結合光学素子が単に接続されているだけで、下りのデータ/音声信号の光波長及びアナログビデオ信号の光波長の近傍に隣接するガードバンドが設けられているGE−PONシステムに適用することはできない。
ここで、図14は特許文献1に開示されている受信モジュールの拡散光(ダイバージェンス光)によるフィルタ特性を示す説明図である。なお、図14における矩形部分は規格仕様を意味している。
図14から明らかなように、加入者側光回線終端装置内の光送受信モジュール内部にある狭帯域フィルタに拡散光で入射させた場合、光送受信モジュールの拡散光がガードバンド(波長帯λ1−α)を突き抜けている。
ここで、ガードバンドとデータ/音声信号の光波長又はアナログビデオ信号の光波長が隣接している場合、狭帯域フィルタに対する入射光の角度によって、その狭帯域フィルタのフィルタ特性が変化するため、狭帯域フィルタのフィルタ特性を保持して、伝送品質を確保する必要がある。
狭帯域フィルタのフィルタ特性を保持して伝送品質を確保するには、光ファイバから出力される拡散光を平行光(コリメータ光)に変換するコリメーティング光学機器等を設置して、狭帯域フィルタに対する入射光の角度を調整するようにすればよい。
例えば特許文献2には、狭帯域フィルタとコリメーティング光学機器を設置している送受信モジュールが開示されている。
ここで、図15は特許文献2に開示されている送受信モジュールの平行光によるフィルタ特性を示す説明図である。なお、図15における矩形部分は規格仕様を意味している。
図15から明らかなように、波長帯(λ1−α),λ1,(λ1+α)のガードバンドが設けられており、不要な光波長の送受信を回避することができる。
また、特許文献3には低反射かつ40dB以上の高透過損失の波長フィルタとして、傾斜ファイバグレーティングと傾斜なしファイバグレーティングを組み合わせた構成が開示されている。傾斜グレーティングのみで低反射かつ40dB以上の高透過損失の特性を得るのは容易でないが、20dB程度の透過損失を有する傾斜および傾斜なしファイバグレーティングを組み合わせることで低反射かつ40dB以上の高透過損失の特性を得ることができるとされている。
なお、このようなファイバ式の波長フィルタを用いた光送受信モジュールの構成はこれまでに報告されていない。
特表2003−524789号公報(図2a) 特開2005−260220号公報(段落番号[0009],[0010]、図4) 特許第3612780号
従来の光モジュールは以上のように構成されているので、コリメーティング光学機器を設置すれば、狭帯域フィルタのフィルタ特性を保持して伝送品質を確保することができる。しかし、コリメーティング光学機器を設置する分だけ部品点数が多くなる。このため、小型化が困難になり、部材コストも高くなるなどの課題があった。
また、従来のファイバグレーティングを用いた波長フィルタは、傾斜ファイバグレーティングで20dB程度の高い透過損失を得るために露光強度を強めるとブラッグ反射波長帯や損失波長帯での残留反射が生じやすくなり、低反射特性が損なわれてしまう問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、コリメーティング光学機器や狭帯域フィルタを設置することなく、伝送品質を確保することができる光モジュールを得ることを目的とする。
この発明に係る光モジュールは、特定の使用波長の光信号を送信または受信する送信/受信モジュールと、この送信/受信モジュールに光学的に接続され光信号を伝送する光ファイバとを備え、前記使用波長近傍に透過阻止波長範囲の必要な光モジュールにおいて、前記光ファイバは、前記透過阻止波長範囲での透過損失が所定値以上で反射強度が所定値以下となるように、伝送方向の垂直線に対して傾斜させたグレーティングを有する傾斜グレーティング付光ファイバ部と、当該光ファイバのクラッドを伝搬する迷光を減衰させるための迷光減衰用光ファイバ部とを光学的に接続したものであって、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部を透過光の入射側に、前記迷光減衰用光ファイバ部を透過光の出射側に形成したものである。
この発明によれば、傾斜グレーティング付光ファイバ部を用いるように構成したので、コリメーティング光学機器や狭帯域フィルタを設置することなく、伝送品質を確保することができるようになり、その結果、小型化及び部材コストの低減を図ることができる効果がある。
実施の形態1による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。 ファイバグレーティング特性を示す説明図である。 実施の形態2による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。 実施の形態3による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。 実施の形態4による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。 実施の形態5による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構成を示す説明図である。 実施の形態5による傾斜ファイバグレーティングのスペクトル測定例を示すグラフである。 実施の形態5による傾斜ファイバグレーティングのスペクトル計算例を示すグラフである。 実施の形態5による迷光減衰用の光ファイバ部の長さを変えた場合の傾斜ファイバグレーティングの透過損失の測定結果を示すグラフである。 実施の形態6による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構成を示す説明図である。 実施の形態6による傾斜ファイバグレーティングのスペクトル計算例を示すグラフである。 実施の形態7による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構成を示す説明図である。 実施の形態8による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの製造方法を示す説明図である。 従来の送受信モジュールの拡散光によるフィルタ特性を示す説明図である。 従来の送受信モジュールの平行光によるフィルタ特性を示す説明図である。
<実施の形態1>
図1はこの発明の実施の形態1による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。図1で示す光送受信モジュールは、加入者側光回線終端装置に実装される。
図1において、送信モジュール1は上りのデータ信号である電気信号を1310nmの波長の光信号(第1の波長帯に含まれる光信号)に変換し、その光波長をWDMフィルタ4に出力するモジュールである。
受信モジュール2はWDMフィルタ4から下りのデータ/音声信号である1490nmの波長の光信号(第2の波長帯に含まれる光信号)を受けると、その光信号を電気信号に変換する第1の受信モジュールである。
受信モジュール3はWDMフィルタ5から下りのアナログビデオ信号である1550nmの波長の光信号(第3の波長帯に含まれる光信号)を受けると、その光信号を電気信号に変換する第2の受信モジュールである。
図1では、送信モジュール1により送信される第1の波長帯の光信号が1310nmの光信号、受信モジュール2により受信される第2の波長帯の光信号が1490nmの光信号、受信モジュール3により受信される第3の波長帯の光信号が1550nmの光信号である例を示しているが、これは一例に過ぎず、第1、第2及び第3の波長帯が他の波長帯であってもよいことは言うまでもない。
WDMフィルタ4は送信モジュール1から出力された波長1310nmの光信号をWDMフィルタ5側に透過させる一方、WDMフィルタ5を透過してきた波長1490nmの光信号を受信モジュール2側に反射させる第1の波長分離多重フィルタである。
WDMフィルタ5はWDMフィルタ4を透過してきた波長1310nmの光信号をファイバフェルール6側に透過させるとともに、ファイバフェルール6から出力された波長1490nmの光信号をWDMフィルタ4側に透過させる一方、ファイバフェルール6から出力された波長1550nmの光信号を受信モジュール3側に反射させる第2の波長分離多重フィルタである。なお、WDMフィルタ4,5から波長分離多重手段が構成されている。
ファイバフェルール6はグレーティング付ファイバ7を収容するための収容部材であり、図中、WDMフィルタ5の右隣に設けられている。
グレーティング付ファイバ7はWDMフィルタ5を透過してきた波長1310nmの光信号を伝送してコネクタ8側に出力する一方、コネクタ8側から入射された波長1490nm,1550nmの光信号(局側から送信された光信号)を伝送してWDMフィルタ5側に出力する光ファイバである。このグレーティング付ファイバ7は波長1310nmを含む狭帯域(第1の波長帯)、波長1490nmを含む狭帯域(第2の波長帯)及び波長1550nmを含む狭帯域(第3の波長帯)以外の帯域の光信号の透過を阻止する狭帯域フィルタの機能を有している。
コネクタ8はグレーティング付ファイバ7の一端が接続され、かつ、シングルモードファイバの一端が接続される接続部材である。なお、シングルモードファイバの他端は局側光回線終端装置と接続されている。
次に実施の形態1による光送受信モジュールの動作について説明する。最初に、加入者側光回線終端装置内の光送受信モジュールが上りのデータ信号を局側光回線終端装置に送信する動作を説明する。
送信モジュール1は、上りのデータ信号である電気信号を受けると、その電気信号を1310nmの波長の光信号に変換し、その光信号をWDMフィルタ4に出力する。
WDMフィルタ4は、送信モジュール1から波長1310nmの光信号を受けると、波長1310nmの光信号をWDMフィルタ5側に透過させる。
WDMフィルタ5は、WDMフィルタ4を透過してきた波長1310nmの光信号をファイバフェルール6側に透過させる。
これにより、波長1310nmの光信号がファイバフェルール6に入射されることにより、波長1310nmの光信号がグレーティング付ファイバ7中を伝送されて、コネクタ8からシングルモードファイバに出射される。
次に、加入者側光回線終端装置内の光送受信モジュールが局側光回線終端装置から下りのデータ/音声信号及びアナログビデオ信号を受信する動作を説明する。
局側光回線終端装置から送信された下りのデータ/音声信号である波長1490nmの光信号と、下りのアナログビデオ信号である波長1550nmの光信号は、シングルモードファイバ中を伝送されて、コネクタ8から入射される。
これにより、波長1490nm,1550nmの光信号がグレーティング付ファイバ7中を伝送されて、ファイバフェルール6からWDMフィルタ5に出射される。
WDMフィルタ5は、ファイバフェルール6から波長1490nm,1550nmの光信号を受けると、波長1490nmの光信号と波長1550nmの光信号を分離して、波長1490nmの光信号をWDMフィルタ4側に透過させる一方、波長1550nmの光信号を受信モジュール3側に反射させる。
受信モジュール3は、WDMフィルタ5から波長1550nmの光信号を受けると、波長1550nmの光信号を電気信号に変換し、電気信号である下りのアナログビデオ信号を出力する。
WDMフィルタ4は、WDMフィルタ5を透過してきた波長1490nmの光信号を受信モジュール2側に反射させる。
受信モジュール2は、WDMフィルタ4から波長1490nmの光信号を受けると、波長1490nmの光信号を電気信号に変換し、電気信号である下りのデータ/音声信号を出力する。
ここで、グレーティング付ファイバ7は、紫外線が光ファイバに照射されると、屈折率が上昇する光誘起屈折率変化を利用しているものである。
即ち、グレーティング付ファイバ7は、紫外線が光ファイバに照射されると、光ファイバのコア又はクラッド中に回折格子が形成されて、周期的な屈折率が変化する。
これにより、グレーティング付ファイバ7は、その周期に対応する特定の光波長のみを反射させることができるため、光フィルタ(狭帯域フィルタ)の機能を有する光ファイバ型デバイスとして用いられる。
また、グレーティング付ファイバ7は、光ファイバ中に回折格子を非破壊的に直接形成することができるため、低コストで製造することが可能である。また、中心波長、帯域幅、反射率などの光学特性も容易に変化させることができるため、低損失・小型化・高信頼性が得られる利点を有している。
図1の光送受信モジュールに実装されているグレーティング付ファイバ7は、波長1310nmを含む狭帯域の光信号、波長1490nmを含む狭帯域の光信号及び波長1550nmを含む狭帯域の光信号については透過させるが、上記3つの狭帯域以外の帯域の光信号については減衰させる狭帯域フィルタの機能を有している。
したがって、従来の光送受信モジュールのように、内部に狭帯域フィルタを配置する必要がない。これにより、光波長をダイバージェンス光からコリメータ光に変換させる必要がないため、従来の光送受信モジュールのように、コリメータ光学機器を配置する必要がない。
また、グレーティング付ファイバ7は、波長1310nmを含む狭帯域、波長1490nmを含む狭帯域及び波長1550nmを含む狭帯域以外の帯域の光信号をファイバ内のコアからクラッドにエネルギー拡散させることで反射減衰量を確保することができる。
ここで、図2はファイバグレーティング特性を示す説明図である。図2から明らかなように、狭帯域フィルタ及びコリメータ光学機器を設置することなく、波長帯(λ1−α),λ1,(λ1+α)のガードバンドが設けられているGE−PONシステムにおいて、不要な光波長の送受信を回避することができる。なお、図2における矩形部分は規格仕様を意味している。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、WDMフィルタ4,5を透過してきた波長1310nmの光信号を局側に伝送するするとともに、局側から送信された波長1490nm,1550nmの光信号をWDMフィルタ5側に伝送する光ファイバとして、波長1310nmを含む狭帯域、波長1490nmを含む狭帯域及び波長1550nmを含む狭帯域以外の帯域の光信号の透過を阻止する(反射させる)狭帯域フィルタの機能を有するグレーティング付ファイバ7を用いるように構成している。このため、狭帯域フィルタ及びコリメーティング光学機器を設置することなく、伝送品質を確保することができるようになり、その結果、小型化及び部材コストの低減を図ることができる効果を奏する。
<実施の形態2>
図3はこの発明の実施の形態2による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。図3において、実施の形態1で説明した図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を適宜省略する。
グレーティング付ファイバフェルール9は図1のグレーティング付ファイバ7におけるグレーティング部分に相当する部分を収納しているファイバフェルールである。
光ファイバ10は一端がグレーティング付ファイバフェルール9に収納されているグレーティング付ファイバと接続されており、WDMフィルタ5を透過してきた波長1310nmの光信号を伝送してコネクタ8側に出力する一方、コネクタ8側から入射された波長1490nm,1550nmの光信号(局側から送信された光信号)を伝送してWDMフィルタ5側に出力する。
上記実施の形態1では、ファイバフェルール6とコネクタ8の間にグレーティング付ファイバ7が接続されているものについて示したが、そのグレーティング付ファイバ7のグレーティング長を屈折率の変化によって短尺化することで、グレーティング部分をファイバフェルール6内に収納するようにしたのが実施の形態2である。具体的には、以下の通りである。
図3のグレーティング付ファイバフェルール9は、屈折率変化量をn倍にすると、グレーティング長を1/n2に短尺化することができることに着目して、ファイバフェルール内のファイバのコアにグレーティングさせたものである。
これにより、ファイバ余長処理の領域を削減することができる、すなわち、光ファイバ10の長さを短くすることができるため、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。また、ファイバ長が短尺化されることにより、直材コストの低減を図ることができる。
したがって、実施の形態2の光送受信モジュールは、実施の形態1の光送受信モジュールよりも更に、小型化及び部材コストの低減を図ることができる効果を奏する。
<実施の形態3>
図4はこの発明の実施の形態3による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。図4において、図1及び図3と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を適宜省略する。
グレーティング付コネクタ11は図1のグレーティング付ファイバ7におけるグレーティング部分に相当する部分を収納しているコネクタである。
実施の形態1の光送受信モジュールでは、ファイバフェルール6とコネクタ8の間にグレーティング付ファイバ7が接続されているものについて示したが、そのグレーティング付ファイバ7のグレーティング長を屈折率の変化によって短尺化することで、グレーティング付ファイバ7のグレーティング部分をコネクタ8内に収納するようにしたのが実施の形態3である。具体的には、以下の通りである。
図4のグレーティング付コネクタ11は、屈折率変化量をn倍にすると、グレーティング長を1/n2に短尺化することができることに着目して、コネクタ11内の光ファイバのコアにグレーティングさせグレーティング部分を設けたものである。
これにより、ファイバ余長処理の領域を削減することができるため、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。また、ファイバ長が短尺化されることにより、直材コストの低減を図ることができる。
したがって、実施の形態3の光送受信モジュールは、実施の形態1の光送受信モジュールよりも更に、小型化及び部材コストの低減を図ることができる効果を奏する。
<実施の形態4>
図5はこの発明の実施の形態4による光送受信モジュールの構成を示す説明図である。図5において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を適宜省略する。
グレーティング付レセプタクル12は図中WDMフィルタ5の右隣に設置されて、シングルモードファイバの一端と接続されており、光モジュールとの光軸調整機能及び外部コネクタとの接続機構を有している光モジュール部品である。
また、グレーティング付レセプタクル12は図1のグレーティング付ファイバ7におけるグレーティング部分に相当する部分を収納している。
実施の形態1では、ファイバフェルール6とコネクタ8の間にグレーティング付ファイバ7が接続されているものについて示したが、そのグレーティング付ファイバ7のグレーティング長を屈折率の変化によって短尺化することで、グレーティング付ファイバ7をレセプタクル内に収納したのが実施の形態4である。具体的には、以下の通りである。
図5のグレーティング付レセプタクル12は、屈折率変化量をn倍にすると、グレーティング長を1/n2に短尺化することができることに着目して、レセプタクル内のファイバのコアにグレーティングさせたものである。
これにより、ファイバ余長処理の領域を削減することができるため、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。また、ファイバ長が短尺化されることにより、直材コストの低減を図ることができる。
したがって、実施の形態4の光送受信モジュールは、実施の形態1の光送受信モジュールよりも更に、小型化及び部材コストの低減を図ることができる効果を奏する。
<実施の形態5>
図6はこの発明の実施の形態5による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構造を示す説明図である。
図6に示すように、コア13を円心状に覆ってクラッド14が設けられ、コア13は傾斜ファイバグレーティング部15と、迷光減衰用光ファイバ部16とを有している。
実施の形態5では、波長フィルタとして傾斜ファイバグレーティングを用いる。以下ではまず、傾斜ファイバグレーティング部15の作製方法について説明する。光ファイバグレーティングは光ファイバへの紫外光露光により作製する。使用する光ファイバとしては、光送受信モジュールへ外部(コネクタ8側(図1参照)、透過光の入射側)から接続される光ファイバと、コア径や開口数などの光学的特性に互換性がある機種が望ましい。光学的に互換性がないと光ファイバコネクタ等を介して光送受信モジュールと外部ファイバを接続させた場合に接続損失が生じ、信号劣化の原因となってしまう。本実施の形態では、光通信用に用いられる石英ガラス系ファイバ(石英ガラスクラッドとGe(ゲルマニウム)添加コアからなる)ではなく、GeとB(ボロン)を添加して露光感度を高めたいわゆるフォトセンシティブファイバを用いる。具体的には、クラッドは同じ石英ガラスであり、コアにGeとBを添加し、モードフィールド径と開口数とクラッド径を外部の単一モードファイバと同様の仕様とした光ファイバを用い、モードフィールド径が約10μm,開口数が約0.13,クラッド径が125μmである。
ファイバグレーティングの露光前に、露光感度を高めるために高圧水素(100気圧)雰囲気中にて2週間の処理を行った後、Nd−YAGレーザ(出力200mW、波長266nm)を照射してグレーティングを形成した。露光用のレーザは、エキシマレーザを用いてもよい。紫外光を照射する部分は、ファイバの被覆を除去してクラッドが露出するようにしておき、位相マスクに近接させた状態で露光する。
位相マスクは、波長1.55μm帯がブラッグ波長となるように周期が調整されており、マスクの周期構造が光ファイバの長手方向の垂直線に対して角度θ(図6参照)で傾斜しているようにセットする。θは、−90°より大きく90°未満の範囲で規定される。
傾斜ファイバグレーティング部15において、ブラッグ波長より短波長側でクラッドモードと呼ばれる透過損失が生じる。周期が均一なグレーティングでは、クラッドモード損失は周期的なくし状のスペクトル形状となるが、周期をグレーティング内で変化させたチャープグレーティングでは、スペクトル形状が平均化されてブロードなスペクトル形状になる。
ファイバグレーティングの光学特性を説明するために、図7に傾斜ファイバグレーティング部15のスペクトル測定例を示したグラフを用いる。ファイバグレーティングは、フォトセンシティブファイバを用い、位相マスクを約3.1度傾斜させ、グレーティング長を5mm,チャープ量約0.4nmの条件で露光して得られた。図7には透過損失と反射のスペクトルを示している。ブラッグ反射が波長1556〜1557nmに存在するが、傾斜角度をブラッグ反射が小さくなる条件に調整してあるため、反射強度は−30dB以下の小さな値となっている。反射強度が十分小さいため、上記波長には透過損失のスペクトルには構造が現れていない。透過損失スペクトルで1553nmより短波長側に現れる損失は、前述のクラッドモードに起因するものである。ファイバグレーティングがチャープしているので、くし状のスペクトル構造が平均化されている。1555nm付近の損失は、基本伝搬モードから高次のLP11モードへの反射に起因するスペクトル構造であり、ゴーストグレーティングとも呼ばれる。露光前の光ファイバではこのモードは伝搬損失が大きくスペクトル構造としても現れないが、グレーティングの露光によりコアの平均屈折率が高くなって伝搬損失が減少すると、図7に示すように透過損失としては増大するようになる。LP11モードはグレーティングを露光していないファイバ領域では減衰してしまうので、本来は反射強度は大きくならないと考えられるが、グレーティングの不均一性などの影響により残留反射が生じることがある。図7の波長1554〜1555nmに現れている反射強度−25dB程度の構造は、そのような残留反射によるものである。
ブラッグ反射強度およびクラッドモードとゴーストグレーティングの透過損失は、グレーティング傾斜角度に依存して変化するため、所望の特性を得るためには露光時のマスク傾斜角度の調整が必要である。特にブラッグ反射はグレーティング傾斜角度に敏感に依存する性質がある。ファイバグレーティング長が長いほど、露光による屈折率変化が大きいほど透過損失が大きくなるが、露光により生じる屈折率変化は使用するファイバの特性によって上限が決まっている。そのため、所望の透過損失を得るためには、まず使用するファイバに固有の適正な屈折率変化を想定し、次に必要な透過損失が得られるだけのグレーティング長を考慮して露光を行うようにする。
GE−PON用光送受信モジュールで使用するためには、波長フィルタの特性として波長1310nm帯の使用波長λAと1490nm帯の使用波長λB、1550nm帯の使用波長λCで透過損失が小さく、使用波長近傍のガードバンド(たとえば波長帯λC−α)で透過損失が大きいことと、それらの波長帯で低反射であることが必要である。
グレーティング長を50mm,グレーティングの傾斜角度を4.5度,露光による屈折率変化を2×10-3と想定した場合のファイバグレーティングの透過・反射スペクトル(計算結果)を図8のグラフに示す。
要求される透過損失の波長幅(たとえば1.5nm)を実現するために、チャープグレーティングとしている。ファイバグレーティングのブラッグ波長の最大値と最小値の差であるチャープ量は2.7nmとした。また、反射を低減するために、グレーティングの両端部で屈折率変化量を徐々に小さくするアポダイズ処理を想定している。
図8から1552nmの使用波長λCでの透過損失が小さいこと、使用波長より短波長側のガードバンド波長帯(波長帯λC−α)での透過損失が40dB以上であること(図8(a) 参照)、反射強度が小さいこと(図8(b) 参照)が確認でき、求められる仕様を計算上は満たすことがわかる。ファイバコア内でのグレーティングの傾斜は、マスク傾斜角度の約1.45倍になるため、作製時にはマスク傾斜角度を3.1度とする。ところが、実際に試作したファイバグレーティングの透過スペクトルを測定したところ、グレーティング部でクラッド部分を伝搬する迷光が生じて透過損失が小さくなってしまう問題が生じることが判明した。われわれはこの問題に対して、クラッド伝搬光がファイバジャケット界面での損失により減衰することを利用して、迷光減衰用の光ファイバ部をファイバグレーティングの端部に設けることで透過損失の減少を回避できることを見出しており、40dB以上の透過損失を得るためには、迷光減衰用の光ファイバ部を設ければよいことを測定で確かめた。図9は同一の傾斜ファイバグレーティング部15に対して迷光減衰用光ファイバ部16の長さを変えて透過損失を測定した結果を示すグラフである。図9から40dB以上の透過損失を得るためには、16cm以上の迷光減衰用光ファイバ部16を設ければよいことがわかる。
したがって、GE−PON用光送受信モジュールで使用するためには、前述の傾斜ファイバグレーティング部15に長さ16cm以上の迷光減衰用光ファイバ部16が付属した構造とすればよい。
反射特性については、傾斜角度を変えた試作を行い、3.1度付近で反射強度が極小となることを確認した。傾斜角度を最適に調整し、グレーティングを均一に露光することで良好な低反射特性を得ることができる。
以上、本実施の形態で説明したファイバグレーティングにより、GE−PON用光送受信モジュールで使用する波長領域で必要な波長特性が得られるため、実施の形態1及び実施の形態3で説明した事例の動作が実現でき、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。
<実施の形態6>
図10はこの発明の実施の形態6による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構造を示す説明図である。
図10に示すように、本実施の形態では、ファイバグレーティングとして、連結用傾斜ファイバグレーティング部17a(第1種グレーティング付ファイバ群)と連結用傾斜なしファイバグレーティング部17b(第2種グレーティング付ファイバ群)とからなる2つのグレーティング部を連結した構造を用いる。なお、図6と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を適宜省略する。
光ファイバには、実施の形態5の場合と同じフォトセンシティブファイバを用いる。以下では、それぞれのグレーティングの特性について説明する。
連結用傾斜ファイバグレーティング部17aは、ブラッグ反射が小さくなる傾斜角度とし、クラッドモードによる12.5dB以上の透過損失を有するように作製する。また、連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bは、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aの上記クラッドモード損失波長でブラッグ反射が生じるような周期で連結用傾斜ファイバグレーティング部17aに近接した位置に作製する。最終的に連結用傾斜ファイバグレーティング部17a、連結用傾斜なしファイバグレーティング部17b及び迷光減衰用光ファイバ部16がこの順序で連結されているように作製する。連結用傾斜ファイバグレーティング部17aが外部(コネクタ8側(図1参照))との接続側になる。それぞれのグレーティングは、別々に露光することも、対応する2種類のパターンが形成された位相マスクを用いて一括で露光することも可能であるが、一括で露光するほうがコストを低減できるので好ましい。
連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bは、ブラッグ反射による反射強度が大きい波長帯を有し,その中心波長がブラッグ波長である。連結用傾斜ファイバグレーティング部17aの透過損失が十分大きい波長帯が連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bの反射波長帯を含むようにすることで、外部側から見た連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射の強度を小さくすることができる。もし連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射波長帯で連結用傾斜ファイバグレーティング部17aの透過損失が小さい波長が含まれると、その波長で外部側から見た反射強度が大きくなってしまう。
上記のように、外部側から見た連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射の強度を小さくした状態では、全ファイバグレーティングの透過損失は連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射波長帯で特に大きくなるので、光送受信モジュールで使用する波長フィルタとしては、透過阻止波長範囲が上記ブラッグ波長帯に含まれるようにすればよい。また、透過阻止波長範囲が広い場合は、グレーティングをチャープさせることにより,波長範囲を拡大することができる。
波長位置の相対関係としては、クラッドモードによる透過損失がブラッグ反射よりも短波長で生じることから、連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射による透過損失波長帯域に含まれる透過阻止波長範囲を連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのブラッグ波長帯域よりも短波長側とし、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのブラッグ波長帯域よりも長波長側でブラッグ反射が生じないようにすることで上記のように、外部側から見た連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射の強度を小さくすることができる。連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのブラッグ反射強度は、傾斜角度の調整により小さくされているので、全波長において反射強度が小さい波長フィルタ特性を得ることができる。
所望の透過阻止波長範囲における、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aにおける傾斜グレーティングの光透過損失と、連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bにける傾斜なしグレーティングの光透過損失をそれぞれL1(dB),L2(dB)とするとき、「L1≧12.5,L1+L2≧40」(第1条件)を満足する必要がある。
また、上記の透過阻止波長範囲と傾斜グレーティングのブラッグ波長帯域とにおける傾斜グレーティングの光反射率をそれぞれR1(dB),R2(dB)とし、透過阻止波長範囲における傾斜なしグレーティングの反射率をR0(dB)とするとき、以下の式(1)(第2条件)を満足する必要がある。
Figure 0005279847
そして、上記第1及び第2条件を満足するとともに、上記透過阻止波長範囲における光フィルタ全体としての光透過損失の最小値が40dB以上、かつ全波長帯域にわたって光反射率が−25dB以下となるように、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aにおける傾斜グレーティングの傾斜角度と周期と迷光減衰用光ファイバ部16の光ファイバ長を調整することが可能である。
例えば、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aの長さを45mm,連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bの長さを10mm,位相マスク傾斜角度を3.1度,チャープ量を2.7nm,屈折率変化量を1.2×10-3,アポダイズ処理ありとした場合の連結ファイバグレーティングの光学特性の計算結果を図11のグラフに示す。透過損失(図11(a) 参照)、反射(図11(b) 参照)のいずれも上記の仕様(条件)を満たしていることがわかる。アポダイズ処理は、6次のスーパーガウシアン形状としたが、2次あるいは4次のスーパーガウシアン形状でもよい。
図11(a)では、1550nm帯に波長幅2nm程度で−40dB以上の大きな透過損失が見られるが、これは前述のように連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射によるものである。一方、この波長帯から短波長側にかけてのブロードな透過損失は、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのクラッドモードの透過損失によるものであり、2つのグレーティングの波長位置の相対関係が前述のようになっていることがわかる。また、図11(b)に見られる1550nm帯の2種類の反射帯のうち,短波長側は連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bのブラッグ反射が、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのクラッドモードの透過損失により低減されたものである。長波長側のものは、連結用傾斜ファイバグレーティング部17aのブラッグ反射強度であり、傾斜角度の調整により低減されている。
このような連結構造のファイバグレーティングは、実施の形態5で説明した1種類の傾斜ファイバグレーティングの場合に比べて、同じ屈折率変化量に対して短いファイバ長で高い透過損失が得られるので、製造が容易になる効果がある。また、傾斜グレーティングの単位長さあたりのチャープ量を大きくできるので、低反射特性が得やすくなる効果がある。
以上、本実施の形態で説明したファイバグレーティングにより、GE−PON用光送受信モジュールで使用する波長領域で必要な波長特性が得られるため、実施の形態1及び実施の形態3で説明した事例の動作が実現でき、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。
<実施の形態7>
図12はこの発明の実施の形態7による光送受信モジュール用ファイバグレーティングの構造を示す説明図である。
図12に示すように、本実施の形態では、ファイバグレーティングとして、連結用第1傾斜グレーティング部18a及び連結用第2傾斜グレーティング部18b(第1種グレーティング付ファイバ群)と連結用傾斜なしファイバグレーティング部17b(第2種グレーティング付ファイバ群)とを連結した構造としている。したがって、傾斜グレーティング部は2種類の傾斜グレーティング部18a,18bを連結した構造を呈している。なお、図6又は図10と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を適宜省略する。
光ファイバには、実施の形態5及び実施の形態6の場合と同じフォトセンシティブファイバを用いる。以下では、それぞれのグレーティングの特性について説明する。
傾斜グレーティング部は、連結用第1傾斜グレーティング部18a(第1の(傾斜)グレーティング)をブラッグ反射が小さくなる傾斜角度で作製し、連結用第2傾斜グレーティング部18b(第2の(傾斜)グレーティング)も同じ傾斜角度で作製する。第1のグレーティングと第2のグレーティングで、同じ周期と同じ大きさのチャープ量で、透過損失波長が重なるようにするが、第1のグレーティングの方がFBG(Fiber Bragg Grating)長を小さく、すなわち単位長さあたりのチャープ量が大きくなるようにする。このようにすることで、第1のグレーティングの反射率が第2のグレーティングの反射率よりも小さくなるようにできる。
連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bと迷光減衰用光ファイバ部16を、実施の形態6の場合と同様に作製する。連結用傾斜なしファイバグレーティング部17b(傾斜なしグレーティング)は傾斜グレーティングの上記クラッドモード損失波長でブラッグ反射が生じるような周期で傾斜グレーティング部18bに近接した位置に作製する。最終的に連結用第1傾斜グレーティング部18a、連結用第2傾斜グレーティング部18b、連結用傾斜なしファイバグレーティング部17b及び迷光減衰用光ファイバ部16がこの順序で連結されているように作製する。連結用第1傾斜グレーティング部18aが外部との接続側になる。それぞれのグレーティングは、別々に露光することも、対応する3種類のパターンが形成された位相マスクを用いて一括で露光することも可能であるが、一括で露光するほうがコストを低減できるので好ましい。
所望の透過阻止波長範囲における、上記第1の傾斜グレーティングの光透過損失と、上記第2の傾斜グレーティングの光透過損失と、上記傾斜なしグレーティングの光透過損失をそれぞれL11(dB),L21(dB),L2(dB)とするとき、「L11≧2.5,L11+L21≧12.5,L2≧15」(第3条件)を満足する必要がある。
前述した透過阻止波長範囲と上記第1の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯域とにおける、上記第1の傾斜グレーティングの光反射率をそれぞれR11(dB),R12(dB)とし、上記傾斜なしグレーティングのブラッグ反射による透過損失波長帯域と上記第1及び第2の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯域における、上記第2の傾斜グレーティングの光反射率をそれぞれR21(dB),R22(dB)とするとき、以下の式(2)及び式(3)(第4条件)を満足する必要がある。
Figure 0005279847
Figure 0005279847
そして、上記第3及び第4の条件を満足するとともに、上記透過阻止波長範囲における光フィルタ全体としての光透過損失の最小値が40dB以上、かつ全波長帯域にわたって光反射率が−25dB以下となるように、グレーティングの傾斜角度と周期と迷光減衰用の光ファイバ長を調整することが可能である。
例えば、連結用第1傾斜グレーティング部18aの長さを10mm,連結用第2傾斜グレーティング部18bの長さを35mm,連結用傾斜なしファイバグレーティング部17bの長さを10mm,位相マスク傾斜角度を3.1度,チャープ量を2.7nm,屈折率変化量を1.2×10-3,アポダイズ処理を実施の形態6の場合と同じとすれば、透過損失、反射のいずれも上記の仕様(条件)を満たす特性が得られる。
このような連結構造のファイバグレーティングは、実施の形態6で説明した2種類の傾斜ファイバグレーティングの場合に比べて低反射特性が得られやすく、製造が容易になる効果がある。これは波長フィルタ全体での反射特性を考えるとき、上記第1の傾斜グレーティングは傾斜グレーティングの単位長さあたりのチャープ量を大きくできるので、低反射にでき、上記第2の傾斜グレーティングによる反射の寄与は上記第1の傾斜グレーティングの透過損失により低減されるためである。
透過阻止波長範囲近傍において、外部側から見たグレーティング全体として低反射特性であるためには、外部側に近い傾斜グレーティングの透過損失波長範囲が、より内部側の傾斜グレーティングの反射波長範囲を含む必要がある。また、傾斜グレーティングの単位長さあたりのチャープ量が大きいほど低反射なグレーティングが得やすいが、透過損失強度も減少する。したがって、外部側に近い傾斜グレーティングに関して、透過損失波長範囲がより内部側の傾斜グレーティングの反射波長範囲以上になるように全チャープ量を調整し、反射低減効果が明らかな1dB以上の透過損失強度を有するように単位長さあたりのチャープ量とファイバグレーティング長を調整し、透過損失波長範囲が、より内部側の傾斜グレーティングの反射波長範囲を含むように波長位置も調整することで、外部側から見たグレーティング全体として低反射特性が得られるようにできる。
また、最も外部側の傾斜グレーティングの透過損失波長での反射を低減するには、たとえば下記のようにする。図7に示したように、透過損失波長と反射波長はほぼ同波長であるので、たとえば、上記の第1の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯と第2の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯を同じ波長位置とし、第1の傾斜グレーティングの全チャープ量を第2の傾斜グレーティングの全チャープ量以上として第1の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯が第2の傾斜グレーティングのブラッグ波長帯を含むようにすると、第1の傾斜グレーティングの透過損失波長帯が第2の傾斜グレーティングの反射波長帯を含むようにでき、外部側から見たグレーティング全体として低反射特性が得られるようにできる。
このような傾斜グレーティングの多重化は、多重度を2連結からさらに大きくするとより低反射特性が得られやすくなる効果がある。その際、周期は各傾斜グレーティングで同じとし、外部接続側に近い傾斜グレーティングほど単位長さあたりのチャープ量を大きく、全チャープ量は同じかそれ以上とすればよい。
以上、本実施の形態で説明したファイバグレーティングにより、GE−PON用光送受信モジュールで使用する波長領域で必要な波長特性が得られるため、実施の形態1及び実施の形態3で説明した事例の動作が実現でき、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。
<実施の形態8>
図13はこの発明の実施の形態8による光送受信モジュールに用いるファイバグレーティングの作製方法を示す説明図である。
ファイバグレーティングは紫外光の露光により作製するが、位相マスクを通過した紫外光がファイバクラッド表面を透過する際に光線の屈折が起こるため、ファイバ内で実際に露光される構造の傾斜角度が位相マスクの傾斜角度の約1.45倍になる。また、クラッドの円筒面による集光効果によりグレーティングの構造の不均一になるおそれも生じる。
本実施の形態では、図13(a)に示すように、誘電体板19上においてファイバ(コア13,クラッド14)周囲を紫外光透過性液体22で満たして露光用照射紫外光21で位相マスク20を介して露光する。
例えば、紫外光透過性液体22として水を用いる場合、水の屈折率がファイバクラッドの屈折率に近いため、クラッド14の表面での屈折の効果が低減される。その結果、ファイバ内で実際に露光される構造の傾斜角度が位相マスク20の傾斜角度の約1.1倍で収まる。位相マスク20の傾斜角度の調整精度は機械的な公差により決まるが、所望の傾斜角度でファイバグレーティングを作製することを考えると、ファイバ内で実際に露光される構造の傾斜角度が位相マスク20の傾斜角度の比が小さいほうがファイバ内で実際に露光される構造の傾斜角度の精度を高くすることができる。この場合には、角度精度が約30%改善できる。低反射特性を得るためには傾斜角度を所望の大きさに調整する必要があり、角度がずれるとブラッグ反射強度が増大してしまうので、角度精度が改善されると低反射特性の製造が容易になる効果がある。
同様の角度精度改善効果は、図13(b)に示すように、溝つき誘電体板23に設けた溝部23gにファイバ(コア13,クラッド14)を設置して、露光用照射紫外光21を位相マスク20を介して露光することによっても得られる。
例えば、溝つき誘電体板23として石英ガラス板に溝を設けた場合には、ファイバクラッドの屈折率と差がないのでクラッド表面で光線の屈折が生じないようになる。その結果、ファイバ内で実際に露光される構造の傾斜角度が位相マスクの傾斜角度と同じになり、グレーティングの角度精度がさらに改善できる。溝つき誘電体板23に設けた溝部23gは、ファイバクラッドの形状に完全に一致している必要はなく、たとえば形成しやすいV字型の溝であっても同様の効果が得られる。
以上、本実施の形態で説明したファイバグレーティングにより、GE−PON用光送受信モジュールで使用する波長領域で必要な波長特性が得られるため、実施の形態1及び実施の形態3で説明した事例の動作が実現でき、加入者側光回線終端装置の省スペース化が可能になる。
この発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。

Claims (6)

  1. 特定の使用波長の光信号を送信または受信する送信/受信モジュールと、この送信/受信モジュールに光学的に接続され光信号を伝送する光ファイバとを備え、前記使用波長近傍に透過阻止波長範囲の必要な光モジュールにおいて、前記光ファイバは、
    前記透過阻止波長範囲での透過損失が所定値以上で反射強度が所定値以下となるように、伝送方向の垂直線に対して傾斜させたグレーティングを有する傾斜グレーティング付光ファイバ部(15,17a,18a,18b)と、当該光ファイバのクラッドを伝搬する迷光を減衰させるための迷光減衰用光ファイバ部(16)とを光学的に接続したものであって、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部を透過光の入射側に、前記迷光減衰用光ファイバ部を透過光の出射側に形成したものであることを特徴とする光モジュール。
  2. 前記光ファイバは、
    前記傾斜グレーティング付光ファイバ部と前記迷光減衰用ファイバ部との間に、伝送方向に対してほぼ垂直なグレーティングを有する垂直グレーティング付光ファイバ部(17b)を光学的に接続したものであることを特徴とする請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記傾斜グレーティング付光ファイバ部がチャープ回折格子からなり、
    前記垂直グレーティング付光ファイバ部は、ブラッグ反射による透過損失波長帯域を有し、この透過損失波長帯域に含まれる前記透過阻止波長範囲を前記傾斜グレーティング付光ファイバ部のブラッグ波長帯域よりも短波長側とし、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部のブラッグ波長帯域よりも長波長側でブラッグ反射が生じないようにしたことを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  4. 前記傾斜グレーティング付光ファイバ部は、透過光の入射側から順に第1傾斜グレーティングファイバ部と第2傾斜グレーティングファイバ部(18a,18b)とを形成したものであり、
    前記第1傾斜グレーティングファイバ部の単位長さあたりのチャープ量が前記第2傾斜グレーティング付光ファイバ部の単位長さあたりのチャープ量よりも大きく、かつ前記第1傾斜グレーティング付光ファイバ部の透過損失波長帯域が前記第2傾斜グレーティング付光ファイバ部の反射波長帯域を含むように構成したことを特徴とする請求項2に記載の光モジュール。
  5. 前記透過阻止波長範囲における、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部の光透過損失と、前記垂直グレーティング付光ファイバ部の光透過損失をそれぞれL1(dB),L2(dB)とするとき、「L1≧12.5,L1+L2≧40」を満足し、
    前記透過阻止波長範囲と、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部のブラッグ波長帯域における、前記傾斜グレーティング付光ファイバ部の光反射率をそれぞれR1(dB),R2(dB)とし、前記透過阻止波長範囲における前記垂直グレーティング付光ファイバ部の反射率をR0(dB)とするとき、以下の式(1)を満足するように、前記グレーティングの傾斜確度と周期、および前記迷光減衰用光ファイバ部の長さが調整されていることを特徴とする請求項3に記載の光モジュール。
    Figure 0005279847
  6. 前記透過阻止波長範囲における、前記第1傾斜グレーティング付光ファイバ部の光透過損失と、前記第2傾斜グレーティング付光ファイバ部の光透過損失と、前記垂直グレーティング付光ファイバ部の光透過損失をそれぞれL11(dB),L21(dB),L2(dB)とするとき、「L11≧2.5,L11+L21≧12.5,L2≧15」を満足し、
    前記透過阻止波長範囲と、前記第1傾斜グレーティング付光ファイバ部のブラッグ波長帯域における、前記第1傾斜グレーティング付光ファイバ部の光反射率をそれぞれR11(dB),R12(dB)とし、
    前記垂直グレーティング付光ファイバ部のブラッグ反射による透過損失波長帯域と、前記第1および第2傾斜グレーティング付光ファイバ部のブラッグ波長帯域における、第2傾斜グレーティング付光ファイバ部の光反射率をそれぞれR21(dB),R22(dB)とするとき、以下の数2,数3を満足するように、前記グレーティングの傾斜角度、周期とチャープ量、および前記迷光減衰用光ファイバ部の長さが調整されていることを特徴とする請求項4に記載の光モジュール。
    Figure 0005279847
    Figure 0005279847
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