JP5276855B2 - 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置 - Google Patents

紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5276855B2
JP5276855B2 JP2008035442A JP2008035442A JP5276855B2 JP 5276855 B2 JP5276855 B2 JP 5276855B2 JP 2008035442 A JP2008035442 A JP 2008035442A JP 2008035442 A JP2008035442 A JP 2008035442A JP 5276855 B2 JP5276855 B2 JP 5276855B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet
treated
water
irradiation amount
visible light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008035442A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009189991A (ja
Inventor
一郎 山野井
伊智朗 圓佛
晃治 陰山
直樹 原
昭二 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2008035442A priority Critical patent/JP5276855B2/ja
Priority to CNA2009100064676A priority patent/CN101514038A/zh
Publication of JP2009189991A publication Critical patent/JP2009189991A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5276855B2 publication Critical patent/JP5276855B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/30Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies
    • Y02W10/37Wastewater or sewage treatment systems using renewable energies using solar energy

Landscapes

  • Physical Water Treatments (AREA)

Description

本発明は、微生物の光回復現象を考慮した紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置に関する。
大腸菌や大腸菌群などの微生物に、波長300nm以下の紫外線を照射すると、微生物のDNA鎖中で隣接するチミンが二量体化する。これにより、二重螺旋よりなるDNA鎖間の接続部分が切断され、DNAの複製が不可能になる。その結果、微生物は複製,感染能力を失い、不活化する。
微生物の不活化率は、照射された紫外線のエネルギー量と相関があり、エネルギー量が大きいと、不活化率が増大する。紫外線のエネルギー量を紫外線照射量といい、単位面積当たりの紫外線照射強度と紫外線照射時間との積で表される。紫外線照射強度には、紫外線源である紫外線ランプの出力量と、被処理水の紫外線透過率が関係し、照射時間には、被処理水の流速、すなわち紫外線水処理装置に流入する被処理水の流量が関係する。
そのため、一般的には、照射時間を考慮して、目標とする水質レベルとなる微生物数になるように紫外線照射量を決定している。
紫外線ランプの照射量制御には、複数のランプ群の点灯,消灯を制御する方法や、ランプへ印加する電圧を制御する方法がある。例えば、[特許文献1]に記載の水処理装置は、紫外線透過率により、装置内の紫外線ランプの点灯本数を制御し、必要な紫外線照射量を得ている。[非特許文献1]に記載の水処理装置では、被処理水の水質や流量に応じて、紫外線ランプの電圧を制御することで、紫外線照射量を制御している。
特開平8−229550号公報 吉野ら、「出力制御可能な紫外線消毒装置と実証実験」、第34回下水道研究発表会講演集、pp.710−712(1997)
しかし、現実の紫外線水処理では、紫外線照射により不活化された微生物が、処理後に再活性化する光回復と呼ばれる現象が生じる。光回復は、DNA周辺に存在する修復酵素が、農業用水における配水先や、下水放流水における放流先で照射される太陽光線などの可視光線により活性化されることで生じる現象で、修復酵素は紫外線により生成したチミンの二量体を開裂することでDNA鎖間の切断を修復し、再度活性化させる。光回復する微生物の量は、可視光線の照射量と相関がある。
[特許文献1],[非特許文献1]に記載の水処理装置に代表されるように、一般的な紫外線水処理装置では、光回復について考慮されていない。光回復が考慮されていない場合、放流先での微生物数が、要求水質レベルの微生物数よりも多くなる可能性もあり、安全性に関する課題があった。
又、仮に光回復が考慮される場合でも、光回復量が不明なため、紫外線を過剰に照射することになり、その結果、紫外線ランプの消費電力が過大となり、ランニングコストや環境負荷の増大を招いていた。
本発明の目的は、可視光線が照射された後の配水先あるいは放流先における処理水中の微生物数を目標数以下にできる紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、過剰に紫外線を照射するものでなく、装置の消費電力を抑えることができる紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明は、放流先の処理水に照射される可視光線の可視光線照射量を計測する可視光線照射量計測装置により計測された可視光線照射量と、紫外線照射槽に具備された紫外線透過率計測装置で計測された紫外線透過率と、紫外線照射槽の上流側に設けられた流量計で計測された被処理水の流量と、に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線源出力を算出する紫外線照射量の演算部を備えたものである。
前記可視光線照射量から、前記紫外線源により処理水中の処理微生物に照射される可視光線による処理微生物の光回復率を算出し、該算出された光回復率から紫外線源により処理される処理微生物の不活化率を算出し、該算出された不活性率に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出し、該算出された紫外線照射量に基づいて前記紫外線源出力を算出するものである。
又、前記紫外線照射量と、前記紫外線透過率と、前記紫外線源の出力に基づき、前記流量を制御する被処理水流量の制御部を備えたものである。
又、前記光照射部に流入する被処理水の濁度あるいは浮遊物質量に基づき、前記紫外線源出力を算出する紫外線源出力の演算部を備えたものである。
又、算出した前記紫外線照射量,前記被処理水の流量,前記紫外線源の出力値,前記可視光線照射量計測装置により計測された情報のうちの少なくとも一つを表示する表示装置を備えたものである。
本発明によれば、紫外線処理後の処理水への可視光線の照射量を取得し、微生物の光回復量を算出することで、適切な紫外線照射量を決定することができ、可視光線が照射された後の配水先あるいは放流先における処理水中の微生物数を目標数以下にできる。また、過剰に紫外線を照射する必要がないため、装置の消費電力を抑えることができる。
本発明の各実施例を図面により説明する。
本発明の実施例1を、図1から図6により説明する。図1は、紫外線水処理設備の構成図である。
図1に示すように、光照射される紫外線照射槽3は、内部に紫外線源である紫外線ランプ4と、紫外線透過率の計測装置である紫外線センサ5を備えている。紫外線照射槽3の上流側には、送水ポンプ1と流量計2が接続され、後流側には放流先6が接続されている。放流先6には、可視光線照射量の計測装置である可視光線センサ7が設置されている。
図1中の実線の矢印は、被処理水或いは処理水の流れ方向を示し、送水ポンプ1へ流入する被処理水15は、紫外線照射槽3で紫外線を照射され、処理水16として放流先6に流出する。
図1中の点線の矢印は、信号の流れを示す。放流先6で可視光線センサ7により計測された可視光線照射量17は、紫外線照射量の演算部8に入力され、紫外線照射量18が求められる。この紫外線照射量18と、流量計2で計測される被処理水の流量計測値21と、紫外線センサ5で計測される被処理水の紫外線透過率22は、紫外線源出力の演算部9に入力され、紫外線ランプ4の出力である紫外線源出力19が求められる。求められた紫外線源出力19は、紫外線源出力の制御部10に入力され、紫外線源出力の制御部10で演算された紫外線源出力制御信号20により紫外線ランプ4の出力が制御される。表示装置11には、紫外線照射量の演算部8からの紫外線照射量演算部情報23および紫外線源出力の演算部9からの紫外線源出力演算部情報24が入力され、画面に表示される。
このように構成される紫外線水処理設備の適用例として、下水処理場における紫外線水処理設備を例にとり、動作,作用を説明する。
下水処理場では、被処理水は最終沈殿池より流出する二次処理水であり、被処理水を送水ポンプ1で紫外線照射槽3へと送水する。また、放流先6は河川であり、紫外線照射槽3の処理水を河川に放流する。
被処理微生物を大腸菌群とし、放流先6の河川にて、可視光線源である太陽からの太陽光線が照射される。この太陽光線の照射量は、可視光線照射量の計測装置である可視光線センサ7、すなわち日射量計により計測される。
なお、放流先6は、河川の他に、海,湖沼,水路,タンク,貯留池,畑,田圃,工場,修景場,水洗場,親水場,散水場でも良い。被処理微生物は、大腸菌,一般細菌,従属栄養細菌等の細菌類や、クリプトスポリジウム等の原虫類や、ノロウイルス等のウイルス類や、アオコ等の藍藻類や、クロレラ等の緑藻類でも良い。可視光線源としては、人工光源である蛍光灯,白熱灯,発光ダイオード等でも良い。可視光線照射量取得手段は、光量センサや照度センサや超高速光センサやフォトトランジスタやフォトンセンサや太陽電池でもよい。
光回復を考慮しない場合には、紫外線照射後の処理水中の微生物数である処理微生物数C1(個/mL)は、数1に示すように、処理水中の微生物の紫外線処理目標数である処理微生物目標数C(個/mL)と等しい、あるいは小さくなるように制御される。ここで、数1の等号は、バランスのよい制御が実施される場合に成立する。
Figure 0005276855
被処理水中の被処理微生物の数である被処理微生物数をC0(個/mL)とすると、微生物(ここでは大腸菌群)の不活化率I(−)は、数2で表される。
Figure 0005276855
この不活化率I(−)と紫外線照射量DUV(J/m2)の関係を図2に示す。紫外線照射量の演算部8には、この関係を組み込んだテーブルあるいは数式が備えられ、入力された不活化率I(−)に対する紫外線照射量DUV(J/m2)を決定し、出力する。これより、処理微生物目標数Cを達成するために必要な紫外線照射量DUVが決定される。図2に示す関係は、実験により求めても良く、文献値を参考にしても良い。また、処理微生物数C1は、処理場における年間最大値を参考にした推定値としても良く、年間変動値を参考にした推定値としても良く、週日単位で直近の測定値を参考にした推定値でも良く、リアルタイムな計測による結果を反映させても良い。
紫外線照射量は、紫外線照射強度と紫外線照射時間の積で表されるが、上述したように、紫外線照射強度には、紫外線源である紫外線ランプの出力と、被処理水の紫外線透過率が関係する。照射時間には、被処理水の流速、すなわち紫外線水処理設備に流入する被処理水の流量が関係する。
これらの関係から、流量と紫外線透過率と紫外線照射量を紫外線源出力の演算部9に入力すると、紫外線ランプ4の出力量が計算され、その計算値を基に、紫外線源出力の制御部10において、紫外線ランプ4の出力量が制御される。なお、紫外線ランプ4は単数でも良く、複数でも良い。紫外線ランプ4が複数の場合には、それぞれの紫外線ランプ4の点灯,消灯も紫外線源出力の制御部10により制御される。
この制御は、処理場出口,下水処理場の場合は放流口まで可視光線が照射されない場合を想定したもので、その場合は、現行の水質基準を満たすことができる。
しかし、実際は、放流先6である河川あるいは河川に至るまでの水路において、太陽光などの可視光線が照射される場合があり、一旦不活化された大腸菌群の一部が光回復する。光回復後の処理微生物数である光回復後微生物数をC2(個/mL)とすると、光回復率Pr(−)は、数3で定義される。
Figure 0005276855
数3での等号は、放流先6である河川あるいは河川に至るまでの水路において、可視光線が全く照射されない場合に成立する。数1と数3から、光回復後微生物数C2は、数4となり、可視光線が照射される場合には、光回復後微生物数C2は処理微生物数C1より大きくなり、処理微生物目標数Cを上回るという安全性の問題が生じる恐れがあることが分かる。
Figure 0005276855
光回復を考慮する場合でも、一定の光回復を見越して不活化率Iを決定する場合がある。数2と数3より、不活化率Iは数5で表される。
Figure 0005276855
数5に、想定される最大の可視光線照射量DVLmaxを照射した際の光回復率Prmaxを図3に示す関数に代入すると、光回復を最大限考慮した不活化率I1が求められる。このI1を図2に示す関数へ代入すると、紫外線照射量DUVが求められる。
しかし、実際の可視光線照射量は、天気,時刻により刻々と変化するため、最大可視光線照射量DVLmaxより求めた紫外線照射量DUVは、積算的に見ると過剰となり、紫外線水処理装置としては、過大な電力を消費する可能性がある。
実施例1では、紫外線水処理設備に、可視光線センサ7を備えているので、刻々と変化する可視光線照射量DVLを計測することができる。計測した可視光線照射量DVLから、可視光線照射量DVLに対する光回復率Prの関係を表す図3の関数を用いて、光回復率Prを導出する。
数5により、不活化率Iを求め、その時の可視光線照射量DVLに対する適切な紫外線照射量DUVを求める。これにより、連続的に変化する可視光線照射量DVLに対する適切な紫外線照射量DUVを連続的に求めることができる。
図4は、時刻に対する紫外線照射量DUVの関係の一例であるが、これより、一定の光回復を見越して不活化率Iを決定する場合と比較して、本実施例1の制御方式では、消費電力を低減できることが分かる。
放流先に至るまでの水路において、可視光線が照射される場合は、処理水の更なる安全性を確保するために、放流先に至るまでの水路に可視光線センサを設けて、これらの可視光線センサで計測される可視光線照射量を加味して、上述するようにして紫外線照射量を求め、求められた紫外線照射量DUVを制御することにより、消費電力を低減でき、大腸菌群の光回復を抑えることができる。放流先に至るまでの水路における可視光線照射量は、後述するように、地域の日射量情報や、天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報でも良い。
また、実際の環境では、可視光線照射量以外にも、放流先6の水質(水温,pH,溶存酸素濃度等)や環境(捕食生物の存在等)も処理微生物の光回復率に影響を与える。これらの影響を光回復率Prに考慮しても良い。
上述した紫外線照射量は、紫外線照射量の演算部8に組み込んだテーブルあるいは数式により計算される。求められた紫外線照射量18と、流量計2で計測される被処理水流量計測値21と、紫外線センサ5で計測される被処理水の紫外線透過率22は、紫外線源出力の演算部9に入力され、紫外線ランプ4の出力である紫外線源出力19が求められる。その結果は、紫外線源出力の制御部10に入力され、紫外線源出力制御信号20により紫外線ランプ4の出力が制御される。
図5に表示装置11の画面例を示す。表示装置11の画面30には、被処理水流量計測値21,紫外線透過率22,可視光線照射量17,紫外線照射量の演算部8により求められる紫外線照射量18,紫外線ランプ出力の演算部9により求められる紫外線源出力19が表示される。表示装置11としては、PC,計装盤,グラフィックパネル,情報携帯端末,携帯電話のいずれでも良い。
以上、説明したように、実施例1では、可視光線照射量に基づき、紫外線水処理設備後段の放流先における処理水中の光回復後微生物数を、処理微生物目標数内に抑制できる紫外線照射量を計算し、その計算値と被処理水の流量と被処理水の紫外線透過率に基づき、紫外線ランプの出力量を計算し、紫外線ランプの出力を制御するともに、その制御値を操作員に提示することが可能となる。
ここで、可視光線照射量計測装置は、例えば日射量計である可視光線センサ7以外に、放流先6が位置する地域の日射量情報や、天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報でも良く、天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報を用いる場合には、図6に一例を示すように、得られた情報と日射量の関係を示す表を用いて、日射量を決定する。また、実施例1では、可視光線の照射による仕事率を、適切な照射時間で積分した、積算エネルギー量としたが、可視光線の照射による仕事率を可視光線照射量としても良い。
本発明の実施例2を、図7から図10により説明する。図7は、実施例2の紫外線水処理設備の構成図である。
実施例2の紫外線水処理設備は、実施例1の紫外線水処理設備と同様に構成されているが、本実施例では、流量計2と紫外線照射槽3との間に濁度計12を設け、濁度計12から紫外線ランプ出力の演算部9へ濁度計計測値25を入力するようになっている。
このように構成される紫外線水処理設備の適用例として、下水処理場における紫外線水処理設備を例にとり、動作,作用を説明する。
実施例2では、実施例1に示した被処理水の流量,可視光線照射量,紫外線透過率に加えて、濁度計12により被処理水の濁度を計測する。
濁度は、被処理水中の浮遊物質の存在を意味しており、浮遊物質は、被処理微生物への紫外線照射を遮るため、浮遊物質が多いと被処理微生物は不活化されにくくなる。特に、浮遊物質に付着あるいは包含された被処理微生物は、浮遊物質の少ない被処理水中を浮遊する被処理微生物と比較して、不活化に紫外線照射量がかなり多く必要となる。
図8は、濁度Tu(−)を変化させた時の不活化率I(−)と紫外線照射量DUV(J/m2)の関係を表している。図8から分るように、低濁度時には、濁度Tuが0の場合と比較して、大きな違いは見られないが、濁度Tuが大きくなると、同じ不活化率Iを達成するために必要な紫外線照射量DUVが大きくなる。この傾向は、不活化率Iが増加すると顕著になるが、これは不活化に必要な紫外線照射量が大きい、浮遊物質に付着,包含された被処理微生物の割合が大きくなるためである。
このように、再生水などの高い不活化率を必要とする高品質の処理水を得る際には、特に浮遊物質の影響を考慮する必要がある。なお、図8に示す関係は、実験により求めても良く、文献値を参考にしても良い。また、濁度以外の指標として浮遊物質量を用いても良い。上述した紫外線照射量は、紫外線照射量の演算部8に組み込んだテーブルあるいは数式により計算される。
本実施例では、実施例1と同様に、可視光線センサ7により計測された可視光線照射量17に基づき、紫外線照射量演算部8により紫外線照射量が決定される。求められた紫外線照射量18と、流量計2で計測される被処理水流量計測値21と、紫外線センサ5で計測される被処理水の紫外線透過率22とに、濁度計12で計測される濁度計計測値25である濁度Tuを、紫外線源出力の演算部9に入力することで、紫外線ランプ4の出力である紫外線源出力19が求められる。求められた紫外線源出力19は、紫外線源出力の制御部10に入力され、紫外線源出力制御信号20により紫外線ランプ4の出力が制御される。
図9に濁度を考慮した場合と、濁度を考慮していない場合の光回復後微生物数履歴の一例を示す。このように濁度Tuの影響を加味することで、光回復後微生物数C2が処理微生物目標数Cを上回ることを防ぐことができる。
図10に表示装置11の画面例を示す。表示装置11の画面30には、被処理水流量計測値21,紫外線透過率22,濁度計計測値31,可視光線照射量17,照射量演算部8により求められる紫外線照射量18,紫外線ランプ出力演算部9により求められる紫外線源出力19が示される。表示装置としては、PC,計装盤,グラフィックパネル,情報携帯端末,携帯電話のいずれでも良い。
以上説明したように、実施例2では、可視光線照射量に基づき、紫外線水処理設備後段の放流先における処理水中の光回復後微生物数を、処理微生物目標数内に抑制できるような紫外線照射量を計算する。その計算値と被処理水の流量と被処理水の紫外線透過率と被処理水の濁度あるいは浮遊物質量に基づいて、紫外線ランプの出力量を計算し、紫外線ランプの出力を制御するとともに、その制御値を操作員に提示することが可能となる。
なお、可視光線照射量計測装置は、日射量計である可視光線センサ7以外に、例えば放流先6が位置する地域の日射量情報や、天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報でも良い。天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報を用いる場合には、図6に示すように、得られた情報と日射量の関係を示す表を用いて、日射量を決定する。また、実施例2では、可視光線の照射による仕事率を、適切な照射時間で積分した、積算エネルギー量としたが、可視光線の照射による仕事率を可視光線照射量としても良い。
本発明の実施例3を図11により説明する。図11は、本実施例の紫外線水処理設備の構成図である。
本実施例は、実施例2と同様に構成されているが、本実施例では、紫外線源出力の演算部の代わりに被処理水流量の演算部13が、紫外線出力の制御部10の代わりに被処理水流量の制御部14が設けられ、被処理水流量の制御部14から送水ポンプ1に被処理水流量制御信号26が送信されるようになっている。
放流先6での可視光線センサ7により計測された可視光線照射量17は、紫外線照射量演算部8に入力され、紫外線照射量18が求められる。この紫外線照射量18と、紫外線センサ5で計測される被処理水の紫外線透過率22と、濁度計12で計測される濁度計計測値25は、被処理水流量演算部13に入力され、送水ポンプ1の流量である被処理水水量27が求められる。求められた被処理水水量27は、被処理水流量の制御部14に入力され、被処理水流量制御信号26により送水ポンプ1による被処理水15の流量が制御される。表示装置11では、紫外線照射量演算部8からの紫外線照射量演算部情報23および紫外線源出力演算部9からの紫外線源出力演算部情報24が画面に出力される。
このように構成される紫外線水処理設備の動作,作用を説明する。実施例1と実施例2では、下水の二次処理水を処理して河川に放流する例を説明した。この場合、下水処理場への流入量の全量を処理する必要があるため、一般に被処理水の流量は入力値となる。これに対して、実施例3は、被処理水の流量が出力値となる。例えば、紫外線水処理設備前段に貯水タンクを持つ工場での排水処理では、貯水タンクが満水になるまでは、排水量を制御できるため、紫外線源の出力を一定として、放流先の可視光線照射量に応じて、被処理水流量を設定するといった運転が可能になる。
被処理水流量の演算部13における被処理水流量の計算の具体例を以下に示す。紫外線源の出力と相関する紫外線照射強度をIUV(W/m2)、被処理水への紫外線照射時間をtUV(s)とし、被処理水流量Q(m3/s)が紫外線照射時間tUVに反比例するとみなすと、紫外線照射量DUVは、数6,数7で表される。
Figure 0005276855
Figure 0005276855
ここでV(m3)は光照射部の体積である。
紫外線源の出力を一定とする運転を実施する場合、紫外線強度IUVも一定となるため、数7から、被処理水流量Qは紫外線照射量DUVに反比例する。可視光線照射量DVLが大きい場合、光回復率Prが大きくなり、必要な紫外線照射量DUVが増加する。その結果、被処理水流量Qが小さくなる。逆に、可視光線照射量DVLが小さい夜間や雨天時などでは、光回復率Prが小さく、必要な紫外線照射量DUVが減少するため、被処理水流量Qが大きくなる。
ここでは、被処理水水量27の計算に、被処理水流量の演算部13に組み込んだ数7を用いる例を示したが、被処理水流量演算部13に組み込んだテーブルにより計算しても良い。
実施例1,実施例2と同様に、可視光線センサ7により計測された可視光線照射量17に基づき、紫外線照射量の演算部8により紫外線照射量が決定される。求められた紫外線照射量18と、紫外線センサ5で計測される被処理水の紫外線透過率22と、濁度計12で計測される濁度計計測値25は、被処理水流量演算部13に入力され、送水ポンプ1の流量である被処理水水量27が求められる。その結果は、被処理水流量の制御部14に入力され、被処理水流量制御信号26により送水ポンプ1による被処理水15の流量が制御される。表示装置11の画面には、実施例2と同様の画面が表示される。
以上説明したように、実施例3では、可視光線照射量に基づき、紫外線水処理設備後段の放流先における処理水中の光回復後微生物数を、処理微生物目標数内に抑制できるような紫外線照射量を計算する。その計算値と被処理水の紫外線透過率と被処理水の濁度あるいは浮遊物質量とに基づいて、紫外線ランプの出力量を計算し、送水ポンプの流量を制御するとともに、その制御値を操作員に提示することが可能となる。
なお、可視光線照射量計測装置は、日射量計である可視光線センサ7以外に、例えば、放流先6が位置する地域の日射量情報や、天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報でも良い。天気情報,天候情報,日出,日没時刻情報を用いる場合には、図6に示すように、得られた情報と日射量の関係を示す表を用いて、日射量を決定する。また、実施例3では、可視光線の照射による仕事率を、適切な照射時間で積分した、積算エネルギー量としたが、可視光線の照射による仕事率を可視光線照射量としても良い。
本発明の実施例1である紫外線水処理設備の構成図である。 不活化率と紫外線照射量の関係を示す図である。 可視光線照射量と光回復率の関係を示す図である。 本実施例の紫外線照射量履歴を示す図である。 実施例1の紫外線照射量制御装置の画面の表示例を示す図である。 各条件における可視光線照射量を示す図である。 本発明の実施例2である紫外線水処理設備の構成図である。 濁度を変化させた時の不活化率と紫外線照射量の関係を示す図である。 濁度を考慮する場合と考慮しない場合の光回復後微生物数履歴の比較を示す図である。 実施例2の紫外線照射量制御装置の画面の表示例を示す図である。 本発明の実施例3である紫外線水処理設備の構成図である。
符号の説明
1 送水ポンプ
2 流量計
3 紫外線照射槽
4 紫外線ランプ
5 紫外線センサ
6 放流先
7 可視光線センサ
8,9,13 演算部
10,14 制御部
11 表示装置
12 濁度計
15 被処理水
16 処理水
17 可視光線照射量
18 紫外線照射量
19 紫外線源出力
20 紫外線源出力制御信号
21 被処理水流量計測値
22 紫外線透過率
23 紫外線照射量演算部情報
24 紫外線源出力演算部情報
25 濁度計計測値
26 被処理水流量制御信号
27 被処理水水量

Claims (7)

  1. 内部に紫外線源と、
    紫外線透過率を計測する紫外線透過率計測装置を具備する紫外線照射槽と、
    該紫外線照射槽の上流側に設けられ被処理水の流量を計測する流量計と、
    前記紫外線照射槽の後流側に設けられ処理水を放流する放流先と、
    該放流先の可視光線の照射量を計測する可視光線照射量計測装置と、
    前記紫外線透過率の計測装置の計測値と前記流量計の計測値と前記可視光線照射量計測装置の計測値とを入力し、前記可視光線照射量計測装置の計測値である可視光線照射量から、可視光線照射量を照射した際の光回復率との関係を示す関数により処理水中の処理微生物に照射される可視光線による処理微生物の光回復率を算出し、該算出された光回復率から、被処理水中の微生物数および目標とされるべき光回復後微生物数を用いて,紫外線源により処理される処理微生物の不活化率を算出し、該算出された不活化率から、前記不活化率と紫外線照射量との関係を示す関数に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出し、前記流量計で計測された被処理水の流量から紫外線照射時間を算出し、紫外線照射量が紫外線照射強度と紫外線照射時間の積である関係から紫外線照射強度を算出し、該算出された紫外線強度から、前記紫外線透過率計測装置により計測された紫外線透過率に基づいて紫外線源の出力量を算出して、前記紫外線源の出力制御信号を出力する制御部を備えた紫外線水処理設備。
  2. 前記紫外線照射槽の上流側に前記被処理水の濁度を計測する濁度計を具備するものであって、
    前記濁度計で計測された濁度から、濁度を変化させた時の不活化率と紫外線照射量との関係を示す関数により算出される前記不活化率に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出する請求項1に記載の紫外線水処理設備。
  3. 内部に紫外線源と、
    紫外線透過率を計測する紫外線透過率計測装置を具備する紫外線照射槽と、
    該紫外線照射槽の上流側に設けられ被処理水の流量を制御する送水ポンプと、
    前記紫外線照射槽の上流側に設けられ被処理水の濁度を計測する濁度計と、
    前記紫外線照射槽の後流側に設けられ処理水を放流する放流先と、
    該放流先の可視光線の照射量を計測する可視光線照射量計測装置と、
    前記紫外線透過率の計測装置の計測値と前記濁度計の計測値と前記可視光線照射量計測装置の計測値とを入力し、前記可視光線照射量計測装置の計測値である可視光線照射量から、可視光線照射量を照射した際の光回復率との関係を示す関数により処理水中の処理微生物に照射される可視光線による処理微生物の光回復率を算出し、該算出された光回復率から、被処理水中の微生物数および目標とされるべき光回復後微生物数を用いて,紫外線源により処理される処理微生物の不活化率を算出し、濁度計で計測された濁度から、濁度を変化させた時の不活化率と紫外線照射量との関係を示す関数により算出される前記不活化率に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出し、紫外線源の出力量と前記紫外線透過率計測装置により計測された紫外線透過率に基づいて紫外線照射強度を算出し、紫外線照射量が算出した前記紫外線照射強度と紫外線照射時間の積である関係から紫外線照射時間を算出し,算出された紫外線照射強度と紫外線照射量との比により、算出した前記紫外線照射時間に求める被処理水流量が反比例することから前記送水ポンプの被処理水流量を求めて、記送水ポンプの流量制御信号を出力する制御部を備えた紫外線水処理設備。
  4. 前記放流先に至るまでの水路で可視光線が照射される場合は、前記可視光線可視光線照射量計測装置が前記水路に設置されている請求項1から3のいずれかに記載の紫外線水処理設備。
  5. 放流先の処理水に照射される可視光線の可視光線照射量を計測する可視光線照射量計測装置により計測された可視光線照射量から、可視光線照射量を照射した際の光回復率との関係を示す関数により処理水中の処理微生物に照射される可視光線による処理微生物の光回復率を算出し、該算出された光回復率から、被処理水中の微生物数および目標とされるべき光回復後微生物数を用いて,紫外線源により処理される処理微生物の不活化率を算出し、該算出された不活化率から、前記不活化率と紫外線照射量との関係を示す関数に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出し、紫外線照射槽の上流側に設けられた流量計で計測された被処理水の流量から紫外線照射時間を算出し、紫外線照射量が紫外線照射強度と紫外線照射時間の積である関係から紫外線照射強度を算出し、該算出された紫外線強度から、紫外線照射槽に具備された紫外線透過率計測装置で計測された紫外線透過率に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線源出力を算出する紫外線照射量の演算部を備えた紫外線照射量制御装置。
  6. 前記紫外線照射槽の上流側に前記被処理水の濁度を計測する濁度計を具備するものであって、前記濁度計で計測された濁度から、濁度を変化させた時の不活化率と紫外線照射量との関係を示す関数により算出される前記不活化率に基づいて前記紫外線源により照射する紫外線照射量を算出する請求項5に記載の紫外線照射量制御装置。
  7. 算出した前記紫外線照射量,前記被処理水の流量,前記紫外線源の出力値,前記可視光線照射量計測装置により計測された可視光線線量の情報のうちの少なくとも一つを表示する表示装置を備えた請求項5又は6に記載の紫外線照射量制御装置。
JP2008035442A 2008-02-18 2008-02-18 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置 Expired - Fee Related JP5276855B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035442A JP5276855B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置
CNA2009100064676A CN101514038A (zh) 2008-02-18 2009-02-18 紫外线水处理设备及其紫外线照射量控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008035442A JP5276855B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009189991A JP2009189991A (ja) 2009-08-27
JP5276855B2 true JP5276855B2 (ja) 2013-08-28

Family

ID=41038673

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008035442A Expired - Fee Related JP5276855B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5276855B2 (ja)
CN (1) CN101514038A (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5414721B2 (ja) * 2011-03-17 2014-02-12 株式会社東芝 紫外線照射装置の監視制御システム
JP6382714B2 (ja) * 2014-12-26 2018-08-29 野村マイクロ・サイエンス株式会社 純水製造装置
CN108563153A (zh) * 2017-12-29 2018-09-21 安力斯(天津)环保设备制造有限公司 一种新型的饮用水杀菌器集成控制系统
CN110081973B (zh) * 2019-04-23 2021-03-05 深圳清华大学研究院 一种紫外线灯水下发射功率的测量方法及测量装置
JP6863429B2 (ja) * 2019-10-07 2021-04-21 栗田工業株式会社 Toc処理装置及び処理方法

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3920504B2 (ja) * 1999-08-10 2007-05-30 株式会社荏原製作所 紫外線殺菌装置
JP3871272B2 (ja) * 2003-06-30 2007-01-24 月島機械株式会社 下水処理設備および下水処理方法
JP4468223B2 (ja) * 2005-03-30 2010-05-26 株式会社東芝 紫外線照射を利用した水処理システム
JP4901250B2 (ja) * 2006-03-17 2012-03-21 株式会社東芝 紫外線消毒装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101514038A (zh) 2009-08-26
JP2009189991A (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4264111B2 (ja) 紫外線照射システムおよび水質監視装置
JP5276855B2 (ja) 紫外線水処理設備及びその紫外線照射量制御装置
Lin et al. Monitoring and control of UV and UV-TiO2 disinfections for municipal wastewater reclamation using artificial neural networks
Kaiser et al. Process control for ozonation systems: a novel real-time approach
CN1840483B (zh) 紫外线辐射水处理系统
US20120208264A1 (en) Method and apparatus for detection of livign phytoplankton cells in water
De la Obra Jiménez et al. Continuous flow disinfection of WWTP secondary effluents by solar photo-Fenton at neutral pH in raceway pond reactors at pilot plant scale
Emami-Meibodi et al. An experimental investigation of wastewater treatment using electron beam irradiation
Smeets et al. Inactivation of Escherichia coli by ozone under bench-scale plug flow and full-scale hydraulic conditions
CN104163540A (zh) 用于臭氧-生物组合工艺的臭氧投加自动控制系统
CN104326529B (zh) 一种羟基自由基处理高藻水的方法和装置
Zhou et al. Disinfection effect of a continuous-flow ultrasound/ultraviolet baffled reactor at a pilot scale
Guerra-Rodríguez et al. Life Cycle Assessment of sulfate radical based-AOPs for wastewater disinfection
JP5142895B2 (ja) 液体処理装置
Qiang et al. Development of a tri-parameter online monitoring system for UV disinfection reactors
CN208008504U (zh) 一种紫外杀菌的控制系统
CN204569477U (zh) 一种紫外线消毒装置
WO2019030232A1 (en) METHOD AND SYSTEM FOR DISINFECTION CONTROL IN WATER RECIRCULATION CIRCUITS
CN210150881U (zh) 一种基于紫外活化过硫酸盐的有机废水处理装置
JP3934287B2 (ja) 紫外線殺菌装置
JP6298918B1 (ja) 排水処理装置
CN103488117A (zh) 一种污水厂进水毒性预警监测装置
JP2002112761A (ja) 微生物計測センサ
Fan et al. Promotion and inhibition of oxygen transfer under fine bubble aeration by activated sludge
KR101421505B1 (ko) 밸러스트수 중의 잔류염소농도 측정장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110607

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120508

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120706

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130205

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130520

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees