JP5273014B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、画像への情報の埋め込みおよび埋め込まれた情報の抽出の技術に関する。
近年、著作権保護、トレース、偽造防止、改ざん検知等の目的で、画像、動画、音声などのコンテンツに任意の情報を埋め込む技術の検討が進められている。
特許文献1には、コンテンツに埋め込むシンボル列の復号精度を向上させるために、符号化対象シンボル列Xとパイロットシンボル列Aを桁毎に加算し、符号化対象シンボル列Xと演算後シンボル列X+Aを結合して{X,X+A}とし、更に、バイナリシンボル列の元0/1の出現確率を均等にするように、これに全て「1」のシンボル列Bを桁毎に加算した{X+B,X+A+B}を結合して{X,X+A,X+B,X+A+B}とする技術が開示されている。後半分{X+B,X+A+B}は前半分{X,X+A}のビット毎反転になり、前半分{X,X+A}を簡略にYと標記すると、全体の{X,X+A,X+B,X+A+B}は{Y,Y+B}と標記することができる。
ところで、コンテンツへの情報埋め込み技術では、当然ながら、埋め込まれている情報シンボルをコンテンツから正しく抽出できることが要求される。特に、埋め込み前の原稿等との対比を要さず、情報が埋め込まれたコンテンツだけを用いて情報を抽出できることが要求される。
ここで、コンテンツに埋め込まれている情報の情報量(サイズ)を正確に判断することは、埋め込まれている情報をコンテンツから抽出する上で重要な事項となる。すなわち、コンテンツには画像の汚れ等に起因する読取エラーに対する耐性を高めるために同じ情報が繰り返し埋め込まれているため、情報の1単位分の情報量がわからないと情報の正確な抽出が行えないからである。
例えば、近年普及しているQRコード等の情報埋め込み方式では、埋め込まれている情報の情報量をヘッダ情報により判断することができ、その情報量に基づいて情報の抽出を適切に行うことができる。
また、特許文献2にも、画像情報に付加情報を多重化して印刷する場合に、付加情報のサイズを示す情報およびその誤り訂正符号情報でヘッダ情報を生成して多重化させる技術が開示されている。
上述したように、ヘッダ情報を含む情報埋め込み方式では、埋め込まれている情報の情報量をヘッダ情報から判断して情報の抽出を適切に行うことができる。しかし、ヘッダ情報を含まない情報埋め込み方式では簡易に情報量を判断する手法がない。
上述した特許文献1に示された符号は復号精度の点で優れたものであるが、ヘッダ情報を含まないため、簡易に情報量を判断する方法がなく、情報の抽出を適切に行うことができない。
図1は誤った情報量の判断により埋め込み情報の抽出が正常に行えない例を示す図である。すなわち、特許文献1に示された符号のタイプとして64bit版と128bit版があるとして、埋め込み側で128bit版により画像に情報が埋め込まれたとする。この場合、抽出側で64bit版との判断で情報の抽出を行うと、情報の抽出が行えなかったり、間違った情報の抽出となったりしてしまうことになる。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、ヘッダ情報を含まず後半分が前半分のビット毎反転になる符号を対象に、埋め込まれた情報の情報量を簡易に判断し、情報の抽出を適切に行うことのできる画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明にあっては、請求項1に記載されるように、ヘッダ情報を含まず後半分が前半分のビット毎反転になる符号を埋め込んだ画像情報を処理する画像処理装置であって、処理対象画像を取得する画像取得手段と、取得した処理対象画像から所定の長さの処理対象シンボル列を抽出するシンボル列抽出手段と、抽出した処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定するビット反転判定手段と、当該ビット反転判定手段でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さから対応する情報量を決定する情報量決定手段と、決定された情報量に基づいて前記処理対象シンボル列から情報を抽出する情報抽出手段とを備える画像処理装置を要旨としている。
また、請求項2に記載されるように、請求項1に記載の画像処理装置において、前記ビット反転判定手段がビット反転になっていないと判定した場合に、前記ビット反転判定手段は、前記所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列に対して、当該所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定し、前記情報量決定手段は、前記ビット反転判定手段でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さより短い長さから対応する情報量を決定するようにすることができる。
また、請求項3に記載されるように、請求項1または2のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像取得手段は、紙原稿をスキャンして画像を取得するようにすることができる。
また、請求項4に記載されるように、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記情報抽出手段は、誤り訂正符号を利用して情報を復号するようにすることができる。
また、請求項5に記載されるように、ヘッダ情報を含まず後半分が前半分のビット毎反転になる符号を埋め込んだ画像情報を処理する画像処理装置の処理方法であって、処理対象画像を取得する画像取得工程と、取得した処理対象画像から所定の長さの処理対象シンボル列を抽出するシンボル列抽出工程と、抽出した処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定するビット反転判定工程と、当該ビット反転判定工程でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さから対応する情報量を決定する情報量決定工程と、決定された情報量に基づいて前記処理対象シンボル列から情報を抽出する情報抽出工程とを備える画像処理方法として構成することができる。
また、請求項6に記載されるように、請求項5に記載の画像処理方法において、前記ビット反転判定工程がビット反転になっていないと判定した場合に、前記ビット反転判定工程は、前記所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列に対して、当該所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定し、前記情報量決定工程は、前記ビット反転判定工程でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さより短い長さから対応する情報量を決定するようにすることができる。
また、請求項7に記載されるように、請求項5または6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記画像取得工程は、紙原稿をスキャンして画像を取得するようにすることができる。
また、請求項8に記載されるように、請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、前記情報抽出工程は、誤り訂正符号を利用して情報を復号するようにすることができる。
また、請求項9に記載されるように、画像処理装置を構成するコンピュータを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載された各手段として機能させる画像処理プログラムとして構成することができる。
本発明の画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムにあっては、ヘッダ情報を含まない符号であっても、符号の後半分が前半分のビット毎反転になるという性質を利用することで、埋め込まれた情報の情報量を簡易に判断し、情報の抽出を適切に行うことができる。
誤った情報量の判断により埋め込み情報の抽出が正常に行えない例を示す図である。 本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置の構成例を示す図である。 情報埋め込みの処理例を示すフローチャートである。 埋め込みシンボル列の例を示す図である。 埋め込み情報抽出の概要を示す図である。 埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。 距離計算の対象部分の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態で対象とする埋め込みシンボル列の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態にかかる画像処理装置の構成例を示す図である。 埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態で対象とする埋め込みシンボル列の例を示す図である。 本発明の第3の実施形態による埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。 距離計算の対象部分の例を示す図である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<第1の実施形態>
図2は本発明の第1の実施形態にかかる画像処理装置の構成例を示す図である。
図2において、画像処理装置1は、バス(BUS)上に接続された、CPU(Central Processing Unit)11と、メモリ12と、HDD(Hard Disk Drive)13と、入力部(操作キー等)14と、表示部(液晶パネル等)15と、印刷部(プリンタエンジン等)16と、読み取り部(スキャナ等)17とを備えている。
メモリ12上には、CPU11を動作させるコンピュータプログラムが格納されている。情報の埋め込みに用いられるコンピュータプログラムとして、埋め込みシンボル列生成モジュール121と、シンボル埋め込みモジュール122と、画像出力モジュール123とが設けられている。画像からの情報の抽出に用いられるコンピュータプログラムとして、処理対象画像取得モジュール124と、処理対象シンボル列抽出モジュール125と、距離計算モジュール126と、情報量決定モジュール127と、情報抽出モジュール128とが設けられている。
図3は情報埋め込みの処理例を示すフローチャートである。
図3において、処理を開始すると、先ず、埋め込みシンボル列生成モジュール121の動作により、埋め込みシンボル列を生成する(ステップS101)。具体的には、埋め込みシンボル列としてシンボル列{Y,Y+B}を生成する。このうち、シンボル全てが「1」のシンボル列Bは予め保持しておく。Yの長さはNとする。ここでは、情報量Aの場合は、図4(a)に示すように、埋め込みシンボル列は{Y,Y+B}と標記する。Yの長さはNとする。情報量Aの場合は、図4(b)に示すように、埋め込みシンボル列は{Y,Y+B}と標記する。Yの長さはNとする。
図3に戻り、続いて、シンボル埋め込みモジュール122の動作により、埋め込みシンボル列を画像に埋め込む(ステップS102)。具体的には電子透かし技術等を用いて情報を埋め込む。例えば、特開2006−222570号公報に示されるような文字間隔の間隔長を用いて情報を埋め込むとか、特開2009−81832号公報に示されるような地紋パターンで情報を埋め込むことができる。なお、画像に情報の埋め込みを行う場合、画像の各所にシンボル列を繰り返して埋め込むことにより、原稿の汚れ等に対する耐性を強くすることができる。
次いで、画像出力モジュール123の動作により、埋め込みシンボル列を埋め込んだ画像を出力する(ステップS103)。例えば、印刷部16により画像を用紙に出力するとか、HDD13にデータを出力して保存することができる。
次に、情報が埋め込まれた画像からの情報の抽出について説明する。情報が埋め込まれた画像は、読み取り部17によりスキャンされて取得されるか、データの状態で取得される。
図5は埋め込み情報抽出の概要を示す図である。符号のタイプとして64bit版と128bit版があり、埋め込み側で64bit版あるいは128bit版により画像に情報が埋め込まれたとする。この場合、抽出側では、先ず情報量を判断してバージョン判断を行い、バージョンに合った適切なモジュールにより情報の抽出を行う。従って、情報の抽出が行えなかったり、間違った情報の抽出となったりしてしまうことがなくなる。
図6は埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。なお、画像に埋め込む情報量はAもしくはAのいずれかであるものとする。例えば、Aは128bit、Aは64bitとする。
図6において、処理を開始すると、処理対象画像取得モジュール124の動作により、処理対象画像を取得する(ステップS201)。例えば、読み取り部17により紙原稿を画像として読み込んだり、装置内のHDD13から電子画像をロードしたりする。更に、ネットワークを経由して電子画像を取得することも考えられる。
次いで、処理対象シンボル列抽出モジュール125の動作により、処理対象画像から処理対象シンボル列を抽出する(ステップS202)。抽出するシンボル列の長さは、図7(a)に示すように、情報量の長い方、例えば64bitと128bitの場合は128bitの埋め込みシンボル列の長さ(2N)に設定する。
図6に戻り、続いて、距離計算モジュール126の動作により、処理対象シンボル列の前半部Cと後半部Cをビット毎に対比し、ハミング距離を計算する(ステップS203)。前半部Cと後半部Cのハミング距離をCと標記する。
次いで、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きいか否か判断する(ステップS204)。処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図7(a)に示すように、前半部CはY、後半部CはY+Bとなり、全ビットが異なることとなり、ハミング距離は最大値となって閾値Tより大きくなる。逆に、処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図7(b)に示すように、前半部Cは{Y,Y+B}、後半部Cも{Y,Y+B}となり、全ビットが同じとなり、ハミング距離は最小値となって閾値Tより小さくなる。
図6に戻り、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS204のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、情報抽出モジュール128の動作により、処理対象シンボル列の前Nビットを抽出情報とする(ステップS205)。そして、抽出結果を出力し(ステップS209)、処理を終了する。
一方、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きくない場合(ステップS204のNo)、今度は情報量をAと想定し直し、処理対象シンボル列を2Nの長さに変更し、変更後の処理対象シンボル列の前半部Dと後半部Dのハミング距離を距離計算モジュール126の動作により計算する(ステップS206)。前半部Dと後半部Dのハミング距離をDと標記する。
次いで、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きいか否か判断する(ステップS207)。処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図7(b)に示すように、前半部DはY、後半部DはY+Bとなり、全ビットが異なることとなり、ハミング距離は最大値となって閾値Tより大きくなる。
図6に戻り、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS207のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、情報抽出モジュール128の動作により、処理対象シンボル列の前Nビットを抽出情報とする(ステップS208)。そして、抽出結果を出力し(ステップS209)、処理を終了する。
また、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きくない場合(ステップS207のNo)、判断不能として処理を終了する。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、埋め込みシンボル列としてシンボル列{Y,Y+B}のYは直接情報ではなく、誤り訂正符号の符号語としている。誤り訂正符号としては、例えば、BCH符号、RS符号等を用いることができる。
図8は第2の実施形態で対象とする埋め込みシンボル列の例を示す図であり、(a)は情報量Aの場合、(b)は情報量Aの場合をそれぞれ示している。
図9は第2の実施形態にかかる画像処理装置の構成例を示す図である。図2に示した第1の実施形態における画像処理装置1の構成と比較して、メモリ12に誤り訂正符号複合モジュール129が新たに設けられている点が異なる。
図10は埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。
図10において、ステップS301〜S304、S306、S307の処理は、図6に示した第1の実施形態におけるステップS201〜S204、S206、S207の処理と同様である。
図10においては、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS304のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、処理対象シンボル列の前Nの長さを復号対象とする(ステップS305)。また、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS307のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、処理対象シンボル列の前Nの長さを復号対象とする(ステップS308)。
そして、ステップS305もしくはステップS308の後、誤り訂正符号複合モジュール129の動作により、誤り訂正符号で復号を行う(ステップS309)。すなわち、情報量がAの場合は、前Nの長さのシンボル列を復号対象にして誤り訂正符号により復号する。情報量がAの場合は、前Nの長さのシンボル列を復号対象にして誤り訂正符号により復号する。
その後、抽出結果を出力し(ステップS209)、処理を終了する。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、画像に埋め込まれている情報量が3種類である場合に対応したものである。情報量は、例えば、A(256bit)、A(128bit)もしくはA(64bit)のいずれかであるものとしている。情報量が4種類以上である場合も同様に対応することができる。
図11は第3の実施形態で対象とする埋め込みシンボル列の例を示す図であり、(a)は情報量Aの場合、(b)は情報量Aの場合、(c)は情報量Aの場合をそれぞれ示している。
図12は第3の実施形態による埋め込み情報抽出の処理例を示すフローチャートである。
図12において、処理を開始すると、処理対象画像取得モジュール124の動作により、処理対象画像を取得する(ステップS401)。
次いで、処理対象シンボル列抽出モジュール125の動作により、処理対象画像から処理対象シンボル列を抽出する(ステップS402)。抽出するシンボル列の長さは、図13(a)に示すように、情報量のいちばん長い256bitの埋め込みシンボル列の長さ(2N)に設定する。
図12に戻り、続いて、距離計算モジュール126の動作により、処理対象シンボル列の前半部Cと後半部Cをビット毎に対比し、ハミング距離を計算する(ステップS403)。
次いで、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きいか否か判断する(ステップS404)。処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(a)に示すように、前半部CはY、後半部CはY+Bとなり、全ビットが異なることとなり、ハミング距離は最大値となって閾値Tより大きくなる。逆に、処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(b)に示すように、前半部Cは{Y,Y+B}、後半部Cも{Y,Y+B}となり、全ビットが同じとなり、ハミング距離は最小値となって閾値Tより小さくなる。同様に、処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(c)に示すように、前半部Cは{Y,Y+B3,,Y+B}、後半部Cも{Y,Y+B3,,Y+B}となり、全ビットが同じとなり、ハミング距離は最小値となって閾値Tより小さくなる。
図12に戻り、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS404のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、情報抽出モジュール128の動作により、処理対象シンボル列の前Nビットを抽出情報とする(ステップS405)。そして、抽出結果を出力し(ステップS412)、処理を終了する。
一方、ハミング距離Cが事前設定した閾値Tより大きくない場合(ステップS404のNo)、今度は情報量をAと想定し直し、処理対象シンボル列を2Nの長さに変更し、変更後の処理対象シンボル列の前半部Dと後半部Dのハミング距離を距離計算モジュール126の動作により計算する(ステップS406)。
次いで、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きいか否か判断する(ステップS407)。処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(b)に示すように、前半部DはY、後半部DはY+Bとなり、全ビットが異なることとなり、ハミング距離は最大値となって閾値Tより大きくなる。逆に、処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(c)に示すように、前半部Dは{Y,Y+B}、後半部Dも{Y,Y+B}となり、全ビットが同じとなり、ハミング距離は最小値となって閾値Tより小さくなる。
図12に戻り、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS407のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、情報抽出モジュール128の動作により、処理対象シンボル列の前Nビットを抽出情報とする(ステップS408)。そして、抽出結果を出力し(ステップS412)、処理を終了する。
また、ハミング距離Dが事前設定した閾値Tより大きくない場合(ステップS407のNo)、今度は情報量をAと想定し直し、処理対象シンボル列を2Nの長さに変更し、変更後の処理対象シンボル列の前半部Eと後半部Eのハミング距離を距離計算モジュール126の動作により計算する(ステップS409)。
次いで、ハミング距離Eが事前設定した閾値Tより大きいか否か判断する(ステップS410)。処理対象シンボル列が実際には情報量Aである場合、図13(c)に示すように、前半部EはY、後半部EはY+Bとなり、全ビットが異なることとなり、ハミング距離は最大値となって閾値Tより大きくなる。
図12に戻り、ハミング距離Eが事前設定した閾値Tより大きい場合(ステップS410のYes)、情報量決定モジュール127の動作により情報量はAと判定し、情報抽出モジュール128の動作により、処理対象シンボル列の前Nビットを抽出情報とする(ステップS411)。そして、抽出結果を出力し(ステップS412)、処理を終了する。
また、ハミング距離Eが事前設定した閾値Tより大きくない場合(ステップS410のNo)、判断不能として処理を終了する。
<総括>
以上説明したように、本実施形態によれば、ヘッダ情報を含まない符号であっても、符号の後半分が前半分のビット毎反転になるという性質を利用することで、埋め込まれた情報の情報量を簡易に判断し、情報の抽出を適切に行うことができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
1 画像処理装置
11 CPU
12 メモリ
121 埋め込みシンボル列生成モジュール
122 シンボル埋め込みモジュール
123 画像出力モジュール
124 処理対象画像取得モジュール
125 処理対象シンボル列抽出モジュール
126 距離計算モジュール
127 情報量決定モジュール
128 情報抽出モジュール
129 誤り訂正符号複合モジュール
13 HDD
14 入力部
15 表示部
16 印刷部
17 読み取り部
特開2009−76968号公報 特開2002−218207号公報

Claims (9)

  1. ヘッダ情報を含まず後半分が前半分のビット毎反転になる符号を埋め込んだ画像情報を処理する画像処理装置であって、
    処理対象画像を取得する画像取得手段と、
    取得した処理対象画像から所定の長さの処理対象シンボル列を抽出するシンボル列抽出手段と、
    抽出した処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定するビット反転判定手段と、
    当該ビット反転判定手段でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さから対応する情報量を決定する情報量決定手段と、
    決定された情報量に基づいて前記処理対象シンボル列から情報を抽出する情報抽出手段と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記ビット反転判定手段がビット反転になっていないと判定した場合に、
    前記ビット反転判定手段は、前記所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列に対して、当該所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定し、
    前記情報量決定手段は、前記ビット反転判定手段でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さより短い長さから対応する情報量を決定する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像取得手段は、紙原稿をスキャンして画像を取得する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記情報抽出手段は、誤り訂正符号を利用して情報を復号する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. ヘッダ情報を含まず後半分が前半分のビット毎反転になる符号を埋め込んだ画像情報を処理する画像処理装置の処理方法であって、
    処理対象画像を取得する画像取得工程と、
    取得した処理対象画像から所定の長さの処理対象シンボル列を抽出するシンボル列抽出工程と、
    抽出した処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定するビット反転判定工程と、
    当該ビット反転判定工程でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さから対応する情報量を決定する情報量決定工程と、
    決定された情報量に基づいて前記処理対象シンボル列から情報を抽出する情報抽出工程と
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  6. 請求項5に記載の画像処理方法において、
    前記ビット反転判定工程がビット反転になっていないと判定した場合に、
    前記ビット反転判定工程は、前記所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列に対して、当該所定の長さより短い長さの処理対象シンボル列の前半分と後半分がビット反転になっているか否かを判定し、
    前記情報量決定工程は、前記ビット反転判定工程でビット反転になっていると判定した場合に、前記所定の長さより短い長さから対応する情報量を決定する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  7. 請求項5または6のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像取得工程は、紙原稿をスキャンして画像を取得する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記情報抽出工程は、誤り訂正符号を利用して情報を復号する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  9. 画像処理装置を構成するコンピュータを、請求項1乃至4のいずれか一項に記載された各手段として機能させる
    ための画像処理プログラム。
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