JP5271072B2 - 画像処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像処理方法に関する。特に、これに限定されないが、ノイズの効果によって少なくとも部分的に影響を受ける画像を処理する方法に関する。
シーンの画像を劣化させる多くのノイズ源が存在する。例えば、シーンの画像は、霧又はかすみ等による光の光学的散乱によってたびたび劣化する。この光学的散乱は、画像の幾つかの部分において付加的な明るさを生じ、文献では「エアライト」と呼ばれている。エアライトによる画素値の成分を除去するため、画像を処理することが望ましい。
カメラで生成された画像によって表されるシーンの全ての点と、カメラ位置との間の距離が、ほぼ一定であれば、エアライトは推定可能であり、画像の各々の画素へ式(1)を適用することによってエアライトを除去することができる。

y=m(x−c) (1)

xは、元の画素値であり、
cは、「エアライト」を表すように選択された補正値であり、
mは、尺度化パラメータであり、
yは、修正された画素値である。
パラメータcが正しく選択されると仮定すると、式(1)に従って単色画像の各々の画素を処理するステップは、エアライトを除去することによって画像を向上させる。しかし、パラメータcの適切な値を決定することは、多くの場合、問題を含む。
コントラスト測定値、例えば、画素値の平均に対する画素値の標準偏差の比を使用することによって、パラメータcを推定する様々な公知の方法がある。しかし、そのようなコントラスト測定値は、エアライトによって誘導されたコントラスト損失と、本来的に低いコントラストのシーンとを区別しない。例えば、砂丘の画像は、多くの場合、エアライトが存在しないときでも、シーンの明るい部分と暗い部分との間に、コントラストをほとんど提供しない。したがって、パラメータcを決定する場当たり的なスキームは、往々にして深刻な画像歪曲を生じる。
式(1)を参照して説明した上記の方法は、単色画像に適用することができる。カラー画像を処理する場合、更なる問題が生じる。典型的には、画素値へのエアライトの寄与、したがってパラメータcの値は、光の波長(カラー)に依存する。したがって、式(1)をカラー画像へ適用するのであれば、画像の赤、緑、及び青チャネルについて、パラメータcの異なる値が必要となる。
上記で説明した方法は、画像によって表されたシーンの中の全ての点からカメラ位置が等距離であるとする。公開された欧州特許EP0839361は、本発明者の一人によって開発された方法を説明する。この特許において、式(1)で異なる画素のためにパラメータcの異なる値が使用され、その使用は、前記画素によって表されたシーン内の位置とカメラ位置との間の距離に依存して行われる。本発明は、後方散乱される光が、カメラ位置とシーン内の位置との間の距離に依存して変動するという認識から生じた。
本発明の実施形態の目的は、上記で概説した問題の少なくとも幾つかを回避又は緩和することである。
本発明によれば、シーンの画像を表す画像データを処理し、画像データ中のノイズの推定値を生成する方法が提供される。本方法は、ノイズの推定値を入力として取る関数を含む。この関数は、複数の異なる推定値について評価され、関数が最適値を有する推定値が決定される。最適値は、関数の停留点、例えば、最小点であってもよい。
このようにして、本発明は、関数を単純に評価し、関数が最適値を有するノイズ推定値を決定することによって、画像の中に存在するノイズを決定するロバストな方法を提供する。
この文書の中で使用されるノイズの用語は、画像へ遅い変動オフセットを与える画像の任意のアーチファクトを意味するように使用される。ノイズの例は、これから更に詳細に説明するが、そのようなノイズの例はエアライトを含むことが理解される。
画像データは、画像の複数の画素の各々について画素値を含んでもよく、関数は画素値の少なくとも部分集合を入力として取ってもよい。
本方法は、更に、画像データをフィルタし、フィルタされた画像データを生成することを含んでもよい。フィルタされた画像データは、画像の画素の各々について、フィルタされた画素値を含む。関数は前記フィルタされた画素値の少なくとも部分集合を入力として取ってもよい。部分集合は、好ましくは、関数が画素値を入力として取る画素の同じ部分集合であるように選択される。
上記で説明された関数は、次の形式であってもよい。
Figure 0005271072
Kは、処理されるべき画素の数であり、
kは、画素kの値であり、
Figure 0005271072
は、上記で説明した低域フィルタを適用した後の画素kの値であり、
λは、パラメータの値であり、
S(λ)は、最適化されるべき関数である。
最適値は、当分野で周知の多数の任意の数値解析手法を使用して決定されてもよい。そのような数値解析手法は、好ましくは、画像の中に含まれるノイズについてゼロの初期推定値から始まる。
画像の中に存在するある種のノイズは、カメラ位置とシーン中の位置との間の距離に依存して変動することが知られている。そのような変動は、複数の異なる推定値を生成することによって、上記で記述された方法を使用して考慮されてもよい。
本発明は、更に、画像からノイズを除去する方法を提供する。本方法は、上記で記述された方法を使用して画像の中に含まれるノイズを推定し、次いで画像の各々の画素を処理して前記ノイズの推定値を除去し、前記出力画素値を生成することを含む。
ノイズを除去する方法は、更に、出力画素値に所定の係数を掛けることを含んでもよい。出力画素値に所定の係数を掛けることは、多数の周知の照明補償手法の1つを使用した照明補償を提供することができる。
画像の中に含まれるノイズは、少なくとも部分的には、大気の後方散乱光、カメラの暗電流効果、又はカメラレンズ上のごみの1つ又は複数に帰因する。
本発明の更なる態様によれば、前記請求項のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるように構成されたコンピュータ読み取り可能命令を搬送する搬送メディアが提供される。
本発明は、更に、画像を表す画像データ中にあるノイズの推定値を生成するコンピュータ装置を提供する。この装置は、プロセッサ読み取り可能命令を含むプログラム・メモリ、及び該プログラム・メモリの中に記憶された命令を読み取って実行するように構成されたプロセッサを含む。プロセッサ読み取り可能命令は、前述した方法をコンピュータに実行させるように構成された命令を含む。
本発明の更なる態様によれば、ビデオ・データの複数のフレームを処理して、向上したビデオ・データを生成する方法が提供される。本方法は、ビデオ・データの第1のフレームを処理し、ビデオ・データの前記フレームの中に含まれるノイズの推定値を生成し、ノイズの前記推定値を示すデータを記憶し、ビデオ・データの少なくとも1つの更なるフレームを処理して、ビデオ・データの前記第1のフレームの中に含まれるノイズの前記記憶された推定値を使用してビデオ・データの前記更なるフレームからノイズを除去し、ビデオ・データの前記更なるフレームを使用して生成されたビデオ・データの向上したフレームを出力することを含む。
このようにして、上記で記述された方法を使用することによって、ビデオ・データの第1のフレームの処理は比較的ゆっくりと進行し、ビデオ・データの少なくとも1つの更なるフレームの処理は比較的迅速に行われ、出力ビデオ・データの中で「発作」のアーチファクトが明瞭にならないようにすることができる。
ビデオ・データの第1のフレームは、上記で記述された方法に従って処理されてもよい。この処理は、更に、コントラスト向上パラメータを生成することができる。
添付の図面を参照し、例を挙げて、これから本発明の実施形態を説明する。
画像の画素値は、多くの場合、エアライトと呼ばれる大気の後方散乱光によって生じたノイズに帰因する成分を含む。そのようなノイズは、上記で記述されて下記で想起される式(1)を使用して、画像から除去可能である。
y=m(x−c) (1)
xは、元の画素値であり、
cは、「エアライト」を表すように選択された補正値であり、
mは、尺度化パラメータであり、
yは、修正された画素値である。
本発明の実施形態は、パラメータcの値を推定する方法を提供する。本方法は、図1のフローチャートに示される。本方法は、画像を定める画素の少なくとも部分集合に関連づけられた画素値をサンプリングし、これらの値をパラメータ関数の中へ入力し、関数が最適値を有するパラメータ関数のパラメータについて値を決定することによって動作する。そのようにして決定されたパラメータの値は、式(1)のパラメータcについて生成された値である。
図1を参照すると、処理されるべき画像の中の少なくとも幾つかの画素に関連づけられた画素値pが、ステップS1でサンプリングされる。ステップS2では、処理されるべき画像へ低域フィルタが適用され、画像の画素の各々について、フィルタされた画素値
Figure 0005271072
が生成される。フィルタは、好ましくは、ガウス型の核及び約5に等しいσ値を有する低域フィルタである。そのような低域フィルタの生成は当業者に周知である。
ステップS3では、パラメータ関数のパラメータλ(前述)が、典型的には、0の値へ初期化される。図1のステップS4で評価されるパラメータ関数は、式(2)の関数である。
Figure 0005271072
Kは、処理されるべき画素の数であり、
kは、画素kの値であり、
Figure 0005271072
は、上記で説明した低域フィルタを適用した後の画素kの値であり、
λは、パラメータの値であり、
S(λ)は、最適化されるべき関数である。
前述したように、λはステップS3で0の値へ初期化され、次いで式(2)がステップS4で評価される。ステップS5では、式(2)の評価された値が最適値、この場合は最小値であるかどうかが検査される。これがその場合であると決定されたとき、パラメータcはステップS6でλの決定された値となるように設定される。S(λ)が最小となるλの値が見つかるまで、λはステップS7で更新され、処理はステップS4へ戻る。
S(λ)の最小値の突き止め(ステップS3〜S7)は、多くの公知の数値最適化手法を使用して実行可能である。1つのそのような手法の更なる詳細を下記で呈示する。
関数S(λ)が最小となるλの値を決定するように、処理が実行されることが示された。これから、λのそのような値が、式(1)のパラメータcについて良好な推定値となることを示す。
画像は、領域の集まりであり、各々の領域はある種の可視表面に対応すると考えることができる。例えば、木は葉、幹、及び枝の領域の集まりとして見ることができる。各々の領域は、その局所的な色に関連づけられるあるスペクトル反射性を有する。各々の領域の中で、局所的表面方位の巨視的変動に主として起因する明るさの変動が存在する。画像をこのように考えることは、画像テクスチャの、かなり一般的で基本的なモデルに対応する。
上記で説明されたモデルの重要な特徴は、明るさの部分的変動は、実際の明るさからほぼ独立していることである。エアライトに起因する任意のオフセットは、この特徴を変化させ、したがって検出可能である。これは、図1及び式(2)を参照して上記で説明された処理の基礎として使用される。
説明される実施形態において、局所的テクスチャ変動は、正規(ガウス)分布を有すると仮定される。
処理されるべき画像は、M個の領域を含むと仮定され、領域mの平均の明るさはRmである。ここで、m=1...Mである。一般性の喪失は暗示されない。なぜなら、Mを非常に大きくすることができ、領域は非常に小さいからである。画像をこれらのM個の領域へ明瞭に区分することは行われない。
画像内の画素の総数はKで表され、領域mの中のそれら画素の端数はKmで表される。領域mの中のk番目の画素は、
Figure 0005271072
で表される。
領域mの中のk番目の画素
Figure 0005271072
は、次のように表される。
Figure 0005271072
N=N(0,σ)は、ゼロ平均、標準偏差σを有する正規確率変数であり、cはエアライトを示すスカラー定数である。
上記で説明された低域フィルタは、局所的画素値
Figure 0005271072
の確率的揺動を平滑化し、各々の画素について「平滑化された」値
Figure 0005271072
を生成する。
フィルタの空間範囲が、平滑化の目的には十分大きいが、画像領域のサイズに関しては小さいならば(ボーダー効果は著しくない)、
Figure 0005271072
即ち、フィルタリングは、正規変数Nによって表される変動を除去する。
式(2)を想起する。
Figure 0005271072
式(2)は画像の全ての画素について総和を必要とするが、Kmが領域mの中の画素の端数であることを想起すると、式(2)はM個の領域の各々の領域mに関して書き直すことができる。
更に、式(3)及び(4)を想起すると、式(2)は次のように書くことができる。
Figure 0005271072
式(5)を簡約し、N=N(0,σ)であることを想起すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
ここで、σ2はNの平方の期待値とする。
次のように定義し、
u=c−λ (7)
式(7)を式(6)へ代入すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
次のように定義する。
Figure 0005271072
及び
Figure 0005271072
uに関して式(9)を微分すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
uに関して式(10)を微分すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
式(8)から、
S(λ)=σ2f・g (13)
したがって、
Figure 0005271072
式(9)、(10)、(11)、及び(12)を式(14)へ代入すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
λに関して式(7)を微分すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
次のように記述することができる。
Figure 0005271072
即ち、
Figure 0005271072
Sが最小であるとき、即ち、
Figure 0005271072
であるとき、λ=cであることが上記で記述された。λ=cであれば、式(7)からu=0である。u=0を式(18)へ代入すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
Figure 0005271072
であると仮定すれば、
Figure 0005271072
であることが分かる。これは、λ=cであるとき、式(2)は停留点を有するという主張を支持する。これは、有効な数値探索手続きを式(2)へ適用することによって、cを決定できることを意味する。
S(λ)が最小であるλの値は、cについて良好な推定値を提供することを示したので、これから関数S(λ)を最小にする方法を説明する。式(2)の関数を最小にする最も単純な方法は、式(2)の値を直接評価することである。しかし、費用関数のこの定式化は、数値の不正確性から悪影響を受ける。一般的には、数値最適化アルゴリズムが効率的に働くためには、目標関数が、そのパラメータの連続的かつ滑かな関数でなければならない。費用関数の代替的であるが等価の定式化は、下記で説明される。この定式化が好ましい。なぜなら、それはλの最適値の一層迅速な決定を導くからである。適切な最適化コードの例は、Numerical Algorithms Group Ltd,OxfordからのルーチンE04UCCである。
画像データは、各々の行iについて行ごとに処理される。次に、この行ごとの処理の結果は、再帰的に結合される。
式(2)から、
Figure 0005271072
所与の行iについて、次のように定義する。
Figure 0005271072
ここで、Mは列の数であり、mは現在処理されている列である。
Figure 0005271072
ここで、nは行の数である。したがって、次のことが分かる。
Figure 0005271072
式(23)からRTL(n)の定義を想起すると、式25は次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
式26の総和を再配列すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
これを再配列すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
和の指数は、和の成分の指数の乗法に等しいとすれば、式28は次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
これは次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
これは、式(23)からRTL(n)の定義を想起すると次式を与える。
Figure 0005271072
式(31)の表現からの乗法は、次式を与える。
Figure 0005271072
これは次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
これは次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
乗法の第2の項を書き直すと、次式が得られる。
Figure 0005271072
式(24)からS(n)の定義を想起すると、次式が得られる。
Figure 0005271072
このようにして、式(2)の費用関数は、式(36)を使用して有効に評価可能であることが分かる。即ち、画像の最初の行について変数RS(i)、RL(i)、及びRTL(n)を適切に初期化することによって、費用関数Sは、式36で示されるように行ごとに計算可能である。
アルゴリズムのコンピュータ・プログラム実現において、forループは画像の各々の行を順番に処理する。RS(i)の初期値は最初の行について計算され、変数RowProdSumの中に記憶される。最初の行について、RL(i)の初期値も計算され、変数Row_Sum_Logの中に記憶される。次に、変数Sが初期化され、各々の行について更新され、RTLの値を適切に更新するため式23が使用される。変数wfは1.0/(i+1.0)に等しく設定される。これは上記の式の項
Figure 0005271072
に対応する。
適切なプログラム・コードは、下記のコード断片1で示される。
2つの倍精度浮動小数点変数A及びRTB(これはRTLを表す)は、下記の行回帰構造で使用される。行番号はiで表される。
{行0から開始して、各々の画像行を処理する。行番号はiである}
Figure 0005271072
{全ての行が処理されたとき、最終の費用関数値はAである}
コード断片1
これから、図1で示された方法を、図2で示される例示的画像へ適用する場合を説明する。
図2の画像は、本発明の説明された実施形態の方法を例証するために形成された合成画像である。画像は、異なる強度レベルを有する2つの領域を含む。
最初に、区域1で30の強度を有し、区域2で120の強度を有する画像が生成された。各々の画素へ乱数を加算することによって、テクスチャ効果がシミュレートされた。乱数は、ゼロ平均及び画素値の1/10に等しい標準偏差を有する正規分布を使用して生成された。エアライトの効果は、各々の画素へ50の定値を加算することによってシミュレートされた。図2の画像において、区域1の平均値は80であり、区域の平均値は150である。
図3は、λの異なる値について、式(2)で定義された関数S(λ)の図面を示す。S(λ)の値は、図2の全ての画素から取得された画像データ、及び前述したように適切な低域フィルタを適用した後の画素値を使用して生成される。S(λ)は、λ=53.42のとき最小値を有することが分かる。これは正確な値λ=50に近い(50はシミュレートされたエアライトである)。2つのパッチの端に沿ったわずかな歪曲は、推定されたオフセットが真の値λ=50からわずかにオフセットされる結果を生じる。
端の近傍の画素値がS(λ)の評価から除外されるとき、関数はλ=49.9で最小値を有する。λ=49.9は真の値に非常に近い。画像内の鋭い端の近くにある画素を計算から排除することは、端の強度の測度を計算し(例えば、勾配のモジュラス)、その解析から強い端を除外することによって、自動的に実行可能である。
上記で記述された方法は、異なる強度の少なくとも2つの領域が存在する任意の画像で働く。これは、実際には限定的ではない。
上記で記述された式(2)は、確率的ノイズの公知のレベルを画像が含む場合に修正可能である。そのような場合、S(λ)は下記の式(37)によって定義される。
Figure 0005271072
Kは、処理されるべき画素の数であり、
kは、画素kの値であり、
Figure 0005271072
は、前述した低域フィルタを適用した後の画素kの値であり、
Aνは、加法的ノイズ成分の分散を表し、
Tνは、画像テクスチャに関連した定数であり、
λは、決定されるべきパラメータの値であり、および
S(λ)は、最適化されるべき関数である。
再び、S(λ)が最小となるλの値は、画像の中に存在するエアライト成分の良好な推定値である。
前記の説明は、単色画像に関連して行われた。カラー画像については、前に記述した式(2)又は式(37)のいずれかを使用して、3つの異なるカラー・チャネル(赤、緑、及び青)が別々に解析(及び、別々に補正)されてもよい。
しかし、代替の方法が好ましい。代替の方法では、合成関数が使用され、3変数最適化プロセスが実行される。1つのそのような合成関数は、式(38)として記述される。
Figure 0005271072
Kは、処理されるべき画素の数であり、
kr、pkg、pkbは、赤、緑、及び青チャネルそれぞれについての画素kの値であり、
Figure 0005271072
は、前述した低域フィルタを適用した後の赤、緑、及び青チャネルそれぞれについての画素kの値であり、
(λr,λg,λb)は、決定されるべきパラメータの値であり、および
S(λr,λg,λb)は、最適化されるべき関数である。
前と同じように、ある一定の仮定に従って(明るさの端数変動は実際の明るさからほぼ独立であり、その端数変動は赤、緑、及び青のカラー・チャネルで同一である)、(λr,λg,λb)がエアライトに帰因する各々のチャネルの成分を示すとき、関数S(λr,λg,λb)は停留点(最小点)を有する。
前述した評価手法は、前記の式(38)を使用してカラー画像について使用可能である。
ここで、前述したパラメータRSは、画像の各々のチャネルについて1つの、3つのRSパラメータによって置換される。これらは、下記で記述される式(39)、(40)、及び(41)に従って定義される。
Figure 0005271072
同様に、前述したパラメータRLは、式(42)、(43)、及び(44)で示されるように、再び画像の各々のチャネルについて1つの、3つのパラメータによって置換される。
Figure 0005271072
再び同様に、パラメータRTLは、下記で記述される式(45)、(46)、及び(47)に従って各々のチャネルについて1つの、3つの値によって置換される。
Figure 0005271072
処理は、一度に1つのチャネルについて実行され、したがってパラメータSは、再び式(48)、(49)、及び(50)に従って、3つのパラメータによって置換される。
Figure 0005271072
したがって、式37は次のように書き直すことができる。
Figure 0005271072
変数S及びRTLの値は、前述した1つのチャネルの場合のように、計算可能であることが理解される。計算の実現において、変数RowProdSumは3要素配列によって置換され、変数Row_Sum_Logは再び3要素配列によって置換される。RTL変数RTBは、再び適切な3要素配列によって置換される。
画像の中のエアライトの成分は、画素によって表されるシーンの中の点とカメラとの間の距離に依存して変動することができる。図4は、シーンの画像を生成するために配置されたカメラ3を示す。カメラ3は、水平線に対して角度θで向けられ、視界角FOVを有する。
エアライト(λ)は、典型的には、式(52)に従ってDとして参照される画像平面4とカメラ3との間の距離に依存して変動する。
λ∝(1−exp(−βsc(ω)・D) (52)
ここで、βscは波長ωの光の総体積散乱係数である。正規化された体積散乱βsc’(ω)係数は、次のように定義される。
βsc’(ω)=βsc(ω)・q (53)
ここで、qは画像の中心に対応する距離Dの値である。本発明の説明された実施形態において、正規化された散乱係数βsc’は、赤、緑、及び青のカラー帯域それぞれにおける公称波長に対応する3つのスカラー変数X0、X1、及びX2によって表される。
図4で示されるシーンのジオメトリは、一般的に、未知である。したがって、2つの更なるスカラー変数X3及びX4が、次のように定義される。
Figure 0005271072
即ち、ここで、FOVは視界角であり、θはカメラから画像中心への距離と水平線との間の角度である。
Figure 0005271072
全ての5つのパラメータ(X0,X1234)は多変数最適化によって決定される。
カメラと画像平面との間の距離は、画像平面の中の位置に依存して変動する。この位置は変数νで表される。変数νは1つの極端で0.5の値を取り、他の極端で−0.5を取り、中心で0を取る。
図4へ正弦法則を適用する。
Figure 0005271072
次のことが分かる。
r=180−(θ+φ) (58)
次のように仮定すると、
φ=−νX4 (59)
次のようになる。
r=180−(θ−νX4) (60)
及び
sin r=sin(θ−νX4) (61)
したがって、
Figure 0005271072
式(64)を式(52)へ代入すると、単色画像又はカラー画像の1つのチャネル(例えば、赤チャネル)について、画素のエアライトを与える。
Figure 0005271072
ここで、Cは、式(52)における比例定数である。項λ(X0,X3,X4)は、式(2)又は(37)のλと置き換わる。定数Cの値は、大気放射輝度とカメラ利得との積に依存する。一般的に、これらのパラメータは未知である。Cの推定値は、様々な方法で形成される。1つの方法は、画像の中の最高画素値を使用することである。
式のカラー・バージョン(式(38))が使用されるならば、X0は緑又は青チャネルについて適切にX1又はX2で置換される。この項は、画像内の画素の各々の行について別々に計算される。
視界角が比較的小さく、約15度以下であるとき、次の近似が行われてもよい。
Figure 0005271072
この式は、ただ1つの幾何学的パラメータを含む。これは、視界角(式(67)におけるパラメータX4)が、実際にはほとんど影響しないことを示す。好ましい実現では式(56)が使用されるが、X4は固定値である。カメラの視界が未知であれば、X4はある小さな値、例えば、1度に設定される。
これまでの説明は、静的画像のエアライトを推定することに関連した。前述の手法は、各々のフレームを順番に処理することによって、複数のフレームを含むビデオ・データへ適用可能であることが理解される。ビデオ・データをこのように処理するとき、注意して、画像処理動作が十分に速く、処理されるビデオ・データの中で「発作」のアーチファクトが生じないことを確実にしなければならない。このようにして、速度のために画像処理の品質を犠牲にすることが必要であるかもしれない。
本発明の幾つかの実施形態によれば、画像処理は、図5で示された配列を使用して実行される。各々のフレームの各々の画素が、別々の赤、緑、及び青チャネルによって表されるカラー入力ビデオ・データ6が受け取られ、並行して解析モジュール7及びビデオ処理モジュール8へ渡される。解析モジュールは比較的遅く動作し、式(1)のパラメータc及びmの値を生成するように構成される。cの決定は、例えば、これまで概説した方法を使用して実行されてもよい。パラメータc及びmのパラメータの値は、係数バッファ9の中に記憶される。
画像の解析には、全ての画像データが必要とされるわけではない。例えば、画像は2の因子でサブサンプリングされ、解析は画素値の半分だけに基づくようにされてもよい。これは計算時間を節約する。更に、解析は、通常、ボーダー又はスクリーン注釈(ときどきCCTV装置で使用される)を避けるため画像の所定部分について実行される。
ビデオ処理モジュール8は、受け取られたフレームの各々の画素を式(1)に従って処理し、係数バッファ9からパラメータc及びmの適切な値を読み取ることによって動作する。ビデオ処理モジュール8によって処理されたデータは、ディスプレイ・スクリーン10へ出力される。
解析モジュール7がビデオ処理モジュール8と比較して遅く動作するとすれば、ビデオ処理モジュール8は、典型的には、ビデオ・データの早期のフレームを使用して生成された係数を適用する。エアライトの変化が延長時間にわたって起こる傾向があるとすれば、これは実際には画像品質にほとんど影響しないことが分かる。
解析モジュール7は、好ましくは、処理されたフレームの各々の画素についてc及びmの値を生成する。即ち、上記で説明されるかEP0839361で説明されるように、カメラ位置からの距離と共に変動するエアライトを考慮する方法が、好ましくは使用される。本発明のそのような実施形態において、各々のカラー・チャネルについて2つの、全部で6つの表が使用される。各々の表は、画像内の各々の画素について1つの項目を有する。赤、緑、及び青のチャネルが別々に処理され、次に再結合されて最終画像を形成する。
必要に応じて、mの値を調整し、エアライト補償に加えて不均一照明の補償を提供することができる。局所的照明レベルを推定する幾つかの方法は、例えば、Jobson,J.,Rahman,Z.,Woodell,G.A.,「A multiscale retinex for bridging the gap between colour images and the human observation of scenes」,IEEE Transaction on Image Processing,Vol.6,Issue 7,July 1997,pp.965−976に記載されるような文献から入手可能である。
ここで、照明の推定及び補償を簡単に説明する。照明の補償は、照明が緩慢に変化すること、及び低域フィルタを使用して照明分布の推定値を生成できるというアイデアに基づく。画像を向上する目的で、低域フィルタ、例えば、準同形フィルタを使用して照明を推定できることは公知である。これは、例えば、上記の Jobson、Rahman、及び Woodellの参考文献で説明される。
上記で説明したタイプの照明推定方法は、拡散反射のランバーティアン・モデルに基づく。これは、Anya Hurlbert,「Formal connections between lightness algorithms」,J.Opt.Soc.Am.A,Vol.3,No.10,pp.1684−1693,October 1986で説明される。画像の中の可視表面がランバーティアン特性を有し、照明が波長の狭い範囲へ限定されるならば、
Figure 0005271072
ここで、I(x,y)は画素(x,y)における強度値であり、R(x,y)はスカラー反射率であり、L(x,y)はスカラー放射照度値である。画像処理手続きは簡単である。最初にL(x,y)の推定値を形成し、次にc/L(x,y)によって尺度化する。ここで、定数cは画素を表示範囲の中に保つように選ばれる。
このモデルは、狭帯域フィルタが各々のカラー・チャネルに使用されるという仮定のもとで、カラー画像へ一般化可能である。従来のRGBフィルタを使用してスペクトルが局所化されるときでも、(68)によって定義されたモデルは真の応答への近似値を与える。そのような分解の利点には、後方/前方照明効果を除去し、空間変動する照明を含むショット、例えば、陰影を含む画像を向上できることが含まれる。
照明関数L(x,y)を推定する様々な方法が提案された。Akira Suzuki,Akio Shio,Hiroyuki Arai,and Sakuichi Ohtsuka,「Dynamic shadow compensation of aerial images based on color and spatial analysis」,Pattern Recognition,2000.Proceedings.15th International Conference on,3−7 Sept.2000,Vol.1,pp.317−320では、形態学的平滑化フィルタが使用される。Thomas Stockham,Jr.in 「Image processing in the context of a visual model,」,Proc.IEEE,Vol.60,No.7,pp.828−842,1972で説明される準同形フィルタは、初期の照明補償手法である。Jobson,Rahman,and Woodell in 「Properties and performance of a centre/surround retinex」,IEEE Transactions on Image Processing,Vol.6,No.3,1997,pp.451−462で説明されるレチネックス・アルゴリズムは、更に最近の方法である。
上記で説明された照明推定及び補償手法は、図5で示されたシステムとの関連で適用可能である。具体的には、解析モジュール7は照明を推定することができ、ビデオ処理モジュール8はデータを処理し、照明補償を実行することができる。
本発明の好ましい実施形態を上記で説明したが、理解されるように、補正された請求項によって定められる本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、それらの実施形態へ様々な修正を行うことができる。
上記で記述された説明は、画像からエアライト効果を除去することに関連する画像処理手法について行われた。エアライト効果とは別に、画像オフセットの他の源が存在することが理解される。具体的には、カメラの熱応答、いわゆる「暗電流」によって、画像オフセットが生成される。更に、カメラ・レンズ又は保護窓の上のごみによって、オフセットが生成される。更に、いわゆる「ペデスタル」誤差によって、ノイズが生じる。PAL標準のある変形を含む幾つかのビデオ標準は、非ゼロ電圧レベルを使用して黒を表す。このレベルは「ペデスタル」として知られる。ビデオデコーダがペデスタルを不適切に考慮すると、明るさのレベルの全てが上又は下へ移動する結果となる。これらのタイプの全てのオフセットは、上記で説明した方法によって検出(及び緩和)可能である。
本発明に従った画像処理方法のフローチャートである。 図1に従った処理が適用される例示的画像である。 図1の処理が図2の画像へ適用されるときに使用されるパラメータ関数の値を示すグラフである。 シーン・ジオメトリを示す図である。 本発明に従った画像処理方法の実現の略図である。

Claims (21)

  1. ビデオ・データの複数のフレームを処理して、向上したビデオ・データを生成する方法であって、
    ビデオ・データの第1のフレームを処理して、ビデオ・データの前記フレームの中に含まれたノイズの推定値を生成するステップであって、前記ノイズは、大気後方散乱光に少なくとも部分的に起因するステップと、
    ノイズの前記推定値を示すデータを記憶するステップと、
    ビデオ・データの少なくとも1つの更なるフレームを処理して、ビデオ・データの前記第1のフレームの中に含まれたノイズの前記記憶された推定値を減じることによって、ビデオ・データの前記更なるフレームからノイズを除去するステップであって、前記更なるフレームはビデオ・データの前記第1のフレームと同じシーンを示す、少なくとも1つの更なるフレームを処理するステップと、
    ビデオ・データの前記更なるフレームを使用して生成されたビデオ・データの向上したフレームを出力するステップと
    を含む方法。
  2. 前記減じることが、前記ビデオ・フレームの画素の値から前記推定値を減じることを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記画素の値から前記推定値を減じた後、前記画素の値を再尺度化するステップを更に含む請求項2に記載の方法。
  4. ビデオ・データの少なくとも1つの更なるフレームを処理するステップが、ノイズの前記記憶された推定値を使用してビデオ・データの複数の更なるフレームを処理するステップを含む、請求項1から3のいずれかに記載の方法であって、
    ビデオ・データの複数の向上したフレームを出力する方法。
  5. 前記推定値を生成するため、ビデオ・データの前記第1のフレームを処理するステップが、
    異なる前記推定値の関数を評価するステップであって、前記関数が前記ノイズの推定値を入力として取得するステップと、
    最適値を有する前記関数の前記ノイズの推定値を決定するステップと
    を含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
  6. ビデオ・データの前記第1のフレームが、前記フレームの複数の画素の各々について画素値を含み、前記関数が、前記画素値の少なくとも部分集合を入力として取得する、請求項5に記載の方法。
  7. 前記ビデオ・データをフィルタして、フィルタされた画素値を含むフィルタされた画像データを生成するステップを含み、前記関数が、前記フィルタされた画素値の少なくとも部分集合を入力として取得する、請求項5又は6に記載の方法。
  8. 前記関数の前記最適値が前記関数の停留点である、請求項5から7のいずれかに記載の方法。
  9. 前記停留点が最小点である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記関数が次の形式であり、
    Figure 0005271072

    Kは、処理されるべき画素の数であり、
    は、画素kの値であり、
    Figure 0005271072

    は、上記の低域フィルタを適用した後の画素kの値であり、
    λは、推定値の値であり、
    S(λ)は、最適化されるべき関数である、請求項5から9のいずれかに記載の方法。
  11. 前記最適値が数値解析手法を使用して決定される、請求項5から10のいずれかに記載の方法。
  12. 前記推定値が最初は0である、請求項10に記載の方法。
  13. 複数の推定値を生成するステップを含み、
    各々の推定値が、前記ビデオ・フレームの画素のそれぞれの部分集合におけるノイズの推定値である、請求項5から12のいずれかに記載の方法。
  14. 請求項5から13のいずれかに記載の方法を使用してノイズを推定するステップと、
    前記ビデオ・フレームの各々の画素を処理して前記ノイズの推定値を除去し、出力画素値を生成するステップと
    を含む、
    ビデオ・フレームからノイズを除去する請求項1〜4のいずれかに記載の方法。
  15. 前記出力画素値に所定の係数を掛けるステップを更に含む請求項14に記載の方法。
  16. 前記ノイズが、カメラレンズ上のごみに対して少なくとも部分的に帰因する、請求項1から15のいずれかに記載の方法。
  17. 前記ノイズが、前記ビデオ・フレームの画素の少なくとも部分集合へ適用されたオフセットを含み、前記オフセットが、前記ビデオ・フレームの画素の前記部分集合の全ての画素につい等しい、請求項1から16のいずれかに記載の方法。
  18. 前記オフセットが前記ビデオ・フレームの全ての画素に適用される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記ノイズが、前記ビデオ・フレームの少なくとも幾つかの画素へ適用されたオフセットを含み、前記オフセットが、前記ビデオ・フレームを生成するために使用されたカメラ位置と、その画素によって表された点との間の距離から特別に独立して決定される、請求項1から16のいずれかに記載の方法。
  20. ビデオ・データの前記第1のフレームを処理するステップが、コントラスト向上パラメータを更に生成する、請求項1,5〜13及び16のいずれかに記載の方法。
  21. ビデオ・データの複数のフレームを処理するコンピュータ装置であって、
    プロセッサ読み取り可能命令を含むプログラム・メモリと、
    前記プログラム・メモリの中に記憶された命令を読み取って実行するように構成されたプロセッサと
    を備え、
    前記プロセッサ読み取り可能命令が、請求項1,5〜13及び16のいずれかに記載の方法をコンピュータに実行させるように構成された命令を含む、コンピュータ装置。
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