JP5270949B2 - レーザ光出射装置およびレーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザ光出射装置およびこれを用いたレーザ装置に係り、特に、複数のレーザ光出射ユニットを備えているレーザ光出射装置およびこれを用いたレーザ装置に関する。
従来から、高出力のレーザ装置においては、複数のレーザ光出射ユニットを積層し、各LDから出射されるレーザ光をレンズを用いて、複数の光ファイバを1つに束ねた、いわゆるバンドルファイバの端面に入射するものが提案されている(特許文献1)。この場合、各レーザ光出射ユニットにおいて、複数のレーザダイオード(以下、「LD」という)素子をアレイ状に配置したLDアレイを冷却シンクに搭載したスタックユニットを形成し、複数のスタックユニットを上下に積層して高出力を得るようにしている。
これらのスタックユニットの積層は、各スタックユニットをLDアレイの高さより高いスペーサを間に介層させるとともに、各冷却シンクに冷却水を循環供給する冷却水路を設け、当該冷却水路の各層間の接続部からの漏水を防止するためにOリングを介層して密封していた(特許文献2、図8、図9参照)。
特開2002−148491号公報 特開2004−134797号公報
しかしながら、従来の複数のレーザ光出射ユニットを積層させた構成においては、Oリングの劣化等により水漏れが発生すると、一箇所の水漏れであっても積層されている全部のLDアレイが破壊されるリスクがあり、単体でも高価なLDアレイを全部交換する必要があり、交換費用が高く、コストが高いという不都合があった。また、アレイ状ではない単体のLDにおいても、これらのと同様な不都合があった。
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、複数のレーザ光出射ユニットを積層しないでそれぞれを独立させて配置して、一箇所の冷媒の漏洩が他の箇所に及ぶことを確実に防止することができ、1個単位でレーザ光出射ユニットの交換を行うことができるレーザ光出射装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、1つのケース内にLDと光ファイバに至るまでの光学系素子を配置してレーザ光出射ユニットを構成することにより、取扱いの容易なレーザ光出射装置を提供することを他の目的とする。
更に、本発明は前記特性を備えたレーザ光出射ユニットを利用したレーザ装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため、本発明のレーザ光出射装置の第1の態様は、ーザ光を発するLD(レーザダイオード)と、当該LDから出謝されたレーザ光をコリメートするコリメートレンズと、コリメートされたレーザ光を光ファイバの入社端面に集光させる集光レンズとを1つのケース内に配設した複数のレーザ光出射ユニットを有し、複数の前記レーザ光出射ユニットは1つの配設板上に並べて配設され、複数の前記各レーザ光出射ユニットのケースにそれぞれ前記光ファイバの入射端面を前記集光レンズに対向させて接続し、各光ファイバの前記ケースから導出されている部分を束ねて光ファイバのバンド部を形成し、前記設置板を、前記各レーザ光出射ユニットのケースに前記各光ファイバの入射端面を接続したままの状態で設置位置と引出し位置との間で移動自在に設けたことを特徴とする。
本発明の第1の態様によれば、複数のレーザ光出射ユニットを積層しないでそれぞれを独立させて配置しているので、一箇所のレーザ光出射ユニットにおける冷媒の漏洩が他の箇所に及ぶことを確実に防止することができ、レーザ光出射ユニットを1個単位で交換することができる。また、本発明の第1の態様によれば、1つのケース内に各レーザ光出射ユニットを形成するLDアレイと光ファイバに至るまでの光学系素子を配置しているので、取扱いが非常に容易となる。また、設置板を設置位置と引出し位置との間で移動自在に設けているので、各レーザ光出射ユニットのメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
また、本発明のレーザ光出射装置の第2の態様は、第1の態様において、複数の前記レーザ光出射ユニットは、前記設置板の一辺に沿って互いに隣接して配設され、前記光ファイバは、前記レーザ光出射ユニットのうちの前記設置板の一辺に対向する側から導出され、個々の前記光ファイバは、前記ケースから導出されている部分が前記設置板の一辺と平行となるように次第に湾曲し、相互に平行となった複数の前記光ファイバを束ねて光ファイバのバンドル部が形成されることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、複数のレーザ光出射ユニットは互いに隣接して配置されているために、それぞれのケースから導出されている光ファイバを束ねて光ファイバのバンドル部を形成することができ、高出力のレーザ光を得ることができる。
また、本発明のレーザ光出射装置の第3の態様は、第2の態様において、複数の前記レーザ光出射ユニットは、前記バンドル部の延在方向に互いに同一角度だけ傾いて配設されていることを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、複数のレーザ光出射ユニットを平行に並列させて配置できるとともに、複数の光ファイバを容易に平行とさせて束ねてバンドル部を形成することができる。
また、本発明のレーザ光出射装置の第4の態様は、第2または第3の態様において、個々の前記光ファイバの導出部分は前記設置板の移動に伴って変形可能であり、前記設置板の移動方向は、前記レーザ光出射ユニットの配列方向に対して直交方向であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、光ファイバがレーザ光出射ユニットから外れたり、光ファイバが破損することを防止することができ、装置の信頼性を高くすることができる。
また、本発明のレーザ光出射装置の第5の態様は、第1から第4の態様のいずれか1つににおいて、前記LDを冷却するヒートシンクをさらに有し、前記設置板および前記ヒートシンクには冷媒流路が設けられ、前記設置板の冷媒流路は当該設置板の一辺方向に延在し、複数の前記ヒートシンクの冷媒流路は前記設置板の冷媒流路に対して並列に接続されていることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、LDをヒートシンクと熱交換することにより確実に冷却することができ、各ヒートシンクを設置板の冷媒流路に対して並列に接続して1個単位で交換することができる。
また、本発明のレーザ光出射装置の第6の態様は、前記LDが複数の発光部をアレイ状に配列して形成されているLDアレイであることを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、LDアレイによって高出力のレーザ光を出射させることができる。
また、本発明のレーザ装置は、前記第1から第6の態様のレーザ光出射装置を備えることを特徴とする。
本発明のレーザ装置によれば、前記の機能を備えたレーザ光出射装置から出射されるファイバレーザ光を用いて、種々の作業を進めることができる。
本発明のレーザ光出射装置によれば、複数のレーザ光出射ユニットを積層しないでそれぞれを独立させて配置して、一箇所の冷媒の漏洩が他の箇所に及ぶことを確実に防止することができ、1個単位でレーザ光出射ユニットの交換を行うことができる、また、各レーザ光出射ユニットを1つのケース内にLDと光ファイバに至るまでの光学系素子を配置して、取扱いが容易となる等の優れた効果を奏する。
また、本発明のレーザ装置によれば、前記特性を備えたレーザ光出射ユニットを利用したレーザ装置を得ることができる。
以下、本発明のレーザ光出射装置およびレーザ装置を図1から図5により説明する。
図1は本発明のレーザ光出射装置およびレーザ装置の1実施形態を示し、図2から図5はレーザ光出射装置の1実施形態の詳細を示している。
図1により装置全体を説明する。
本実施形態のレーザ光出射装置1は、複数のレーザ光出射ユニット3を冷却手段4の冷却プレート5の上に並列配置して形成されている。本実施形態においては、冷却プレート5が設置板としての機能を有する。各レーザ光出射ユニット3の出射側に接続した光ファイバ6aは、その途中を束ねて(バンドルして)バンドル部6bを形成することにより、バンドルファイバ6が形成されている。バンドル部6bは、図1のA部拡大図に示す断面構造に形成されている。具体的には、コアとクラッドから成る光ファイバ6aを束ねた状態でその外周が被覆されてバンドル部6bが形成されている。本実施形態においては、個々の光ファイバ6aの外径d1を、例えば約0.4mmとし、バンドル部6bの外径d2を、例えば約1.3mmとすることができる。
これらのバンドルファイバ6はその出光端部をレーザ発振器26に接続されている。レーザ発振器26においては、各バンドルファイバ6の出光端面より発振部(図示せず)に入射されたレーザ光MBが発振されるとともに増幅されて、出光ファイバ26aから所定強度のファイバレーザ光FBとしてレーザ装置1の出射ユニット7に向けて出光される。レーザ発振器26の発振部としては各種の構成のものを利用することができる。例えば、増幅用の光ファイバ(以下、「アンプファイバ」という)を有し、そのアンプファイバ内でレーザ光MBが増幅されてファイバレーザ光FBを出光するものを用いるとよい。出射ユニット7においては、出光ファイバ26aから入射されたファイバレーザ光FBをテーブル8上のワークピースWに照射させるように形成されている。
また、レーザ装置2としては、レーザ発振部26を用いないで、レーザ光出射装置1のバンドル部6bの先端部に出射ユニット7を直接接続し、ファイバレーザ光FBをテーブル8上のワークピースWに照射させるように形成しても
次に、図1から図5によりレーザ光出射装置1を更に説明する。
各レーザ光出射ユニット3は、冷却プレート5の上に固着されている1つの開閉自在な矩形箱状のケース9内に、発光部や光学系等の構成各部を装着して形成されている。即ち、レーザ光MBを発する発光部となるLD(レーザダイオード)10、当該LD10から出射されたレーザ光MBをコリメートするコリメートレンズ12、コリメートされたレーザ光MBを光ファイバ6の入射端面に集光させる2種類の集光レンズ13、14等からなる光学系並びにLD10を冷却するヒートシンク11等をケース9の底面9a等に装着して形成されている。
更に説明すると、LD10としては、マルチエミッタアレイからなる高出力用のLDアレイや単体のLDから選択するとよく、本実施形態においては発光部としての複数のLD素子を水平に並列されたLDアレイとされており、出光側にビーム変換レンズ10aを備えている。このLDアレイ10は、ケース9の後端部側(図2および図3の右側)において底面9a上に固着されているヒートシンク11の前側(図の左側)の上面に取付られており、ヒートシンク11内に形成されている冷媒流路15を流れる冷媒(例えば、純水)によって冷却されるようになっている。
コリメートレンズ12はレンズマウント12aによって底面9aに固着されており、LDアレイ10から上下方向に広がるように出射されるレーザ光MBに対するコリメートレンズであり、図2の上下方向に平行にコリメートされたレーザ光MBを出光させるように形成されている。
コリメートレンズ12に近い集光レンズ13はレンズマウント13aによって底面9aに固着されており、上下方向および左右方向に平行な状態で入射されるレーザ光MBを光ファイバ6の入射端面に向けて左右方向に集光させるように形成されている。
次段の集光レンズ14はレンズマウント14aによって底面9aに固着されており、上下方向に平行に入射されるレーザ光MBを光ファイバ6の入射端面に向けて上下方向に集光させるように形成されている。
なお、コリメートレンズ12、集光レンズ13および集光レンズ14は、それぞれレンズマウントを介して底面9aに固着されているが、それらのレンズ12、13、14は底面9aに直接に設置することもできる。
ケース9内には、更にケース9内の温度および湿度を測定する温湿度センサ16と、LDアレイ10からのレーザ光MBの出力を検出する光センサ17とが設けられている。
このように形成されている複数のレーザ光出射ユニット3は、図1に示すように、平面形状が長方形状の冷却プレート5上に、その一辺(長辺)5aに沿って(図1の左右方向)互いに隣接して配列されている。そして、複数のレーザ光出射ユニット3は、バンドルファイバ6のバンドル部6bの延在方向(図1の左方向)に互いに同一角度だけ傾いて配設されている。すなわち、冷却プレート5の長辺5aに対して各レーザ光出射ユニット3の光学系の光軸を同一傾斜角度(θ)で傾斜させてケース9を並列させて設置している。本実施形態においては、レーザ光出射装置1の全体形状を小型に形成するために、複数のレーザ光出射ユニット3の配列方向と7本の光ファイバ6aの集束後のバンドル部6bのレーザ光出射装置1からの導出方向とを平行となるようにしている。この小型化を図るためには、前記傾斜角度(θ)を90度として複数のレーザ光出射ユニット3を並列配置して装置全体の配列方向の長さを最少にすることが考えられるが、光ファイバ6のレーザ光出射ユニット3からの導出端部とバンドル部6bとの距離X(図1参照)を短く設定された狭い領域内において、当該光ファイバ6aを急激に90度湾曲させることは、光ファイバ6aの折損を誘発する原因となる。そこで、本実施形態においては、前記傾斜角度(θ)を、光ファイバ6aが保有している自己の特性によって決定されている許容湾曲角度をもって前記距離Xの狭い領域内において湾曲可能な最大角度以内の値に設定して、装置全体の小型化を図っている。
本実施形態においては、並列配置されている複数のレーザ光出射ユニット3のケース9にそれぞれ接続コネクタ23をもって光ファイバ6aの入射端面を集光レンズ14に対向させて接続し、各光ファイバ6aのケース9から導出されている部分を各レーザ光出射ユニット3の配列方向と平行となるように前記傾斜角度(θ)に相当する角度分だけ次第に湾曲させ、その後相互に平行となった部分を束ねてバンドルファイバ6としている。
冷却手段4の冷却プレート5内には、冷媒を給排するための冷媒流路として冷媒供給管18と冷媒排出管19とが複数のレーザ光出射ユニット3の配列方向、すなわち、冷却プレート5の長辺5aの延在方向と平行に配設されている(図1)。そして、各レーザ光出射ユニット3のヒートシンク11に形成されている冷媒流路15の入口15aおよび出口15bを、ケース9の底部9bを貫通させて設けた連通路20a、20bを介して冷却手段4の冷媒供給管18および冷媒排出管19に相互に並列に接続している(図3、図4)。これらの冷媒流路(15、18、19、20a、20b)のそれぞれの接続箇所には必要に応じて冷媒漏洩防止用のOリング21を配置している(図4)。更に、図5に示すように、冷却手段4の冷却プレート5は、レーザ光出射装置1の本体1aに対して、本体1a内の設置位置(同図実線位置)と本体1a外の引出し位置(同図破線位置)との間でレーザ光出射ユニット3の配列方向と直交方向に適宜な構成のスライド手段22を用いて移動自在に装着されている。
なお、既述のように、図1の光ファイバ6aは距離Xの狭い領域内において湾曲して配設されている。冷却プレート5を図5に示すようにスライドするとき、各レーザ光出射ユニット3に接続された光ファイバ6aもそれに従って動くのであるが、光ファイバ6aが湾曲可能な最大角度以内において湾曲部の長さを余裕をもって設定することにより、接続コネクタ23からファイバ6aが外れたり、光ファイバ6a自体が破損することを防止できる。
また、本実施形態においては、図示していないが冷媒を循環させるシステムや、構成各部を関連動作させる制御系のシステムが付設されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、レーザ光出射装置1において、電源(図示せず)より各レーザ光出射ユニット3のLDアレイ10に所定電流を通電すると、LDアレイ10が起動されてレーザ光MBを出射する。このレーザ光MBはビーム変換レンズ10aを経ることにより左右に平行で上下に次第に広がりながらコリメートレンズ12に向けて進行する。その後、レーザ光MBはコリメートレンズ12を経ることにより左右および上下に平行とされて集光レンズ13に向けて進行する。その後、レーザ光MBは集光レンズ13を経ることにより左右に次第に絞られ、集光レンズ14を経ることにより上下に次第に絞られて、最終的に光ファイバ6aの入射端面に向けて集光させられる。光ファイバ6aに入射したレーザ光MBは、光ファイバ6aの湾曲部を進行し、続いてバンドル部6bを進行してバンドルファイバ6の出光端面より出射する。
バンドルファイバ6の出光端面より出射したレーザ光MBは、レーザ発振器26に入射する。レーザ発振器26は増幅用のアンプファイバを有していて、そのアンプファイバ内でレーザ光MBは増幅されてファイバレーザ光FBとして出光ファイバ26aからレーザ装置1の出射ユニット7に向けて出光される。
この出射ユニット7においては、レーザ発振器26の出光ファイバ26a(レーザ発振器26を用いない場合にはバンドルファイバ6)の出光端面より出たファイバレーザ光FBをコリメートレンズ22によって平行光にコリメートし、続いて平行光のファイバレーザ光FBを集光レンズ23によってテーブル8に載置されているワークピースWの所定の焦点位置に集光させて、所望の加工、溶接等のレーザ処理を行う。
従って、本実施形態のレーザ光出光装置1によれば、複数のレーザ光出射ユニット3を積層しないでそれぞれを独立させて配置しているので、一箇所のレーザ光出射ユニット3における冷媒の漏洩が他の箇所に及ぶことを確実に防止することができる。また、レーザ光出射ユニット3を1個単位で交換することができるので、スタック型のレーザ光出射ユニットに比べて、LD交換のコストを下げることができる。また、1つのケース9内に各レーザ光出射ユニット3を形成するLDアレイ10と光ファイバ6に至るまでの光学系素子を配置しているので、取扱いが非常に容易となる。また、冷却プレート5を設置位置と引出し位置との間で移動自在に設けているので、各レーザ光出射ユニット3のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
また、LD10としてLDアレイを採用することにより高出力のレーザ光MBを出射させることができる。
また、ケース9内に、ケース9内の温度および湿度を測定する温湿度センサ16と、LDアレイ10からのレーザ光MBの出力を検出する光センサ17とを設けているので、各レーザ光出射ユニット3において、ケース9内の温度および湿度を測定すると同時に、LDアレイ10からのレーザ光MBの出力を検出することにより、各レーザ光出射ユニット3の動作状態を常に正確に検出しながらレーザ光MBを出射することができる。これにより、例えば冷媒の漏洩等のケース9内における不測の条件変化をも適正に検出して、迅速に対処することができる。
また、本実施形態のレーザ装置2によれば、前記の優れた機能を備えたレーザ光出射装置2から出射されるファイバレーザ光FBを用いて、種々の作業を進めることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態などに限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、図4に示すように、ヒートシンク11を水冷構造とし、冷却プレート5内に設けられた冷媒流路18、19から冷却水を供給してLD10を冷却する構成としているが、これに代えて、空冷構造のヒートシンクを用いることもできる。この場合、ヒートシンクにペルチェ素子を設け、冷却プレートに冷却フィン等を設けて冷却手段を構成することができる。
また、上記の実施形態においては、図1に示すように、レーザ発振器26としてファイバレーザ発振器を用いた構成を例示しているが、これに変えて、前述したように、LD10からのレーザ光を直接に加工に利用する構成のレーザ加工装置に本発明を適用することもできる。
また、上記の実施形態においては、図1に示すように、光ファイバ6aを7本束ねることによりバンドルファイバ6を形成しているが、光ファイバ6aの本数はこれに限られるものではなく、適宜変更できる。
本発明のレーザ光出射装置およびレーザ装置の1実施形態を示す概略平面図 本発明のレーザ光出射装置の光軸に沿った拡大縦断面図 図2の光軸に沿った横断面図 図2のLD部および冷却手段部分の拡大断面図 装置本体部の概略を示す図1の左側面図
符号の説明
1 レーザ光出射装置
2 レーザ装置
3 レーザ光出射ユニット
4 冷却手段
5 設置板(冷却プレート)
6 バンドルファイバ
6a 光ファイバ
6b バンドル部
9 ケース
10 LD
12 コリメートレンズ
13、14 集光レンズ

Claims (7)

  1. ーザ光を発するLD(レーザダイオード)と、当該LDから出謝されたレーザ光をコリメートするコリメートレンズと、コリメートされたレーザ光を光ファイバの入社端面に集光させる集光レンズとを1つのケース内に配設した複数のレーザ光出射ユニットを有し、複数の前記レーザ光出射ユニットは1つの配設板上に並べて配設され、複数の前記各レーザ光出射ユニットのケースにそれぞれ前記光ファイバの入射端面を前記集光レンズに対向させて接続し、各光ファイバの前記ケースから導出されている部分を束ねて光ファイバのバンド部を形成し、前記設置板を、前記各レーザ光出射ユニットのケースに前記各光ファイバの入射端面を接続したままの状態で設置位置と引出し位置との間で移動自在に設けたことを特徴とするレーザ光出射装置。
  2. 請求項1に記載のレーザ光出射装置において、複数の前記レーザ光出射ユニットは、前記設置板の一辺に沿って互いに隣接して配設され、前記光ファイバは、前記レーザ光出射ユニットのうちの前記設置板の一辺に対向する側から導出され、個々の前記光ファイバは、前記ケースから導出されている部分が前記設置板の一辺と平行となるように次第に湾曲し、相互に平行となった複数の前記光ファイバを束ねて光ファイバのバンドル部が形成されることを特徴とするレーザ光出射装置。
  3. 請求項2に記載のレーザ光出射装置において、複数の前記レーザ光出射ユニットは、前記バンドル部の延在方向に互いに同一角度だけ傾いて配設されていることを特徴とするレーザ光出射装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のレーザ光出射装置において、個々の前記光ファイバの導出部分は前記設置板の移動に伴って変形可能であり、前記設置板の移動方向は、前記レーザ光出射ユニットの配列方向に対して直交方向であることを特徴とするレーザ光出射装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載のレーザ光出射装置において、前記LDを冷却するヒートシンクをさらに有し、前記設置板および前記ヒートシンクには冷媒流路が設けられ、前記設置板の冷媒流路は当該設置板の一辺方向に延在し、複数の前記ヒートシンクの冷媒流路は前記設置板の冷媒流路に対して並列に接続されていることを特徴とするレーザ光出射装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載のレーザ光出射装置において、前記LDは、複数の発光部をアレイ状に配列して形成されているLDアレイであることを特徴とするレーザ光出射装置。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のレーザ光出射装置を備えることを特徴とするレーザ装置。
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