JP5267357B2 - 昇圧回路、光源装置および液晶表示装置 - Google Patents

昇圧回路、光源装置および液晶表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、電圧を昇圧して出力する昇圧回路、ならびにこのような昇圧回路を用いた光源装置および液晶表示装置に関する。
近年、液晶TVやプラズマディスプレイ(PDP;Plasma Display Panel)に代表されるようにディスプレイの薄型化が流れとしてあり、なかでもモバイル用ディスプレイの多くは液晶系であり、忠実な色の再現性が望まれている。液晶パネルのバックライトとしては、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp;冷陰極管)やHCFL(Hot Cathode Fluorescent Lamp;熱陰極管)等の蛍光管、あるいは発光ダイオード(LED;Light Emitting Diode)を用いたものなどが提案されている。
これらのうち、製造コスト低減等を目的として、蛍光管を用いてバックライトを構成した場合、従来、この蛍光管の駆動はAC駆動(高周波駆動;例えば55kHz程度)によりなされていた。ところが、このようなAC駆動(高周波駆動)を用いた場合、長い時間をかけて、蛍光管における放電管内で放電ガス(例えば、水銀(Hg)など)が偏って分布してしまい、その結果輝度むらが生じてしまうことがあった。
そこで、AC駆動(高周波駆動)の代わりに、DC駆動を用いて蛍光管を駆動すると共に、低周波で極性反転を行うことにより、そのような放電ガスの偏りに起因した輝度むらを低減することが考えられる。しかしながら、蛍光管の高圧を極性反転するには、高耐圧の素子を用いる必要があると考えられるため、そのようなDC駆動(低周波駆動)を実現するのは困難であった。
一方、低耐圧素子を用いて高電圧を発生することが可能な回路としては、従来、コッククロフトウォールトン回路が知られている(例えば、非特許文献1参照)。このコッククロフトウォールトン回路では、複数個のダイオードおよびコンデンサを用いて電圧を積み上げることにより、略N倍(N:2以上の整数)の昇圧を実現している。
滑川俊彦,他1名著、「基礎電子回路」、株式会社昭晃堂、p.173、図7.6(多倍圧電圧整流回路)
ところが、従来のコッククロフトウォールトン回路では、そのような高電圧の極性反転はできなかった。なお、この回路において極性反転を行うには、ダイオードの向きを反転させる必要があると考えられるが、それには複雑な構成が必要になるため、簡易な構成による高電圧の極性反転の実現が望まれる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、高電圧の極性反転を、低耐圧素子を用いて簡易に実現することが可能な昇圧回路、ならびにそのような昇圧回路を備えた光源装置および液晶表示装置を提供することにある。
本発明の昇圧回路は、入力交流電圧が入力される一対の入力端子と、(N+1)個(N:2以上の整数)のダイオードと、入力交流電圧における正極側電圧の昇圧に用いられる第1の素子グループに属するN個のコンデンサと、入力交流電圧における負極側電圧の昇圧に用いられる第2の素子グループに属するN個のコンデンサと、を含む(2N+1)個のコンデンサと、第1の素子グループに属するN個のスイッチング素子と、第2の素子グループに属するN個のスイッチング素子とからなる2N個のスイッチング素子とを備えたものである。ここで、第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、正極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、負極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるように構成されている。
本発明の光源装置は、入力交流電圧を昇圧して出力交流電圧を生成する上記本発明の昇圧回路と、蛍光管を含んで構成され、出力交流電圧に基づいて発光動作を行う光源部とを備えたものである。
本発明の液晶表示装置は、入力交流電圧を昇圧して出力交流電圧を生成する上記本発明の昇圧回路と、蛍光管を含んで構成され、出力交流電圧に基づいて発光動作を行う光源部と、この光源部から発せられた光を映像信号に基づいて変調することにより映像表示を行う液晶表示パネルとを備えたものである。
本発明の昇圧回路、光源装置および液晶表示装置では、上記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されると、上記第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されるため、入力交流電圧における正極側電圧が略N倍に昇圧されて出力される。一方、上記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されると、上記第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるため、入力交流電圧における負極側電圧が略N倍に昇圧されて出力される。これにより、構成を複雑にしたり高耐圧素子を用いることなく、入力交流電圧を極性反転しつつ略N倍に昇圧する回路が実現される。
本発明の昇圧回路、光源装置および液晶表示装置によれば、上記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって上記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、入力交流電圧における正極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、上記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって上記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、負極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるようにしたので、構成を複雑にしたり高耐圧素子を用いることなく、入力交流電圧を極性反転しつつ略N倍に昇圧することができる。よって、高電圧の極性反転を、低耐圧素子を用いて簡易に実現することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置の全体構成を表すブロック図である。 図1に示したバックライトの概略構成例を表す平面模式図である。 図1に示した画素の詳細構成例を表す回路図である。 図1に示したバックライト駆動部およびバックライトの詳細構成例を表すブロック図である。 図4に示した極性反転昇圧回路の詳細構成例を表す回路図である。 図5に示した極性反転昇圧回路を簡略化して模式的に表した回路図である。 図6に示した極性反転昇圧回路における正極出力時の状態を表す回路図である。 図7に示した正極出力時に形成される回路図である。 図6に示した極性反転昇圧回路における負極出力時の状態を表す回路図である。 図9に示した負極出力時に形成される回路図である。 図5に示した極性反転昇圧回路におけるバランサ機能について比較例と比較しつつ説明するための模式図である。 図1に示したバックライトにおける低周波駆動の概要について比較例と比較しつつ説明するための模式図である。 図12に示した低周波駆動の利点の一例について比較例と比較しつつ説明するための模式図である。 図12に示した低周波駆動を利用した蛍光管の極性反転制御の一例について説明するための模式図である。 図12に示した低周波駆動の利点の他の例について比較例と比較しつつ説明するための模式図である。 図12に示した低周波駆動の利点の他の例について比較例と比較しつつ説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.実施の形態(極性反転が可能な昇圧(N倍電圧発生)回路の例)
2.変形例
<実施の形態>
[映像表示システムの全体構成]
図1は、本発明の一実施の形態に係る液晶表示装置(液晶表示装置1)のブロック構成を表すものである。液晶表示装置1はいわゆる透過型の液晶表示装置であり、本発明の一実施の形態に係る光源装置としてのバックライト3と、透過型の液晶表示パネル2とを備えている。この液晶表示装置1はまた、画像処理部41、タイミング制御部42、バックライト駆動部50、データドライバ51およびゲートドライバ52を備えている。
バックライト3は、液晶表示パネル2に対して光を照射する光源である。このバックライト3は、図2に示したように、並んで配置された複数の蛍光管30(例えば、CCFLやHCFLなど)からなる光源部を含んで構成されている。この蛍光管30は、図示しない放電管および電極を含んで構成されている。放電管は、例えばガラス等により構成されており、その内部に、図示しない蛍光体層および放電ガス(例えば、ネオン(Ne),アルゴン(Ar),Hgなど)が封入されている。これにより、電極から放電管を介して放電がなされるようになっている。なお、バックライト3全体の詳細構成については、後述する(図4〜図6)。
液晶表示パネル2は、後述するゲートドライバ52から供給される駆動信号に従って、後述するデータドライバ51から供給される映像電圧に基づいてバックライト3から発せられる光を変調することにより、入力映像信号Dinに基づく映像表示を行うものである。この液晶表示パネル2は、全体としてマトリクス状に配列された複数の画素20を含んでいる。
ここで、図3を参照して、各画素20の詳細構成について説明する。図3は、各画素20内の画素回路の回路構成例を表したものである。画素20は、液晶素子22、TFT(Thin Film Transistor;薄膜トランジスタ)素子21および補助容量素子23を有している。この画素20には、駆動対象の画素を線順次で選択するためのゲート線Gと、駆動対象の画素に対して映像電圧(データドライバ51から供給される映像電圧)を供給するためのデータ線Dと、補助容量線Csとが接続されている。
液晶素子22は、データ線DからTFT素子21を介して一端に供給される映像電圧に応じて、表示動作を行うものである。この液晶素子22は、例えばVA(Vertical Alignment)モードやTN(Twisted Nematic)モードの液晶よりなる液晶層(図示せず)を、一対の電極(図示せず)で挟み込んだものである。液晶素子22における一対の電極のうちの一方(一端)は、TFT素子21のドレインおよび補助容量素子23の一端に接続され、他方(他端)は接地されている。補助容量素子23は、液晶素子22の蓄積電荷を安定化させるための容量素子である。この補助容量素子23の一端は、液晶素子22の一端およびTFT素子21のドレインに接続され、他端は補助容量線Csに接続されている。TFT素子21は、液晶素子22および補助容量素子23の一端同士に対し、映像信号D1に基づく映像電圧を供給するためのスイッチング素子であり、MOS−FET(Metal Oxide Semiconductor−Field Effect Transistor)により構成されている。このTFT素子21のゲートはゲート線G、ソースはデータ線Dにそれぞれ接続されると共に、ドレインは液晶素子22および補助容量素子23の一端同士に接続されている。
画像処理部41は、外部から入力される入力映像信号Dinに対して所定の画像処理(例えば、コントラスト改善処理や鮮鋭度改善処理、オーバードライブ処理など)を行い、そのような画像処理後の映像信号をタイミング制御部42へ出力するものである。
タイミング制御部42は、バックライト駆動部50、ゲートドライバ52およびデータドライバ51の駆動タイミングを制御すると共に、画像処理部41から入力される画像処理後の映像信号をデータドライバ51へ供給するものである。
ゲートドライバ52は、タイミング制御部42によるタイミング制御に従って、液晶表示パネル2内の各画素20を、前述したゲート線Gに沿って線順次駆動するものである。
データドライバ51は、液晶表示パネル2の各画素20へそれぞれ、タイミング制御部42から供給される映像信号に基づく映像電圧を供給するものである。具体的には、この映像信号に対してD/A(デジタル/アナログ)変換を施すことにより、アナログ信号である映像信号(上記映像電圧)を生成し、各画素20へ出力するようになっている。
バックライト駆動部50は、タイミング制御部42によるタイミング制御に従って、バックライト3の点灯動作(発光動作)を制御するものである。このバックライト駆動部50の詳細構成については、後述する(図4)。
[バックライト駆動部50およびバックライト3の詳細構成]
図4は、バックライト駆動部50およびバックライト3の詳細構成例をブロック図で表したものである。
(バックライト駆動部50)
バックライト駆動部50は、PFC(Power Factor Correction;力率改善)回路501、絶縁インバータ502およびトランス503を含んで構成されている。
PFC回路501は、入力された電圧を安定化させ、力率を改善するための回路である。
絶縁インバータ502は、PFC回路501から入力された電圧(DC(直流)電圧)を、AC(交流)電圧(例えば、130V程度)に変換するものである。
トランス503は、絶縁インバータ502から出力される交流電圧を変圧(ここでは、昇圧)することにより、バックライト3における入力交流電圧Vacinを生成する変圧器である。
(バックライト3)
バックライト3は、複数対の極性反転昇圧回路31、蛍光管30および電流制御部32を含んで構成されている。各対の極性反転昇圧回路31、蛍光管30および電流制御部32同士はそれぞれ、互いに並列配置されている。また、各対内において、これら極性反転昇圧回路31、蛍光管30および電流制御部32は、互いに直列接続されている。なお、この極性反転昇圧回路31が、本発明における「昇圧回路」の一具体例に対応する。
極性反転昇圧回路31は、トランス503から供給される入力交流電圧Vacinを、正極・負極間で極性反転しつつ昇圧することにより、蛍光管30を駆動するため(発光動作を行うため)の出力交流電圧Vacoutを生成し、蛍光管30へと供給するものである。なお、入力交流電圧Vacinは例えば130〜1200V程度であり、出力交流電圧Vacoutは例えば2000V程度である。また、極性反転の周期は、詳細は後述するが、例えば0.001〜240Hz程度の低周波に対応する長周期となっている。
電流制御部32は、例えば表示コントラストを高めるため、蛍光管30での電流を制御して、調光の比率の制御を行う(例えば、10:1程度の調光を、100:1程度の調光に制御する)ものである。なお、この電流制御部32は、必要に応じて設けるようにすればよく、必ずしも設けなくてもよい。
(極性反転昇圧回路31)
ここで、図5および図6を参照して、上記した極性反転昇圧回路31の回路構成について詳細に説明する。図5は、極性反転昇圧回路31の回路構成例を表したものである。
この極性反転昇圧回路31は、5個のダイオードD0〜D4と、9個のコンデンサC0,Cp1〜Cp4,Cm1〜Cm4と、8個のトランジスタTp1〜Tp4,Tm1〜Tm4と、8個の抵抗器Rp1〜Rp4,Rm1〜Rm4とを有している。ここで、これらの9個のコンデンサのうち、4個のコンデンサCp1〜Cp4は、後述するように、入力交流電圧Vacinにおける正極側電圧の昇圧に用いられるもの(「第1の素子グループ」に属するもの)である。一方、4個のコンデンサCm1〜Cm4は、後述するように、入力交流電圧Vacinにおける負極側電圧の昇圧に用いられるもの(「第2の素子グループ」に属するもの)である。同様に、上記した8個のトランジスタのうち、4個のトランジスタTp1〜Tp4は、入力交流電圧Vacinにおける正極側電圧の昇圧に用いられるもの(「第1の素子グループ」に属するもの)である。一方、4個のトランジスタTm1〜Tm4は、入力交流電圧Vacinにおける負極側電圧の昇圧に用いられるもの(「第2の素子グループ」に属するもの)である。
極性反転昇圧回路31はまた、入力交流電圧Vacinが入力される一対の入力端子Tin1,Tin2と、出力交流電圧Vacoutが出力される出力端子Toutとを有している。ここで、入力端子Tin1から出力側(出力端子Tout)に向かって接続ラインL1(第1の接続ライン)が延在し、入力端子Tin2から出力側へ向かって接続ラインL2(第2の接続ライン)が延在している。
ダイオードD0は、アノードが接続点P1を介して入力端子Tin1に接続され、カソードが接続点P2に接続されている。ダイオードD1は、アノードが接続点P12に接続され、カソードが接続点P11に接続されている。ダイオードD2は、アノードが接続点P21に接続され、カソードが接続点P22に接続されている。ダイオードD3は、アノードが接続点P32に接続され、カソードが接続点P31に接続されている。ダイオードD4は、アノードが接続点P41を介して出力端子Toutに接続され、カソードが接続点P42に接続されている。すなわち、これらのダイオードD0〜D4は、隣接間でアノードおよびカソードの方向が互いに逆向きとなるように配置されている。
コンデンサC0は、一端が入力端子Tin2に接続され、他端が接続点P2に接続されている。コンデンサC1pは、一端が接続点P1に接続され、他端が接続点P11に接続されている。コンデンサC2pは、一端が接続点P12に接続され、他端が接続点P22に接続されている。コンデンサC3pは、一端が接続点P21に接続され、他端が接続点P31に接続されている。コンデンサC4pは、一端が接続点P32に接続され、他端が接続点P42に接続されている。コンデンサC1mは、一端が接続点P2に接続され、他端が接続点P12に接続されている。コンデンサC2mは、一端が接続点P11に接続され、他端が接続点P21に接続されている。コンデンサC3mは、一端が接続点P22に接続され、他端が接続点P32に接続されている。コンデンサC4mは、一端が接続点P31に接続され、他端が接続点P41に接続されている。すなわち、接続ラインL1上において、前述した第1の素子グループに属するコンデンサ(コンデンサCp1,Cp3)と、第2の素子グループに属するコンデンサ(コンデンサCm2,Cm4)とが、交互に並んで互いに直列接続されている。一方、接続ラインL2上では、第1の素子グループに属するコンデンサ(コンデンサCp2,Cp4)と、第2の素子グループに属するコンデンサ(コンデンサCm1,Cm3)とが、接続ラインL1上とは逆の順で、交互に並んで互いに直列接続されている。
トランジスタTp1〜Tp4はそれぞれ、PNP型のバイポーラトランジスタ(PNPトランジスタ)により構成され、後述する正極電圧出力時にコンデンサCm1〜Cm4の両端間を接続させてショート状態とするためのスイッチング素子として機能するものである。トランジスタTm1〜Tm4はそれぞれ、NPN型のバイポーラトランジスタ(NPNトランジスタ)により構成され、後述する負極電圧出力時にコンデンサCp1〜Cp4の両端間を接続させてショート状態とするためのスイッチング素子として機能するものである。すなわち、これらのトランジスタTp1〜Tp4,Tm1〜Tm4をスイッチング素子として簡略化して図示すると、例えば図6のように表すことができる。なお、トランジスタTp1〜Tp4,Tm1〜Tm4をそれぞれ、例えば電界効果型トランジスタ(例えば、MOS−FET;Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor)などの他の構造のトランジスタ等により構成してもよい。
トランジスタTp1のベースには、抵抗器Rp1を介して制御信号Sp1が入力され、エミッタは接続点P2に接続され、コレクタは接続点P12に接続されている。すなわち、このトランジスタTp1のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCm1の両端間に接続されている。トランジスタTm1のベースには、抵抗器Rm1を介して制御信号Sm1が入力され、エミッタは接続点P1に接続され、コレクタは接続点P11に接続されている。すなわち、このトランジスタTm1のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCp1の両端間に接続されている。なお、制御信号Sp1,Sm1はそれぞれ、トランジスタTp1,Tm1におけるオン状態・オフ状態を制御するための制御信号であり、例えばバックライト駆動部50から供給されるようになっている。
トランジスタTp2のベースは、抵抗器Rp2を介して接続点P1に接続され、エミッタは接続点P11に接続され、コレクタは接続点P21に接続されている。すなわち、このトランジスタTp2のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCm2の両端間に接続されている。トランジスタTm2のベースは、抵抗器Rm2を介して接続点P2に接続され、エミッタは接続点P12に接続され、コレクタは接続点P22に接続されている。すなわち、このトランジスタTm2のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCp2の両端間に接続されている。
トランジスタTp3のベースは、抵抗器Rp3を介して接続点P12に接続され、エミッタは接続点P22に接続され、コレクタは接続点P32に接続されている。すなわち、このトランジスタTp3のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCm3の両端間に接続されている。トランジスタTm3のベースは、抵抗器Rm3を介して接続点P11に接続され、エミッタは接続点P21に接続され、コレクタは接続点P31に接続されている。すなわち、このトランジスタTm3のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCp3の両端間に接続されている。
トランジスタTp4のベースは、抵抗器Rp4を介して接続点P21に接続され、エミッタは接続点P31に接続され、コレクタは接続点P41に接続されている。すなわち、このトランジスタTp4のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCm4の両端間に接続されている。トランジスタTm4のベースは、抵抗器Rm4を介して接続点P22に接続され、エミッタは接続点P32に接続され、コレクタは接続点P42に接続されている。すなわち、このトランジスタTm4のエミッタおよびコレクタは、コンデンサCp4の両端間に接続されている。
[液晶表示装置1の作用・効果]
次に、本実施の形態の液晶表示装置1の作用および効果について説明する。
(1.表示動作)
最初に、図1〜図4を参照して、液晶表示装置1の基本動作(表示動作)について説明する。
この液晶表示装置1では、図1に示したように、まず、画像処理部41が入力映像信号Dinに対し、前述した所定の画像処理を行い、画像処理後の映像信号を生成する。この画像処理後の映像信号は、タイミング制御部42を介してデータドライバ51へ供給される。データドライバ51は、この画像処理後の映像信号に対してD/A変換を施し、アナログ信号である映像電圧を生成する。そして、ゲートドライバ52およびデータドライバ51から出力される各画素20への駆動電圧により、表示駆動動作がなされる。
具体的には、図3に示したように、ゲートドライバ52からゲート線Gを介して供給される選択信号に応じて、TFT素子21のオン・オフ動作が切り替えられる。これにより、データ線Dと液晶素子22および補助容量素子23との間が選択的に導通される。その結果、データドライバ51から供給される映像電圧が液晶素子22へと供給され、線順次の表示駆動動作がなされる。
一方、バックライト駆動部50では、図4に示したように、まず、PFC回路501において、入力された電圧を安定化させ、力率を改善させる。次いで、絶縁インバータ502は、PFC回路501から入力されたDC電圧を変換し、AC電圧を生成する。続いて、トランス503は、この絶縁インバータ502から出力される交流電圧を変圧し、入力交流電圧Vacinを生成する。そして、バックライト3では、まず、各極性反転回路31においてそれぞれ、以下説明する極性反転昇圧動作を行うことにより、入力交流電圧Vacinに基づいて出力交流電圧Vacoutを生成する。これにより、図2,図4に示した複数の蛍光管30のそれぞれにおいて、電流制御部32による電流制御のもと、この出力交流電圧Vacoutに基づく発光動作がなされ、その結果、バックライト3から照明光が射出される。
そして、映像電圧が供給された画素20では、バックライト3からの照明光が液晶表示パネル2において変調され、表示光として出射される。これにより、入力映像信号Dinに基づく映像表示が、液晶表示装置1において行われる。
(2.極性反転昇圧回路31の動作)
次に、図5〜図16を参照して、本発明の特徴的部分の1つである、極性反転昇圧回路31の動作について詳細に説明する。
(2−1.極性反転昇圧動作)
この極性反転昇圧回路31では、図5,図6に示した制御信号Sp1,Sm1により、トランジスタTp1が選択的にオン状態となると、これに連動して、トランジスタTp2〜Tp4もオン状態となる。すなわち、図7に示したように、トランジスタTp1〜Tp4が選択的にオン状態になる一方、トランジスタTm1〜Tm4が選択的にオフ状態となる。すると、トランジスタTp1〜Tp4がオン状態となることにより、これらの両端間に配置されたコンデンサCm1〜Cm4の両端間がそれぞれ短絡されて(ショート状態となって)有効に機能しなくなるため、図8に示したような回路が形成される。すなわち、図中の矢印P51およびコンデンサの両端間の電位E,2E等で示したように、入力交流電圧Vacinにおける正極側電圧を略4倍に昇圧して出力する、コッククロフトウォールトン回路(第1のコッククロフトウォールトン回路)が形成される。これにより、入力交流電圧Vacinにおける正極側電圧が略4倍に昇圧され、出力交流電圧Vacoutの正極側電圧が生成される。
一方、図5,図6に示した制御信号Sp1,Sm1により、トランジスタTm1が選択的にオン状態となると、これに連動して、トランジスタTm2〜Tm4もオン状態となる。すなわち、図9に示したように、トランジスタTm1〜Tm4が選択的にオン状態になる一方、トランジスタTp1〜Tp4が選択的にオフ状態となる。すると、トランジスタTm1〜Tm4がオン状態となることにより、これらの両端間に配置されたコンデンサCp1〜Cp4の両端間がそれぞれ短絡されて(ショート状態となって)有効に機能しなくなるため、図10に示したような回路が形成される。すなわち、図中の矢印P52およびコンデンサの両端間の電位E,(−2E)等で示したように、入力交流電圧Vacinにおける負極側電圧を略4倍に昇圧して出力する、コッククロフトウォールトン回路(第2のコッククロフトウォールトン回路)が形成される。これにより、入力交流電圧Vacinにおける負極側電圧が略4倍に昇圧され、出力交流電圧Vacoutの負極側電圧が生成される。
このようにして、本実施の形態の極性反転昇圧回路31により、構成を複雑にしたり高耐圧素子を用いることなく、入力交流電圧Vacinを極性反転しつつ略4倍に昇圧する回路が実現される。
なお、高耐圧素子を用いずにN倍昇圧を行うことが可能な従来のコッククロフトウォールトン回路において、ダイオードの向きを反転させて極性反転を行うために、例えばフォトトリガーサイリスタ等の素子を用いることも考えられるが、この場合、以下の問題点がある。
(1)サイリスタは自己消弧のスピードが遅いため、電子機器で比較的コストで有利な数10kHz程度のスイッチング周波数には不適である。ここで、切り替えスピードを早くしたほうが好ましいのは、使用者に、一瞬暗くなるのを感じさせないためである。
(2)サイリスタは、能動的にオフ状態にする機能がない素子であり、自然電流減少に頼らざるを得ないため、極性反転の際に誤動作が生じる可能性がある。
(3)トリガーを連続的にかけ続けることが必要であるため、ゲート回路が複雑になり、また、フォト絶縁機能は、システムのコストを増大させてしまう。
また、フォトトリガーサイリスタ以外の素子を用いた場合には、以下の問題点がある。
(4)フォト絶縁機能を有する他の素子では、2次側に電源が必要になるため、コストが増大すると共に、システム構成が複雑になる。その点で、上記したフォトサイリスタに劣ることになる。
(5)太陽電池応用型の2次側電源不要のフォトMOS−FETを用いることも考えられるが、太陽電池発電によるゲート容量の充電動作スピードが遅く、問題となる。
(2−2.バランサとしての動作・低周波駆動動作)
ここで、この極性反転昇圧回路31はまた、各蛍光管30に対して1個ずつ直列に接続されているため、複数の蛍光管30からなる光源に対する直流バランサとして機能することになる。具体的には、まず、CCFL等の蛍光管30では、管電流の増加に対して管電圧が減少していくという負性抵抗として機能する。このため、このような蛍光管30を並列接続させた場合、例えば図11(B)に示したバックライト103(比較例1)のようになる。すなわち、抵抗器R100を介して並列接続された複数の蛍光管30のうち、固体ばらつき等に起因して最初の点灯した蛍光管30(ここでは、左から2つ目)により、各蛍光管30の両端間の電圧が下がってしまうため、他の蛍光管30が点灯できなくなる。
これに対し、本実施の形態のバックライト3では、図11(A)に示したように、各蛍光管30に対して極性反転昇圧回路31が1個ずつ直列に接続されているため、複数の蛍光管30のうちの1つが最初に点灯した場合でも、比較例1のような問題は生じない。すなわち、この極性反転昇圧回路31が、見かけ上、正の抵抗成分として機能するため、蛍光管30における負性抵抗との合成抵抗を正の抵抗成分とすることができ、各蛍光管30での点灯動作をバランスさせることができる。したがって、図11(A)に示したように、各極性反転昇圧回路31が複数の蛍光管30に対する直流バランサとして機能し、全ての蛍光管30を問題なく点灯させることが可能となる。また、各極性反転昇圧回路31は、見かけ上は抵抗成分であるものの、実際にはダイオードやコンデンサにより構成されているため、消費電力が生じない(電力ロスが発生しない)という利点もある。
このようにして、本実施の形態のバックライト3では、例えば図12(A)に示したように、DC駆動を用いて蛍光管30を駆動すると共に、低周波(例えば、0.001〜240Hz程度)で極性反転を行う動作(DC(低周波)駆動動作)が実現される。具体的には、極性反転昇圧回路31は、図中に示したように、2つの直流電源Vdcp,Vdcmから出力される高電圧を、スイッチング素子SWによって低周波で極性反転しつつ出力すると共に、上記したバランサ31Aとして動作することになる。
これに対し、従来のバックライト203(比較例2)では、例えば図12(B)に示したように、AC電源Vacおよびバランサ231Aにより、AC駆動(高周波駆動;例えば55kHz程度)を用いた蛍光管30の駆動がなされている。
(2−3.直流(低周波)駆動動作と交流(高周波)駆動動作との比較)
ここで、図13〜図16を参照して、このような本実施の形態のバックライト3におけるDC(低周波)駆動動作と、比較例2に係る従来のバックライト203におけるAC(高周波)駆動動作との作用・効果について、比較しつつ詳細に説明する。
まず、図13(B)に示したように、比較例2のAC(高周波)駆動動作では、長い時間をかけて、蛍光管30における放電管内で放電ガス(Hgイオンなど)が偏って分布してしまう。これは、AC(高周波)駆動の場合、電気的には、放電管内でHgイオン等を動かさないものの、正負間のわずかな電圧波形の違いや温度の違い等により、偏った分布が生じてしまうというものである。そして、このような偏った輝度分布に起因して、蛍光管30内で輝度むらが生じてしまうことがある。なお、この図13(B)(および後述する図15(B))では、便宜上、交流電源Vacを2つの交流電源Vac1,Vac2に分けて示している。
これに対し、図13(A)に示したように、本実施の形態のDC(低周波)駆動動作では、蛍光管30における放電管内で、放電ガス(Hgイオンなど)を常に大きく振幅させている。このため、上記比較例2のような輝度のばらつきが生じず、また、仮に生じたとしてもすぐに直ることになる。
したがって、本実施の形態の液晶表示装置1では、例えば図14に示したようにして、バックライト3内の各蛍光管30において、極性反転昇圧回路31を用いてDC(低周波)駆動動作により、以下のような極性反転を行うことが好ましいと言える。具体的には、例えば図14(A)に示したように、液晶表示装置1の電源のオン・オフ動作に連動(同期)して、各蛍光管30における極性反転の切り換えを行うようにする。この場合、例えば、過去24時間における各蛍光管30の駆動条件を記録しておくと共に、その記録情報を基に、次に電源がオン状態になったときの各蛍光管30の駆動条件を決定するようにすればよい。あるいは、例えば図14(B)に示したように、例えば液晶表示装置1の電源が継続して(例えば、24時間以上)オン状態となっている場合などには、例えばテレビのチャンネルの切り換え動作に連動(同期)して、もしくは強制的に、各蛍光管30における極性反転の切り換えを行う。これにより、上記したように、蛍光管30内での偏った輝度分布に起因した輝度むらを低減もしくは回避することができ、従来のAC(高周波)駆動動作の場合と比べ、液晶表示装置1における信頼性を向上させることが可能となる。
また、図15(B)に示したように、比較例2のAC(高周波)駆動動作では、蛍光管30と接地との間の空気層による寄生容量Ciに起因して、リーク電流ILが流れてしまうため、原理的に低輝度動作の実現が困難である。具体的には、このAC(高周波)駆動を用いて蛍光管30の低輝度動作を行うと、図中に示したように、このようなリーク電流ILの発生により、蛍光管30の両端のみが光ってしまい、中央部では暗いままとなってしまう。
これに対し、図15(A)に示したように、本実施の形態のDC(低周波)駆動動作では、上記した寄生容量Ciが存在しても、原理的にリーク電流ILが生じない。したがって、蛍光管30の低輝度動作を行った場合にも、蛍光管30全体が均一の発光動作を行うことができ、例えば100:1の調光が可能となる。その結果、液晶表示パネル2における例えば5000:1程度のコントラストと併せて、液晶表示装置1全体として、例えば50万:1程度の高コントラストを実現することができる。
更に、図16(B)に示したように、比較例2のAC(高周波)駆動動作では、例えば液晶表示パネル2を薄型化した場合、リーク電流が増加する。そして、このリーク電流の増加は、図中に示したように、蛍光管30におけるHot側において、Cool側の2倍以上となる。したがって、このHot側におけるリーク電流集中に起因してHot側にストレスも集中し、蛍光管30における電極の長寿命化が阻害されてしまうと考えられる。
これに対し、図16(A)に示したように、本実施の形態のDC(低周波)駆動動作では、極性反転の切り換え周期が低周波であり、インターバルが長いことから、上記したようなリーク電流に起因した電極へのストレスが、両極に対して分散される。したがって、上記比較例2のAC(高周波)駆動動作と比べ、蛍光管30における電極の寿命が約2倍以上に向上すると考えられる。
以上のように本実施の形態では、極性反転昇圧回路31において、上記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって上記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、入力交流電圧Vacinにおける正極側電圧を略4倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、上記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって上記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、入力交流電圧Vacinにおける負極側電圧を略4倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるようにしたので、構成を複雑にしたり高耐圧素子を用いることなく、入力交流電圧Vacinを極性反転しつつ、略4倍に昇圧することができる。よって、高電圧の極性反転を、低耐圧素子を用いて簡易に実現することが可能となる。
<変形例>
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態で説明したトランス503の代わりに、上記実施の形態で説明した極性反転昇圧回路31を用いるようにしてもよい。また、バックライト駆動部50内に示した各ブロック(PFC回路501、絶縁インバータ502およびトランス503等)を、バックライト3内に設けるようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、極性反転昇圧回路31が、5個のダイオード、9個のコンデンサおよび8個のトランジスタ(スイッチング素子)を含む場合、すなわち、この極性反転昇圧回路31が略4倍昇圧を行う場合(N=4の場合)について説明したが、この場合には限られない。具体的には、極性反転昇圧回路が、(N+1)個(N:2以上の整数)のダイオード、(2N+1)個のコンデンサおよび2N個のトランジスタ(スイッチング素子)を含み、略N倍昇圧を行うようにすればよい。この場合、(2N+1)個のコンデンサは、前述した第1の素子グループに属するN個のコンデンサと、第2の素子グループに属するN個のコンデンサとを含むようにする。また、2N個のトランジスタは、第1の素子グループに属するN個のトランジスタと、第2の素子グループに属するN個のトランジスタとからなるようにする。
更に、上記実施の形態では、極性反転昇圧回路31が、液晶表示装置1におけるバックライト3内の光源としての蛍光管30の駆動に用いられる場合について説明したが、本発明の昇圧回路を、他の用途に適用するようにしてもよい。すなわち、本発明の昇圧回路を、液晶表示装置のバックライト以外の光源装置(例えば、照明装置など)に適用してもよく、更に、光源装置以外の装置(例えば、計測機器など)に適用してもよい。
1…液晶表示装置、2…液晶表示パネル、20…画素、21…TFT素子、22…液晶素子、23…補助容量素子、3…バックライト、30…蛍光管、31…極性反転昇圧回路、31A…バランサ、32…電流制御部、41…画像処理部、42…タイミング制御部、50…バックライト駆動部、501…PFC回路、502…絶縁インバータ、503…トランス、51…データドライバ、52…ゲートドライバ、Din…入力映像信号、D…データ線、G…ゲート線、Cs…補助容量線、Vacin…入力交流電圧、Vacout…出力交流電圧、Vac…交流電源、Vdcp,Vdcm…直流電源、Tin1,Tin2…入力端子、Tout…出力端子、Sp1,Sm1…制御信号、D0〜D4…ダイオード、C0,Cp1〜Cp4,Cm1〜Cm4…コンデンサ、Tp1〜Tp4…トランジスタ(PNPトランジスタ)、Tm1〜Tm4…トランジスタ(NPNトランジスタ)、Rp1〜Rp4,Rm1〜Rm4…抵抗器、P1,P2,P11,P12,P21,P22,P31,P32,P41,P42…接続点、L1,L2…接続ライン、SW…スイッチ、Ci…寄生容量。

Claims (8)

  1. 入力交流電圧が入力される一対の入力端子と、
    (N+1)個(N:2以上の整数)のダイオードと、
    前記入力交流電圧における正極側電圧の昇圧に用いられる第1の素子グループに属するN個のコンデンサと、前記入力交流電圧における負極側電圧の昇圧に用いられる第2の素子グループに属するN個のコンデンサと、を含む(2N+1)個のコンデンサと、
    前記第1の素子グループに属するN個のスイッチング素子と、前記第2の素子グループに属するN個のスイッチング素子とからなる2N個のスイッチング素子と
    を備え、
    前記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記正極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、
    前記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記負極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるように構成されている
    昇圧回路。
  2. 前記一対の入力端子の各々から出力側へと延在する第1および第2の接続ラインを備え、
    前記第1の接続ライン上において、前記第1の素子グループに属するコンデンサと前記第2の素子グループに属するコンデンサとが、交互に並んで互いに直列接続され、
    前記第2の接続ライン上において、前記第1の素子グループに属するコンデンサと前記第2の素子グループに属するコンデンサとが、前記第1の接続ライン上とは逆の順で交互に並んで互いに直列接続され、
    前記第1および第2の接続ライン上において、前記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間に、前記第2の素子グループに属するスイッチング素子が接続されると共に、前記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間に、前記第1の素子グループに属するスイッチング素子が接続され、
    前記第1の接続ライン上において隣接するコンデンサ同士の各接続点と前記第2の接続ライン上において対応する各接続点との間、各接続ライン上の最入力側のコンデンサにおける入力側の一端同士の間、および最出力側のコンデンサにおける出力側の一端同士の間にそれぞれ、隣接間で互いに逆向きとなるように、前記ダイオードが1個ずつ配置されている
    請求項1に記載の昇圧回路。
  3. 各素子グループに属する各スイッチング素子のうち、1個のスイッチング素子がオン状態またはオフ状態となるのに連動して、同じ素子グループ内の他のスイッチング素子も同一の状態となるように、オン・オフ動作を行う
    請求項1または請求項2に記載の昇圧回路。
  4. 前記スイッチング素子が、バイポーラトランジスタまたは電界効果トランジスタ(FET)を用いて構成されている
    請求項3に記載の昇圧回路。
  5. 入力交流電圧を昇圧して出力交流電圧を生成する昇圧回路と、
    蛍光管を含んで構成され、前記出力交流電圧に基づいて発光動作を行う光源部と
    を備え、
    前記昇圧回路は、
    前記入力交流電圧が入力される一対の入力端子と、
    (N+1)個(N:2以上の整数)のダイオードと、
    前記入力交流電圧における正極側電圧の昇圧に用いられる第1の素子グループに属するN個のコンデンサと、前記入力交流電圧における負極側電圧の昇圧に用いられる第2の素子グループに属するN個のコンデンサと、を含む(2N+1)個のコンデンサと、
    前記第1の素子グループに属するN個のスイッチング素子と、前記第2の素子グループに属するN個のスイッチング素子とからなる2N個のスイッチング素子と
    を有し、
    前記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記正極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、
    前記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記負極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるように構成されている
    光源装置。
  6. 前記蛍光管および前記昇圧回路が複数個ずつ設けられ、
    各蛍光管に対して前記昇圧回路が1個ずつ直列接続されると共に、これら蛍光管と昇圧回路との対構造が、互いに並列配置されている
    請求項5に記載の光源装置。
  7. 前記蛍光管が、冷陰極管(CCFL)である
    請求項5または請求項6に記載の光源装置。
  8. 入力交流電圧を昇圧して出力交流電圧を生成する昇圧回路と、
    蛍光管を含んで構成され、前記出力交流電圧に基づいて発光動作を行う光源部と、
    前記光源部から発せられた光を映像信号に基づいて変調することにより映像表示を行う液晶表示パネルと
    を備え、
    前記昇圧回路は、
    前記入力交流電圧が入力される一対の入力端子と、
    (N+1)個(N:2以上の整数)のダイオードと、
    前記入力交流電圧における正極側電圧の昇圧に用いられる第1の素子グループに属するN個のコンデンサと、前記入力交流電圧における負極側電圧の昇圧に用いられる第2の素子グループに属するN個のコンデンサと、を含む(2N+1)個のコンデンサと、
    前記第1の素子グループに属するN個のスイッチング素子と、前記第2の素子グループに属するN個のスイッチング素子とからなる2N個のスイッチング素子と
    を有し、
    前記第1の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第2の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記正極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第1のコッククロフトウォールトン回路が形成されると共に、
    前記第2の素子グループに属する各スイッチング素子が選択的にオン状態となって前記第1の素子グループに属する各コンデンサの両端間が短絡されることにより、前記負極側電圧を略N倍に昇圧して出力する第2のコッククロフトウォールトン回路が形成されるように構成されている
    液晶表示装置。
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