JP5266995B2 - 放音装置 - Google Patents

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Description

この発明は、低域側を放音するサブウーファと、サブウーファよりも高域側を放音するスピーカとを組み合わせて音声を放音する放音装置に関する。
従来、ホームシアター等では、より良い音を再生するために、各スピーカに供給する音声信号の周波数特性を調整することが行われている。例えば、特許文献1には、中音域の音量を下げるとともにカットオフ周波数を高域側にシフトすることで、中低域間のバランスを調整する手法が記載されている。しかし、中音域の音量を下げると、低域が強調され、音像定位が変わる、あるいは定位感が薄れるという問題が発生する。そこで、特許文献1では、中域側の所定帯域(1〜8kHz)の音量を上げ、音像定位感を基に戻す手法も記載されている。
特開2000−197182号公報
一方、ホームシアター等では、通常のスピーカでは十分に再生することができない低域側を補うために、低域側を専門に放音するサブウーファを追加した放音装置が多い。サブウーファは、聴取位置から見て、前方正面以外の方向に置くことが多い。低域側を放音するサブウーファと中域側を放音するスピーカは、それぞれが受け持つ周波数帯域の境界(クロスオーバ周波数)が設定されている。一般的に、クロスオーバ周波数は、中域側を放音するスピーカの低音再生能力に依存して設定される。
ホームシアター等では、より低音を増強することを望むユーザが多く、サブウーファの音量を相対的に大きくすることが多い。サブウーファの音量を大きくすると、クロスオーバ周波数以上の帯域(中域側)までサブウーファが放音を受け持つこととなる(図2の実細線を参照)。そのため、音像定位がサブウーファ側(前方正面以外の方向)に移動する、あるいは定位感が薄れるという問題が発生する。
また、サブウーファの音量を大きくすると、音質が劣化する(聴感上の違和感が発生する)という問題もある。すなわち、サブウーファの音量だけを大きくすると、クロスオーバ周波数以上の帯域において、サブウーファとスピーカとの音量バランスが崩れるという問題が発生する。
特許文献1では、単に中音域側のカットオフ周波数や音量の制御を行っているだけであり、クロスオーバ周波数またはそれ以上の帯域における音量バランスは崩れたままである。すなわち、上述のスピーカ、サブウーファ間の再生能力の差により発生する問題を考慮しておらず、依然として音像定位や音質劣化の問題を解決したとは言えない。また、特許文献1のようにある帯域だけを強調すると、クロスオーバ周波数以上の帯域の音量バランスがさらに悪化するという問題も発生する。
そこで、この発明は、サブウーファとスピーカ間の再生能力の差に起因する音像定位、音質劣化の問題を低減する放音装置を提供することを目的とする。
この発明の放音装置は、低域側を放音するサブウーファ、前記サブウーファが放音する帯域よりも高域側を放音するスピーカと、前記サブウーファと前記スピーカに音声信号を供給する信号供給部、を備えている。信号供給部は、前記サブウーファに供給する音声信号の周波数特性を変更するローパスフィルタを備え、前記サブウーファの出力レベルを変更した場合、前記サブウーファと前記スピーカのクロスオーバ周波数において、前記サブウーファの出力レベルを維持するように、前記ローパスフィルタのフィルタ次数を変更することを特徴とする。例えば、サブウーファの音量を上げる場合、ローパスフィルタの次数を増やし、クロスオーバ周波数付近においてサブウーファの出力レベルを低減する。
また、上記発明において、信号供給部は、前記サブウーファのレベル変更量に応じてカットオフ周波数を低域側または高域側にシフトするように構成することも可能である。例えばサブウーファの音量を上げる場合、サブウーファ側のカットオフ周波数を低域側にシフトする。これにより、クロスオーバ周波数付近のサブウーファの出力レベルを維持するため、低音を増強しつつも音像定位感を維持することができる。
この発明によれば、サブウーファとスピーカ間の再生能力の差に起因する音像定位、音質劣化の問題を低減することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る放音装置の構成を示す図である。放音装置1は、アンプ11、スピーカ31L、スピーカ31R、およびサブウーファ33を備えている。アンプ11は、本発明の信号供給部に相当する。
スピーカ31Lは、聴取位置51から見て左側に設置され、スピーカ31Rは聴取位置51から見て右側に設置される。サブウーファ33は、聴取位置51から見て前方の任意の位置(例えばスピーカ31Rのさらに右側)に設置される。一般に、サブウーファは、スピーカよりも筐体が大きいため、同図のように聴取位置の前方正面以外の方向(邪魔にならない位置)に置かれる。
アンプ11は、スピーカ31L、スピーカ31R、およびサブウーファ33に接続されており、音声信号を供給する。
アンプ11は、DIR12、A/Dコンバータ13、HDMI(登録商標)14、デコーダ(DSP Decoder)15、DSP16、コントローラ17、メモリ18、ユーザI/F19、D/Aコンバータ20、プリアンプ21、およびパワーアンプ22を備えている。
A/Dコンバータ13は、アナログ音声信号の入力インタフェースを兼ねており、DVDプレーヤ等の他の装置からアナログ音声信号を入力し、デジタル音声信号に変換してデコーダ15に出力する。DIR12、HDMI(登録商標)14は、他の装置からPCMデータ等を入力し、デコーダ15に入力する。
デコーダ15は、DIR12、A/Dコンバータ13、およびHDMI(登録商標)14の各種インタフェースから入力されるデジタル音声信号やPCMデータ等を2チャンネル(Lチャンネル、Rチャンネル)のデジタル音声信号にデコードしてDSP16に出力する。
DSP16は、HPF161、HPF162、LPF163、および増幅器164からなるフィルタ部160と、加算器165と、を備えている。HPF161は、Lチャンネルのデジタル音声信号を入力し、HPF162は、Rチャンネルのデジタル音声信号を入力する。HPF161およびHPF162は、所定周波数以下の帯域(低域側)を制限するフィルタである。LチャンネルおよびRチャンネルのデジタル音声信号は、HPF161およびHPF162で所定周波数以下の帯域を制限された後、D/Aコンバータ20に出力され、アナログ音声信号に変換される。そして、Lチャンネルのアナログ音声信号は、プリアンプ21およびパワーアンプ22で増幅され、スピーカ31Lに供給される。Rチャンネルのアナログ音声信号は、プリアンプ21およびパワーアンプ22で増幅され、スピーカ31Rに供給される。
LチャンネルおよびRチャンネルの音声信号には、どちらもCチャンネルの音声信号が含まれている。よって、これらの信号を同じレベルで出力し、スピーカ31Lおよびスピーカ31Rから放音すると、聴取位置51から見ての正面前方にCチャンネルの仮想音源32を形成することができる。
一方、DSP16において、加算器165には、LチャンネルおよびRチャンネルのデジタル音声信号が入力される。加算器165は、これらLチャンネルおよびRチャンネルのデジタル音声信号を加算し、サブウーファ用のデジタル音声信号(以下、サブウーファ信号と言う。)としてLPF163に出力する。
LPF163は、コントローラ17の設定に従って、加算器165から入力されたサブウーファ信号の所定周波数以上の帯域(高域側)を制限するフィルタである。コントローラ17は、メモリ18から動作用プログラムを読み出して、上記LPF163のフィルタ特性を制御する。サブウーファ信号は、LPF163で所定周波数以上の帯域を制限された後、増幅器164を経てD/Aコンバータ20に出力され、アナログ音声信号に変換される。そして、サブウーファ用のアナログ音声信号は、プリアンプ21およびパワーアンプ22で増幅され、サブウーファ33に供給される。
また、コントローラ17は、ユーザI/F19からユーザの操作に基づく操作信号を入力し、各構成部を制御する。例えば、ユーザI/F19で音量調整操作が行われると、コントローラ17は、この操作に応じた制御信号をプリアンプ21に出力して、音声信号の増幅量を変更する。また、ユーザがサブウーファ33の音量調整操作を行った場合、フィルタ部160の増幅器164におけるサブウーファ信号の出力レベルを変更し、サブウーファ33の出力レベルを変更する。
本実施形態の放音装置は、ユーザがサブウーファの音量を上げる(または下げる)操作を行った場合に、サブウーファ信号の出力レベルの変更量に応じてLPF163のフィルタ特性を変更し、クロスオーバ周波数付近のサブウーファの出力レベルを維持するものである。なお、本実施形態で言うクロスオーバ周波数とは、スピーカ31L、スピーカ31Rの低音再生能力に応じて予め設定された周波数であり、HPF161およびHPF162のカットオフ周波数(フィルタのゲインが−3dBとなる周波数)に相当する。
以下、アンプ11におけるサブウーファ信号の調整態様について説明する。図2は、フィルタ部160の周波数特性を示す図である。同図に示すグラフの横軸は周波数、縦軸はゲインを示す。
同図に示す破線は、HPF161およびHPF162の周波数特性を示すものであり、スピーカ31Lおよびスピーカ31Rの出力レベルの特性を示す。同図に示す1点破線は、LPF163および増幅器164の周波数特性を示すものであり、サブウーファ33の出力レベルの特性を示す。
この例では、スピーカとサブウーファのクロスオーバ周波数は、150Hzに設定されている。すなわち、HPF161およびHPF162のカットオフ周波数が150Hzに設定され、LPF163のカットオフ周波数も150Hzに設定されている。
ここで、ユーザがサブウーファの音量を上げる操作を行った場合について、サブウーファ33の出力レベルの調整態様について説明する。ユーザがサブウーファの出力レベルを12dB上げる操作を行うと、コントローラ17は、増幅器164のゲインを12dB上昇させる。すると、同図に示す実細線のように、サブウーファの出力レベルは、全帯域において12dB上昇する。よって、クロスオーバ周波数である150Hzにおいて、サブウーファとスピーカの出力レベルの差が12dBとなる。
このとき、コントローラ17は、LPF163のカットオフ周波数を低域側にシフトさせる。シフト後のカットオフ周波数は、クロスオーバ周波数、レベル変更量、およびフィルタ次数を用いて、例えば以下に示す数式によって決定される。
Figure 0005266995
上記の例では、クロスオーバ周波数が150Hz、レベル変更量が12dBであるため、フィルタ次数を2次とすると、カットオフ周波数は約75Hzとなる。よって、コントローラ17は、増幅器164のゲインを12dB上昇させた場合、LPF163のカットオフ周波数を約75Hzに設定する。カットオフ周波数を約75Hzに設定すると、サブウーファの出力レベルは、図2の実太線に示すような周波数特性となる。この場合、クロスオーバ周波数である150Hz付近においては、サブウーファの音量を上げる前(ゲイン0dBの時)と出力レベルがほとんど変わらない。特に、300Hz以上等、クロスオーバ周波数よりも高域側の出力レベルは、サブウーファの音量を上げる前にほぼ一致する。
図3に、サブウーファの出力レベルを3dB、6dB、9dB、12dB上昇させた場合において、カットオフ周波数をシフトした後の周波数特性を示す。コントローラ17は、出力レベルの変更量に応じて上記の数式による計算を行い、カットオフ周波数を設定する。例えば、3dB上昇した場合、カットオフ周波数を約126Hz、6dB上昇した場合、カットオフ周波数を約106Hz、9dB上昇した場合、カットオフ周波数を約90Hzに設定する。
いずれにしても、上記のようにカットオフ周波数を設定すると、同図に示すように、クロスオーバ周波数におけるサブウーファの出力レベルは、サブウーファの音量を上げる前とほとんど変わらない。いずれも、300Hz以上等、クロスオーバ周波数よりも高域側の出力レベルは、サブウーファの音量を上げる前にほぼ一致する。
このように、本実施形態の放音装置は、ユーザがサブウーファの音量を上げる操作を行っても、クロスオーバ周波数においてサブウーファの出力レベルを維持するため、音像定位がサブウーファ側に移動する、あるいは定位感が薄れる、といった現象を防止することができる。また、300Hz以上等、中域側の帯域においてはサブウーファの音量を上げる前にほぼ一致するため、サブウーファとスピーカ間の音量バランスが維持され、音質の劣化を低減することができる。さらには、クロスオーバ周波数おけるサブウーファの出力レベルを低下させるため、クリップに対するマージンも大きくなる。
なお、サブウーファの出力レベルを低下させる場合は、カットオフ周波数を高域側にシフトすればよい。サブウーファの出力レベルを下げる場合、定位感の問題が発生する可能性は低いが、カットオフ周波数を変更しないと、中域側のサブウーファとスピーカ間のバランスが崩れるため、やはり音質劣化の問題は生じる。そのため、本実施形態の放音装置のように、サブウーファの出力レベルの低下に応じてカットオフ周波数を高域にシフトし、サブウーファとスピーカ間の音量バランスを維持すると、音質劣化の問題を低減することができる。
なお、上記例では、DSP16における増幅器164でサブウーファの出力レベルを変更する態様としたが、プリアンプ21におけるアナログ音声信号の増幅量を変更してサブウーファの出力レベルを変更するようにすることも可能である。この場合、プリアンプ21におけるアナログ音声信号の増幅量に応じてカットオフ周波数を設定すればよい。
なお、上記例では、カットオフ周波数をシフトすることによりクロスオーバ周波数におけるサブウーファの出力レベルを維持する例を示したが、フィルタ次数を変更することでクロスオーバ周波数におけるサブウーファの出力レベルを維持することも可能である。図4は、フィルタ次数を変更した場合のサブウーファの出力レベルの特性を示す図である。
LPF163のフィルタの次数を高くすると、同図の実太線に示すように減衰傾度が大きくなるため、サブウーファの出力レベルを上昇させても、クロスオーバ周波数における出力レベルの差はわずかとなる。この場合も、音像定位がサブウーファ側に移動する、あるいは定位感が薄れる、といった現象を防止することができる。なお、カットオフ周波数のシフトとフィルタ次数の変更を同時に行ってもよい。すなわち、フィルタの次数を高くしながら、カットオフ周波数を低域側にシフトする、という態様も可能である。
また、本発明におけるスピーカおよび音声信号のチャンネルの数は、同図に示す例に限るものはない。例えば、3.1チャンネル、5.1チャンネルや7.1チャンネル、あるいはそれ以上のチャンネル数であっても本発明の構成を適用することが可能である。上記の例では、Lチャンネルのスピーカ31LとRチャンネルのスピーカ31Rの低域側の再生能力が同一であるため、LチャンネルおよびRチャンネルのデジタル音声信号を加算してサブウーファ信号を生成した後、フィルタ部160で出力レベルの調整を行うようにしたが、低域側の再生能力が異なるスピーカが存在する場合は、個別にフィルタ処理を行う。例えば、7.1チャンネルの構成として、さらにセンタ(C)チャンネルのスピーカ31C、左サラウンド(LS)チャンネルのスピーカ35LS、右サラウンド(RS)チャンネルのスピーカ35RS、左後方(BL)チャンネルのスピーカ36BL、および右後方(BR)チャンネルのスピーカ36BRを追加した場合の放音装置の構成を図5に示す。なお、同図において、図1に示した構成と一致するものについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
同図の例において、デコーダ15は、7チャンネル(Lチャンネル、Rチャンネル、Cチャンネル、LSチャンネル、RSチャンネル、BLチャンネル、BRチャンネル)のデジタル音声信号をDSP16に出力する。
同図に示すDSP16は、図1の例に追加して、加算器166、HPF167、LPF168、加算器170、HPF171、HPF172、LPF173、加算器175、HPF176、HPF177、LPF178,および増幅器179からなるフィルタ部160と、加算器165と、加算器169と、加算器174と、を備えている。HPF167は、Cチャンネルのデジタル音声信号を入力する。Cチャンネルのデジタル音声信号は、HPF167で所定周波数以下の帯域を制限された後、D/Aコンバータ20に出力され、アナログ音声信号に変換される。そして、Cチャンネルのアナログ音声信号は、プリアンプ21およびパワーアンプ22で増幅され、スピーカ34に供給される。
一方、Cチャンネルのデジタル音声信号は、LPF168にも入力される。LPF168は、コントローラ17の設定に従って、Cチャンネルのデジタル音声信号の所定周波数以上の帯域(高域側)を制限するフィルタである。LPF168で所定周波数以上の帯域を制限されたデジタル音声信号は、加算器166に入力される。加算器166は、LPF168が出力したCチャンネルのデジタル音声信号を上述のサブウーファ信号に加算し、加算器170に出力する。加算器170は、LPF173が出力したデジタル音声信号を加算し、加算器175に出力する。さらに、加算器175は、LPF178が出力したデジタル音声信号を加算し、増幅器178に出力する。増幅器178は、入力されたデジタル音声信号を増幅し、D/Aコンバータ20に出力する。
このように全チャンネルが加算されたデジタル音声信号は、D/Aコンバータ20でアナログ音声信号に変換され、プリアンプ21およびパワーアンプ22で増幅され、サブウーファ33に供給される。
ここで、HPF167のカットオフ周波数、すなわち、スピーカ34とサブウーファとのクロスオーバ周波数は、スピーカ34の低域再生能力に応じて設定される。例えば、スピーカ34の低域再生能力がスピーカ31Lおよびスピーカ31Rよりも低い場合、クロスオーバ周波数を200Hzとする。この場合においても、コントローラ17は、サブウーファの出力レベル変更量に応じて、LPF168のカットオフ周波数をシフトする。コントローラ17は、例えば、クロスオーバ周波数が200Hz、レベル変更量が12dBであり、フィルタ次数が2次であった場合、カットオフ周波数を約100Hzに設定する。
同様に、LSチャンネルのデジタル音声信号は、HPF171に入力され、RSチャンネルのデジタル音声信号は、HPF172に入力される。LSチャンネルおよびRSチャンネルのデジタル音声信号は、加算器169で加算されLPF173に入力される。HPF171およびHPF172のカットオフ周波数も、スピーカ35LSおよびスピーカ35RSの低域再生能力に応じて設定される(例えば、250Hzとする)。
この場合においても、コントローラ17は、サブウーファの出力レベル変更量に応じて、LPF173のカットオフ周波数をシフトする。コントローラ17は、例えば、クロスオーバ周波数が250Hz、レベル変更量が12dBであり、フィルタ次数が2次であった場合、カットオフ周波数を約125Hzに設定する。
また、同様に、BLチャンネルのデジタル音声信号は、HPF176に入力され、BRチャンネルのデジタル音声信号は、HPF177に入力される。BLチャンネルおよびBRチャンネルのデジタル音声信号は、加算器174で加算されLPF178に入力される。HPF176およびHPF177のカットオフ周波数についても同様に、スピーカ36BLおよびスピーカ36BRの低域再生能力に応じて設定される(例えば220Hzとする)。コントローラ17は、サブウーファの出力レベル変更量に応じて、LPF178のカットオフ周波数をシフトする。例えば、クロスオーバ周波数が220Hz、レベル変更量が12dBであり、フィルタ次数が2次であった場合、カットオフ周波数を約110Hzに設定する。
なお、上記例では、低域再生能力が同じスピーカが複数有る場合、これらのスピーカに供給するデジタル音声信号を加算してサブウーファ信号を生成し、1つのLPFでカットオフ周波数の調整を行うようにしたが、スピーカ毎に個別に調整を行うようにしてもよい。
このように、本実施形態の放音装置は、スピーカおよび音声信号のチャンネル数に関わらず、クロスオーバ周波数においてサブウーファの出力レベルをほぼ維持することができ、音像定位がサブウーファ側に移動する、あるいは定位感が薄れる、といった現象を防止することができる。
なお、本実施形態では、DSPを用いてデジタル処理によりカットオフ周波数を変更する例を示したが、無論、アナログ処理においてもカットオフ周波数を変更することが可能である。
本発明の実施形態に係る放音装置の構成を示す図である。 サブウーファ信号の周波数特性を示す図である。 サブウーファの出力レベルを3dB、6dB、9dB、12dB上昇した場合において、カットオフ周波数をシフトした後の周波数特性を示す図である。 フィルタ次数を変更した場合のサブウーファの出力レベルの特性を示す図である。 センタチャンネルのスピーカ31Cを追加した場合の放音装置の構成を示す図である。
符号の説明
11−アンプ
31L,31R−スピーカ
33−サブウーファ

Claims (2)

  1. 低域側を放音するサブウーファと、
    前記サブウーファが放音する帯域よりも高域側を放音するスピーカと、
    記サブウーファと前記スピーカに音声信号を供給する信号供給部と、
    を備えた放音装置であって、
    前記信号供給部は、前記サブウーファに供給する音声信号の周波数特性を変更するローパスフィルタを備え、
    前記サブウーファに供給する音声信号の出力レベルを変更した場合、前記サブウーファと前記スピーカのクロスオーバ周波数において、前記サブウーファの出力レベルを維持するように、前記ローパスフィルタのフィルタ次数を変更することを特徴とする放音装置。
  2. 前記信号供給部は、前記サブウーファに供給する音声信号の出力レベル変更量に応じて、前記サブウーファのカットオフ周波数を低域側または高域側にシフトする請求項1に記載の放音装置。
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