JP5263996B2 - プロジェクタ - Google Patents

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Description

本発明はレーザービーム走査型のプロジェクタに関する。
近年、レーザー光を用いたレーザープロジェクタが提案されている。レーザー光は、単色性および指向性に優れているので、色再現性の良好な映像を得ることが容易である。レーザープロジェクタの基本的な原理は、非特許文献1に記載されているように、例えばレーザー光源からのレーザー光を水平および垂直に走査する走査ミラーを用い、レーザー光を、垂直走査ミラーで垂直方向に1回走査させる間に水平走査ミラーで複数回往復させることで、ラスタースキャンにより画像を形成することにある。なお、階調表現はレーザー光の出力強度を変調することにより得られる。レーザー光の走査手段としては、走査ミラーとしてガルバノミラーを用いることや、MEMS技術により作製可能なアクチュエータで走査ミラーを走査すること等が知られている。
ところで、レーザー光は非常に小さな発光点から発し、しかも非常に平行度の高い光線なので、レーザー光が人に直接照射される事態は避けなければならない。特に、フロント投射型のプロジェクタの場合には、プロジェクタとスクリーンとの間には何も存在しないので、プロジェクタの動作中に人が誤って投射エリア内に侵入した場合には、レーザー光が人に直接照射されるおそれがある。そのような事態を回避するための技術が特許文献1〜3に提案されている。
また、特にプロジェクタとスクリーンとが一体化した筐体構造のリア投射型のプロジェクタにおいては、人が誤って投射エリアに侵入するおそれはないものの、仮にスクリーンが破損または筐体から脱落した場合には、鑑賞者に向けてレーザー光が直接照射されてしまうことが考えられる。これを防ぐ技術が特許文献4に提案されている。
特開2006−178342号公報 特開2005−309162号公報 特開2006−227083号公報 特開2007−017649号公報
上述したような、レーザー光源からのレーザー光を走査することで画像表示を行うプロジェクタでは、仮に走査ミラーに何らかの異常が起きた場合にも、注意すべき事態が生じるおそれがある。走査ミラーに生じうる異常としては、例えば、走査ミラーが機械的あるいは電気的に故障することが考えられる。そのような場合には、水平走査用と垂直走査用の走査ミラーの両方またはどちらか一方が停止した状態になるので、プロジェクタからのレーザー光は2次元の画像を表示せず、スクリーン上の1点を照射し続けるか、あるいは水平または垂直の一直線を表示し続けることになる。ここでレーザー光が照射されているところに注目すると、この状態では、単位時間あたりに照射される光の強度が、2次元の走査を正常に行っているときに比べて大きい。したがって、上記のような異常が発生したままレーザー光を照射し続けることは安全上好ましくないため、そのような状態が続くことは回避すべきである。
走査ミラーに何らかの異常が生じる要因としては、走査ミラー自体の故障等によるプロジェクタの内部要因の他にも、プロジェクタの外部からプロジェクタの内部に何らかの異物が侵入し、その異物が走査ミラーに衝突したときの衝撃で走査ミラーが故障するという外部要因も考えられる。したがって、プロジェクタは、そのような外部要因によって走査ミラーが故障することを避けることができる構成を備えていることが好ましい。
本発明の目的は、走査部に何らかの異常が発生した場合に同じ領域にレーザー光が照射され続けることを防ぐことを可能にするプロジェクタを提供することにある。
本発明の更なる目的は、異物が外部から走査部に侵入することを防ぐことができるプロジェクタを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のプロジェクタは、レーザー光を出射する光源部と、該光源部から出射された前記レーザー光を走査する走査部と、を有するレーザービーム走査型のプロジェクタにおいて、前記走査部による前記レーザー光の走査範囲に配置され、前記レーザー光の一部を反射し、残りを透過させる光学素子と、該光学素子によって反射された前記レーザー光を受光する光検出手段と、該光検出手段が受光した前記レーザー光の光量に基づいて、前記光源部から出射される前記レーザー光の出力を抑制する光源出力抑制手段と、少なくとも前記走査部と前記光検出手段とを収容するケースと、前記光源部と前記光源出力抑制手段とを収容する外装筐体と、を有し、前記ケースは、前記走査部に入射する前記レーザー光が通過する部分に形成された開口部に光透過性の部材が設けられ、かつ前記走査部から出射された前記レーザー光が通過する部分に形成された開口部に前記光学素子が設けられている。
本発明によれば、走査部に何らかの異常が発生した場合に同じ領域にレーザー光が照射され続けることを防ぐことを可能にするプロジェクタを提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。 反射型偏光板(投射窓)によるレーザー光の反射について説明する図である。 反射型偏光板(投射窓)によるレーザー光の反射について説明する図である。 反射型偏光板(投射窓)によるレーザー光の反射について説明する図である。 図1に示したプロジェクタの一変形例の概略構成を示す図である。 図(a)は図4に示したプロジェクタにおけるケースを示す斜視図であり、図(b)はそのケースの内部を示す断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るプロジェクタの概略構成を示す図である。
本実施形態のプロジェクタは、赤色(R)、青色(G)、緑色(B)のレーザー光(レーザービーム)をそれぞれ発光する3つのレーザー光源101R,101G,101Gを備えた光源部101と、それらの各光源101R,101G,101Gを制御するLD制御部102とを有している。プロジェクタは、さらに、光源101R,101G,101Gからのレーザー光の光路を略一致させるダイクロミラー103,104及びミラー105と、レーザー光を走査する走査部を構成する垂直走査及び水平走査ミラー106,107及びそれらを駆動するミラー駆動部108,109とを有している。
上記の各構成は筐体113内に収容されている。筐体113の一部には開口部が形成され、その開口部には投射窓110が設けられている。走査部で走査されたレーザービームは、その投射窓110を透過して筐体113の外部に出射される。筐体113内には、後述する受光素子111とマイコン112とがさらに収容されている。
本実施形態では、レーザー光源101R,101G,101Gにはレーザーダイオード(LD)を使用した。これらのレーザー光源には、TEM00で直線偏光光のレーザービームを発する特性を備えたものを用いることが好ましい。近年、レーザー光源の性能向上は目覚しく、高出力すなわち高輝度のレーザービームを発するものが容易に手に入るようになっているため、そのようなレーザー光源を用いることが好ましい。さらに、各光源101R,101G,101Gから出射されるレーザービームの偏光方向は一致していることが好ましい。そのため、各光源101R,101G,101Gは出射するレーザービームの偏光方向が一致するように調整されている。
レーザー光源101R,101G,101Gの駆動制御はLD制御部102が行う。LD制御部102によって、画像信号に応じて出力が変調されたレーザービームがレーザー光源101R,101G,101Gから出射される。また、後に述べるように、LD制御部102はマイコン112からの命令に応じてレーザー光源101R,101G,101Gの発光の停止または出力減衰も行う。
各色のレーザービームは、ダイクロイックミラー103,104及びミラー105によって、それらの光路が略一致するように合成される。本実施形態では、ダイクロイックミラー103は、青色(B)光を反射し、緑色(G)光および赤色(R)光を透過させる特性を有している。また、ダイクロイックミラー104は、緑色(G)光を反射し、赤色(R)光を透過させる特性を有している。ダイクロイックミラーは周知技術であるため、その詳しい構成や原理については説明を省略する。
走査部は、垂直走査ミラー106及び水平走査ミラー107と、それらを駆動するためのミラー駆動部108,109とを有している。走査ミラー106,107としては、ガルバノミラーや、MEMS技術を応用したマイクロミラーを用いることができる。なお、本実施形態では垂直走査ミラー106と水平走査ミラー107との2つの走査ミラーを備えた構成を例に挙げて説明したが、これらに代えて、垂直方向と水平方向との両方向に走査可能なマイクロミラーを用いてもよい。この場合には、走査部に備える走査ミラーとその駆動部はそれぞれ1つで足りることから、走査部、ひいてはプロジェクタの小型化と部品点数の削減とを図ることができる。
本実施形態では、投射窓110は走査部で垂直方向及び水平方向に走査されたレーザー光の走査範囲に配置されている。投射窓110には、レーザー光の一部を反射し、残りを透過させる光学素子として、ガラス基板上に微細なアルミワイヤが形成されたワイヤグリッド型の反射型偏光板を用いた。このような反射型偏光板は市販されており、入手可能である。なお、投射窓110として用いることができる反射型偏光板はワイヤグリッド型のみに限定されない。入射する直線偏光光に対して、透過軸が一致する偏光成分の光を透過させ、透過軸が一致しない成分の光を反射させる特性を有するものであれば、他の種類の反射型偏光板を投射窓110として用いることができる。本実施形態の投射窓(反射型偏光板)110は、直線偏光光であるレーザー光の偏光方向に対して反射型偏光板の透過軸が所定の角度ずれた状態で筐体113に設置されている。
光検出手段としての受光素子111は、反射型偏光板である投射窓110で反射した光を検出する。受光素子111としてはフォトダイオード等を用いることができる。マイコン112は、受光素子111による光の検出結果をLD制御部102に送信する機能を有している。
上記の各構成を収容する筐体113は、走査されたレーザー光を出射する開口部に投射窓110を備えた密閉構造を有している。そのため、筐体113の外部から走査部に物理的なアクセスができないようになっている。これにより、外部からの異物侵入による走査部の故障、破損が防止されている。
次に、本実施形態のプロジェクタの動作について説明する。
LD制御部102は、レーザー光源101の駆動制御およびレーザー光源101が出射するレーザー光の強度変調の制御を担う。LD制御部102は、外部装置(不図示)から入力された画像信号に応じて変調されたレーザー光を出射させるように各レーザー光源101R,101G,101Gの駆動および変調の制御を行う。各レーザー光源101R,101G,101Gから出射されたレーザー光は、ダイクロイックミラー103,104及びミラー105によって、それらの進行方向及び光路が一致させられた状態で走査部へ入射する。走査部では、ミラー駆動部108,109によってそれぞれ駆動される垂直走査ミラー106及び水平走査ミラー107によってレーザー光が2次元に走査される。走査部によって走査されたレーザー光は投射窓110を透過して筐体113から出射され(レーザービーム11)、それによって投射画面上に画像が表示される。
ここで、上述したように、投射窓110を成す反射型偏光板は、その透過軸がレーザービーム11の偏光軸に対して所定の角度ずれた状態で筐体113に固定されているため、レーザービーム11の一部はその反射型偏光板によって反射される。反射型偏光板によるレーザービーム11の反射について、図2、図3A及び図3Bを参照して説明する。
まず、図2に示すように、反射型偏光板401に入射するレーザー光が、反射型偏光板401の透過軸に対して所定の角度だけ傾いた直線偏光光41である場合には、直線偏光41は、反射型偏光板401を透過する成分43と、反射する成分42とに分解される。ここで、所定の角度とは、図3Aおよび図3Bに示すように、レーザー光が投射窓110に対して垂直に入射するとき(図3Aに示すレーザービーム50)の座標軸をXYZとしたとき、YX平面上における投射窓110の偏光軸に対して同レーザー光の偏光方向が成す角度をさしている。図3Bを参照すれば、この所定の角度は、投射窓110のXY平面上において、投射窓の偏光軸に対してレーザー光の偏光方向が成す角度αである。
図3Bを参照すると、XZ平面において、投射窓110に対して強度Iのレーザービーム11が角度θで入射したならば、投射窓110の反射型偏光板としての作用により、反射型偏光板を透過しない成分である、強度がI・sinαの反射光が角度θ’の方向に反射する。上述した受光素子111は、この光を受光するために反射光12の進行方向の延長線上に配置されている。なお、入射角と反射角とは等しいので、θ=θ’である。また角度αは0度から90度の範囲内で設計者が任意に決めるべき角度である。XZ平面における反射光12の強度は上記のようにI・sinαで表されるので、角度αが0度に近くなるほど反射成分の光の強度は弱くなり、逆に角度αが90度に近くなるほど反射成分の光強度は強くなる。
上記の構成により、走査部が正常に動作しているのであれば、受光素子111には反射光12が入射するため、受光素子111は所定の範囲内の強度の光を検出することになる。つまり、レーザービーム11は走査ミラー108,109(図1参照)によって走査されているので、走査ミラー108,109が正常に動作しているのであれば、走査されているレーザービーム11の一部の光が周期的に受光素子111に入射することになる。
ここで、この正常状態のときに受光素子111がある周期において受光するであろう光検出量を、ある数値範囲を有する所定光検出量として設定する。所定光検出量がある数値範囲を有するのは、投射する画像の明暗の程度によってレーザービーム11の強度が異なるため、投射する画像の明暗の程度に応じて、受光素子111がある周期において受光するであろう光検出量が変動するためである。この所定光検出量の数値範囲は、投射する画像によらず固定してもよいし、投射する画像に応じて適宜変えてもよい。
走査ミラー108,109が何らかの異常を起こし、受光素子111に反射光12が入射しない位置で走査ミラーが停止している場合には、受光素子111がある周期において検出する光量は実質的にゼロとなるため、ある周期における受光素子111による光検出量は所定光検出量よりも少なくなる。一方、受光素子111に反射光12が入射する位置で走査ミラーが停止している場合には、受光素子111がある周期の間にわたって光を検出し続けることになるため、ある周期における受光素子111による光検出量は所定光検出量よりも大きくなる。判断部としてのマイコン112は、受光素子111による光検出量が所定光検出量よりも大きいか小さいかを判断し、光検出量が所定光検出量よりも大きい又は小さいと判断すると、LD制御部102に信号を送信する。LD制御部102は、マイコン112からその信号を受信すると、各レーザー光源101R,101G,101Bの駆動を停止するか、それらの出力を減衰させるように、それらのレーザー光源を制御する。このように、判断部としてのマイコン112と、光源部101の制御を司るLD制御部102とは、光源部101から出射されるレーザー光の出力を抑制する光源出力抑制手段を構成している。
本実施形態のプロジェクタは、走査部に何らかの異常や故障が生じた場合でも、上述した動作により、ある程度の強度を持ったレーザー光が一定の領域に照射され続けることを防止することができる。
なお、上記説明の中では各色のレーザー光源101R,101G,101Bから出射されるレーザー光の偏光軸を揃えておくことが好ましいと記述したが、必ずしもそうでなくても良い場合がある。例えば、3色のうち少なくとも1色のレーザー光のみの偏光軸を投射窓110である反射型偏光板の偏光軸に対して所定角度ずらすことによっても、受光素子111で走査部の異常を検出することが可能である。市販のR,G,B、各色のレーザー光源の定格による出力特性は、投射する画像のホワイトバランスを考えたときには必ずしも適正であるとは限らない。そのような場合には、出力に余裕のある色光のレーザー光源についてのみ、そのレーザー光の偏光軸を反射型偏光板の透過軸に対してずらすだけでも、上述した動作によって、受光素子111で走査部の異常を検出することが可能である。
(変形例)
図4は、図1に示したプロジェクタの一変形例の概略構成を示す図である。また、図5(a)は図4に示したプロジェクタにおけるケースを示す斜視図であり、図5(b)はそのケースの内部を示す断面図である。
図4に示すように、本変形例のプロジェクタでは、走査部を構成する走査ミラー106,107及びミラー駆動部108,109と、受光素子111及びマイコン112とが箱状のケース201内に収容され、これらがユニット化されている。そして、これらの構成を収容したケース201と、3つのレーザー光源101R,101G,101Bを含む光源部101と、LD制御部102と、ダイクロイックミラー103,104及びミラー105とが、外装筐体204内に収容されている。
なお、光源部101、LD制御部102、ダイクロイックミラー103,104及びミラー105、垂直走査ミラー106、水平走査ミラー107、ミラー駆動部108,109、受光素子111、マイコン112の各々の機能及び動作については図1等を参照して説明した通りであるので、それらに関する説明は省略する。
図4及び図5に示すように、ケース201には、光源部101から出射され、ダイクロイックミラー103,104及びミラー105によって進行方向及び光路が一致させられたレーザー光が入射する入射窓202と、入射窓202からケース201内に入射し、走査ミラー106,107によって走査されたレーザー光が出射する射出窓203とが設けられている。
入射窓202には光透過性の部材が用いられている。その素材としては、ガラスはもとよりプラスチックを用いることができる。入射窓202の表面には反射防止のコーティングを施されていることが好ましい。そうすることで、レーザー光が入射窓202を通過する際の光損失を最小限にとどめることができる。入射窓202の大きさは、レーザー光のビーム径以上の大きさであれば良い。
射出窓203には、図1に示した構成と同様にワイヤグリッド型の反射型偏光板が用いられている。射出窓203を成す反射型偏光板は、図1に示した投射窓110と同様に、その透過軸がレーザービーム21の偏光軸に対して所定の角度ずれた状態でケース201に固定されている。
箱状のケース201は、レーザー光が入射する開口部と出射する開口部とが入射窓202と出射窓203とによってそれぞれ塞がれ、密閉されている。そのため、ケース201の外部から走査部に物理的なアクセスができないようになっている。これにより、外部からの異物侵入による走査部の故障、破損が防止されている。
外装筐体204には、ケース201の出射窓203から出射されたレーザービーム21を投射画面に投射させるために開口部204aが形成されている。本変形例ではケース201によって走査部が保護されているため、外装筐体204の開口部204aを窓部材等で覆う必要はない。
本変形例のプロジェクタによる画像投射動作は、図1に示したプロジェクタと同様である。また、本変形例のプロジェクタにおいても、図1に示したプロジェクタと同様に、反射型偏光板である出射窓203での反射光22の光量を受光素子111で検出し、その光検出量に基づいてマイコン112がLD制御部102に信号を送信する。そして、LD制御部102は、マイコン112からその信号を受信すると、各レーザー光源101R,101G,101Bの駆動を停止するか、それらの出力を減衰させるように、それらのレーザー光源を制御する。したがって、走査部に何らかの異常や故障が生じた場合でも、この動作により、ある程度の強度を持ったレーザー光が一定の領域に照射され続けることを防止することができる。
さらに、本変形例では、走査部を収容したケース201が密閉構造になっているため、外部からケース201内にダストが侵入して走査部の動作に影響が生じるおそれがない。そのため、本変形例のプロジェクタは、外装筐体204内に設けられた光源部101や発熱を伴う回路部品等を冷却するために外部から外装筐体204内に空気を取り込む冷却ファンを外装筐体204に設けることが可能である。そのため、光源部101や回路部品等を良好に冷却することができ、プロジェクタを長時間にわたって安定して動作させることが可能になる。
11,21,50 レーザービーム
12,22 反射光
41 直線偏光
42,43 成分
101 光源部
101R,101G,101B レーザー光源
102 LD制御部
103,104 ダイクロイックミラー
105 ミラー
106 垂直走査ミラー
107 水平走査ミラー
108,109 ミラー駆動部
110 投射窓
113 筐体
201 ケース
202 入射窓
203 出射窓
204 外装筐体
204a 開口部
401 反射型偏光板

Claims (3)

  1. レーザー光を出射する光源部と、該光源部から出射された前記レーザー光を走査する走査部と、を有するレーザービーム走査型のプロジェクタにおいて、
    前記走査部による前記レーザー光の走査範囲に配置され、前記レーザー光の一部を反射し、残りを透過させる光学素子と、
    該光学素子によって反射された前記レーザー光を受光する光検出手段と、
    該光検出手段が受光した前記レーザー光の光量に基づいて、前記光源部から出射される前記レーザー光の出力を抑制する光源出力抑制手段と、
    少なくとも前記走査部と前記光検出手段とを収容するケースと、
    前記光源部と前記光源出力抑制手段とを収容する外装筐体と、を有し、
    前記ケースは、前記走査部に入射する前記レーザー光が通過する部分に形成された開口部に光透過性の部材が設けられ、かつ前記走査部から出射された前記レーザー光が通過する部分に形成された開口部に前記光学素子が設けられていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 前記光源出力抑制手段は、
    所定の周期において前記光検出手段が受光した前記レーザー光の光量が所定の光検出量よりも大きいかあるいは小さいかを判断し、前記光検出手段が受光した前記レーザー光の光量が前記所定の光検出量よりも大きい又は小さいと判断したときに信号を発する判断部と、
    該判断部から前記信号を受信したときに、前記光源部から出射される前記レーザー光の出力を制限するように前記光源部を制御する制御部と、
    を含む、請求項1に記載のプロジェクタ。
  3. 前記所定の光検出量は数値範囲を有している、請求項2に記載のプロジェクタ。
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