JP5263615B2 - 電子部品構造体、及び電子部品構造体を内蔵してなるコネクタ - Google Patents

電子部品構造体、及び電子部品構造体を内蔵してなるコネクタ Download PDF

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Description

本発明は、電子部品構造体、及びそれを内蔵してなるコネクタに関する。
図22に示すように、コネクタハウジング1にモールド型電子部品3を収容したコネクタがある。モールド型電子部品3は、抵抗素子等の電子部品素子3Bを樹脂モールドするとともに、外部に例えば2本のリード端子部3Aを導出して構成されている。
コネクタハウジング1を相手側コネクタハウジング2に嵌合すると、4個の雄端子金具4Mが夫々雌端子金具4Fに接続されるとともに、一対のリード端子部3Aが夫々雌端子金具5に接続される。このようにすることで、モールド型電子部品3の電子部品素子3Bを介して両コネクタ1、2が電気的に接続されるので、コネクタの電気抵抗が測定できる。
この種のモールド型電子部品3は、特許文献1に開示されているように、リード端子部に対してチップ抵抗を半田により固着する構成をとっていた。
特開平10−214654号公報(第6図)
上記のものは、リード端子部と電子部品とを半田により接続(固着)している。半田付けを行う場合、半田の塗布工程、表面実装工程、リフロー工程が少なくとも必要であり、製造工程が複雑化し勝ちである。また、半田には鉛が含まれている。また、近年では環境に対する配慮から、鉛フリー化(鉛を含まない無鉛半田)が進んでいるが、それは高価で品質でも劣る。そのような状況から半田を使用しない半田レス化が強く要求されるようになってきており、それへの対応が急務となっている。また、近年では、コネクタの小型化が進められており、それに内蔵される電子部品構造体についても小型化することが求められていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、半田レス化を実現させた電子部品構造体を提供することを目的とする。
本発明は、コネクタに内蔵される電子部品構造体であって、リードを有する電子部品と、平行に配置され、前記リードと接続するリード接続部を有する一対のバスバーと、前記一対のバスバーを一定距離離間して平行な姿勢に保持する保持体とを備え、前記保持体には、前記バスバーの前記リード接続部に対応して上下に貫通した開口が形成されており、前記各リード接続部に前記電子部品の前記リードを配し、前記開口において前記各リード接続部及び前記リードそれぞれを抵抗溶接用の電極で上下から挟み抵抗溶接することにより、前記一対のバスバーに対して前記電子部品を固定したところに特徴を有する。この発明では、電子部品をバスバーに抵抗溶接しているから、電子部品の半田付けを廃止することが可能となる。
この発明の実施態様として、以下の構成とすることが好ましい。
・一対のバスバーに対して、複数個の前記電子部品を並列的に抵抗溶接する。
・複数個の電子部品を、バスバーの上面側と下面側に分けて抵抗溶接する。
・一対のバスバーに対して、電子部品を斜めに抵抗溶接する
保持体に対して組み付けられて、保持体と共に電子部品を覆うカバーを備える。
・カバーに、電子部品をバスバーに向けて押し付ける押さえ部を形成する。
・保持体に対して一対のバスバーをインサート成形する。
本発明によれば、電子部品の半田付けを廃止することが可能となる。
本発明の実施形態1に係る電子部品構造体の平面図 図1中のA−A線断面図 図1中のB−B線断面図 電子部品構造体の側面図 コネクタの正面図 図5中のC−C線断面図(分解状態を示す) 図5中のC−C線断面図(組み付け状態を示す) 本発明の実施形態2に係る電子部品構造体の平面図 図8中のD−D線断面図 コネクタの中央断面図 本発明の実施形態3に係る電子部品構造体の平面図 電子部品構造体の側面図 本発明の実施形態4に係る電子部品構造体の平面図 図13中のF−F線断面図 本発明の実施形態5に係るインサート成形体の側面図 インサート成形体の平面図 カバーの側面図 カバーをインサート成形品に取り付け状態を示す側面図 カバーをインサート成形品に取り付けた状態を示す平面図 図16中のG−G線断面図 図19中のH−H線断面図 電子部品を内蔵したコネクタの構成例を示す図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。
この実施形態は、電子部品構造体U1を内蔵したコネクタCNを例示するものである。以下、まず電子部品構造体U1の構成について説明し、その後、電子部品構造体U1を内蔵するコネクタCNの説明を行う。尚、以下の説明において、図1における左側を後側、図1における右側を前側として説明を行う。
本電子部品構造体U1は、一対のリード21、22を有する抵抗器(本発明の「電子部品」に相当)20と、インサート成形体30とを主体に構成されている。
インサート成形体30は、一対のバスバー41、51を合成樹脂材にインサートして成形品として取り出したものである。以下、インサート成形体30のうち、バスバー41、51を取り囲んで保持する合成樹脂材を保持体31と呼ぶものとする。
図1に示すように、一対のバスバー41、51は金属板をプレス加工して、所定形状に打ち抜いたものであり、共に平板状をなしている。これら両バスバー41、51は前後方向(図1の左右方向)に長い形状をなす。両バスバー41、51は一定距離離間し、かつ平行な状態にて保持体31に保持されている。
また、両バスバー41、51の後端部には、相手側のバスバーに向かって内向き突出するリード接続部45、55が形成されている。本実施形態では、バスバー41に対してバスバー51は後方(図1の左側)に延長されており、図1に示すように、バスバー41のリード接続部45と、バスバー51のリード接続部55が、一定距離離間して前後に向かい合う設定となっている。
保持体31は、図1に示すようにバスバー41、51の中央から後端までの範囲を覆っており、前方に両バスバー41、51の端子部43、53を突出させている。また、保持体31の前部34は、両バスバー41、51に対応して二股状に分かれた形状をしている。
保持体31には、図1にて示すように開口35が形成されている。この開口35は、前後方向に長い形状をしており、抵抗器20を前後方向に向けると、その全体が開口35内に収まるようになっている。
係る開口35は図1に示すように、区画壁32によって、前後に区画されている。前側の開口35Fは、バスバー41に形成されたリード接続部45を囲んでおり、リード接続部45を露出させている。一方、後側の開口35Rは、バスバー51に形成されたリード接続部55を囲んでおり、リード接続部55を露出させている。これら前後の開口35F、35Rは、図2に示すように、保持体31を上下に貫通しており、これら開口35F、35Rを抵抗溶接用の電極Eが、出入り移動出来るようになっている。尚、図2中の符号Gは溶接用電源である。
図3に示すように、区画壁32は高さ方向の中間位置に臨んでおり、上面には半円状の受け部33が形成されている。この半円状の受け部33は抵抗器20を下面側から囲い込んでおり、図1の左右方向(すなわち前後方向)に形成されている。このようにすることで、開口35内に収められた抵抗器20を、受け部33によって前後方向に沿った姿勢(バスバー51と平行な姿勢)に位置規制できる。
そして、開口35内において、バスバー51と平行に配置された抵抗器20の各リード21、22は、各リード接続部45、55にそれぞれ抵抗溶接されている。このように抵抗器20は、インサート成形体30のバスバー41、51に対して、抵抗溶接により固着されている。尚、抵抗溶接作業はインサート成形品30の成形に続いて行われる。
また、図4に示すように保持体31の上下両面には段差31Aが付けてあり、前部34側が一段低く形成されている。そして、保持体31の前部34には、当接部37及びロック突39が形成されている。当接部37は、図1、図4に示すように、保持体前部34の上下両面において、幅方向の中間位置に形成されている。この当接部37は外方に突出する形状をなす。ロック突39は保持体前部34のうち、幅方向の両面に形成されている。このロック突39は、図1に示すように幅方向の外側に突出している。
次に、コネクタハウジング70及びリテーナ90の説明を図5〜図7を参照して行う。コネクタハウジング70は合成樹脂製である。このコネクタハウジング70は、相手側のコネクタハウジング(図略)を嵌合させるフード部71と、このフード部71に連通するキャビティ73とが形成されている。図5に示すように、キャビティ73は上下2段に形成されており、下段側にはキャビティ73が4室横並び状に形成され、また上段側の右側には、キャビティ73が2室横並び状に形成されている。これら各キャビティ73内には、図6の左手側から雄端子金具(図略)が収容され、そのタブがフード部71内に突出される構成となっている。
また、コネクタハウジング70には、上段側のキャビティ73に並んで収容部75が形成されている。この収容部75は上記した電子部品構造体U1を収容するものであり、フード部71に連通している。
リテーナ90は、キャビティ73に収容された雄端子金具を係止する機能、電子部品構造体U1を保持する機能を有するものある。リテーナ90は、フード部71の内周側に嵌め合わせることが可能な筒型となっている。このリテーナ90の奥壁91には、貫通孔91A、91Bが形成されている。貫通孔91Aはキャビティ73に収容された雄端子金具のタブを挿通させるものであり、貫通孔91Bは電子部品構造体U1の端子部43、53を挿通させるものである。
また、リテーナ90の奥壁であって、その背面(図6における左側の壁面)側には、一対のガイド壁93と、一対のロックアーム95とがそれぞれ形成されている。図6に示すように、一対のガイド壁93は上下に向かい合いつつ、水平に延びている。これら一対のガイド壁93は、電子部品構造体U1の保持体前部34の上下両面をガイドする構成となっている。
一対のロックアーム95は、電子部品構造体U1を幅方向の両側に位置するように一定距離離間して配置されており、また、その先端には電子部品構造体U1の保持体31に形成されたロック突39に係止する係止爪95Aが形成されている。以上のことから、端子部43、53をリテーナ90側に向けつつ電子部品構造体U1をガイド壁93間に差し込むと、ロックアーム95の係止爪95Aが保持体31のロック突39にそれぞれ係止し、電子部品構造体U1がリテーナ90に固定される構造となっている。
そして、電子部品構造体U1をコネクタハウジング70の収容部75に正対させつつ、電子部品構造体U1を固定したリテーナ90をフード部71の奥方に押し込んでゆくと、電子部品構造体U1は収容部75内に差し込まれてゆく。そして、リテーナ90が図7に示す嵌合位置に至ると、電子部品構造体U1は収容部75の奥壁に突き当たる。これにより、電子部品構造体U1は、収容部75の奥壁とリテーナ90の奥壁91により前後を挟まれた状態となり、移動を規制される。
一方、この嵌合位置では、リテーナ90の奥壁に形成された弾性ロック片97がコネクタハウジング70に形成されたロック孔77に係止し、電子部品構造体U1を含むリテーナ90がコネクタハウジング70に固定される構成となっている。
尚、この嵌合位置では、リテーナ奥壁91の背面に形成された突出部98が、上段側のキャビティ73に形成されたランス(図略)の下に潜り込んでランスのロック解除方向への撓みを規制し、もってキャビティ73に収容された雄端子金具が二重係止されるようになる。
上記したコネクタCN(コネクタハウジング70に電子部品構造体U1を収容してなるコネクタ)に、相手側コネクタ(図略)に嵌合させると、電子部品構造体U1の各端子部43、53が夫々、相手側コネクタの雌端子金具に接続される。このようにすることで、電子部品構造体U1の抵抗器20を介して両コネクタが電気的に接続されるので、コネクタの電気抵抗が測定できる。
そして、本実施形態によれば、抵抗器20の各リード21、22をリード接続部45、55に抵抗溶接しているので、リードの半田付けを廃止することが可能となる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図8〜図10を参照して説明する。
実施形態1では、抵抗器20を単数個有する電子部品構造体U1を例示した。実施形態2では、抵抗器120を2つ備えた電子部品構造体U2を示す。
電子部品構造体U2は、一対のリード121、122を有する2つの抵抗器(本発明の「電子部品」に相当)120と、インサート成形体130とを主体に構成されている。
インサート成形体130は、一対のバスバー141、151を合成樹脂材にインサートして成形品として取り出したものである。以下、インサート成形体130のうち、バスバー141、151を取り囲んで保持する合成樹脂材を保持体131と呼ぶものとする。
一対のバスバー141、151は金属板をプレス加工して、所定形状に打ち抜いたものであり、共に平板状をなしている。これら両バスバー141、151は前後方向(図8の左右方向)に長い形状をなす。両バスバー141、151は一定距離離間し、かつ平行な状態にて保持体131に保持されている。保持体131は、バスバー141、151の中央から後側を覆っており、両バスバー141、151の前部(以下、端子部143、153)側は、保持体131の前面壁から前方に突出している。
保持体131には、図8にて示すように開口135が形成されている。この開口135はほぼ正方形をしており、2つの抵抗器120A、120Bが2つ並んで収まるようになっている。
係る開口135は区画壁132によって、幅方向に区画されている。図8中にて下側に位置する一方側の開口135Aは、バスバー141に対応して形成してあり、バスバー141の後部(以下、リード接続部145)を一定幅に亘って露出させている。一方、図8中にて上側に位置するもう一方側の開口135Bは、バスバー151に対応して形成してあり、バスバー151の後部(以下、リード接続部155)を一定幅に亘って露出させている。これら両開口135A、135Bは保持体131を上下に貫通しており、開口135A、135Bを抵抗溶接用の電極Eが出入り移動出来るようになっている。
また、図9に示すように、区画壁132は高さ方向の中間位置に臨んでおり、上面には断面半円状の受け部133が形成されており、抵抗器20を下面側から囲み込むようになっている。そして、区画壁132に形成された受け部は、図8に示す幅方向に沿って形成されている。このようにすることで、開口35内に収められた抵抗器20を、受け部33によって幅方向に沿った姿勢(バスバーと直交する姿勢)に規制できる。尚、この受け部133は2つの抵抗器120A、120Bに対応して2つ設けられている。
そして、開口135内において、バスバー51と直交する向きに配置された抵抗器120A、120Bの各リード21、22は、各リード接続部145、155にそれぞれ抵抗溶接されている。
以上説明したように、実施形態2のものは、一対のバスバー141、151に対して、2つの抵抗器120A、120Bを並列的に抵抗溶接している。このような構成とすることで、以下の効果が得られる。
上記のように2つの抵抗器120A、120Bを並列しておけば、電流が分岐して流れるから、抵抗器1つ当たりに必要となるのワット数を下げることが可能となり、抵抗値の小さいものが使用できる。このように使用する抵抗器を小さくすることができれば、電子部品構造体Uを小型化することが可能となる。
また、抵抗器が単数の構成である場合、抵抗器のリード等が切れるなどすると、オープン状態となるので、回路が機能しなくなるが、2つの抵抗器を並列接続しておけば、仮に、一つの抵抗器に異常が発生しても、ただちに、オープン状態になることはない。よって、回路の機能がストップしない。
尚、上記した電子部品構造体U2は実施形態1で説明した電子部品構造体U1と同様にコネクタハウジング70に内蔵され、また、コネクタハウジング70に対する取り付け構造についても、実施形態1の場合のものと同じである(図10)。そのため、同一部品には、同一符号を付し、ここでは、説明を割愛する。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図11〜図12を参照して説明する。
実施形態2では、一対のバスバー141、151に対して2つの抵抗器120A、120Bを抵抗溶接した電子部品構造体U2を示した。実施形態3では、一対のバスバー141、151に対して4つの抵抗器170A、170B、170C、170Dを抵抗溶接した電子部品構造体U3を示す。
図11に示すように、4つの抵抗器170A〜170Dは、保持体131の内部に形成された開口135内において、前後方向に並ん配置されている。そして、両バスバー141、151の両リード接続部145、155に、各リード121、122がそれぞれ抵抗溶接されている。
具体的には、図12に示すように抵抗器170A、170Cは、バスバー141、151のリード接続部145、155の下面側に抵抗溶接してある。その一方、抵抗器170B、170Dは、バスバー141、151のリード接続部145、155の上面側に抵抗溶接してある。
このように、実施形態3のものは、バスバー141、151の上下両面を使って、抵抗器170A〜170Dを抵抗溶接している。そのため、狭いスペースに、多くの抵抗器170A〜170Dを並列的に抵抗溶接できる。このように、多数の抵抗器170A〜170Dを抵抗溶接できれば、各抵抗器170A〜170Dの抵抗値を、更に下げることが可能となり、電子部品構造体U3を小型化できる。
また、特に、この実施形態では、バスバー141、151の上下両面に、抵抗器170A〜170Dを、交互に振り分けているので、各抵抗器170A〜170Dを寄せて配置することが可能となり、狭いスペースにより多くの抵抗器170A〜170Dを配置することが可能となる。
尚、上記した電子部品構造体U3は、実施形態2で説明した電子部品構造体U2と同様に、コネクタハウジング70に内蔵され、また、コネクタハウジング70に対する取り付け構造についても、実施形態2の場合のものと同じである。
<実施形態4>
次に、本発明の実施形態4を図13〜図14を参照して説明する。
実施形態1では、一対のバスバー41、51に対して、抵抗器20を、バスバー41、51に平行な向きで抵抗溶接した電子部品構造体U1を例示した。これに対して、実施形態4の電子部品構造体U4では、図13に示すように、一対のバスバー241、251に対して、抵抗器220を、バスバー241、251に対して斜めに傾けて抵抗溶接している。
このようにすることで、実施形態1の電子部品構造体U1に比べ、前後方向の長さを短くすることが可能となり、電子部品構造体U4を小型化できる。
尚、このものでも、実施形態1と同様に、両バスバー141、151をインサートして成形しており、両バスバー141、151は、開口235を形成してなる保持体231にて平行な姿勢で保持されている。そして、抵抗器220を斜めに配置していることに対応して、抵抗器20に直交するように中間壁232を形成し、その上面に抵抗器220を位置規制する受け部232Aを形成している。
また、このものでは、長尺側となるバスバー251については、前後に2分割している。具体的には、短尺側となるバスバー241の後端とほぼ同じ位置にて、前部バスバー251F、後部バスバー251Rに分割している。後部バスバー251Rは図14に示すように、板面を上下に向けた縦壁253を有している。この縦壁253は、前部バスバー251Fの後部を始端として後方に延びている。そして、縦壁253の後端側に、リード接続部255が構成にしてある。このようにすることで、斜め配置した抵抗器220との干渉を回避できる。
尚、電子部品構造体U4は、実施形態1の電子部品構造体U1と同様にコネクタハウジング70に内蔵され、また、コネクタハウジング70に対する取り付け構造についても、実施形態1の場合のものと同じである。
<実施形態5>
次に、本発明の実施形態5を図15〜図21を参照して説明する。
実施形態5の電子部品構造体U5は、カバー400を新たに設けて、抵抗器20を、保持体331と共に覆って保護するようにしたものである。図15はインサート成形体の側面図、図16はインサート成形体の平面図である。
図15、図16に示すように、インサート成形体330は実施形態1のインサート成形体30と基本的な構成は同じであり、一対のバスバー341、351を、保持体331によって、一定距離離間した平行な姿勢に保持している。そして、保持体331の前端面より、両バスバー341、351の端子部343、353が前方に突出されている。
保持体331の前後方向の長さは、実施形態1のそれに比べて短くなっており、実施形態5のものは、保持体331の後端面からバスバー351の後部が引き出されている。そして、図16において下側に位置するバスバー341と、図16において上側に位置するバスバー351の後端部には、相手側のバスバーに向かって内向き突出するリード接続部345、355が形成されている。
これら両リード接続部345、355は、図16に示すように、一定距離離間して前後に向かい合う設定となっている。そして、両リード接続部345、355に、前後のリード21、22を抵抗溶接して、抵抗器20が固着されている。そして、保持体331の後部上面には、抵抗器20を受けるための受け部336が形成されている。
また、保持体331の中央部には、バスバー341に形成されたバスバー接続部345に対応して開口335が形成されている。この開口335は、保持体331を上下に貫通している。
次に、カバー400について説明する。カバー400は合成樹脂製であって、図17に示すように前方に開口する有底の筒型をしており、保持体331に対して後方から被せ付けるようにして装着できるようになっている。
カバー400の下両面壁410、420は、バスバー341、351に抵抗溶接された抵抗器20の全長より幾らか長い寸法に設定してあり、保持体331にカバー400を装着すると、バスバー341、351に抵抗溶接された抵抗器20の全体が、カバー400内に収まり、かつカバー400の開口は保持体331の前部334によって閉止された状態となる(図18、図19参照)。
このように、実施形態4のものは、カバー400と保持体331によって抵抗器20の全体が覆われる構成となっている。従って、抵抗器20が外部に全く露出しないので、抵抗器20を有効に保護できる。
尚、カバー400のうち、幅方向の両側面壁は、図17に示すように切り欠かれている。その一方、保持体331の後部側には段差がつけられている。本実施形態では、保持体331のうち、段差が付いた後部の側面壁に、カバー400の両側面壁が重なる設定してあり、装着状態において、カバー側の側面壁と保持体前部の側面壁とが面一になる(図18、図19参照)。
さて、カバー400の上面壁410には、図17に示すように、下方に膨出するようにして、押さえ部415が形成されている。この押さえ部415の両側には、図19に示すように、一対の切り溝416が形成してあり、押さえ部415は撓み可能とされている。そして、この押さえ部415は、抵抗器20の位置に対して形成してあり、カバー400を保持体331に装着すると、押さえ部415が抵抗器20の真上に位置して、抵抗器20を下方、すなわちバスバー341、351側に押す構成となっている(図21参照)。
このような構成とすることで、カバー装着後には、抵抗器20のリード21、22はリード接続部345、355に弱い力で押された状態になるから、外部から振動が加わっても、抵抗溶接したところが剥がれ難くなる。
尚、この実施形態では、カバー400の下面壁420に凸型の突起425を形成(図17参照)する一方、保持体331にはそれに対応して凹状の受け部338を形成(図15参照)しており、両者を凹凸嵌合させることにより、保持体331にカバー400をロックさせている。
また、保持体331の上面側に、前後に延びるガイド溝337を形成(図16参照)する一方、カバー400側にはガイド溝337に嵌合するガイド部437を形成しており(図21参照)、両者の嵌合作用を使用して、保持体331に対するカバー400の組み付けを案内する構成となっている。
尚、電子部品構造体U5は実施形態1の電子部品構造体U1と同様に、コネクタハウジング70に内蔵され、また、コネクタハウジング70に対する取り付け構造についても、実施形態1の場合のものと同じである。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、電子部品の一例として抵抗器を例示したが、例えば、ダイオードなどについても適用が可能である。
(2)上記実施形態では、保持体に対して一対のバスバーをインサート成形したものを例示したが、必ずしもインサート成形である必要はない。
20…抵抗器(本発明の「電子部品」に相当)
21、22…リード
30…インサート成形品
31…保持体
35…開口
41、51…バスバー
43、53…端子部
45、55…リード接続部
70…コネクタハウジング
71…フード部
75…収容部
90…リテーナ
U…電子部品構造体
CN…コネクタ

Claims (8)

  1. コネクタハウジングに内蔵される電子部品構造体であって、
    リードを有する電子部品と、
    平行に配置されリード接続部を形成した一対のバスバーと、
    前記一対のバスバーを一定距離離間して平行な姿勢に保持する保持体とを備え、
    前記保持体には、前記バスバーの前記リード接続部に対応して上下に貫通した開口が形成されており、
    前記各リード接続部に前記電子部品の前記リードを配し、前記開口において前記各リード接続部及び前記リードそれぞれを抵抗溶接用の電極で上下から挟み抵抗溶接することにより、前記一対のバスバーに対して前記電子部品を固定したことを特徴とする電子部品構造体。
  2. 前記一対のバスバーに対して、複数個の前記電子部品を、並列的に抵抗溶接したことを特徴とする請求項1に記載の電子部品構造体。
  3. 前記複数個の電子部品を、前記バスバーの上面側と下面側に分けて抵抗溶接したことを特徴とする請求項2に記載の電子部品構造体。
  4. 前記一対のバスバーに対して、前記電子部品を斜めに抵抗溶接したことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電子部品構造体。
  5. 前記保持体に対して組み付けられて、前記保持体と共に前記電子部品を覆うカバーを備えることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の電子部品構造体。
  6. 前記カバーに、前記電子部品を前記バスバーに向けて押し付ける押さえ部を形成したことを特徴とする請求項に記載の電子部品構造体。
  7. 前記保持体に対して前記一対のバスバーをインサート成形してあることを特徴とする請求項ないし請求項のいずれか一項に記載の電子部品構造体。
  8. コネクタハウジング内に、請求項1ないし請求項のいずれか一項に記載の電子部品構造体を内蔵してなるコネクタ。
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