JP5263157B2 - 伝送制御方法及び伝送制御装置 - Google Patents

伝送制御方法及び伝送制御装置 Download PDF

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Description

(関連出願についての記載)
本願は、先の日本特許出願2007−187021号(2007年7月18日出願)の優先権を主張するものであり、前記先の出願の全記載内容は、本書に引用をもって繰込み記載されているものとみなされる。
本発明は、伝送制御方法及び伝送制御装置に関し、特に、複数の移動局に対し同一データ送信を行なう無線通信システムの伝送制御方法、伝送制御装置に関する。
W−CDMAシステムにおけるブロードキャスト(Broadcast)機能、マルチキャスト(Multicast)機能として、3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、MBMS(Multimedia Broadcast Multicast Service)がRelease6で仕様化されている。
MBMSでは、複数のセルに同時に同一のデータ送信を行なうことが可能であり、データ伝送モードとしては、PTM(ポイントツーマルチポイント:Point−to−Multipoint)伝送と、PTP(ポイントツーポイント:Point−to−Point)伝送とがある。
PTM伝送は、1RL(Radio Link)で、セル内の全端末にデータ送信する伝送モードであり、物理チャネルとして、各セルに設定した共通チャネルSCCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)を用いる。PTM伝送は、1RLでデータ送信できるので、受信端末数によらず一定の無線リソースでデータ送信することができるが、セル全体をカバーできるようにするため、十分高い送信電力にする必要がある。従って、セル端以外の端末にとって、過剰な電力レベルで送信することになる。
一方、PTP伝送は1RLで1つの端末にデータ送信する伝送モードであり、物理チャネルとして、高速物理下り共用チャネルHS−PDSCH(High Speed − Pyhsical Downlink Shared Channel)、或いは、個別物理チャネルDPCH(Downlink Pyhsical Channel)を用いる。HS−PDSCHは高速パケット伝送方式HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)のデータチャネルであり、受信品質に応じて、送信レートを変更するAMCS(Adaptive Modulete and Coding Schemes)が適用され、DPCHと比較して、高速でデータを送信することができる。DPCHは、受信品質に応じて、送信電力を変更するInner loop Power Controlが適用される。従って、PTP伝送は、受信品質が良好な場合は、1RL当たりの無線リソースを節約することができるが、全送信データ量はMBMS受信ユーザ数に従って増加するため、MBMS受信ユーザ数が多い場合、送信電力が大きくなってしまう。
RNC(基地局制御装置)は、MBMSを行う場合、MBMS受信ユーザを判定し、セル毎にMBMS受信ユーザ数を測定する。これを”counting”と呼ぶ。
移動局がMBMSデータを受信するために接続しているセルをServingセルと呼ぶ。移動局は、Servingセルから、MBMSデータをSCCPCHによるPTM伝送で受信している場合、PTM伝送を行っている隣接セルからも同一データを同時に受信することで、ダイバーシチ合成利得を得ることができる。この受信処理を”combining”と呼ぶ。
MBMSの伝送モードを切り替える方法としては、図14に示すように、MBMS受信ユーザ数(N_count)と予め設定したしきい値(N_thr)とを比較する第1の従来方法がある。この第1の従来方法によれば、MBMS受信ユーザ数(N_count)の増加に伴いPTPの方が送信電力が大きくなるので、N_countがN_thr以上の場合は、1RLで全端末に送信できるPTM伝送を行ない(図14のセル1参照)、N_countがN_thrよりも小さい場合は1RLで1端末に送信するPTP伝送を行なうように伝送モードが決定される(図14のセル2、3参照)。
また、特許文献1には、上記PTM伝送において不必要に電力レベルが高いという知見から、セル全体をカバーしない程度の伝送電力値でPTM伝送を使用するとともに、セル境界区域に位置しチャネル品質の低い移動局に対してPTP伝送を行う方法が開示されている。この方法では、すべてのセル端に移動局が存在するような場合は、図15に示すように、すべてのセルにおいて、PTM伝送とPTP伝送が併用される。
また、特許文献2には、同一のマルチキャストデータ(同文献では「フロー」と呼んでいる。)を同時に送信するセクタを、当該データの受信要求を受けたセクタと、そのセクタの隣接セクタであってSHOG(Soft Hand Off Group)が同一であるセクタとする技術が開示されている。
特開2006−135956公報 特開2006−13826号公報
しかしながら、上記した従来の伝送モード切り替え方法には、以下の問題点がある。
第1の問題点は、第1の従来方法では、隣接セルがPTP伝送となるPTM伝送セル端(図14のセル1)において、MBMSのサービスカバー率が減少することである。その理由は、隣接セルがPTP伝送となるセル端では、combiningの効果が得られないためである。
また、特許文献1に記載の技術によれば、すべてのセルでPTM伝送が行われるという非効率な面がある上、combiningの効果も得られにくくなってしまう。また、セル境界区域に位置しPTP伝送対象となる移動局数が増加した場合にリソースの消費量が増加してしまうという意味ではリソースの使用効率が低下する可能性もある。
また、特許文献2に記載の方法によれば、MBMS受信ユーザ数が一定数以下でありPTPの方が有利であるセクタ及びその隣接セクタでPTM伝送が行われる可能性がある。従って、特許文献2に記載の方法を用いたとしても、リソースの使用効率が低減してしまう状況が生じうる。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、複数の移動局に対し同一データ送信を行なう場合において、受信ユーザ数(対象移動局数)が変化した場合にも、一定のサービスカバー率とリソースの使用効率とを保証できる伝送制御方法及び伝送制御装置を提供することにある。
本発明の第1の視点によれば、ポイントツーマルチポイント伝送と、ポイントツーポイント伝送のうち、少なくとも一方の伝送モードを選択し、特定のセルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信する無線通信システムにおける下記伝送制御装置が提供される。即ち、この伝送制御装置は、各セルのデータ送信対象の移動局数を測定する手段と、前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送を選択し、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送を選択する手段と、前記各セルについて選択した伝送モードを用いて、前記各セルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信する手段と、を備える。
本発明の第2の視点によれば、上記伝送制御装置において、複数のセルを管轄する基地局を制御し、基地局制御装置として機能する伝送制御装置が提供される。
本発明の第3の視点によれば、ポイントツーマルチポイント伝送と、ポイントツーポイント伝送のうち、少なくとも一方の伝送モードを選択し、特定のセルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信する無線通信システムにおける伝送制御方法が提供される。本方法によれば、まず、前記無線通信システムに備えられた伝送制御装置が、各セルのデータ送信対象の移動局数を測定する。次に、前記伝送制御装置は、前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定する。そして、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送が選択され、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送が選択される。
本発明によれば、リソースの消費量を抑制し、かつ、サービスカバー率を改善することが可能となる。その理由は、データ送信対象の移動局数の多寡によって、当該セルにおいてリソース使用効率の観点からポイントツーマルチポイント伝送とポイントツーポイント伝送のうち、有利な方を選択可能とするとともに、ポイントツーマルチポイント伝送が有利と判定されたセル端でcombiningの効果が得られるよう構成したことにある。
本発明を適用可能な無線通信システムの構成を模式的に表した図である。 図1の基地局制御装置と、移動局の基本構成を表した図である。 本発明の第1の実施形態に係る基地局制御装置が各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る基地局制御装置により、PTM伝送が選択されるセルと、PTP伝送が選択されるセルとを模式的に表した図である。 本発明の第2の実施形態に係る基地局制御装置が各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る基地局制御装置により、PTM伝送が選択されるセルと、PTP伝送が選択されるセルとを模式的に表した図である。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制御装置と、移動局の基本構成を表した図である。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制御装置が各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制御装置が移動局に対し受信品質報告要求を行うまでの動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制御装置が移動局からの受信品質報告に基づき、伝送モードを切り替えるまでの動作手順を表したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る基地局制御装置により、PTM伝送が選択されるセル、PTP伝送とPTM伝送が併用されるセル、PTP伝送が選択されるセルを模式的に表した図である。 本発明の第4の実施形態に係る基地局制御装置と、移動局の基本構成を表した図である。 本発明の第4の実施形態に係る基地局制御装置が各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。 従来技術(第1の従来方法)により、PTM伝送が選択されるセルと、PTP伝送が選択されるセルとを模式的に表した図である。 従来技術(特許文献1)によるPTM伝送範囲とPTP伝送範囲とを模式的に表した図である。
符号の説明
100 基地局制御装置
110〜112 基地局
120〜122 セル
130〜136 移動局
101 基地局制御部
102 チャネル選択部
103 送信電力推定部
1331 移動局動作部
1332 チャネル品質測定部
前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、同一のデータを送信する本発明の伝送制御装置は、以下の形態に展開することができる。
本発明の伝送制御装置は、前記第2グループのセルにおいて前記測定された移動局に対して、ポイントツーマルチポイント伝送に加えて、ポイントツーポイント伝送を併用するよう設定することができる。
本発明の伝送制御装置は、更に、前記データ送信対象の移動局の受信品質を測定する手段を備え、前記第2グループのセルにおいて前記測定された受信品質が低い移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう動作させることができる。
前記移動局の受信品質として、前記第1、第2のグループに属する複数のセルから受信した同一のデータのダイバーシチ合成後の受信品質を用いることができる。
本発明の伝送制御装置は、更に、前記各セルのデータ送信対象の移動局数に基づいて、ポイントツーマルチポイント伝送及びポイントツーポイント伝送をそれぞれ選択した場合におけるリソース消費量を推定する手段を備え、前記各リソース消費量を比較して、ポイントツーマルチポイント伝送の方がリソース消費上有利なセルを、前記第1グループのセルとするよう動作させることができる。
前記推定するリソース消費量として、前記各伝送モードを選択した際に、各セルに位置する移動局が所定の受信品質を確保できる推定送信電力を用いることができる。
前記ポイントツーマルチポイント伝送を選択した際の推定送信電力は、当該セルにおいて受信品質の最も低い移動局が所定の受信品質を確保できるよう算出される。このとき、該推定送信電力を当該セルの実際の送信電力として用いることができる。
本発明の一視点によれば、前記複数のセルを管轄する複数の基地局を制御し、基地局制御装置として機能する伝送制御装置が提供される。
続いて、本発明を実施するための好適な実施形態について図面を参照して詳細に説明する。始めに本発明を適用可能な無線通信システムを説明する。図1は、本発明を適用可能な無線通信システムの一例を模式的に表した図である。
図1を参照すると、伝送制御装置として機能する基地局制御装置100と、基地局110〜112と、各基地局110〜112が管轄するセル120〜122と、移動局130〜136とが示されている。
基地局制御装置100は、基地局110〜112と接続している。また、基地局110〜112と移動局130〜136は、上りと下りの無線チャネルによって接続できる。各移動局130〜136は、チャネル品質がよいセルを、送信セル(以下、Servingセルとする)としてMBMSデータを受信する。以下の本実施形態の説明では、MBMS開始時、セル120をServingセルとするのは、移動局130〜132とする。同様に、セル121をServingセルとするのは移動局133〜134、セル122をServingセルとするのは移動局135〜136とする。
MBMSを実施する場合、基地局制御装置100は、基地局110〜112を介して、全移動局にMBMSの実施を通知し、通知に対する移動局からの応答を用いて、MBMS受信ユーザ数(データ送信対象ユーザ数)を測定する(counting)。本実施形態では、全移動局がMBMSデータの受信を希望するものとする。例えば、図1の例では、基地局制御装置100において、セル120、121、122のMBMS受信ユーザ数はそれぞれ3、2、2と測定される。
以下の本発明の実施形態では、W−CDMAシステムでのMBMSの実施を例に挙げて説明する。ポイントツーポイント(以下、「PTP」と略する。)伝送チャネルは、DPCHであり、ポイントツーマルチポイント(以下、「PTM」と略する。)伝送チャネルはSCCPCHであるものとして説明する。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態について説明する。図2は、図1の基地局制御装置100と、移動局133の基本構成を表した図である。なお、図2は基地局111とセル121をServingセルとする移動局133の構成を例示しているが、他の基地局、移動局についても同じ構成とする。
図2を参照すると、基地局制御装置100は、基地局制御部101と、チャネル選択部102とを含んで構成されている。
基地局制御部101は、W−CDMAシステムにおいて用いられる基地局制御装置と同様の機能を有しており、その構成及び動作については周知であるので、その説明を省略する。本実施形態においては、基地局制御部101は、MBMSの実施を通知し、移動局からの応答を用いて、MBMS受信ユーザ数を測定する機能(counting)を有する。なお、このMBMS受信ユーザ数を測定する機能(counting)は、W−CDMAシステムの基地局制御装置に一般的に備えられている機能である。
チャネル選択部102は、countingの結果を用いて、後記するグループ決定規則に従ってセルをグループ分けし、MBMSの伝送モード(PTM/PTP)を選択する機能を有する。選択されたMBMSの伝送モード(PTM/PTP)は、基地局111に伝えられて、移動局に対するMBMSサービスが行われる。
移動局133は、移動局動作部1331を含んで構成されている。移動局動作部1331は、基地局制御装置100に選択されたPTM伝送とPTP伝送の何れかの伝送モードで、MBMSデータを受信する手段として機能する。また、移動局動作部1331は、複数のセルからのPTM伝送による同一データを受信して、ダイバーシチ合成を行なう手段として機能する。
上記以外にも移動局動作部1331は、W−CDMAシステムにおいて用いられる移動局と同様の機能を有しており、その構成及び動作については周知であるので、その説明を省略する。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図3は、MBMSを実施する場合、基地局制御装置100が、MBMS受信ユーザ数の測定(counting)を実施し、その結果に基づいて各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。
図3を参照すると、まず、基地局制御部101は、MBMSを実施する場合、MBMSの実施通知に対する各移動局からの応答を用いて、MBMS受信ユーザを判定し、MBMS受信ユーザ数(N_count)を測定する(ステップS101)。
次に、チャネル選択部102は、基地局制御部101が測定したMBMS受信ユーザ数(N_count)と、予め設定されたしきい値(N_thr)とを比較し、N_count>=Nthrとなるセルの伝送モードとして、PTM伝送を選択する(ステップS102)。N_count>=N_thrであることによりPTM伝送が選択されたセルを第1グループに属するセルと呼ぶ。第1グループに属するセルからMBMSデータを受信する移動局は、PTM伝送でデータを受信することになる。
次に、チャネル選択部102は、N_count<Nthrとなるセルの中で、第1グループのセルが隣接セルとなるセルの伝送モードとしてPTM伝送を選択する(ステップS103)。N_count<N_thrであるが隣接セルに第1のグループに属するセルがあることによりPTM伝送が選択されたセルを第2グループに属するセルと呼ぶ。第2グループに属するセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTM伝送でデータを受信することになる。また、第1、第2グループに属するセルから、MBMSデータを受信する移動局は、更に、他方のグループのセルからも同一データを同時に受信することで、ダイバーシチ合成利得を得ることができる。
最後に、チャネル選択部102は、第1グループ、第2グループの何れにも属さないセルの伝送モードとして、PTP伝送を選択する(ステップS104)。これらのセルを第3グループに属するセルと呼ぶ。第3グループのセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTP伝送で受信することになる。
以上説明したように、本実施形態では、図4に示すように、MBMS受信ユーザ数が多いセルに加えて、その隣接セルにおいてもcombiningできるようにPTM伝送も行なうため、チャネル品質が改善し、MBMSのサービスカバー率が改善する。更に、特許文献1(図15参照)のように全セルでPTM伝送とPTP伝送を併用するケースと比較して、リソース消費量を抑えることができる。
[実施形態2]
続いて、上記第1の実施形態における第2のグループに属するセルにおいてPTP伝送も行うようにした本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、上記した第1の実施形態と同様の構成にて実現可能であるので、以下、その相違部分を中心に説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態の基地局制御装置100が、MBMS受信ユーザ数の測定(counting)を実施し、その結果に基づいて各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。
上記第1の実施形態における基地局制御装置100の動作を表した図3との相違点は、チャネル選択部102が、第2グループに属するセルの伝送モードとしてPTM伝送に加えてPTP伝送を選択する点である(ステップS103a)。また、本実施形態の第2グループに属するセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTP伝送でデータを受信することになる。
以上のように構成した本発明の第2の実施形態によっても、第1のグループのセルにおけるcombining利得を増加し、チャネル品質及びMBMSのサービスカバー率を改善することが可能となる。また、特許文献1と比較しても、図6に示すとおり、PTM伝送とPTP伝送を併用するセルを少なくすることができるため、リソース消費量を抑えることができる。
また、上記実施形態では、第2グループのセルに位置する移動局が、PTP伝送でMBMSデータを受信するものとして説明したが、PTM伝送の方がチャネル品質の良い場合等は、combiningの効果のために上記第1の実施形態と同様に、その一部の移動局への伝送モードとしてPTM伝送を選択してもよい。
[実施形態3]
続いて、上記第2のグループに属する移動局で測定されたチャネル品質に応じて伝送モードを変更するようにした本発明の第3の実施形態について説明する。
図7は、本実施形態に係る基地局制御装置100と、移動局133の基本構成を表した図である。なお、図7は、図1の基地局111とセル121をServingセルとする移動局133の構成を例示しているが、他の基地局、移動局についても同じ構成とする。
図7を参照すると、本実施形態に係る移動局133は、上記した第1の実施形態の構成に加えて、チャネル品質測定部1332を備えている。その他の構成は、上記した第1実施形態と同様であるので省略する。
チャネル品質測定部1332は、チャネル品質を測定し、所定のタイミング及び基地局制御装置100からの要求に応じて、基地局を介して、基地局制御装置100に対し測定したチャネル品質を報告する機能を有する。本実施形態では、チャネル品質として、CPICH(Common Pilot Channel)のSIR(Signal to Interference Ratio:希望波の受信レベルと干渉波の受信レベルの比)を用いる。また、本実施形態では、CPICHの送信電力は全セル同一であるものとする。
また、本実施形態の基地局制御装置100のチャネル選択部102は、countingの結果に加えて、移動局のチャネル品質を用いて、MBMSの伝送モードを選択する機能を有する。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図8は、MBMSを実施する場合、基地局制御装置100が、MBMS受信ユーザ数の測定(counting)を実施し、その結果に基づいて各セルの伝送モードを選択する際の動作手順を表したフローチャートである。図8を参照すると、上記第1の実施形態との相違点は、図3のステップS103がステップS111に置き換わった点となっている。
即ち、ステップS102にて第1グループを決めた後、基地局制御装置100のチャネル選択部102は、第1グループ以外で、第1グループのセルが隣接セルとなる第2グループのセルの伝送モードとして、PTM伝送を選択する(ステップS111)。第2グループのセルに位置する移動局は、PTM伝送でMBMSデータを受信することになる。
図9は、上記第2グループに属するセルをServingセルとしており、かつ、良好なチャネル品質を得られていない移動局のチャネル品質を改善するために、Servingセルと隣接セルのチャネル品質の測定を要求する動作手順を示すフローチャートである。
チャネル選択部102は、任意のセルに位置する移動局が基地局制御部101に所定のタイミングでServingセルのSIRを報告してきた場合、その移動局のServingセルが第2グループ(PTM伝送)のセルであり(ステップS121のYes)、SIRが所定のレベルSIR_thr1以下の場合(ステップS122のYes)に、移動局に対しServingセルと、隣接セルのチャネル品質を報告するよう要求する(ステップS123)。
図10は、チャネル品質の報告を受けた基地局制御装置100が、移動局からのチャネル品質の報告に基づき、伝送モードを切り替えるまでの動作手順を表したフローチャートである。
基地局制御装置100のチャネル選択部102は、チャネル品質を報告した移動局のPTM伝送チャネルのcombining後のSIRを以下の式[数1]、[数2]から推定する(ステップS131)。
Figure 0005263157
Figure 0005263157
[数1]は、CPICHのSIR(SIR)と、PTM伝送チャネルの送信電力(Pptm)と、CPICHの送信電力(Pcpich)から、セルiのPTM伝送チャネルのSIRを推定する式である。
[数2]は、[数1]で計算した所定のセルのPTM伝送チャネルのSIRを使って、combining後のSIR(SIR_comb)を最大比合成で計算する式である。NumCombは、Servingセルを含めたcombiningするセル数である。NumCombの最大値は、予め設定した定数MaxNumCombとする。ServingセルのSIR_ptmと比較して、一定品質以上(SIR_ptm_thr以上低くない)の上位、最大(MaxNumComb−1)個のセルをcombiningするセルとする。
例えば、MaxNumComb=1とした場合、SIR_combはServingセルのSIR_ptmと一致する。また、MaxNumComb=2とした場合、ServingセルのSIR_ptm(SIR_ptm_s)と、隣接セルで最良のSIR_ptm(SIR_ptm_ns)を比較して、SIR_ptm_s−SIR_ptm_thr<=SIR_ptm_nsであれば、NumCombは2となり、SIR_ptm_s−SIR_ptm_thr>SIR_ptm_nsであれば、NumCombは1となる。
次に、チャネル選択部102は、combining後のSIR(SIR_comb)が、所定レベル(SIR_thr2)よりも小さいか否かを判定し(ステップS132)、小さければPTM伝送ではチャネル品質が低いと判断し、チャネル品質を報告した移動局の伝送モードを、PTP伝送に切り替える(ステップS133)。PTP伝送に切り替えられた移動局は、PTP伝送でMBMSデータを受信する。
以上説明したように、本実施形態では、図11のセルイメージ図に示すように、隣接セルのcombiningのためにPTM伝送を行なうセル(第2グループのセル)に位置し、かつ、PTM伝送によるチャネル品質が低い移動局に限り、PTP伝送に切り替えるため、上記第2の実施形態と比較して、PTP伝送対象の移動局を少なくすることができ、リソースの消費量を抑えることが可能となる。
[実施形態3の具体例]
ここで、図8〜図10のフローチャートを再度参照して、本発明の第3の実施形態をより具体的に説明する。伝送モードを選択するしきい値をN_thr=3とする。図8のステップS101にて、基地局制御装置100が、次のようにMBMS受信ユーザ数を測定できたものとする。N_count#の#は図1のセルに付された符号に対応する。
N_count120=3、N_count121=2、N_count122=2
N_count>=Nthr=3となるのはセル120だけである。図8のステップS102では、チャネル選択部102は、セル120の伝送モードとして、PTM伝送を選択する。
セル121は、第1グループのセル120の隣接セルである。図8のステップS111では、チャネル選択部102は、セル121の伝送モードとして、PTM伝送を選択する。
図8のステップS104では、チャネル選択部102は、それ以外のセル122の伝送モードとしてPTP伝送を選択する(ステップS104)。
次に図9の基地局制御装置100が、移動局に対し、チャネル品質の測定を要求する場面について説明する。基地局制御装置100が、Servingセルと隣接セルのチャネル品質の測定を要求するしきい値をSIR_thr1=−3.0dBとする。図9のステップS121にて、セル121をServingセルとする移動局134が、所定のタイミングで、ServingセルのCPICHのSIR=−6.0dBを報告してきたとする。
チャネル選択部102は、移動局134のServingセル(セル121)が第2グループであると判定し(ステップS121のYes)、SIR=−6.0dBも、しきい値SIR_thr1=−3.0より小さいと判定する(ステップS122のYes)。このとき、チャネル選択部102は、移動局134に対し、Servingセルと隣接セルのチャネル品質を報告するよう要求する(ステップS123)。
次に図10の基地局制御装置100が移動局の伝送モードを切り替える場面について説明する。ここでは、移動局134が、Servingセル(セル121)と隣接セル(セル120、122)のチャネル品質を報告するものとする。
また、各パラメータは以下とする。
SIR_ptm_thr=10.0dB、SIR_thr2=−3.0dB、Pcpich=2W、MaxNumComb=3
セル120:SIR120=−9.0dB、P_ptm120=2W
セル121:SIR121=−6.0dB、P_ptm121=2W
セル122:SIR122=−7.0dB
ステップS131にてチャネル選択部102が、移動局134のPTM伝送チャネルのcombining後のSIR(SIR_comb)を推定する。隣接セルのうち、セル122はPTP伝送であり、また、セル120のSIR_ptmは、Servingセル(セル121)のSIR_ptmと較べて、SIR_ptm_thr以上低くない。
このとき、SIR_ptm121[dB]−SIR_ptm_thr[dB]=−6.0−10=−16.0<SIR_ptm120[dB]=−9.0となる。
従って、チャネル選択部102は、セル121とセル120のSIR_ptmを合成し、以下のように計算する。
SIR_ptm120[真値]=SIR120*Pptm120/Pcpich=10^(−9.0/10)*2/2=0.126
SIR_ptm121[真値]=SIR121*Pptm121/Pcpich=10^(−6.0/10)*2/2=0.251
SIR_comb[真値]=SIR_ptm120+SIR_ptm121=0.126+0.251=0.377
SIR_comb[dB]=10*log(SIR_comb[真値])=10*log(0.377)=−4.2dB
上記の例では、前記推定したSIR_comb=−4.2dBは、SIR=−6.0dBより大きいが、しきい値SIR_thr2=−3.0dBよりも小さいので(ステップS132のYes)、PTM伝送では実質的なチャネル品質が低いと判断し、移動局134への伝送モードを、PTP伝送に切り替える(ステップS133)。切り替え後、移動局134は、PTP伝送でMBMSデータを受信する。
[実施形態4]
続いて、基地局制御装置100がPTM伝送を行なった場合と、PTP伝送を行なった場合の送信電力をそれぞれ推定し、その結果に基づき伝送モードを選択するようにした本発明の第4の実施形態について説明する。
図12は、本実施形態に係る基地局制御装置100と、移動局133の基本構成を表した図である。なお、図12は、図1の基地局111とセル121をServingセルとする移動局133の構成を例示しているが、他の基地局、移動局についても同じ構成とする。
図12を参照すると、本実施形態に係る基地局制御装置100は、上記した第3の実施形態の構成に加えて、送信電力推定部103を備えている。その他の構成は、上記した第3の実施形態と同様であるので省略する。
送信電力推定部103は、移動局から報告されたチャネル品質を用いて、MBMS送信チャネルの送信電力を推定する機能と、各セルのPTM伝送チャネルの送信電力を指定する機能を有する。
続いて、本実施形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。図13は、MBMSを実施する場合、基地局制御装置100が、MBMS送信チャネルの送信電力を推定し、その結果に基づいて各セルの伝送モードの選択及びPTM伝送チャネルの送信電力を指定する際の動作手順を表したフローチャートである。
図13を参照すると、まず、基地局制御部101は、MBMSを実施する場合、MBMS受信ユーザ数の測定(counting)を行うとともに、移動局(MBMS受信ユーザ)に対し、Servingセルとなるセルのチャネル品質の報告を要求する(ステップS141)。
次に、送信電力推定部103は、各移動局のチャネル品質から、PTM伝送の送信電力(P_ptm)と、PTP伝送の送信電力(P_ptp)を推定する(ステップS142)。
ここで、P_ptmは、チャネル品質が最悪の(最も低い)移動局が所定の品質で受信できる送信電力とする。また、P_ptpは、チャネル品質から各移動局が所定の品質で受信できる送信電力を推定し、その総和をとることで推定する。
次に、チャネル選択部102は、P_ptp>=P_ptmとなるセルを第1グループのセルとし、伝送モードとしてPTM伝送を選択する(ステップS143)。また、チャネル選択部102は、基地局制御部101を介して、管轄する基地局に対し、本グループに属するセルのPTM伝送の送信電力P_ptmを指定する。この第1グループのセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTM伝送で受信することになる。
チャネル選択部102は、P_ptp<P_ptmとなるセルの中で、第1グループのセルが隣接セルとなるセルを第2のグループとし、伝送モードとしてPTM伝送を選択する(ステップS144)。また、チャネル選択部102は、基地局制御部101を介して、管轄する基地局に対し、本グループに属するセルのPTM伝送の送信電力P_ptmを指定する。この第1グループのセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTM伝送で受信することになる。この第2グループに属するセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTM伝送でデータを受信することになり、更に、PTM伝送を行っている第1グループのセルからも同一データを同時に受信することで、ダイバーシチ合成利得を得ることができる。
最後に、チャネル選択部102は、第1グループ、第2グループの何れにも属さないセルを第3のグループとし、伝送モードとしてPTP伝送を選択する(ステップS145)。第3グループのセルから、MBMSデータを受信する移動局は、PTP伝送で受信することになる。
その他の動作は、上記した第3の実施形態と同様であるので説明を省略する。以上のように、本実施形態では、MBMS受信ユーザ数だけでなく、MBMS送信チャネルの送信電力を推定した結果に基づいて各セルの伝送モードの選択することが可能となる。また、PTM伝送を選択したセルを管轄する基地局に対し、最悪の移動局のチャネル品質を考慮した的確な送信電力を指示することも可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は、上記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術的思想を逸脱しない範囲で、更なる変形・置換・調整を加えることができる。
例えば、上記した第3の実施形態では、移動局の受信品質(チャネル品質)としてSIRを用いるものとして説明したが、その他の品質指標を用いるものとしてもよいことはもちろんである。
また例えば、上記した第4の実施形態では、送信電力推定部103により、送信電力の少ない伝送モードを推定するものとして説明したが、その他の条件を考慮して、各伝送モードにおけるリソース消費量を推定・比較し、よりリソース消費量の少ない伝送モードを選択するものとしてもよい。
なお、上記の特許文献の各開示を、本書に引用をもって繰り込むものとする。以上、本発明を上記実施の形態に即して説明したが、本発明は、上記実施の形態の構成のみに限定されるものでなく、本発明の範囲内で当業者であればなし得るであろう各種変形、修正を含むことは勿論である。

Claims (15)

  1. 各セルのデータ送信対象の移動局数を測定する手段と、
    前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送を選択し、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送を選択する手段と、
    前記各セルについて選択した伝送モードを用いて、前記各セルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信する手段と、を備えること、
    を特徴とする伝送制御装置。
  2. 前記第2グループのセルにおいて前記測定された移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項1に記載の伝送制御装置。
  3. 前記データ送信対象の移動局の受信品質を測定する手段を備え、
    前記第2グループのセルにおいて前記測定された受信品質が低い移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項1又は2に記載の伝送制御装置。
  4. 前記移動局の受信品質は、前記第1、第2のグループに属する複数のセルから受信した同一のデータのダイバーシチ合成後の受信品質である請求項3に記載の伝送制御装置。
  5. 前記各セルのデータ送信対象の移動局数に基づいて、ポイントツーマルチポイント伝送及びポイントツーポイント伝送をそれぞれ選択した場合におけるリソース消費量を推定する手段を備え、
    前記各リソース消費量を比較して、ポイントツーマルチポイント伝送の方がリソース消費上有利なセルを、前記第1グループのセルとする請求項1乃至4いずれか一に記載の伝送制御装置。
  6. 前記推定するリソース消費量は、前記各伝送モードを選択した際に、各セルに位置する移動局が所定の受信品質を確保できる推定送信電力である請求項5に記載の伝送制御装置。
  7. 前記ポイントツーマルチポイント伝送を選択した際の推定送信電力は、当該セルにおいて受信品質の最も低い移動局が所定の受信品質を確保できるよう算出され、該推定送信電力が当該セルの実際の送信電力として設定される請求項6に記載の伝送制御装置。
  8. 前記複数のセルを管轄する複数の基地局を制御し、基地局制御装置として機能する請求項1乃至7いずれか一に記載の伝送制御装置。
  9. 線通信システムに備えられた伝送制御装置が、各セルのデータ送信対象の移動局数を測定し、
    前記伝送制御装置が、前記測定された移動局数が所定値より多い第1グループのセルと、前記測定された移動局が所定値より少ないが前記第1グループのセルに隣接する第2グループのセルと、を決定し、前記第1、第2のグループに属するセルについては、ポイントツーマルチポイント伝送を選択し、その他のセルについてはポイントツーポイント伝送を選択し、
    前記伝送制御装置が、前記各セルについて選択した伝送モードを用いて、前記各セルに位置する複数の移動局に対し、同一のデータを送信すること、
    を特徴とする伝送制御方法。
  10. 前記伝送制御装置は、前記第2グループのセルにおいて前記測定された移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項9に記載の伝送制御方法。
  11. 更に、前記伝送制御装置が、前記データ送信対象の移動局の受信品質を測定し、
    前記伝送制御装置が、前記第2グループのセルにおいて前記測定された受信品質が低い移動局に対して、ポイントツーポイント伝送により前記同一のデータを送信するよう設定する請求項9又は10に記載の伝送制御方法。
  12. 前記移動局の受信品質は、前記第1、第2のグループに属する複数のセルから受信した同一のデータのダイバーシチ合成後の受信品質である請求項11に記載の伝送制御方法。
  13. 前記伝送制御装置は、前記各セルのデータ送信対象の移動局数に基づいて、ポイントツーマルチポイント伝送及びポイントツーポイント伝送をそれぞれ選択した場合におけるリソース消費量を推定し、
    前記各リソース消費量を比較して、ポイントツーマルチポイント伝送の方がリソース消費上有利なセルを、前記第1グループのセルとする請求項9乃至12いずれか一に記載の伝送制御方法。
  14. 前記推定するリソース消費量は、前記各伝送モードを選択した際に、各セルに位置する移動局が所定の受信品質を確保できる推定送信電力である請求項13に記載の伝送制御方法。
  15. 前記ポイントツーマルチポイント伝送を選択した際の推定送信電力は、当該セルにおいて受信品質の最も低い移動局が所定の受信品質を確保できるよう算出され、該推定送信電力が当該セルの実際の送信電力として設定される請求項14に記載の伝送制御方法。
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