JP5261770B2 - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5261770B2
JP5261770B2 JP2009057960A JP2009057960A JP5261770B2 JP 5261770 B2 JP5261770 B2 JP 5261770B2 JP 2009057960 A JP2009057960 A JP 2009057960A JP 2009057960 A JP2009057960 A JP 2009057960A JP 5261770 B2 JP5261770 B2 JP 5261770B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
data
area
rom
write
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009057960A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010211595A (ja
Inventor
毅 橋爪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Renesas Electronics Corp
Original Assignee
Renesas Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Renesas Electronics Corp filed Critical Renesas Electronics Corp
Priority to JP2009057960A priority Critical patent/JP5261770B2/ja
Publication of JP2010211595A publication Critical patent/JP2010211595A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5261770B2 publication Critical patent/JP5261770B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Memory System (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Description

本発明は、CPU(Central Processing Unit)を搭載したシステムに関し、特に、システム立ち上げ時にCPUがROM(Read Only Memory)などの外部記憶装置からRAM(Random Access Memory)にデータ転送を行ない、転送したプログラムを実行するシステムで使用されるデータ処理装置に関する。
近年、CPUを搭載したシステムの高機能化、多機能化が進んでいる。このようなシステムにおいては、システムの立ち上げ時にCPUがROMに記憶される初期化ルーチンを実行するのが一般的である。このとき、バグ対策やコード変更に対応するために、CPUがLOAD−STORE命令を繰り返し実行したり、DMAC(Direct Memory Access Controller)を制御したりして、外部記憶装置からRAMにプログラム転送が行なわれるのが一般的である。これに関連する技術として、下記の特許文献1〜3に開示された発明がある。
特許文献1は、フラッシュメモリにおけるプログラムの更新を容易且つ確実に行うようにすることを目的とする。ROMの領域を分割し、分割した領域ごとにフラッシュROM又はROMの何れを読み出すかを設定する領域設定レジスタを設けることにより、上記分割した領域ごとにブートプログラムの書き込みが正常に完了したか否かを判定する。このようにして、CPUのアクセス空間が狭い場合であっても、フラッシュROMに対してブートプログラムを容易且つ確実に書き込むことができるようにする。
特許文献2は、ROMに格納されたプログラムで動作する情報処理装置においてROMに格納されたデータ修正を可能とする情報処理装置の提供を目的とする。情報処理装置は、プログラム命令及び/又はデータが書き込まれたROMと、修正プログラム命令及び/又はデータが格納されるRAMと、アドレスバスに出力されるアドレス信号が予め設定された修正対象アドレス範囲内にあるか否かを検出する検出手段と備える。さらに、アドレス信号でアクセスされるROMの出力と該アドレス信号に対応したアドレスでアクセスされるRAMの出力とを入力としROMコレクションイネーブル状態にあり、且つアドレス信号が修正対象アドレス範囲内にある場合RAMの出力を選択し、アドレス信号が修正対象アドレス範囲外の場合にはROMの出力を選択する選択手段を備える。選択手段から出力される命令又はデータは命令実行部に供給される。
特許文献3は、命令ROMに誤りがある場合に、その箇所を複数個同時に訂正することができ、TAT(Turn Around Time)を短縮することを目的とする。命令ROMに格納されている命令のうち、プログラムカウンタから指示されたアドレスの命令が出力されてこれがマルチプレクサに入力される。一方、命令RAMには訂正すべき命令内容が格納されている。マルチプレクサは制御信号の入力により命令ROMの内容と命令RAMの内容とのいずれかを選択し、命令レジスタに出力する。フラグ設定コントローラは、命令ROMの各アドレスにフラグを設定していく。即ち命令ROMから命令を読み出すアドレスについては“0”のフラグを付け、命令ROMに格納された命令に誤りがあってそのアドレスについては命令RAMから読み出したい場合には、その命令ROMのアドレスに“1”のフラグをつける。
特開2003−323313号公報 特開2001−075798号公報 特開2000−259406号公報
上述のように、バグ対策やコード変更に対応するために、CPUが外部記憶装置からRAMにプログラムを転送するが、プログラムの全ワードを転送するためシステム立ち上げに要する時間が長くなってしまう。また、製品開発時の検証時間や開発コストが増大するといった問題点もある。しかしながら、上記特許文献1〜3を用いたとしても、このような問題点を解決することはできない。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、システムの立ち上げを高速に行なうことが可能なデータ処理装置を提供することである。
本発明の一実施例によれば、データ処理装置が提供される。データ処理装置は、CPUと、CPUによって実行されるプログラムを記憶するROMと、ROMとアドレス空間を共有するPreset領域を有するSRAMと、SRAMのPreset領域の所定ワードに対応して設けられ、当該所定ワードの領域にデータ書込みがあったか否かを示す情報を記憶するフラグレジスタと、CPUがPreset領域にアクセスするときにROMおよびSRAMの両方にアクセスし、フラグレジスタの内容に応じてROMの出力およびSRAMの出力のいずれかを選択的にCPUに出力するセレクタとを含む。
この実施例によれば、CPUがPreset領域にアクセスするときにROMおよびSRAMの両方にアクセスし、セレクタが、フラグレジスタの内容に応じてROMの出力およびSRAMの出力のいずれかを選択的にCPUに出力するので、入れ替えアドレスの初期設定等は不要で、プログラムのバグ対策やコード変更の部分のみデータ転送を行なえばよい。そのため、外部記憶装置からSRAMに転送するデータ量を削減することができ、システムの立ち上げを高速かつ容易に行なうことが可能となる。
CPUを搭載したシステムの構成例を示すブロック図である。 図1に示すデータ処理装置1の一般的な初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。 CPUを搭載したシステムの他の構成例を示すブロック図である。 図3に示すデータ処理装置の一般的な初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態におけるデータ処理装置の初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の第5の実施の形態におけるデータ処理装置のメモリマップの一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。
まず、本発明の実施の形態におけるデータ処理装置の詳細を説明する前に、その背景となる技術について説明する。
図1は、CPUを搭載したシステムの構成例を示すブロック図である。このシステムは、CPUを搭載したデータ処理装置1と、データ処理装置1に接続される記憶装置2とを含む。
データ処理装置1は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、DMAC14と、バスブリッジ15と、SIO(Serial Input Output)16とを含む。CPU11、RAM12、ROM13、DMAC14およびバスブリッジ15は、高速バス17を介して接続される。また、バスブリッジ15およびSIO16が、低速バス18を介して接続される。
また、記憶装置2は、データ処理装置1内のSIO16との間でシリアルデータ転送を行なうSIO21と、データ処理装置1が実行するプログラムなどを記憶する、ROMやフラッシュメモリなどによって構成される外部記憶装置22とを含む。SIO21および外部記憶装置22は、バス23を介して接続される。
一般的なシステムにおいて、データ処理装置1内のROM13は、初期化ルーチンと、外部記憶装置22からRAM12へのデータ転送のためのプログラムのみを格納しており、初期化処理後に実行するプログラムは外部記憶装置22に格納されている。これは、プログラムのバグ対策やコード変更に対応するためである。
図2は、図1に示すデータ処理装置1の一般的な初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。まず、システムがリセットされると(S11)、CPU11はROM13に格納される処理化ルーチンから実行することによりシステムの初期化処理を開始する(S12)。
次に、CPU11は、DMAC14を制御して、初期化処理後に実行すべきプログラムの全ワードを外部記憶装置22からRAM12に転送する(S13)。この処理は、CPU11がLOAD−STORE命令を繰り返し実行することにより行なわれてもよい。いずれの場合でも、外部記憶装置22に格納されるデータが、SIO21、SIO16、低速バス18、バスブリッジ15および高速バス17を経由してRAM12に転送される。
次に、CPU11が、RAM12に転送されたプログラムを実行することによって(S14)、以降の処理が行われる。
上述のように、外部記憶装置22に格納されるデータをRAM12に転送するためには、SIO21、SIO16、低速バス18、バスブリッジ15および高速バス17を経由しなければならないため、プログラムの全ワードを転送するのに必要となる時間は多大なものとなってしまう。また、外部記憶装置22に格納されるデータをRAM12に転送しているときにはバスが占有されてしまうため、CPU11は他の処理を行なうことができない。したがって、外部記憶装置22からRAM12へのデータ転送量が少ない程システムの立ち上げを高速に行なうことができる。
図3は、CPUを搭載したシステムの他の構成例を示すブロック図である。このデータ処理装置は、CPU11と、RAM12と、ROM13と、DMAC14と、VRAM(Video RAM)19と、モニタ20とを含む。CPU11、RAM12、ROM13、DMAC14およびVRAM19は、高速バス17を介して接続される。
ROM13は、システムの初期化時にモニタ20に表示する初期化画面のデータを格納している。
図4は、図3に示すデータ処理装置の一般的な初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。まず、システムがリセットされると(S21)、CPU11はROM13に格納される初期化ルーチンから実行することによりシステムの初期化処理を開始する(S22)。
次に、CPU11は、DMAC14を制御して、初期化画面用のデータをROM13からVRAM19に転送する(S23)。この処理は、CPU11がLOAD−STORE命令を繰り返し実行することにより行なわれてもよい。いずれの場合でも、ROM13に格納される初期化画面のデータをVRAM19に転送する必要があり、それに要する時間が必要となる。モニタ20は、VRAM19に転送された初期化画面のデータに応じて表示を行なう。
そして、表示画面の更新がある場合には、RAM12などからVRAM19に表示画面の更新データが転送される(S24)。モニタ20は、VRAM19に記憶される更新後のデータに応じて表示を行なう。
(第1の実施の形態)
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、データ処理装置の全体的な構成は図1に示すものと同様であり、図5は、図1に示すデータ処理装置1に追加される構成を説明するための図である。
このデータ処理装置1はさらに、SRAM(Static RAM)30と、アドレスデコーダ(adec)31と、フラグレジスタ(write−flag)32と、セレクタ33とを含む。なお、以下の説明においては、データ読み出し/データ書込みに、命令フェッチ/プログラム書込みなども含まれるものとする。
SRAM30の一部または全部が、ROM13とアドレス空間を共有している。図5においては、アドレス空間を共有するSRAM30の部分をPreset領域34としている。したがって、メモリマップ上ではROM13とPreset領域34とが同じアドレス空間にマッピングされていることになる。
フラグレジスタ32は、Preset領域34の各領域にデータが書き込まれたか否かを示す情報を保持する。フラグレジスタ32の1ビットがPreset領域34の1ワードに対応している。たとえば、ROM13の容量が4Kワード、すなわちPreset領域34の容量が4Kワードの場合、フラグレジスタ32は4Kビットのレジスタ群によって構成される。なお、初期状態においては、フラグレジスタ32の全ビットが“0”となっている。このフラグレジスタ32は、アドレスデコーダ31から出力されるデコード結果に応じて対応する1ビットのレジスタの内容をセレクタ33に出力する。
アドレスデコーダ31は、アドレスをデコードしてフラグレジスタ32の1ビットを選択しており、SRAM30のPreset領域34に対するデータ書込みがあったとき(write−enable信号が出力されたとき)に、フラグレジスタ32の対応する1ビットに“1”を書き込む。
セレクタ33は、フラグレジスタ32から出力されるフラグの内容に応じて、ROM13の出力およびSRAM30内のPreset領域34の出力のいずれかを選択する。なお、ROM13およびPreset領域34がマッピングされる領域からデータ読み出しを行なう場合、ROM13およびSRAM30に対して同時にアクセスが行なわれ、ROM13およびSRAM30の両方からデータが出力されている。
このように、初期状態においては必ずROM13から出力されるデータが選択されるが、Preset領域34にデータ書込みがあった後は、そのアドレスに対するデータ読み出しに対してROM13から出力されるデータではなく、SRAM30から出力されるデータが選択される。したがって、ROM13に格納されるプログラムの中で、書き換えたい部分のみをPreset領域34に書き込むことにより、そのアドレスに対するデータ読み出しがSRAM34から行なわれ、それ以外のアドレスに対するデータ読み出しがROM13から行なわれるようになる。
図6は、本発明の第1の実施の形態におけるデータ処理装置の初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。まず、システムがリセットされると(S31)、CPU11はROM13に格納される処理化ルーチンから実行することによりシステムの初期化処理を開始する(S32)。
次に、CPU11は、DMAC14を制御して、プログラムの変更箇所に対応する部分のみを外部記憶装置22からSRAM30のPreset領域34に転送する(S33)。この処理は、CPU11がLOAD−STORE命令を繰り返し実行することにより行なわれてもよい。
次に、CPU11が、ROM13およびSRAM30のPreset領域34に格納されるプログラムを実行することによって(S34)、以降の処理が行われる。
以上の説明においては、Preset領域34を含むメモリとしてSRAMの場合について説明したが、DRAM、SDRAM、MRAMなどのデータ書換え可能なメモリであればどのようなものであっても構わない。また、初期化ルーチンを記憶するメモリとしてROMの場合について説明したが、フラッシュメモリなどの不揮発メモリであればどのようなものであっても構わない。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ処理装置によれば、Preset領域34の中のデータ書込みがあったアドレスに対してデータ読み出しがある場合にのみSRAM30から出力されるデータを選択し、それ以外のアドレスに対してデータ読み出しがある場合にはROM13から出力されるデータを選択するようにした。これによって、プログラムのバグ対策やコード変更の部分のみデータ転送を行なえばよいため、外部記憶装置22からSRAM30に転送するデータ量を削減することができ、入れ替えアドレスの初期設定等も不要で、システムの立ち上げを高速かつ容易に行なうことが可能となった。
また、初期化処理後に実行すべきプログラムもROM13に格納しておけるため、外部記憶装置22からSRAM30に転送するデータ量をさらに削減することができ、製品開発時の検証時間や開発コストを削減することが可能となった。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。このデータ処理装置は、図3に示すデータ処理装置と比較して、VRAM19がROM13、SRAM30およびセレクタ33などに置換されている点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰り返さない。
なお、図示しないが、ROM13、SRAM30およびセレクタ33の接続は、図5に示す構成と同様であり、セレクタ33から出力されるデータに応じてモニタ20の表示が行なわれる。
第1の実施の形態と同様に、初期状態においては必ずROM13から出力される初期化画面のデータが選択されるが、Preset領域34に表示画面の更新データが書込まれた後は、そのアドレスに対するデータ読み出しに対してROM13から出力されるデータではなく、SRAM30から出力されるデータが選択される。したがって、ROM13に格納される初期化画面の中で、書き換えたい部分のみをPreset領域34に書き込むことにより、そのアドレスに対するデータ読み出しがSRAM34から行なわれ、それ以外のアドレスに対するデータ読み出しがROM13から行なわれるようになる。
図8は、本発明の第2の実施の形態におけるデータ処理装置の初期化処理の手順を説明するためのフローチャートである。まず、システムがリセットされると(S41)、CPU11はROM13に格納される初期化ルーチンから実行することによりシステムの初期化処理を開始する(S42)。このとき、モニタ20は、ROM13に格納される初期化画面用のデータを表示する(S43)。
そして、表示画面の更新がある場合には、RAM12などからSRAM30に表示画面の更新データが転送される(S44)。モニタ20は、ROM13およびSRAM30のPreset領域34に記憶される表示画面のデータに応じて表示を行なう。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ転送装置によれば、Preset領域34の中のデータ書込みがあったアドレスに対してデータ読み出しがある場合にのみSRAM30から出力されるデータを選択し、それ以外のアドレスに対してデータ読み出しがある場合にはROM13から出力されるデータを選択するようにした。したがって、初期化画面の表示のためにデータ転送を行なう必要がなくなり、システムの立ち上げを高速に行なうことが可能となった。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、データ処理装置の全体的な構成は図1または図7に示すものと同様であり、図9は、図1または図7に示すデータ処理装置に追加される構成を説明するための図である。
図9に示す構成は、図5に示す構成と比較して、アドレスデコーダ31およびフラグレジスタ32が削除され、SRAM30のPreset領域34にライトフラグビット(write−flag−bit)が付加されている点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰り返さない。
SRAM30は、たとえば1ワード(32ビット)のデータ幅を有しており、1ワードに対応して1ビットのライトフラグビット35が付加されている。したがって、33ビット幅のSRAMが用いられることになる。
ライトフラグビット35は、Preset領域34の対応する1ワードの領域にデータが書き込まれたか否かを示す情報を保持する。初期状態においては、ライトフラグビットが全て“0”となるよう構成される。このライトフラグビット35は、Preset領域34の対応する1ワードの領域にデータが書込まれたときに、“1”が書込まれる。
セレクタ33は、SRAM30から出力されるライトフラグビット35の内容に応じて、ROM13の出力およびSRAM30内のPreset領域34の出力のいずれかを選択する。なお、ROM13およびPreset領域34がマッピングされる領域からデータ読み出しを行なう場合、ROM13およびSRAM30に対して同時にアクセスが行なわれ、ROM13およびSRAM30の両方からデータが出力されると共に、Preset領域34に付加されたライトフラグビット35の内容が出力される。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ処理装置によれば、Preset領域34に付加されたライトフラグビット35の内容に応じて、ROM13からの出力およびSRAM30からの出力のいずれかを選択するようにした。これによって、第1の実施の形態および第2の実施の形態において説明した効果に加えて、アドレスデコーダやフラグレジスタなどの構成を削減することができ、半導体装置のチップ面積を削減することが可能となった。
(第4の実施の形態)
図10は、本発明の第4の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。なお、データ処理装置の全体的な構成は図1または図7に示すものと同様であり、図10は、図1または図7に示すデータ処理装置に追加される構成を説明するための図である。
図10に示す構成は、図5に示す構成と比較して、フラグレジスタ51の1ビットがPreset領域34の複数ワードに対応しており、それに応じてアドレスデコーダ31がデコードするアドレスの本数が減っている点のみが異なる。したがって、重複する構成および機能の詳細な説明は繰り返さない。
図10に示すデータ処理装置は、Preset領域34に1ワードのデータを書込むときに、そのワードを含んだ複数ワードのデータが書き換えられることを前提としている。それによって、フラグレジスタ51のビット数を削減し、アドレスデコーダ31の構成を簡略化するものである。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ処理装置によれば、Preset領域34の複数ワードに対して1ビットのフラグレジスタ51を設けるようにした。これによって、第1の実施の形態および第2の実施の形態において説明した効果に加えて、アドレスデコーダ31およびフラグレジスタ51の構成を削減することができ、半導体装置のチップ面積を削減することが可能となった。
(第5の実施の形態)
第1〜第4の実施の形態においては、SRAM30の一部または全部が、ROM13とアドレス空間を共有するものであった。本発明の第5の実施の形態におけるデータ処理装置においては、テストモード時にROM13をSRAM30と重複しない領域にマッピングするようにしたものである。
図11は、本発明の第5の実施の形態におけるデータ処理装置のメモリマップの一例を示す図である。図11の左側に示すように、システムモード(非テストモード)時には第1〜第4の実施の形態において説明したのと同様にPreset領域34がROM13と同じ領域にマッピングされる。たとえば、0000h〜0fffhの領域にはSRAM30がマッピングされており、そのうち0000h〜01ffhの領域がPreset領域としてROM13と重複してマッピングされている。1000h〜11ffhの領域は予約済みである。なお、図11においては、下位アドレスのみを示しており、上位アドレスは省略している。
図11の右側に示すように、テストモード時には1000h〜11ffhの予約済み領域にROM13がマッピングされる。このように、テストモード時にはROM13およびSRAM30がそれぞれ別々の領域にマッピングされる。
図12は、本発明の第5の実施の形態におけるデータ処理装置の構成例を示すブロック図である。このデータ処理装置は、図11に示すメモリマップに対応した構成を有しており、ROM(512ワード×32ビット)13と、SRAM(4Kワード×33ビット)30と、セレクタ61とを含む。
第3の実施の形態と同様に、SRAM30のPreset領域34に1ビットのライトフラグビットが付加されており、その値がQ_ram[32]としてセレクタ61に与えられる。なお、SRAM30から出力されるデータは、Q_ram[31:0]としてセレクタ61に与えられる。
セレクタ61は、図12の右側に示すようなRTL(Register Transfer Level)記述で構成可能である。このRTL記述を論理合成することによって、セレクタ61の論理回路を生成することができる。test_modeは、通常動作モード(システムモード)であるか、テストモードであるかを示す信号である。
図12に示すように、テストモードの場合であって、アドレスのA[12]が“1”の場合に、セレクタ61はROM13から出力されるデータQ_romを選択する。この記述は、図11の右側に示す1000h〜11ffhの領域からデータ読み出しが行なわれる場合を意味している。
また、テストモードの場合であって、アドレスのA[12]が“0”の場合に、セレクタ61はSRAM30から出力されるデータQ_ramを選択する。この記述は、図11の右側に示す0000h〜0fffhの領域からデータ読み出しが行なわれる場合を意味している。
システムモードの場合であって、Q_ram[32](ライトフラグビットの値)が“1”の場合に、セレクタ61はSRAM30から出力されるデータQ_ramを選択する。この記述は、図11の左側に示す0000h〜01ffhの領域であって、Preset領域34からデータ読み出しが行なわれる場合を意味している。
また、システムモードの場合であって、Q_ram[32]が“0”であり、A[11:9]が“000”の場合に、セレクタ61はROM13から出力されるデータQ_romを選択する。この記述は、図11の左側に示す0000h〜01ffhのアドレスであって、ROM13からデータ読み出しが行なわれる場合を意味している。
また、システムモードの場合であって、Q_ram[32]が“0”であり、A[11:9]が“000”以外の場合に、セレクタ61はSRAM30から出力されるデータQ_ramを選択する。この記述は、図11の左側に示す0200h〜0fffhのアドレスからデータ読み出しが行なわれる場合を意味している。
以上説明したように、本実施の形態におけるデータ処理装置によれば、テストモード時にはROM13をSRAM30と重ならない領域にマッピングするようにしたので、製品検査時にROMおよびSRAMに対して個別にアクセスできるようになり、検査を容易に行なうことが可能となった。また、テストモードにすることによって、ソフトウェアデバッグも容易に行なえるようになった。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 データ処理装置、2 記憶装置、11 CPU、12 RAM、13 ROM、14 DMAC、15 バスブリッジ、16,21 SIO、17 高速バス、18 低速バス、19 VRAM、20 モニタ、22 外部記憶装置、23 バス、30 SRAM、31 アドレスデコーダ、32,51 フラグレジスタ、33,61 セレクタ、34 Preset領域、35 ライトフラグビット。

Claims (5)

  1. プロセッサと、
    前記プロセッサによって実行されるプログラムを記憶する不揮発性の第1のメモリと、
    前記第1のメモリとアドレス空間を共有する第1の領域を有するデータ書換え可能な第2のメモリであって、書き込み指示(Write−enable)信号に応答して前記データ書き換えを実施する第2のメモリと、
    前記第2のメモリの前記第1の領域の所定ワードに対応して設けられ、当該所定ワードの領域にデータ書込みがあったか否かを示す情報であって前記書き込み指示(Write−enable)信号に応じた情報を記憶する複数の書き込み履歴記憶手段と、
    前記プロセッサが前記第1の領域にアクセスするときに前記第1のメモリおよび前記第2のメモリの両方にアクセスし、前記複数の書き込み履歴記憶手段の内容に応じて前記第1のメモリの出力および前記第2のメモリの出力のいずれかを選択的に前記プロセッサに出力する選択手段とを含む、データ処理装置。
  2. 前記プロセッサが前記第1の領域にアクセスするときに、前記選択手段は、対応する書き込み履歴記憶手段の内容が当該所定ワードの領域にデータ書込みがないことを示す場合には前記第1のメモリの出力を選択し、
    対応する書き込み履歴記憶手段の内容が当該所定ワードの領域にデータ書込みがあったことを示す場合には前記第2のメモリの出力を選択する、請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 前記複数の書き込み履歴記憶手段のそれぞれは、前記第1の領域の所定ワードに対応する1ビットとして前記第2のメモリに割当てられる、請求項1または2記載のデータ処理装置。
  4. 前記第1のメモリは、テストモード時に前記第2のメモリと重複しないメモリ空間にマッピングされており、
    前記テストモード時に前記プロセッサが前記第1の領域にアクセスするときに、前記選択手段は、前記複数の書き込み履歴記憶手段の内容に関わらず前記第2のメモリの出力を選択し、
    前記プロセッサが前記第1のメモリがマッピングされる第2の領域にアクセスするときに、前記選択手段は、前記第1のメモリの出力を選択する、請求項1〜3のいずれかに記載のデータ処理装置。
  5. プロセッサと、
    データを記憶する不揮発性の第1のメモリと、
    前記第1のメモリとアドレス空間を共有する第1の領域を有するデータ書換え可能な第2のメモリであって、書き込み指示(Write−enable)信号に応答して前記データ書き換えを実施する第2のメモリと、
    前記第2のメモリの前記第1の領域の所定ワードに対応して設けられ、当該所定ワードの領域にデータ書込みがあったか否かを示す情報であって前記書き込み指示(Write−enable)信号に応じた情報を記憶する複数の書き込み履歴記憶手段と、
    前記プロセッサが前記第1の領域にアクセスするときに前記第1のメモリおよび前記第2のメモリの両方にアクセスし、前記複数の書き込み履歴記憶手段の内容に応じて前記第1のメモリの出力および前記第2のメモリの出力のいずれかを選択的に出力する選択手段とを含む、データ処理装置。
JP2009057960A 2009-03-11 2009-03-11 データ処理装置 Expired - Fee Related JP5261770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057960A JP5261770B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 データ処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009057960A JP5261770B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 データ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010211595A JP2010211595A (ja) 2010-09-24
JP5261770B2 true JP5261770B2 (ja) 2013-08-14

Family

ID=42971665

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009057960A Expired - Fee Related JP5261770B2 (ja) 2009-03-11 2009-03-11 データ処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5261770B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020003983A (ja) * 2018-06-27 2020-01-09 株式会社リコー 制御システムおよび電子機器
KR102689357B1 (ko) * 2019-07-15 2024-07-30 삼성전자주식회사 반도체 메모리 장치 및 이를 포함하는 전자 시스템

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3866345B2 (ja) * 1996-12-09 2007-01-10 富士通株式会社 半導体記憶装置及び半導体記憶装置の試験方法
JPH11232885A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Oki Micro Design Miyazaki Co Ltd 半導体記憶装置
JP2006178829A (ja) * 2004-12-24 2006-07-06 Fujitsu Ltd マイクロコンピュータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010211595A (ja) 2010-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5984989B2 (ja) オンチップのnand型フラッシュメモリおよびその不良ブロック管理方法
JP5127737B2 (ja) 半導体装置
JP4989872B2 (ja) 半導体記憶装置および演算処理装置
JP4840859B2 (ja) 半導体装置、及び起動方法
US20080126776A1 (en) Electronic apparatus
TWI623940B (zh) 記憶體系統
US8452918B2 (en) DRAM control method and the DRAM controller utilizing the same
JP2008139908A (ja) メモリ制御装置、コンピュータシステム及びデータ再生記録装置
US8555050B2 (en) Apparatus and method thereof for reliable booting from NAND flash memory
JP2001027953A (ja) 半導体記憶装置
JP4339914B2 (ja) エラー訂正コード生成方法及びメモリ管理装置
JP2005071303A (ja) プログラム起動装置
JP5261770B2 (ja) データ処理装置
JP4745613B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
US6925522B2 (en) Device and method capable of changing codes of micro-controller
JP4471947B2 (ja) データ処理装置及びデータ処理方法
JP4893746B2 (ja) アドレス線故障処理装置、アドレス線故障処理方法、アドレス線故障処理プログラム、情報処理装置およびメモリコントローラ
US7047444B2 (en) Address selection for testing of a microprocessor
JP2006004475A (ja) 半導体集積回路装置
JP3747213B1 (ja) シーケンシャルromインターフェース対応nand型フラッシュメモリーデバイス及びそのコントローラ
JP4359327B2 (ja) 半導体集積回路装置、icカードおよび検査装置
US20080263264A1 (en) Data access control system and method of memory device
KR101342074B1 (ko) 컴퓨터시스템 및 그 제어방법
JP4985781B2 (ja) 半導体記憶装置およびその制御方法
KR20140065218A (ko) 반도체 메모리 장치 및 그것의 포스트 패키지 리페어 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111101

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees