JP5259517B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

携帯電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP5259517B2
JP5259517B2 JP2009176879A JP2009176879A JP5259517B2 JP 5259517 B2 JP5259517 B2 JP 5259517B2 JP 2009176879 A JP2009176879 A JP 2009176879A JP 2009176879 A JP2009176879 A JP 2009176879A JP 5259517 B2 JP5259517 B2 JP 5259517B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove portion
housing
guide groove
portable electronic
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009176879A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011035462A (ja
Inventor
新 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2009176879A priority Critical patent/JP5259517B2/ja
Publication of JP2011035462A publication Critical patent/JP2011035462A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5259517B2 publication Critical patent/JP5259517B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Telephone Set Structure (AREA)

Description

本発明は携帯電話機、PDA、携帯型ゲーム機、携帯用テレビ、携帯用ラジオ等の携帯電子機器に関する。
特許文献1には、スライド式の携帯電子機器において、第1の筐体と第2の筐体とスライド移動した場合に、付勢されたボールを平面状のガイド溝部内でスライドさせる構造が開示されている。
特開2007―243541号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法においては、筐体をスライドさせる際に所定の位置まで確実に、第1筐体をスライドさせ続ける必要がある。
本発明の目的は、円滑にスライドして携帯電子機器の開閉動作を行うことができる携帯電子機器を提供することである。
本発明の携帯電子機器は、ガイド溝部が形成された第1の筐体と、前記第1の筐体に対して摺動可能であり、前記第1の筐体の前記ガイド溝部が形成された面と対向した面に被ガイド機構が形成されている第2の筐体と、を有し、前記被ガイド機構は、前記ガイド溝部内に挿入され、前記第1の筐体の位置する方向に移動可能な移動部材を有し、前記ガイド溝部は、前記両筐体の摺動方向での一端側の第1の溝部分と他端側の第2の溝部分の深さが、前記各溝部分の中間の溝部分よりも深く形成されているとともに、前記被ガイド機構は、回転自在な回転体と、前記第2の筐体に有底に形成された穴形状の支持部スライド穴部と、前記回転体を回転可能に支持し、かつ、前記支持部スライド穴部に挿入されていることによって前記第1の筐体の位置する方向に往復運動可能な回転体支持部と、前記回転体支持部を、前記第1の筐体の位置する方向に付勢する弾性体と、を有する。
好適には、前記ガイド溝部は、前記摺動方向における断面形状が、少なくとも傾斜方向が異なる2つの傾斜部を有して構成されている。
好適には、前記ガイド溝部は、前記摺動方向に対して角度が大な傾斜の急傾斜溝部と前記摺動方向に対して角度が小な傾斜の緩傾斜溝部を有しており、前記急傾斜溝部は、前記緩傾斜溝部よりも、前記ガイド溝部の両端側に形成されている。
好適には、前記ガイド溝部は、前記摺動方向における断面形状が、曲線から形成されて構成されている。
好適には、前記ガイド溝部は、曲線の変化割合が急な急変化溝部と曲線の変化割合が緩い緩変化溝部を有しており、前記急変化溝部は、前記緩変化溝部よりも、前記ガイド溝部の両端側に形成されている。
好適には、前記ガイド溝部は前記ガイド溝部は、前記一端側の第1の溝部分と前記他端側の第2の溝部分よりも浅く形成されている中間の溝部分の最も浅い最浅部分は、前記一端側の第1の溝部分又は他端側の第2の溝部分よりもどちらか一方に偏って配置されている。
好適には、前記ガイド溝部の前記第1の筐体をスライドさせて開状態とする方向には、上側穴が配設されており、前記上側穴の位置とは反対方向には下側穴が配設されており、前記上側穴及び前記下側穴は、前記ガイド溝部の深さよりも深く形成されている。
好適には、前記ガイド溝部には、中間穴が形成されている。
好適には、少なくとも前記上側穴又は前記下側穴にはスイッチが配設されており、当該スイッチによって、前記第1の筐体と第2の筐体が開位置又は閉位置にあることを検出する。
好適には、前記回転体は、円柱形状である。
本発明によると、円滑にスライドして携帯電子機器の開閉動作を行うことができる携帯電子機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係る携帯電話機の外観を閉状態で示す斜視図である。 携帯電話機の外観を開状態で示す斜視図である。 開状態における、表面方向の位置から見た携帯電話機の正面図である。 開状態における、裏面方向の位置から見た携帯電話機の裏面図である。 図1のV−Vにおける断面図である。 開動作の説明図である。 本発明の第1及び第2の変形例の説明図である。 第3の変形例の説明図である。 第4の変形例の説明図である。 第5の変形例の説明図である。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話機1の外観を閉状態で示す斜視図である。
携帯電話機1は、スライド式の携帯電話機1として構成されている。
つまり、第1筐体2を図1中の矢印の方向に移動させることによってスライドさせて開状態としている。
第1筐体2と第2筐体3は、図1の矢印の方向に相対移動することは可能であるが、その他の方向に相対運動させることはできない。
つまり、一方方向にのみ第1筐体2と第2筐体3とは摺動しつつ往復運動のみが可能である。
なお、第1筐体2と第2筐体3とをスライドさせる機構は、例えば、直動ベアリング等による。
第1筐体2及び第2筐体3は直方体形状を有している。また、第1筐体2と第2筐体3とが接合する面が縦横の長さが長く、その他の面の幅は狭く構成されている。つまり、高さの低い四角柱形状となっている。
さらに、図1のように、第1筐体2及び第2筐体3の縦横の比率は縦の方が2倍程度で形成されている。
図2は、携帯電話機1の外観を開状態で示す斜視図である。
図2のように、第1筐体2をスライドさせると、第1筐体2の下部分と第2筐体3の上部分のみが密接した状態になる。
図2のように、第1筐体2の表面部分(第2筐体3と接合している側とは反対の面)には表示部8が配置されている。
この表示部8が配置されている第1筐体2の面を第1筐体表面17といい、反対側の第1筐体2の面を第1筐体裏面18という。
また、第1筐体2をスライドして開状態にする方向側の面を第1筐体上側面16といい、その反対側を第1筐体下側面15という。
図2のように、第2筐体3の表面部分(第1筐体3と接合している側の面)には入力部10が配置されている。
この入力部10が配置されている第2筐体3の面を第2筐体表面13といい、反対側の第2筐体3の面を第2筐体裏面14という。
また、第1筐体2をスライドして開状態にする方向側の面を第2筐体上側面11といい、その反対側を第2筐体下側面12という。
第1筐体2の第1筐体裏面18と第2筐体3の第2筐体表面13とが接している。閉状態においては、第1筐体裏面18と第2筐体表面13とは、面全体が対向状態となっており、携帯電話機1の外部からこの面を確認することはできない。
開状態においては、第1筐体裏面18の第1筐体下側面15側の一部の面と、第2筐体表面13の第2筐体上側面11側の一部の面とが対向状態である。その結果、第1筐体裏面18と第2筐体表面13とが対向していない部分の面は、ユーザが確認及び操作することができる。
この開状態とした時に外部に現れる第2筐体表面13に入力部10が配置されている。
表示部8は、携帯電話機1の状態、ユーザの操作内容、発信先電話番号、電子メールの内容の表示、ゲーム画面等の様々な情報を表示するためのものである。
また、表示部8はLCD(液晶ディスプレイ)、OLED(Organic light-emitting diode:有機EL)等によって構成されている。
この入力部10は、キー等で構成されており、このキー等をユーザが操作することによって、携帯電話機1に命令の入力、文字の入力等がなされる。
なお、方向を示すときは、第2筐体3から第1筐体2の方向を表面方向又は第1筐体の位置する方向という。また、表面方向の逆を裏面方向という。
また、第2筐体下側面12から第2筐体上側面11への方向を、第1筐体2を第2筐体3に対して相対的にスライドして開状態とする方向という。
また、第1筐体2と第2筐体3とがスライドする方向を摺動方向という。
図3は、開状態における、表面方向の位置から見た携帯電話機1の正面図である。
開状態の携帯電話機1を表面方向から見ると、図3(a)の様に見える。
そして、この携帯電話機1の第1筐体2と第2筐体3とを分離したそれぞれの図が図3(a)及び図3(c)である。
図3(b)のように、第2筐体3の第2筐体表面13には移動部材としてのボール20(回転体)が配置されている。
より詳しく説明すると、第2筐体表面13の第2筐体上側面11側であって、第2筐体表面13のスライド方向の中心軸上にボール20は配置されている。
また、このボール20が配置されている位置は、図3(a)からも分かるように、携帯電話機1が開状態であっても第1筐体2と対向している位置に配置されている。
図4は、開状態における、裏面方向の位置から見た携帯電話機1の裏面図である。
図4は、図3の各図を裏面方向から見た時の図である。
図4(a)のように、第1筐体2の第1筐体裏面18には、ガイド溝部21が形成されている。
このガイド溝部21は、第1筐体2を第2筐体3に対して相対的にスライドして開状態とする方向に伸びた溝である。
このガイド溝部21内に図3のボール20が挿入される。
図4(c)のように、スライドして開状態とする方向側のガイド溝部21の先位置には、上側穴22が配設される。
また、スライドして開状態とする方向側のガイド溝部21の先位置には、上側穴22が配設される。
図5は、図1のV−Vにおける断面図である。
図5のように、第1筐体2には、下側穴23、ガイド溝部21及び上側穴22がスライドして開状態とする方向に順に形成されている。
ガイド溝部21は、下側穴23に近い部分である後端寄りの第2の溝部分36、上側穴22に近い部分である先端寄りの第1の溝部分38、及び、後端寄りの第2の溝部分36と先端寄りの第1の溝部分38にある中間の溝部分37が形成されている。
つまり、第1筐体2には、下側穴23、後端寄りの第2の溝部分36、中間の溝部分37、先端寄りの第1の溝部分38及び上側穴22が、スライドして開状態とする方向に順に形成されている。
スライドして開状態となる方向における、先端寄りの第1の溝部分38の先の位置には、上側穴22が形成されている。
また、スライドして閉状態となる方向における、後端寄りの第2の溝部分36の先の位置には、下側穴23が形成されている。
下側穴23及び上側穴22は、ガイド溝部21よりも深く形成されている。また、図5のように、断面形状が円又は楕円形状となっている。
ガイド溝部21は、図5の様に、後端寄りの第2の溝部分36及び先端寄りの第1の溝部分38よりも、中間の溝部分37が第2筐体3側に張り出した構成となっている。この張出し形状は後述するように様々なバリエーションが考えられる。
つまり、溝の深さで説明すると、後端寄りの第2の溝部分36及び先端寄りの第1の溝部分38よりも中間の溝部分37は溝が浅く形成されていることになる。
また、中間の溝部分37のうち、最も第2筐体3側に張出している(最も溝が浅い)部分を、特に、最浅部分39という。
上側穴22、ガイド溝部21及び下側穴23は、被ガイド機構27のボール20が挿入される。そして、第1筐体2と第2筐体3とが相対的にスライド移動するに従って、このガイド溝部21内をボール20が回転しつつ移動する。
被ガイド機構27は、支持部スライド穴部25、ばね26、ボール支持部24及びボール20から構成される。
ボール支持部24はボール20を回転自在に保持(支持)している。
ボール支持部24は円筒または角柱形状に形成されており、支持部スライド穴部25に挿入されている。
この支持部スライド穴部25内をボール支持部24は摺動する。
ボール支持部24は、第1筐体2の方向に形成されている。その結果、ボール支持部24は、第1筐体2の方向に往復運動可能である。
また、ボール支持部24の第2筐体3側にはばね26が配置されており、ボール支持部24を第1筐体2側に押しつけている。
ここで、ボール20は潤滑性を有するために、潤滑性樹脂によって構成することも可能である。潤滑性樹脂の具体例としてはPOM(ポリアセタール)などが考えられる。
また、ガイド溝部21を潤滑性とすることもできる。例えば、フッ素樹脂加工等することも考えられる。
以上の実施例ではボール20を用いたが、球形状のボール20である必要は必ずしもない。
たとえば、ボール20が用いられる回転体として円柱であってもよい。
円柱とした場合の利点は、ガイド溝部21の一点に応力が集中しないことである。このように、一点に応力が集中しないことによって、多数回開閉動作が行われる携帯電話機1においては、回転体又はガイド溝部21への負担が少なくなるという利点がある。
図6は、開動作の説明図である。
図6(a)は、携帯電話機1が閉状態における図1のV―Vの断面図である。
この図6(a)の閉状態においては、ボール20は上側穴22内に収納されている。
このように、上側穴22はガイド溝部21の先端寄りの第1の溝部分38よりも深く、かつ、断面形状が半円形状に構成されている。その結果、ボール20が、一度、上側穴22内に入った状態(閉状態)となった後に、この状態から開状態へのスライド移動を始める場合には、多くの力が最初に必要となる。
このような形状を上側穴22が有することによって、僅かな外力によって閉状態を維持することができなくなることを防いでいる。なお、下側穴23においても同様である。
ボール20が上側穴22を超えられるほどの外力が加わると、ボール20及びボール支持部24は第2筐体3側に移動する。つまり、ばね26が圧縮される。
さらに、このばね26の力による閉状態に戻ろうとする力に打ち勝って、先端寄りの第1の溝部分38、中間の溝部分37を通って、ボール20が最浅部分39を通過するまで外力を加え続ける(図6(b)の状態)。
そして、最浅部分39を通過すると今度はばね26の力は、開状態にする方向に働くのであるから、あとは、外力を加えなくても自動的に開状態(図6(c)の状態)となる。
なお、上記説明においてはボール20が動くかのように説明したが、実際に動くのは第1筐体2である。
この動きは、開状態から閉状態になる場合にも同様である。
このように、一定程度外力を加えて動かした後は自動的に閉状態又は開状態となることによって、ユーザは円滑に開状態から閉状態又は閉状態から開状態に携帯電話機1を移行させることができる。
また、ユーザの操作感も増す。
さらに、従来例では開状態又は閉状態の途中状態で止まってしまうということがあったが、本実施形態においては開状態又は閉状態の途中状態に留まってしまうようなことはない。
また、本実施形態はガイド溝部21及び被ガイド機構27の様に極めて簡便な機構によって、スムーズな開閉を行うことができる。
さらに、このように簡便な機構によってスムーズな開閉動作を行うことができるのであるから、機構設計上の自由度が増すという効果がある。
<第1の変形例>
図7は、本発明の第1及び第2の変形例の説明図である。
図7(a)は、以上で説明してきたガイド溝部21の形状である。この様なガイド溝部21を図7(b)の様に変形する。
図7(b)が図7(a)と異なる点はガイド溝部21の断面形状が直線ではなく曲線で形成されている点である。
この様に曲線形状としたことの利点は、最浅部分39において、急激な変動を生じさせないことである。
<第2の変形例>
図7(c)では、ガイド溝部21の途中部分に中間穴40が形成される点である。
このように途中に中間穴40が形成されることによって、開状態と閉状態の間に中間的な状態を作り出すことが可能となる。
なお、中間穴40はガイド溝部21の途中に形成するのであれば、必要性に応じてどのような位置に形成してもよい。
<第3の変形例>
図7で説明した例は、後端寄りの第2の溝部分36及び先端寄りの第1の溝部分38と中間の溝部分37とで、勾配(傾斜)が異なるものではなかった。
しかし、人間の筋肉の出力は動き始めに一番大きな力を出し、動く距離が大きくなるほど出力が小さくなるという傾向がある。
そのため、動き始めの最初の部分において大きな出力を必要とし、そして、ある程度動いた後には出力が小さくても済むようにするのが操作性の点で都合がよい。
そこで、後端寄りの第2の溝部分36及び先端寄りの第1の溝部分38の勾配(傾斜)を大きくして、ユーザが加える力が大きくなるようにする。そして、中間の溝部分37の勾配(傾斜)を小さく取ることが望ましい。
図8は、第3の変形例の説明図である。
図8(a)は、ガイド溝部21の断面形状は複数の直線で構成されており、急傾斜溝部30は、緩傾斜溝部31よりも下側穴23及び上側穴22側に配置される。
図8(b)は、ガイド溝部21の断面形状は複数の曲線で構成されており、急変化溝部32の曲線の曲率半径の変化率は、緩変化溝部33の曲線の曲率半径の変化率よりも大きく形成されている。
以上の様に構成したことによって、最初に多くの力を必要とし、その後にはそれほど大きな力が必要とされないスライド機構を構成することができる。
これによって、ユーザの操作性が増すという効果がある。
なお、以上の分割された直線及び曲線の数は任意に選ぶことができる。
<第4の変形例>
図9は、第4の変形例の説明図である。
以上の実施形態及び変形例では、下側穴23の側に形成される下側穴側溝34の長さと、上側穴22の側に形成される上側穴側溝35の長さとは同一であり、最浅部分39は下側穴23と上側穴22との中間に存在していた。
しかし、特に一定の方向に空けるときには少し動かしただけで、後は自動で動く方が良いという場合もある。
そこで、図9のように最浅部分39の位置を下側穴23側又は上側穴22側に変位させて構成することができる。
これによって、自動で動く範囲を任意に決定することができる。
<第5の変形例>
図10は、第5の変形例の説明図である。
図10の様に、下側穴23側又は上側穴22にスイッチ41を形成し、このスイッチ41のON/OFFを検出することによって、携帯電話機1の開状態及び閉状態を検出することができる。
さらに、ボール20内部に磁石を備えさせ、さらに、前述したスイッチ41にホール素子を備えさせることによって、携帯電話機1の開状態及び閉状態を検出することができる。
以上の実施形態によれば、携帯電話機1は、ガイド溝部21が形成された第1筐体2と、第1筐体2に対して摺動可能であり、第1筐体2のガイド溝部21が形成された面と対向した面に被ガイド機構27が形成されている第2筐体3と、を有している。
また、被ガイド機構27は、ガイド溝部21内に挿入され、第1筐体2の位置する方向に移動可能な移動部材を有している。
そして、ガイド溝部21は、前記両筐体の摺動方向での一端側の第1の溝部分38と他端側の第2の溝部分36の深さが、前記各溝部分の中間の溝部分37よりも深く形成されている。
このような構成としたことによって、一定程度外力を加えて動かした後は自動的に閉状態又は開状態となる。そして、このことによって、ユーザは円滑に開状態から閉状態又は閉状態から開状態に携帯電話機1を移行させることができる。
また、ユーザの操作感も増す。
さらに、従来例では開状態又は閉状態の途中状態で止まってしまうということがあったが、本実施形態においては開状態又は閉状態の途中状態に止まってしまうようなことはない。
また、本実施形態はガイド溝部21及び被ガイド機構27の様に極めて簡便な機構によって、スムーズな開閉を行うことができる。
さらに、このように簡便な機構によってスムーズな開閉動作を行うことができるのであるから、機構設計上の自由度が増すという効果がある。
ガイド溝部21は、摺動方向における断面形状は、少なくとも2つの傾斜部を有し、少なくとも傾斜方向が異なる2つの傾斜部を有して構成されている。
このような構成としたことによって、ガイド溝部21を容易に作製することができる。
ガイド溝部21は、摺動方向に対して角度が大な傾斜の急傾斜溝部30と、摺動方向に対して角度が小な傾斜の緩傾斜溝部31を有している。
そして、急傾斜溝部30は、緩傾斜溝部31よりも、ガイド溝部21の両端側に形成されている。
このように構成したことによって、最初に多くの力を必要とし、その後にはそれほど大きな力がいらないというスライド機構を構成することができる。
これによって、ユーザの操作性が増すという効果がある。
ガイド溝部21は、前記摺動方向における断面形状が、曲線から形成されて構成されている。
このような構成によって、最浅部分39において、急激な外力が必要な状態から自動で動く領域への変化を生じさせずにすむ。
このことは、ユーザの操作性が増すという効果がある。
ガイド溝部21は、曲線の変化割合が急な急変化溝部32と曲線の変化割合が緩い緩変化溝部33を有しており、急変化溝部32は、緩変化溝部33よりも、ガイド溝部21の両端側に形成されている。
このように構成したことによって、最初に多くの力を必要とし、その後にはそれほど大きな力がいらないというスライド機構を構成することができる。
これによって、ユーザの操作性が増すという効果がある。
また、最浅部分39において、急激な外力が必要な状態から自動で動く領域への変化を生じさせずにすむという効果もある。
ガイド溝部21は、一端側の第1の溝部分38と他端側の第2の溝部分36よりも浅く形成されている中間の溝部分37の最も浅い最浅部分39は、一端側の第1の溝部分38又は他端側の第2の溝部分36よりもどちらか一方に偏って配置されている。
特に一定の方向に空けるときには少し動かしただけで、後は自動で動く方が良いという場合に対応できる。
ガイド溝部21の第1筐体2をスライドさせて開状態とする方向には、上側穴22が配設されており、上側穴22の位置とは反対方向には下側穴23が配設されており、上側穴22及び下側穴23は、ガイド溝部21の深さよりも深く形成されている。
このような構成としたことによって、ボール20が、一度、上側穴22内に入った状態(閉状態)となった後に、この状態から開状態へのスライド移動を始める場合には、多くの力が最初に必要となる。
このような形状を上側穴22が有することによって、僅かな外力によって閉状態を維持することができなくなることを防いでいる。なお、下側穴23においても同様である。
ガイド溝部21には、中間穴40が形成されている。
このように構成することによって、開状態と閉状態の間に中間的な状態を作り出すことが可能となる。
少なくとも上側穴22又は下側穴23にはスイッチ41が配設されており、当該スイッチ41によって、第1筐体2と第2筐体3が開位置又は閉位置にあることを検出する。
このように構成することによって、簡便な手段で携帯電話機1の開状態及び閉状態を検出することができる。
被ガイド機構27は、回転自在なボール20と、第2筐体3に有底に形成された穴形状の支持部スライド穴部25とを有する。
また、ボール20を回転可能に支持し、かつ、支持部スライド穴部25に挿入されていることによって第1筐体2の位置する方向に往復運動可能なボール支持部24とを有する。
そして、ボール支持部24を、第1筐体2の位置する方向に付勢する弾性体26と、を有する。
このように構成することによって、簡易な手段によって被ガイド機構27を作成することができる。
回転体は、円柱形状である。
この様な構成としたことによって、ガイド溝部21の一点に応力が集中しない。
そして、一点に応力が集中しないことによって、多数回開閉動作が行われる携帯電話機1においては、回転体又はガイド溝部21への負担が少ないという利点がある。
なお、以上の実施形態において、ボール20は、回転体の一例であり、ボール支持部24は回転体支持部の一例であり、ばね26は弾性体の一例である。
また、本発明において、ガイド溝部21とは、上側穴22及び下側穴23とは別のボール20をガイドする部分のみをいう。
つまり、ガイド溝部21は、先端寄りの第1の溝部分38に形成される上側穴22及び後端寄りの第2の溝部分36に形成される下側穴23を含まないものである。
本発明は、以上の実施形態に限定されず、種々の態様で実施されてよい。
携帯電子機器は、携帯電話機1に限定されない。例えば、携帯電子機器は、ノートパソコン、PDA、ゲーム機、カメラであってもよい。
1…携帯電話機、2…第1筐体(第1の筐体)、3…第2筐体(第2の筐体)、8…表示部、10…入力部、11…第2筐体上側面、12…第2筐体下側面、13…第2筐体表面、14…第2筐体裏面、15…第1筐体下側面、16…第1筐体上側面、17…第1筐体表面、18…第1筐体裏面、20…ボール(回転体)、21…ガイド溝部、22…上側穴、23…下側穴、24…ボール支持部(回転体支持部)、25…支持部スライド穴部、26…ばね(弾性体)、27…被ガイド機構、30…急傾斜溝部、31…緩傾斜溝部、32…急変化溝部、33…緩変化溝部、34…下側穴側溝、35…上側穴側溝、36…第2の溝部分、37…中間の溝部分、38…第1の溝部分、39…最浅部分、40…中間穴、41…スイッチ

Claims (10)

  1. ガイド溝部が形成された第1の筐体と、
    前記第1の筐体に対して摺動可能であり、前記第1の筐体の前記ガイド溝部が形成された面と対向した面に被ガイド機構が形成されている第2の筐体と、を有し、
    前記被ガイド機構は、
    前記ガイド溝部内に挿入され、前記第1の筐体の位置する方向に移動可能な移動部材を有し、
    前記ガイド溝部は、前記両筐体の摺動方向での一端側の第1の溝部分と他端側の第2の溝部分の深さが、前記各溝部分の中間の溝部分よりも深く形成されているとともに、
    前記被ガイド機構は、
    回転自在な回転体と、
    前記第2の筐体に有底に形成された穴形状の支持部スライド穴部と、
    前記回転体を回転可能に支持し、かつ、前記支持部スライド穴部に挿入されていることによって前記第1の筐体の位置する方向に往復運動可能な回転体支持部と、
    前記回転体支持部を、前記第1の筐体の位置する方向に付勢する弾性体と、を有す
    携帯電子機器。
  2. 前記ガイド溝部は、前記摺動方向における断面形状が、少なくとも傾斜方向が異なる2つの傾斜部を有して構成されている
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記ガイド溝部は、前記摺動方向に対して角度が大な傾斜の急傾斜溝部と前記摺動方向に対して角度が小な傾斜の緩傾斜溝部を有しており、
    前記急傾斜溝部は、前記緩傾斜溝部よりも、前記ガイド溝部の両端側に形成されている
    請求項2に記載の携帯電子機器。
  4. 前記ガイド溝部は、前記摺動方向における断面形状が、曲線から形成されて構成されている
    請求項1に記載の携帯電子機器。
  5. 前記ガイド溝部は、曲線の変化割合が急な急変化溝部と曲線の変化割合が緩い緩変化溝部を有しており、
    前記急変化溝部は、前記緩変化溝部よりも、前記ガイド溝部の両端側に形成されている
    請求項4に記載の携帯電子機器。
  6. 前記ガイド溝部は、前記一端側の第1の溝部分と前記他端側の第2の溝部分よりも浅く形成されている中間の溝部分の最も浅い最浅部分は、前記一端側の第1の溝部分又は他端側の第2の溝部分よりもどちらか一方に偏って配置されている
    請求項1〜5いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  7. 前記ガイド溝部の前記第1の筐体をスライドさせて開状態とする方向には、上側穴が配設されており、
    前記上側穴の位置とは反対方向には下側穴が配設されており、
    前記上側穴及び前記下側穴は、前記ガイド溝部の深さよりも深く形成されている
    請求項1〜6いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  8. 前記ガイド溝部には、中間穴が形成されている
    請求項1〜7いずれか1項に記載の携帯電子機器。
  9. 少なくとも前記上側穴又は前記下側穴にはスイッチが配設されており、
    当該スイッチによって、前記第1の筐体と第2の筐体が開位置又は閉位置にあることを検出する
    請求項7又は8に記載の携帯電子機器。
  10. 前記回転体は、円柱形状である
    請求項に記載の携帯電子機器。
JP2009176879A 2009-07-29 2009-07-29 携帯電子機器 Expired - Fee Related JP5259517B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176879A JP5259517B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 携帯電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009176879A JP5259517B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 携帯電子機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011035462A JP2011035462A (ja) 2011-02-17
JP5259517B2 true JP5259517B2 (ja) 2013-08-07

Family

ID=43764134

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009176879A Expired - Fee Related JP5259517B2 (ja) 2009-07-29 2009-07-29 携帯電子機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5259517B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005136457A (ja) * 2003-10-28 2005-05-26 Sanyo Electric Co Ltd 携帯電話機、再生方法及びプログラム
JP3944506B2 (ja) * 2003-10-28 2007-07-11 エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド スライド型携帯端末機及びそれに使用されるスライド装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011035462A (ja) 2011-02-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100694258B1 (ko) 슬라이드 타입 휴대 단말기
CN202904430U (zh) 设备打开和关闭机构以及信息设备
US8811032B2 (en) Handheld electronic device having a flexible display
US20200201451A1 (en) Roller input device
US6947778B2 (en) Handheld electronic device
US20070270193A1 (en) Mobile communication device with a sliding mechanism
EP2226990A1 (en) Multi-staged hinge assembly and portable electrical device comprising the same
CN101562956A (zh) 滑盖机构及应用该滑盖机构的便携式电子装置
US8620396B2 (en) Slide mechanism and electronic apparatus
KR101447249B1 (ko) 슬라이딩 및 틸팅 가능한 태블릿 컴퓨터
KR100761527B1 (ko) 휴대폰의 슬라이딩 장치
JP2006081107A (ja) 携帯機器のスライド機構及び携帯電話機
JP5259517B2 (ja) 携帯電子機器
EP2456177A1 (en) Guide device for sliding unit of sliding-type portable terminal
US7604264B2 (en) Hook shaft balance connection structure
US20070155450A1 (en) Portable electronic device
EP2285074A1 (en) Handheld electronic device and rising mechanism
US20140190805A1 (en) Operating device and electronic device using the same
US8824139B2 (en) Handheld electronic device
JP5019229B2 (ja) スライド機構及び電子機器
GB2467732A (en) A bistable control mechanism effecting the movement between two parts of an apparatus between two bi-stable positions
US8903461B2 (en) Handheld electronic device
KR101271533B1 (ko) 휴대 단말기
KR101756147B1 (ko) 슬림 틸팅 힌지 및 이를 구비하는 전자기기
US8549708B1 (en) Long stroke tilting hinge module for portable terminal

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120613

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130424

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5259517

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees