JP5259486B2 - 昇降式吊戸棚 - Google Patents

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Description

本発明は、固定式の外キャビネットに対して可動式の内キャビネットを昇降可能とした昇降式吊戸棚に関するものである。
キッチンのシンクや調理台、ガス台等の上方には、吊戸棚が天井又は壁面に吊り下げ固定されているが、この固定式の吊戸棚はキッチンに立つユーザーの目線の位置(アイレベル)よりも高い位置に設置されているため、これへの台所用品や食器類等の出し入れが容易でなく、使用頻度の低い物しか収納しないことが多く、利便性に欠けるという問題があった。
そこで、昇降式吊戸棚が提案され、既に実用に供されている(例えば、特許文献1,2参照)。この昇降式吊戸棚は、下方が開口した固定式の外キャビネットと前面が開口した可動式の内キャビネットを備え、内キャビネットを昇降動可能として不使用時にはこれを外キャビネット内に収納し、食器類等を出し入れする際には電動によって内キャビネットをユーザーのアイレベルまで降ろすようにしたものである。このため、ユーザーはアイレベルまで降りた内キャビネットに対して台所用品や食器類等を作業性良く容易に出し入れすることができ、出し入れ作業が終了すると内キャビネットを上昇させて外キャビネット内に収納することができる。
ところで、斯かる昇降式吊戸棚の内キャビネットには、例えば洗ったばかりの水切りすべき食器類等が収納されるが、これらの食器類等から滴下する水は内キャビネットの底部に着脱可能に設けられた水切りトレイに回収する構成が採用されている。
上記構成を採用する昇降式吊戸棚に関して、例えば特許文献3には、パンチングメタル等で構成された水切り用載置部上に載置された食器類等の収納物から滴下する水をその下方に配された集水トレイで受け、この集水トレイで受けた水を勾配に沿って所定箇所に集め、その箇所に形成された集水孔から下方の水切りトレイへと落下させて回収する構成が提案されている。
特開2003−009961号公報 特開2002−219026号公報 特開2006−230845号公報
ところが、特許文献3において提案された構成では、水切りトレイは内キャビネット底部の幅方向中央に部分的に設けられているため、その容積が小さく、回収可能な水の容量も小さいために該水切りトレイを頻繁に取り外して溜まった水を捨てる必要があり、その作業が面倒で、ユーザーにとっては負担になるという問題があった。
又、水切りトレイの他に集水トレイが必要であるため、部品点数が増加してコストアップを招く他、この集水トレイのために内キャビネットの収納容量が制限され、更には集水トレイの清掃も面倒でメンテナンス性に劣るという問題もあった。
従って、本発明の第1の目的とする処は、水切りトレイの水回収能力を高めてユーザーの負担を軽減するとともに、部品点数の削減とコストダウン及びメンテナンス性の向上を図ることができる昇降式吊戸棚を提供することにある。
又、特許文献3において提案された構成では、水切りトレイ内の水位を該水切りトレイを取り付けたままの状態で目視することができず、水切りトレイに水が満杯になって水抜き孔から溢れ、水抜きトレイからシンク等の上に水が落下したことによって初めてユーザーは水切りトレイに水が満杯になったことに気づくため、シンク等の上に落下した水をその都度拭き取る必要があり、このこともユーザーに負担を掛ける原因となっていた。
従って、本発明の第2の目的とする処は、水切りトレイを取り付けたままの状態で該水切りトレイの水位を外部から目視することができ、水切りトレイを取り外して水を捨てるタイミングを適正に判断することができる摺動式吊戸棚を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、下方が開口した固定式の外キャビネットと、前面が開口した可動式の内キャビネットを備え、前記内キャビネットを前記外キャビネットに対して昇降可能に支持して成る昇降式吊戸棚において、前記内キャビネットの底面に前後方向に延びる複数のガイドレールを左右方向に並設し、各ガイドレールを、水平な上部平面部と下部平面部及び両者を連結する縦壁部と、該縦壁部の上端において左右何れかの方向に水平に折り曲げられた折り曲げ部とで構成し、隣接するガイドレールの前記上部平面部上に水切りを着脱可能に載置し、同ガイドレールの前記下部平面部間に水受けトレイを手前側に引き出し可能に嵌合保持するとともに、前記ガイドレールの上部平面部と折り曲げ部の間に嵌合溝を前後方向に形成し、前記水切りの左右方向一端を隣接する一方のガイドレールの前記嵌合溝に嵌合し、左右方向他端を隣接する他方のガイドレールの前記上部平面部上に載置したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記水受けトレイの底部の前側且つ前面から所定距離だけ離れた位置に凹状の把手を幅方向に形成するとともに、水受けトレイの底面を前方に向かって下がる傾斜面としたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記把手の高さを前記水受けトレイの周壁の高さよりも低く設定するとともに、水受けトレイの前面の少なくとも一部を透明にしたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、内キャビネットの底面の全面を水受けトレイで構成することができ、その上方に配置された水切り上に載置された収納物から滴下する水はその下の水受けトレイによって直接受けられて回収されるため、水受けトレイの容積が大きくなって、その水回収能力が高められ、水受けトレイを頻繁に取り外して水を捨てる必要がなくなり、ユーザーの負担が軽減される。
又、収納物から滴下した水を直接水受けトレイで受けて回収する構成を採用するため、従来のように集水トレイを設ける必要がなく、部品点数の削減とコストダウウンを図ることができるとともに、集水トレイによって内キャビネットの収納容量が制限されることがなく、更に、集水トレイの清掃が不要となるためにメンテナンス性が高められてユーザーの負担が軽減される。
そして、隣接する一方のガイドレールの左右方向一端縁に形成された嵌合溝に水切りの左右方向一端を嵌合し、同水切りの左右方向他端を隣接する他方のガイドレールの左右方向他端縁に形成された平坦な受け部上に載置する構成を採用したため、水切りをガイドレールに対して斜めに傾けることによって容易に着脱することができる。
請求項2記載の発明によれば、水受けトレイの底部の前側且つ前面から所定距離だけ離れた位置に凹状の把手を幅方向に形成するとともに、水受けトレイの底面を前方に向かって下がる傾斜面としたため、水受けトレイに回収されて水が前側(ユーザーが把手を持って水受けトレイを支える側)に溜まり、水受けトレイ全体の重心が支持するポイント近くになるためにユーザーは該水受けトレイを安定した姿勢を保って水をこぼすことなく前方へと引き出すことができる。
請求項3記載の発明によれば、把手の高さを水受けトレイの周壁の高さよりも低く設定したため、水受けトレイに溜まった水は把手を乗り越えて前面側へも移動し、該水受けトレイを取り付けたままの状態でその前面の透明な部分から内部の水位を目視することができ、ユーザーは水切りトレイを取り外して水を捨てるタイミングを適正に判断することができる。
本発明に係る昇降式吊戸棚の内キャビネットが収納された状態を示す斜視図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚の内キャビネットを下降させた状態を示す斜視図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚の内キャビネットを下降させた状態を示す斜視図である。 図2のA−A線断面図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚のガイドレールに嵌合保持された水受けトレイとその上に設置された水切りの斜視図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚のガイドレールの斜視図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚の水受けトレイを取り出す様子を示す内キャビネットの斜視図である。 本発明に係る昇降式吊戸棚の内キャビネットの使用形態を示す斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係る昇降式吊戸棚の内キャビネットが収納された状態を示す斜視図、図2及び図3は同昇降式吊戸棚の内キャビネットを下降させた状態を示す斜視図、図4は図2のA−A線断面図、図5はガイドレールに嵌合保持された水受けトレイとその上に設置された水切りの斜視図、図6はガイドレールの斜視図、図7は水受けトレイを取り出す様子を示す内キャビネットの斜視図、図8は内キャビネットの使用形態を示す斜視図である。
図1〜図3に示す本発明に係る昇降式吊戸棚1は、キッチンのシンクや調理台、ガス台等(何れも不図示)の上方に設置されるものであって、天井或いは壁面に固定される矩形箱状の外キャビネット2と、該外キャビネット2に対して昇降動可能な矩形箱状の内キャビネット3を備えている。
上記外キャビネット2は木製であって、その下方は内キャビネット3が通過し得るように開口している。尚、図示しないが、外キャビネット2内の上部には内キャビネット3を電動によって自動で昇降動させるための昇降機構が設けられており、この昇降機構は、駆動源である電動モータ、該電動モータの回転をプーリに伝達するギヤ、プーリに巻き掛けられた左右一対のベルト等によって構成されている。そして、左右のベルトの端部には内キャビネット3が吊り下げられており、該内キャビネット3は、外キャビネット2の左右の側板2aの内面に垂直に固定された不図示のガイドレールに沿って昇降し、その内部に収容された食器類等の不図示の収納物を出し入れする際には図2及び図3に示すように下降して外キャビネット2の下方に露出し、それ以外のときには上昇して図1に示すように外キャビネット2内に収納されている。尚、本実施の形態では、外キャビネット2を木製としたが、外キャビネット2の材質には他の任意のものを選定し得る。
又、外キャビネット2の前面下端には全幅に亘って操作ユニット4が手前側に向かって突設されており、この操作ユニット4の前面の一端(右端)には、電源のON/OFFボタン、昇降ボタン等が配設された操作部5が設けられている。
他方、内キャビネット3は樹脂製であって、その前面が開口しており、その左右の側板3aの前端縁における高さ方向中間部の一部(後述の後退部)3Aは側面視くの字状に後退している。ここで、側面くの字状の後退部3Aは、そのくの字の谷が各側板3aの高さ方向中央部に位置するように形成されており、左右の側板3aの高さ方向略中央間には棚板6が水平に架設されている。即ち、棚板6は、左右の側板3aの後退部3Aの谷の部分、つまり側板3aの奥行き幅が最小の部位の近くに配設されているため、奥行き幅は従来のもののそれよりは狭くなっている。因に、従来の棚板は側板の幅寸法と同等の大きな奥行き幅を有している。尚、左右の側板3aには剛性を高めるためのビード3bが形成されている。又、本実施の形態では、内キャビネット3を樹脂製としたが、内キャビネット3の材質には他の任意のものを選定し得る。
そして、図3に示すように、棚板6の手前側の下部には左右一対の2つのハンガー7が左右方向にスライド可能に支持されており、これらのハンガー7には例えばロール状の不図示キッチンペーパーが回転可能に支持される。又、内キャビネット3の左右の側板3aの下部間には丸棒状のタオル掛け8が水平に架設されている。
ところで、図2及び図3に示すように、内キャビネット3の底面は手前側に引き出し可能な3つの水受けトレイ9で構成されており、各水受けトレイ9上には針金によって格子状に形成された水切り10が設置されている。ここで、水受けトレイ9と水切り10の奥行き幅は棚板6のそれよりも広く設定されている。
図2〜図5に示すように、内キャビネット3の底部には前後方向に延びる4本の平行なガイドレール11が左右方向に並設されており、隣接するガイドレール11の上段間に前記水切り10が着脱可能に載置されるとともに、隣接するガイドレール11の下段間に各水受けトレイ9が前後方向にスライド可能に嵌合保持されている。
ここで、各ガイドレール11は、図6に示すように、下部平面部を構成する平坦なベース部11Aと、該ベース部11Aから垂直に起立する縦壁部11Bと、該縦壁部11Bの上部において左右に水平に延びて上部平面部を構成する平坦な受け部11Cとフランジ部11D及び縦壁部11Bの上端においてフランジ部11D側に直角に折り曲げられた平坦なフランジ折り曲げ部11Eとで構成されており、該ガイドレール11の左右方向一端縁にはフランジ部11Dと折り曲げ部11Eによって嵌合溝11aが前後方向(長手方向)に形成され、同ガイドレール11の左右方向他端縁には平坦な前記受け部11Cが前後方向(長手方向)に沿って配置されている。又、各ガイドレール11の縦壁11Bの左右両側には、フランジ部11Dとベース部11A及び受け部11Cとベース部11Aとの間に嵌合溝11b,11cが前後方向(長手方向)にそれぞれ沿って形成されている。
而して、4本のガイドレール11は、図4及び図5に示すように、左右方向に所定の間隔(水受けトレイ9の幅)で互いに平行に並設されているが、左右両端の2本のガイドレール11は、その嵌合溝11a(折り曲げ部11E)が内側に向くよう配置されており、中央の2本のガイドレール11は、その嵌合溝11a(折り曲げ部11E)が対向するよう配置されている。そして、隣接する2本のガイドレール11の相対向する嵌合溝11b,11cには各水受けトレイ9の左右両端縁がスライド可能に嵌合している。従って、各水受けトレイ9は、その左右両端縁がガイドレール11にスライド可能に嵌合保持されており、図7に矢印にて示すように、これをガイドレール11に沿って手前側に引いて内キャビネット3から引き出すことができ、又、引き出した水受けトレイ9をガイドレール11に沿って奥側に押し込んでこれを内キャビネット3に取り付けることができる。
又、左右両端の各水切り10は、隣接する一方のガイドレール11の左右方向一端縁に形成された嵌合溝11aにその左右方向一端を嵌合し、その左右方向他端を隣接する他方のガイドレール11の左右方向他端縁に形成された平坦な受け部11C上に載置することによって載置されている。そして、中央の水切り10は、その左右両端縁が中央の2本のガイドレール11の嵌合溝11aに嵌合することによって保持されている。実際には、水切り10のガイドレール11への取り付けは次の手順でなされる。
即ち、ガイドレール11に水受けトレイ9が取り付けられていない状態で、中央の2本のガイドレール11を左右方向にずらせて両ガイドレール11の互いに向き合う嵌合溝11aに中央の水切り10の左右両端縁を嵌め込んで保持した後、中央の2本のガイドレール11を左右方向にスライドさせて正規の位置に戻す。すると、中央の水切り10が中央の2本のガイドレール11によって嵌合保持される。次に、左右両端の水きり10を左右に傾け、その左右方向一端縁を隣接する2本のガイドレール11の一方(内キャビネット3の側板3aに隣接する側)の嵌合溝11aに嵌め込み、その左右方向他端縁を他方のガイドレール11の受け部11C上に載置すれば、左右両端の2枚の水切り10をガイドレール11に容易に設置することができる。尚、ガイドレール11に設置された水切り10は以上とは逆の手順でガイドレール11から容易に取り外すことができる。このとき、左右両端の2枚の水切り10は、隣接する一方のガイドレール11の受け部11C上に載置された側を持ち上げて斜めに引き上げることによって、隣接する他方のガイドレール11の嵌合溝11aに嵌合していた他側の嵌合が外れるため、該水切り10をガイドレール11から容易に取り外すことができる。
ところで、本実施の形態では、図5に示すように、各水受けトレイ9の底部の前側且つ前面から所定距離だけ離れた位置には凹状の把手12が幅方向に形成されており、該水受けトレイ9の底面は前方に向かって下がる傾斜面を形成している。ここで、把手12の高さ(水受けトレイ9内に突出する凸部の高さ)は水受けトレイ9の周壁の高さよりも低く設定されるとともに、水受けトレイ9の前面の幅方向中央には、外部から水受けトレイ9の内部を透視することができる透明部材13が設けられている。
ここで、内キャビネット3の使用形態の一例を図8に示すが、図示例では、前記タオル掛け8にタオル14が掛けられ、1つの水切り10の上に皿立て15が設置されている。
而して、内キャビネット3内の棚板6や水切り10上には食器類等の不図示の収納物が載置されて収納されるが、前述のように内キャビネット3は外キャビネット2の左右の側板2aの内面に固設された左右一対の不図示のガイドレールに沿って昇降動可能に支持されている。
ところで、内キャビネット3に対して食器類等を出し入れしない場合、つまり内キャビネット3の不使用時には、該内キャビネット3は図1に示すように外キャビネット2内に収納されている。このように不使用時には内キャビネット3が外キャビネット2内に収納されて外部に露出しないため、内キャビネット3によって外観が阻害されたり、内キャビネット3が作業の邪魔になるという不具合が発生することがない。
そして、内キャビネット3に対して食器類等を出し入れする際には、外キャビネット2の前面下端に突設された操作ユニット4の操作部5を操作して不図示の昇降機構を駆動し、ベルトを送り出すと内キャビネット3は外キャビネット2側に設けられたガイドレールに沿って下降する。すると、内キャビネット3は図2及び図3に示すように外キャビネット2から下方へ完全に引き出され、これがユーザーのアイレベルまで降りた時点で昇降機構の駆動が停止され、内キャビネット3は図示位置に停止してその前面が開口される。
上述のように内キャビネット3がユーザーのアイレベルまで降りてその前面が開口すると、ユーザーは内キャビネット3に対して食器類等の収納物を出し入れすることができるが、本実施の形態では、内キャビネット3の左右の側板3aの前端縁の高さ方向中間部の一部(本実施の形態では高さ方向中央部)を側面視くの字状に後退させたため、その後退部3Aを介して収納物を横方向からでも見ることができるとともに、ユーザーが正面に立たなくても内キャビネット3に対して収納物の出し入れを横方向からでも作業性良く容易に行うことができる。このため、ユーザーはシンクやガス台等から離れることなく、現在行っている作業を継続しながら収納物の出し入れを行うことができ、調理等の作業効率が高められる。
そして、内キャビネット3に対する収納物の出し入れが終了すると、操作部5を操作して不図示の昇降機構を駆動すれば、ベルトが巻き取られて内キャビネット3が外キャビネット2側に設けられたガイドレールに沿って上昇し、図1に示すように内キャビネット3が外キャビネット2内に収容される。
而して、棚板6や水切り10に例えば洗ったばかりで水が付着した食器類等を載置した場合、食器類から滴下する水は直接水受けトレイ9へと落下して回収されるが、本実施の形態では、内キャビネット3の底面の全面を水受けトレイ9で構成したため、該水受けトレイ9の容積が大きくなって、その水回収能力が高められる。このため、水受けトレイ9を頻繁に取り外して水を捨てる必要がなくなり、ユーザーの負担が軽減される。そして、本実施の形態では、水受けトレイ9を左右方向に3つ並設したため、各水受けトレイ9に回収される水の容量と重量が小さくなり、ユーザーは水をこぼすことなく水受けトレイ9を楽に取り外すことができる。
又、本実施の形態では、上述のように食器類等から滴下した水を直接水受けトレイ9で受けて回収する構成を採用したため、従来のように集水トレイ(特許文献3参照)を設ける必要がなく、部品点数の削減とコストダウンを図ることができるとともに、集水トレイによって内キャビネット3の収納容量が制限されることがなく、更に、集水トレイの清掃が不要となるためにメンテナンス性が高められてユーザーの負担が軽減される。
更に、本実施の形態では、内キャビネット3の底部に並設された4本のガイドレール11に沿って各水受けトレイ9を前後方向にスライドさせてこれを出し入れすることができるため、溜まった水をこぼすことなく各水受けトレイ9をスムーズに前方へと引き出すことができる。
更に、本実施の形態では、隣接する一方のガイドレール11の左右方向一端縁に形成された嵌合溝11aに水切り10の左右方向一端を嵌合し、同水切り10の左右方向他端を隣接する他方のガイドレール11の左右方向他端縁に形成された平坦な受け部11C上に載置する構成を採用したため、水切り10をガイドレール11に対して容易に着脱することができる。
又、本実施の形態では、各水受けトレイ9の底部の前側且つ前面から所定距離だけ離れた位置に凹状の把手12を幅方向に形成するとともに、各水受けトレイ9の底面を前方に向かって下がる傾斜面としたため、各水受けトレイ9に回収された水が前側(ユーザーが把手12を持って水受けトレイ9を支える側)に溜まり、水受けトレイ9全体の重心が支持するポイント近くになるためにユーザーは該水受けトレイ9を安定した姿勢を保って水をこぼすことなく前方へと引き出すことができる。
その他、本実施の形態では、把手12の高さ(水受けトレイ9の内部に突出する凸部の高さ)を水受けトレイ9の周壁の高さよりも低く設定したため、水受けトレイ9に溜まった水は把手12を乗り越えて前面側へも移動する。このため、水受けトレイ9を取り付けたままの状態でその前面に設けられた透明部材13を通して内部の水位を目視することができ、ユーザーは水切りトレイ9を取り外して水を捨てるタイミングを適正に判断することができる。
尚、水受けトレイ9やガイドレール11の数は実施の形態に限定されず任意に設定され得るものである。
1 昇降式吊戸棚
2 外キャビネット
2a 外キャビネットの側板
3 内キャビネット
3A 内キャビネットの後退部
3a 内キャビネットの側板
3b 内キャビネットのビード
4 操作ユニット
5 操作部
6 棚板
7 ハンガー
8 タオル掛け
9 水受けトレイ
10 水切り
11 ガイドレール
11A ガイドレールのベース部(下部水平部)
11B ガイドレールの縦壁部
11C ガイドレールの受け部(上部水平部)
11D ガイドレールのフランジ部(上部水平部)
11E ガイドレールの折り曲げ部
11a〜11c ガイドレールの嵌合溝
12 把手
13 透明部材
14 タオル
15 皿立て

Claims (3)

  1. 下方が開口した固定式の外キャビネットと、前面が開口した可動式の内キャビネットを備え、前記内キャビネットを前記外キャビネットに対して昇降可能に支持して成る昇降式吊戸棚において、
    前記内キャビネットの底面に前後方向に延びる複数のガイドレールを左右方向に並設し、
    各ガイドレールを、水平な上部平面部と下部平面部及び両者を連結する縦壁部と、該縦壁部の上端において左右何れかの方向に水平に折り曲げられた折り曲げ部とで構成し、
    隣接するガイドレールの前記上部平面部上に水切りを着脱可能に載置し、同ガイドレールの前記下部平面部間に水受けトレイを手前側に引き出し可能に嵌合保持するとともに、前記ガイドレールの上部平面部と折り曲げ部の間に嵌合溝を前後方向に形成し、前記水切りの左右方向一端を隣接する一方のガイドレールの前記嵌合溝に嵌合し、左右方向他端を隣接する他方のガイドレールの前記上部平面部上に載置したことを特徴とする昇降式吊戸棚。
  2. 前記水受けトレイの底部の前側且つ前面から所定距離だけ離れた位置に凹状の把手を幅方向に形成するとともに、水受けトレイの底面を前方に向かって下がる傾斜面としたことを特徴とする請求項1記載の昇降式吊戸棚。
  3. 前記把手の高さを前記水受けトレイの周壁の高さよりも低く設定するとともに、水受けトレイの前面の少なくとも一部を透明にしたことを特徴とする請求項2記載の昇降式吊戸棚。
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