JP5259092B2 - 摩擦材 - Google Patents
摩擦材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5259092B2 JP5259092B2 JP2007021390A JP2007021390A JP5259092B2 JP 5259092 B2 JP5259092 B2 JP 5259092B2 JP 2007021390 A JP2007021390 A JP 2007021390A JP 2007021390 A JP2007021390 A JP 2007021390A JP 5259092 B2 JP5259092 B2 JP 5259092B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- friction
- dust
- acid
- friction material
- nitrogen
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
しかし、「特許文献1」に記載されているような窒素化合物と酸とからなる窒素を含む窒素酸系化合物である難燃剤をレジンダストを含めた他の配合材料と混合して摩擦材を成形すると、軽負荷、中負荷域での摩擦特性の安定性、及び耐摩耗性には優れているものの、高負荷域では、レジンダスト自体の耐熱性の不足により、摩擦係数μが低下し、また耐摩耗性も悪化するという問題があった。
従って、本発明の課題はレジンダストの耐熱性を上げることによって、高負荷域においても安定したフェード特性と耐摩耗性を満足し、環境汚染のない摩擦材を提供することである。
本発明は、下記の手段によって上記の課題を解決した
(1)少なくとも基材繊維、摩擦調整材、結合材を用いてなる摩擦材において、レジンダスト中に塩基性の窒素化合物と難燃性の無機酸とからなる窒素酸系化合物の1種類以上を含有し複合化したフリクションダストを配合し、前記窒素酸系化合物が硫酸メラミン、ポリリン酸メラミン又はポリリン酸アンモニウムのうち少なくとも1種を含む、摩擦材。
(2)前記の複合化したフリクションダストが塩基性の窒素化合物と難燃性の無機酸とからなる窒素酸系化合物を5〜15vol%含有することを特徴とする前記(1)記載の摩擦材。
(3)前記の複合化したフリクションダストの平均粒径が50〜500μmであることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の摩擦材。
また、本発明により、上記背反する特性をほとんど悪化させずに、高速での効き、フェード及び摩擦特性向上の改善を図ることが可能である。さらに強い熱履歴を受けた後でも強度を有する摩擦材を提供することができる。
本発明は、カシューダスト、フルフラール変性カシューダスト等のレジンダスト中に塩基性の窒素化合物と難燃性無機酸を含む窒素酸系化合物の少なくとも一種類以上含有する複合化フリクションダストを配合したことを特徴とする摩擦材によって達成された。
本発明で使用される塩基性の窒素化合物と難燃性無機酸を含む窒素酸系化合物において、原料の塩基性の窒素化合物としては、例えばメラミン、アンモニウム、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、エチレンジアミン、アミノ基が置換したイミダゾール、アミノ基が置換したトリアゾール等から選択することができ、好ましくはアミノ基を有する窒素化合物が挙げられる。前記難燃性の無機酸としてはリン酸、ポリリン酸、ピロリン酸、硫酸、スルファミン酸、ホウ酸、シュウ酸、フタル酸、シアヌル酸等から選ぶことができる。
具体的な塩基性の窒素化合物と難燃性の無機酸を含む窒素酸系化合物(難燃性組成物の性質を有する)としては、硫酸メラミン、ポリリン酸メラミン、ポリリン酸アンモニウム、ピロリン酸メラミン等を挙げることができる。
ポリリン酸メラミンとして本発明で用いることができるものとしては、例えば商品名としてMPP−A(三和ケミカル社製)、PMP−100(日産化学社製)等を挙げることができ、これらは単独もしくは2種以上混合して用いられる。
商品名でスミセーフ(登録商標)P(住友化学社製)、スミセーフ(登録商標)PM(住友化学社製)、テラージュ(登録商標)C60(チッソ社製)、ノンネンPR−62(丸菱油化工業社製)等が市販品として入手可能であり、これらは単独もしくは2種以上混合して用いることができる。
本発明で用いられる複合化したフリクションダストは、レジンダストと前記窒素酸系化合物を150〜250℃で混合攪拌した後、冷却粉砕し調製する。その後、他の部材と共に配合し摩擦材を成形する。
上記の摩擦材の原料をブレンダ等で均一に混合し、得られた粉末状混合物を加熱・加圧成形する(詳しくは粉末状混合物を金型内で予備成形後、プレッシャプレートをセットした金型に移して加熱・加圧してプレッシャプレートと一体成形し、次いでアフターキュアする)乾式法と、粉末状混合物を溶剤(湿潤剤)の存在下で均一に混合、湿潤化し、この湿潤混合物を乾燥後、加熱・加圧成形する湿式法とがあり、いずれの方法でも可能である。
(摩擦材の製造)
最初に、レジンダストの一種であるフルフラール変性カシューダスト中に塩基性の窒素化合物と難燃性無機酸とからなる窒素酸系化合物をよく混合して含有させた。その後、冷却、粉砕を行い複合化したフリクションダストを作成した。
バインダーレジン(結合材樹脂)としてフェノール樹脂、基材としてアラミド繊維、潤滑材として黒鉛、充填材として硫酸バリウム、炭酸カルシウム、アブレシブ材として酸化ジルコニウムを用いた摩擦材において、各材料を第3表に示した割合でブレンダで十分に均一に混合した後、粉末状混合物を予備成形金型に投入し、常温下、圧力約7.2MPaで約5秒間加圧し、予備成形物を形成した。次いで、予め表面にフェノール樹脂系接着剤を塗布したプレシャプレートとともに熱成形金型にセットし、加圧圧力13MPa、温度160℃で5分間熱成型した。これをさらに200℃で5時間熱処理して摩擦材を得た。
第3表は実施例a〜f及び比較例g〜jの配合処方を示す。第1表の結果から、1種類の窒素酸系化合物を使用する場合には複合化フリクションダストの含有量は10vol%とし、2種類の窒素酸系化合物を使用する実施例d、e及びfの場合は、それぞれの複合化フリクションダストを5vol%ずつ含有させた。平均粒径は100μmである。
第3表に示す各ブレーキ摩擦材について、テストピースによる性能評価を実施し、第4表に示す結果を得た。
試験条件は、基本的にJASO C 406に準拠している。相違するところは、1/5スケールテスターを用い、車両区分がP1で,第2効力試験における常温効力試験においては、制動初速度に200km/hを追加し、第2フェードリカバリ試験における高温時効力試験などや、第4再すり合わせ以下の試験をカットした。
第4表中の「効き」は、e)第2効力試験の2)常温効力試験で、減速度2.94m/s2における摩擦係数を示した。「フェードMin.μ」は、i)第1フェードリカバリ試験の2)フェード試験での最低摩擦係数を示した。また、「摩耗」は上記試験終了後の総摩耗量を表しています。
<耐フェード性> 第4表に示すように、複合化したフリクションダストを使用した本発明の実施例a〜fは、比較例g〜jと比べて効果があった。
<耐摩耗性> 耐摩耗性は、実施例a〜fは顕著な効果が認められた。
<高速での効き> 200km/hで測定したとき、本発明の摩擦材の効果は明らかである。
Claims (3)
- 少なくとも基材繊維、摩擦調整材、結合材を用いてなる摩擦材において、レジンダスト中に塩基性の窒素化合物と難燃性の無機酸とからなる窒素酸系化合物の1種類以上を含有し複合化したフリクションダストを配合し、前記窒素酸系化合物が硫酸メラミン、ポリリン酸メラミン又はポリリン酸アンモニウムのうち少なくとも1種を含む、摩擦材。
- 前記の複合化したフリクションダストが塩基性の窒素化合物と難燃性の無機酸とからなる窒素酸系化合物を5〜15vol%含有することを特徴とする請求項1記載の摩擦材。
- 前記の複合化したフリクションダストの平均粒径が50〜500μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の摩擦材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007021390A JP5259092B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 摩擦材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007021390A JP5259092B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 摩擦材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2008184582A JP2008184582A (ja) | 2008-08-14 |
| JP5259092B2 true JP5259092B2 (ja) | 2013-08-07 |
Family
ID=39727832
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007021390A Expired - Fee Related JP5259092B2 (ja) | 2007-01-31 | 2007-01-31 | 摩擦材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5259092B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN121160023A (zh) * | 2025-11-20 | 2025-12-19 | 湖南博云汽车制动材料有限公司 | 一种新能源用树脂基刹车片及其制备方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05255657A (ja) * | 1992-03-12 | 1993-10-05 | Aisin Chem Co Ltd | 摩擦材 |
| JPH05279656A (ja) * | 1992-04-01 | 1993-10-26 | Hitachi Chem Co Ltd | 摩擦材 |
| JP2001279230A (ja) * | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材 |
| JP2002173667A (ja) * | 2000-12-06 | 2002-06-21 | Akebono Brake Ind Co Ltd | 摩擦材 |
-
2007
- 2007-01-31 JP JP2007021390A patent/JP5259092B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2008184582A (ja) | 2008-08-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN100572843C (zh) | 摩擦材料 | |
| CN102449098B (zh) | 摩擦材料组合物、使用该组合物的摩擦材料以及摩擦部件 | |
| CN101210595A (zh) | 非石棉摩擦材料 | |
| JP6179519B2 (ja) | 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材 | |
| EP1482203A1 (en) | Friction material | |
| JP7616804B2 (ja) | 摩擦対 | |
| JP2003313312A (ja) | 非石綿系摩擦材 | |
| US8163387B2 (en) | Organic friction modifier comprising laminar graphite and aramid resin | |
| JP2013185016A (ja) | 摩擦材組成物、摩擦材組成物を用いた摩擦材及び摩擦部材 | |
| JP5259092B2 (ja) | 摩擦材 | |
| US20040030000A1 (en) | Non-asbestos friction material | |
| JP2009209288A (ja) | 摩擦材 | |
| JP7735825B2 (ja) | 摩擦材組成物および摩擦材 | |
| EP0523191B1 (en) | Improvements in or relating to brake pads | |
| JPS61213226A (ja) | 結晶質燐酸塩繊維を含む摩擦材複合体およびその製法 | |
| JP2008201930A (ja) | 摩擦材 | |
| JP2002173667A (ja) | 摩擦材 | |
| JP5183902B2 (ja) | ノンアスベスト摩擦部材 | |
| JP4011018B2 (ja) | 摩擦材 | |
| JP5500760B2 (ja) | ノンアスベスト系摩擦材 | |
| JP2007056063A (ja) | ステンレス繊維基材の摩擦材 | |
| JPH08109937A (ja) | 耐熱ブレーキ材及びその製造方法 | |
| JPS5925867A (ja) | 摩擦ブレ−キ材 | |
| JP5288093B2 (ja) | 摩擦材料を製造する方法並びにこの摩擦材料から製造された摩擦ライニング | |
| JP2009102584A (ja) | ブレーキ摩擦材 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20091029 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120809 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120821 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120914 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130416 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130424 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160502 Year of fee payment: 3 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5259092 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
