JP5258971B2 - プリンティング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンティング装置に関する。
液体を小さな液滴として飛翔させて基体上に着弾させるプリンティング装置は、例えばインクジェットプリンティング装置として知られている。このようなプリンティング装置は、紙などへの画像の印刷の用途だけでなく、液状の電子材料の塗布(プリント)やダイレクトパターニング等の工業分野へも利用範囲を広げつつある。
特許文献1には、インクが塗布されたフィルムに音波を集束させる構成のインクジェット記録装置が開示されている。この技術においては、ノズルを用いないので、ノズルの詰まりがなく、また、インクの特性への制限が緩和される。このようなインクジェットプリンティング装置において、特に固体粒子を含むインク(分散体)を用いた場合などにおける吐出液滴における固体粒子量のばらつきをさらに改善することが期待されている。
特開2008−105396号公報
本発明は、固体粒子を含む分散体を吐出させる場合において、吐出液滴に含まれる固体粒子量を均一にでき、均一にプリントできるプリンティング装置を提供する。
本発明の一態様によれば、固体粒子と液体とを含む分散体を吐出するプリンティング装置であって、前記液体を収容する第1凹部と、前記第1凹部の底面に設けられ、前記固体粒子を収容する第2凹部と、が設けられた第1主面と、前記第1主面とは反対の側の第2主面と、を有するフィルムと、前記第2主面の側から前記第1凹部と前記第2凹部とに向けて音波を集束させる音響ヘッド部と、を備えたことを特徴とするプリンティング装置が提供される。
本発明によれば、固体粒子を含む分散体を吐出させる場合において、吐出液滴に含まれる固体粒子量を均一にでき、均一にプリントできるプリンティング装置が提供される。
プリンティング装置を示す模式図である。 プリンティング装置の動作を示す模式的断面図である。 別のプリンティング装置を示す模式的平面図である。 別のプリンティング装置を示す模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施形態に係るプリンティング装置の構成を例示する模式図である。
すなわち、同図(c)は模式的斜視図であり、同図(a)は同図(c)のA−A’線断面図であり、同図(b)は、同図(c)の矢印Cの方向からみたときの模式的平面図である。
図2は、本発明の実施形態に係るプリンティング装置の動作を例示する模式的断面図である。
すなわち、図2(a)は、図1(c)のB−B’線断面図である。なお、図2(a)には、プリンティング装置110によって分散体30が着弾する被プリント材40も例示されている。また、図2(b)は、分散体30の固体粒子31及び液体32のフィルム20上への配置状態を例示する模式図であり、図1(a)に対応する模式的断面図である。
図1及び図2に表したように、本実施形態に係るプリンティング装置110は、固体粒子31と液体32とを含む分散体30を吐出するプリンティング装置である。
プリンティング装置110は、フィルム20と、音響ヘッド部10と、を備える。
フィルム20は、第1主面20aと、第1主面20aとは反対の側の第2主面20bと、を有する。
第1主面20aには、第1凹部21と、第2凹部22と、が設けられている。第2凹部22は、第1凹部21の底面に設けられる。第1主面20aからみたときの第2凹部22の深さd2は、第1凹部21の深さd1よりも深い。すなわち、第1主面20aと、第2凹部22の底面と、の距離(深さd2)は、第1主面20aと、第1凹部21の底面と、の距離(深さd1)よりも長い。ここで、第1凹部21の底面からみたときの第2凹部22の深さd3は、深さd2と深さd1との差、すなわち、(d2−d1)である。
第1凹部21は、分散体30の一部である液体32を収容する。
第2凹部22は、分散体30の別の一部となる固体粒子31を収容する。
音響ヘッド部10は、フィルム20の第2主面20b面の側から、第1凹部21と第2凹部22とに向けて音波を集束させる。具体的には、音響ヘッド部10は、フィルム20の第2主面20b面の側から、第1凹部21と第2凹部22とに向けて発生させた音波を集束させる。例えば、第1凹部21と第2凹部22とを含む第1主面20aの側の音波集束領域18に、音波が集束される。
固体粒子31には、金属などの導電性の粒子、半導体の粒子、無機系の導電性または絶縁性の粒子、有機系の導電性または絶縁性の粒子、各種の顔料などの着色粒子、各種の蛍光体粒子など、任意の固体粒子を用いることができる。
一方、液体32には、例えば、固体粒子31と共に分散体30として被プリント材40に着弾した後に、バインダーとして残留するような各種の樹脂を含む液体の他、固体粒子31と共に分散体30として被プリント材40に着弾した後に、例えば揮発等により実質的に除去される各種の溶媒など、任意の液体を用いることができる。液体32は、音響ヘッド部10で発生し集束される音波を効率良く伝達し、固体粒子31と共に、分散体30の液滴33となって、固体粒子31を効率良く吐出させる機能を有する。
プリンティング装置110は、固体粒子層形成部7Sと、液体層形成部7Lと、をさらに備えることができる。
固体粒子層形成部7Sは、フィルム20の第2凹部22に、固体粒子31を配置する。
そして、液体層形成部7Lは、フィルム20の第1凹部21に、液体32を配置する。
固体粒子層形成部7Sは、例えば、固体粒子31を供給する固体粒子供給部7Saと、固体粒子供給部7Saによって供給された固体粒子31の固体粒子層31aの厚さを均一にする固体粒子層均一化部7Sbと、を有することができる。固体粒子供給部7Saには、例えば各種のディスペンサを用いることができ、また、固体粒子層均一化部7Sbには、例えば各種のスクレーパなどを用いることできる。
また、液体層形成部7Lは、例えば、液体32を供給する液体供給部7Laと、液体供給部7Laによって供給された液体32の液体層32aの厚さを均一にする液体層均一化部7Lbと、を有することができる。液体供給部7Laにも、例えば各種のディスペンサを用いることができ、また、液体層均一化部7Lbにも、例えば各種のスクレーパなどを用いることできる。
固体粒子層均一化部7Sb及び液体層均一化部7Lbは、省略しても良い。
プリンティング装置110においては、音響ヘッド部10によって発生、集束された音波の圧力によって、フィルム20の第2凹部22に収容された固体粒子31と、第1凹部21に収容された液体32と、の混合体である分散体30の表面に、メニスカスが形成され、分散体30の一部が液滴33となって分離し、液滴33がフィルム20上から被プリント材40に向けて飛翔し、分散体30の被プリント材40への着弾が行われる。
そして、例えば、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置が、第2主面20bに対して平行な面内で変化される。これにより、フィルム20の異なる領域の第1凹部21と第2凹部22とに音波が集束されて、順次新しい固体粒子31と液体32とが液滴33となって、分散体30の吐出が行われる。
ここで、説明の便宜上、フィルム20と音響ヘッド部10とが対向する部分において、フィルム20が平面状であるとする。そして、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置が変化する方向をX軸方向(第1方向)とする。すなわち、X軸方向は、第2主面20bに対して平行である。そして、第2主面20bに対して平行であり、X軸方向に対して垂直な方向をY軸方向(第2方向)とする。そして、X軸方向とY軸方向とに対して垂直な方向をZ軸方向(第3方向)とする。すなわち、フィルム20と音響ヘッド部10とは、Z軸方向に沿って互いに対向している。
なお、フィルム20は、例えば音響ヘッド部10の周りに円弧状に設けられても良く、この場合においても、フィルム20と音響ヘッド部10とが対向する部分の中心部分においては、フィルム20は実質的に平面状と見なすことができ、上記のX、Y及びZ軸方向は、同様に定義できる。
本具体例では、第1凹部21及び第2凹部22は、X軸方向に沿って延在する溝の形状を有している。ただし、本発明はこれに限らず、第1凹部21及び第2凹部22の形状及び配置は任意である。以下では、第1凹部21及び第2凹部22が、X軸方向に沿って延在する溝の形状を有している場合として説明する。
このような構成を有する本実施形態に係るプリンティング装置110では、フィルム20の第2凹部22に固体粒子31が収容され、第1凹部21に液体32が収容されるため、フィルム20の第1主面20aにおける単位面積当たりの固体粒子31及び液体32の量は、一定である。
すなわち、単位面積当たりの第2凹部22の体積は、第2凹部22のY軸方向に沿った幅w2と、第1凹部21の底面からみたときの第2凹部22の深さd3(すなわち、d2−d1)と、の積に基づく体積(w2×(d2−d1)×X軸方向の単位長さ)となり、この空間に収容される固体粒子31の体積は一定となる。
一方、単位面積当たりの第1凹部21の体積は、第1凹部21のY軸方向に沿った幅w1と、第1主面20aからみたときの第1凹部21の深さd1と、の積に基づく体積(w1×d1×X軸方向の単位長さ)となり、この空間に収容される液体32の体積も一定になる。
このため、固体粒子31と液体32との比率は、第1凹部21及び第2凹部22の形状に基づいて、一定になる。これにより、固体粒子31と液体32との分散体30における固体粒子31の濃度が、高精度で制御できる。これにより、分散体30中の固体粒子31の量が安定した液滴33の吐出が可能となる。このように、プリンティング装置110によれば、固体粒子を含む分散体を吐出させる場合において、吐出液滴に含まれる固体粒子量を均一にでき、均一なプリントが実現できる。
なお、第2凹部22には、固体粒子31と共に液体32が収容可能である。例えば、第2凹部22に固体粒子31を配置した後に、第1凹部21に液体32を配置すると、液体32は、第1凹部21だけではなく、第2凹部22の固体粒子31どうしの空間にも侵入する。このとき、第2凹部22には、一定の量の固体粒子31が収容されているので、固体粒子31どうしの間の空間の体積も一定であるため、第2凹部22に収容される液体31の体積も一定となる。このように、第2凹部22に液体32が収容される場合を含めて、固体粒子31と液体32との比率は、第1凹部21及び第2凹部22の形状に基づいて、一定になる。
例えば、凹部が1種類だけのフィルムを用いる比較例の場合には、予め固体粒子31と液体32とを混合し、固体粒子31が分散された分散体30を用いることになる。そして、このような分散体30を凹部に配置して、音響ヘッド部10から音波を発生、集束させて液滴33を吐出させる場合、分散体30中の固体粒子31の分布のばらつきに起因して、液滴33に含まれる固体粒子31の濃度が不均一になり、被プリント材40上に着弾した分散体30に含まれる固体粒子31の量や分布にばらつきが発生することがある。また、分散体30における固体粒子31の濃度が変動すると、分散体30中を伝達する音波の減衰量が変動するため、液滴33の吐出に必要なエネルギーも変動し、液滴吐出のばらつきの原因となることがある。そして、固体粒子31の液体32への分散性が悪い場合には、このようなばらつきがさらに顕著になり、吐出する液滴33に含まれる固体粒子31の濃度の変動がさらに大きくなり、また、吐出時の必要エネルギーに変動が生じ、エネルギー過多で液滴33のとびちり(バースト)等やサテライトが発生したり、エネルギー過少で吐出しない場合も発生したりする。
これに対し、本実施形態に係るプリンティング装置110では、フィルム20に第1凹部21と第2凹部22とを設けることで、固体粒子31と液体32との比率が一定になり、液滴33に含まれる固体粒子31の濃度は均一であり、そして、吐出時の必要エネルギーも一定になるため、液滴33のとびちり(バースト)やサテライトや不吐出の発生も抑制され、均一な量で安定した液滴吐出が実現できる。
なお、プリンティング装置110においては、第2凹部22に固体粒子31が収容された後に、第1凹部21に液体32を収容させることが望ましい。
すなわち、固体粒子層形成部7Sが第2凹部22に固体粒子31を配置した後に、液体層形成部7Lは、第1凹部21に液体32を配置することが望ましい。
これにより、第2凹部22の内部に固体粒子31を確実に収容でき、X軸方向における単位長さあたりの固体粒子31の量を均一にできる。そして、第2凹部22に固体粒子31が確実に収容された後に、第1凹部21への液体32の配置を行うことで、第1凹部21の空間が一定となり、X軸方向における単位長さあたりの液体32の量も均一にできる。これにより、固体粒子31と液体32との比率が、より高い精度で制御可能となる。
なお、図2(a)に例示したように本具体例のプリンティング装置110の音響ヘッド部10は、音波発生部11と、音波集束部12と、音波伝達部13と、を有することができる。
音波発生部11は、音波を発生させる。音波集束部12は、音波発生部11で発生した音波を音波集束位置(すなわち音波集束領域18)に集束させる。音波伝達部13は、音波をフィルム20の第1凹部21と第2凹部22とに向けて進行させる。
音波発生部11には、一対の電極11b及び11cと、それらの間に設けられた圧電体11aと、を含む音響素子11eを用いることができる。音波発生部11には、例えば、円盤状の単独の音響素子を用いても良く、また、一次元のアレイ状に配列された複数の音響素子を用いても良く、また、二次元のアレイ状に配列された複数の音響素子を用いても良い。
圧電体11aには、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)、チタン酸鉛、チタン酸バリウムなどの圧電セラミックスや、ニオブ酸リチウム、タンタル酸リチウムなどの圧電単結晶や、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)などの高分子圧電体や、酸化亜鉛などの圧電半導体などを使用することができる。
一対の電極11b及び11cには、音波発生部11を駆動するための駆動回路14が接続される。駆動回路14は、外部から与えられる電気信号に基づいて、圧電体11aに電圧を印加する。これにより、音波発生部11から音波が発生する。上記の電気信号は、各種の画像データなどに基づく信号や、被プリント材40に吐出すべき分散体30の着弾の形状のパターンに基づく信号を含む。
音波集束部12は、音波発生部11によって発生した音波を、音波集束位置である音波集束領域18に集束させる機能を有す。音波集束部12には、例えば、ガラスからなる凹面レンズを用いることができる。凹面レンズは、例えば、円盤状のガラスの主面を円弧状に研磨することで形成される。音波集束部12には、例えば、ガラス等の無機系材料や、エポキシ樹脂等などの有機系材料などを用いることができる。また、音波集束部12には、ガラスや樹脂の表面に、金属膜や金属系酸化膜、窒化膜、ポリオレフィン系樹脂膜等を形成する表面処理を施して耐久性を向上させたものを用いることもできる。
音波伝達部13は、音波発生部11で発生して音波集束部12で集束しつつある音波が進行する部分である。音波伝達部13には、音波集束部12とフィルム20との間の空間を、音波伝達物質で充填したものを用いることができる。音波伝達物質は、音波減衰の小さいものが好ましく、例えば、水などの液体を好適に用いることができる。
このように、音波発生部11で発生した音波が、音波集束部12によって集束され、音波伝達部13を経て、所定の音波集束位置で集束する。この音波集束位置は、音響ヘッド部10に対向して設置されるフィルム20の音波集束領域18に設定される。すなわち、音響ヘッド部10の例えば音波集束部12からの所定の距離の位置にフィルム20が設置され、音波は、フィルム20の第2主面20bの側から、第1凹部21と第2凹部22とに向けて集束され、音波集束位置の音波集束領域18に音波が集束される。
音響ヘッド部10から出射した音波の焦点が、所定の音波集束位置(フィルム20の音波集束領域18に対応する)に結ばれ、音波集束位置において、音圧分布が発生する。この焦点近傍における音波のビーム幅Wは、音波発生部11の形状に係る定数A1、音波の波長λ1、音波の焦点距離F1、及び、口径D1を用いると、W=A1・λ1・F1/D1で表される。なお、上記の定数A1は、音波発生部11の形状が円盤状である場合には、2.44である。そして、音波発生部11が円盤状である場合は、音波のビーム幅Wは、音波のビーム径に相当する。
音波のビーム幅Wの範囲において、最大の音圧が得られ、その範囲外では音圧は低下する。焦点の中央における例えば液体32の表面が隆起し、音圧が液体32の表面張力を超えたときに、固体粒子31と液体32とを含む液滴33が、液体32の表面から分離して、固体粒子31と液体32とを含む液滴33が吐出する。
なお、音波発生部11から音波伝達部13にかけての音波の効率的な伝達のために、音波集束部12の音響インピーダンスZfは、音波発生部11に用いられた圧電体11aの音響インピーダンスZPと、音波伝達部13の音響インピーダンスZLと、の間の値に設定することが望ましい。例えば、音波集束部12の音響インピーダンスZfは、圧電体11aの音響インピーダンスZPと、音波伝達部13の音響インピーダンスZLと、の幾何平均(すなわち(ZP・ZL)1/2)に近いことが、音波の効率的な伝達のために、さらに望ましい。
既に説明したように、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置は、第2主面20bに対して平行な面内で変化される。すなわち、X軸方向に沿って、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置が変化する。例えば、音響ヘッド部10の位置が固定され、フィルム20の位置がX軸方向に沿って変化する。また、例えば、フィルム20の位置が固定され、音響ヘッド部10の位置がX軸方向に沿って変化する。また、例えば、フィルム20と音響ヘッド部10の両方の位置が変化して、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置がX軸方向に沿って変化する。
この時、図1に表したように、第2凹部22の、Y軸方向に沿った幅w2は、第1主面20aにおいて音波が集束される音波集束領域18の、Y軸方向に沿った幅w3よりも小さく設定することが望ましい。なお、幅w3は、既に説明した音波のビーム幅W(すなわち、A1・λ1・F1/D1)に相当する。
これにより、液滴33の形成及び分離に必要なエネルギーを小さくすることができる。また、音波集束領域18の周辺部分においては音圧の変動が大きいが、この周辺部分に対応する固体粒子31の量を減らすことができるため、均一な量で固体粒子31を含む液滴33を再現性良く形成することができる。
すなわち、例えば、音響ヘッド部10とフィルム20の相対的位置がX軸方向に沿って変化した場合に、第2凹部22のY軸方向に沿った幅w2が常に音波集束領域18の内部に配置されるため、固体粒子31の全てに実質的に均一な音圧が付与され、一定の量の固体粒子31が含まれた液滴33を吐出でき、固体粒子31の濃度のばらつきが、より抑制される。
また、第1凹部21のY軸方向に沿った幅w1は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅w3よりも大きく設定することが望ましい。これにより、例えば音波集束領域18の位置がY軸方向に沿って多少変動した場合においても、音圧が付与される液体32の量は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅w3で決まるため、液滴33中の液体32の量が一定になる。これにより、さらに、均一な濃度の液滴33の吐出が可能となる。
このように、本実施形態においては、液体32が収容された第1凹部21と、第1凹部21の底面に設けられ、固体粒子31が収容された第2凹部22と、を有する第1主面20aと、第1主面20aとは反対の側の第2主面20bと、を有するフィルム20の第2主面20bの側から第1凹部21と第2凹部22とに向けて音波を集束させて、前記液体と固体粒子31とを含む分散体30を吐出するプリント方法が実施される。このプリント方法によれば、固体粒子を含む分散体を吐出させる場合において、吐出液滴に含まれる固体粒子量を均一にでき、均一にプリントできる。
さらに、このプリント方法は、第2凹部22に固体粒子31を配置した後、第1凹部21に液体32を配置する処理を含むことができる。これにより、固体粒子31と液体32との比率が、より高い精度で制御可能となる。
なお、上記のプリンティング装置110では、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置が、1次元のX軸方向に沿って相対的に変化し、そして、第1凹部21と第2凹部22とが、X軸方向に延在する帯状の形状を有している。
ただし、本発明はこれに限らず、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置が、第2主面20bに対して平行な面内で、2次元で変えられても良い。この場合、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置は、例えば、X軸方向及びY軸方向の両方に沿って相対的に変えられる。
この場合には、第1凹部21と第2凹部22とは、スポット状の形状を有することができる。そして、第2凹部22のスポットのY軸方向に沿った幅は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅よりも小さく、第2凹部22のスポットのX軸方向に沿った幅は、音波集束領域18のX軸方向に沿った幅よりも小さく設定することが望ましい。また、第1凹部21のスポットのY軸方向に沿った幅は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅よりも大きく、第1凹部21のスポットのX軸方向に沿った幅は、音波集束領域18のX軸方向に沿った幅よりも大きく設定することが望ましい。
また、本具体例では、フィルム20が平面状であるが、本発明はこれに限らず、フィルム20の形状は任意である。例えば、フィルム20が、音響ヘッド部10の周囲を取り囲み、例えば、フィルム20が、音響ヘッド部10を含む空間内で、Y軸方向を中心軸とした円筒状の形状を有しており、この円筒の円周に沿って、フィルム20と音響ヘッド部10との相対的な位置が変化しても良い。
また、フィルム20が、ロール状に巻き取られた形状で提供され、例えば、第1巻き取り部から第2巻き取り部にかけてフィルム20が延在し、第1巻き取り部と第2巻き取り部との間の位置において、フィルム20と音響ヘッド部10とが対向させられていても良い。
なお、上記のようなフィルム20と音響ヘッド部10との相対的位置の変化は、図示していない駆動部よって実施される。
なお、フィルム20には、例えば、各種の樹脂製のフィルムを用いることができる。特に、耐溶剤性が高いポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂及びポリエステル樹脂などのフィルムを用いることができる。
また、フィルム20の厚さ(第1凹部21及び第2凹部22が設けられていない、第1主面20aと第2主面20bとの間の距離)は、任意であり、例えば、10μm〜300μmなどとすることができる。このように、本願明細書において、「フィルム」とは、200μm以下の厚さ、及び、10ミル(250μm)以下の厚さに限定されず、任意の厚さを有し、それ自体で形状を保持できる任意の膜体の全てを含む。
フィルム20を通過する音波を効率良く固体粒子31と液体32とに伝達させるために、フィルム20の第2凹部22の底面部分の厚さは、ある程度薄いことが望ましく、例えば100μm以下が望ましく、さらに望ましくは50μm程度が望ましい。また、フィルム20の機械的強度を維持するために、フィルム20の厚さはある程度厚い方が望ましく、フィルム20の厚さは、15μm以上が望ましい。ただし、用いる固体粒子31の径や、固体粒子31の量と液体32の量との比率等に基づく、第1凹部21の深さd1、及び、第2凹部22の深さd3等に基づいて、フィルム20の厚さは適切に設定される。
また、第1凹部21の底面からみたときの第2凹部22の深さd3は、用いる固体粒子31の径の平均値の2倍から3倍程度の深さとすることができる。例えば、固体粒子31の径の平均値が15μmである場合は、第2凹部22の深さd3は、20μm〜50μm程度に設定することができる。
また、第1主面20aからみたときの第1凹部21の深さd1は、例えば、10μm〜100μmとすることができる。
なお、固体粒子31は、フィルム20の第2凹部22に、オンデマンドで配置されることができる。
また、フィルム20の第2凹部22及び第1凹部21にそれぞれ固体粒子31と液体32とを配置する固体粒子層形成部7S及び液体層形成部7Lは、音響ヘッド部10とは別体で配置されても良い。この場合には、例えば、固体粒子層形成部7S及び液体層形成部7Lによって、第2凹部22及び第1凹部21にそれぞれ固体粒子31と液体32とが配置されたフィルム20をまず作製し、このフィルム20を用いて、フィルム20の第2主面20bの側に音響ヘッド部10を配置して、フィルム20の第1凹部21と第2凹部22とに向けて音波を集束させても良い。このように、プリンティング装置110の固体粒子層形成部7S及び液体層形成部7Lは、音響ヘッド部10とは別の位置に配置されていても良い。
なお、分散体30の一部となる液体32の粘度は、フィルム20の第1主面20a上で流れが生じない程度の粘度であることが好ましい。
また、第1主面20aの表面における液体32に対する濡れ性と、第1凹部21の側面及び底面の表面における液体32に対する濡れ性と、を異ならせることで、液体32が第1凹部21の外に溢れ出ることを抑制することができる。すなわち、これにより、フィルム20の第1主面20aにおける液体32の流れを抑制できる。この場合には、用いる液体32の粘度に対する要求を緩和できる。
また、第1凹部21の側面及び底面の表面における液体32に対する濡れ性と、第2凹部22の側面及び底面の表面における液体32に対する濡れ性と、を同一にすることで、液体32の第2凹部22への侵入を促し、第2凹部22に配置された固体粒子31の周辺に音波の伝達を妨げる空気層の発生を抑制することができる。
なお、固体粒子層均一化部7Sb及び液体層均一化部7Lbとして用いられる例えばスクレーパには、フィルム20との摩擦が小さい、金属、ゴム及び樹脂等を用いることができる。これにより、固体粒子層形成部7S及び液体層形成部7Lの動作を安定化させることができる。
なお、固体粒子層均一化部7Sbによって、過剰に供給された固体粒子31を回収して、固体粒子31を再利用することもできる。また、液体層均一化部7Lbによって、過剰に供給された液体32を回収して、液体32を再利用することもできる。この時、回収された固体粒子31及び液体32に関して、例えば、攪拌、添加剤追加、凝集物濾過、及び、不純物濾過等の各種の処理を行っても良い。また、固体粒子31及び液体32に、新しい固体粒子31及び新しい液体32の少なくともいずれかを添加する方法を適用しても良い。
図3は、本発明の実施形態に係る別のプリンティング装置の構成を例示する模式的平面図である。
すなわち、同図(a)〜(d)は、本実施形態に係る別のプリンティング装置111〜114におけるフィルム20の構成を例示しており、図1(c)の矢印Cに相当する方向からみたときの模式的平面図である。
図3(a)に表したように、プリンティング装置111においては、フィルム20の第1凹部21及び第2凹部22は、X軸方向に沿った帯状の形状を有している。なお、このような形状は、例えば、ローラの円周に沿う第1凸部と、第1凸部の頂部に設けられた円周に沿う第2凸部と、を有するローラを用いて、フィルム20の母体となる材料をローラの第1凸部と第2凸部とで加圧しながらフィルム20を成形することで、フィルム20に第1凹部21及び第2凹部22となる溝を連続的に形成することで作製できる。
図3(b)及び(c)に表したように、プリンティング装置112及び113においては、フィルム20の第1凹部21は、X軸方向に沿った帯状の形状を有しているが、第2凹部22は、不連続な形状で第1凹部21の底面に配置されている。そして、プリンティング装置112においては、第2凹部22は、略方形の平面パターン形状を有しており、プリンティング装置113においては、第2凹部22は、円形の平面パターン形状を有している。なお、このような形状は、例えば、ローラの円周に沿う第1凸部と、第1凸部の頂部に離散的に設けられた第2凸部と、を有するローラを用いて、フィルム20の母体となる材料をローラの第1凸部と第2凸部とで加圧しながらフィルム20を成形することで、フィルム20に、連続的な第1凹部21と、離散的な第2凹部22を形成することで作製できる。
図3(d)に表したように、プリンティング装置114においては、フィルム20の第1凹部21及び第2凹部22は、不連続に配置されている。なお、このような形状は、例えば、ローラの円周に離散的に設けられた第1凸部と、第1凸部の頂部に設けられた第2凸部と、を有するローラを用いて、フィルム20の母体となる材料をローラの第1凸部と第2凸部とで加圧しながらフィルム20を成形することで、フィルム20に、離散的な第1凹部21及び第2凹部22を形成することで作製できる。
なお、これらプリンティング装置111〜114の場合も、第2凹部22のY軸方向に沿った幅w2は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅w3よりも小さく設定することが望ましい。また、第1凹部21のY軸方向に沿った幅w1は、音波集束領域18のY軸方向に沿った幅w3よりも大きく設定することが望ましい。
図4は、本発明の実施形態に係る別のプリンティング装置の構成を例示する模式的平面図である。
すなわち、同図(a)及び(b)は、本実施形態に係る別のプリンティング装置115及び116におけるフィルム20の構成を例示しており、図1(c)の矢印Cに相当する方向からみたときの模式的平面図である。
図4(a)に表したように、プリンティング装置115においては、フィルム20に、2つの第1凹部、すなわち、第1凹部21a及び第1凹部21bが設けられている。そして、第1凹部21aの底面に第2凹部22aが設けられ、第1凹部21bの底面に第2凹部22bが設けられている。このように、フィルム20には、複数の第1凹部(例えば第1凹部21a及び第1凹部21b)を設けることができ、複数の第1凹部のそれぞれに、第2凹部を設けることができる。
図4(b)に表したように、プリンティング装置116においては、フィルム20に、1つの第1凹部21が設けられ、第1凹部21の底面に2つの第2凹部、すなわち、第2凹部22a及び第2凹部22bが設けられている。このように、1つの第1凹部21の底面に複数の第2凹部(例えば第2凹部22a及び第2凹部22b)を設けることができる。
なお、プリンティング装置115及び116においては、例えば、第2凹部22a及び22bのそれぞれの位置に対応させて、音波集束領域18a及び18bが配置されている。すなわち、この場合は、例えば、音響ヘッド部10は、Y軸方向に沿って配列した複数の音響素子11eを有しており、これにより、複数の音波集束領域(音波集束領域18a及び18b)を形成することができる。このように、複数の音響素子11eを設け、複数の音波集束領域18を形成することで、分散体30の吐出の効率が向上し、プリントの効率が向上する。
なお、プリンティング装置115及び116においては、第1凹部と第2凹部との両方がX軸方向に延在する帯状の形状を有しているが、プリンティング装置112〜114に関して説明したように、第1凹部及び第2凹部の少なくともいずれかが離散的に設けられており、離散的な第1凹部及び第2凹部が、フィルム20の第1主面20aに複数設けられていても良い。
なお、一般のインクジェットプリンティング装置においては、液体インクの溶媒の蒸発や揮発によるインクの濃縮等に起因してノズルの目詰まりが発生し、液滴の吐出に支障を生じる問題が生じるが、本実施形態に係る上記のプリンティング装置は、ノズルを用いないため、この問題が発生しないという特徴も有する。特に、工業分野への応用では、種々の固体粒子を含有する分散体を用いることが多いため、特にこの特徴は有益である。
そして、使用できる分散体30に対する制約も少ない。
また、フィルム20を用いて分散体30となる固体粒子31と液体32とを供給するため、厚みの整ったインク層を形成することができ、フィルム20に対する音響ヘッド部10の位置の調整精度が緩和される特徴もある。
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。例えば、プリンティング装置を構成する音響ヘッド部、音波発生部、音波集束部、音波伝達部、音響素子、電極、駆動回路、フィルム、固体粒子層形成部、液体層形成部等、各要素の具体的な構成に関しては、当業者が公知の範囲から適宜選択することにより本発明を同様に実施し、同様の効果を得ることができる限り、本発明の範囲に包含される。
また、各具体例のいずれか2つ以上の要素を技術的に可能な範囲で組み合わせたものも、本発明の要旨を包含する限り本発明の範囲に含まれる。
その他、本発明の実施の形態として上述したプリンティング装置を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全てのプリンティング装置も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。
その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものと了解される。
本発明によれば、固体粒子を含む分散体を吐出させる場合において、吐出液滴に含まれる固体粒子量を均一にでき、均一にプリントできるプリンティング装置が提供される。
7S…固体粒子層形成部、
7Sa…固体粒子供給部、
7Sb…固体粒子層均一化部、
7L…液体層形成部、
7La…液体供給部、
7Lb…液体層均一化部、
10…音響ヘッド部、
11…音波発生部、
11a…圧電体、
11b、11c…電極、
11e…音響素子、
12…音波集束部、
13…音波伝達部、
14…駆動回路、
18、18a、18b…音波集束領域、
20…フィルム、
20a…第1主面、
20b…第2主面、
21、21a、21b…第1凹部、
22、22a、22b…第2凹部、
30…分散体、
31…固体粒子、
31a…固体粒子層、
32…液体、
32a…液体層、
33…液滴、
40…被プリント材、
110〜116…プリンティング装置、
d1〜d3…深さ、
w1〜w3…幅

Claims (5)

  1. 固体粒子と液体とを含む分散体を吐出するプリンティング装置であって、
    前記液体を収容する第1凹部と、
    前記第1凹部の底面に設けられ、前記固体粒子を収容する第2凹部と、
    が設けられた第1主面と、
    前記第1主面とは反対の側の第2主面と、
    を有するフィルムと、
    前記第2主面の側から前記第1凹部と前記第2凹部とに向けて音波を集束させる音響ヘッド部と、
    を備えたことを特徴とするプリンティング装置。
  2. 前記第2凹部に前記固体粒子を配置する固体粒子層形成部と、
    前記第1凹部に前記液体を配置する液体層形成部と、
    をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のプリンティング装置。
  3. 前記固体粒子層形成部が前記第2凹部に前記固体粒子を配置した後に、前記液体層形成部は、前記第1凹部に前記液体を配置することを特徴とする請求項2記載のプリンティング装置。
  4. 前記フィルムと前記音響ヘッド部との相対的位置は、前記第2主面に対して平行な面内で変化され、
    前記第2凹部の、前記相対的位置の変化の第1方向に対して垂直な第2方向に沿った幅は、前記第1主面において前記音波が集束される音波集束領域の、前記第2方向に沿った幅よりも小さいことを特徴とする請求項3記載のプリンティング装置。
  5. 前記第1凹部の、前記第2方向に沿った幅は、前記音波集束領域の、前記第2方向に沿った前記幅よりも大きいことを特徴とする請求項4記載のプリンティング装置。
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