JP5258199B2 - Led駆動回路 - Google Patents

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Description

本発明は、多数のLEDを直列接続したLED直列接続回路の通電電流をオン・オフ制御し、多数のLEDを一括で点灯および消灯するLED駆動回路に関する。
従来から、照明装置などにおいては、多数のLEDを平面にマトリクス状に配置したLEDパネルが用いられている。係るLEDパネルにおいては、多数のLEDが直列接続され、その通電電流を駆動回路のスイッチング素子(トランジスタ)を用いてオン・オフ制御することで、多数のLEDの点灯・消灯を一括して制御することが行われている。
特開平9−212130号公報 特開2003−100472号公報 特開2003−152223号公報
図4は、従来の一般的なLED駆動回路の例である。直列に多数(n個)のLEDを接続してLED直列接続回路12を構成し、これに直流電源11とスイッチング素子(トランジスタ)13とを直列に接続する。スイッチング素子13には制御回路14が制御端子(ベース)に接続され、スイッチング素子13をオン・オフ制御する制御信号が供給される。スイッチング素子13にオン信号電圧が供給されると、スイッチング素子13のコレクタ・エミッタ間はオン状態となり、電源11から通電電流が流れ、多数のLEDは一括で点灯する。スイッチング素子13にオフ信号電圧が供給されると、スイッチング素子13のコレクタ・エミッタ間はオフ状態となり、電源11からの通電電流が遮断され、多数のLEDは一括で消灯する。
しかしながら、従来のLED駆動回路では、スイッチング素子がオン状態となると、電源とLED直列接続回路と定電流回路の定数で決まってくる略一定の通電電流が流れる。このため、LEDパネルの明るさを、例えばほの暗い点灯状態からフル点灯状態まで、その明るさを広範囲に調整することが困難であった。
本発明は上述した事情に基づいてなされたもので、小電流から大電流まで通電電流の電流レンジの調整が可能であり、且つ通電電流の微調整が可能なLED駆動回路を提供することを目的とする。
本発明のLED駆動回路は、多数のLEDを直列接続したLED直列接続回路と、LED直列接続回路に直列に接続され、その通電電流を制御する第1スイッチング素子と、第1スイッチング素子と接地端子との間に接続された、複数の並列に接続した抵抗器と、該抵抗器に直列に接続した第2スイッチング素子とからなる抵抗器群と、第2スイッチング素子のそれぞれのオン・オフを設定する設定回路と、を備える。そして、LED直列接続回路の通電電流を制御する第1スイッチング素子の制御端子に、バッファアンプの出力を、該バッファアンプの入力にマルチプレクサの出力を接続する。そして、マルチプレクサの一方の入力端子にD/A変換器の出力を、マルチプレクサの他方の入力端子に接地電圧をそれぞれ接続する。
本発明のLED駆動回路では、複数の並列に接続した抵抗器と、該抵抗器に直列に接続した第2スイッチング素子とからなる抵抗器群を備えることで、LED直列接続回路の第1スイッチング素子と接地端子との間の合成抵抗を広範囲に変更することができる。これにより、LED直列接続回路の通電電流を小電流から大電流まで、その電流レンジの広範囲の調整が可能となる。
そして、マルチプレクサの一方の入力端子をD/A変換器の出力に接続し、LEDの点灯時にD/A変換器から可変電圧を第1スイッチング素子(トランジスタ)の制御端子(ベース端子)に供給することで、LED直列接続回路の通電電流の微調整が可能となる。また、マルチプレクサの他方の入力端子を接地端子に接続し、GND電圧を第1スイッチング素子(トランジスタ)の制御端子(ベース端子)に供給することで、LED直列接続回路の通電電流を高速で遮断することができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態のLED駆動回路を示す。
このLED駆動回路は、直流電源11と、多数のLEDを直並列接続したLED直列接続回路12と、LED直列接続回路12の通電電流を制御する第1スイッチング素子(トランジスタ)13と、トランジスタ13のエミッタと接地端子(GND)との間に接続され、LED直列接続回路12の通電電流を検出し、通電電流に対応した電圧を発生する抵抗器群15とを備える。
LED直列接続回路12は、n個のLEDを直列接続した回路をm列並列接続し、合計n×m個のLEDを直並列接続した2端子回路である。LEDを直列接続した回路には、それぞれ抵抗器rを挿入することが好ましい。これにより、各LEDを直列接続した回路のLED順方向電圧Vfにバラツキが存在しても、各LED直列接続回路にほぼ均等な通電電流を流すことができ、面光源としての明るさの均一性を確保することができる。なお、LEDを直並列接続せず、LED直列接続回路の一列分のみを一個のトランジスタで駆動するようにしても勿論良い。
上記LED駆動回路によれば、LED直列接続回路12は、直流電源11とスイッチング素子(トランジスタ)13とに直列接続され、トランジスタ13がオン状態となると各LED直列接続回路にほぼ均等に通電電流が流れ、全LEDが点灯状態となり、トランジスタ13がオフ状態となると通電電流が遮断され、全LEDが消灯状態となる。従って、トランジスタ13をオン・オフ制御することで、全LEDを一括して点灯/消灯することができ、またオン時の通電電流の大きさを制御することで、全LEDを一括して明るさの制御をすることができる。
直流電源11の電源電圧Vccは、一列分のn個のLEDの点灯電圧(順方向電圧Vf×n個)と、スイッチング素子13のオン電圧と、抵抗器群15に形成される電圧との合計電圧となる。
抵抗器群15は、複数の並列に接続した抵抗器R,R,R,Rと、該抵抗器に直列に接続したFETからなるスイッチング素子FET,FET,FET,FETとから構成されている。スイッチング素子FET,FET,FET,FETのゲート端子は、それぞれFET切換制御回路16の出力に接続され、FET切換制御回路16の入力は、それぞれ電流レンジ設定回路17に接続されている。従って、電流レンジ設定回路17でスイッチング素子FET,FET,FET,FETのそれぞれのオン・オフが設定されると、スイッチング素子FET,FET,FET,FETのそれぞれのゲート端子にFET切換制御回路16からオン電圧またはオフ電圧が供給され、各スイッチング素子がオンまたはオフとなり、抵抗器R,R,R,Rのそれぞれの導通・非導通が設定される。
例えば、R=R=R=R=Rとすると、抵抗器群15の合成抵抗Rは、スイッチング素子FET,FET,FET,FETのいずれか1つをオンする場合、いずれか2つをオンする場合、いずれか3つをオンする場合、4つすべてをオンする場合により、
R=R、R=R/2、R=R/3、R=R/4
の4段階に変化させることができる。
例えば、R=2R=4R=8Rとすると、抵抗器群15の合成抵抗Rは、スイッチング素子FET,FET,FET,FETのオンする場合の組合せにより、合成抵抗値を2の4乗の組み合わせにより、15段階に変化させることができる。なお、2の4乗の組合せは16とおりとなるが、スイッチング素子すべてがオフとなる場合は除かれるので、15とおりとなる。
次に、トランジスタ13の駆動回路について説明する。トランジスタ13のベース端子には、バッファアンプ19の出力が接続され、バッファアンプ19には+VDDと−VDDの電源が供給され、この範囲内でアナログ電圧の出力が可能となっている。バッファアンプ19の入力には、マルチプレクサ20の出力が接続されている。マルチプレクサ20は入力端子20aと入力端子20bとをコントローラ20cの制御により切り換えて出力するものである。
マルチプレクサ20の入力端子20aには、8ビットのD/A変換器21と8ビットの明るさ設定回路22とが接続されている。従って、明るさ設定回路22の8ビットのデジタル信号の組合せにより、D/A変換器21から256段階のアナログ電圧の出力が可能である。マルチプレクサ20の他方の入力端子20bには、接地電位(GND電圧)が接続されている。本例では、入力端子20bに接地電位を接続したが、より高速にトランジスタ13をオフするために負電圧等を接続しても良い。
コントローラ20cには、LEDのオン・オフ設定回路23が接続され、LEDのオン(点灯)とオフ(消灯)のタイミングを制御する。すなわち、コントローラ20cからオン信号が出力されるとマルチプレクサ20の出力が入力端子20aに切り換えられ、D/A変換器21から出力されるアナログ電圧がバッファアンプ19を介してスイッチング素子13のベース端子に供給され、ベース電圧に対応した通電電流がLED直列接続回路12に流れる。コントローラ20cからオフ信号が出力されるとマルチプレクサ20の出力が入力端子20bに切り換えられ、GND電圧がバッファアンプ19を介してトランジスタ13のベース端子に供給され、トランジスタ13はオフ状態となり、LED直列接続回路12に流れる通電電流が遮断される。
コントローラ20cは、LEDのオン・オフ設定回路23により設定されたタイミングで、LEDのオン信号およびオフ信号を出力する。例えば、オン・オフ設定回路23にサイクルタイムとデューティ比が設定されると、これに対応したLEDのオン時間およびオフ時間がコントローラ20cに出力され、マルチプレクサ20の入力端子20a,20bが切り換えられ、LEDのオン(点灯)・オフ(消灯)が切り換えられる。
次に、抵抗器群15の動作について説明する。図2は、抵抗器群15の等価抵抗をRとしたときの第1スイッチング素子(トランジスタ)13の周辺の等価回路を示す。トランジスタ13のベース電圧Vbと、エミッタ電圧Veと、コレクタ電流Icと、エミッタ電流Ieと、ベース電流Ibとの関係は、(1)−(3)式に示すとおりとなる。
Vb=Vbe+R×Ie (1)
但し、Vbeはトランジスタのベース・エミッタ電圧
Ie=Ib+Ic (2)
Ic=hFE×Ib (3)
但し、hFEはトランジスタの電流増幅率
従って、(1)より、
Ie=(Vb−Vbe)/R (4)
(2)(3)より、
Ie=(1/hFE+1)×Ic (5)
ところで、例えばトランジスタ(2SC5610)では、hFEは150〜300であるので、(1/hFE+1)≒1であり、
Ie≒Ic (6)
従って、
Ic≒(Vb−Vbe)/R (7)
となる。
例えばトランジスタ(2SC5610)では、Vbeは0.7−1.0Vであり、Vbは0−4.5Vの範囲で微調整可能とし、(Vb−Vbe)を一定とすると、コレクタ電流Icは合成抵抗Rに略反比例することになる。例えば、(Vb−Vbe)を3Vに調整し、合成抵抗Rを1Ωとすると、コレクタ電流Icは3Aとなり、合成抵抗Rを10Ωとすると、コレクタ電流Icは0.3Aとなり、合成抵抗Rを100Ωとすると、コレクタ電流Icは0.03Aとなり、定電流回路の電流レンジの切り換えが可能となる。
このため、抵抗器群15のFETのオン・オフの組み合わせにより、合成抵抗Rを、R=R、R=R/2、R=R/3、R=R/4に切り換えると、R=Rのコレクタ電流IcをIとすると、コレクタ電流Icは、I、2I、3I、4Iに切り換えることができる。
例えば、R=2R=4R=8Rとすると、抵抗器群15の合成抵抗Rは、スイッチング素子FET,FET,FET,FETのオンする場合の組み合せにより、合成抵抗値を2−1の組み合わせにより、15段階に変化させることができ、コレクタ電流Icは、I、2I、3I、4I、5I、6I、7I、8I、・・・・、15IとIの整数倍に15段階に切り換えることができる。これにより、LED直列接続回路12に流れる通電電流(コレクタ電流Ic)を、整数倍に、4とおりに、或いは15とおりに、等間隔で広い電流レンジで切り換え、粗調整することができる。
ベース電圧Vbは、下記のように調整可能である。すなわち、マルチプレクサ20の入力端子20aには、8ビットのD/A変換器21と8ビットの明るさ調整設定回路22とが接続され、明るさ調整設定回路22の8ビットのデジタル信号の組み合せにより、D/A変換器21から256段階のアナログ電圧の出力がバッファアンプ19を介してトランジスタ13のベース端子に出力される。従って、この実施形態では、8ビットのD/A変換器21と8ビットの明るさ設定回路22とにより、バッファアンプ19の略電源+VDDと−VDDの範囲で、等間隔の256ステップにベース電圧Vbを設定することが可能である。
一例として、ベース電圧Vbは0−4.5Vの範囲で微調整可能となっていて、これにより(7)式に従って、LED直列接続回路12の通電電流(コレクタ電流Ic)の微調整が可能となる。よって、このLED駆動回路においては、トランジスタ13のエミッタに接続した抵抗器群15の抵抗器切り換えによる通電電流(コレクタ電流Ic)の粗調整と合わせて、広い電流範囲で通電電流(コレクタ電流Ic)の粗調整および微調整が可能となる。
次に、抵抗器群15の抵抗器切り換えによる通電電流(コレクタ電流Ic)の制御精度の向上について説明する。
従来の抵抗値一定の電流検出用抵抗器をスイッチング素子13のエミッタと接地端子との間に接続した場合、コレクタ電流Icを大きく設定すると、抵抗器の抵抗値を小さく設定する必要がある。抵抗値を小さく設定すると、小電流値に設定する場合、例えばトランジスタ13の温度ドリフトなどにより、コレクタ電流Icの制御精度が悪くなるという問題がある。換言すれば、コレクタ電流Icの広範囲制御と電流値の高精度制御とが両立しないという課題があった。
上述したように、コレクタ電流Icは、(7)式により、
Ic≒(Vb−Vbe)/R
との関係を有する。ここで、トランジスタのベース・エミッタ電圧Vbeが温度ドリフト等によりΔVbeだけ変化したとする。このベース・エミッタ電圧Vbeの変化ΔVbeに対するコレクタ電流Icの変化ΔIcを求めると、上式から、
ΔIc/ΔVbe≒−1/R (8)
となる。
従って、ベース・エミッタ電圧Vbeの変化ΔVbeに対するコレクタ電流Icの変化率ΔIc/Icは、(8)式から、
ΔIc/Ic≒(−1/R)×ΔVbe/Ic (9)
となる。
このため、R一定、ΔVbe一定とすると、ΔVbeの変化に対するコレクタ電流Icの変化率(ΔIc/Ic)は、例えばコレクタ電流Ic=5Aに対してコレクタ電流Ic=1Aの場合は、5倍高くなる。
しかしながら、本発明の抵抗器群15によれば、コレクタ電流Icは、(7)式により、
Ic≒(Vb−Vbe)/R
との関係を有する。
従って、合成抵抗Rを例えば1Ωと設定した時にコレクタ電流Icが5Aであり、Ve=(Vb−Vbe)を一定として、合成抵抗Rを例えば5Ωと設定することで、コレクタ電流Icは1Aとなる。
このため、コレクタ電流Icが5Aの時に合成抵抗Rを例えば1Ωと設定し、コレクタ電流Icが1Aの時に合成抵抗Rを例えば5Ωと設定することで、(9)式からΔIc/Icは変わらない。すなわち、ΔVbeの変化に対するコレクタ電流Icの変化率(ΔIc/Ic)は、例えばコレクタ電流Ic=5Aに対してコレクタ電流Ic=1Aの場合に、従来例が5倍高くなるのに対して、合成抵抗Rを5倍とすることで、変わらず、従来例比で1/5に低減できる。換言すれば、コレクタ電流Icの広範囲制御と電流値の高精度制御とを両立させることができる。
次に、図1におけるヒューズ25について説明する。このLED駆動回路においては、LED直列接続回路12の通電電流の流路にヒューズ25を備えている。一般に、パルス点灯の場合は直流点灯に比べて大きな電流容量が得られるが、パルス駆動回路が故障した場合などには、LED直列接続回路12の通電電流の流路に直流大電流が流れ、回路素子の電流容量を超え、損壊に至らしめる可能性がある。このLED駆動回路においては、上述のように広い電流範囲で通電電流(コレクタ電流Ic)の粗調整が可能であるので、ヒュ−ズ25を接続することで、上述の問題点を解決し、LED直列接続回路12およびトランジスタ13などの回路素子の損傷を未然に防止することができる。
次に、図1におけるダイオード26について説明する。このLED駆動回路においては、LED直列接続回路12に並列にダイオード26を接続している。一般に配線には寄生インダクタンスが存在するが、LED直列接続回路12は多数のLEDがパネル上に直列接続されて配置された回路であり、配線長が特に長くなり、大きな寄生インダクタンスが存在する。このため、図3(a)に示すような等価回路となり、LED直列接続回路12の等価寄生インダクタンスをLとすると、LEDを点灯状態から消灯状態とする際に、寄生インダクタンスLによる逆起電圧Vrが発生する。
Vr=L×(ΔIc/Δt) (10)
この逆起電圧Vrは、特に高速スイッチングの際に大きくなり、トランジスタ13のコレクタに印加される電圧Vswは、以下のとおりとなる。
Vsw=Vcc+Vr−Vf×n (11)
但し、Vcc:電源電圧、Vf:LEDの順方向電圧、n:LED段数
ここで、トランジスタ13のコレクタに印加される電圧Vswが、トランジスタ13のコレクタ・エミッタ間絶対最大定格電圧VCEOを超えると、トランジスタ13を損壊させることになる。
例えば、通電電流0.5A、トランジスタのオフ時間5nSとして、通電電流が直線的に変化したとすると、
(ΔIc/Δt)=0.5/(5×10−9)=1×10 (A/S)
となり、
Vr=L×1×10
となる。
例えば、LEDのVf=3.6V、LEDの段数n=10、Vcc=50(V)、
L=5×10−7(H)=0.5(μH)
とすると、
Vr=50(V)
となり、(9)式から、
Vsw=64(V)
となり、トランジスタ13のコレクタ・エミッタ間絶対最大定格電圧VCEOは、
CEO>64(V)
が必要となる。
従って、図3(a)に示す従来のLED駆動回路では、LED直列接続回路12の寄生インダクタンスLにより、通電電流のオフ時に逆起電力Vrが発生し、この逆起電力VrはLED直列接続回路12の配線長が長くなりLが大きくなるほど、また、通電電流のオフ時間(Δt)が小さくなるほど、大きくなり、トランジスタ13を損壊させる可能性がある。図3(b)に示すように、LED直列接続回路12に並列にダイオード26を接続することで、逆起電力Vrが発生しても、ダイオード26を通過する循環電流Irとして逃がすことができるので、トランジスタ13のコレクタ・エミッタ間に逆起電力Vrは印加されない。従って、トランジスタ13のコレクタ・エミッタ間絶対最大定格電圧VCEOは、通電電流のオフ時の逆起電力Vrの影響を考慮する必要が無く、電源電圧Vcc以上とすれば十分であり、比較的低いコレクタ・エミッタ間絶対最大定格電圧VCEOのトランジスタを用いることができる。
これにより、LED直列接続回路12のLED段数を大きくして、LED直列接続回路を長大化しても、また、LED消灯時のオフ時間を短縮して高速化しても、寄生インダクタンスLに伴う逆起電力Vrの影響がトランジスタ13に及ばず、LED直列接続回路の長大化、LEDの点灯・消灯の高速化を安全に促進することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明の一実施形態のLED駆動回路の回路図である。 抵抗器群と第1スイッチング素子の周辺の等価回路図である。 (a)は従来のLED駆動回路の等価回路図であり、(b)はダイオードを備えた本発明の一実施形態のLED駆動回路の等価回路図である。 従来のLED駆動回路の回路図である。
符号の説明
11 直流電源
12 LED直列接続回路
13 スイッチング素子(トランジスタ)
15 抵抗器群
16 FET切換制御回路
17 電流レンジ設定回路
19 バッファアンプ
20 マルチプレクサ
20a,20b 入力端子
20c コントローラ
21 D/A変換器
22 明るさ調整設定回路
23 LEDのオン・オフ設定回路
25 ヒューズ
26 ダイオード

Claims (3)

  1. 多数のLEDを直列接続したLED直列接続回路と、
    前記LED直列接続回路に直列に接続され、その通電電流を制御する第1スイッチング素子と、
    前記第1スイッチング素子と接地端子との間に接続された、複数の並列に接続した抵抗器と、該抵抗器に直列に接続した第2スイッチング素子とからなる抵抗器群と、
    前記第2スイッチング素子のそれぞれのオン・オフを設定する設定回路と、を備え
    前記第1スイッチング素子の制御端子にバッファアンプの出力を接続し、
    前記バッファアンプの入力にマルチプレクサの出力を接続し、
    前記マルチプレクサの一方の入力端子にD/A変換器の出力を、前記マルチプレクサの他方の入力端子に接地電圧を、それぞれ接続したことを特徴とするLED駆動回路。
  2. 前記LED直列接続回路と前記スイッチング素子とを含む回路に接続されたヒューズをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のLED駆動回路。
  3. 前記LED直列接続回路に並列に接続したダイオードをさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のLED駆動回路。
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