JP5256785B2 - セットアップ端末及びプログラム - Google Patents

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本発明は、ETC(Electronic Toll Collection System)に用いられるETC車載器のセットアップを行うセットアップ端末等に関する。
ETC車載器を利用可能にするためには、セットアップと呼ばれる作業が最初に必要になる。このセットアップにはオフラインセットアップとオンラインセットアップがあるが、オフラインセットアップについては、例えば、特許文献1の段落「0007」〜段落「0016」において詳述されている。したがって、ここでは、現在主流であるオンラインセットアップについて説明する。
オンラインセットアップでは、まず、セットアップ事業者がセットアップ端末にETC車載器管理番号や車検証情報等を入力する。入力を終えると、セットアップ端末が、財団法人道路システム高度化推進機構(以下、「ORSE」と称す。)に対し、通信回線を介して車載器管理番号等を送信する。その後、セットアップ端末は、ORSEよりセットアップに必要なデータ(以下、「セットアップデータ」と称す。)を受信し、その受信したセットアップデータを、セットアップ専用のカードであるセットアップカードに書き込む。そして、セットアップ事業者が、セットアップカードをETC車載器のカード挿入口に挿入することにより、セットアップカードのセットアップデータがETC車載器に書き込まれ、ETC車載器が使用可能になる。なお、セットアップデータが正当なETC車載器に書き込まれるようにするため、ETC車載器はセットアップデータを受け入れる前にセットアップデータに付された車載器管理番号を用い、自身の車載器管理番号と一致することを照合した後に、セットアップデータを受け入れて記憶するようになっている。この車載器管理番号はセットアップ前からETC車載器が内部に記憶しているとともに、セットアップ時にセットアップ作業者により、この車載器管理番号がセットアップ端末に入力されてORSEに送信され、ORSEからは車載器管理番号とセットアップデータとがセットになってセットアップ端末に配信され、セットアップカードに記録されるようになっている。また、ETC車載器のセットアップが正常完了した時には、セキュリティの観点からセットアップカードに記憶されていた車載器管理番号とセットアップデータとは自動的に削除されるようになっている。
特開2001−184531号
ところで、多くのETC車載器のセットアップを取り扱うセットアップ事業者においては、その作業効率から一度に複数のETC車載器をセットアップすることがある。そして、一度に複数のセットアップカードを作成した場合には、作成したセットアップカードをそれぞれ対応するETC車載器(セットアップカードに記憶された車載器管理番号と同一の車載器管理番号を有するETC車載器)に正しく挿入しなければならない。しかし、対応しないETC車載器(セットアップカードに記憶された車載器管理番号と同一でない車載器管理番号を有するETC車載器)にセットアップカードを挿入してしまうことも考えられ、対応しないETC車載器にセットアップカードを挿入してしまうとセットアップが失敗してしまう。しかも、複数回失敗すると、セットアップカードからセットアップデータと車載器管理番号とが消去されてしまい、再度セットアップカードの作成からやり直さなければならないという問題もある。
本発明はこのような問題にかんがみなされてものであり、一度に複数のETC車載器をセットアップする場合でもセットアップの失敗をできるだけ防止することができるセットアップ端末等を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載のセットアップ端末は、セットアップデータを管理するサーバと通信を行うための第一通信手段と、ETC車載器と通信を行うための第二通信手段と、セットアップに必要なデータを記憶するための記憶手段と、第一通信手段、第二通信手段、及び、記憶手段を制御してETC車載器のセットアップを行う制御手段とを備える。そして、制御手段は、セットアップデータ及びETC車載器の固有識別IDを、第一通信手段を介してサーバより受信すると、これらを対応付けて記憶手段に記憶させ、その後、第二通信手段を介してETC車載器から固有識別IDを取得すると、記憶手段に記憶されているセットアップデータの中から、ETC車載器から取得した固有識別IDと同一の固有識別IDと対応付けられたセットアップデータを選択して読み出し、その読み出したセットアップデータをETC車載器へ書き込む。また、第二通信手段は、ETC車載器と例えばシリアルケーブルやUSBケーブル等によって接続して通信を行うようになっていてもいが、第二通信手段におけるETC車載器との接続部位が、ETC車載器のカード挿入口に挿入可能な形状を有しており、当該接続部位がETC車載器のカード端子と接続されてETC車載器との通信が行われる。
したがって、複数のセットアップデータが記憶手段に記憶されていたとしても、書き込み対象のETC車載器に対応するセットアップデータ(ETC車載器の車載器管理番号と同一の車載器管理番号と対応付けられて記憶されているセットアップデータ)が選ばれて書き込まれる。よって、一度に複数のETC車載器をセットアップする場合でもセットアップの失敗をできるだけ防止することができる。また、セットアップ端末と通信を行うための別の通信インターフェースをETC車載器に設ける必要がないため、ETC車載器の小型・軽量化に役立つ。
また、制御手段は、セットアップデータをETC車載器へ書き込むと、その書き込んだセットアップデータを記憶手段から削除するようになっているとよい(請求項2)。
このようになっていれば、不要になったセットアップデータがセットアップ端末に残り続けることがなくなり、セットアップデータの不正使用をより確実に防止できる。
なお、第二通信手段のETC車載器との接続部位がETC車載器のカード挿入口に挿入可能な形状を有している場合、この接続部位はセットアップ端末に対して脱着可能であるとよい(請求項)。
このようになっていれば、接続部位だけを交換することができるため、接続部位の故障等に対して容易に対応することができる。
一方で、第二通信手段は、ETC車載器と近距離無線通信により通信を行うようになっていてもよい。ここでいう近距離無線通信とは、例えば、TypeAやTypeBと呼ばれる無線通信、Felica(登録商標)通信、Bluetooth(登録商標)通信等が考えられる。
このようになっていれば、セットアップ端末(より正確には第二通信手段)をETC車載器に近づけるだけでセットアップを行うことができるため、セットアップを簡便かつ迅速に行うことができる。
なお、上述した制御手段としての機能をプログラムによって実現してもよい(請求項)。このようなプログラムを、コンピュータに実行させれば、そのコンピュータは、上述した本発明のセットアップ端末と同様の作用及び効果を奏する。また、プログラムはネットワーク等を用いて流通させることも可能である上、コンピュータにおけるプログラムの入れ替えは、部品の入れ替えに比較して容易である。したがって、セットアップ端末の機能向上を容易に行うこともできる。
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成の説明]
図1(a)は、実施形態のセットアップ端末10の概略構成を示すブロック図である。セットアップ端末10は、本体部11とダミーカード12とに大別でき、このうち本体部11は、公衆通信部13と、記憶部14と、HMI15と、制御部19とを備える。
ダミーカード12は、本体部11の制御部19と有線によって接続されたカードであって、ETCカードと同一の形状をしたカードである。詳細は後述する。
公衆通信部13は、公衆ネットワーク(例えば、インターネット)に接続され、その公衆ネットワークに接続された機器の一つである財団法人道路システム高度化推進機構(ORSE)のサーバと通信を行う部位である。
記憶部14は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、ハードディスクやフラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部14には、セットアップを行うためのプログラムが予め記憶されている。
HMI15は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、キーボード、マウス、液晶ディスプレイ等から構成される。
制御部19は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、ダミーカード12、公衆通信部13、記憶部14、及び、HMI15をプログラムに基づいて制御する部位である。
図1(b)は、セットアップ端末10がセットアップを行うETC車載器20の概略構成を示すブロック図である。ETC車載器20は、無線アンテナ21と、DSRC部22と、HMI23と、SAM24と、カードインターフェース25と、記憶部26と、制御部29とを備える。
無線アンテナ21は、DSRC(Dedicated Short Range Communication)用のアンテナである。
DSRC部22は、無線アンテナ21を介してDSRCによる情報の送受信を行う部位である。
HMI23は、人間と装置とのコミュニケーションのためのインターフェース(Human Machine Interface)を提供する部位である。具体的には、操作ボタンやLEDやスピーカ等から構成される。
SAM24は、図示しない路側機と通信をする際に通信情報の暗号化・復号化を行う部位である。
カードインターフェース25は、図示しないETCカード及びセットアップ端末10のダミーカード12と接触通信を行うためのインターフェースである。
記憶部26は、記憶保持動作が不要なデバイス(例えば、フラッシュメモリ)から構成され、各種の情報を記憶することができる。なお、記憶部26は、ETC車載器20の管理番号(車載器管理番号)が予め記憶されるとともに、セットアップが行われることにより、ETC車載器20の搭載された車両に関する情報(例えば、車両ナンバー等)やその他ETC決済処理に必要な情報であるセットアップデータを複数記憶可能になっている。また、記憶部26には、セットアップを行うためのプログラムが予め記憶されている。
制御部29は、CPU、ROM、RAM、I/O等から構成され、DSRC部22、HMI23、SAM24、カードインターフェース25及び記憶部26をプログラムに基づいて制御する部位である。
図2は、ダミーカード12の詳細を説明するための説明図(斜視図)である。ダミーカード12は、既存のETCカードと略同一の形状を有しており、ETC車載器20のETCカード挿入口(図示せず)に挿抜可能になっている。なお、ダミーカード12は、ICチップを備えていない点、ICチップの代わりにETC車載器用接触端子12aから通信線12bがコネクタ用接触端子12cまで延びている点、コネクタ部16と接続するためのコネクタ用接触端子12cを備える点、で既存のETCカードとは異なる。ETC車載器用接触端子12aは、ETC車載器20に挿入された際にETC車載器20と信号をやりとりするための接触端子である。
また、コネクタ部16は、ダミーカード12のコネクタ用接触端子12cが挿入されて電気的に接続されるためのコネクタである。ダミーカード12がコネクタ部16に挿入されることにより、セットアップ端末10の制御部19はダミーカード12を介してETC車載器20の制御部29と通信することができる。なお、ダミーカード12は、コネクタ部16に対して脱着可能になっており、
[動作の説明]
(1)全体動作
次に、セットアップ作業においてセットアップ作業者がセットアップ端末10に対してセットアップデータの取得要求を指示した以降のセットアップ端末10及びETC車載器20の動作について、図3のラダーチャートを用いて説明する。
セットアップ作業者によってセットアップに必要な情報がセットアップ端末10に入力された後、セットアップデータをORSEから取得する旨の操作指示を、セットアップ端末10のHMI15(具体的にはキーボードやマウス)が受け付けると、セットアップ端末10の制御部19は、セットアップデータを要求する際に必要な情報を、公衆通信部13を介してORSEのサーバへ送信する(S105)。なお、セットアップデータを要求する際に必要な情報としては、ETC車載器20に固有の番号である車載器管理番号、ETC車載器20が取り付けられる車両に関する情報(車体番号、ナンバー、種別等)である。
続いて、セットアップ端末10の制御部19は、公衆通信部13を介してORSEのサーバからセットアップデータと車載器管理番号とを受信し、その受信したセットアップデータと車載器管理番号とを組にして記憶部14に記憶させる(S110)。このセットアップデータは、ETC車載器20が取り付けられる車両に関する情報(車体番号、ナンバー、種別等)や、その他ETC決済処理に必要な情報からなる。
その後、セットアップ作業者によって、ETC車載器20にセットアップ端末10のダミーカード12が挿入されると、ETC車載器20の制御部29は、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に対し、活性化指示を行う(S115)。活性化指示を受けたダミーカード12は、その指示をそのままセットアップ端末10の制御部19に伝達する。活性化指示を受けたセットアップ端末10の制御部19は、セットアップ端末側のセットアップ処理を起動する。
続いて、ETC車載器20の制御部29は、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に対し、カード種類を特定可能な情報を要求する(S120)。この要求を受けたダミーカード12は、この要求をそのままセットアップ端末10の制御部19に伝達する。
カード種類を特定可能な情報の要求を受けたセットアップ端末10の制御部19は、カード種類を特定可能な情報を、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する(S125)。この「カード種類を特定可能な情報」は、セットアップカードであることを示す情報である。カード種類を特定可能な情報を受け取ったETC車載器20の制御部29は、挿入されたカードがセットアップカードであることを認識する。すると、ETC車載器20の制御部29は、ETC車載器側のセットアップ処理を開始する。
続いて、セットアップ端末10の制御部19は、ダミーカード12を介してETC車載器20に対し、車載器管理番号を要求する(S130)。この要求を受けたETC車載器20の制御部29は、記憶部26に記憶されている車載器管理番号を読み出し、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に対し、車載器管理番号を送信する(S135)。ダミーカード12は、この車載器管理番号をそのままセットアップ端末10の制御部19に伝達する。
車載器管理番号を受信したセットアップ端末10の制御部19は、車載器管理番号の認証を行う(S140)。具体的には、ETC車載器20より受信した車載器管理番号と同一の車載器管理番号が記憶部14に記憶されていれば認証は成功と判定し、記憶されていなければ認証は失敗と判定する。本説明においては、認証は成功したとして話しを進める。
続いて、セットアップ端末10の制御部19は、ダミーカード12を介してETC車載器20に対し、認証は成功した旨の認証結果を送信する(S145)。
認証は成功した旨の認証結果を受信したETC車載器20の制御部29は、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に対し、セットアップデータを要求する(S150)。ダミーカード12は、この要求をそのままセットアップ端末10の制御部19に伝達する。
セットアップデータの要求を受けたセットアップ端末10の制御部19は、記憶部14に記憶されているセットアップデータであって、S140において認証に成功した車載器管理番号に対応付けられた(組となった)セットアップデータを記憶部14から選択して読み出し、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する(S155)。
セットアップデータを受信したETC車載器20の制御部19は、受信したセットアップデータを記憶部26に記憶させる(S160)。そして、セットアップデータを正常に記憶させた旨の終了通知を、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に通知する(S165)。ダミーカードは、この終了通知をそのままセットアップ端末10の制御部19に伝達する。
終了通知を受け取ったセットアップ端末10の制御部19は、ETC車載器20へ送信したセットアップデータを記憶部14から削除する(S170)。そして、終了応答を、ダミーカード12を介してETC車載器20へ通知する(S175)。
応答終了を受け取ったETC車載器20の制御部29は、HMI23(具体的には、LEDやスピーカ)を介してセットアップが正常終了した旨をユーザへ報知する(S175)。以上でセットアップは終了する。
(2)セットアップ端末側のセットアップ処理
次に、ETC車載器20より活性化指示を受けた際にセットアップ端末10の制御部19が実行するセットアップ処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。なお、この処理は、図3で言うところのS115の活性化指示を受けたことによってセットアップ端末10において実行が開始される処理である。
セットアップ端末10の制御部19は、セットアップ処理の実行を開始すると、まず、ダミーカード12を介してETC車載器20からカード種類を特定可能な情報の要求を受けたか否かを判定する(S205)。カード種類を特定可能な情報の要求を受けたと判定した場合には(S205:Yes)、S210へ処理を移行し、カード種類を特定可能な情報の要求を受けていないと判定した場合には(S205:No)、カード種類を特定可能な情報の要求を受けたと判定するまで本ステップにとどまる。
カード種類を特定可能な情報の要求を受けたと判定した場合に進むS210では、カード種類を特定可能な情報を送信する。具体的には、セットアップカードである旨を示す情報を送信する。
続いて、ダミーカード12を介してETC車載器20から車載器管理番号を受信したか否かを判定する(S215)。車載器管理番号を受信と判定したと判定した場合は(S215:Yes)、S220へ処理を移行し、車載器管理番号を受信していないと判定した場合は(S215:No)、車載器管理番号を受信したと判定するまで本ステップにとどまる。
車載器管理番号を受信したと判定した場合に進むS220では、記憶部14に記憶されている車載器管理番号の中に一致するものがあるか否かを判定する。記憶部14に記憶されている車載器管理番号というのは、ORSEのサーバからセットアップデータとともに送信された車載器管理番号のことである。記憶部14に記憶されている車載器管理番号の中に一致するものがあると判定した場合は(S220:Yes)、S225へ処理を移行し、記憶部14に記憶されている車載器管理番号の中に一致するものはないと判定した場合は(S220:No)、S250へ処理を移行する。
記憶部14に記憶されている車載器管理番号の中に一致するものがあると判定した場合に進むS225では、認証に成功した旨の認証結果を、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する。
続いて、ダミーカード12を介してETC車載器20からセットアップデータの要求を受けたか否かを判定する(S230)。セットアップデータの要求を受けたと判定した場合は(S230:Yes)、S235へ処理を移行し、セットアップデータの要求を受けていないと判定した場合は(S230:No)、セットアップデータの要求を受けるまで本ステップにとどまる。
セットアップデータの要求を受けたと判定した場合に進むS235では、S220で一致する車載器管理番号が存在すると判定されたその車載器管理番号に対応対応づけられたセットアップデータを記憶部14から選択して読み出し、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する。
続いて、ダミーカード12を介してETC車載器20から終了通知を受信したか否かを判定する(S240)。終了通知を受信したと判定した場合は(S240:Yes)、S245へ処理を移行し、終了通知を受信していないと判定した場合は(S240:No)、終了通知を受信するまで本ステップにとどまる。
終了通知を受信したと判定した場合に進むS245では、S225で送信したセットアップデータを記憶部14から消去する。そして、S260へ移行する。
S220において記憶部14に記憶されている車載器管理番号の中に一致するものはないと判定した場合に進むS250では、認証に失敗した旨の認証結果を、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する。
続いて、ダミーカード12を介してETC車載器20から終了通知を受信したか否かを判定する(S255)。終了通知を受信したと判定した場合は(S255:Yes)、S260へ処理を移行し、終了通知を受信していないと判定した場合は(S255:No)、終了通知を受信するまで本ステップにとどまる。
S260では、セットアップ処理の終了応答を、ダミーカード12を介してETC車載器20へ送信する。そして、本処理(セットアップ処理)を終了する。
(3)ETC車載器側のセットアップ処理
次に、ETC車載器20の制御部29が、ETC車載器20に挿入されたカードがセットアップカードであることを認識した際(カード種類を特定可能な情報としてセットアップカードであることを示す情報を受信した際(図3のS125の後))に実行を開始するセットアップ処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
ETC車載器20の制御部29は、セットアップ処理の実行を開始すると、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)から車載器管理番号の要求を受けたか否かを判定する。車載器管理番号の要求を受けたと判定した場合は(S320:Yes)、S325へ処理を移行し、車載器管理番号の要求を受けていないと判定した場合は(S320:No)、車載器管理番号の要求を受けるまで本ステップにとどまる。
車載器管理番号の要求を受けたと判定した場合に進むS325では、記憶部26から車載器管理番号を読み出し、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)へ送信する。
続いて、ETC車載器20の制御部29は、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)から認証結果を受信したか否かを判定する(S330)。認証結果を受信したと判定した場合は(S330:Yes)、S335へ処理を移行し、認証結果を受信していないと判定した場合は(S330:No)、認証結果を受信するまで本ステップにとどまる。
認証結果を受信したと判定した場合に進むS335では、受信した認証結果は認証に成功した旨の認証結果であるか否かを判定する。認証に成功した旨の認証結果であった場合には(S335:Yes)、S340へ処理を移行し、認証に失敗した旨の認証結果であった場合は(S335:No)、S355へ処理を移行する。
認証に成功した旨の認証結果であった場合に進むS340では、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)に対してセットアップデータを要求する。
続いて、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)からセットアップデータを受信したか否かを判定する(S345)。セットアップデータを受信したと判定した場合は(S345:Yes)、S350へ処理を移行し、セットアップデータを受信していないと判定した場合は(S345:No)、セットアップデータを受信するまで本ステップにとどまる。
セットアップデータを受信したと判定した場合に進むS350では、受信したセットアップデータを記憶部26に記憶する。そして、S355へ移行する。
認証に失敗した旨の認証結果であった場合、又は、セットアップデータを記憶部26に記憶させた後に進むS355では、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)へ終了通知を送信する。
続いて、カードインターフェース25を介してダミーカード12(セットアップ端末10)から終了応答を受信したか否かを判定する(S360)。終了応答を受信したと判定した場合は(S360:Yes)、S365へ処理を移行し、終了応答を受信していないと判定した場合は(S360:No)、終了応答を受信するまで本ステップにとどまる。
終了応答を受信したと判定した場合に進むS365では、セットアップの結果を、HMI23(具体的には、LEDやスピーカ)を介してユーザへ報知し(S175)、本処理(セットアップ処理)を終了する。
[実施形態の効果]
上記実施形態のセットアップ端末10の制御部29は、セットアップデータ及びETC車載器管理番号を、ORSEのサーバより受信すると、これらを対応付けて記憶部26に記憶させ(S110)、その後、ETC車載器20から車載器固有番号を受信すると、記憶部26に記憶されているセットアップデータの中から、ETC車載器20から受信した車載器固有番号と同一の車載器固有番号と対応付けられたセットアップデータを選択して読み出し、その読み出したセットアップデータをETC車載器20へ送信するようになっている(S140,S155)。
したがって、複数のセットアップデータが記憶部26に記憶されていたとしても、書き込み対象のETC車載器に対応するセットアップデータ(ETC車載器の車載器管理番号と同一の車載器管理番号と対応付けられて記憶されているセットアップデータ)が選ばれて書き込まれる。よって、一度に複数のETC車載器をセットアップする場合でもセットアップの失敗をできるだけ防止することができる。
また、セットアップ端末10の制御部29は、セットアップデータをETC車載器20へ送信して終了通知を受信すると、送信したセットアップデータを記憶部26から消去するようになっている(S245)。
したがって、不要になったセットアップデータがセットアップ端末10に残り続けることがなくなり、セットアップデータの不正使用をより確実に防止できる。
また、セットアップ端末10は、ETC車載器20に挿入可能なダミーカード12を介してETC車載器20と通信するようになっている(図1,図2参照)。
したがって、ETC車載器20に、セットアップ端末10と通信を行うための専用の通信インターフェースを設ける必要がなく、ETC車載器20は、ETCカードとの通信に用いるインタフェースを用いてセットアップ端末10と通信を行うことができるため、ETC車載器20を小型・軽量化することができる。
また、ダミーカード12は、セットアップ端末10に対して脱着可能である(図2参照)。したがって、ダミーカード12だけ交換することができるため、ダミーカード12の故障等に対して容易に対応することができる。
[特許請求の範囲との対応]
上記実施形態の説明で用いた用語と、特許請求の範囲に記載した用語との対応を示す。
公衆通信部13が第一通信手段に相当し、ダミーカード12が第二通信手段及び第二通信手段におけるETC車載器との接続部位に相当し、記憶部14が記憶手段に相当し、制御部19が制御手段に相当する。また、車載器管理番号がETC車載器の固有識別IDに相当する。
[他の実施形態]
ETC車載器が非接触通信インターフェースを備えていてその非接触通信インターフェースを介してETCカードと通信を行うようになっている場合には、セットアップ端末は、非接触通信によってETC車載器と通信するようになっているとよい。以下、図6を用いてセットアップ端末及びETC車載器の構成を説明する。
図6(a)は、セットアップ端末30の概略構成を示すブロック図であり、セットアップ端末30は、非接触通信インターフェース31を備える。すなわち、セットアップ端末30は、上述した実施形態のセットアップ端末10におけるダミーカード12の代わりに非接触通信インターフェース31を備え、セットアップ端末30は、この非接触通信インターフェース31を介して後述するETC車載器40と通信を行う。なお、図6(a)では、上述した実施形態のセットアップ端末10と同一の動作を行う部位については、同一の符号を付している。また、非接触通信インターフェース31は、近距離無線通信を行うインターフェース(無線アンテナ及び無線通信回路からなるインターフェース)であり、通信方式としては、例えば、TypeAやTypeBと呼ばれる無線通信、Felica(登録商標)通信、Bluetooth(登録商標)通信等が考えられる。
図6(b)は、ETC車載器40の概略構成を示すブロック図であり、ETC車載器40は、非接触通信インターフェース41を備える。すなわち、ETC車載器40は、上述した実施形態のETC車載器20におけるカードインターフェース25の代わりに非接触通信インターフェース41を備え、ETC車載器40は、この非接触通信インターフェース41を介してセットアップ端末30と通信を行う。なお、図6(b)では、上述した実施形態のETC車載器20と同一の動作を行う部位については、同一の符号を付している。また、非接触通信インターフェース41は、近距離無線通信を行うインターフェース(無線アンテナ及び無線通信回路からなるインターフェース)であり、通信方式としては、例えば、TypeAやTypeBと呼ばれる無線通信、Felica(登録商標)通信、Bluetooth(登録商標)通信等が考えられる。なお、セットアップ端末30の非接触通信インターフェース31と、ETC車載器40の非接触通信インターフェース41とは、同一の通信方式を用いて通信を行うことは言うまでもない。
このように、セットアップ端末30とETC車載器40とが構成されていれば、セットアップ端末30の非接触通信インターフェース31を、ETC車載器40の非接触通信インターフェース41に近づけて両者を通信可能にすることによってセットアップを行うことができるため、セットアップを簡便かつ迅速に行うことができる。
セットアップ端末及びETC車載器の概略構成を示すブロック図である。 ダミーカードの詳細を説明するための説明図(斜視図)である。 セットアップ作業においてセットアップ作業者がセットアップ端末に対してセットアップデータの取得要求を指示した以降のセットアップ端末及びETC車載器の動作を説明するためのラダーチャートである。 セットアップ端末において実行されるセットアップ処理について説明するためのフローチャートである。 ETC車載器において実行されるセットアップ処理について説明するためのフローチャートである。 他の実施形態におけるセットアップ端末及びETC車載器の概略構成を示すブロック図である。
符号の説明
10…セットアップ端末、11…本体部、12…ダミーカード、12a…ETC車載器用接触端子、12b…通信線、12c…コネクタ用接触端子、13…公衆通信部、14…記憶部、15…HMI、16…コネクタ部、19…制御部、20…ETC車載器、21…無線アンテナ、22…DSRC部、23…HMI、24…SAM、25…カードインターフェース、26…記憶部、29…制御部、30…セットアップ端末、31…非接触通信インターフェース、40…ETC車載器、41…非接触通信インターフェース。

Claims (4)

  1. セットアップデータを管理するサーバと通信を行うための第一通信手段と、
    ETC車載器と通信を行うための第二通信手段と、
    セットアップに必要なデータを記憶するための記憶手段と、
    前記第一通信手段、前記第二通信手段、及び、前記記憶手段を制御して前記ETC車載器のセットアップを行う制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記セットアップデータ及び前記ETC車載器の固有識別IDを、前記第一通信手段を介して前記サーバより受信すると、これらを対応付けて前記記憶手段に記憶させ、その後、前記第二通信手段を介して前記ETC車載器から固有識別IDを取得すると、前記記憶手段に記憶されている前記セットアップデータの中から、前記ETC車載器から取得した固有識別IDと同一の固有識別IDと対応付けられた前記セットアップデータを選択して読み出し、その読み出した前記セットアップデータを前記ETC車載器へ書き込み、
    前記第二通信手段における前記ETC車載器との接続部位は、前記ETC車載器のカード挿入口に挿入可能な形状を有しており、当該接続部位が前記ETC車載器のカード端子と接続されて前記ETC車載器との通信が行われること、
    を特徴とするセットアップ端末。
  2. 請求項1に記載のセットアップ端末において、
    前記制御手段は、前記セットアップデータを前記ETC車載器へ書き込むと、その書き込んだセットアップデータを前記記憶手段から削除すること、
    を特徴とするセットアップ端末。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のセットアップ端末において、
    前記第二通信手段の前記接続部位は、セットアップ端末に対して脱着可能であること、
    を特徴とするセットアップ端末。
  4. コンピュータを、請求項1〜請求項のいずれかに記載のセットアップ端末の前記制御手段として機能させるためのプログラム。
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