JP5253782B2 - 開口用標識具 - Google Patents

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Description

この発明は、開口状態にある床下点検口や開蓋状態にある床下収納庫等の床部に開口が存在する場合に、当該開口の存在を効果的に認識し得るようにした開口用標識具に関する。
通例の住宅等の構造物において床材の張り込み後に、当該床下空間を確認することは難しく、当該床下における配管設備の点検、補修や、床下の径時的な状況の把握等のために床下点検口を設けるのが一般的である。
また、台所や、勝手口等の居住内における動作の妨げとならず、かつ、物品の収納取り出しに必要とされる箇所の床部に床下収納庫を設け、当該床下収納庫に必要な物品を収納し、これを随時、随意に取り出し用いるように床下を効果的に用いる傾向にある。
かかる床下点検口は、この床下点検口を閉じる蓋体を取り外して、この点検口から床下にある配管設備の点検や、必要な保守をなすものであって、当該配管設備の点検、補修等の都合から、この点検口を閉じないで作業を行う場合が多く、例えば、作業過程で逐一、点検口の蓋体を閉じ込むことなく、配管設備の他の箇所に移動して当該作業を続行したり、また、入り込んだ床下に作業に必要な明かりを取り入れる目的で、蓋体を閉じ込むこと無く配管設備の保守、点検や補修をなし、床下における各部の径時的な変化の確認や必要な対応等をなす場合が見受けられた。
また、床下収納庫に対する各種収納物の出し入れに際して、逐一、当該収納庫の蓋を開閉することなく、当該蓋を開けたままで、各種収納物の出し入れをなすことがあった。
かかる床下点検口による床下の点検や必要な処置、あるいは、床下収納庫の蓋を開いての当該床下収納庫に対する物の出し入れは、日常的な生活活動のなされている居住空間内においてなされることから、居住者に、当該床下点検口や床下収納庫が開口状態にあることを明確に認識させる必要があった。
かかる日常的な動作に供されている歩行面等に、通常は閉じ込み状態とされており、必要時にのみ開口して用いる開口部を開口状態にして用いる場合、開き出されている開口を確実に認識させて、当該開口からの落下等を防ぐ必要があり、例えば、二枚以上の分割板を軸支して成る略水平な下部基盤を設け、この下部基盤の上方に、当該下部基盤と同じ枚数の二枚以上の分割板を軸支して成る略水平な上部基盤を設け、これらの上部基盤と下部基盤の軸支部を上下で合わせ、これらの上部基盤と下部基盤の相応する各分割板を連結枠片で接続して二個以上の回転自在な分割部材となし、当該分割部材を相互に拡げた際の上記下部基盤はマンホール等の開口部の一部を塞ぐ大きさとしたマンホール等の開口部落下防止用組立柵が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平9−165768
しかしながら、特許文献1に示されるマンホール等の開口部落下防止用組立柵は、居住空間内において簡易に取り扱え得るものではなく、居住空間内における床下点検口の開口状態を知らしめる簡易な手段、床下収納庫の開口状態を知らしめ簡易な手段が求められていた。
かかる点から、簡素な構成で、しかも、携行して容易に設置でき、容易に撤去、搬出できると共に、保管の容易な、床下点検口、床下収納庫等の開口状態を確実かつ明確に認識させることのできる開口用標識具が求められている。
かかる課題を解決するために、この発明は、連続部で折り畳み可能とされている一対の透光性を有する標識板部を備える標識具であって、
この標識具が、開口される床部における開口部の互いに向きあっている一方縁部に続く床部に一方標識板部の前記連続部に平行な裾縁端を、他方縁部に続く床部に他方標識板部の前記連続部に平行な裾縁端を当てるように、前記連続部の少なくとも一部を山折りして該標識具を起立可能としてあり、かつ、当該起立状態を維持し得るようにしてあると共に、
前記各裾縁端に直交する向きの一対の切り溝が、前記一対の標識板部をわたるように設けてあり、この対をなす切り溝間にある前記連続部で山折りされ、かつ、他の連続部で前記床部面より下方に突き出さないように谷折りされるように、該切り溝端から該谷折りされる連続部に平行な折り部で山折りされて前記標識具を起立可能としてあることを特徴とする開口用標識具としてある。
このように構成される開口用標識具は、構成がいたって簡素であり、容易に、かつ、廉価に構成提供することができる。
また、かかる開口用標識具は、折り畳むことによって、設置現場に対して容易かつ確実に搬送、設置ができると共に、その使用後にあっては、容易に撤去し、かつ、搬出、保管をすることができる。
また、このような構成からなる開口用標識具は、床部に開口される開口部を確実に覆っており、不注意に開き出されている開口に陥ったりする不具合がなく、安心して点検口や、床下収納庫の蓋体を開いた状態で、作業の続行や、他の作業を同時並行的になすことができる。
また、かかる構成からなる開口用標識具は、透光性を備える素材によって構成してあり、点検口内における各種作業や、当該開口用標識具を設備しての収納庫内における物品の出し入れ、整理等を、逐一、人工灯に頼ることなく、自然光等の室内光のもとにおいて効率良くなすことができる。
また、このように開口用標識具を透光性素材で構成することによって、この開口用標識具を透かせて内部における作業者や、収納物品等の収納状態等を視認することができる。
また、かかる開口用標識具を起立状態に床部に設置することによって、床部における開口部位置を、容易、確実に、何人にも周知させることができる。
このように構成される開口用標識具は、標識具に谷折り部分を設けることで、趣の異なる谷折りされた山形状を備え、当該開口用標識具を、より、鮮明に認識させ得ると共に、この開口用標識具を起立状態に備えた床下空間における作業に都合の良い空間を構成することができる。
かかる構成よりなる開口用標識具は、切り溝で区分される一方側の山折りと、他方側の谷折りとによって、この切り溝部分が、ほぼ菱形をなすように開き出され、この開口用標識具によって覆われた床下側あるいは床下収納庫側に大量の外光をもたらすことができる。
また、かかる課題を解決するために、請求項に記載の開口用標識具は、前記切り溝が、前記各裾縁端間を結ぶ当該裾縁端に直交する線分の長さの二分の一以内の長さに設けてあることを特徴とする開口用標識具としてある。
このように構成される開口用標識具は、切り溝から側端にいたる標識板部部分を山折りと谷折りとの混在した形状に構成できると共に、谷折りした下端縁が当該開口用標識床具の設置される床部面より上方に位置づけられ、当該開口用標識具を安定に床部面上に展開設置することができる。
この発明に係る開口用標識具は、折り畳み携行、収納可能な簡易な構成からなる透光性を備える標識板部で構成してあり、その連続部で山折りされて、床下点検口や床下収納庫における開口部の一方縁部に連続する床部と、互いに向き合っている他方縁部に連続する床部とに、それぞれの裾縁端を当てるようにして、起立状態に維持し得る構成とすることによって、床下点検口や床下収納庫の開口部上に、容易かつ確実に標識具を構成して、これらの開口部を塞ぐことができると共に、この床下点検口や床下収納庫内における操作に適切な明るさをもたらすことができる。
また、床下点検口や床下収納庫の開口部を塞ぐ必要の無い場合にあって、当該標識具を構成している各標識板部を折り畳んで搬出、保管することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態に係る開口用標識具Aについて説明する。
図1〜図9は、この発明を実施するための最良の形態に係る開口用標識具A及び当該開口用標識具Aを床下点検口D及び床下収納庫Cに用いている状態を示したものであって、図1〜図7は、開口用標識具A及び当該開口用標識具Aを床下収納庫Cを兼ねた床下点検口Dに用いている状態を、図8は、他の典型的な開口用標識具Aを床下収納庫Cに用いている状態を、図9は典型的な住宅に備えられる床下点検口D及び床下収納庫Cを示している。
図1は、典型的な床下収納庫C兼床下点検口Dに用いられる開口用標識具Aであって、これを展開して上方から見ている状態を、図2では、この開口用標識具Aに必要な山折りy、谷折りxを施して斜め上方から見ている状態を、図3では、これを斜め下方から仰ぎ見ている状態を、図4では、これを床部Bの開口部70に備えた状態を斜め上方から見て、図5では、これを断面して側方から見て示している。図6及び図7は、床下点検における作業手順を、特に、開口部70に開口用標識具Aをセッテングする状態を断面状態で側方から見て示している。図8は、典型的な床下収納庫Cを開蓋状態にして、その開口部70を覆うように開口用標識具Aをセットした状態を断面して、側方から見て示している。なお、図9は、典型的な住宅床部Bに床下点検口D及び床下収納庫Cを備えた状態を上方から見て示している。
この発明を実施するための最良の形態に係る典型的な開口用標識具Aは、連続部20で折り畳み可能とされている一対の透光性を有する標識板部10を備える標識具A’であって、
この標識具A’が、開口される床部Bにおける開口部70の互いに向きあっている一方縁部に続く床部Bに一方標識板部10の前記連続部20に平行な裾縁端11を、他方縁部に続く床部Bに他方標識板部10の前記連続部20に平行な裾縁端11を当てるように、前記連続部20の少なくとも一部を山折りyして該標識具A’を起立可能としてあり、当該起立状態を維持し得るように構成してある。
このように構成される開口用標識具Aは、構成がいたって簡素であり、容易に、かつ、廉価に構成提供することができる。
また、かかる開口用標識具Aは、折り畳むことによって、設置現場に対して容易かつ確実に搬送、設置ができると共に、その使用後にあっては、容易に撤去し、かつ、搬出、保管をすることができる。
また、このような構成からなる開口用標識具Aは、床部Bに開口される開口部70を確実に覆っており、不注意に開き出されている開口に陥ったりする不具合がなく、安心して点検口Dや、床下収納庫Cの蓋体74を開いた状態で、作業の続行や、他の作業を同時並行的になすことができる。
なお、ここで透光性を有する標識板部10とは、透明の標識板部、半透明の標識板部、光を透過する不透明の標識板部を含む標識板部10を指すものであって、かかる透光性を備える素材とすることで、点検口D内における各種作業や、当該開口用標識具Aを設備しての収納庫C内における物品の出し入れ、整理等を、逐一、人工灯に頼ることなく、自然光等の室内光のもとにおいて効率良くなすことができる。
また、このように標識板部10を透光性素材で構成することによって、この開口用標識具Aを透かせて内部における作業者や、収納物品等の収納状態等を視認することができる。
また、かかる開口用標識具Aを起立状態に床部Bに設置することによって、床部Bにおける開口部70を、容易、確実に、何人にも周知させることができる。
なお、前記開口用標識具Aは、前記連続部20で折り畳み可能とされている一対の透光性を有する標識板部10を備え、この連続部20における山折りyによって床部Bに起立し得るものであれば、いかなる素材によって構成してあっても、また、いかなる形状に構成してあってもよい。
また、この開口用標識具Aを構成する標識板部10は、前記連続部20における山折りyによって床部Bに起立し得ると共に、室内側の明かりを床下側や床下収納庫C側に案内し得るものであれば、いかなる素材によって構成してあっても、また、いかなる形状に構成してあってもよく、例えば、その全部または一部を透光性の素材によって構成することができる。また、かかる標識板部10は、例えば、各種のプラスチック材やプラスチック材を含む複合素材によって構成することができる。
かかる開口用標識具Aを構成する標識板部10は、例えば、透明、半透明、不透明かつ透光性の各種の無垢板状をなすプラスチックプレートや、向き合った一対の透明、半透明、不透明かつ透光性のプラスチックプレートを当該プラスチックプレートに直交する向きの同様素材よりなる連結片で連結して中空孔の並設されている中空板材(通称、プラスチックダンボールと称して取り扱われている。)等を用いて構成することができる。かかるプラスチックダンボールと称される中空板材は、例えば、ポリプロピレンの押し出し成形等によって得ることができる。
また、前記連続部20は、一対の標識板部10を折り畳み可能になし得るものであれば、いかなる構成のものであってもよく、例えば、前記標識具A’を矩形のプラスチックプレートで構成し、このプラスチックプレートの一つの辺のほぼ中程に、当該辺に直交して、当該プラスチックプレートの全幅にわたる連続部20を、例えば、条溝、凹条溝、切れ目と繋ぎ目を備えるミシン目加工等によって、折り畳み可能な連続部20として構成することができる。また、例えば、各標識板部10を別段に用意し、これを、可撓性を備えるプレスチックテープ、プラスチック帯状プレート等で折り畳み可能に接続して連続部20とすることができる。また、標識具A’を構成する各標識板部10端にそれぞれ軸受け部を設け、この各軸受け部にわたって軸を挿通することで、折り畳み可能な連続部20とすることができる。
また、この開口用標識具Aは、前記連続部20の少なくとも一部を山折りyして標識具A’を起立した際に、当該起立状態を維持し得るように設けてあり、この起立状態に維持する手段50は、当該連続部20の少なくとも一部を山折りyして起立した際に、標識具A’が起立状態を維持し得るものであれば、いかなる手段であってもよい。
かかる起立状態を維持する手段50は、例えば、連続部20で山折りyされた状態にある標識具A’における一方標識板部10にある裾縁端11を、床部Bに開口されている開口部70における向き合った一方の縁部に連続する床部Bに、他方標識板部10にある裾縁端11を他方縁部に連続する床部Bに当てるようにして、一方裾縁端11側を当該床部B等に、粘着テープ等で固定したり、紐を介して備えられるクリップで留めつけたりし、他方裾縁端11に摩擦抵抗の高い滑り止めを備え付けて構成し、各標識板部10が所定の角度で起立するように床部Bの所定位置に向けて当該滑り止めを備える標識板部10を移動させて、その状態に維持させるように構成することができる。また、例えば、前記の各標識板部10相互を紐状体等の間隔保持手段で、当該各標識板部10相互が一定の角度以上開き出さないように構成し、この各標識板部10を当該角度に開き出した状態にして、床部Bに各標識板部10における裾縁端11を載せ置くことで、当該開口用標識具Aを起立状態に維持させることができる。
このように開き出される各標識板部10を所定角度に維持して標識具A’を起立状態に維持する手段50は、各標識板部10の互いに向き合う側に備えられて、各標識板部10に、その端部を、例えば、連結、繋着、掛合、掛着等して、各標識板部10相互を、所定の角度に開き出した状態に維持するように連結できるものであれば、いかなる手段50であってもよく、例えば、各種の紐、可撓性片、折り畳み片等で各標識板部10を所定角度に開き出し状態に維持することで、当該標識具A’を起立状態に維持する。
また、前記構成に係る開口用標識具Aにあって、前記各裾縁端11に直交する向きの一対の切り溝30を、前記一対の標識板部10をわたるように設け、この対をなす切り溝30間にある前記連続部20で山折りyし、かつ、他の連続部20で前記床部B面より下方に突き出さないように谷折りxして、該切り溝30端から該谷折りxされる連続部20に平行な折り部40で山折りyして、前記標識具A’を起立可能とすることもできる。
このように構成される開口用標識具Aは、標識具A’における連続部20に前記山折りy部分と共に谷折りx部分を設けることで、趣の異なる谷折りxされた山形状を備え、当該開口用標識具Aを、より、鮮明に認識させ得ると共に、この開口用標識具Aを起立状態に備えた床下空間Eにおける作業に都合の良い空間を構成することができる。
また、かかる構成よりなる開口用標識具Aは、一対の切り溝30で区分される当該切り溝30間にある山折りyと、この切り溝30から側方にある連続部20の谷折りxとによって、この切り溝30部分が、ほぼ菱形をなすように開き出され、この開口用標識具Aによって覆われた床下空間E側、あるいは床下収納庫C側に室内光を確実にもたらすことができる。
また、前記構成に係る開口用標識具Aにあって、前記切り溝30を、前記各裾縁端11間を結ぶ当該裾縁端11に直交する線分の長さの二分の一以内の長さとすることによって、当該一対の切り溝30間から側方にある標識板部10部分を山折りyと谷折りxとの混在した形状に構成できると共に、谷折りxした下端縁が当該開口用標識具Aの設置される床部B面より上方に位置づけられ、当該開口用標識具Aを安定に床部B面上に展開設置することができる。
ついで、図1〜図7に示される当該発明を実施するための最良の形態に係る典型的な開口用標識具Aについて説明する。
この図示例に係る開口用標識具Aは、連続部20で折り畳み可能とされている一対の透光性を有する標識板部10を備える標識具A’であって、
この標識具A’が、開口される床部Bにおける開口部70の互いに向きあっている一方縁部に続く床部Bに一方標識板部10の前記連続部20に平行な裾縁端11を、他方縁部に続く床部Bに他方標識板部10の前記連続部20に平行な裾縁端11を当てるように、前記連続部20の少なくとも一部を山折りyして該標識具A’を起立可能としてあり、かつ、当該起立状態を維持し得るように構成してある。
また、この図示例に係る開口用標識具Aでは、前記各裾縁端11に直交する向きの一対の切り溝30が、前記一対の標識板部10をわたるように設けてあり、この対をなす切り溝30間にある前記連続部20で山折りyされ、かつ、他の連続部20で前記床部B面より下方に突き出さないように谷折りxされるように、該切り溝30端から該谷折りxされる連続部20に平行な折り部40で山折りyされて前記標識具A’を起立可能に構成してある。
また、この図示例に係る開口用標識具Aでは、前記切り溝30を、前記各裾縁端11間を結ぶ当該裾縁端11に直交する線分の長さの二分の一以内の長さに設けてあり、当該切り溝30から側端にいたる標識板部10部分を山折りyと谷折りxとの混在した形状に構成でき、しかも、谷折りxした下端縁が当該開口用標識具Aの設置される床部B面より上方に位置づけられるように構成してあって、当該開口用標識具Aを安定に床部B面上に展開設置することができるようにしてある。
この図示例にあっては、矩形の透光性板によって標識具A’が構成してあり、この矩形をなす透光性板におけるほぼ中央部分の折り畳み可能な連続部20で、二分されて、当該連続部20を介して一対の標識板部10を備える構成としてある。
この図示例にあっては、この標識具A’を構成する透光性板を、透明、半透明、透光性を備える不透明の素材、より具体的にはプラスチック材によって構成してある。かかるプラスチック製の透光性板は、例えば、ポリプロピレン製の一枚のプレート、積層した複数枚のプレート、押し出し成形されて両面板間に一連の仕切りプレートを備える中空プレート等を用いることができる。
かかる標識具A’は、ヒンジ機能を備えている前記連続部20で、折り畳み可能としてあり、この連続部20で山折りyされた際に、当該連続部20に平行に床部Bに当接される裾縁端11を備える構成としてある。
また、この図示例にあっては、前記各裾縁端11に直交する向き、即ち、前記連続部20に直交する向きに一対の切り溝30を、前記一対の標識板部10にわたるように設けてある。
また、この図示例に係る標識具A’に備えられている切り溝30を、前記各裾縁端11間を結ぶ当該裾縁端11に直交する線分の長さの二分の一以内の長さに設けてある。
かかる図示例の標識具A’では、前記切り溝30間にある連続部20で山折りyされるようにしてあり、この切り溝30から側方にある連続部20を谷折りxされるようにしてある。そして、この谷折りxされる連続部20を含む標識板部10は、前記切り溝30端から前記谷折りxされる連続部20に平行な折り部40で山折りyされる構成としてある。
この図示例に係る開口用標識具Aでは、前記連続部20及び折り部40に可撓性を備えるプラスチックシート60が貼り込んであり、このプラスチックシート60で、当該標識具A’におけるヒンジ機能を補強するようにしてある。
このように構成される開口用標識具Aには、必要に応じて適宜の警告喚起手段80を設けるようにしてある。
かかる警告喚起手段80は、当該開口用標識具Aに対する直接的な書き込み、塗装、印刷等によって施すようにしてあっても、適宜の、例えば、警告用の反射テープ、反射鏡等の既存の警告喚起手段80を貼り付け、粘着、組み付けて構成してあってもよい。
この図示例にあっては、当該警告喚起手段80として、前記ヒンジ機能を補強するプラスチックシート60を、ガードレール等に貼着して用いられる黄色と黒色の斑文様からなる道路標識用のシート状テープで構成すると共に、前記標識板部10の起立時に外側になる面に、立ち入り禁止マークの印刷れた警告表示シートを貼着して構成してある。
かかる標識具A’は、折り畳み状態にされる各標識板部10を、前記連続部20で山折りy状態にして各裾縁端11間が離れ出すように開き出して、床部Bに各標識板部10の裾縁端11を当接させて起立状態に設置して用いるようにしてある。
この図示例に係る標識具A’は、前記切り溝30間の連続部20で山折りyされると共に、当該切り溝30から側方にある連続部20で谷折りxされるように、前記標識板部10に備えられている折り部40で山折りyして、当該標識板部10における裾縁端11を床部Bに当接するように起立して用いる際に、この谷折りxされる連続部20が、当該標識具A’を設置する床部B面から下方に突き出さないようにする。
かかる標識具A’には、当該標識具A’が起立状態を維持する起立維持手段50が備えてあり、この起立維持手段50によって、当該標識具A’における各標識板部10が所定角度以上開き出さないようにしてある。
かかる起立維持手段50として、この図示例に係る開口用標識具Aでは、当該開口用標識具Aの各標識板部10を開きだした起立状態に維持する起立維持手段50として、標識具A’を点検口D、床下収納庫C等の床部Bに開口されている開口部70に繋着する繋着具51を一方に標識板部10に、他方の標識板部10に滑り止め52を設けてある。
この図示例に係る繋着具51は、標識具A’を構成する一方の標識板部10に一個以上が設けてあり、この図示例にあっては、当該標識板部10に長さ調節可能に繋着されている一対の各紐体51aにクリップ51bをそれぞれ設けてあり、このクリップ51bを開口部70である、例えば、点検口Dにおける開口縁部を挟み込み留めつけるようにしてある。
この図示例では、開口部70の典型例として床下収納庫Cを兼ねた点検口Dが示してあり、この床下収納庫Cを兼ねた点検口Dを開きだして用いる際に、当該開き出された床下収納庫Cを兼ねた点検口Dの開口を覆うように当該開口用標識具Aを起立状態に設置して用いている。
かかる床下収納庫Cを兼ねた点検口Dは、根太71で補強された床部Bの開口部70に床下収納庫Cの開口周縁鍔Caを受けると共に、当該床下収納庫C上にあって、当該開口部70の開口を塞ぐ蓋体74を受ける補強枠73を、当該根太71の側部に、この開口部70を巡るように設けてあり、この補強枠72は、更に、床下収納庫Cの開口周縁鍔Caを受ける受け面を残した根太71側と当該根太71から床部Bの開口側面及び開口縁端を覆う化粧補強材73が設けてあり、この開口部70内に周回して備えらる化粧補強材73の内側に床部Bと同面をなすように蓋体74を嵌め入れ得る構成としてある。
まず、床下収納庫Cの蓋体74を取り外すと共に当該床下収納庫C自体を床下から取りだして、床下空間Eへの立ち入り可能な点検口Dとする。
ついで、前記構成からなる開口用標識具Aにおける前記繋着具51の紐体51aの長さ調節をして、当該繋着具51におけるクリップ51bで前記開口部70にある開口縁部をなす補強枠72を挟み付けて開口用標識具Aにおける一方の標識板部10を、この標識板部10の裾縁端11を床部B面に当接させるように当該開口部70に繋ぎ留める。
ついで、この状態で床下収納庫Cの取り外されている開口部70から床下空間E側に入り込むと共に、この床下空間E側から、前記開口用標識具Aにおける畳み込み状態にある他方標識板部10を前記標識板部10の繋ぎ留め側と反対側に開きだし、この開口部70を越えて当該開口部70に連続して備えられている床部B面に案内する。
このように連続部20で山折りyされて開き出される開口用標識具Aは、その一方の標識板部10が前記開口部70の開口縁部をなす補強枠72に繋ぎ留められていると共に、開き出される他方の標識板部10における裾縁端11にある滑り止め52が機能して、当該開きだし位置において、その開き状態、即ち、起立状態が維持され、この開口部70の床下空間E側における床下点検作業を確実になすことができる。
なお、図8に示される開口用標識具Aでは、前記繋着具55に代えて、一方の標識板部10の裾縁端11を床部Bに当接した状態で、これを粘着テープ54を用いて前記開口部70の一方の開口縁部に続く床部B面に留めつけてあり、他方の標識板部10の裾縁端11の滑り止め52と共に起立維持手段50を構成してあり、更に、この起立維持手段50と共に、各標識板部10相互を、その向き合っている側で、当該標識板部10が所定角度以上に開き出さないように規制する連結片53を当該起立維持手段50として併せ備えている。
この開口用標識具Aにおける各標識板部10を所定角度以上に開かないように規制する連結片53は、折り畳み可能な板状片によって構成してあり、この図示例にあっては、前記標識板部10を打ち抜いて形成される板状片53aを可撓性を有するプラスチック製の粘着テープ53b等で折り畳み可能に連結して構成してある。
かかる連結片53は、開口用標識具Aを構成する各標識板部10を折り畳んだ際に都合良く、当該各標識板部10間に納め入れられると共に、この開口用標識具Aの標識板部10を開き出した際に、その開き出し幅を規制する長さを備えるものとして構成してある。
かかる構成からなる開口用標識具Aは、床部Bに構成される点検口Dや床下収納庫Cの開口部70を覆う手段として、容易に設置、用いることができると共に、使用後は、これを折り畳むことで、狭い収納スペースに容易かつ確実に保管することができ、住宅内等で、随時、随意に用い得る特長を備えている。
図9は、典型的な床下収納庫Cや点検口Dの設置状態を示したものであって、玄関Fに連続する玄関フロアGに続くサニタリースペースKである洗面化粧室K’に床下点検口Dを、リビングダイニングルームHのキッチンIに床下収納庫C兼床下点検口Dを、このキッチンIに続く勝手口Jに同様の床下収納庫C兼床下点検口Dを備えた住宅構造が示してある。
典型的な開口用標識具を展開した状態で示す平面図 同起立状態にした斜視図 同斜め下方から見た斜視図 同使用状態を示す斜視図 同床下収納庫兼床下点検口の開口部に用いている状態を示す断面図 同使用時における一過程を示す断面図 同他の一過程を示す断面図 同蓋体を外した床下収納庫の開口部に用いている状態を示す断面図 同床下点検口及び床下収納庫の設置状態を示す平断面図
符号の説明
10 標識板部
11 裾縁端
20 連続部
30 切り溝
40 折り部
50 起立維持手段
70 開口部
A 開口用標識具
B 床部
C 床下収納庫
D 床下点検口
y 山折り
x 谷折り

Claims (2)

  1. 連続部で折り畳み可能とされている一対の透光性を有する標識板部を備える標識具であって、
    この標識具が、開口される床部における開口部の互いに向きあっている一方縁部に続く床部に一方標識板部の前記連続部に平行な裾縁端を、他方縁部に続く床部に他方標識板部の前記連続部に平行な裾縁端を当てるように、前記連続部の少なくとも一部を山折りして該標識具を起立可能としてあり、かつ、当該起立状態を維持し得るようにしてあると共に、
    前記各裾縁端に直交する向きの一対の切り溝が、前記一対の標識板部をわたるように設けてあり、この対をなす切り溝間にある前記連続部で山折りされ、かつ、他の連続部で前記床部面より下方に突き出さないように谷折りされるように、該切り溝端から該谷折りされる連続部に平行な折り部で山折りされて前記標識具を起立可能としてあることを特徴とする開口用標識具。
  2. 前記切り溝が、前記各裾縁端間を結ぶ当該裾縁端に直交する線分の長さの二分の一以内の長さに設けてあることを特徴とする請求項に記載の開口用標識具。
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