JP5244975B2 - 無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法 - Google Patents

無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の無線基地局が同一の無線リソースを使用して1つの無線端末との通信を行う無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法に関する。
従来、無線通信システムにおいて周波数利用効率を向上可能な技術の1つとして、送信側及び受信側がそれぞれ複数本のアンテナを用い、同一の無線リソース(周波数及び時間の組み合わせ)で無線信号を送受信するMIMO(Multi-Input Multi-Output)通信が知られている。
近年では、MIMO通信を発展させた技術として、基地局間通信を利用し、複数の無線基地局が同一の無線リソースを使用して1つの無線端末と通信する協調MIMO通信(以下、適宜“協調通信”と称する)が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
無線通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、上記協調通信はマルチポイント協調送受信(CoMP:Coordinated MultiPoint transmission/reception)と称されており、CoMPの仕様策定に向けた議論がなされている。
CoMPの方式には、大きく分けて結合処理(JP:Joint Processing)型と協調スケジューリング(CS:Coordinated Scheduling)型とがある。
JP型とは、複数の無線基地局が同時に無線端末との通信を行う協調通信の方式である。例えば、第1無線基地局及び第2無線基地局が、同一の無線リソースを用いて1つの無線端末へのデータ送信を行う。
CS型とは、複数の無線基地局のうち無線端末との間の伝播路品質の良好な無線基地局が無線端末との通信を行う協調通信の方式である。例えば、同一の無線リソースを用いる第1無線基地局及び第2無線基地局のうち何れか一方が、選択的に無線端末へのデータ送信を行う。
特表2008−523665号公報
しかしながら、協調通信(CoMP)は、通常のMIMO通信よりも通信性能を改善できるものの、第1無線基地局及び第2無線基地局それぞれで無線リソースが消費されるために、通常のMIMO通信よりも周波数利用効率が低下する。さらに、協調通信には、以下のような問題がある。
JP型の協調通信においては、第1無線基地局と無線端末との間の伝播路品質が、第2無線基地局と無線端末との間の伝播路品質よりも大きく劣化しているような場合、第1無線基地局は協調通信に余り寄与せず、第1無線基地局が協調通信に使用する無線リソースが無駄に消費される問題があった。
特に、基地局間通信が比較的低速である場合、協調通信に使用する無線リソースを動的に変更するよりも、固定的に割り当てるような方式のほうが適している。このような場合、上記のような伝播路品質差が生じやすい。
また、CS型の協調通信においては、第2無線基地局と無線端末とが通信を行い、第1無線基地局が無線端末との通信を行わない期間では、第1無線基地局は協調通信に寄与せずに、第1無線基地局が協調通信に使用する無線リソースが無駄に消費される問題があった。
そこで、本発明は、協調通信に使用される無線リソースを有効活用できる無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は以下のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、第1無線端末(無線端末UE1)と、第2無線端末(無線端末UE2)と、周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを前記第1無線端末に割り当てる第1無線基地局(無線基地局BS1)と、前記無線リソースと同一無線リソースを前記第1無線端末に割り当てる第2無線基地局(無線基地局BS2)とを有し、前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局が、前記無線リソースを使用して前記第1無線端末との協調通信(CoMP)を行う無線通信システム(無線通信システム1)であって、前記協調通信における前記第1無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記第1無線基地局と前記第1無線端末との間の第1伝搬路品質(伝搬路品質Q1)よりも、前記第1無線基地局と前記第2無線端末との間の第2伝搬路品質(伝搬路品質Q2)が良好である場合、前記第1無線基地局は、前記無線リソースを前記第1無線端末に代えて前記第2無線端末に割り当てることを要旨とする。
このような特徴によれば、協調通信における第1無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低く、且つ、第1伝搬路品質よりも第2伝搬路品質が良好である場合、第1無線基地局が、協調通信に使用する無線リソースを第1無線端末に代えて第2無線端末に割り当てる。これにより、当該無線リソースを有効活用することができる。
なお、第1無線基地局が当該無線リソースを第2無線端末に割り当てると、第1無線端末が第1無線基地局との通信を一時的に実行できなくなるが、第1無線基地局はそもそも協調通信に余り寄与しておらず、第2無線基地局が第1無線端末との通信を行うことができるため問題とはならない。
本発明の第2の特徴は、周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを無線端末(無線端末UE1)に割り当てるリソース割当部(リソース割当部121)を備え、前記無線リソースと同一無線リソースを前記無線端末に割り当てる他の無線基地局(無線基地局BS2)と共に、前記無線端末との協調通信を行う無線基地局(無線基地局BS1)であって、前記協調通信における前記無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記無線基地局と前記無線端末との間の第1伝搬路品質(伝搬路品質Q1)よりも、前記無線基地局と他の無線端末(無線端末UE2)との間の第2伝搬路品質(伝搬路品質Q2)が良好である場合、前記リソース割当部は、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当てることを要旨とする。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件とは、前記第1伝搬路品質が、前記他の無線基地局と前記無線端末との間の第3伝搬路品質(伝搬路品質Q3)よりも劣化していることでもよい。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件とは、前記第1伝搬路品質が前記第3伝搬路品質よりも劣化しており、且つ、前記第1伝搬路品質と前記第3伝搬路品質との間に所定値以上の差がある(Q1≪Q3)ことでもよい。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件とは、前記無線基地局及び前記他の無線基地局のうち選択された一方が前記無線端末へのデータ送信を行う方式(CS型)の前記協調通信において、前記無線基地局が非選択の状態となったことでもよい。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件とは、前記無線基地局が前記無線端末と送受信すべきデータが存在しないことでもよい。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件が満たされなくなった場合、前記リソース割当部は、前記無線リソースを再び前記無線端末に割り当ててもよい。
本発明の上記の特徴において、前記無線リソースを使用してデータ送信を行う送信部(送受信部110)と、前記送信部がデータ送信を行う際の送信電力を制御する送信電力制御部(送信電力制御部124)とをさらに備え、前記リソース割当部は、前記所定の条件が満たされており、前記第1伝搬路品質よりも前記第2伝搬路品質が良好であり、且つ、前記第1伝搬路品質と前記第2伝搬路品質との間に所定値以上の差がある(Q1≪Q2)場合、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当て、前記送信電力制御部送信電力制御部は、前記リソース割当部が前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当てる場合、前記無線端末へのデータ送信を行う際の送信電力よりも、前記他の無線端末へのデータ送信を行う際の送信電力を低下させてもよい。
本発明の上記の特徴において、前記所定の条件が満たされ、且つ、前記第1伝搬路品質よりも前記第2伝搬路品質が良好である場合、前記リソース割当部は、前記協調通信を解除する手順を省略するとともに、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当ててもよい。
本発明の第3の特徴は、周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを第1無線基地局が第1無線端末に割り当てるステップと、前記無線リソースと同一無線リソースを第2無線基地局が前記第1無線端末に割り当てるステップと、前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局が、前記無線リソースを使用して前記第1無線端末との協調通信を行うステップと、前記協調通信における前記第1無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記第1無線基地局と前記第1無線端末との間の第1伝搬路品質よりも、前記第1無線基地局と前記第2無線端末との間の第2伝搬路品質が良好である場合、前記第1無線基地局が、前記無線リソースを前記第1無線端末に代えて前記第2無線端末に割り当てるステップとを含む無線通信方法であることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、協調通信に使用される無線リソースを有効活用できる無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る無線通信システムの概略構成図である。 本発明の実施形態に係る無線基地局の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの概略動作(JP型のCoMP)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの概略動作(CS型のCoMP)を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの動作シーケンス例1を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの動作シーケンス例2を示すシーケンス図である。 本発明の実施形態に係る無線通信システムの動作シーケンス例3を示すシーケンス図である。 その他の実施形態に係る制御装置の構成を示すブロック図である。
次に、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。具体的には、(1)無線通信システムの構成、(2)無線基地局の構成、(3)無線通信システムの動作、(4)実施形態の効果、(5)その他の実施形態について説明する。
以下の実施形態における図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
(1)無線通信システムの構成
図1は、本実施形態に係る無線通信システム1の概略構成図である。無線通信システム1は、第4世代(4G)携帯電話システムとして位置づけられているLTE-Advancedに基づく構成を有しており、CoMP(協調通信)をサポートしている。
図1に示すように、無線通信システム1は、無線基地局BS1(第1無線基地局)、無線基地局BS2(第2無線基地局)、無線端末UE1(第1無線端末)、無線端末UE2(第2無線端末)、及び制御装置11を有する。
無線端末UE1は、無線基地局BS1によって形成される通信エリアであるセルC1と、無線基地局BS2によって形成される通信エリアであるセルC2との重複部分に位置している。無線端末UE2は、セルC1内に位置している。
無線基地局BS1、無線基地局BS2、無線端末UE1、及び無線端末UE2それぞれは、受信側が既知の信号系列である既知信号(いわゆる、パイロット信号)を周期的に送信(ブロードキャスト)できる。また、無線基地局BS1、無線基地局BS2、無線端末UE1、及び無線端末UE2それぞれは、受信したパイロット信号を用いて、送信側との間の伝搬路品質を測定できる。ここで伝搬路品質とは、無線伝搬路を信号が通過する際に受ける減衰量、位相回転量、遅延量等の、無線伝搬路の品質を示す各種パラメータを意味する。無線通信システム1においては、無線基地局BS1と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q1と、無線基地局BS1と無線端末UE2との間の伝搬路品質Q2と、無線基地局BS2と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q3とが測定される。測定される各伝搬路品質は、瞬時の伝搬路品質でもよく、短期間における平均伝搬路品質でもよい。
無線基地局BS1及び無線基地局BS2は、有線通信網であるバックホールネットワーク10を介して互いに接続されている。制御装置11は、バックホールネットワーク10に設けられ、バックホールネットワーク10を介して無線基地局BS1及び無線基地局BS2を制御する。ただし、無線基地局BS1及び無線基地局BS2は、制御装置11を介さずに、X2インタフェースと称される通信コネクションを介して、直接的に基地局間通信を行うことができる。
無線基地局BS1は、周波数(サブチャネル)及び時間(時間スロット)の組み合わせにより規定される無線リソース(以下、無線リソースR1)を無線端末UE1に割り当てる。このような無線リソースR1は、リソースブロック(RB)と称される。無線基地局BS2は、無線リソースR1を無線端末UE1に割り当てる。無線基地局BS1及び無線基地局BS2は、無線端末UE1に割り当てた無線リソースR1を使用して無線端末UE1とのCoMPを行う。
JP型のCoMPにおいては、無線基地局BS1が無線リソースR1を使用して送信するデータと、無線基地局BS2が無線リソースR1を使用して送信するデータとは、基本的には同じデータである。すなわち、無線基地局BS1及び無線基地局BS2が送信する各データが無線端末UE1で合成されることで無線端末UE1における受信品質が改善される。
CS型のCoMPにおいては、無線基地局BS1及び無線基地局BS2のうちの選択された一方が無線端末UE1へのデータ送信を行う。伝搬路品質Q1の方が良好である場合には無線基地局BS1が選択状態とされ、伝搬路品質Q3の方が良好である場合には無線基地局BS2が選択状態とされる。無線基地局BS1が無線リソースR1を使用して無線端末UE1に送信するデータと、無線基地局BS2が無線リソースR1を使用して無線端末UE1に送信するデータとは、基本的には異なるデータである。選択状態とする無線基地局は、例えば制御装置11によって選択される。
(2)無線基地局の構成
図2は、無線基地局BS1の構成を示すブロック図である。図2に示すように、無線基地局BS1は、アンテナ部ANT、送受信部110、制御部120、記憶部130、及び有線通信部140を有する。
送受信部110は、例えばRF回路やBB回路等を用いて構成され、信号の送受信を行うとともに、信号の変調/復調や符号化/復号等を行う。送受信部110は、無線リソースR1を使用してデータ送信を行う送信部を構成する。
制御部120は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局BS1が具備する各種の機能を制御する。記憶部130は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局BS1の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部130は、送受信部110が送信すべき送信データを送信完了まで保持する送信バッファとしても機能する。制御部120は、記憶部130に送信データが保持されているか否かを検出できる。有線通信部140は、バックホールネットワーク10を介して無線基地局BS2及び制御装置11と通信する。
制御部120は、リソース割当部121、伝搬路品質測定部122、伝搬路品質比較部123、及び送信電力制御部124を有する。
リソース割当部121は、無線端末UE1とのCoMPを行う際に、無線端末UE1に無線リソースR1を割り当てる。
伝搬路品質測定部122は、無線端末UE1から受信するパイロット信号1を用いて伝搬路品質Q1を測定し、無線端末UE2から受信するパイロット信号2を用いて伝搬路品質Q2を測定する。
伝搬路品質比較部123は、伝搬路品質測定部122によって測定された伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2を比較し、伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2の差を所定値と比較する。
リソース割当部121は、CoMPにおける無線基地局BS1の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、伝搬路品質Q1よりも伝搬路品質Q2が良好である場合、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。リソース割当部121は、CoMPにおける無線基地局BS1の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、伝搬路品質Q1よりも伝搬路品質Q2が所定値(閾値1)以上良好である場合に、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てることが好ましい。ただし、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てる際に、CoMPを解除する手順は省略される。
ここで所定の条件とは、例えば以下の(a)〜(c)の何れかである。
(a)JP型のCoMPにおいて、伝搬路品質Q1が伝搬路品質Q3よりも劣化しており、且つ、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との間に所定値(閾値2)以上の差があること。なお、閾値2の下限値は、無線基地局BS2からの送信信号のみで無線端末UE1がデータを復調することが可能である場合における伝搬路品質Q3の値としてもよい。
(b)CS型のCoMPにおいて、無線基地局BS1が非選択の状態となったこと。
(c)JP型・CS型のCoMPにおいて、無線基地局BS1が無線リソースR1を用いて無線端末UE1に送信すべき送信データが存在しないこと。
送信電力制御部124は、送受信部110がデータ送信を行う際の送信電力を制御する。リソース割当部121が無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる場合、送信電力制御部124は、無線端末UE1へのデータ送信を行う際の送信電力よりも、無線端末UE2へのデータ送信を行う際の送信電力を低下させる。
リソース割当部121は、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てた後に上記所定の条件が満たされなくなった場合、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。
(3)無線通信システムの動作
次に、無線通信システム1の動作について、(3.1)概略動作、(3.2)動作シーケンス例の順に説明する。
(3.1)概略動作
まずJP型のCoMPにおける概略動作を説明し、次いでCS型のCoMPにおける概略動作を説明する。
(3.1.1)JP型のCoMPにおける概略動作
図3は、JP型のCoMPにおける無線通信システム1の概略動作を示すフローチャートである。まず、制御装置11、無線基地局BS1、無線基地局BS2、及び無線端末UE1は、CoMPを開始するための設定手順を行う。当該設定手順において、CoMPに無線リソースR1を使用すると決定されたものとする。
ステップS11において、無線基地局BS1及び無線基地局BS2が、無線リソースR1を使用して無線端末UE1とのJP型のCoMPを行う。
ステップS12において、無線基地局BS1又は無線端末UE1は、無線基地局BS1と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q1を測定する。無線基地局BS1又は無線端末UE2は、無線基地局BS1と無線端末UE2との間の伝搬路品質Q2を測定する。無線基地局BS2又は無線端末UE1は、無線基地局BS2と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q3を測定する。
ステップS13において、無線基地局BS1は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q2とを比較するとともに、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q2との差を所定値(閾値1)と比較する。制御装置11又は無線基地局BS1は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3とを比較するとともに、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との差を所定値(閾値2)と比較する。
伝搬路品質Q1<伝搬路品質Q3であって伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との差が所定値以上(以下、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3と表記する)、且つ、伝搬路品質Q1<伝搬路品質Q2であって伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q2との差が所定値以上(以下、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2と表記する)である場合(ステップS13;YES)、ステップS14において無線基地局BS1は、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。また、無線基地局BS1は、無線リソースR1における送信電力を低下させる。一方、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3、又は伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2の少なくとも一方の条件が満たされない場合(ステップS13;NO)、処理がステップS11に戻る。
ステップS15において、無線基地局BS1は、無線端末UE2に割り当てた無線リソースR1を使用して無線端末UE2との通信を行う。
ステップS16において、無線基地局BS1又は無線端末UE1は、無線基地局BS1と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q1を測定する。無線基地局BS2又は無線端末UE1は、無線基地局BS2と無線端末UE1との間の伝搬路品質Q3を測定する。
ステップS16で測定された伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3について、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3の条件が満たされなくなった場合(ステップS17;NO)、ステップS18において無線基地局BS1は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。一方、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3の条件が満たされている場合(ステップS17;YES)、処理がステップS15に戻る。
なお、ステップS13及びS17における伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3という条件に代えて、「無線基地局BS1から無線端末UE1に送信すべき送信データが存在しない」という条件を使用してもよい。
(3.1.2)CS型のCoMPにおける概略動作
図4は、CS型のCoMPにおける無線通信システム1の概略動作を示すフローチャートである。
ステップS21及びS22の処理は、図3のステップS11及びS12と同様にして実行される。
ステップS23において、制御装置11又は無線基地局BS1は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3とを比較する。伝搬路品質Q1の方が良好である場合には無線基地局BS1が選択状態とされ、伝搬路品質Q3の方が良好である場合には無線基地局BS2が選択状態とされる。また、無線基地局BS1は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q2とを比較するとともに、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q2との差を所定値と比較する。
無線基地局BS1が非選択状態であり、且つ、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2である場合(ステップS23;YES)、ステップS24において無線基地局BS1は、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。また、無線基地局BS1は、無線リソースR1における送信電力を低下させる。一方、無線基地局BS1が非選択状態、又は伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2の少なくとも一方の条件が満たされない場合(ステップS23;NO)、処理がステップS21に戻る。
ステップS24〜S26の処理は、図3のステップS14〜S16と同様にして実行される。
ステップS26で測定された伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3に基づいて無線基地局BS1が選択状態となった場合(ステップS27;YES)、ステップS28において無線基地局BS1は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。一方、ステップS26で測定された伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3に基づいて無線基地局BS1の非選択状態が維持される場合(ステップS27;NO)、処理がステップS25に戻る。
なお、ステップS23における「無線基地局BS1が非選択状態」という条件に代えて、「無線基地局BS1から無線端末UE1に送信すべき送信データが存在しない」という条件を使用してもよい。また、ステップS27における「無線基地局BS1が選択状態」という条件に代えて、「無線基地局BS1から無線端末UE1に送信すべき送信データが存在する」という条件を使用してもよい。
(3.2)動作シーケンス例
次に、無線通信システム1の動作シーケンス例1〜3について説明する。ただし、以下で説明する各動作シーケンスは一例であり、各種変更が可能であることに留意されたい。
(3.2.1)動作シーケンス例1
図5は、無線通信システム1の動作シーケンス例1を示すシーケンス図である。
ステップS100において、制御装置11、無線基地局BS1、無線基地局BS2、及び無線端末UE1は、CoMPを開始するための設定手順を行う。
ステップS101において、無線基地局BS1及び無線基地局BS2が、無線リソースR1を使用して無線端末UE1とのCoMPを行う。
ステップS102において無線端末UE2はパイロット信号2を送信する。ステップS103において無線端末UE1はパイロット信号1を送信する。なお、各パイロット信号は以降においても周期的に送信される。
ステップS104において、無線基地局BS1の伝搬路品質測定部122は、無線端末UE1から受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q1を測定し、無線端末UE2から受信したパイロット信号2から伝搬路品質Q2を測定する。
ステップS105において、無線基地局BS2は、無線端末UE1から受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q3を測定する。
ステップS106において、無線基地局BS1の有線通信部140は、ステップS104で伝搬路品質測定部122が測定した伝搬路品質Q1(又は伝搬路品質Q1のインデックス)を制御装置11に送信する。
ステップS107において、無線基地局BS2は、ステップS105で測定した伝搬路品質Q3(又は伝搬路品質Q3のインデックス)を制御装置11に送信する。
ステップS108において、制御装置11は、無線基地局BS1から受信した伝搬路品質Q1と、無線基地局BS2から受信した伝搬路品質Q3とを比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS109において、制御装置11は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との比較結果を示す情報を無線基地局BS1に送信する。CS型のCoMPでは、比較結果を示す情報に限らず、無線基地局BS1が非選択状態となった旨の情報でもよい。
ステップS110において、無線基地局BS1の伝搬路品質比較部123は、伝搬路品質測定部122が測定した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2を比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2であるものとする。
ステップS111において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てる。その際、CoMPを解除するための解除手順は省略されており、CoMPが設定された状態が維持される。
ステップS112において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線リソースR1を割り当てることを通知する割当通知を無線端末UE2に送信する。
ステップS113において、無線基地局BS1の送信電力制御部124は、無線リソースR1を用いる送信信号の送信電力を低下させるよう制御する。
ステップS114において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線端末UE2に割り当てられた無線リソースR1を用いて、無線端末UE2へのデータ送信を行う。
ステップS115において、無線基地局BS2は、無線リソースR1を用いて無線端末UE1へのデータ送信を行う。
ステップS116において、無線基地局BS1の伝搬路品質測定部122は、無線端末UE1から新たに受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q1を改めて測定する。
ステップS117において、無線基地局BS1の有線通信部140は、ステップS116で伝搬路品質測定部122が測定した伝搬路品質Q1(又は伝搬路品質Q1のインデックス)を制御装置11に送信する。
ステップS118において、無線基地局BS2は、無線端末UE1から新たに受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q3を改めて測定する。
ステップS119において、無線基地局BS2は、ステップS118で測定した伝搬路品質Q3(又は伝搬路品質Q3のインデックス)を制御装置11に送信する。
ステップS120において、制御装置11は、無線基地局BS1から受信した伝搬路品質Q1と、無線基地局BS2から受信した伝搬路品質Q3とを比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1>伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS121において、制御装置11は、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との比較結果を示す情報を無線基地局BS1に送信する。CS型のCoMPでは、比較結果を示す情報に限らず、無線基地局BS1が選択状態となった旨の情報でもよい。
ステップS122において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。なお、CoMPを解除するための解除手順が省略されているため、CoMPを再設定するための設定手順は不要である。
(3.2.2)動作シーケンス例2
図6は、無線通信システム1の動作シーケンス例2を示すシーケンス図である。上述した動作シーケンス例1では伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との比較を制御装置11が行っていたが、本動作例では当該比較を無線基地局BS1が行う。
ステップS200〜S205の処理は、上述した動作シーケンス例1のステップS100〜S105と同様に実行される。
ステップS206において、無線基地局BS2は、ステップS205で測定した伝搬路品質Q3(又は伝搬路品質Q3のインデックス)を、基地局間通信を利用して無線基地局BS1に送信する。
ステップS207において、無線基地局BS1の伝搬路品質比較部123は、ステップS204で測定した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2を比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2であるものとする。また、伝搬路品質比較部123は、ステップS204で測定した伝搬路品質Q1と、ステップS206で無線基地局BS2から受信した伝搬路品質Q3とを比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS208において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てる。その際、CoMPを解除するための解除手順は省略されており、CoMPが設定された状態が維持される。
ステップS209において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線リソースR1を割り当てることを通知する割当通知を無線端末UE2に送信する。
ステップS210において、無線基地局BS1の送信電力制御部124は、無線リソースR1を用いる送信信号の送信電力を低下させるよう制御する。
ステップS211において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線端末UE2に割り当てられた無線リソースR1を用いて、無線端末UE2へのデータ送信を行う。
ステップS212において、無線基地局BS2は、無線リソースR1を用いて無線端末UE1へのデータ送信を行う。
ステップS213において、無線基地局BS1の伝搬路品質測定部122は、無線端末UE1から新たに受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q1を改めて測定する。
ステップS214において、無線基地局BS2は、無線端末UE1から新たに受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q3を改めて測定する。
ステップS215において、無線基地局BS2は、ステップS214で測定した伝搬路品質Q3(又は伝搬路品質Q3のインデックス)を、基地局間通信を利用して無線基地局BS1に送信する。
ステップS216において、無線基地局BS1の伝搬路品質比較部123は、ステップS213で伝搬路品質測定部122が測定した伝搬路品質Q1と、ステップS215で無線基地局BS2から受信した伝搬路品質Q3とを比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1>伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS217において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。なお、CoMPを解除するための解除手順が省略されているため、CoMPを改めて設定するための設定手順は不要である。
このように、本動作シーケンスによれば、制御装置11に依存せずに、無線リソースR1の再割り当てが可能になる。
(3.2.3)動作シーケンス例3
図7は、無線通信システム1の動作シーケンス例3を示すシーケンス図である。上述した動作シーケンス例1及び2では伝搬路品質の測定を無線基地局BS1及び無線基地局BS2が行っていたが、本動作例では当該測定を無線端末UE1及び無線端末UE2が行う。
ステップS300〜S301の処理は、上述した動作シーケンス例1のステップS100〜S101と同様に実行される。
ステップS302において無線基地局BS2はパイロット信号2を送信する。ステップS303において無線基地局BS1はパイロット信号1を送信する。なお、各パイロット信号は以降においても周期的に送信される。
ステップS304において、無線端末UE1は、無線基地局BS1から受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q1を測定し、無線基地局BS2から受信したパイロット信号2から伝搬路品質Q3を測定する。
ステップS305において、無線端末UE1は、ステップS304で測定した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3(又はそれらのインデックス)を無線基地局BS1に送信する。
ステップS306において、無線端末UE2は、無線基地局BS1から受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q2を測定する。
ステップS307において、無線端末UE2は、ステップS306で測定した伝搬路品質Q2(又はそのインデックス)を無線基地局BS1に送信する。
ステップS308において、無線基地局BS1の伝搬路品質比較部123は、ステップS305で受信した伝搬路品質Q1と、ステップS307で受信した伝搬路品質Q2とを比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2であるものとする。また、伝搬路品質比較部123は、ステップS305で受信した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3を比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS309において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てる。その際、CoMPを解除するための解除手順は省略されており、CoMPが設定された状態が維持される。
ステップS310において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線リソースR1を割り当てることを通知する割当通知を無線端末UE2に送信する。
ステップS311において、無線基地局BS1の送信電力制御部124は、無線リソースR1を用いる送信信号の送信電力を低下させるよう制御する。
ステップS312において、無線基地局BS1の送受信部110は、無線端末UE2に割り当てられた無線リソースR1を用いて、無線端末UE2へのデータ送信を行う。
ステップS313において、無線基地局BS2は、無線リソースR1を用いて無線端末UE1へのデータ送信を行う。
ステップS314において、無線端末UE1は、無線基地局BS1から新たに受信したパイロット信号1から伝搬路品質Q1を改めて測定し、無線基地局BS2から新たに受信したパイロット信号2から伝搬路品質Q3を改めて測定する。
ステップS315において、無線端末UE1は、ステップS314で測定した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3(又はそれらのインデックス)を無線基地局BS1に送信する。
ステップS316において、無線基地局BS1の伝搬路品質比較部123は、ステップS315で無線端末UE1から受信した伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q3を比較する。本動作例では、当該比較の結果が伝搬路品質Q1>伝搬路品質Q3であるものとする。
ステップS317において、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。なお、CoMPを解除するための解除手順が省略されているため、CoMPを改めて設定するための設定手順は不要である。
このように、本動作シーケンスによれば、ダウンリンクの伝搬路品質が測定できるため、複信方式がFDDである場合に有効である。
(4)実施形態の効果
以上説明したように、本実施形態によれば、JP型のCoMPにおいて、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3、且つ、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2である場合、無線基地局BS1のリソース割当部121が、CoMPを解除する手順を踏まずに、CoMPに使用する無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。
CS型のCoMPにおいては、無線基地局BS1が非選択、且つ、伝搬路品質Q1<伝搬路品質Q2である場合、無線基地局BS1のリソース割当部121が、CoMPを解除する手順を踏まずに、CoMPに使用する無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。
これにより、JP型及びCS型いずれのCoMPにおいても、無線リソースR1を有効活用することができる。
無線基地局BS1が無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てている間、無線端末UE1は無線基地局BS1からデータを送信されているはずの状態となっており、無線基地局BS1から無線端末UE2への送信信号はそのまま無線端末UE1への干渉信号となる。
ここで、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を無線端末UE1よりも伝播路品質のよい無線端末UE2に割り当てているため、無線端末UE2への送信電力は低く抑えることが可能である。
そこで、無線基地局BS1の送信電力制御部124は、無線リソースR1が無線端末UE2に割り当てられた後、無線端末UE1へのデータ送信を行う際の送信電力よりも、無線端末UE2へのデータ送信を行う際の送信電力を低下させる。
これにより、無線端末UE1においては、無線基地局BS1から無線端末UE2に送信している信号が十分小さく見えるため、無線基地局BS1と無線端末UE2との通信が、無線基地局BS2と無線端末UE1との通信に与える干渉を低減できる。
無線基地局BS1が送信電力を低下させた結果、無線端末UE1は、無線基地局BS1から無線端末UE1に送信されるはずだった信号は検出不可能であっても、無線基地局BS2からの送信信号のみでデータを復調することが可能であるため問題はない。
また、本実施形態によれば、無線基地局BS1のリソース割当部121は、CoMPを解除する手順を省略するとともに、CoMPに使用する無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる。
JP型のCoMPにおいて伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3ではなくなった場合、又は、CS型のCoMPにおいて無線基地局BS1が選択状態となった場合、無線基地局BS1のリソース割当部121は、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てる。
このような処理により、CoMPを解除することなく、無線リソースR1を一時的に無線端末UE2に割り当て可能になり、CoMPの設定又は解除に伴う、制御装置11等の処理負荷増を回避できるとともに、バックホールネットワーク10のトラフィック増を回避できる。
(5)その他の実施形態
上記のように、本発明は実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
(5.1)変更例1
上述した本実施形態では、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との比較を制御装置11又は無線基地局BS1が行っていたが、制御装置11又は無線基地局BS1以外の装置(例えば、無線端末UE1又は無線基地局BS2)が伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との比較を行ってもよい。
(5.2)変更例2
上述した実施形態では、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3、且つ、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2である場合に、無線リソースR1が無線端末UE2に割り当てられていた。しかしながら、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q3の条件を伝搬路品質Q1<伝搬路品質Q3に変更してもよく、伝搬路品質Q1≪伝搬路品質Q2の条件を伝搬路品質Q1<伝搬路品質Q2に変更してもよい。
(5.3)変更例3
上述した実施形態では、無線通信システム1がLTE-Advancedに基づく構成を有していたが、LTE-Advancedに限らず、協調通信をサポートする無線通信システムであれば本発明を適用可能である。
(5.4)変更例4
上述した実施形態では、無線基地局BS1及び無線基地局BS2のそれぞれがベースバンド(BB)処理を行う構成について説明したが、当該BB処理を制御装置11側で行う構成としてもよい。BB処理を行う部分を外部に設けることで小型化された無線基地局の形態は、リモート・レディオ・ヘッド(RRH)と称される。RRHは、主にアンテナ及び無線周波数(RF)回路によって構成される。
無線基地局BS1及び無線基地局BS2のそれぞれがRRHとして構成される場合、無線基地局BS1及び無線基地局BS2のそれぞれは、光ファイバ回線等により制御装置11に接続される。制御装置11は、光ファイバ回線等を介して、無線基地局BS1及び無線基地局BS2のそれぞれとBB信号を送受信する。
図8は、無線基地局BS1及び無線基地局BS2のそれぞれがRRHとして構成される場合の制御装置11の構成を示すブロック図である。図8に示すように、制御装置11は、インタフェース部211、インタフェース部212、制御部220、記憶部230、及び有線通信部240を有する。
インタフェース部211は、BB回路等を用いて構成され、無線基地局BS1とのインタフェースとして機能する。インタフェース部212は、BB回路等を用いて構成され、無線基地局BS2とのインタフェースとして機能する。
制御部220は、例えばCPUを用いて構成され、無線基地局BS1、無線基地局BS2、及び制御装置11が具備する各種の機能を制御する。記憶部230は、例えばメモリを用いて構成され、無線基地局BS1、無線基地局BS2、及び制御装置11の制御等に用いられる各種の情報を記憶する。記憶部230は、有線通信部240は、バックホールネットワークに接続される。
制御部220は、リソース割当部221、伝搬路品質測定部222、伝搬路品質比較部223、及び送信電力制御部224を有する。
リソース割当部221は、無線基地局BS1が無線端末UE1とのCoMPを行う際に、無線端末UE1に無線リソースR1を割り当てるよう無線基地局BS1を制御する。
伝搬路品質測定部222は、無線端末UE1から無線基地局BS1が受信するパイロット信号1を用いて伝搬路品質Q1を測定し、無線端末UE2から無線基地局BS1が受信するパイロット信号2を用いて伝搬路品質Q2を測定する。
伝搬路品質比較部223は、伝搬路品質測定部222によって測定された伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2を比較し、伝搬路品質Q1及び伝搬路品質Q2の差を所定値と比較する。
リソース割当部221は、CoMPにおける無線基地局BS1の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、伝搬路品質Q1よりも伝搬路品質Q2が良好である場合、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てるよう無線基地局BS1を制御する。リソース割当部221は、CoMPにおける無線基地局BS1の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、伝搬路品質Q1よりも伝搬路品質Q2が所定値(閾値1)以上良好である場合に、無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てるよう無線基地局BS1を制御することが好ましい。ただし、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てる際に、CoMPを解除する手順は省略される。
ここで所定の条件とは、例えば以下の(a)〜(c)の何れかである。
(a)JP型のCoMPにおいて、伝搬路品質Q1が伝搬路品質Q3よりも劣化しており、且つ、伝搬路品質Q1と伝搬路品質Q3との間に所定値(閾値2)以上の差があること。なお、閾値2の下限値は、無線基地局BS2からの送信信号のみで無線端末UE1がデータを復調することが可能である場合における伝搬路品質Q3の値としてもよい。
(b)CS型のCoMPにおいて、無線基地局BS1が非選択の状態となったこと。
(c)JP型・CS型のCoMPにおいて、無線基地局BS1が無線リソースR1を用いて無線端末UE1に送信すべき送信データが存在しないこと。
送信電力制御部224は、無線基地局BS1がデータ送信を行う際の送信電力を制御する。リソース割当部221が無線リソースR1を無線端末UE1に代えて無線端末UE2に割り当てる場合、送信電力制御部224は、無線端末UE1へのデータ送信を行う際の送信電力よりも、無線端末UE2へのデータ送信を行う際の送信電力を低下させるよう無線基地局BS1を制御する。
リソース割当部221は、無線リソースR1を無線端末UE2に割り当てた後に上記所定の条件が満たされなくなった場合、無線リソースR1を再び無線端末UE1に割り当てるよう無線基地局BS1を制御する。
このように本発明は、ここでは記載していない様々な実施形態等を包含するということを理解すべきである。したがって、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲の発明特定事項によってのみ限定されるものである。
なお、日本国特許出願第2009−151662号(2009年6月25日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
以上のように、本発明に係る無線通信システム、無線基地局及び無線通信方法によれば、協調通信に使用される無線リソースを有効活用できるため、移動体通信などの無線通信において有用である。

Claims (10)

  1. 第1無線端末と、第2無線端末と、周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを前記第1無線端末に割り当てる第1無線基地局と、前記無線リソースと同一無線リソースを前記第1無線端末に割り当てる第2無線基地局とを有し、
    前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局が、前記無線リソースを使用して前記第1無線端末との協調通信を行う無線通信システムであって、
    前記協調通信における前記第1無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記第1無線基地局と前記第1無線端末との間の第1伝搬路品質よりも、前記第1無線基地局と前記第2無線端末との間の第2伝搬路品質が良好である場合、前記第1無線基地局は、前記無線リソースを前記第1無線端末に代えて前記第2無線端末に割り当てる無線通信システム。
  2. 周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを無線端末に割り当てるリソース割当部を備え、
    前記無線リソースと同一無線リソースを前記無線端末に割り当てる他の無線基地局と共に、前記無線端末との協調通信を行う無線基地局であって、
    前記協調通信における前記無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記無線基地局と前記無線端末との間の第1伝搬路品質よりも、前記無線基地局と他の無線端末との間の第2伝搬路品質が良好である場合、前記リソース割当部は、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当てる無線基地局。
  3. 前記所定の条件とは、前記第1伝搬路品質が、前記他の無線基地局と前記無線端末との間の第3伝搬路品質よりも劣化していることである請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記所定の条件とは、前記第1伝搬路品質が前記第3伝搬路品質よりも劣化しており、且つ、前記第1伝搬路品質と前記第3伝搬路品質との間に所定値以上の差があることである請求項3に記載の無線基地局。
  5. 前記所定の条件とは、前記無線基地局及び前記他の無線基地局のうち選択された一方が前記無線端末へのデータ送信を行う方式の前記協調通信において、前記無線基地局が非選択の状態となったことである請求項2に記載の無線基地局。
  6. 前記所定の条件とは、前記無線基地局が前記無線端末と送受信すべきデータが存在しないことである請求項2に記載の無線基地局。
  7. 前記所定の条件が満たされなくなった場合、前記リソース割当部は、前記無線リソースを再び前記無線端末に割り当てる請求項2に記載の無線基地局。
  8. 前記無線リソースを使用してデータ送信を行う送信部と、
    前記送信部がデータ送信を行う際の送信電力を制御する送信電力制御部と
    をさらに備え、
    前記リソース割当部は、前記所定の条件が満たされており、前記第1伝搬路品質よりも前記第2伝搬路品質が良好であり、且つ、前記第1伝搬路品質と前記第2伝搬路品質との間に所定値以上の差がある場合、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当て、
    前記送信電力制御部は、前記リソース割当部が前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当てる場合、前記無線端末へのデータ送信を行う際の送信電力よりも、前記他の無線端末へのデータ送信を行う際の送信電力を低下させる請求項2に記載の無線基地局。
  9. 前記所定の条件が満たされ、且つ、前記第1伝搬路品質よりも前記第2伝搬路品質が良好である場合、前記リソース割当部は、前記協調通信を解除する手順を省略するとともに、前記無線リソースを前記無線端末に代えて前記他の無線端末に割り当てる請求項2に記載の無線基地局。
  10. 周波数及び時間の組み合わせにより規定される無線リソースを第1無線基地局が第1無線端末に割り当てるステップと、
    前記無線リソースと同一無線リソースを第2無線基地局が前記第1無線端末に割り当てるステップと、
    前記第1無線基地局及び前記第2無線基地局が、前記無線リソースを使用して前記第1無線端末との協調通信を行うステップと、
    前記協調通信における前記第1無線基地局の寄与度が所定の度合いよりも低いことを示す所定の条件が満たされており、且つ、前記第1無線基地局と前記第1無線端末との間の第1伝搬路品質よりも、前記第1無線基地局と前記第2無線端末との間の第2伝搬路品質が良好である場合、前記第1無線基地局が、前記無線リソースを前記第1無線端末に代えて前記第2無線端末に割り当てるステップと
    を含む無線通信方法。
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