JP5244171B2 - ヘッドホン - Google Patents

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    • H04R1/00Details of transducers, loudspeakers or microphones
    • H04R1/10Earpieces; Attachments therefor ; Earphones; Monophonic headphones
    • H04R1/1058Manufacture or assembly
    • H04R1/1066Constructional aspects of the interconnection between earpiece and earpiece support

Description

本発明は、例えば、人の頭に掛けて用いられるヘッドホンに関する。
人の頭に掛けて用いられるヘッドホンとして、従来から種々のヘッドホン(例えば、特許文献1参照)が用いられてきた。この特許文献1に示されたヘッドホンは、音を生じさせるスピーカユニットを収容した一対の放音部と、前記放音部を支持したブリッジ状のハンガと、人の頭に掛けられるヘッドバンドと、前記ハンガをヘッドバンドに対して回転自在に支持する回転支持部と、を備えている。
前述したヘッドホンは、回転支持部が、放音部を任意の向きに位置付けることで、当該放音部を頭に密着させて、スピーカユニットが発生させる再生音を人の耳に導くようにしている。
実公昭63−20233号公報
前述した特許文献1に示されたヘッドホンは、放音部が回転支持部によりばねなどで付勢されることなく回転自在に設けられているので、放音部のヘッドバンドに対する向きが変化しやすかった。このために、放音部が回転支持部の回転許容範囲を超えやすくなり、不意に、回転支持部やハンガが破損しやすかった。
本発明は、このような問題点に対処することを課題の一例とするものである。本発明の目的は、例えば、不意な破損を抑止することができるヘッドホンを提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載の本発明のヘッドホンは、
ヘッドバンドと、
前記ヘッドバンドに連結された腕部と、
前記腕部に支持された放音部と、
前記ヘッドバンドと前記腕部とを、前記ヘッドバンドから前記腕部に向かう方向と平行な第1の軸芯周りに回転自在に連結する第1の連結部と、
前記放音部の使用時に前記腕部が前記第1の軸芯周りに回転された際、前記腕部が前記ヘッドバンドに対して中立位置となるように前記腕部を付勢する付勢手段と、
前記第1の連結部と前記腕部との間にあって、前記ヘッドバンドの幅方向でかつ前記第1の軸芯に対して直交した第2の軸芯周りに回転自在に連結して、前記放音部が展開された位置と折りたたまれた位置とに亘って前記腕部を変位自在とする第2の連結部と、
を備えることを特徴としている。
本発明の一実施例にかかるヘッドホンの斜視図である。 図1中のII部に示された第1及び第2の連結部、維持機構などを裏側からみた斜視図である。 図2に示された第1及び第2の連結部、維持機構などの分解斜視図である。 図2に示された第1及び第2の連結部、維持機構などの他の分解斜視図である。 図4に示された維持機構などの分解斜視図である。 図1に示されたヘッドホンの第3の連結部及び第2維持機構などの分解斜視図である。 図6に示された第3の連結部及び第2維持機構の要部を示す分解斜視図である。 図6に示された第3の連結部及び第2維持機構の要部を示す断面図である。 図3に示されたねじりコイルばねが腕部を中立位置に位置付けている状態を説明する斜視図である。 図3に示されたねじりコイルばねが腕部を中立位置に向かって付勢している状態を説明する斜視図である。 図4に示された維持機構などを示す断面図である。 図11に示された放音部が折りたたまれた状態を示す断面図である。 図8に示された第3の連結部及び第2維持機構の変形例の要部を示す断面図である。 図7に示された第3の連結部及び第2維持機構の変形例の要部を示す分解斜視図である。 図12に示された第1の連結部の接続用穴などを示す斜視図である。 図15に示された第1の連結部の接続用穴などを示す他の斜視図である。 図1に示されたヘッドホンの第3の連結部及び第2維持機構などの他の分解斜視図である。 図6に示された第3の連結部及び第2維持機構の要部を示す斜視図である。 図18に示された第3の連結部及び第2維持機構の要部を断面で示す斜視図である。 本発明の一実施例にかかるヘッドホンのイヤパットの斜視図である。 図20中のXXI部を拡大して示すイヤパットの断面図である。
符号の説明
1 ヘッドホン
2 ヘッドバンド
3 腕部
4 放音部
5 第1の連結部
6 第2の連結部
7 第3の連結部
12 第1接続用部材
16 ねじりコイルばね(付勢手段)
22 弾性変形部
23 棒状部
24 第2接続用部材
25 切欠き
27 シャフト
28 接続用部材
30 維持機構(第2維持手段)
32 丸形凹み(被嵌合部)
34 突起プレート(嵌合部材)
35 コイルばね(第1付勢部材)
40 収容部
42 スライド用接続シャフト(被収容部材)
48 第2維持機構(第3維持手段)
49 直線凸部(凸部)
50 直線凹部(凹部)
51 コイルばね(第2付勢部材)
52 奥面(内面)
58 端面
P1 第1の軸芯
P2 第2の軸芯
P3 第3の軸芯
以下、本発明の一実施形態を説明する。本発明の一実施形態にかかるヘッドホンは、前記放音部の使用時に放音部を支持した腕部がヘッドバンドに対して回転された際、当該腕部を中立位置に向かって付勢する付勢手段を設けている。こうすることで、例えば、人の耳に放音部を接触させてスピーカが発する再生音を聞き、外部の音を聞く場合には放音部を人の耳とは反対側に向け、再度、再生音を聞く場合には付勢手段の付勢力によって腕部が中立位置に復帰する。
このように、放音部の使用時などでは、腕部が中立位置に保たれ、放音部の不使用時には所望の向きに放音部を回転させておくことができる。また、持ち運びの際に、放音部がヘッドバンドに対して小刻みに回転することを抑止して、異音を生じることを抑止できる。また、腕部即ち放音部が中立位置に位置付けられるので、腕部が第1の連結部の回転許容範囲を超えることを抑止して、不意に、第1の連結部などが破損することを抑止できる。また、第1の連結部に加えて、この第1の連結部と腕部とを第1の軸心に対して直交した第2の軸心周りに回転自在に連結して、前記放音部が展開された位置と折りたたまれた位置とに亘って前記腕部を変位自在とする第2の連結部を備えているので、放音部がヘッドバンドに密着するように、当該放音部を折りたたむことが可能となる。
また、本発明では、付勢手段が、環状の弾性変形部と、一対の棒状の棒状部とを備えて、一方の棒状部が腕部に取り付けられ、他方の棒状部がヘッドバンドに取り付けられるようにしても良い。この場合、簡便な構造で、付勢手段が腕部を中立位置に向かって付勢することができる。
また、第1の連結部を構成する第1接続用部材と、第2の連結部を構成する第2接続用部材とを一体に設けた接続用部材を備えても良い。この場合、第1の連結部に加えて第2の連結部を設けても、部品点数の増加を抑止することができる。
さらに、第1接続用部材が付勢手段を収容した筒状に形成され、第2接続用部材がシャフトを収容した筒状に形成されても良い。この場合、第1の連結部に加えて第2の連結部を設けても、ヘッドホンの大型化を抑止することができる。
また、第2接続用部材の外周面に周方向に間隔をあけて設けられた披嵌合部と、腕部から凸没自在に設けられかつ被嵌合部に嵌合可能な嵌合部材と、この嵌合部材を第2接続用部材の外周面に向かって付勢する第1付勢部材を備え、第2の軸芯周りの第1の連結部と腕部との相対的な位置を維持する第2維持手段を備えても良い。この場合、第1の連結部に加えて第2の連結部を設けても、持ち運びの際に、放音部がヘッドバンドに対して小刻みに回転することを抑止でき、異音を生じることを抑止できるとともに、腕部が第2の連結部の回転許容範囲を超えることを抑止して、不意に、第2の連結部などが破損することを抑止できる。
腕部を放音部の中央部に回転自在に連結した第3の連結部を備えても良い。この場合、放音部をより任意の向きに位置付けることができる。
収容部と被収容部とが係合するように形成される、収容部の内面と被収容部の端面と、被収容部材の端面を収容部の内面に向かって付勢する第2付勢部材とを備え、第3の軸芯周りの放音部と腕部との相対的な位置を維持する第3維持手段を備えてもよい。この場合、更に、第3の連結部を設けても、持ち運びの際に、放音部がヘッドバンドに対して小刻みに回転することを抑止でき、異音を生じることを抑止できるとともに、腕部が第3の連結部の回転許容範囲を超えることを抑止して、不意に、第3の連結部などが破損することを抑止できる。
更に、端面と内面とのうち一方に凸部を設け、他方に凹部を設けても良い。また、これらの凸部と凹部を直線状に延在するように形成しても良い。これらの場合、第3維持手段は、確実に、第3の軸芯周りの放音部と腕部との相対的な位置を維持することができる。
被嵌合部を複数設け、第2付勢手段をこれら被嵌合部間に設けても良い。この場合、第2維持手段は、より確実に、第3の軸芯周りの放音部と腕部との相対的な位置を維持することができる。
本発明の一実施例を、図1ないし図12、図15ないし図19に基づいて説明する。図1に示すヘッドホン1は、人の頭に掛けられて、音を生じて、この音(音情報ともいう)を前述した人に伝達する。
ヘッドホン1は、図1に示すように、イヤパッド11と、ヘッドバンド2と、一対の腕部3と、一対の放音部4と、一対の第1の連結部5と、一対の第2の連結部6と、一対の第3の連結部7とを備えている。
ヘッドバンド2は、図1に示すように、本体部8と、この本体部8の両端部それぞれに伸縮自在に取り付けられた一対の伸縮部9とを備えて、C字状に形成されている。ヘッドバンド2は、本体部8と伸縮部9とに亘って、平面形状がC字状となるように、人の頭の外形にそって緩やかに湾曲した帯板状に形成されている。ヘッドバンド2は、人の頭に掛けられる。
腕部3は、若干湾曲した帯板状に形成されている。腕部3は、図2に示すように、第1の連結部5と第2の連結部6とを介して、その一端部が、伸縮部9即ちヘッドバンド2の両端部に取り付けられている。
放音部4は、厚手の円板状に形成されている。放音部4は、硬質な合成樹脂で構成されかつ厚手の円盤状に形成されたスピーカケース10と、このスピーカケース10内に収容されたスピーカユニットと、イヤパッド11とを備えている。ヘッドバンド2が人の頭に掛けられた際に、スピーカケース10の人の耳に相対する側(以下、音響放射側という)には、スピーカユニットの生じた音が当該耳に伝達するための孔などが設けられている。スピーカユニットは、音声電流が供給されると、この音声電流に応じた音を生じる。イヤパッド11は、発泡させたポリウレタン樹脂や不織布等の弾性変形自在な材料で構成され、かつ円環状に形成されて、スピーカケース10の音響放射側と外縁部とに亘って貼り付けられている。放音部4は、第3の連結部7を介して腕部3の他端部に取り付けられている(支持されている)。イヤパッド11が人の耳を覆うように接触することで、放音部4と人の耳との間に形成される空間を気密にすることができ、音響特性を良好にすることができる。また、外部から音が伝達されること、或いは外部へ音が漏れること等を抑止することができる。
第1の連結部5は、図3に示すように、第2の連結部6などを介して腕部3が取り付けられる第1接続用部材12と、伸縮部9即ちヘッドバンド2に設けられた接続用穴13と、一対の押さえ部材14と、ワッシャ15と、付勢手段としてのねじりコイルばね16を備えている。
第1接続用部材12は、図4に示すように、円筒状に形成された本体部17と、この本体部17の伸縮部9即ちヘッドバンド2寄りの縁から外周方向に突出したフランジ部18とを備えている。
接続用穴13は、伸縮部9の先端面から凹に形成され、その平面形状が丸形に形成されており、第1接続用部材12のフランジ部18が、接続用穴13内で回動可能となるような、相似となる形状にて形成されている。但し、フランジ部18が接続用穴13内で回動可能となれば良く、例えばフランジ部18が円形状に形成され、接続用穴13が楕円状、又は多角形状にて形成されていても構わなく、逆にフランジ部18が楕円状、又は多角形状であって、接続用穴13が円形状であっても良く、特に限定はしない。接続用穴13の底面の中央には、図3に示すように、当該底面から凸のねじりコイルばね16を位置決めするための突起19が設けられている。また、図15に示すように、接続用穴13の底面の外縁部には、当該底面に対し凹状の凹部6が周状に設けられている。
また、第1接続用部材12のフランジ部18には、接続用穴13の凹部60に挿入される凸状の突起20が設けられており、接続用穴13の凹部60と嵌合することで、第1接続用部材の回転が規制されている。接続用穴13の凹部60は、円弧状となるように形成されているが、その形状は特に限定されることなく、第1接続用部材の回転を規制する形状であれば構わなく、楕円状等に形成しても構わない。また、接続用穴13に突起が形成され、第1接続用部材に凹部60が形成されても構わなく、適宜変更することができる。
また、接続用穴13は、図11及び図12に示すように、内側に第1接続用部材12の本体部17のヘッドバンド2寄りの端部とフランジ部18とを収容する。
一対の押さえ部材14は、平面形状がC字状の平板状に形成されている。一対の押さえ部材14は、伸縮部9に取り付けられる。一対の押さえ部材14は、伸縮部9に取り付けられると、図11及び図12に示すように、互いの間に第1接続用部材12を位置つけるとともに、接続用穴13の底面との間にフランジ部18を位置付ける。フランジ部18が接続用穴13の底面と押さえ部材との間に位置付けられると、第1接続用部材12は、ヘッドバンド2に対して後述する第1の軸芯P1周りに回転自在となる。
ワッシャ15は、円環状に形成されている。ワッシャ15は、接続用穴13内に収容されて、本体部17のヘッドバンド2寄りの位置に配置される。ワッシャ15は、ねじりコイルばね16を位置決めするための突起19に、ねじりコイルばね16とともに挿入され、ねじ等で締結され固定される。
第1接続用部材13のフランジ部18には、図9及び図10に示すように、回転規制用の突起20と、組み付け用溝21とが設けられている。回転規制用の突起20は、第1接続用部材13のフランジ部18の伸縮部9寄りの表面から凸に設けられている。回転規制用の突起20は、第1接続用部材12即ち腕部3が伸縮部9即ちヘッドバンド2に取り付けられて、後述する第1の軸芯P1周りに回転される際に、接続用穴13の底面に設けられた凹部60に接触して、第1接続用部材12即ち腕部3が回転できる範囲を規制する。組み付け用溝21は、第1接続用部材13のフランジ部18の伸縮部9寄りの表面から凹に形成されている。組み付け用溝21は、ねじりコイルばね16の後述する一方の棒状部23を収容して、当該棒状部23を固定する。
前述した構成の第1の連結部5は、第1接続用部材12が伸縮部9即ちヘッドバンド2に取り付けられると、ヘッドバンド2から腕部3に向かう方向と平行な第1の軸芯P1(図1などに一点鎖線で示す)周りに、ヘッドバンド2に対して第1接続用部材12が回転自在となる。即ち、第1接続用部材12が、第2の連結部6を介して腕部3に取り付けられるので、ヘッドバンド2と腕部3とを、第1の軸芯P1周りに回転自在に連結する。なお、第1の軸芯P1は、第1接続用部材12と同軸となっている(第1接続用部材12の軸芯となっている)。
ねじりコイルばね16は、鉄、リン青銅などの金属からなる線材で構成され、図9及び図10に示すように、この線材が巻回されて円環状に形成された弾性変形部22と、棒状に形成されかつ弾性変形部22から当該弾性変形部22の外周方向に延在した一対の棒状部23とを備えている。ねじりコイルばね16は、第1接続用部材12内に収容され、内側に接続用穴13の前述した突起19が通されて位置決めされる。ねじりコイルばね16は、一方の棒状部23が組み付け用溝21内に収容されて、ワッシャ15と共に伸縮部9にねじ等を用いて取り付けられる(固定される)。また、ねじりコイルばね16は、他方の棒状部23が接続用穴13の内面即ちヘッドバンド2に取り付けられる(固定される)。
詳細には、図15、図16に示されるように、他方の棒状部23が接続用穴13の底面部から突出する形状を有する壁部61の側面に沿うように延在し、壁部61に固着されている。壁部61は、一方の棒状部23の周方向における移動を阻害しないよう、凹部60に対し、ねじりコイルばね16を挟んで、対向する側に形成されている。なお、壁部61は、凹部60の延在する方向に対し交差する方向に形成されているが、これに限定されず、凹部60の延在する方向に沿うように形成されても構わなく、所望の弾性復元力を得るべく、適宜変更しても構わない。
ねじりコイルばね16は、一方の棒状部23が第1接続用部材12(腕部3)に取り付けられ、他方の棒状部23が接続用穴13(ヘッドバンド2)に取り付けられているので、第1の連結部5即ち腕部3が第1の軸芯P1周りに回転されると、図10に示すように、弾性変形部22が拡縮(拡大、縮小すること)するように弾性変形して(図10には拡大する場合を示している)、勿論、弾性変形していない中立状態に復帰するための弾性復元力を生じる。図9では、一方の棒状部23と他方の棒状部23とが略垂直となるように、弾性変形部22から引き出されているが、これに限定されず、例えば120度など、所定の角度となるように複数の棒状部23を引き出しても構わなく、所定の弾性復元力を得られるよう、適宜変更可能である。また、ねじりコイルばね16の代わりに、一本の弾性部材(例えばゴム等の天然樹脂、スパンボンド等のポリウレタン樹脂などの樹脂材料)を接続用穴13の突起19の周囲に巻装させて、弾性復元力を得る構成にしても構わなく、適宜変更可能である。図9に示すねじりコイルばね16が弾性変形していない中立状態において、伸縮部9即ちヘッドバンド2の表面と腕部3の表面とが互いに略平行となる中立位置(図1に示す)に、前述したヘッドバンドと腕部3とが位置付けられる。こうして、ねじりコイルばね16は、腕部3が第1の軸芯P1周りに回転された際に、腕部3とヘッドバンド2とが互いに平行となる中立位置に向かって、前記腕部3を付勢することとなる。なお、本明細書では、腕部3とヘッドバンド2との間に生じる段差が最少となる位置を中立位置といい、本明細書における中立位置とは、ヘッドバンド2の表面と腕部3の表面とが完全に互いに平行であることを示してはいない。言い換えれば、腕部3の表面が延在する方向(放音部4からヘッドバンド2に向かう向き)とヘッドバンド2の表面が延在する方向(腕部3からヘッドバンド2の中央部に向かう向き)とが成す角度が最小となる位置を中立位置といい、本明細書における中立位置とは、ヘッドバンド2の表面と腕部3の表面とが完全に0度であることを示してはいない。
第2の連結部6は、図4に示すように、第2接続用部材24と、腕部3に設けられた切欠き25と、腕部3に設けられた通し孔26と、シャフト27とを備えている。
第2接続用部材24は、円筒状に形成されている。第2接続用部材24は、その軸芯が第1接続用部材12の軸芯と交差(図示例では直交)した状態で、当該第1接続用部材12の端部に連なって、当該第1接続用部材12と一体に形成されている。即ち、第2接続用部材24は、第1接続用部材12と一体に設けられて、接続用部材28をなしている。このように、ヘッドホン1は、接続用部材28を備えている。
切欠き25は、腕部3の一端部に設けられ、当該一端部の端から腕部3の中央部に向かって、腕部3の一部が切りかかれた格好に形成されている。切欠き25は、内側に第2接続用部材24を配置する。通し孔26は、腕部3の一端部に設けられている。通し孔26は、その断面形が丸形の孔であり、切欠き25内に配置された第2接続用部材24と同軸となる(連通する)位置に設けられている。
シャフト27は、外径が段階的に変化する円柱状に形成されている。シャフト27は、通し孔26と第2接続用部材24内に通される。シャフト27は、固定用ボルト29(図4に示す)により腕部3に固定される。第2接続用部材24内に通されたシャフト27が固定用ボルト29により腕部3に固定されることより、当該第2接続用部材24は、腕部3に取り付けられる。また、内側にシャフト27が通されるので、第2接続用部材24は、勿論、当該シャフト27を収容する。さらに、第2接続用部材24内に通されたシャフト27が固定用ボルト29により腕部3に固定されると、第2接続用部材24は、ヘッドバンド2の幅方向と略平行でかつ第1の軸芯P1に対して直交した第2の軸芯P2周りに、腕部3に対して回転自在となる。
前述した構成の第2の連結部6は、第1の連結部5と腕部3とを、第2の軸芯P2(図1などに一点鎖線で示す)周りに回転自在に連結する。なお、第2の軸芯P2は、第2接続用部材24と同軸となっている(第2接続用部材24の軸芯となっている)。このように、第2の連結部6は、第1の連結部5即ちヘッドバンド2に対して、腕部3を第2の軸芯P2周りに回転して、図11に示す放音部4が展開された位置と、図12に示す放音部4が折りたたまれた位置とに亘って、腕部3即ち放音部4を変位自在とする。
また、ヘッドホン1は、図5に示すように、第2維持手段としての維持機構30を備えている。維持機構30は、図5に示すように、複数の凹溝31と、複数の被嵌合部としての丸形凹み32と、複数の収容孔33(図11及び図12に示す)と、複数の嵌合部材としての突起プレート34と、複数の第1付勢部材としてのコイルばね35とを備えている。
凹溝31は、図示例では、二つ設けられている。凹溝31は、それぞれ、第2接続用部材24の外周面から凹でかつ当該第2接続用部材24の周方向に沿って延在している。二つの凹溝31は、第2接続用部材24の軸芯即ち第2の軸芯P2に沿って、互いに間隔をあけて配置されている。凹溝31は二つに限定されず、三つ、四つなど複数形成されていても構わなく、凹溝31の数に対応するように、被嵌合部としての丸形凹み32を複数形成しても構わない。
丸形凹み32は、各凹溝31上に複数設けられている。丸形凹み32は、図示例では、各凹溝31に二つ即ち合計四つ設けられている。丸形凹み32は、凹溝31の長手方向即ち第2接続用部材24の周方向に沿って、互いに間隔をあけて設けられている。丸形凹み32は、第2接続用部材24の外周面と凹溝31の底面から凹に形成されている。丸形凹み32は、その平面形状が丸形に形成されている。。丸形凹み32の代わりに、楕円状、多角形状の形状を有する凹みを第2接続用部材24の外周面に形成しても構わなく、適宜変更可能である。
収容孔33は、図示例では、二つ設けられている。収容孔33は、腕部3の前述した端部に設けられかつその開口部が第2接続用部材24に設けられた凹溝31に相対している。
突起プレート34は、図示例では、二つ設けられている。突起プレート34は、半球状の球状部36と、この球状部36の平坦な底面に連なった円柱状の柱状部37とを一体に備えている。球状部36と柱状部37とは、互いに同軸に配置されている。球状部36は、丸形凹み32の底面に密に接触して、当該丸形凹み32に嵌合する。また、柱状部37は、球状部36よりも小径に形成されている。突起プレート34は、球状部36が第2接続用部材24に相対した格好で収容孔33内に遊挿されている。突起プレート34は、収容孔33内に遊挿されることで、腕部3から第2接続用部材24に向かって凸没自在に設けられている。また、突起プレート34は、球状部36が丸形凹み32に嵌合するので、勿論、丸形凹み32に嵌合可能となっている。球状部36が丸形凹み32に対応する形状に形成されていれば構わなく、丸形凹み32の代わりに楕円状、多角形状の凹みが形成されている場合には、球状部36を楕円状部、又は多角形状部にしても構わなく、適宜変更可能である。
コイルばね35は、図示例では、二つ設けられている。コイルばね35は、収容孔33内に収容されて、収容孔33の底面と突起プレート34との間に設けられている。コイルばね35は、収容孔33の底面と突起プレート34との間に設けられることで、突起プレート34を第2接続用部材24に向かって付勢する。コイルばね35の代わりに、弾性部材としてゴムから構成される部材や、ポリウレタン樹脂から構成される部材を配置しても構わなく、突起プレート34を第2接続用部材24に向かって付勢できれば良く、付勢する力を適宜調整する等の目的にて、コイルばね35の代わりに公知の弾性部材を適宜選択して使用も構わない。
前述した構成の維持機構30は、コイルばね35が突起プレート34を第2接続用部材24に向かって付勢し、突起プレート34が凹溝31に相対した収容孔33内に収容されていることで、突起プレート34の球状部36が凹溝31に密着する。そして、維持機構30は、突起プレート34の球状部36が丸形凹み32に進入して、この丸形凹み32に嵌合することで、第2の軸芯P2周りの第1の連結部5と腕部3との相対的な位置を維持する。
第3の連結部7は、図6、図8、図17〜図19に示すように、放音部4に取り付けられるケースホルダ38と、切欠き39と、腕部3に一体に設けられた収容部40と、固定用接続シャフト41と、被収容部材としてのスライド用接続シャフト42とを備えている。
ケースホルダ38は、放音部4の音響放射側の裏側(逆側)の中央部に取り付けられる平板状のホルダ本体43と、このホルダ本体43上に設けられた筒状部44と、を一体に備えている。ホルダ本体43は、放音部4の前述した裏側の中央部に固定される。筒状部44は、円筒状に形成され、かつその軸芯がホルダ本体43の表面と略平行に配置されている。
切欠き39は、腕部3の他端部に設けられ、当該他端部の端から腕部3の中央部に向かって、腕部3の一部が切りかかれた格好に形成されている。切欠き39は、内側にケースホルダ38の筒状部44を配置する。
収容部40は、有底筒状に形成され、かつ腕部3の他端部に一対設けられている。収容部40は、切欠き39に開口している。収容部40は、切欠き39内に配置されたケースホルダ38の筒状部44と同軸となる(連通する)位置に設けられている。
固定用接続シャフト41は、平板状の固定部45と、この固定部45から立設した立設部46と、この立設部46に一端が連なった円柱状の円筒部47とを一体に備えている。固定部45は、放音部4の前述した裏側に重ねられて、当該放音部4に固定される。円筒部47は、ケースホルダ38内に収容されるとともに、その先端部が収容部40内に侵入する。円筒部47は、収容部40内に侵入して、当該収容部40に対して回転自在となる。
スライド用接続シャフト42は、円柱状に形成されている。スライド用接続シャフト42は、ケースホルダ38の筒状部44内に収容されるとともに、その先端部が収容部40内に侵入する。スライド用接続シャフト42は、ケースホルダ38の筒状部44内に収容されることで、当該ケースホルダ38を介して放音部4に設けられている。スライド用接続シャフト42は、先端部が収容部40内に侵入することで、当該収容部40内に第3の軸芯P3周りにこの収容部40に対して相対的に回転自在に収容される。スライド用接続シャフト42は、収容部40内に侵入して、当該収容部40に対して回転自在となる。さらに、スライド用接続シャフト42は、その軸芯に沿って、移動自在に設けられている。
前述した構成の第3の連結部7は、固定用接続シャフト41の円筒部47とスライド用接続シャフト42が、収容部40に対して回転自在であることで、腕部3を、当該腕部3の幅方向に沿う第3の軸芯P3(図1中に一点鎖線で示す)周りに回転自在に放音部4に連結している。なお、第3の軸芯P3は、第1の連結部5の第1接続用部材12が中立位置に位置付けられた状態で、前記第2の軸芯P2と平行となっている。
第3の連結部7を構成する、ケースホルダ38は、スピーカケース10の中央部付近に形成される開口部55を筒状部44が通って、腕部3に向かって突出するように、配置される。ケースホルダ38に形成される貫通孔部62に締結部材(ねじ)が挿入され、スピーカケース10に形成され、内面にねじ切りが形成された凹部63に挿入されることによって、ケースホルダ38がスピーカケース10に固定される。ケースホルダ38に収容されるスライド用接続シャフト42と、コイルばね51を、ケースホルダ38内で支持すべく、ばね支持部材54の突起部57がケースホルダ38内に挿入される。スピーカケース10に形成され、内面がねじ切りされる凹部58には、ばね支持部材54に形成される貫通孔部59を通過する締結部材(ねじ)等が挿入されて、ばね支持部材がスピーカケース10に固定される。
また、ヘッドホン1は、第3維持手段としての第2維持機構48を備えている。第2維持機構48は、図7に示すように、収容部40とスライド用接続シャフト42とが係合するように形成される収容部40の内面としての奥面52と、スライド用接続シャフト42の端面53と、凸部としての直線凸部49と、凹部としての直線凹部50と、第2付勢部材としてのコイルばね51(図8に示す)とを備えている。
直線凸部49は、各第3の連結部7のスライド用接続シャフト42が侵入する収容部40の内面のうち当該収容部40の最も奥に位置する奥面52から凸に設けられている。なお、奥面52は、スライド用接続シャフト42の後述する端面53と相対する。直線凸部49は、奥面52の中心を通りかつ直線状に延在している。
直線凹部50は、各第3の連結部7のスライド用接続シャフト42の収容部40の最も奥側に位置する端面53から凹に設けられている。直線凹部50は、端面53の中心を通りかつ直線状に延在している。直線凹部50には、直線凸部49が侵入可能である。直線凹部50内に直線凸部49が侵入すると、前記直線凸部49の外表面と直線凹部50の内面とが密に接触し、かつ端面53と奥面52とが互いに密に接触する。前記直線凸部49の外表面と直線凹部50の内面とが密に接触し、かつ端面53と奥面52とが互いに密に接触することで、直線凸部49と直線凹部50とが互いに係合する。
コイルばね51は、各第3の連結部7のスライド用接続シャフト42と固定用接続シャフト41との間に設けられて、スライド用接続シャフト42を収容部40の奥に向かって、即ち、端面53を奥面52に向かって付勢している。また、コイルばね51は、放音部4に取り付けられるばね支持部材54(図8に示す)により前記シャフト41,42間に配置されている。コイルばね51の代わりに、弾性部材としてゴムから構成される部材や、ポリウレタン樹脂から構成される部材を配置しても構わなく、スライド用接続シャフト42を収容部40の奥に向かって、即ち、端面53が奥面52に近づく方向に付勢できれば良く、付勢する力を適宜調整する等の目的にて、コイルばね51の代わりに公知の弾性部材を適宜選択して使用も構わない。また、直線凸部49と直線凹部50とは、互いに係合すればよく、直線状に延在していなくても良い。
前述した構成の第2維持機構48は、コイルばね51がスライド用接続シャフト42を収容部40の奥に向かって付勢し、直線凸部49と直線凹部50とが互いに係合することで、第3の軸芯P3周りの放音部4と腕部3との相対的な位置を維持する。
前述した構成のヘッドホン1は、ヘッドバンド2が人の頭に掛けられ、放音部4のイヤパッド11が当該人の耳を覆った状態で、音声電流が書く放音部4のスピーカユニットに供給されて、当該音声電流に応じた音を発生して、当該音を人に伝達する。
本実施例によれば、放音部4を支持した腕部3がヘッドバンド2に対して第1の軸芯P1周りに回転された際に、当該腕部3を中立位置に向かって付勢するねじりコイルばね16を設けているので、例えば、人の耳に放音部を接触させてスピーカが発する再生音を聞き、外部の音を聞く場合には放音部を人の耳とは反対側に向け、再度、再生音を聞く場合にはねじりコイルばね16の付勢力によって腕部3が中立位置に復帰する。
このため、放音部4の使用時などでは、腕部3が中立位置に保たれ、放音部4の不使用時には所望の向きに放音部を回転させておくことができる。また、持ち運びの際に、放音部4がヘッドバンド2に対して小刻みに回転することを抑止して、異音を生じることを抑止できる。また、腕部3即ち放音部4が中立位置に位置付けられるので、腕部3が第1の連結部5の回転許容範囲を超えることを確実に抑止でき、不意に、第1の連結部5などが破損することを抑止できる。
また、ねじりコイルばね16が、円環状の弾性変形部22と、一対の棒状の棒状部23とを備えて、一方の棒状部23が腕部3に取り付けられ、他方の棒状部23がヘッドバンド2に取り付けられている。このため、簡便な構造で、ねじりコイルばね16が腕部3を中立位置に向かって付勢することができる。
さらに、第1の連結部5に加えて、この第1の連結部5と腕部3とを第1の軸芯P1に対して直交した第2の軸芯P2周りに回転自在に連結する第2の連結部6を備えている。このため、放音部4がヘッドバンド2に密着するように、当該放音部4を折りたたむことが可能となる。
また、第1の連結部5を構成する第1接続用部材12と、第2の連結部6を構成する第2接続用部材24とを一体に設けた接続用部材28を備えている。このため、第1の連結部5に加えて第2の連結部6を設けても、部品点数の増加を抑止することができる。
さらに、第1接続用部材12がねじりコイルばね16を収容した円筒状に形成され、第2接続用部材24がシャフト27を収容した円筒状に形成されている。このため、第1の連結部5に加えて第2の連結部6を設けても、ヘッドホン1の大型化を抑止することができる。
また、第2の軸芯P2周りの第1の連結部5と腕部3との相対的な位置を維持する維持機構30を備えている。このため、第1の連結部5に加えて第2の連結部6を設けても、持ち運びの際に、放音部4がヘッドバンド2に対して小刻みに回転することを抑止でき、異音を生じることを抑止できるとともに、腕部3が第2の連結部6の回転許容範囲を超えることを抑止でき、不意に、第2の連結部6などが破損することを抑止できる。
また、維持機構30は、第2接続用部材24の外周面に周方向に間隔をあけて設けられた丸形凹み32と、腕部3から凸没自在に設けられかつ丸形凹み32に嵌合可能な突起プレート34と、この突起プレート34を第2接続用部材24の外周面に向かって付勢するコイルばね35を備えている。このため、維持機構30は、確実に、第2の軸芯P2周りの第1の連結部5と腕部3との相対的な位置を維持することができる。
腕部3を放音部4の中央部に回転自在に連結した第3の連結部7を備えている。このため、放音部4をより任意の向きに位置付けることができる。
また、第3の軸芯P3周りの放音部4と腕部3との相対的な位置を維持する第2維持機構48を備えている。このため、更に、第3の連結部7を設けても、持ち運びの際に、放音部4がヘッドバンド2に対して小刻みに回転することを抑止でき、異音を生じることを抑止できるとともに、腕部3が第3の連結部7の回転許容範囲を超えることを抑止でき、不意に、第3の連結部7などが破損することを抑止できる。
また、第2維持機構48は、互いに係合する奥面52と端面53とこれらが互いに近づく方向に付勢するコイルばね51とを備えている。更に、奥面52に直線凸部49を設け、端面53に直線凹部50を設け、これらの直線凸部49及び直線凹部50が直線状に延在している。このため、第2維持機構48は、確実に、第1の軸芯P1周りの放音部4と腕部3との相対的な位置を維持することができる。
前述の実施例では、各第3の連結部7は、固定用接続シャフト41とスライド用接続シャフト42とを備えているが、本発明では、図13に示すように、第3の連結部7がスライド用接続シャフト42を一対即ち複数備えて、第2維持機構48のコイルばね51がこれら一対即ち複数のスライド用接続シャフト42間に設けられていても良い。この場合、第2維持機構48は、より確実に、第3の軸芯P3周りの放音部4と腕部3との相対的な位置を維持することができる。なお、図13において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
また、前述した実施例では、直線凸部49を奥面52に設け、直線凹部50を端面53に設けたが、本発明では、図14に示すように、直線凸部49を端面53に設け、直線凹部50を奥面52に設けても良い。なお、図14において、前述した実施例と同一部分には、同一符号を付して説明を省略する。
次に、本発明の一実施例におけるイヤパットに関し、図20、図21を用いて説明する。
イヤパット11は、図20に示すように、クッション部材64と、クッション部材64を覆う表皮65で構成される。
クッション部材64は、例えばポリウレタン樹脂を発泡させたポリウレタンフォーム等の公知の材料で形成されている。
表皮65は、ポリウレタン樹脂からなるフィルム、又は不織布に接着用の合成樹脂を付与したシート状物(布地)等の、公知の材料から構成されており、前者は比較的小さい通気性を備え、後者は比較的大きい通気性を備えている。特に、放音部4とユーザーの耳との間の密閉性を確保すべく、比較的小さい通気性を備える材料で、表皮65を形成することが好ましい。
ところで、表皮65は一枚のシート状の部材を溶着又は縫い合わせにて、クッション部材64を覆い気密な空間を形成している。溶着又は縫い合わせにて結合される接合部66(図21に示す)は、特に厳しい使用環境では、接合部66における結合力が低下し、剥がれや表皮65全体に形態変化が生じてしまう場合がある。また、接合部66の接合力が低下することで、表皮65内の気密な空間が形成されなくなり、放音部4とユーザーの耳との密閉性が低下する場合がある。特に、接合部66を縫い合わせにて結合する場合には、溶着にて結合する場合に比べ、表皮65内の空間の気密性は比較的小さくなる。
そこで、接合部66の結合力を比較的大きくすべく、本実施例では縫い合わせと溶着とを組み合わせて、結合している。縫い合わせと溶着とを組み合わせることで、例えば接合部66に当該接合部66を剥がす方向に外力が作用しても、縫い合わせにて、接合部66の結合力の低下を抑止することができる。また縫い合わせだけでは不足する気密性を、溶着を行うことで気密性を比較的大きくすることができる。
前述した実施例によれば、以下のヘッドホン1が得られる。
(付記)ヘッドバンド2と、
前記ヘッドバンド2に連結された腕部3と、
前記腕部3に支持された放音部4と、
前記ヘッドバンド2と前記腕部3とを、前記ヘッドバンド2から前記腕部3に向かう方向と平行な第1の軸芯P1周りに回転自在に連結する第1の連結部5と、
前記放音部4の使用時に前記腕部3が前記第1の軸芯P1周りに回転された際、前記腕部3が前記ヘッドバンド2に対して中立位置となるように前記腕部3を付勢する付勢手段(ねじりコイルばね)16と、
前記第1の連結部5と前記腕部3との間にあって、前記ヘッドバンド2の幅方向でかつ前記第1の軸芯P1に対して直交した第2の軸芯P2周りに回転自在に連結して、前記放音部4が展開された位置と折りたたまれた位置とに亘って前記腕部3を変位自在とする第2の連結部6と、
を備えたことを特徴とするヘッドホン1。
付記によれば、放音部4を支持した腕部3がヘッドバンド2に対して第1の軸芯P1周りに回転された際に、当該腕部3を中立位置に向かって付勢するねじりコイルばね16を設けているので、例えば、人の耳に放音部4を接触させて放音部4のスピーカユニットが発する再生音を聞き、外部の音を聞く場合には放音部4を人の耳とは反対側に向け、再度、再生音を聞く場合にはねじりコイルばね16の付勢力によって腕部3が中立位置に復帰する。
このため、放音部4の使用時などでは、腕部3が中立位置に保たれ、放音部4の不使用時には所望の向きに放音部4を回転させておくことができる。また、異音を生じることを抑止できる。さらに、腕部3即ち放音部4が中立位置に位置付けられるので、腕部3が第1の連結部5の回転許容範囲を超えることを確実に抑止でき、不意に、第1の連結部5などが破損することを抑止できる。
なお、前述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。

Claims (13)

  1. ヘッドバンドと、
    前記ヘッドバンドに連結された腕部と、
    前記腕部に支持された放音部と、
    前記ヘッドバンドと前記腕部とを、前記ヘッドバンドから前記腕部に向かう方向と平行な第1の軸芯周りに回転自在に連結する第1の連結部と、
    前記放音部の使用時に前記腕部が前記第1の軸芯周りに回転された際、前記腕部が前記ヘッドバンドに対して中立位置となるように前記腕部を付勢する付勢手段と、
    前記第1の連結部と前記腕部との間にあって、前記ヘッドバンドの幅方向でかつ前記第1の軸芯に対して直交した第2の軸芯周りに回転自在に連結して、前記放音部が展開された位置と折りたたまれた位置とに亘って前記腕部を変位自在とする第2の連結部と、
    を備えることを特徴とするヘッドホン。
  2. 前記付勢手段は、環状の弾性変形部と、棒状に形成されかつ前記弾性変形部から当該弾性変形部の外周方向に延在した一対の棒状部と、を備え、
    一対の棒状部のうち一方が前記腕部に取り付けられ、かつ他方が前記ヘッドバンドに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
  3. 前記第1の連結部を構成しかつ前記ヘッドバンドに取り付けられる第1接続用部材と、
    前記第2の連結部を構成しかつ前記腕部に取り付けられる第2接続用部材とを一体に設ける接続用部材を備えることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
  4. 前記第1接続用部材は、筒状に形成され、かつ内側に前記付勢手段を収容しているとともに、
    前記第2接続用部材は、前記第1接続用部材と交差するように配置され、当該第1接続用部材に連なった筒状に形成されているとともに、前記第2の連結部を構成するシャフトを収容していることを特徴とする請求項3記載のヘッドホン。
  5. 前記第2接続用部材の外周面に周方向に間隔をあけて複数設けられた被嵌合部と、前記腕部から前記第2接続用部材に向かって凸没自在に設けられかつ前記被嵌合部に嵌合可能な嵌合部材と、前記嵌合部材を前記第2接続用部材に向かって付勢する第1付勢部材と、を備え、前記第2の軸芯周りの前記第1の連結部と前記腕部との相対的な位置を維持する第2維持手段を備えることを特徴とする請求項4記載のヘッドホン。
  6. 前記腕部を、前記放音部の音響放射側の逆側に、この腕部の幅方向に沿う第3の軸芯周りに回転自在に連結する第3の連結部を備えることを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
  7. 前記第3の連結部は、前記腕部に設けられた収容部と、前記放音部に設けられかつ前記収容部内に前記第3の軸芯周りに当該収容部に対して相対的に回転自在に収容される被収容部材と、を備え、
    前記収容部と前記被収容部とが係合するように形成される、前記収容部の内面と前記被収容部の端面と、前記被収容部材の端面を前記収容部の内面に向かって付勢する第2付勢部材とを備え、前記第3の軸芯周りの前記放音部前記腕部との相対的な位置を維持する第3維持手段を備えることを特徴とする請求項6記載のヘッドホン。
  8. 前記被収容部材の端面と、前記収容部の内面のうち一方の面には凸部が設けられ、前記他方の面には凹部が設けられていることを特徴とする請求項7記載のヘッドホン。
  9. 前記凸部及び前記凹部は直線状に延在するように形成されていることを特徴とする請求項8記載のヘッドホン。
  10. 前記第3の連結部は、前記被収容部材を複数備え、
    前記第3維持手段の前記第2付勢部材は、前記複数の被収容部材間に配置されていることを特徴とする請求項9記載のヘッドホン。
  11. 前記第1の連結部を構成しかつ前記ヘッドバンドに取り付けられる第1接続用部材と、
    前記第2の連結部を構成しかつ前記腕部に取り付けられる第2接続用部材とを一体に設けた接続用部材を備えることを特徴とする請求項10記載のヘッドホン。
  12. 前記第2の連結部は、前記腕部に取り付けられる円筒状の第2接続用部材を備え、前記第2接続用部材の外周面に周方向に間隔をあけて複数設けられた被嵌合部と、前記腕部から前記第2接続用部材に向かって凸没自在に設けられかつ前記被嵌合部に嵌合可能な嵌合部材と、前記嵌合部材を前記第2接続用部材に向かって付勢する付勢部材と、を有して、前記第2の軸芯周りの前記第1の連結部と前記腕部との相対的な位置を維持する維持手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
  13. 前記腕部には、切欠きが設けられ、
    前記第2の連結部は、前記切欠き内に配置されて前記腕部に取り付けられる筒状の第2接続用部材と、前記腕部と前記第2接続用部材とを貫通したシャフトと、を備えたことを特徴とする請求項1記載のヘッドホン。
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