JP5240530B2 - 画像処理装置および方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置および方法に関し、特に、動き補償処理を含む画像の圧縮符号化処理を行う場合に好適な画像処理装置および方法に関する。
従来、動画像を圧縮符号化する技術として、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償を用いたMPEGやH.26x等が知られている。
MPEG2は、汎用画像符号化方式として定義されており、飛び越し走査画像と順次走査画像の双方に対応するとともに、標準解像度と高解像度の双方の画像にも標準的な仕様でも対応できる技術として、プロフェッショナル用途およびコンシューマ用途の広範なアプリケーションに現在広く用いられている。
MPEG2を用いることにより、例えば720×480画素の標準解像度であって飛び越し走査画像の場合には4乃至8Mbps、1920×1088画素の高解像度であって飛び越し走査画像である場合には18乃至22Mbpsの符号量(ビットレート)を割り当てることで、高い圧縮率と良好な画質の実現が可能である。
一方、H.26xは、当初、テレビ会議用の画像符号化技術として開発が進められた。例えば、H.26Lは、MPEG2やMPEG4などに比べ、その符号化、復号に際してより多くの演算量が要求される。しかしながら、H.26Lは、より高い符号化効率が実現されることが知られている。
また、MPEG4の活動の一環として、H.26Lをベースとし、H.26Lではサポートされない機能をも取り入れて、より高い符号化効率を実現する技術の標準化が行なわれ、H.264およびMPEG-4 Part10(Advanced Video Coding)として規格化されている。この規格を、以下においてはAVC規格と称する。
図1は、入力される動画像をAVC規格に基づいて圧縮符号化し、その結果得られる画像圧縮情報(符号化信号)を出力する画像符号化装置の構成の一例を示している。
この画像符号化装置10は、アナログディジタル変換部(A/D)11、画像並替バッファ12、加算器13、直交変換部14、量子化部15、可逆符号化部16、蓄積バッファ17、およびレート制御部26から構成される。さらに、画像符号化装置10は、逆量子化部18、逆直交変換部19、加算器20、デブロックフィルタ21、フレームメモリ22、イントラ予測部23、および動き予測・補償部24から構成される。
画像符号化装置10において、符号化対象として入力される動画像(以下、入力画像と称する)は、A/D11によってデジタル信号に変換されて、画像並替バッファ12に入力される。画像並替バッファ12では、出力時のGOP(Group of Pictures)構造に応じ、画像の順序並び替えられて、後段に供給される。
画像並替バッファ12から出力される画像がイントラ符号化される場合、画像並替バッファ12からの符号化対象の画像がイントラ予測部23に供給されて予測画像が生成される。そして、生成された予測画像と、符号化対象の画像とが加算器13に供給され、これらの差分信号が算出されて直交変換部14に出力される。
直交変換部14では、加算器13の出力が直交変換(離散コサイン変換、カルーネン・レーベ変換等)され、この結果得られる変換係数が量子化部15によって量子化される。なお、量子化部15による量子化レートは、レート制御部26により、蓄積バッファ17の蓄積量に応じて制御される。量子化された変換係数は、可逆符号化部16および逆量子化部18に供給される。
可逆符号化部16では、量子化された変換係数が可逆符号化(可変長符号化、算術符号化等)され、この結果が蓄積バッファ17に蓄積された後に画像圧縮情報として後段に出力される。
一方、逆量子化部18では、量子化された変換係数に対して、量子化部15による量子化に対応する逆量子化が行なわれて逆直交変換部19に出力される。逆直交変換部19では、逆量子化の結果得られた変換係数に対し、直交変換部14による直交変換に対応する逆直交変換が行なわれて、この結果が加算器20に出力される。
加算器20では、逆直交変換の結果と符号化対象の画像とが加算されて、符号化対象の画像を符号化して復号したときの復号画像が生成される。生成された復号画像は、デブロックフィルタ21によりブロック歪が除去された後にフレームメモリ22に蓄積される。
イントラ予測部23では、符号化対象の画像に対応する予測画像が生成されるとともに、符号化対象の画像の各マクロブロックに対して適用されたイントラ予測モードを示す情報が可逆符号化部16に出力される。このイントラ予測モードを示す情報は、可逆符号化部16により、画像圧縮情報のヘッダに記述される情報の一部として符号化される。
なお、イントラ予測モードは、H.264の場合、輝度信号に対してイントラ4×4予測モード、イントラ8×8予測モードおよびイントラ16×16予測モードが定義されている。また、色差信号に対しては、各マクロブロックに、輝度信号とは独立した予測モードを定義することが可能である。例えば、イントラ4×4予測モードについては、各4×4輝度ブロックに対して1つのイントラ予測モードが定義される。イントラ8×8予測モードについては、各8×8輝度ブロックに対して、1つのイントラ予測モードが定義されることになる。イントラ16×16予測モードに対しては、各マクロブロックに対して、1つの予測モードが定義されることになる。また、色差信号に対しては、各マクロブロックに対して、1つの予測モードが定義されることになる。
画像並替バッファ12から出力される画像がインター符号化される場合、符号化対象の画像が動き予測・補償部24に入力される。これと同時に、フレームメモリ22から復号画像が参照画像として動き予測・補償部24に読み出されて、符号化対象の画像と参照画像により動き予測・補償処理が施され、この結果得られる予測画像が加算器13に供給される。加算器13では、符号化対象の画像と予測画像との差分信号に変換され、直交変換部14に出力される。直交変換部14以降の後段の処理については、イントラ符号化の場合と同様なので、その説明は省略する。
なお、動き予測・補償部24では、上述した予測画像の生成と同時に各マクロブロックの動きベクトルが検出されて可逆符号化部16に出力される。この動きベクトルは、可逆符号化部16により、画像圧縮情報のヘッダに記述される情報の一部として符号化される。
ここで、動き予測・補償部24における動き補償について説明する。動き補償とは、符号化対象の画像の一部を、フレームメモリ22に蓄積されている復号画像の一部を用いて充てる処理であり、復号画像のどの位置の一部を参照するかについては、動き予測・補償部24によって検出される動きベクトルによって表される。
この動きベクトルは、予測精度を向上させるために、1/2 Pel、1/4 Pelなどの整数以下の分数精度で演算される。このように、分数精度で動き補償を行うためには、画像上に実在する画素と画素の間に、すなわち、画素が実在していない位置に、補間処理(インターポーレーション)によって新たに画素を設定する必要がある。
インターポーレーションによって画素数を増やす場合の例について、図2を参照して説明する。図2は、画素数を縦横それぞれ4倍に増やす場合の例を示している。図2において、白丸○は実在する画素の位置を示し、白四角形□は補間画素の位置を示している。
各補間画素は、例えば、以下に示す補間式に示すように、実在する複数の画素、および算出済みの補間画素と所定のフィルタ係数との線形結合によって補間演算される。
b=(E−5F+20G+20H−5I+J)/32
h=(A−5C+20G+20M−5R+T)/32
j=(aa−5bb+20b+20s−5gg+hh)/32
a=(G+b)/2
d=(G+h)/2
f=(b+j)/2
r=(m+s)/2
なお、補間画素aa,bb,s,gg,hhは、補間画素bを算出する上式と同様の式により算出される。補間画素cc,dd,m,ee,ffは、補間画素hを算出する上式と同様の式により算出される。補間画素cは、補間画素aを算出する上式と同様の式により算出される。補間画素i,k,qは、補間画素dを算出する上式と同様の式により算出される。補間画素e,g,oは、補間画素rを算出する上式と同様の式により算出される。
上記の補間式は、H.264およびAVC規格などで採用されているものであり、この補間式は偶数のタップを有するFIR(Finite Impulse Response)フィルタによって実現される。
なお、動き予測・補償部24では、FIRフィルタの代わりに、補間式におけるフィルタ係数をフレーム毎に適応的に変更することができるAIF(アダプティブ・インターポーレーション・フィルタ)25を内蔵しており、このAIF25を用いて補間処理を行うことにより、エイリアシングの影響や符号化歪みを低減し、動き補償の誤差を小さくするようになされている。なお、適応的に変更されるAIF25のフィルタ係数は、動きベクトルとともに可逆符号化部16に出力され、符号化されて画像圧縮情報として出力されることになる。
AIFについては、例えば、非特許文献1および2に記載されている。
「Motion- and Aliasing-Compensated Prediction for Hybrid Video Coding」Thomas Wedi and Hans Georg Musmann, IEEE Transactions on circuits and systems for video technology, Vol.13, No.7, July 2003 「Prediction of P- and B-Frames Using a Two-dimensional Non-separable Adaptive Wiener Interpolation Filter for H.264/AVC」Yuri Vatis, Joern Ostermann, ITU-T SG16 VCEG 30th Meeting, Hangzhou China, October 2006
動き予測・補償部24にAIFを適用した場合、AIFのフィルタ係数も符号化して画像圧縮情報に含めることになる。このフィルタ係数を、例えば、符号化対象の画像毎に変更する程度であれば、その符号量は問題とならないが、例えば、符号化対象の画像を複数の領域に分割し、各領域に対して適切なフィルタ係数を生成するようにした場合、その符号量が増加してしまうことになる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、高性能な動き補償を実現しつつ、符号量の増加を抑止できるようにするものである。
本発明の第1の側面である画像処理装置は、復号の対象となる復号対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に復号される領域を復号済領域として設定するとともに、参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記復号済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定する設定手段と、前記設定手段により設定された参照領域の画素値を前記設定手段により設定された復号済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出する算出手段と、前記算出手段により算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間する補間手段と、前記補間手段により画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記復号対象画像に対応する予測画像を生成する生成手段とを有する。
前記算出手段は、前記復号領域の画素値と前記参照領域の画素値をフィルタ処理した結果との2乗誤差が最小となるように、前記フィルタ係数を算出することができる。
前記復号済領域は、第1復号済領域と前記第1復号済領域よりもスキャン順で後に位置する第2復号済領域とからなり、前記参照領域は、前記第1復号済領域に対応する第1参照領域と前記第2復号済領域に対応する第2参照領域とからなり、前記算出手段は、前記第1参照領域及び前記第1復号済領域と前記第2参照領域及び前記第2復号済領域とを対象として、異なる方向のフィルタの係数を算出することができる。
前記スキャン順はラスタースキャン順であり、前記算出手段は、前記第1参照領域及び前記第1復号済領域に対して水平方向のフィルタの係数を算出し、前記第2参照領域及び前記第2復号済領域に対して垂直方向のフィルタの係数を算出することができる。
前記第1復号済領域と前記第2復号済領域とは同じ大きさであるようにすることができる。
前記フィルタは、AIF(アダプティブ・インターポーレーション・フィルタ)であるようにすることができる。
前記対象ブロックと前記参照ブロックとの間における整数精度の動きベクトルを受け取る受取り手段を更に有し、前記設定手段は、前記受取り手段により受け取られた動きベクトルに基づいて、前記復号済領域と前記参照領域とを設定することができる。
本発明の第1の側面である画像処理方法は、復号の対象となる復号対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に復号される領域を復号済領域として設定するとともに、参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記復号済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定し、設定された参照領域の画素値を復号済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出し、算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間し、画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記復号対象画像に対応する予測画像を生成する。
本発明の第1の側面においては、復号の対象となる復号対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、対象ブロックよりも先に復号される領域が復号済領域として設定されるとともに、参照画像の参照ブロックに対する位置関係が復号済領域の位置関係と同じ領域が参照領域として設定され、設定された参照領域の画素値を復号済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数が算出され、算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、参照ブロックの画素値が補間され、画素値が補間された参照ブロックを対象ブロックに動き補償することにより、復号対象画像に対応する予測画像が生成される。
本発明の第2の側面である画像処理装置は、符号化の対象となる符号化対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に符号化される領域を符号化済領域として設定するとともに、前記符号化対象画像よりも先に符号化されてから復号された参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記符号化済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定する設定手段と、前記設定手段により設定された参照領域の画素値を前記設定手段により設定された符号化済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出する算出手段と、前記算出手段により算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間する補間手段と、前記補間手段により画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記符号化対象画像に対応する予測画像を生成する生成手段とを有する。
前記対象ブロックと前記参照ブロックとの間の動きベクトルを整数精度で演算する動きベクトル演算手段を更に有することができる。
前記フィルタは、AIF(アダプティブ・インターポーレーション・フィルタ)であるようにすることができる。
本発明の第2の側面である画像処理方法は、符号化の対象となる符号化対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に符号化される領域を符号化済領域として設定するとともに、前記符号化対象画像よりも先に符号化されてから復号された参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記符号化済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定し、設定された参照領域の画素値を符号化済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出し、算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間し、画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記符号化対象画像に対応する予測画像を生成する。
本発明の第2の側面においては、符号化の対象となる符号化対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に符号化される領域が符号化済領域として設定されるとともに、前記符号化対象画像よりも先に符号化されてから復号された参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記符号化済領域の位置関係と同じ領域が前記参照領域として設定され、設定された参照領域の画素値を符号化済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数が算出され、算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値が補間され、画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記符号化対象画像に対応する予測画像が生成される。
本発明の一側面によれば、高性能な動き補償を実現しつつ、符号量の増加を抑止することができる。
従来の画像符号化装置の構成の一例を示すブロック図である。 画素の補間を説明するための図である。 本発明を適用した画像符号化装置の構成例を示すブロック図である。 インター符号化時の処理を説明するフローチャートである。 微調整フィルタを用いたインター符号化を説明するための図である。 微調整フィルタを用いたインター符号化を説明するための図である。 微調整フィルタを用いたインター符号化を説明するための図である。 微調整フィルタを用いたインター符号化を説明するための図である。 微調整フィルタを生成するための領域の形状の例を示す図である。 微調整フィルタを生成するための領域の形状の例を示す図である。 微調整フィルタを生成するための領域の形状の例を示す図である。 本発明を適用した画像復号装置の構成例を示すブロック図である。 インター符号化されている画像の復号処理を説明するフローチャートである。 微調整フィルタを用いた復号を説明するための図である。 微調整フィルタを用いた復号を説明するための図である。 微調整フィルタを用いた復号を説明するための図である。 微調整フィルタを用いた復号を説明するための図である。 本発明を適用したテレビジョン受像機の主な構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した携帯電話機の主な構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したハードディスクレコーダの主な構成例を示すブロック図である。 本発明を適用したカメラの主な構成例を示すブロック図である。 マクロブロックサイズの例を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明の一実施の形態である画像符号化装置の構成例を示している。この画像符号化装置40は、入力される動画像(以下、入力画像を称する)を圧縮符号化し、その結果得られる画像圧縮情報を出力するものである。
画像符号化装置40は、図1の画像符号化装置10の動き予測・補償部24に代えて動き予測・補償部41が設けられている点で画像符号化装置10と相違する。動き予測・補償部41以外の構成要素については、画像符号化装置10と共通であり、同一の符号をつけているので、その説明は適宜省略する。
ところで、上述したように、動き予測・補償部24にAIF25を内蔵し、分数精度で動き補償を行った場合、動きベクトルも分数精度で表現することになるので、動きベクトルを整数精度で表現していた場合に比較して、その情報量が増してしまい、結果的に画像圧縮情報の符号量が増加してしまうことになる。
動き予測・補償部41は、画像符号化装置10の動き予測・補償部24が動きベクトルを分数精度で演算していたことに対し、動きベクトルを整数精度で演算するようになされている。したがって、動き予測・補償部41から出力される整数精度の動きベクトルを表現するための情報量も、分数精度のそれと比較して減少するので、結果的に画像符号化装置40から出力される画像圧縮情報の符号量を、画像符号化装置10から出力される画像圧縮情報に比較して減少させることができる。
動き予測・補償部41は、フィルタ生成部42を内蔵する。フィルタ生成部42は、動き補償において、符号化対象の画像上の符号化対象ブロックに参照画像上の参照ブロックを充てた後、その画素値を水平方向および垂直方向に微調整するための微調整フィルタを生成する。
次に、画像符号化装置40の動作について説明する。
画像符号化装置40において、入力画像はA/D11によってデジタル信号に変換されて、画像並替バッファ12に入力される。画像並替バッファ12では、出力時のGOP構造に応じ、画像の順序並び替えられて、後段に供給される。
画像並替バッファ12から出力される画像がイントラ符号化される場合、加算器13に、符号化対象の画像の画素値とイントラ予測部23でイントラ予測された予測画像の画素値とが供給され、これらの差分信号が算出されて直交変換部14に出力される。
加算器13の出力は、直交変換部14により直交変換(離散コサイン変換、カルーネン・レーベ変換等)され、その結果得られた変換係数が量子化部15により量子化される。量子化された変換係数は、可逆符号化部16および逆量子化部18に供給される。
可逆符号化部16では、量子化された変換係数が可逆符号化(可変長符号化、算術符号化等)され、この結果が蓄積バッファ17に蓄積された後に画像圧縮情報として後段に出力される。
一方、逆量子化部18では、量子化された変換係数に対して、量子化部15による量子化に対応する逆量子化が行なわれ、逆直交変換部19により、逆量子化によって得られた変換係数に対し、直交変換部14による直交変換に対応する逆直交変換が行なわれて、その結果が加算器20に出力される。
加算器20では、逆直交変換の結果と符号化対象の画像とが加算されて、符号化対象の画像を符号化して復号したときの復号画像が生成される。生成された復号画像は、デブロックフィルタ21によりブロック歪が除去された後にフレームメモリ22に蓄積される。
イントラ予測部23では、符号化対象の画像の各マクロブロックに対して適用されたイントラ予測モードを示す情報が可逆符号化部16に出力される。このイントラ予測モードを示す情報は、可逆符号化部16により、画像圧縮情報のヘッダに記述される情報の一部として符号化される。
画像並替バッファ12から出力される画像がインター符号化される場合、符号化対象の画像は動き予測・補償部41に入力される。これと同時に、フレームメモリ22から参照画像として復号画像が読み出されて、符号化対象の画像と参照画像により動き予測・補償処理が施され、その結果得られる予測画像が加算器13に供給され、符号化対象の画像との差分信号に変換され、直交変換部14に出力される。直交変換部14以降の後段の処理については、イントラ符号化の場合と同様なので、その説明は省略する。
なお、動き予測・補償部41では、上述した予測画像の生成に際し、符号化対象の画像の各マクロブロックの動きベクトルが整数精度で演算されるとともに、フィルタ生成部42により、微調整フィルタが生成される。なお、演算された整数精度の動きベクトルは、可逆符号化部16に出力されて、画像圧縮情報のヘッダに記述される情報の一部として符号化される。
次に、符号化対象の画像がインター符号化される時の処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
当該処理の前提として、動き予測・補償部41には、画像並替バッファ12から符号化対象の画像が入力され、また、フレームメモリ22から参照画像として復号画像が読み出されているものとする。
ステップS1において、動き予測・補償部41は、図5に示すように、符号化対象の画像上に設けた符号化対象ブロック51に最も類似する参照画像上の参照ブロック52の位置を特定し、符号化対象ブロック51と参照ブロック52の座標の差に相当する動きベクトル(MV)を演算する。
なお、図5において、参照画像の全体を覆う斜線、および符号化対象の画像の符号化対象ブロック51の手前までを覆う斜線は、既に符号化済みの領域であることを示している。以降の図6乃至図8においても同様である。ただし、画像の符号化および復号は、画像の左上から右下まで、ラスタースキャン順に行なわれるものとする。
ステップS2において、フィルタ生成部42は、図6に示すように、参照画像の参照ブロック52の上側に隣接して所定サイズの領域Aを設定し、同様に、符号化対象画像の符号化対象ブロック51の上側に隣接して同じサイズの領域A’を設定する。ここで、領域A,A’は、符号化対象ブロック51が復号されるとき、既に復号済みの領域であることが特徴である。
さらにステップS2において、フィルタ生成部42は、領域Aの画素値を領域A’の画素値に変換する水平方向の微調整フィルタHhを生成する。この微調整フィルタHhは、FIRフィルタにより実現できる。微調整フィルタHhの生成については後述する。
ステップS3において、フィルタ生成部42は、図7に示すように、参照画像の参照ブロック52の左側に隣接して所定サイズの領域Bを設定し、同様に、符号化対象画像の符号化対象ブロック51の左側に隣接して同じサイズの領域B’を設定する。ここで、領域B,B’も、符号化対象ブロック51が復号されるとき、既に復号済みの領域であることが特徴である。
さらにステップS3において、フィルタ生成部42は、領域Bの画素値を領域B’の画素値に変換する垂直方向の微調整フィルタHvを生成する。この微調整フィルタHvも、FIRフィルタにより実現できる。微調整フィルタHvの生成についても後述する。
ステップS4において、動き予測・補償部41は、図8に示すように、参照画像の参照ブロック52に水平方向の微調整フィルタHhと垂直方向の微調整フィルタHvを適用して画素値を微調整したものを、符号化対象ブロック51に対応する予測画像の位置に充てることにより、動き補償された予測画像を徐々に生成する。
そして、符号化対象の画像の全領域を順に符号化対象ブロック51として、以上説明したステップS1乃至S4が行なわれることにより、動き補償された予測画像が生成され、加算器13に出力される。
ステップS5においては、加算器13により、符号化対象の画像と予測画像の画素値の差分信号が算出され、この差分信号が、直交変換部14により直交変換され、その結果得られた変換係数が、量子化部15により量子化され、可逆符号化部16に入力される。
一方、動き予測・補償部41で演算された整数精度の動きベクトルも、ステップS6において、可逆符号化部16に入力され、可逆符号化部16により、量子化された変換係数とともに可逆符号化され、この結果が蓄積バッファ17に蓄積された後に画像圧縮情報として後段に出力される。
以上説明したように、画像符号化装置40のインター符号化時の処理では、動きベクトルを整数精度としたので、分数精度の動きベクトルを出力する場合に比較して、画像圧縮情報の符号量を抑えることができる。また、AIFを用いないので、そのフィルタ係数で出力する必要がない。
さらに、微調整フィルタを適用したことにより、従来の動き補償と同様に符号化対象ブロック51が参照ブロック52から平行移動している場合に良好な動き補償ができることに加え、回転、ボケ、拡大縮小、および輝度変化している場合についても補償することができる。
ここで、微調整フィルタHh,Hvの生成について説明する。
微調整フィルタHh,Hvは、例えばFIRフィルタによって実現される。FIRフィルタは、入力された画像に対し、次式(1)で表される畳み込み演算を行う。
Figure 0005240530
・・・(1)
式(1)において、yは微調整フィルタ処理後の値、すなわち、領域A’(またはB’)の画素値である。xは微調整フィルタ処理前の値、すなわち、領域A(またはB)の画素値である。hはフィルタ係数である。このフィルタ係数は、インパルス応答とも称され、フィルタ係数hによりFIRフィルタの特性が決定される。
ただし、式(1)では、(2N+1)タップの1次元FIRフィルタを示しているが、タップ数を変更したり、2次元に拡張することができる。2次元の画像領域に対して1次元FIRフィルタを用いる場合、横(縦)方向にフィルタ処理を行った後、縦(横)方向にフィルタ処理を行えばよい。
微調整フィルタHh,HvとしてのFIRフィルタのフィルタ係数は、領域A’(またはB’)の画素値と、領域A(またはB)の画素値をフィルタ処理した結果との、次式(2)に示す平均二乗誤差eが最小となるように決定する。
Figure 0005240530
・・・(2)
式(2)において、d(n)は領域A’(またはB’)の画素値、y(n)は領域A(またはB)の画素値をフィルタ処理した結果、xは領域A(またはB)の画素値である。E{ }は括弧内の期待値を表す。
式(2)に基づいてフィルタ係数hを求めるには、次式(3)に示すように、平均二乗誤差eをフィルタ係数hで偏微分する。
Figure 0005240530
・・・(3)
さらに、次式(4)に示すように、式(3)を0として整理し、フィルタ係数hを演算すればよい。
Figure 0005240530
・・・(4)
式(4)において、h(x) OPが平均2乗誤差eを最小とするフィルタ係数である。この式(4)は連立方程式となり、この連立方程式の解としてフィルタ係数を求めることができる。
なお、微調整フィルタは、上述したFIRフィルタの他、参照画像の領域A,Bから、符号化対象画像の領域A’,B’が推定できるものであればよい。例えば、アフィン変換を適用するようにしてもよい。
ところで、微調整フィルタHh,Hvを生成するための領域A,Bについては、符号化対象ブロックが復号されるとき、既に復号済みの領域であればよい。すなわち、例えば、図9に示すように、領域A,Bの横幅が参照ブロックの横幅を超える形状であってもよい。また、例えば、図10に示すように、領域A,Bの横幅が参照ブロックの横幅と同じ形状であってもよい。さらに、図11に示すように、領域A,Bが参照ブロックと同じ形状であってもよい。ただし当然ながら、画像符号化装置40で採用した領域A,Bの形状と、復号側で採用する領域A,Bの形状は一致している必要がある。
次に、画像符号化装置40から出力される画像圧縮情報を復号する画像復号装置について、図12を参照して説明する。
図12は、本発明を適用した画像復号装置の構成例を示すブロック図である。この画像復号装置60は、蓄積バッファ61、可逆復号部62、逆量子化部63、逆直交変換部64、加算器65、デブロックフィルタ66、画像並替バッファ67、デジタルアナログ変換部68、フレームメモリ69、動き予測・補償部70、およびイントラ予測部72から構成される。
画像復号装置60においては、画像符号化装置40の出力である画像圧縮情報が蓄積バッファ61に供給されて蓄積されて、順次、可逆復号部62に出力される。可逆復号部62では、画像圧縮情報としての符号化信号が復号され、復号結果として得られる量子化された変換係数が逆量子化部63に出力される。さらに、復号する画像がインター符号化されている場合、復号結果として得られる動きベクトルが動き予測・補償部70に出力される。また、復号する画像がイントラ符号化されている場合、復号結果として得られるイントラ予測モード情報がイントラ予測部72に出力される。
逆量子化部63では、量子化されている変換係数が逆量子化され、その結果得られる変換係数が逆直交変換部64に出力される。逆直交変換部64では、変換係数が逆直交変換され、その結果得られる差分信号が加算器65に出力される。加算器65では、復号する画像がインター符号化されている場合、動き予測・補償部70から入力される予測画像に、逆直交変換部64からの差分信号が加算されて復号画像が生成される。復号する画像がイントラ符号化されている場合、イントラ予測部72から入力される予測画像に、逆直交変換部64からの差分信号が加算されて復号画像が生成される。
デブロックフィルタ66では、復号画像からブロック歪が除去される。画像並替バッファ67では、ブロック歪が除去された復号画像がその再生タイミングまで保持され、再生タイミングに従ってデジタルアナログ変換部68に出力される。デジタルアナログ変換部68では、復号画像がアナログ信号に変換されて後段(例えば、ディスプレイ)に出力される。
フレームメモリ69では、ブロック歪が除去された復号画像が保持される。動き予測・補償部70では、フレームメモリ69に保持されている復号画像が参照画像として読み出され、可逆復号部62からの動きベクトルに基づき、予測画像が生成されて加算器65に出力される。イントラ予測部72では、可逆復号部62からのイントラ予測モードに基づき、予測画像が生成されて加算器65に出力される。
次に、復号する画像がインター符号化されている場合の復号処理について、図13のフローチャートを参照して説明する。
当該処理の前提として、動き予測・補償部70には、フレームメモリ69に保持されている復号画像が参照画像として読み出されているものとする。
ステップS11において、可逆復号部62は、蓄積バッファ61から供給された画像圧縮情報を復号し、その結果得られる整数精度の動きベクトルを動き予測・補償部70に出力する。ここで得られる動きベクトルは、図14に示すように、現在復号中の画像の復号対象ブロック91に充当すべき、参照画像の参照ブロック92の座標位置を、相対的に表している。
なお、図14において、参照画像の全体を覆う斜線、および現在復号中の画像の復号対象ブロック91の手前までを覆う斜線は、既に復号済みの領域であることを示している。以降の図15乃至図17においても同様である。ただし、画像の復号は、画像の左上から右下まで、ラスタースキャン順に行なわれるものとする。
ステップS12において、動き予測・補償部70のフィルタ生成部71は、図15に示すように、フレームメモリ69から読み出した参照画像の参照ブロック92の上側に隣接して所定サイズ(符号化時に設定される領域Aと同じサイズ)の領域Aを設定し、同様に、現在復号中の画像の復号対象ブロック91の上側に隣接して同じサイズの領域A’を設定する。ここで、領域A,A’は、既に復号済みの領域である。
さらにステップS12において、フィルタ生成部71は、領域Aの画素値を領域A’の画素値に変換する水平方向の微調整フィルタHhを生成する。この微調整フィルタHhは、符号化時に生成するものと同様の方法により生成する。
ステップS13において、フィルタ生成部71は、図16に示すように、参照画像の参照ブロック92の左側に隣接して所定サイズの領域Bを設定し、同様に、現在復号中の画像の復号対象ブロック91の左側に隣接して同じサイズの領域B’を設定する。ここで、領域B,B’も既に復号済みの領域である。
さらにステップS13において、フィルタ生成部71は、領域Bの画素値を領域B’の画素値に変換する垂直方向の微調整フィルタHvを生成する。この微調整フィルタHvも、符号化時に生成するものと同様の方法により生成する。
ステップS14において、動き予測・補償部70は、図17に示すように、参照画像の参照ブロック92に水平方向の微調整フィルタHhと垂直方向の微調整フィルタHvを適用して画素値を微調整したものを、復号対象ブロック91に対応する予測画像の位置に充てることにより、動き補償された予測画像を徐々に生成する。
そして、現在復号中の画像の全領域を順に復号対象ブロック91として、以上説明したステップS11乃至S14が行なわれることにより、動き補償された予測画像が生成され、加算器65に出力される。
一方、ステップS15において、可逆復号部62は、画像圧縮情報の復号することにより得られた、量子化された変換係数を逆量子化部63に出力する。この量子化された変換係数は、逆量子化部63より逆量子化され、逆直交変換部64により逆直交変換され、その結果得られる差分信号が加算器65に入力される。
ステップS16において、加算器65は、動き予測・補償部70からの予測画像と、逆直交変換部64からの差分信号を加算することにより復号画像を生成する。この復号画像は、デブロックフィルタ66によりブロック歪が除去された後、画像並替バッファ67に蓄積され、それぞれの再生タイミングに従って後段に出力される。また、ブロック歪が除去された復号画像はフレームメモリ69に保持されて、次フレーム以降の復号時に参照画像として利用される。
以上説明したように、インター符号化された画像の復号処理では、参照ブロックを復号対象ブロックに充当するに際して、それぞれに隣接する領域に基づいて生成した微調整フィルタを用いて画素値を調整するので、従来の動き補償と同様に復号対象ブロック91が参照ブロック92から平行移動している場合に良好な動き補償ができることに加え、回転、ボケ、拡大縮小、および輝度変化している場合についても補償することができる。よって、高品質な動き補償を行うことができる。
本発明は、エンコーダ側で生成されたフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加・オーバヘッドを抑制するために、デコーダ側でフィルタ係数を精度良く推定・生成する点に着目している。この場合、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。これにより、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、デコーダ側で精度の高いフィルタ係数を算出することができる。
ところで、上述した画像符号化装置40および画像復号装置60は、ハードウェアにより実行することもできるし、ソフトウェアにより実行することもできるソフトウェアにより実行する場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
なお、コンピュータが実行するプログラムは、本明細書で説明する順序に沿って時系列に処理が行われるプログラムであっても良いし、並列に、あるいは呼び出しが行われたとき等の必要なタイミングで処理が行われるプログラムであっても良い。
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、上述した画像符号化装置40や画像復号装置60は、任意の電子機器に適用することができる。以下にその例について説明する。
図18は、本発明を適用した画像復号装置60を用いるテレビジョン受像機の主な構成例を示すブロック図である。
図18に示されるテレビジョン受像機1000は、地上波チューナ1013、ビデオデコーダ1015、映像信号処理回路1018、グラフィック生成回路1019、パネル駆動回路1020、および表示パネル1021を有する。
地上波チューナ1013は、地上アナログ放送の放送波信号を、アンテナを介して受信し、復調し、映像信号を取得し、それをビデオデコーダ1015に供給する。ビデオデコーダ1015は、地上波チューナ1013から供給された映像信号に対してデコード処理を施し、得られたデジタルのコンポーネント信号を映像信号処理回路1018に供給する。
映像信号処理回路1018は、ビデオデコーダ1015から供給された映像データに対してノイズ除去などの所定の処理を施し、得られた映像データをグラフィック生成回路1019に供給する。
グラフィック生成回路1019は、表示パネル1021に表示させる番組の映像データや、ネットワークを介して供給されるアプリケーションに基づく処理による画像データなどを生成し、生成した映像データや画像データをパネル駆動回路1020に供給する。また、グラフィック生成回路1019は、項目の選択などにユーザにより利用される画面を表示するための映像データ(グラフィック)を生成し、それを番組の映像データに重畳したりすることによって得られた映像データをパネル駆動回路1020に供給するといった処理も適宜行う。
パネル駆動回路1020は、グラフィック生成回路1019から供給されたデータに基づいて表示パネル1021を駆動し、番組の映像や上述した各種の画面を表示パネル1021に表示させる。
表示パネル1021はLCD(Liquid Crystal Display)などよりなり、パネル駆動回路1020による制御に従って番組の映像などを表示させる。
また、テレビジョン受像機1000は、音声A/D(Analog/Digital)変換回路1014、音声信号処理回路1022、エコーキャンセル/音声合成回路1023、音声増幅回路1024、およびスピーカ1025も有する。
地上波チューナ1013は、受信した放送波信号を復調することにより、映像信号だけでなく音声信号も取得する。地上波チューナ1013は、取得した音声信号を音声A/D変換回路1014に供給する。
音声A/D変換回路1014は、地上波チューナ1013から供給された音声信号に対してA/D変換処理を施し、得られたデジタルの音声信号を音声信号処理回路1022に供給する。
音声信号処理回路1022は、音声A/D変換回路1014から供給された音声データに対してノイズ除去などの所定の処理を施し、得られた音声データをエコーキャンセル/音声合成回路1023に供給する。
エコーキャンセル/音声合成回路1023は、音声信号処理回路1022から供給された音声データを音声増幅回路1024に供給する。
音声増幅回路1024は、エコーキャンセル/音声合成回路1023から供給された音声データに対してD/A変換処理、増幅処理を施し、所定の音量に調整した後、音声をスピーカ1025から出力させる。
さらに、テレビジョン受像機1000は、デジタルチューナ1016およびMPEGデコーダ1017も有する。
デジタルチューナ1016は、デジタル放送(地上デジタル放送、BS(Broadcasting Satellite)/CS(Communications Satellite)デジタル放送)の放送波信号を、アンテナを介して受信し、復調し、MPEG-TS(Moving Picture Experts Group-Transport Stream)を取得し、それをMPEGデコーダ1017に供給する。
MPEGデコーダ1017は、デジタルチューナ1016から供給されたMPEG-TSに施されているスクランブルを解除し、再生対象(視聴対象)になっている番組のデータを含むストリームを抽出する。MPEGデコーダ1017は、抽出したストリームを構成する音声パケットをデコードし、得られた音声データを音声信号処理回路1022に供給するとともに、ストリームを構成する映像パケットをデコードし、得られた映像データを映像信号処理回路1018に供給する。また、MPEGデコーダ1017は、MPEG-TSから抽出したEPG(Electronic Program Guide)データを図示せぬ経路を介してCPU1032に供給する。
テレビジョン受像機1000は、このように映像パケットをデコードするMPEGデコーダ1017として、上述した画像復号装置60を用いる。なお、放送局等より送信されるMPEG-TSは、画像符号化装置40によって符号化されている。
MPEGデコーダ1017は、画像復号装置60の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、MPEGデコーダ1017は、符号化側でフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、精度の高いフィルタ係数を算出することができる。
MPEGデコーダ1017から供給された映像データは、ビデオデコーダ1015から供給された映像データの場合と同様に、映像信号処理回路1018において所定の処理が施され、グラフィック生成回路1019において、生成された映像データ等が適宜重畳され、パネル駆動回路1020を介して表示パネル1021に供給され、その画像が表示される。
MPEGデコーダ1017から供給された音声データは、音声A/D変換回路1014から供給された音声データの場合と同様に、音声信号処理回路1022において所定の処理が施され、エコーキャンセル/音声合成回路1023を介して音声増幅回路1024に供給され、D/A変換処理や増幅処理が施される。その結果、所定の音量に調整された音声がスピーカ1025から出力される。
また、テレビジョン受像機1000は、マイクロホン1026、およびA/D変換回路1027も有する。
A/D変換回路1027は、音声会話用のものとしてテレビジョン受像機1000に設けられるマイクロホン1026により取り込まれたユーザの音声の信号を受信し、受信した音声信号に対してA/D変換処理を施し、得られたデジタルの音声データをエコーキャンセル/音声合成回路1023に供給する。
エコーキャンセル/音声合成回路1023は、テレビジョン受像機1000のユーザ(ユーザA)の音声のデータがA/D変換回路1027から供給されている場合、ユーザAの音声データを対象としてエコーキャンセルを行い、他の音声データと合成するなどして得られた音声のデータを、音声増幅回路1024を介してスピーカ1025より出力させる。
さらに、テレビジョン受像機1000は、音声コーデック1028、内部バス1029、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)1030、フラッシュメモリ1031、CPU1032、USB(Universal Serial Bus) I/F1033、およびネットワークI/F1034も有する。
A/D変換回路1027は、音声会話用のものとしてテレビジョン受像機1000に設けられるマイクロホン1026により取り込まれたユーザの音声の信号を受信し、受信した音声信号に対してA/D変換処理を施し、得られたデジタルの音声データを音声コーデック1028に供給する。
音声コーデック1028は、A/D変換回路1027から供給された音声データを、ネットワーク経由で送信するための所定のフォーマットのデータに変換し、内部バス1029を介してネットワークI/F1034に供給する。
ネットワークI/F1034は、ネットワーク端子1035に装着されたケーブルを介してネットワークに接続される。ネットワークI/F1034は、例えば、そのネットワークに接続される他の装置に対して、音声コーデック1028から供給された音声データを送信する。また、ネットワークI/F1034は、例えば、ネットワークを介して接続される他の装置から送信される音声データを、ネットワーク端子1035を介して受信し、それを、内部バス1029を介して音声コーデック1028に供給する。
音声コーデック1028は、ネットワークI/F1034から供給された音声データを所定のフォーマットのデータに変換し、それをエコーキャンセル/音声合成回路1023に供給する。
エコーキャンセル/音声合成回路1023は、音声コーデック1028から供給される音声データを対象としてエコーキャンセルを行い、他の音声データと合成するなどして得られた音声のデータを、音声増幅回路1024を介してスピーカ1025より出力させる。
SDRAM1030は、CPU1032が処理を行う上で必要な各種のデータを記憶する。
フラッシュメモリ1031は、CPU1032により実行されるプログラムを記憶する。フラッシュメモリ1031に記憶されているプログラムは、テレビジョン受像機1000の起動時などの所定のタイミングでCPU1032により読み出される。フラッシュメモリ1031には、デジタル放送を介して取得されたEPGデータ、ネットワークを介して所定のサーバから取得されたデータなども記憶される。
例えば、フラッシュメモリ1031には、CPU1032の制御によりネットワークを介して所定のサーバから取得されたコンテンツデータを含むMPEG-TSが記憶される。フラッシュメモリ1031は、例えばCPU1032の制御により、そのMPEG-TSを、内部バス1029を介してMPEGデコーダ1017に供給する。
MPEGデコーダ1017は、デジタルチューナ1016から供給されたMPEG-TSの場合と同様に、そのMPEG-TSを処理する。このようにテレビジョン受像機1000は、映像や音声等よりなるコンテンツデータを、ネットワークを介して受信し、MPEGデコーダ1017を用いてデコードし、その映像を表示させたり、音声を出力させたりすることができる。
また、テレビジョン受像機1000は、リモートコントローラ1051から送信される赤外線信号を受光する受光部1037も有する。
受光部1037は、リモートコントローラ1051からの赤外線を受光し、復調して得られたユーザ操作の内容を表す制御コードをCPU1032に出力する。
CPU1032は、フラッシュメモリ1031に記憶されているプログラムを実行し、受光部1037から供給される制御コードなどに応じてテレビジョン受像機1000の全体の動作を制御する。CPU1032とテレビジョン受像機1000の各部は、図示せぬ経路を介して接続されている。
USB I/F1033は、USB端子1036に装着されたUSBケーブルを介して接続される、テレビジョン受像機1000の外部の機器との間でデータの送受信を行う。ネットワークI/F1034は、ネットワーク端子1035に装着されたケーブルを介してネットワークに接続し、ネットワークに接続される各種の装置と音声データ以外のデータの送受信も行う。
テレビジョン受像機1000は、MPEGデコーダ1017として画像復号装置60を用いることにより、精度の高いフィルタ係数を算出することができる。その結果として、符号化側で生成されたフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドが抑制される。
図19は、本発明を適用した画像符号化装置および画像復号装置を用いる携帯電話機の主な構成例を示すブロック図である。
図19に示される携帯電話機1100は、各部を統括的に制御するようになされた主制御部1150、電源回路部1151、操作入力制御部1152、画像エンコーダ1153、カメラI/F部1154、LCD制御部1155、画像デコーダ1156、多重分離部1157、記録再生部1162、変復調回路部1158、および音声コーデック1159を有する。これらは、バス1160を介して互いに接続されている。
また、携帯電話機1100は、操作キー1119、CCD(Charge Coupled Devices)カメラ1116、液晶ディスプレイ1118、記憶部1123、送受信回路部1163、アンテナ1114、マイクロホン(マイク)1121、およびスピーカ1117を有する。
電源回路部1151は、ユーザの操作により終話および電源キーがオン状態にされると、バッテリパックから各部に対して電力を供給することにより携帯電話機1100を動作可能な状態に起動する。
携帯電話機1100は、CPU、ROMおよびRAM等でなる主制御部1150の制御に基づいて、音声通話モードやデータ通信モード等の各種モードで、音声信号の送受信、電子メールや画像データの送受信、画像撮影、またはデータ記録等の各種動作を行う。
例えば、音声通話モードにおいて、携帯電話機1100は、マイクロホン(マイク)1121で集音した音声信号を、音声コーデック1159によってデジタル音声データに変換し、これを変復調回路部1158でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部1163でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理する。携帯電話機1100は、その変換処理により得られた送信用信号を、アンテナ1114を介して図示しない基地局へ送信する。基地局へ伝送された送信用信号(音声信号)は、公衆電話回線網を介して通話相手の携帯電話機に供給される。
また、例えば、音声通話モードにおいて、携帯電話機1100は、アンテナ1114で受信した受信信号を送受信回路部1163で増幅し、さらに周波数変換処理およびアナログデジタル変換処理し、変復調回路部1158でスペクトラム逆拡散処理し、音声コーデック1159によってアナログ音声信号に変換する。携帯電話機1100は、その変換して得られたアナログ音声信号をスピーカ1117から出力する。
更に、例えば、データ通信モードにおいて電子メールを送信する場合、携帯電話機1100は、操作キー1119の操作によって入力された電子メールのテキストデータを、操作入力制御部1152において受け付ける。携帯電話機1100は、そのテキストデータを主制御部1150において処理し、LCD制御部1155を介して、画像として液晶ディスプレイ1118に表示させる。
また、携帯電話機1100は、主制御部1150において、操作入力制御部1152が受け付けたテキストデータやユーザ指示等に基づいて電子メールデータを生成する。携帯電話機1100は、その電子メールデータを、変復調回路部1158でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部1163でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理する。携帯電話機1100は、その変換処理により得られた送信用信号を、アンテナ1114を介して図示しない基地局へ送信する。基地局へ伝送された送信用信号(電子メール)は、ネットワークおよびメールサーバ等を介して、所定のあて先に供給される。
また、例えば、データ通信モードにおいて電子メールを受信する場合、携帯電話機1100は、基地局から送信された信号を、アンテナ1114を介して送受信回路部1163で受信し、増幅し、さらに周波数変換処理およびアナログデジタル変換処理する。携帯電話機1100は、その受信信号を変復調回路部1158でスペクトラム逆拡散処理して元の電子メールデータを復元する。携帯電話機1100は、復元された電子メールデータを、LCD制御部1155を介して液晶ディスプレイ1118に表示する。
なお、携帯電話機1100は、受信した電子メールデータを、記録再生部1162を介して、記憶部1123に記録する(記憶させる)ことも可能である。
この記憶部1123は、書き換え可能な任意の記憶媒体である。記憶部1123は、例えば、RAMや内蔵型フラッシュメモリ等の半導体メモリであってもよいし、ハードディスクであってもよいし、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、USBメモリ、またはメモリカード等のリムーバブルメディアであってもよい。もちろん、これら以外のものであってもよい。
さらに、例えば、データ通信モードにおいて画像データを送信する場合、携帯電話機1100は、撮像によりCCDカメラ1116で画像データを生成する。CCDカメラ1116は、レンズや絞り等の光学デバイスと光電変換素子としてのCCDを有し、被写体を撮像し、受光した光の強度を電気信号に変換し、被写体の画像の画像データを生成する。CCDカメラ1116は、その画像データを、カメラI/F部1154を介して、画像エンコーダ1153で符号化し、符号化画像データに変換する。
携帯電話機1100は、このような処理を行う画像エンコーダ1153として、上述した画像符号化装置40を用いる。画像エンコーダ1053は、画像符号化装置40の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。これにより、画像エンコーダ1053は、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、復号側で精度の高いフィルタ係数を算出させることができる。
なお、携帯電話機1100は、このとき同時に、CCDカメラ1116で撮像中にマイクロホン(マイク)1121で集音した音声を、音声コーデック1159においてアナログデジタル変換し、さらに符号化する。
携帯電話機1100は、多重分離部1157において、画像エンコーダ1153から供給された符号化画像データと、音声コーデック1159から供給されたデジタル音声データとを、所定の方式で多重化する。携帯電話機1100は、その結果得られる多重化データを、変復調回路部1158でスペクトラム拡散処理し、送受信回路部1163でデジタルアナログ変換処理および周波数変換処理する。携帯電話機1100は、その変換処理により得られた送信用信号を、アンテナ1114を介して図示しない基地局へ送信する。基地局へ伝送された送信用信号(画像データ)は、ネットワーク等を介して、通信相手に供給される。
なお、画像データを送信しない場合、携帯電話機1100は、CCDカメラ1116で生成した画像データを、画像エンコーダ1153を介さずに、LCD制御部1155を介して液晶ディスプレイ1118に表示させることもできる。
また、例えば、データ通信モードにおいて、簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータを受信する場合、携帯電話機1100は、基地局から送信された信号を、アンテナ1114を介して送受信回路部1163で受信し、増幅し、さらに周波数変換処理およびアナログデジタル変換処理する。携帯電話機1100は、その受信信号を変復調回路部1158でスペクトラム逆拡散処理して元の多重化データを復元する。携帯電話機1100は、多重分離部1157において、その多重化データを分離して、符号化画像データと音声データとに分ける。
携帯電話機1100は、画像デコーダ1156において符号化画像データをデコードすることにより、再生動画像データを生成し、これを、LCD制御部1155を介して液晶ディスプレイ1118に表示させる。これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる動画データが液晶ディスプレイ1118に表示される。
携帯電話機1100は、このような処理を行う画像デコーダ1156として、上述した画像復号装置60を用いる。つまり、画像デコーダ1156は、画像復号装置60の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、画像デコーダ1156は、符号化側でフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、精度の高いフィルタ係数を算出することができる。
このとき、携帯電話機1100は、同時に、音声コーデック1159において、デジタルの音声データをアナログ音声信号に変換し、これをスピーカ1117より出力させる。これにより、例えば、簡易ホームページにリンクされた動画像ファイルに含まれる音声データが再生される。
なお、電子メールの場合と同様に、携帯電話機1100は、受信した簡易ホームページ等にリンクされたデータを、記録再生部1162を介して、記憶部1123に記録する(記憶させる)ことも可能である。
また、携帯電話機1100は、主制御部1150において、撮像されてCCDカメラ1116で得られた2次元コードを解析し、2次元コードに記録された情報を取得することができる。
さらに、携帯電話機1100は、赤外線通信部1181で赤外線により外部の機器と通信することができる。
携帯電話機1100は、画像エンコーダ1153として画像符号化装置40を用いることにより、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑制することができる。その結果として、携帯電話機1100は、例えばCCDカメラ1116において生成された画像データを符号化して伝送する際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
また、携帯電話機1100は、画像デコーダ1156として画像復号装置60を用いることにより、フィルタ係数を精度良く推定・生成することができる。その結果として、携帯電話機1100は、例えば、簡易ホームページ等にリンクされた動画像ファイルのデータ(符号化データ)を受信する際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
なお、以上において、携帯電話機1100が、CCDカメラ1116を用いるように説明したが、このCCDカメラ1116の代わりに、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いたイメージセンサ(CMOSイメージセンサ)を用いるようにしてもよい。この場合も、携帯電話機1100は、CCDカメラ1116を用いる場合と同様に、被写体を撮像し、被写体の画像の画像データを生成することができる。
また、以上においては携帯電話機1100として説明したが、例えば、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、UMPC(Ultra Mobile Personal Computer)、ネットブック、ノート型パーソナルコンピュータ等、この携帯電話機1100と同様の撮像機能や通信機能を有する装置であれば、どのような装置であっても携帯電話機1100の場合と同様に、画像符号化装置40および画像復号装置60を適用することができる。
図20は、本発明を適用した画像符号化装置および画像復号装置を用いるハードディスクレコーダの主な構成例を示すブロック図である。
図20に示されるハードディスクレコーダ(HDDレコーダ)1200は、チューナにより受信された、衛星や地上のアンテナ等より送信される放送波信号(テレビジョン信号)に含まれる放送番組のオーディオデータとビデオデータを、内蔵するハードディスクに保存し、その保存したデータをユーザの指示に応じたタイミングでユーザに提供する装置である。
ハードディスクレコーダ1200は、例えば、放送波信号よりオーディオデータとビデオデータを抽出し、それらを適宜復号し、内蔵するハードディスクに記憶させることができる。また、ハードディスクレコーダ1200は、例えば、ネットワークを介して他の装置からオーディオデータやビデオデータを取得し、それらを適宜復号し、内蔵するハードディスクに記憶させることもできる。
さらに、ハードディスクレコーダ1200は、例えば、内蔵するハードディスクに記録されているオーディオデータやビデオデータを復号してモニタ1260に供給し、モニタ1260の画面にその画像を表示させ、モニタ1260のスピーカよりその音声を出力させることができる。また、ハードディスクレコーダ1200は、例えば、チューナを介して取得された放送波信号より抽出されたオーディオデータとビデオデータ、または、ネットワークを介して他の装置から取得したオーディオデータやビデオデータを復号してモニタ1260に供給し、モニタ1260の画面にその画像を表示させ、モニタ1260のスピーカよりその音声を出力させることもできる。
もちろん、この他の動作も可能である。
図20に示されるように、ハードディスクレコーダ1200は、受信部1221、復調部1222、デマルチプレクサ1223、オーディオデコーダ1224、ビデオデコーダ1225、およびレコーダ制御部1226を有する。ハードディスクレコーダ1200は、さらに、EPGデータメモリ1227、プログラムメモリ1228、ワークメモリ1229、ディスプレイコンバータ1230、OSD(On Screen Display)制御部1231、ディスプレイ制御部1232、記録再生部1233、D/Aコンバータ1234、および通信部1235を有する。
また、ディスプレイコンバータ1230は、ビデオエンコーダ1241を有する。記録再生部1233は、エンコーダ1251およびデコーダ1252を有する。
受信部1221は、リモートコントローラ(図示せず)からの赤外線信号を受信し、電気信号に変換してレコーダ制御部1226に出力する。レコーダ制御部1226は、例えば、マイクロプロセッサなどにより構成され、プログラムメモリ1228に記憶されているプログラムに従って、各種の処理を実行する。レコーダ制御部1226は、このとき、ワークメモリ1229を必要に応じて使用する。
通信部1235は、ネットワークに接続され、ネットワークを介して他の装置との通信処理を行う。例えば、通信部1235は、レコーダ制御部1226により制御され、チューナ(図示せず)と通信し、主にチューナに対して選局制御信号を出力する。
復調部1222は、チューナより供給された信号を、復調し、デマルチプレクサ1223に出力する。デマルチプレクサ1223は、復調部1222より供給されたデータを、オーディオデータ、ビデオデータ、およびEPGデータに分離し、それぞれ、オーディオデコーダ1224、ビデオデコーダ1225、またはレコーダ制御部1226に出力する。
オーディオデコーダ1224は、入力されたオーディオデータをデコードし、記録再生部1233に出力する。ビデオデコーダ1225は、入力されたビデオデータをデコードし、ディスプレイコンバータ1230に出力する。レコーダ制御部1226は、入力されたEPGデータをEPGデータメモリ1227に供給し、記憶させる。
ディスプレイコンバータ1230は、ビデオデコーダ1225またはレコーダ制御部1226より供給されたビデオデータを、ビデオエンコーダ1241により、例えばNTSC(National Television Standards Committee)方式のビデオデータにエンコードし、記録再生部1233に出力する。また、ディスプレイコンバータ1230は、ビデオデコーダ1225またはレコーダ制御部1226より供給されるビデオデータの画面のサイズを、モニタ1260のサイズに対応するサイズに変換し、ビデオエンコーダ1241によってNTSC方式のビデオデータに変換し、アナログ信号に変換し、ディスプレイ制御部1232に出力する。
ディスプレイ制御部1232は、レコーダ制御部1226の制御のもと、OSD(On Screen Display)制御部1231が出力したOSD信号を、ディスプレイコンバータ1230より入力されたビデオ信号に重畳し、モニタ1260のディスプレイに出力し、表示させる。
モニタ1260にはまた、オーディオデコーダ1224が出力したオーディオデータが、D/Aコンバータ1234によりアナログ信号に変換されて供給されている。モニタ1260は、このオーディオ信号を内蔵するスピーカから出力する。
記録再生部1233は、ビデオデータやオーディオデータ等を記録する記憶媒体としてハードディスクを有する。
記録再生部1233は、例えば、オーディオデコーダ1224より供給されるオーディオデータを、エンコーダ1251によりエンコードする。また、記録再生部1233は、ディスプレイコンバータ1230のビデオエンコーダ1241より供給されるビデオデータを、エンコーダ1251によりエンコードする。記録再生部1233は、そのオーディオデータの符号化データとビデオデータの符号化データとをマルチプレクサにより合成する。記録再生部1233は、その合成データをチャネルコーディングして増幅し、そのデータを、記録ヘッドを介してハードディスクに書き込む。
記録再生部1233は、再生ヘッドを介してハードディスクに記録されているデータを再生し、増幅し、デマルチプレクサによりオーディオデータとビデオデータに分離する。記録再生部1233は、デコーダ1252によりオーディオデータおよびビデオデータをデコードする。記録再生部1233は、復号したオーディオデータをD/A変換し、モニタ1260のスピーカに出力する。また、記録再生部1233は、復号したビデオデータをD/A変換し、モニタ1260のディスプレイに出力する。
レコーダ制御部1226は、受信部1221を介して受信されるリモートコントローラからの赤外線信号により示されるユーザ指示に基づいて、EPGデータメモリ1227から最新のEPGデータを読み出し、それをOSD制御部1231に供給する。OSD制御部1231は、入力されたEPGデータに対応する画像データを発生し、ディスプレイ制御部1232に出力する。ディスプレイ制御部1232は、OSD制御部1231より入力されたビデオデータをモニタ1260のディスプレイに出力し、表示させる。これにより、モニタ1260のディスプレイには、EPG(電子番組ガイド)が表示される。
また、ハードディスクレコーダ1200は、インターネット等のネットワークを介して他の装置から供給されるビデオデータ、オーディオデータ、またはEPGデータ等の各種データを取得することができる。
通信部1235は、レコーダ制御部1226に制御され、ネットワークを介して他の装置から送信されるビデオデータ、オーディオデータ、およびEPGデータ等の符号化データを取得し、それをレコーダ制御部1226に供給する。レコーダ制御部1226は、例えば、取得したビデオデータやオーディオデータの符号化データを記録再生部1233に供給し、ハードディスクに記憶させる。このとき、レコーダ制御部1226および記録再生部1233が、必要に応じて再エンコード等の処理を行うようにしてもよい。
また、レコーダ制御部1226は、取得したビデオデータやオーディオデータの符号化データを復号し、得られるビデオデータをディスプレイコンバータ1230に供給する。ディスプレイコンバータ1230は、ビデオデコーダ1225から供給されるビデオデータと同様に、レコーダ制御部1226から供給されるビデオデータを処理し、ディスプレイ制御部1232を介してモニタ1260に供給し、その画像を表示させる。
また、この画像表示に合わせて、レコーダ制御部1226が、復号したオーディオデータを、D/Aコンバータ1234を介してモニタ1260に供給し、その音声をスピーカから出力させるようにしてもよい。
さらに、レコーダ制御部1226は、取得したEPGデータの符号化データを復号し、復号したEPGデータをEPGデータメモリ1227に供給する。
以上のようなハードディスクレコーダ1200は、ビデオデコーダ1225、デコーダ1252、およびレコーダ制御部1226に内蔵されるデコーダとして画像復号装置60を用いる。つまり、ビデオデコーダ1225、デコーダ1252、およびレコーダ制御部1226に内蔵されるデコーダは、画像復号装置60の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、ビデオデコーダ1225、デコーダ1252、およびレコーダ制御部1226に内蔵されるデコーダは、符号化側でフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、精度の高いフィルタ係数を算出することができる。
したがって、ハードディスクレコーダ1200は、例えば、チューナや通信部1235によるビデオデータ(符号化データ)の受信の際や、記録再生部1233によるビデオデータ(符号化データ)のハードディスクからの再生の際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
また、ハードディスクレコーダ1200は、エンコーダ1251として画像符号化装置40を用いる。したがって、エンコーダ1251は、画像符号化装置40の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、エンコーダ1251は、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、復号側で精度の高いフィルタ係数を算出させることができる。
したがって、ハードディスクレコーダ1200は、例えば、ハードディスクに符号化データを記録する際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
なお、以上においては、ビデオデータやオーディオデータをハードディスクに記録するハードディスクレコーダ1200について説明したが、もちろん、記録媒体はどのようなものであってもよい。例えばフラッシュメモリ、光ディスク、またはビデオテープ等、ハードディスク以外の記録媒体を適用するレコーダであっても、上述したハードディスクレコーダ1200の場合と同様に、画像符号化装置40および画像復号装置60を適用することができる。
図21は、本発明を適用した画像符号化装置および画像復号装置を用いるカメラの主な構成例を示すブロック図である。
図21に示されるカメラ1300は、被写体を撮像し、被写体の画像をLCD1316に表示させたり、それを画像データとして、記録メディア1333に記録したりする。
レンズブロック1311は、光(すなわち、被写体の映像)を、CCD/CMOS1312に入射させる。CCD/CMOS1312は、CCDまたはCMOSを用いたイメージセンサであり、受光した光の強度を電気信号に変換し、カメラ信号処理部1313に供給する。
カメラ信号処理部1313は、CCD/CMOS1312から供給された電気信号を、Y,Cr,Cbの色差信号に変換し、画像信号処理部1314に供給する。画像信号処理部1314は、コントローラ1321の制御の下、カメラ信号処理部1313から供給された画像信号に対して所定の画像処理を施したり、その画像信号をエンコーダ1341で符号化したりする。画像信号処理部1314は、画像信号を符号化して生成した符号化データを、デコーダ1315に供給する。さらに、画像信号処理部1314は、オンスクリーンディスプレイ(OSD)1320において生成された表示用データを取得し、それをデコーダ1315に供給する。
以上の処理において、カメラ信号処理部1313は、バス1317を介して接続されるDRAM(Dynamic Random Access Memory)1318を適宜利用し、必要に応じて画像データや、その画像データが符号化された符号化データ等をそのDRAM1318に保持させる。
デコーダ1315は、画像信号処理部1314から供給された符号化データを復号し、得られた画像データ(復号画像データ)をLCD1316に供給する。また、デコーダ1315は、画像信号処理部1314から供給された表示用データをLCD1316に供給する。LCD1316は、デコーダ1315から供給された復号画像データの画像と表示用データの画像を適宜合成し、その合成画像を表示する。
オンスクリーンディスプレイ1320は、コントローラ1321の制御の下、記号、文字、または図形からなるメニュー画面やアイコンなどの表示用データを、バス1317を介して画像信号処理部1314に出力する。
コントローラ1321は、ユーザが操作部1322を用いて指令した内容を示す信号に基づいて、各種処理を実行するとともに、バス1317を介して、画像信号処理部1314、DRAM1318、外部インタフェース1319、オンスクリーンディスプレイ1320、およびメディアドライブ1323等を制御する。FLASH ROM1324には、コントローラ1321が各種処理を実行する上で必要なプログラムやデータ等が格納される。
例えば、コントローラ1321は、画像信号処理部1314やデコーダ1315に代わって、DRAM1318に記憶されている画像データを符号化したり、DRAM1318に記憶されている符号化データを復号したりすることができる。このとき、コントローラ1321は、画像信号処理部1314やデコーダ1315の符号化・復号方式と同様の方式によって符号化・復号処理を行うようにしてもよいし、画像信号処理部1314やデコーダ1315が対応していない方式により符号化・復号処理を行うようにしてもよい。
また、例えば、操作部1322から画像印刷の開始が指示された場合、コントローラ1321は、DRAM1318から画像データを読み出し、それを、バス1317を介して外部インタフェース1319に接続されるプリンタ1334に供給して印刷させる。
さらに、例えば、操作部1322から画像記録が指示された場合、コントローラ1321は、DRAM1318から符号化データを読み出し、それを、バス1317を介してメディアドライブ1323に装着される記録メディア1333に供給して記憶させる。
記録メディア1333は、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、または半導体メモリ等の、読み書き可能な任意のリムーバブルメディアである。記録メディア1333は、もちろん、リムーバブルメディアとしての種類も任意であり、テープデバイスであってもよいし、ディスクであってもよいし、メモリカードであってもよい。もちろん、非接触ICカード等であっても良い。
また、メディアドライブ1323と記録メディア1333を一体化し、例えば、内蔵型ハードディスクドライブやSSD(Solid State Drive)等のように、非可搬性の記憶媒体により構成されるようにしてもよい。
外部インタフェース1319は、例えば、USB入出力端子などで構成され、画像の印刷を行う場合に、プリンタ1334と接続される。また、外部インタフェース1319には、必要に応じてドライブ1331が接続され、磁気ディスク、光ディスク、あるいは光磁気ディスクなどのリムーバブルメディア1332が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて、FLASH ROM1324にインストールされる。
さらに、外部インタフェース1319は、LANやインターネット等の所定のネットワークに接続されるネットワークインタフェースを有する。コントローラ1321は、例えば、操作部1322からの指示に従って、DRAM1318から符号化データを読み出し、それを外部インタフェース1319から、ネットワークを介して接続される他の装置に供給させることができる。また、コントローラ1321は、ネットワークを介して他の装置から供給される符号化データや画像データを、外部インタフェース1319を介して取得し、それをDRAM1318に保持させたり、画像信号処理部1314に供給したりすることができる。
以上のようなカメラ1300は、デコーダ1315として画像復号装置60を用いる。つまり、デコーダ1315は、画像復号装置60の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、デコーダ1315は、画像復号装置60の場合と同様に、符号化側でフィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、精度の高いフィルタ係数を算出することができる。
したがって、カメラ1300は、例えば、CCD/CMOS1312において生成される画像データや、DRAM1318または記録メディア1333からビデオデータの符号化データを読み出す際や、ネットワークを介してビデオデータの符号化データを取得する際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
また、カメラ1300は、エンコーダ1341として画像符号化装置40を用いる。エンコーダ1341は、画像符号化装置40の場合と同様に、対象ブロックに隣接するブロックと参照ブロックに隣接するブロックとの間には相関が高い点に着目して、参照ブロックに隣接するブロック内の画素値を入力して、対象ブロックに隣接するブロック内の画素値をフィルタ処理した結果を出力として、(平均)最小2乗誤差が最小となるようにフィルタ係数を算出する。したがって、エンコーダ1341は、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加を抑えつつ、復号側で精度の高いフィルタ係数を算出させることができる。
したがって、カメラ1300は、例えば、DRAM1318や記録メディア1333に符号化データを記録する際や、符号化データを他の装置に提供する際の、フィルタ係数の伝送に伴う符号量の増加やオーバヘッドを抑制することができる。
なお、コントローラ1321が行う復号処理に画像復号装置60の復号方法を適用するようにしてもよい。同様に、コントローラ1321が行う符号化処理に画像符号化装置40の符号化方法を適用するようにしてもよい。
また、カメラ1300が撮像する画像データは動画像であってもよいし、静止画像であってもよい。
もちろん、画像符号化装置40および画像復号装置60は、上述した装置以外の装置やシステムにも適用可能である。
また、マクロブロックの大きさは任意である。本発明は、例えば図22に示されるようなあらゆる大きさのマクロブロックに対して適用することができる。例えば、本発明は、通常の16×16画素のようなマクロブロックだけでなく、32×32画素のような拡張されたマクロブロック(拡張マクロブロック)にも適用することができる。
図22において、上段には、左から、32×32画素、32×16画素、16×32画素、および16×16画素のブロック(パーティション)に分割された32×32画素で構成されるマクロブロックが順に示されている。また、中段には、左から、16×16画素、16×8画素、8×16画素、および8×8画素のブロックに分割された16×16画素で構成されるブロックが順に示されている。さらに、下段には、左から、8×8画素、8×4画素、4×8画素、および4×4画素のブロックに分割された8×8画素のブロックが順に示されている。
すなわち、32×32画素のマクロブロックは、上段に示される32×32画素、32×16画素、16×32画素、および16×16画素のブロックでの処理が可能である。
上段の右側に示される16×16画素のブロックは、H.264/AVC方式と同様に、中段に示される16×16画素、16×8画素、8×16画素、および8×8画素のブロックでの処理が可能である。
中段の右側に示される8×8画素のブロックは、H.264/AVC方式と同様に、下段に示される8×8画素、8×4画素、4×8画素、および4×4画素のブロックでの処理が可能である。
これらのブロックは、以下の3階層に分類することができる。すなわち、図22の上段に示される32×32画素、32×16画素、および16×32画素のブロックを第1階層と称する。上段の右側に示される16×16画素のブロック、並びに、中段に示される16×16画素、16×8画素、および8×16画素のブロックを、第2階層と称する。中段の右側に示される8×8画素のブロック、並びに、下段に示される8×8画素、8×4画素、4×8画素、および4×4画素のブロックを、第3階層と称する。
このような階層構造を採用することにより、16×16画素のブロック以下に関しては、H.264/AVC方式と互換性を保ちながら、そのスーパーセットとして、より大きなブロックを定義することができる。
例えば、画像符号化装置40や画像復号装置60が、階層毎にフィルタ係数を算出するようにしてもよい。また、例えば、画像符号化装置40や画像復号装置60が、第2の階層よりブロックサイズが大きい階層である第1階層に対応するフィルタ係数を、第2階層に対しても設定するようにしてもよい。さらに、例えば、画像符号化装置40や画像復号装置60が、過去の同一の階層に対するフィルタ係数を設定するようにしてもよい。
第1階層や第2階層のように、比較的大きなブロックサイズを用いて符号化が行われるマクロブロックは、比較的高周波成分を含んでいない。これに対して、第3階層のように、比較的小さなブロックサイズを用いて符号化が行われるマクロブロックは、比較的、高周波成分を含んでいると考えられる。
そこで、ブロックサイズの異なる各階層に応じて、別々にフィルタ係数を算出することにより、画像の持つ、局所的性質に適した符号化性能向上を実現させることが可能である。
なお、フィルタのタップ数も、階層毎に異なるものであってもよい。
40 画像符号化装置, 41 動き予測・補償部, 42 フィルタ生成部, 60 画像復号装置, 70 動き予測・補償部, 71 フィルタ生成部

Claims (12)

  1. 復号の対象となる復号対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に復号される領域を復号済領域として設定するとともに、参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記復号済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された参照領域の画素値を前記設定手段により設定された復号済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間する補間手段と、
    前記補間手段により画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記復号対象画像に対応する予測画像を生成する生成手段と
    を有する画像処理装置。
  2. 前記算出手段は、前記復号領域の画素値と前記参照領域の画素値をフィルタ処理した結果との2乗誤差が最小となるように、前記フィルタ係数を算出する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記復号済領域は、第1復号済領域と前記第1復号済領域よりもスキャン順で後に位置する第2復号済領域とからなり、
    前記参照領域は、前記第1復号済領域に対応する第1参照領域と前記第2復号済領域に対応する第2参照領域とからなり、
    前記算出手段は、前記第1参照領域及び前記第1復号済領域と前記第2参照領域及び前記第2復号済領域とを対象として、異なる方向のフィルタの係数を算出する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記スキャン順はラスタースキャン順であり、
    前記算出手段は、前記第1参照領域及び前記第1復号済領域に対して水平方向のフィルタの係数を算出し、前記第2参照領域及び前記第2復号済領域に対して垂直方向のフィルタの係数を算出する
    請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 前記第1復号済領域と前記第2復号済領域とは同じ大きさである
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記フィルタは、AIF(アダプティブ・インターポーレーション・フィルタ)である
    請求項5に記載の画像処理装置
  7. 前記対象ブロックと前記参照ブロックとの間における整数精度の動きベクトルを受け取る受取り手段を更に有し、
    前記設定手段は、前記受取り手段により受け取られた動きベクトルに基づいて、前記復号済領域と前記参照領域とを設定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 復号の対象となる復号対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に復号される領域を復号済領域として設定するとともに、参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記復号済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定し、
    設定された参照領域の画素値を復号済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出し、
    算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間し、
    画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記復号対象画像に対応する予測画像を生成する
    画像処理方法。
  9. 符号化の対象となる符号化対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に符号化される領域を符号化済領域として設定するとともに、前記符号化対象画像よりも先に符号化されてから復号された参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記符号化済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定する設定手段と、
    前記設定手段により設定された参照領域の画素値を前記設定手段により設定された符号化済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間する補間手段と、
    前記補間手段により画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記符号化対象画像に対応する予測画像を生成する生成手段と
    を有する画像処理装置。
  10. 前記対象ブロックと前記参照ブロックとの間の動きベクトルを整数精度で演算する動きベクトル演算手段を更に有する
    請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記フィルタは、AIF(アダプティブ・インターポーレーション・フィルタ)である
    請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 符号化の対象となる符号化対象画像の対象ブロックに隣接し、かつ、前記対象ブロックよりも先に符号化される領域を符号化済領域として設定するとともに、前記符号化対象画像よりも先に符号化されてから復号された参照画像の参照ブロックに対する位置関係が前記符号化済領域の位置関係と同じ領域を前記参照領域として設定し、
    設定された参照領域の画素値を符号化済領域の画素値に変換するフィルタのフィルタ係数を算出し、
    算出されたフィルタ係数を有する調整フィルタを用いて、前記参照ブロックの画素値を補間し、
    画素値が補間された参照ブロックを前記対象ブロックに動き補償することにより、前記符号化対象画像に対応する予測画像を生成する
    画像処理方法。
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